Windows 11がフリーズする(固まる)！マウスも動かない…原因と安全な強制終了、対処法まとめ

「マウスカーソルも動かないし、キーボードも反応しない！どうしよう！」

ある日突然、あなたの新しいWindows 11 PCがそんな「フリーズ（固まる）」状態になって、スマホで慌てて「windows11 フリーズ」や「windows11 固まる」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか？

 

もしかして、大事な作業のデータを保存する前で、「もしかして、データ消えちゃうの…？」「これって、壊れた…？」って、心臓がバクバクしちゃっていませんか…？

わかります、わかります！私も全く同じ経験があります。

特に、特定のアプリだけじゃなくて、デスクトップやフォルダまで固まっちゃう「windows11 エクスプローラー 固まる」なんて現象が起きると、もうどう対処していいか分からなくて、パニックになっちゃいますよね。

 

まずは落ち着いて！Windows 11がフリーズした時の強制終了の方法

PCが完全にフリーズして、うんともすんとも言わない…。

そんな時、まずは安全に（あるいは最終手段として強制的に）再起動させる必要があります。

でも、さっきも言った通り、いきなり電源ボタンを長押しするのは、本当に最後の手段！

その前に、まず試してほしい「安全な」対処法を、順番に紹介していきますね。

 

1. アプリの強制終了 (Alt + F4)

もしかしたら、PC全体じゃなくて、今使っている特定のアプリ（例えばブラウザやゲームソフト）だけが固まっているのかもしれません。

フリーズしているかな？と思うアプリを一番手前（アクティブ）にした状態で、キーボードの Alt キー ＋ F4 キーを同時に押してみてください。

うまくいけば、これだけで問題のアプリだけを終了させることができますよ。

もしデスクトップ画面が一番手前にある時にこの操作をすると、シャットダウンのオプションが表示されます。

 

2. タスクマネージャーの起動 (Ctrl + Alt + Delete)

Alt + F4 でもウンともスンとも言わない…！

そんな時に次に試すのが、Windowsのトラブル解決の定番、「タスクマネージャー」です。

キーボードの Ctrl キー ＋ Alt キー ＋ Delete キーを、3つ同時に押してみてください。

画面が青いメニュー（ロック、ユーザーの切り替え、サインアウト、タスク マネージャー）に切り替わったら、しめたものです！

「タスク マネージャー」を選んでください。

タスクマネージャーが開いたら、「プロセス」タブ（または「詳細」タブ）をよーく見て、状態が「応答なし」となっている怪しいアプリがいないか探します。

いたら、そいつを選んで、右下の「タスクの終了」ボタンをポチッとクリック！

多くの場合、この「暴走」しているアプリを止めるだけで、PC全体のフリーズが嘘みたいに解消されますよ。

 

3. グラフィックドライバのリセット (Windows + Ctrl + Shift + B)

「マウスカーソルはかろうじて動くけど、画面が真っ暗…」

「画面の表示だけがピタッと固まった…」

そんな時は、画面表示を担当している「グラフィックドライバ」くんが、一時的にストライキを起こしているのかもしれません。

そんな時は、この呪文を試してみてください。

キーボードの Windows キー ＋ Ctrl キー ＋ Shift キー ＋ B キーを、全部いっぺんに押します！

成功すると、画面が一瞬暗くなって、「ピッ」と音が鳴った後、グラフィックドライバだけがリセット（再起動）されます。

これで画面表示が復活することが結構あるんですよ。

 

4. 最終手段：電源ボタンの長押し（本当に最後の手です！）

Alt + F4 もダメ、Ctrl + Alt + Delete も無反応、グラフィックリセットも効かない…。

マウスカーソルも完全に静止して、キーボードを何をどう押してもダメだ…

 

 

画面が完全に消えて、電源ランプも消えるまで、5秒から10秒ほど、ずーっと押し続けてください。

これでPCの電源を強制的に切ることができます。

 

ただしっ！

この方法は、例えるなら「脳外科手術の真っ最中に、病院の電源をブチッと落とす」ようなものなんです。

もしPCが大事なデータをストレージに書き込んでいる最中だったら、そのデータが壊れたり、最悪の場合、Windowsのシステムファイル自体が破損して、二度と起動しなくなってしまうリスクが伴います。

だから、決して多用はせず、本当に「最後の手段」としてだけ使ってくださいね！

強制終了したら、一度深呼吸して、再度電源ボタンを押してPCを起動し、問題がまた起きるかどうかを確認します。

「フリーズ」「固まる」「クラッシュ」の違いって？症状を正しく理解しよう

フリーズ問題をちゃんと解決するためには、まず「今、自分のPCに何が起きているのか」を正しく把握することがとっても大事なんです。

似たような言葉ですけど、PCの世界では「フリーズ」「固まる」「クラッシュ」は、ちょっとずつ意味が違うんですよ。

フリーズ（Freeze）

PCがあなたの操作を一切受け付けなくなる状態のことです。

マウスカーソルも動かない、キーボードも無反応、画面も完全に静止…という「完全停止」の状態を指します。

OS全体が「だんまり」を決め込んじゃった状態ですね。

固まる（Hang）

「フリーズ」とほぼ同じ意味で使われますが、文脈によっては「特定のアプリだけが固まる」状態を指すことも多いです。

例えば、Webブラウザは「応答なし」になってるけど、マウスカーソルは動くし、メモ帳は普通に使える…みたいな状況。

この場合は、OS全体じゃなくて、そのアプリ自体に問題がある可能性が高いですね！

クラッシュ（Crash）

これは「固まる」とは違って、アプリやOSが「予期せず強制的に終了しちゃう」現象のことです。

「問題が発生したため…」みたいなエラーメッセージが出たり、突然アプリのウィンドウが消えたり、PCがいきなり再起動しちゃったり…。

Windows 11で有名な「ブルースクリーン（青い画面）」も、OSが致命的なエラーを検知して停止する、「クラッシュ」の一種なんですよ。

あなたの症状が「フリーズ」や「固まる」なら、この記事で紹介する対処法がきっと役立つはずです。

もし「クラッシュ」や「ブルースクリーン」が頻繁に起きる場合は、またちょっと別の原因（深刻なハードウェア故障とか）も疑う必要がありますが、対処法には共通する部分も多いので、ぜひ参考にしてくださいね。

Windows 11がフリーズする・固まる主な原因（犯人探しのチェックリスト）

Windows 11がフリーズしちゃう原因は、実は一つじゃなくて、色々な要因が複雑に絡み合ってることも多いんです。

やみくもに対処する前に、まずは「どんな犯人が考えられるのか」を理解しておきましょう！

 

原因1. メモリ（RAM）不足は「机の広さ」の問題！

PCが作業をするための「机の広さ」、それがメモリ（RAM）です。

たくさんのアプリを同時に開いたり、ブラウザのタブを50個も開いたり、動画編集みたいな重たい作業をすると、この「机」はあっという間に書類で一杯になっちゃいます。

机が一杯になると、PCは「あわわ…」とデータを一時的にストレージ（机の引き出し）にしまおうとして（これをスワップと言います）、動作がものすごく遅くなります。

そして、その限界を超えると…「もう無理！」とフリーズ（固まる）しちゃうんですね。

 

原因2. CPUの負荷（暴走）は「頭脳」のキャパオーバー！

PCの「頭脳」にあたるのがCPUです。

何かの理由で、このCPUが100%に近いフル稼働状態をずーっと続けていると、他の処理にまで頭脳が回らなくなって、フリーズすることがあります。

特定のアプリがバグで暴走しちゃってるケースや、裏側でこっそりウイルススキャンやWindows Updateが動いてるケースなどが考えられますね。

 

原因3. ストレージ（SSD/HDD）の問題

データやプログラムが保存されているストレージ（SSDやHDD）に問題がある場合もフリーズの原因になります。

特に、昔ながらのHDD（ハードディスク）は物理的に動いているので、古くなると不良セクタ（読み書きできない領域）ができて、そこを読みに行こうとした瞬間に固まる…なんてことも。

SSDでも、空き容量がパンパン（目安として20%以下）になると、書き込み速度がガクンと落ちて、システム全体が不安定になることがあるんですよ。

 

原因4. グラフィックドライバ（GPU）の不具合

画面表示を担当するGPU（グラフィックス・プロセッシング・ユニット）と、それを動かすためのプログラム「グラフィックドライバ」。

こいつがフリーズの「常習犯」だったりします。

ドライバが古かったり、逆に最新のアップデートにバグが含まれていたり、Windows 11と相性が悪かったりすると、画面が真っ暗になったり、特定のゲームやアプリで必ずフリーズする！なんて症状を引き起こします。

 

原因5. Windows Updateの問題

PCを安全に保つために超〜大事なWindows Updateですが、この更新プログラム自体に不具合が含まれていたり、更新プロセスがうまく完了しなかったりすると、逆にシステムが不安定になってフリーズを招くことがあるんです。

「特定のアップデートを適用してから、やたらと固まるようになった…」という場合は、こいつが犯人かもしれません。

 

原因6. 特定のアプリケーションの不具合

Windows 11自体は悪くなくても、後から入れたアプリ（特にサードパーティ製ソフト）がWindows 11と互換性がなかったり、バグを抱えていたりすると、そのアプリを起動した瞬間にフリーズ！なんてことも。

特に、PCに常駐するタイプのセキュリティソフトや、PCを「最適化」する系のユーティリティソフトが原因になるケースも少なくないんです。

 

原因7. 周辺機器のケンカ（競合）

えっ？て思うかもしれませんが、PCに繋いでいるUSBメモリ、外付けHDD、プリンター、Webカメラ、ドッキングステーションなど、PCにくっついている「周辺機器」が原因でフリーズすることもあるんです。

特に、Windows 11に正式対応していない古い機器や、そのドライバが、OSとケンカ（競合）しちゃうんですね。

 

原因8. システムファイルの破損

Windows 11が動くために絶対に必要な「システムファイル」が、何らかの理由（さっきの危険な強制終了とか、ディスクのエラーとか）で壊れてしまうと…。

OSの根幹がグラグラになって、予期せぬフリーズを引き起こす原因になります。

 

原因9. ウイルス・マルウェアの感染

可能性は低いかもしれませんが、ウイルスやマルウェアに感染しちゃうと、裏側で不正な処理が実行されて、CPUやメモリをめちゃくちゃ消費し、結果としてフリーズの原因になることもあります。

 

原因10. ハードウェアの物理的な故障・熱暴走

これは一番考えたくないケースですが…。

メモリやCPU、マザーボード（基板）、電源ユニットといったPC内部の部品が、物理的に壊れかけている（あるいは初期不良）場合、動作が不安定になりフリーズします。

また、「熱暴走」も大きな原因です！

冷却ファンにホコリがびっしり詰まってたり、ファンが壊れて止まっていたりすると、PC内部の温度が異常に上昇。

CPUやGPUは「アツい！もう無理！」と性能を落としたり、安全のために動作を停止（＝フリーズ）しちゃうんです。

【状況別】Windows 11 フリーズ・固まる症状別の切り分けと対処法

フリーズと一口に言っても、その「状況」によって、原因はある程度絞り込めるんです。

ここでは、よくある代表的な状況別に、「特にコイツが怪しい！」という原因と、最初にやるべき対処法を解説しますね！

 

状況1：マウスカーソルも動かない「完全なフリーズ」

症状：

画面が完全に静止し、マウスカーソルもピクリとも動かない。

キーボードの NumLock や CapsLock キーを押しても、ランプが切り替わらない…。

主な原因：

これは、OSの中核部分（カーネルレベル）で、かなり深刻な問題が起きている可能性が高いです！

• 深刻なドライバの不具合（特にグラフィックやストレージ）
• CPUやメモリ、マザーボードなどのハードウェア障害
• 熱暴走

対処法：

この状態になっちゃったら、残念ながら、さっき紹介した「電源ボタンの長押し」による強制終了以外に、できることはありません。

再起動ができたら、まずは【中～上級者向け】のセクションで紹介する「信頼性モニター」や「イベントビューアー」というPCの日記帳をチェックして、フリーズ直前に何か重大なエラーが記録されていないか確認してみてください。

ハードウェア障害が疑われる場合は、メモリ診断やストレージのチェックも必要ですね。

 

状況2：特定のアプリ（ゲーム、ブラウザなど）使用中だけ固まる

症状：

ある特定のアプリ（例えば、高負荷なPCゲームや、動画編集ソフト、タブを100個開いたブラウザ）を使っている時だけ、動作がカクカクと重くなり、やがて「応答なし」で固まる。

でも、マウスカーソルは動いたり、他のアプリ（メモ帳とか）には切り替えられたりする。

主な原因：

• そのアプリ自体のバグや不具合
• そのアプリとグラフィックドライバとの相性が悪い
• 単純にメモリ不足（そのアプリがメモリを食い過ぎてる）
• CPUのスペック不足または熱暴走

対処法：

まずはタスクマネージャー（Ctrl + Alt + Delete）で、問題のアプリを強制終了させちゃいましょう。

根本的に解決するには、

• そのアプリを最新バージョンにアップデートする。
• グラフィックドライバを最新バージョンにアップデートする。（超大事！）
• そのアプリを一度アンインストールして、PCを再起動してから、もう一度インストールし直してみる。
• （ブラウザの場合）入れている拡張機能（アドオン）を、いったん全部オフにしてみる。

これらを試してみてくださいね。

 

状況3：「Windows エクスプローラーが固まる」場合の対処法

症状：

これ、すっごくイライラしますよね！

デスクトップ画面やタスクバーが固まったり、フォルダを開こうとした瞬間にフリーズしたりする、Windowsの基本操作（＝エクスプローラー）が固まる現象です。

「エクスプローラーは応答していません」ってメッセージが出ることも…。

主な原因：

「windows11 エクスプローラー 固まる」問題は、本当によくあるトラブルです。

原因としては、

• 後から入れたソフトが右クリックメニューに追加した機能（アドオン）の不具合
• 壊れた動画や画像ファイルのサムネイル（縮小表示）を作ろうとしてエラーになってる
• OneDrive（クラウド）との同期問題
• システムファイルの破損

などが考えられます。

対処法：

エクスプローラーが固まっちゃった時、一番手っ取り早い回復方法は、タスクマネージャー（Ctrl + Alt + Delete）を開いて、「プロセス」タブから「エクスプローラー」を探し、右クリックして「再起動」を選ぶことです！

これを押すと、デスクトップやタスクバーが一瞬ぜんぶ消えてビックリするかもしれませんが、すぐに復活して、フリーズが解消されるはずです。

 

根本的な解決のためには、以下の方法も試してみてくださいね。

• エクスプローラーのオプション変更：
  • エクスプローラーを開いて、「…」（その他）→「オプション」を選びます。
  • 「全般」タブで、「エクスプローラーで開く」を「PC」に変更します。
  • 「プライバシー」にある2つのチェック（最近使ったファイル、よく使うフォルダー）を外して、「消去」ボタンを押します。
  • 「表示」タブで、「別のプロセスでフォルダー ウィンドウを開く」にチェックを入れます。
• システムファイルの修復：
  • 後で紹介する「システムファイルチェッカー（SFC）」や「DISMコマンド」というおまじないを実行してみます。

 

状況4：起動時やスリープ復帰時にフリーズする

症状：

PCの電源を入れた後、Windows 11のロゴ画面や、デスクトップが表示された直後にピタッと固まる。

あるいは、スリープ状態から復帰させようとしたら、画面が真っ暗なままフリーズ…。

主な原因：

これは、Windows 11の「高速スタートアップ」という機能の不具合である可能性が非常に高いです！

他にも、

• 起動時に自動で動く常駐ソフト同士がケンカしている
• 電源管理のドライバがおかしい

なども考えられます。

対処法：

この症状に悩まされているなら、まず真っ先に「高速スタートアップ」を無効にしてみることを、強く強くオススメします！

1. スタートメニューを右クリックして、「電源オプション」を選びます。
2. 「関連設定」にある「電源の追加設定」をクリック。
3. 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリック。
4. 「現在利用可能ではない設定を変更します」という青い文字をクリック。
5. 「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする（推奨）」のチェックを外します。
6. 「変更の保存」をクリックして、PCを再起動します。

これで嘘みたいに安定することが、本当によくあるんですよ。

 

状況5：何もしていない（アイドル時）のに固まる

症状：

PCを操作せず、しばらく放置していると（アイドル状態）、ふと見たらフリーズしてる…。

主な原因：

• PCが「お休みモード」（スリープ、HDDの電源オフなど）に入ろうとした瞬間に、ドライバとケンカして失敗してる。
• スクリーンセーバーの問題。
• 裏側で自動的に始まったWindows Update、ウイルススキャンなどが悪さをしている。
• アイドル時でも冷却が追いついていない「熱暴走」。

対処法：

• 電源プランの確認：
  • 「電源オプション」で、現在の電源プランを一時的に「高パフォーマンス」に変更してみます。
  • さらに詳細設定で、「ハードディスク」や「PCI Express」の省電力設定を「オフ」にしてみます。
• スクリーンセーバーの無効化：
  • 「設定」→「個人用設定」→「ロック画面」→「スクリーン セーバー設定」で、「(なし)」に設定してみます。
• バックグラウンドタスクの確認：
  • 後で紹介する「信頼性モニター」で、フリーズしている時間帯に、何か自動実行されているタスクがないか確認してみます。

【基本対処法】Windows 11のフリーズ問題を根本的に解決する手順

原因の切り分けができても、できなくても、ここから紹介する「基本対処法」を順番に試していくことで、多くのフリーズ問題は解決に向かうはずです！

必ず、一つの対処法を実行したらPCを再起動し、しばらく様子を見てフリーズが再現するかどうか、面倒でも一つずつ確認してくださいね。

 

対処法1：まずは簡単！不要な周辺機器をぜんぶ外してみる

これが一番カンタンで、意外と効果テキメンな方法です。

PCに接続している、

• ✅ USBメモリ、外付けHDD/SSD
• ✅ プリンタ
• ✅ Webカメラ
• ✅ ドッキングステーション、USBハブ

…など、PCを動かすのに最低限必要ないもの（マウスとキーボード以外）を、ぜーーーーんぶ引っこ抜いてみてください！

この状態でフリーズしなくなるなら、犯人は引っこ抜いた周辺機器のどれか、またはそのドライバです。

一つずつ挿し直してみて、「あ、コイツを挿すと固まる！」っていう犯人を突き止めましょう。

 

対処法2：タスクマネージャーで「暴走アプリ」を見つけて止める

フリーズする直前、あるいは「なんか重くなってきたな…」という予兆を感じたら、すかさず Ctrl + Alt + Delete からタスクマネージャーを起動します。

「プロセス」タブで、「CPU」「メモリ」「ディスク」の各項目名をクリックして、使用率が高い順に並べ替えてみてください。

もし、特定のアプリがずーっとCPUやメモリを90%以上も食いつぶしているなら、そいつが「暴走」している証拠です。

そのアプリを選んで「タスクの終了」を押せば、一時的にフリーズは解消されます。

それがWindowsの大事なプロセス（svchost.exeとか）でない限り、そのアプリのアップデートや再インストールを検討した方がいいですね。

 

対処法3：ドライバーを最新にする（特にグラフィックドライバ！）

フリーズ問題の「常習犯」は、古いか不適切なドライバです。

特に以下のドライバは、真っ先に最新バージョンになってるか確認してください！

• グラフィックドライバ (GPU):
  NVIDIA (GeForce), AMD (Radeon), Intel の各公式サイトから、あなたのPCに積まれているGPUに合った最新のドライバを直接ダウンロードして、インストールします。Windows Update任せじゃダメですよ！
• チップセットドライバ:
  PCの「土台」であるマザーボードのドライバです。
  Dell, HP, LenovoなどのPCメーカーのサポートページか、ASUS, GIGABYTEなどのマザーボードメーカーのサイトからダウンロードします。
• ストレージドライバ (SATA/NVMe):
  特にSSDの場合、最新のドライバでパフォーマンスや安定性が向上することがあります。

注意点：

さっきも言いましたが、Windows Update経由で入るドライバが、必ずしも最適とは限りません…。

（むしろ、それが原因でフリーズすることも）。

特にグラフィックドライバは、面倒でもGPUメーカー（NVIDIAなど）の公式サイトから直接ゲットすることを、強く強く推奨します！

 

対処法4：Windows Updateを最新にする（または、問題の更新を削除する）

ドライバとは逆に、OS（Windows 11）自体が最新じゃないことが原因の場合もあります。

「設定」→「Windows Update」を開いて、「更新プログラムのチェック」を実行してください。

保留中の更新プログラムがあれば、全部適用して、PCを再起動してみましょう。

逆のケース（アップデート後にフリーズ）

もし、「あのアップデートをしてから、フリーズするようになった！」とタイミングがハッキリしているなら、そのアップデート自体が犯人かもしれません。

「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストールする」から、該当する更新プログラム（KBから始まる番号）を選んで、アンインストール（削除）して様子を見てみましょう。

 

対処法5：特定のアプリケーションを再インストール・更新する

特定のアプリを使っている時だけフリーズするなら、そのアプリが怪しいですよね。

まずはそのアプリの公式サイトなどで、最新バージョンが出てないか確認し、アップデートします。

それでもダメなら、一度そのアプリをアンインストールし、PCを再起動してから、もう一度キレイにインストールし直してみてください。

特に、常駐するタイプのセキュリティソフトや、昔から使ってる古いユーティリティソフトは、Windows 11と相性問題を起こしやすいので、要注意ですよ！

 

対処法6：「システムの復元」でPCを元気だった頃に戻す！

もしフリーズが「昨日から急に始まった」みたいに、「最近」始まったのであれば、「システムの復元」機能がめちゃくちゃ有効です！

これは、PCのシステム設定やファイルだけを、問題が起きる前の「元気だった頃の状態（＝復元ポイント）」に、タイムスリップさせる機能なんです。

（あなたが作ったWordファイルや写真などの個人データは消えないので、安心してくださいね！）

1. スタートメニューの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力して、開きます。
2. 「システムの保護」タブで、「システムの復元…」ボタンをクリック。
3. 「推奨される復元」か「別の復元ポイントを選択する」を選びます。
4. フリーズが発生するようになった日よりも「前」の、元気だった日付の復元ポイントを選んで、画面の指示に従って実行します。

これで問題が起きる前の状態に戻って、正常に起動できる可能性がとっても高いですよ！

 

対処法7：システムファイルチェッカー（SFC）という「おまじない」

Windows 11が動くための大事なシステムファイルが、何かの拍子で壊れちゃうと、フリーズの原因になります。

「システムファイルチェッカー（SFC）」は、そういう壊れたファイルがないかPC全体をスキャンして、もし見つけたら自動で修復してくれる、「おまじない」のようなコマンドです。

 

 

1. スタートボタンを右クリックして、「ターミナル（管理者）」または「Windows PowerShell (管理者)」を選びます。
2. 黒い（または青い）ウィンドウが出てきたら、 sfc /scannow と入力して、Enterキーをポン！
3. スキャンと修復が始まるので、完了するまで（数分～数十分かかります）待ちます。
4. 「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。」と表示されたら、修復成功です！
5. PCを再起動します。

 

対処法8：DISMコマンドで「修復の元」を修復する

もし、さっきのSFCで「修復できませんでした…」って言われちゃったら…。

SFCが使う「修復用のデータ（イメージ）」自体が壊れちゃってる可能性があります。

「DISMコマンド」は、その大元の修復用イメージをキレイにするための、SFCよりもっと強力な「おまじない」です。

SFCを実行する前か、SFCで失敗した場合に試してみてください。

1. さっきと同じように、「ターミナル（管理者）」を開きます。
2. まず、 DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth と入力してEnter（破損がないかチェック）
3. 次に、 DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth と入力してEnter（詳しくスキャン）
4. もし破損が見つかったら、 DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth と入力してEnter（修復実行！）
5. これが完了したら、念のため、もう一度 sfc /scannow を実行して、システムファイルを完璧に修復します。

 

対処法9：メモリ診断で「メモリ」自体を疑う

フリーズの原因が、プログラムじゃなくて、「メモリ（RAM）」という部品そのものの物理的な故障（初期不良や劣化）である可能性も、ゼロじゃありません。

Windows 11には、メモリをテストする「Windows メモリ診断」ツールが最初から入ってるんですよ。

1. スタートメニューの検索ボックスに「Windows メモリ診断」と入力して、開きます。
2. 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選びます。
3. PCが再起動して、青い画面で自動的にメモリテストが始まります（これ、結構時間がかかります…）。
4. テストが終わると、Windowsが起動して、タスクバーの右下（通知領域）に結果が表示されます。
5. もし、ここで「エラーが検出されました」って表示されたら…残念ながら、メモリの物理的な故障です。
6. メモリの交換（修理）が必要になります。

 

対処法10：ストレージ（SSD/HDD）のエラーチェック

ストレージ（特にHDD）の読み書きエラーもフリーズの原因になります。

これもカンタンにチェックできるんですよ。

1. エクスプローラーを開いて、「PC」を選びます。
2. Windows 11が入っているドライブ（たぶん C: ドライブ）を右クリックして、「プロパティ」を選びます。
3. 「ツール」タブを開いて、「エラー チェック」の「チェック」ボタンをクリック。
4. 「ドライブのスキャン」を実行します。
5. エラーが見つかったら、画面の指示に従って修復してみてくださいね。

 

対処法11：ウイルススキャンを実行する

可能性は低いかもですが、念のため。

Windows 11標準の「Windows セキュリティ」（Microsoft Defender）か、信頼できるセキュリティソフトで、PC全体を「フルスキャン」してみてください。

もしマルウェアが見つかったら、それがフリーズの原因だったかもしれません。

【中～上級者向け】Windows 11 フリーズの“犯人”を突き止める高度な対処法

ここまでの基本対処法を全部やっても、まだフリーズが治らない…。

そんなしつこいフリーズには、もう一歩踏み込んで、PCが残した「ログ（記録）」を直接覗きに行って、犯人を突き止めちゃいましょう！

 

信頼性モニターで「PCの通知表」を確認する

Windows 11には、「信頼性モニター」っていう、PCの安定性を「通知表」みたいにグラフで確認できる、すっごく便利な機能があるんです。

1. スタートメニューの検索ボックスに「信頼性」と入力して、「信頼性履歴の表示」を開きます。
2. カレンダー形式で、PCの安定性スコア（1～10点）が表示されます。
3. フリーズが発生した日の列に、「×」（重大なイベント）や「！」（警告）のアイコンがないか探します。
4. そのアイコンをクリックすると、下の方に「Windows の障害」や「アプリケーションの障害」の詳細が表示されます。
5. 「ソース」（例: explorer.exe, nvlddmkm.sys ←これはNVIDIAドライバ）や「要約」（例: 動作が停止しました）を見ることで、「あ、コイツがフリーズの原因だったんだ！」と、犯人を特定できる強力なヒントになりますよ！

 

イベントビューアーで「PCの詳細な日記帳」を読み解く

信頼性モニターよりも、もーーーっと詳細なログ（日記帳）を確認できるのが「イベントビューアー」です。

1. スタートメニューを右クリックして、「イベント ビューアー」を選びます。
2. 左側のメニューで「Windows ログ」→「システム」を展開します。
3. フリーズが発生した時刻（あるいは強制再起動した直後）のログをチェックします。
4. 特に「レベル」が「重大」や「エラー」になっているログに注目してください。
5. 「重大」なエラーとして「Kernel-Power 41」っていうログがよく記録されていますが、これは「前回ちゃんとシャットダウンされなかったよ！」（＝フリーズして強制終了したよ！）っていう結果報告なので、原因そのものではありません。
6. 見るべきは、その「Kernel-Power 41」の直前に記録されている「エラー」ログです！
7. そこに、フリーズの引き金になった本当の原因（例：ドライバのエラー、ディスクのエラーなど）が書かれている可能性がとっても高いです。

 

高速スタートアップを無効にする

「状況4」でも触れましたが、高速スタートアップは、シャットダウン時にシステム情報をファイルに保存し、次回起動を高速化する機能です。

一見便利ですが、この機能がドライバやハードウェアと競合し、スリープ復帰時のフリーズやシャットダウン時のフリーズ、起動時の不安定化など、様々な問題を引き起こすことが知られています。

Windows 11のフリーズに悩む場合、まずはこれを無効にすることをお勧めします。

（手順は「状況4」を参照してください）

仮想メモリ（ページングファイル）の設定を見直す

メモリ（RAM）が不足した時に、ストレージ（SSD/HDD）の一部を「なんちゃってメモリ」として使うのが「仮想メモリ（ページングファイル）」です。

普通はWindowsが自動で管理してくれてるんですが、この設定が不適切だとフリーズの原因になることも…。

1. スタートメニューの検索ボックスに「システムの詳細設定」と入力して、開きます。
2. 「詳細設定」タブ →「パフォーマンス」の「設定」ボタンをクリック。
3. 「パフォーマンス オプション」ウィンドウ →「詳細設定」タブを開きます。
4. 「仮想メモリ」の「変更」ボタンをクリック。
5. 「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
6. C: ドライブを選び、「カスタム サイズ」を選びます。
7. 「初期サイズ」と「最大サイズ」に、あなたのPCが積んでいる物理メモリの1.5倍～2倍くらいの値（MB単位）を入力します。（例：メモリが16GB(約16384MB)なら、初期・最大ともに 24576 くらい）
8. 「設定」ボタンを押して、OKで閉じ、PCを再起動します。

※ただし、SSDの空き容量が本当にカツカツな場合は、逆効果になることもあるので注意してくださいね。

 

BIOS/UEFIのアップデートと設定確認

BIOS/UEFI（バイオス/ユーイーエフアイ）っていうのは、Windows 11が起動するよりも前に、PCのハードウェアを制御している、一番「根っこ」のプログラムです。

これが古いと、Windows 11の最新機能や、新しいメモリ・CPUと相性問題を起こして、フリーズの原因になることがあるんです。

お使いのPCメーカーやマザーボードメーカーのサポートサイトで、最新のBIOS/UEFIファームウェアが公開されていないか、確認してみてください。

 

また、もしあなたがCPUやメモリの「オーバークロック」（定格より速いスピードで無理やり動かすこと）をしているなら、それが不安定の原因である可能性が99%です。

一度ぜんぶ標準設定（デフォルト）に戻して、フリーズが再現するか確認してください。

【根本解決かも】フリーズが頻発するならハードウェアも見直そう！

ここまでのソフトウェア的な対処法をぜーーんぶ試しても、まだフリーズが改善しない…。

あるいは、タスクマネージャーを見たら、いつもメモリ使用率がカツカツ（70%～80%超え）だ…。

そんな場合は、もうプログラムの問題じゃなくて、物理的な部品（ハードウェア）に目を向けるべき時かもしれません！

 

メモリ不足の根本解決（メモリ増設）

ぶっちゃけ、Windows 11は、Windows 10よりもメモリをたくさん食べる（消費する）OSなんです。

タスクマネージャーで、普段使い（ブラウザでタブをいくつか開く程度）でもメモリ使用率が常に70%～80%を超えているなら、それはもう「明らかにメモリが足りていない」証拠です。

システムの推奨は8GB以上ですが、フリーズせずに快適に動かすなら、最低でも16GBを強く推奨します！

もしあなたがWeb会議をしながら、ゲームをしたり、動画編集をしたりするなら、32GBへの増設もぜんぜんアリです。

メモリ増設は、PCのフリーズ対策として、最もコストパフォーマンスの高い「投資」の一つですよ！（収益化ヒント）

 

PC内部の清掃と熱対策（熱暴走の防止）

PCは熱にめちゃくちゃ弱いです！

特にノートPCや、何年も使ってるデスクトップPCは、内部の冷却ファンやヒートシンク（放熱板）に、ホコリがびっしり詰まって、冷却性能がガタ落ちしていることがあります。

CPUやGPUの温度が上がりすぎると、PCは自分を守るために動作を遅くし（＝重くなる）、それでもダメならフリーズ（停止）します。

「HWMonitor」や「Core Temp」みたいな無料ソフトでPCの温度をチェックしてみて、何もしてない時でも高温（60℃以上）だったり、ちょっと作業しただけで90℃を超えるようなら、「熱暴走」を疑うべきです。

エアダスターでホコリを吹き飛ばしたり、ノートPCなら冷却台（クーラーパッド）を使ったり、デスクトップならケースファンを追加したりする対策が有効ですよ。

 

ストレージ（HDD/SSD）の交換・増設

もし、あなたが未だにWindows 11を「HDD（ハードディスクドライブ）」から起動しているなら…。

それがフリーズの最大の原因である可能性がすっごく高いです！

HDDは物理的にディスクが回っているので、SSD（ソリッドステートドライブ）に比べて、読み書きの速度が圧倒的に遅く、劣化もしやすいんです。

はっきり言って、Windows 11をHDDで動かすこと自体が、フリーズの温床になっちゃいます。

OSの起動ドライブを、高速なSSD（できればNVMe M.2 SSD）に交換（換装）するだけで、フリーズ問題を含むPCの動作全体が、もう笑っちゃうくらい劇的に改善されますよ！

どうしても直らない…！最終手段と「二度と繰り返さない」ための予防策

あらゆる手を尽くしても、フリーズが解消しない…。

そんな場合は、もうシステムが修復不可能なレベルまで壊れているか、本当に深刻なハードウェア障害が隠れている可能性があります。

 

最終手段1：PCのリセット（個人用ファイルを保持）

Windows 11には、OSを「買った時の状態」に戻す、「リセット」機能があります。

この時、「個人用ファイルを保持する」というオプションを選べば、あなたが作った大事なドキュメントや写真などを残したまま、Windowsシステムとインストールされたアプリだけをリセット（初期化）できます。

これで、複雑に絡み合ったドライバの問題や、アプリの競合、壊れたシステム設定の多くが解消されるはずです。

1. 「設定」→「システム」→「回復」を選びます。
2. 「回復オプション」の「この PC をリセットする」ボタンをクリック。
3. 絶対に「個人用ファイルを保持する」を選んで、画面の指示に従います。

 

最終手段2：Windows 11のクリーンインストール

リセットでもダメだった場合、あるいは、もっと完璧にキレイな状態からやり直したい場合の、本当の本当に最後の手段が「クリーンインストール」です。

これは、ストレージを完全にフォーマット（空っぽに）して、Windows 11をゼロからインストールし直す作業です。

当然、あなたの個人用ファイルも含め、すべてのデータが消えてしまいます！

必ず、事前に大事なデータのバックアップを取ってくださいね。

もし、ここまでやってもフリーズが再現するなら、原因は100%、ソフトウェアではなく、メモリ、マザーボード、CPU、電源ユニットなどのハードウェア障害だと断定できます。

予防策：フリーズを未然に防ぐための日頃のメンテナンス

フリーズ問題が解決したら、「あ～よかった！」で終わりじゃありません！

二度とあの悪夢を繰り返さないために、「転ばぬ先の杖」として、日頃からできる予防策もとっても大事ですよ。

• ✅ OSとドライバは常に最新に保つ: Windows Updateと主要なドライバ（特にGPU！）は、定期的にチェックしましょう。
• ✅ 不要なソフトはインストールしない: 出所が怪しいフリーソフトや、もう使ってない常駐ソフトは、システムの不安定化の元です。
• ✅ ストレージの空き容量を確保する: Cドライブの空き容量は、常に最低でも20%（または数十GB）は空けておくように心がけましょう。
• ✅ 定期的に内部清掃を行う: 半年に一度、できれば1年に一度はPCケースを開けて、ファン周りのホコリをエアダスターで吹き飛ばしてあげてください。
• ✅ バックアップを習慣化する: フリーズやクラッシュは、本当に突然やってきます。大事なデータは、失ってからじゃ遅いんです！OneDriveなどのクラウドストレージや、外付けHDDに、常にバックアップを取る習慣をつけましょうね！

Windows 11のフリーズに関する「よくある質問」（FAQ）

最後に、Windows 11のフリーズに関して、よく寄せられる質問にお答えしますね。

Q1. Windows 11にアップグレードしてからフリーズが増えました。

あ～、それ、すっごくよくあるお話です！

Windows 10では問題なく動いてたのに、Windows 11に上げた途端に不安定になるケース、本当に多いんですよ。

これは、古いドライバやアプリケーションが、Windows 11の新しいシステム（セキュリティ強化の部分など）と、うまく「互換性」が取れていないために発生することがほとんどです。

この記事で紹介した「ドライバの更新」（特にGPUとチップセット！）、「高速スタートアップの無効化」、「システムファイルの修復（SFC/DISM）」を、まず試してみてください。

あと、そもそもお使いのPCが、Windows 11の公式なシステム要件（特にTPM 2.0やCPU）をちゃんと満たしているかも、念のため再確認してみてくださいね。

 

Q2. クラッシュとフリーズはどう違いますか？

記事の最初の方でも触れましたが、大事なことなのでもう一度！

「フリーズ」は、PCが「固まって」応答しなくなる現象です。

「クラッシュ」は、アプリやOSが「突然落ちて」終了したり、再起動したりする現象です。

ブルースクリーン（BSoD）は、OSが「もうこれ以上ムリ！」と判断した時に出す、深刻な「クラッシュ」の一種ですね。

フリーズはメモリ不足やドライバのケンカが原因であることが多いのに対し、クラッシュはもっと深刻なハードウェアの故障や、システムファイルの致命的な破損が原因である可能性も高い、と覚えておくといいかもしれません。

 

Q3. 「PC修復ソフト」みたいなのは使った方が良いですか？

「レジストリをクリーンアップしてPCを高速化！」「システムエラーをワンクリックで修復！」なんて謳ってる、サードパーティ製のユーティリティソフト（システム修復ソフト）のことですね。（収益化ヒント）

一部のソフトは有効な場合もあるのかもしれませんが…

ぶっちゃけ、Windows 11のシステムファイルやレジストリ（PCの設定が詰まった大事な場所）に、余計な介入をしすぎて、かえってシステムを不安定にさせたり、フリーズの原因になったりするケースも、めちゃくちゃ多く報告されています。

基本的には、この記事で紹介したWindows標準のツール（SFC, DISM, メモリ診断, エラーチェック）だけで、十分対処可能です。

もしどうしても使う場合は、信頼できる有名メーカーの製品を選んで、必ず「システムの復元ポイント」を作成してから、自己責任で実行してくださいね。

まとめ：Windows 11のフリーズは、原因の切り分けが重要！

Windows 11がフリーズする（固まる）問題って、本当に突然やってきて、心臓に悪いし、ストレスMAXになっちゃいますよね…

でも、その原因は一つじゃなくて、メモリ不足からドライバの不具合、システムファイルの破損、ハードウェアの問題まで、本当にさまざまです。

一番大事なのは、パニックにならずに、この記事で紹介した手順に沿って、「一つずつ原因を切り分け、一つずつ対処法を試していくこと」なんです。

• まずは落ち着いて！（安全な強制終了を試す）
• 状況を把握する（どんな時に固まる？ 状況別対処法）
• 基本対処法を試す（周辺機器、ドライバ更新、SFC/DISM、システムの復元）
• 上級者向け対処法を試す（ログ確認、仮想メモリ、BIOS）
• ハードウェアを疑う（メモリ不足、ホコリ、HDD→SSD）
• 最終手段（リセット、クリーンインストール）

多くの場合、フリーズはソフトウェア的な設定の見直しやアップデート、あるいはシステム修復コマンドで改善します。

それでも直らない場合、あるいは、そもそもPCの動作がいつもモッサリしているなら、「メモリ増設」や「SSDへの換装」といったハードウェア的なアプローチが、ストレスだらけのフリーズ生活から抜け出すための、最も確実で快適な解決策になるはずですよ！