動画編集でパンパンのCドライブを大掃除!書き出しエラーを防ぐストレージ空き容量確保の全技術

【お急ぎの方へ:この記事の超・結論】

  • ✅ 最大の敵は「キャッシュ」:編集ソフトのキャッシュ削除で、100GB単位の空きが出ます(詳細へジャンプ)。
  • ✅ 隠れキャラ「iPhone」:iTunesのバックアップがCドライブを密かに圧迫していませんか?(バックアップ削除へジャンプ)。
  • ✅ クラウドの罠:OneDriveが勝手に同期して容量を食いつぶす現象を止めましょう(同期停止へジャンプ)。
  • ✅ プロの最終手段:デスクトップやドキュメント自体を「Dドライブ」へ引っ越す技(フォルダ移動へジャンプ)。

※この記事は、動画編集者のPC環境を救うための「完全保存版バイブル」です。ブックマークして、困った時にいつでも見返せるようにしておいてくださいね!

 

「ディスクの空き領域が不足しているため、書き出しできません。」

動画編集の納品直前、レンダリング率が99%まで進んだところで表示される、この死の宣告のようなエラーメッセージ…。 これほど、私たち編集者を絶望のどん底に突き落とす言葉はありませんよね!?😱

 

「あと1%だったのに!」 「締め切りはあと1時間しかないのに!」 「クライアントは待ってるのに、パソコンはフリーズ寸前!」

焦ってエクスプローラーを開くと、そこには真っ赤に染まったCドライブのバーが…。 まるで、パソコンが「もう無理!これ以上食べられないよ!」と悲鳴を上げているかのようです。

そんな極限状態で、冷や汗をダラダラ流しながら、震える手でスマホを操作し、「動画編集 Cドライブ 容量不足 削除していいファイル」なんて検索して、このページに救いを求めて来てくれたんじゃないでしょうか。

 

「動画素材は全部外付けHDDに入れてるのに、なんで!?」 「昨日まで50GB空いてたのに、何もしてないのに残り100MBになってる!」

わかります、すごーくわかります! 私も長年、フリーランスの動画編集者として活動しているので、この「謎の容量不足」に襲われた時のパニック、痛いほど共感します。

作業効率はガタ落ちするし、ソフトは落ちるし、プレビューはカクつくし…。 「もしかして、ウイルス…?」「SSDの故障…?」なんて、悪い想像ばかり膨らんでしまいますよね。

 

でも、深呼吸してください。大丈夫です!

その焦る気持ち、よーくわかります。でも、手当たり次第にファイルを削除するのは絶対にやめてください!

パニックになって、必要なプロジェクトファイルや、Windowsのシステムに関わる重要なデータを消してしまうと、PCが起動しなくなるなど、取り返しのつかないことになります。

この問題、実は動画編集ソフト特有の「見えないゴミ(キャッシュ)」や、Windowsの「隠れた設定」が原因であることが、99%なんです。

 

この記事は、そんな「Cドライブパンパン状態」になってしまったあなたを救うために、私が長年の経験で培ってきたノウハウをすべて詰め込んだ、**文字通り「最強の解説書」**です🕵️‍♀️

Windowsの基本機能を使った安全なクリーンアップから、編集ソフト特有の「巨大キャッシュ」の削除、意外と知られていない「iPhoneバックアップ」の罠、そしてデスクトップ自体をDドライブに移す「プロの裏技」まで。

これから紹介する手順を上から順番に試していけば、あなたのCドライブには、必ず数十GB、あるいは数百GBもの広大な空き地が戻ってきます。

さあ、私と一緒に、PCの大掃除を始めましょう。 あのサクサク動く、快適でクリエイティブな編集環境を取り戻す旅へ、出発です!🥰

 

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. 【基礎知識】なぜ動画編集者のCドライブは「勝手に」埋まるのか?
    1. 1. 動画編集ソフトは「ゴミ」を撒き散らす生き物
    2. 2. SSDは「満腹」になると動きが鈍くなる
  2. 【ステップ1】現状把握!「可視化」で巨大ファイルの隠し場所を暴く
    1. 無料の神ツール「WizTree」を使おう
  3. 【ステップ2】まずはここから!Windows標準機能での「安全な」お掃除
    1. 1. ストレージセンサーの「自動お掃除」を設定する
    2. 2. ディスククリーンアップで「過去のWindows」を葬る
    3. 3. 魔法のコマンド「%temp%」で隠しゴミを焼却
  4. 【ステップ3】動画編集者必読!「メディアキャッシュ」完全削除ガイド
    1. Adobe Premiere Proの場合
    2. Adobe After Effectsの場合
    3. DaVinci Resolveの場合
    4. CapCut(PC版)の場合
  5. 【ステップ4】まさかの犯人?「OneDrive」と「クラウド」の同期を止める
    1. 「デスクトップ」が勝手にクラウドに吸い込まれている!?
    2. OneDriveの同期を解除する方法
  6. 【ステップ5】隠れ巨大ファイル!「iPhoneのバックアップ」を削除する
    1. iTunesバックアップの削除手順(Microsoft Store版)
  7. 【ステップ6】プロの奥義!「デスクトップ」ごとDドライブに引っ越す
    1. ユーザーフォルダの場所を変更する手順
  8. 【ステップ7】システム設定で削り出す!「休止状態」と「仮想メモリ」
    1. 1. 休止状態(ハイバネーション)を無効化する
    2. 2. 仮想メモリ(ページングファイル)をDドライブに逃がす
  9. 【未来への投資】もう二度と悩まないための「最強ストレージ構成」
  10. まとめ:Cドライブの「余白」は、あなた自身の「心の余裕」です

【基礎知識】なぜ動画編集者のCドライブは「勝手に」埋まるのか?

 

具体的な作業に入る前に、まず「敵」を知りましょう。 「なんでCドライブが埋まるの?」という仕組みを知っておくだけで、今後の対策が劇的に変わりますし、何より「得体の知れない不安」が消えますからね!

1. 動画編集ソフトは「ゴミ」を撒き散らす生き物

 

Adobe Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolve…。 私たちが愛用しているこれらのソフトは、非常に高性能ですが、同時に**「ストレージを食い尽くすモンスター」**でもあります。

動画ファイルというのは、PCにとって非常に重たいデータです。 それをサクサク編集できるようにするために、ソフトはバックグラウンドで以下のような「一時ファイル」を大量に生成し続けています。

  • メディアキャッシュ:読み込んだ動画の波形データや、処理しやすい形式に変換したコピーデータ。
  • レンダリングプレビュー:エフェクトをかけた部分をスムーズに再生するために生成した映像データ(タイムラインの緑色の部分)。
  • ピークファイル:音声の波形を表示するためのデータ。

 

これらは、デフォルト設定ではすべて「Cドライブ」の、しかもユーザーの目につかない深いフォルダに保存されます。 4K動画などの高画質素材を使えば使うほど、これらのゴミは雪だるま式に増え、気づけば100GBを超えていることも珍しくありません。

2. SSDは「満腹」になると動きが鈍くなる

 

これ、意外と知られていないんですが、最近のPCの主流である「SSD(ソリッドステートドライブ)」は、空き容量が減ると、劇的に速度が低下するという特性を持っています。

詳しい技術的な話は割愛しますが、SSDはデータの整理整頓をするために、常に「ある程度の空きスペース(余白)」を必要とするんです。 空き容量が全体の10%〜20%を切ると、書き込み速度がガクンと落ち、PC全体の動作が重くなり、フリーズやカクつきの原因になります。

つまり、Cドライブの容量不足を解消することは、単に「保存できるようになる」だけでなく、「PCのスペックを最大限に引き出す」ためにも不可欠なメンテナンスなんですよ!✨

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【ステップ1】現状把握!「可視化」で巨大ファイルの隠し場所を暴く

 

敵の正体を知るには、地図が必要です。 Windows標準のエクスプローラーでフォルダを一つひとつ開いて「どこが重いのかな…?」なんて探していたら、日が暮れちゃいますよね(笑)。

ここでは、プロも愛用する「ディスク解析ツール」を使って、一発で犯人を特定します。

無料の神ツール「WizTree」を使おう

 

私が最もおすすめするのは、**「WizTree」**という無料ソフトです。 (似たソフトに「WinDirStat」がありますが、WizTreeの方が爆速でスキャンが終わります!)

  1. 公式サイトから「WizTree」をダウンロードしてインストールします(ポータブル版ならインストール不要で使えます)。
  2. WizTreeを起動し、左上のプルダウンから「Cドライブ」を選択して「スキャン」をクリックします。
  3. わずか数秒で、Cドライブの中身が「カラフルな四角形」で表示されます。

 

この画面の見方はカンタン。 **「四角が大きい=容量を食っているファイル」**です。

動画編集者の場合、画面のどこかに、とてつもなく巨大なカタマリがあるはずです。 カーソルを合わせてみてください。パス(場所)が表示されますよね?

もし、その場所が以下のようなパスなら、それは間違いなく動画編集ソフトのキャッシュです! C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Adobe\Common\Media Cache Files

まずは、このツールを使って、「自分のPCのどの部分が肥満状態なのか」を把握してください。 これが分かるだけで、漠然とした不安は「あ、これを消せばいいんだ!」という確信に変わりますよ👍

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【ステップ2】まずはここから!Windows標準機能での「安全な」お掃除

 

では、実際に削除作業に入っていきましょう。 まずはリスクゼロ、消しても絶対にPCが壊れない「安全なゴミ」から片付けます。

1. ストレージセンサーの「自動お掃除」を設定する

 

Windows 11には、優秀なハウスキーパーさんである「ストレージセンサー」がいます。 まだ雇っていない(設定していない)なら、今すぐ働いてもらいましょう!

  1. 設定」>「システム」>「ストレージ」を開きます。
  2. 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。
  3. 右側の矢印をクリックして、詳細設定画面に入ります。
  4. 「一時ファイルをクリーンアップ」にチェックを入れます。
  5. 「ユーザーコンテンツの自動クリーンアップ」をオンにし、実行スケジュールを「ディスクの空き領域が不足したとき」に設定します。

 

これで、今後PCがピンチになった時、Windowsが勝手に不要なゴミを捨ててくれるようになります。

2. ディスククリーンアップで「過去のWindows」を葬る

 

これ、意外と盲点なんですが、Windowsって大きなアップデート(Update)があるたびに、「もし不具合があったら元に戻せるように」と、古いWindowsのデータを丸ごとバックアップしているんです。

これが「Windows.old」というフォルダなんですが、平気で10GB〜30GBくらいあったりします。 アップデートしてしばらく経って、問題なく動いているなら、このバックアップはただの巨大なゴミです。消しちゃいましょう!

  1. エクスプローラーで「Cドライブ」を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  2. ディスクのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
  3. (ここが重要!)計算が終わったら、ウィンドウ下部にある「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
  4. もう一度計算が始まります。
  5. リストの中に「Windows Updateのクリーンアップ」や「以前のWindowsのインストール」という項目があれば、それが犯人です!
  6. チェックを入れて「OK」を押し、削除を実行します。

 

これだけで、一気に20GBくらい空くこともありますよ。気持ちいい〜!✨

3. 魔法のコマンド「%temp%」で隠しゴミを焼却

 

アプリが作業中に使い捨てたメモ書きのようなデータ、それが「Temp(テンプ)ファイル」です。 本来は自動で消えるはずなんですが、行儀の悪いソフトや、強制終了した時などに、そのままゴミとして放置されることが多いんです。

手動で強制的に削除します!

  1. キーボードの「Windowsキー」+「R」を押して、「ファイル名を指定して実行」を出します。
  2. 半角で「%temp%」と入力してEnterキーを押します。
  3. 呪われたように大量のファイルが入ったフォルダが開きます。これ、全部ゴミです。
  4. 「Ctrl」+「A」ですべて選択し、「Shift」+「Delete」で完全に削除します。
  5. 「使用中のため削除できません」と言われたら、「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れて「スキップ」を選びます。

 

私はこの作業を「週に1回」のルーティンにしています。 動画編集をしていると、1週間で数GB溜まることもザラですからね😅

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【ステップ3】動画編集者必読!「メディアキャッシュ」完全削除ガイド

 

さあ、ここからが本丸です。 動画編集者のCドライブを圧迫する最大の元凶、**「メディアキャッシュ」**を根こそぎ退治します。

ソフト別に解説しますので、お使いのソフトの項目をチェックしてください!

Adobe Premiere Proの場合

 

Premiere Proは、もっともキャッシュを溜め込みやすいソフトの代表格です。

  1. Premiere Proを起動しますが、プロジェクトは開かないでください(ホーム画面のままにします)。
  2. メニューバーの「編集」>「環境設定」>「メディアキャッシュ」を開きます。
  3. 「メディアキャッシュファイルを削除」の項目の横にある「削除」ボタンをクリックします。
  4. システムからすべてのメディアキャッシュファイルを削除」を選択し、「OK」を押します。

 

「使用されていない〜」の方ではなく、「すべて削除」を選ぶのがポイントです。 次回プロジェクトを開くときに再生成(適合)が走りますが、それによって壊れていたキャッシュも修復されるので、エラー解消にも繋がりますよ!

【重要設定】キャッシュの自動削除をオンにする

 

同じ画面の下の方にある「メディアキャッシュ管理」で、**「次の期間より古いキャッシュファイルを自動的に削除」**をオンにし、「30日」や「60日」くらいに設定しておくことを強くおすすめします。 これで、無限に増え続けるのを防げます。

Adobe After Effectsの場合

 

After Effectsは、「ディスクキャッシュ」という名前で、プレビューした映像を片っ端から保存します。 これが一番容量を食うスピードが速いです。数時間で数十GBいくこともあります。

  1. メニューバーの「編集」>「環境設定」>「メディア&ディスクキャッシュ」を開きます。
  2. ディスクキャッシュを空にする」ボタンをクリックします。
  3. その下にある「データベースをクリーンアップ」もクリックしておきましょう。

 

After Effects使いの方は、この作業を「作業終わりの儀式」として毎日やってもいいくらいです!

DaVinci Resolveの場合

 

最近ユーザーが増えているDaVinci Resolve。 このソフトは「Render Cache(レンダーキャッシュ)」や「Proxy(プロキシ)」の場所が、プロジェクトごとに設定されていたりして、ちょっと厄介です。

  1. DaVinci Resolveを開き、右下の歯車アイコン「プロジェクト設定」を開きます。
  2. 「マスター設定」の中にある「作業フォルダー」を確認します。「CacheClip」というフォルダの場所が書かれています。
  3. エクスプローラーでその場所を開き、「CacheClip」フォルダの中身を手動で削除します。

 

また、DaVinci Resolveには、メニューバーの「再生」>「レンダーキャッシュを削除」>「すべて」という機能もありますので、プロジェクトを開いている時はこちらを使うと便利です。

CapCut(PC版)の場合

 

手軽さで大人気のCapCutですが、PC版は意外とキャッシュを溜め込みます。

  1. CapCutを起動し、ホーム画面右上の六角形アイコン(設定)をクリックします。
  2. 「設定」>「パフォーマンス」タブを開きます。
  3. 「キャッシュサイズ」の横にあるゴミ箱アイコンをクリックします。
  4. 「自動的にキャッシュを削除」の設定も確認し、定期的に消すように設定しておきましょう。

 

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【ステップ4】まさかの犯人?「OneDrive」と「クラウド」の同期を止める

 

「キャッシュも消した。Tempも消した。でもまだ容量が足りない!」

そんな時に疑うべきなのが、Microsoftのクラウドサービス**「OneDrive(ワンドライブ)」**です。 これ、Windows 11の初期設定だと、かなりお節介な動きをするんですよ…。

「デスクトップ」が勝手にクラウドに吸い込まれている!?

 

多くの人が、デスクトップに作業中の動画素材やプロジェクトファイルを一時的に置きますよね? もし、OneDriveの「バックアップ機能」がオンになっていると、デスクトップに置いた巨大な動画ファイルが、すべてOneDriveのクラウドストレージにアップロードされ、さらに**「同期用のキャッシュ」としてCドライブの別の場所にも保存される**という、二重の容量消費を引き起こすことがあるんです。

しかも、無料版のOneDriveは5GBしかないので、すぐに「容量がいっぱいです!」というエラーが出て、同期が終わらず、PCが重くなる原因にもなります。

OneDriveの同期を解除する方法

 

動画編集のような巨大なファイルを扱う場合、デスクトップやドキュメントフォルダの自動同期はオフにすることをおすすめします。

  1. タスクバー右下の雲のアイコン(OneDrive)をクリックします。
  2. 右上の歯車アイコン > 「設定」を開きます。
  3. 「同期とバックアップ」 > 「バックアップを管理」をクリックします。
  4. 「ドキュメント」「写真」「デスクトップ」のスイッチをオフにします。
  5. 「変更を保存」をクリックします。

 

これで、デスクトップに置いたファイルが勝手に同期されることはなくなります。 (※オフにした瞬間、デスクトップからファイルが消えたように見えることがありますが、OneDriveフォルダの中に移動しているだけなので安心してください!救出して元の場所に戻せばOKです)

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【ステップ5】隠れ巨大ファイル!「iPhoneのバックアップ」を削除する

 

もしあなたがiPhoneユーザーで、iTunesを使ってPCにバックアップを取ったことがあるなら、ここが**最大の宝の山(空き容量的な意味で)**かもしれません。

iPhoneのバックアップデータは、写真や動画、アプリデータを含めると、平気で100GB〜200GBに達します。 しかも、新しいバックアップを取るたびに古いデータが残っていることもあり、これがCドライブを強烈に圧迫しているケースが本当に多いんです!

iTunesバックアップの削除手順(Microsoft Store版)

 

昔と違って、今はエクスプローラーから削除するのが少し難しくなっていますが、場所さえ分かれば消せます。

  1. エクスプローラーのアドレスバーに %USERPROFILE% と入力してEnterを押します。
  2. もしiTunesがデスクトップ版(古い版)なら: AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
  3. もしiTunesがMicrosoft Store版なら: Apple\MobileSync\Backup (または %USERPROFILE%\Apple\MobileSync\Backup
  4. この「Backup」フォルダの中にある、謎の文字列のフォルダ。これがバックアップデータそのものです。

 

更新日時を見て、明らかに古いバックアップ(数年前のものとか)があれば、フォルダごと削除してしまいましょう。 これだけで数百GB空いた!という報告、本当によく聞きますよ😲

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【ステップ6】プロの奥義!「デスクトップ」ごとDドライブに引っ越す

 

「Cドライブ(SSD 500GB)」と「Dドライブ(HDD 4TB)」みたいに、2つのドライブがあるPCを使っている方へ。

ついつい癖で、Cドライブにある「デスクトップ」や「ドキュメント」「ダウンロード」フォルダに、重たいファイルを溜め込んでいませんか? いくら気をつけても、ダウンロードした素材はCドライブに入ってきちゃいますよね。

それならいっそ、Windowsのシステム設定を書き換えて、これらのフォルダの「実体」をDドライブに移動させてしまいましょう! これぞ、Cドライブを永続的にクリーンに保つための、プロの奥義です。

ユーザーフォルダの場所を変更する手順

 

ここでは「ダウンロード」フォルダを例に説明しますが、「デスクトップ」や「ドキュメント」も同じ手順で移動できます。

  1. まず、移動先となるDドライブ(または外付けSSD)の中に、新しいフォルダを作ります。(例:D:\Users\MyDownload など)
  2. エクスプローラーを開き、左側の「PC」の下にある「ダウンロード」フォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  3. 場所」タブをクリックします。
  4. 移動」ボタンをクリックし、先ほどDドライブに作った新しいフォルダを選択します。
  5. 「OK」をクリックすると、「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」と聞かれるので、「はい」をクリックします。

 

これで完了です! 今後、ブラウザで何かをダウンロードしても、データは自動的にDドライブに保存されるようになります。 CドライブはOSとソフト専用になり、どれだけ素材をダウンロードしても容量が減らなくなります。最高じゃないですか?✨

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【ステップ7】システム設定で削り出す!「休止状態」と「仮想メモリ」

 

ここまでやってもまだ足りない!もっとギリギリまで削り出したい! そんなストイックなあなたのために、Windowsのシステムファイル自体をダイエットさせる上級テクニックを紹介します。

1. 休止状態(ハイバネーション)を無効化する

 

Windowsには、メモリの中身をHDDに保存して電源を切り、次回高速起動する「休止状態」という機能があります。 このために、Cドライブにはメモリ容量と同じサイズ(16GBや32GB)の巨大な予約ファイル「hiberfil.sys」が存在します。

デスクトップPCで「スリープ」しか使わない人や、SSDだから起動速度は十分速いという人は、この機能をオフにすることで、メモリ容量分の空きを一瞬で確保できます。

  1. スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
  2. powercfg.exe /hibernate off と入力してEnter。

 

これだけです。再起動も不要で、即座に数GB〜数十GBが空きます。

2. 仮想メモリ(ページングファイル)をDドライブに逃がす

 

メモリ不足を補うための「仮想メモリ(pagefile.sys)」。 これもCドライブに巨大なファイルとして鎮座しています。

これを「無し」にするのは動画編集ソフトが落ちる原因になるので危険ですが、**「Dドライブに移動させる」**ことは可能です。

  1. 「設定」>「システム」>「バージョン情報」>「システムの詳細設定」を開きます。
  2. 「詳細設定」タブのパフォーマンス「設定」>「詳細設定」> 仮想メモリ「変更」。
  3. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
  4. Cドライブを選んで「ページングファイルなし」にして「設定」。
  5. Dドライブを選んで「システム管理サイズ」にして「設定」。
  6. PCを再起動。

 

これで、Cドライブの負担をさらに減らすことができます。

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【未来への投資】もう二度と悩まないための「最強ストレージ構成」

 

ここまで、ソフトウェア側での対処法を徹底的に解説してきました。 これでCドライブはかなりスッキリしたはずです。

しかし、動画編集を続ける限り、データは増え続けます。 いたちごっこを完全に終わらせるためには、やはり**「物理的なストレージ構成」**を見直すのが、最終的かつ最強の解決策です。

プロの動画編集者が実践している、理想的な「3ストレージ運用」を紹介します。 次にPCを買い替える時や、パーツを増設する時の参考にしてくださいね!

ドライブ 役割 推奨スペック・理由
Cドライブ (System) OS、編集ソフト、フォントのみ M.2 NVMe SSD (500GB〜1TB)

ソフトの起動速度と思考速度を担保するため。ここには絶対に素材を置かないのが鉄則!

Dドライブ (Work) 進行中のプロジェクト素材、キャッシュ M.2 NVMe SSD (1TB〜2TB)

動画編集は読み書き速度が命。HDDだとプレビューがカクつく原因に。高速なGen4 SSDがおすすめ。

Eドライブ (Archive) 完了した案件、完パケ、効果音ライブラリ HDD (4TB〜8TB)

コスパ重視。速度は不要なので、安くて大容量なHDDに、終わったデータをどんどん退避させる。

 

ノートPC派の方も諦めないで! 最近は、USB Type-C接続で、内蔵SSD並みに爆速な**「外付けNVMe SSD」**が安く手に入ります。 (SanDiskのエクストリームポータブルSSDなどが有名ですね)

これを「Dドライブ代わり」にして、キャッシュや素材をすべてここに逃がすだけでも、PCの世界が変わりますよ。

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まとめ:Cドライブの「余白」は、あなた自身の「心の余裕」です

 

かなりの長文にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした! ここまで読んでくれたあなたは、もうCドライブの容量管理については「プロ級」の知識を手に入れたはずです🎓

最後に、今回のトラブルシューティングの極意を、もう一度おさらいしておきましょう。

✅ Cドライブ救出・完全ロードマップ

  • まずは可視化: 「WizTree」を使って、どこに巨大なゴミがあるかを目で見て確認する。
  • 基本のお掃除: 「ディスククリーンアップ」と「%temp%」削除は、PCの健康維持のために習慣化する。
  • キャッシュの殲滅: 動画編集者にとって、メディアキャッシュの管理は最重要スキル。定期的に削除・移動する。
  • 隠れキャラ退治: iPhoneのバックアップやOneDriveの同期など、意外な場所にある巨大データを疑う。
  • 物理的な解決: 最終的には「3ストレージ構成」を目指し、データを分散させる。

 

書き出しエラーが出たときの、あの血の気が引くような感覚。 PCが重くて作業が進まない時の、じりじりとした焦燥感。

それらはすべて、適切なメンテナンスと知識があれば防げるものです。

ストレージの空き容量を確保することは、単にエラーを解消するだけではありません。 PCのパフォーマンスを最大限に引き出し、フリーズやカクつきを減らし、何よりあなた自身の心に「余裕」を作ることに繋がります。

もう、赤いバーに怯える必要はありません。 広々としたワークスペース(Cドライブ)で、あなたのクリエイティビティを存分に発揮して、最高の作品を世に送り出してくださいね!

あなたの動画編集ライフが、エラーのない快適なものになることを、心から応援しています! 頑張ってくださいね!👋✨

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