【代引き詐欺・送り付け商法】身に覚えのない荷物が届く「ブラッシング詐欺」の手口と対策

【お急ぎの方へ:この記事の結論(完全版)】

  • ✅ 最大の鉄則:身に覚えがないなら、どんなに小さな荷物でも「受取拒否」が正解です。(受取拒否の方法へ
  • ✅ 法律は味方です:2021年の法改正により、勝手に送り付けられた商品は「即・ゴミ箱行き」でOKになりました。(法的根拠へ
  • ✅ 恐怖の正体:荷物そのものより「住所が漏れていること」が問題。パスワード変更などのサイバー対策を急いでください。(セキュリティ対策へ

※この記事は、不安で眠れないあなたのために、あらゆるケースを想定した「送り付け詐欺対策の最終決定版」です。目次から必要な部分を読んで安心してくださいね。

 

ある静かな休日の午後、突然インターホンが鳴り響く。

「お届け物でーす!」

 

明るい配達員さんの声。

あなたは特に疑うこともなく、ドアを開けて荷物を受け取ります。

宛名は間違いなく自分。

住所も一字一句合っている。

電話番号まで正確に記載されている。

 

「あれ? 私、何か頼んだっけ…?」

 

軽い違和感を覚えながらも、Amazonや楽天のセールで何かポチったのかもしれない、と自分を納得させようとします。

しかし、部屋に戻って箱を見つめれば見つめるほど、違和感は恐怖へと変わっていきます。

差出人の名前には全く見覚えがない。

あるいは、聞いたこともない海外の住所が書かれている。

 

恐る恐るスマホを取り出し、ECサイトの「注文履歴」を過去数ヶ月分さかのぼってみる。

ない。

どこにもない。

 

 

香織
香織

「え、嘘でしょ…?」

 

「これ、本当に私が頼んだものじゃない…」

 

 

その瞬間、手元にあるその段ボール箱が、まるで時限爆弾のように恐ろしいものに見えてきませんか?

背筋がゾッとするような寒気。

「誰かが私を見ているのかもしれない」という漠然とした不安。

「開けたら請求書が入っているんじゃないか」「毒が入っていたらどうしよう」というパニック。

 

もし今、あなたがそのような状態で、震える手でスマホを握りしめ、「身に覚えのない荷物 警察 相談」や「勝手に荷物が届く 怖い」と検索してこのページにたどり着いたのなら。

まずは、深呼吸をしてください。

 

大丈夫、あなたは一人じゃありません。

そして、その荷物は「呪いのアイテム」でもなければ、あなたが逮捕されるような罠でもありません。

それは、近年世界中で急増している「ブラッシング詐欺」「送り付け商法」と呼ばれる、非常にシステマチックな犯罪の一端に過ぎないのです。

 

かつては「単なる誤配送かな?」で済まされていたような事案が、現在では高度に組織化された詐欺の手口として確立されています。

「自分は騙されない自信がある」と思っている人ほど危ない。

なぜなら、犯人はあなたを「騙そう」としているのではなく、あなたの「個人情報を利用しよう」としているだけかもしれないからです。

 

あるいは、たまたま在宅していた高齢のご家族が、善意で「代引き」を支払ってしまうケースも後を絶ちません。

 

この記事では、身に覚えのない荷物が届く「3つの主要な悪質パターン」を徹底的に解剖します。

それぞれの犯行手口の裏側にある「目的」を理解し、2021年の法改正によって劇的に変化した「最強の対処法」、そして何よりも重要な「なぜ自分の住所がバレているのか」という個人情報漏洩のリスク管理までを、これ以上ないほど詳しく網羅しました。

 

読み終わる頃には、今の不安は消え去り、「なんだ、こういうことだったのか」と冷静に対処できる知識という名の武器が手に入っているはずです。

さあ、二度と同じトラブルに巻き込まれないための鉄壁の要塞を、私と一緒に築き上げていきましょう。

 

 

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【第1章】敵の正体を見破れ!身に覚えのない荷物の「3大パターン」

 

「頼んでいない荷物が届く」という現象には、大きく分けて3つの悪質なパターンが存在します。

まずは、あなたの目の前にあるその不気味な箱が、どのタイプに当てはまる可能性があるかを確認しましょう。

敵の正体(目的)さえわかってしまえば、必要以上に怖がることはありません。

 

1. ブラッシング詐欺(Brushing Scam):目的は「レビュー」

 

近年、Amazonなどの巨大ECサイトを中心に、世界規模で爆発的に増えているのがこの手口です。

「ブラッシング」とは、掃き出すという意味ではなく、実績を「磨き上げる」という意味合いで使われます。

 

これは、主に海外(中国など)の悪質な業者が、自分たちの商品の検索ランキングを上げたり、良いレビュー(サクラレビュー)を書き込むために行う自作自演行為です。

彼らの目的は、あなたから「お金を奪うこと」ではありません。

彼らが欲しいのは、商品を発送したという「実績」と、その後に投稿するための「配送完了ステータス」なのです。

 

ECサイトのシステム上、「認証された購入者(Verified Purchase)」として信頼性の高いレビューを投稿するには、実際に商品を発送し、追跡番号が「配達完了」になる必要があります。

架空の注文を作るために、どこかの名簿屋から入手した「あなたの住所と名前」が、勝手に配達先として入力されたのです。

 

【届くものの特徴】

  • 価値のない安価な雑貨(ヘアゴム、安いケーブルなど)
  • 謎の植物の種子(検疫を通っていない危険性あり)
  • 汚れたマスク
  • 中身が空っぽの封筒

 

金銭的な被害は直接ありませんが、「自分の個人情報が海外の悪徳業者に出回っている」という点において、非常に気持ち悪く、セキュリティリスクが最も高い状態と言えます。

 

2. 代引き詐欺(送り付け詐欺):目的は「現金」

 

こちらは古くからある手口ですが、一周回って最近また被害が増えている「現金を直接狙う」タイプです。

宅配業者が「代引き(代金引換)のお荷物です、4,980円になります」とやってきます。

 

自分に覚えがなくても、「あれ? 家族が何か頼んだのかな?」「Amazonの定期便の更新かな?」と思い込み、「とりあえず払っておこう」と財布を開いてしまう心理を突いてきます。

あるいは、あなたが不在の時に、事情を知らない家族(親や配偶者)が「本人が頼んだんだろう」と気を利かせて支払ってしまうケースが非常に多いのが特徴です。

 

一度支払ってしまうと、宅配業者は規定上、返金に応じることが非常に難しくなります。

なぜなら、宅配業者はあくまで「運送とお金の回収を代行しているだけ」であり、契約の当事者ではないからです。

 

【届くものの特徴】

  • 海産物(カニ、鮭など)
  • 高級そうな箱に入った健康食品
  • 全く価値のないガラクタ
  • 注文したものとは似ても似つかない偽ブランド品

 

数千円から数万円という、「高すぎず、安すぎず、生活費で払えてしまう絶妙な金額」を設定してくるのが、詐欺師の憎いところです。

 

3. ネガティブ・オプション(送り付け商法):目的は「脅し」

 

勝手に商品を送りつけ、その後に請求書を送ったり、「受け取ったのだから購入の意思がある」とみなして代金を執拗に請求したりする手口です。

「開封した=使用した=契約成立」という、強引な論理を押し付けてきます。

 

以前は、商品が届いてから一定期間(14日間など)保管しなければ処分できないという法律の壁があり、消費者を悩ませていました。

「捨ててしまって、後で返せと言われたらどうしよう…」という善人の不安につけ込む卑劣なやり方です。

 

しかし、後述しますが、2021年の特定商取引法改正により、この状況は劇的に変わりました。

今は、この手口は通用しなくなっていますが、法律を知らない高齢者などを狙って、未だに往生際悪く続けている業者が存在します。

 

 

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【第2章】2021年法改正で激変!「送り付け」は即・ゴミ箱行きでOK

 

ここで、あなたに最強の盾をお渡しします。

かつて、身に覚えのない荷物は消費者にとって「どう扱っていいかわからない爆弾」のようなストレスの種でした。

しかし、国がついに重い腰を上げ、消費者を守るための強力な法改正を行いました。

この事実を知っているだけで、あなたの不安の9割は解消されるはずです。

 

特定商取引法の改正(2021年7月6日施行)

 

この改正により、「売買契約に基づかないで送付された商品」に関しては、消費者が直ちに処分しても法的に全く問題ないことになりました。

以前のように「商品を14日間保管しなければならない」という義務は、完全に撤廃されたのです。

 

⚠️ ここが重要ポイント!

頼んでいない荷物が一方的に届いた場合、以下の対応が法的に認められています。

  • 1. 直ちに廃棄(処分)してOK(ゴミの日に出して大丈夫!)
  • 2. 事業者から返還請求されても応じる必要なし(無視でOK!)
  • 3. もちろん、代金を支払う必要は一切なし(1円も払わなくていい!)

 

つまり、「後で代金を請求されるかも」「商品を返せと言われたらどうしよう」といった心配は無用です。

国が「身勝手な送り付けには従わなくて良い」と明確なルールを作って守ってくれています。

仮に業者が後から「あれは売り物だったんだ! 返せないなら金を払え!」と脅してきても、「改正特定商取引法に基づき処分しました。支払い義務はありません」と一言伝えれば(あるいは無視すれば)、それ以上彼らは何もできません。

 

ただし、注意点が一つだけあります。

これはあくまで「業者による一方的な送り付け(商法)」に関するルールです。

「誤配送(他人の荷物が間違って届いた)」とは異なります。

宛名が自分であるかどうかの確認だけは、絶対にサボらないでくださいね。

 

 

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【第3章】実践・トラブルシューティング!荷物が届いた時の完全マニュアル

 

ここからは、実際に荷物が届いてしまった場合、あるいは不在票が入っていた場合の具体的な行動フローを、まるでRPGの攻略本のように詳細に解説します。

「受け取り前」と「受け取り後」で対応が異なりますので、今のあなたの状況に合わせて確認してください。

 

フェーズ1:荷物を受け取る前(玄関先・不在票)

 

最も安全で、最もトラブルにならない解決策。

それは、「最初から受け取らないこと」

これが鉄則です。

 

1. 宛名と依頼主を「ガン見」して確認する

 

宅配業者が来た際、反射的にハンコを押したり、スマホで電子サインをしてはいけません。

配達員さんに「すみません、ちょっと伝票確認させてください」と伝え、以下の3点をじっくりチェックします。

 

  • 宛名は自分か?(同居家族の名前ではないか? 漢字の間違いはないか?)
  • 依頼主(送り主)に心当たりがあるか?(Amazonの倉庫名か、全く知らない個人・会社か?)
  • 品名は何になっているか?(「雑貨」「PC部品」など曖昧ではないか?)

 

2. 必殺技「受取拒否」または「受取保留」を発動!

 

少しでも「怪しい…」「注文した記憶がない…」と思ったら、その場で勇気を出してこう言いましょう。

 

「頼んだ覚えがないので、受取拒否します」

 

これで配達員さんは荷物を持ち帰ります。これでミッションコンプリートです。

配達員さんも慣れていますから、嫌な顔をされることはありません。「あ、そうですか、わかりましたー」で終わります。

 

もし、「もしかして旦那が頼んだのかも…?」「実家からかな…?」と迷う場合は、「受取保留」をお願いしてください。

 

「家族に確認したいので、一旦持ち帰ってもらえますか?」

 

こう伝えれば、営業所で1週間程度保管してくれます。

その間に家族にLINEで確認を取り、本当に必要な荷物だとわかったら再配達を依頼すれば良いのです。

 

フェーズ2:うっかり受け取ってしまった場合

 

「家族が受け取っちゃった!」「Amazonの箱だったから、何も考えずに開けちゃった…」

そんな場合でも、焦ってパニックになる必要はありません。

まだ打つ手は十分にあります。

 

1. 絶対に開封しない(開けてしまったらそのまま保管)

 

まだ開けていないなら、そのままガムテープを切らずに保管してください。

もし開けてしまった場合、「使用の意思がある」とみなされて、万が一の返品交渉が難しくなるケースがあります(特に代引き詐欺の場合)。

また、中身が危険物や不衛生なものであるリスクも考慮し、箱を開けずに、触りすぎずに保管してください。

 

2. 送り状の情報を「証拠」として記録する

 

スマホで送り状(伝票)の写真を鮮明に撮っておきましょう。

特に以下の情報が重要です。

  • 追跡番号(お問い合わせ番号)
  • 依頼主の住所、電話番号、氏名
  • 発送代行会社の名前

 

これが後で警察や消費生活センターに相談する際の、決定的な「証拠」になります。

 

3. ECサイトの購入履歴を「隅々まで」確認

 

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10など、利用しているサイトの「注文履歴」をもう一度確認してください。

特にAmazonの場合、以下の「見落としがちなケース」があります。

  • 「ほしい物リスト」からのギフト: 誰かがあなたにプレゼントを送ってくれた場合、履歴には出ません。送り状に「ギフト」の表記がないか確認を。
  • 予約商品の到着: 半年前に予約して忘れていたフィギュアやゲームが、今日届いたのかもしれません。
  • 定期オトク便: キャンセルし忘れていた定期便が届いた可能性もあります。

 

4. 【最悪のケース】代引きで払ってしまった場合

 

これが一番厄介なパターンです。

宅配業者にすぐに連絡しても、一度支払った代金は「業者はただの配送代行」という立場上、返金されないことがほとんどです。

しかし、諦めずに以下の行動をとりましょう。

 

  • 宅配業者のカスタマーセンターへ連絡: 事情を話し、配送依頼主の情報を聞き出す(ただし、個人情報保護の壁がある場合も)。
  • 警察へ相談: 「詐欺被害」として相談実績(#9110)を作ります。
  • 消費生活センター(188番)へ連絡: 専門の相談員が、具体的な返金交渉の手順をアドバイスしてくれます。場合によっては、「決済代行会社」へのアプローチ方法などを教えてくれることもあります。

 

 

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【第4章】なぜ住所がバレた?ブラッシング詐欺の裏にある「情報漏洩」

 

多くの人が最も恐怖を感じるのは、届いた荷物そのものよりも、「なぜ犯人は自分の住所と名前、電話番号を知っているのか?」という点でしょう。

「私、どこかで監視されてる…?」

いいえ、そうではありません。

ここには、現代のネット社会における、もっとドライで、もっと深刻なセキュリティ問題が潜んでいます。

 

1. 過去に利用したECサイトからの漏洩

 

最も多い原因はこれです。

過去に利用した小規模なECサイトや、セキュリティの甘い海外通販サイトからの情報漏洩です。

特に、インスタグラムやFacebookの広告で流れてくる「閉店セール!ブランド品が90%OFF!」といった激安サイトで一度でも買い物をしたことはありませんか?

それらのサイトの多くは、商品を送るだけでなく、入力された顧客情報をリスト化し、名簿業者に転売することで利益を得ています。

 

2. Amazonなどの「セラー(出品者)」による悪用

 

Amazonなどのマーケットプレイスでは、商品を購入した際、出品者(セラー)に配送先情報が開示されます。

通常、出品者は商品を発送するためにのみこの情報を使用しますが、悪質なセラーはこれをリスト化します。

「以前、スマホケースを買った店」が、実は詐欺グループの一味だった、あるいはその店がアカウントを乗っ取られて情報が抜かれた、ということがあり得るのです。

 

3. ダークウェブでの個人情報売買

 

大規模な企業からの情報漏洩事件などで流出した個人情報は、「ダークウェブ」と呼ばれる闇サイトで売買されています。

あなたの住所、氏名、電話番号がセットになったリストが、数百円〜数千円程度で取引され、世界中の詐欺グループの手に渡っている可能性があります。

彼らにとって、あなたの個人情報は「ただのデータ」であり、そこに個人的な恨みや監視の意図はありません。

だからこそ、機械的に、大量に、詐欺の標的にされてしまうのです。

 

4. 懸賞サイトやアンケートへの安易な応募

 

「誰でも当たる!」「無料プレゼントキャンペーン!」

そんな甘い言葉に惹かれて、詳細な住所や電話番号を入力したことはありませんか?

これらの収集目的が、最初から「カモリストの作成」である場合も少なくありません。

 

 

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【第5章】被害後のリスク管理:今すぐやるべきセキュリティ対策

 

身に覚えのない荷物が届くということは、残念ながら「あなたの住所と氏名が、生きた情報として悪用されている」という証拠です。

荷物をゴミ箱に捨てて「はい、終わり」ではありません。

むしろ、ここからが本当の戦いです。

以下のセキュリティ対策を講じて、クレジットカード不正利用などの「二次被害」を食い止める必要があります。

 

1. 主要サイトのパスワード変更(超重要!)

 

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど、主要なECサイトのパスワードを直ちに変更してください。

もし、すべてのサイトで同じパスワードを使い回している場合、一箇所が漏れればドミノ倒しのように全て乗っ取られる危険があります。

面倒くさいのは分かります。でも、クレジットカードを勝手に使われるよりはマシですよね?

必ず、サイトごとに異なる強固なパスワードを設定しましょう。

 

2. 2段階認証の徹底

 

パスワードだけでなく、スマホのSMSや認証アプリを使った「2段階認証(多要素認証)」を必ず有効にしてください。

これにより、万が一パスワードが漏れても、犯人はあなたのスマホを持っていない限りログインできなくなります。

AmazonやGoogle、楽天など、主要なサービスはすべて対応しています。

 

3. クレジットカード利用明細のチェック

 

住所が漏れている場合、クレジットカード情報もセットで漏れている可能性を疑うべきです。

直近数ヶ月の利用明細を確認し、数百円単位の「謎の引き落とし」がないかチェックしてください。

不正利用者は、まず少額決済でカードが使えるかを確認(オーソリ確認)してから、ドカンと高額な不正利用を行う傾向があります。

「身に覚えのない200円の請求」を見逃さないでください。

 

4. Amazonの「置き配」設定の見直し

 

ブラッシング詐欺の荷物が玄関前に放置されると、「この家は管理が甘い」「長期不在か?」と思われて、放火などのいたずらに遭うリスクや、近所へ不審がられるリスクがあります。

一時的に「置き配」を解除するか、宅配ボックスの利用を徹底するなどの対策も有効です。

 

 

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【保存版】困ったときの相談窓口一覧

 

自分一人で抱え込まず、公的な機関や専門家に相談することが解決への近道です。

特に金銭被害が発生した場合や、執拗な請求が続く場合は、迷わず連絡してください。

電話の向こうには、あなたと同じような被害者を何人も助けてきたプロが待っています。

 

相談先機関名 電話番号・連絡先 どんな時に相談すべきか?
消費者ホットライン 局番なし 188(いやや) ■ 代引き詐欺でお金を払ってしまった
■ 業者から執拗な請求が来ている
■ 対処法がわからず不安な時
警察相談専用電話 局番なし #9110 ■ 脅迫めいた請求を受けている
■ 詐欺被害届を出したい
■ 緊急性はないが警察に相談したい時
警察(緊急通報) 110 ■ 業者が自宅に押しかけてきた
■ 身の危険を感じている時
Amazonカスタマー アプリ内
「カスタマーサービス」
■ Amazonから謎の荷物が届いた
■ 注文履歴にない商品が届いた
■ アカウントの不正利用が疑われる時

※消費者ホットライン(188)にかけると、あなたの住んでいる地域の最寄りの消費生活センター等の相談窓口を案内してくれます。通話料はかかりますが、相談は無料の場合がほとんどです。

 

 

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まとめ:正しく恐れ、冷静に対処すれば怖くない!

 

ここまで読んでいただき、本当にお疲れ様でした!

身に覚えのない荷物が届くという体験は、日常の安全が脅かされたようで、本当に心臓に悪いですよね。

でも、ここまで解説してきた通り、相手の手口はパターン化されており、対処法も法的に確立されています。

あなたはもう、無防備な被害者ではありません。

知識という最強の武器を持った防衛者です。

 

最後に、今回の対策の要点を、もう一度だけおさらいしておきましょう。

 

  • ✅ 基本は「受取拒否」
    覚えがなければ受け取らない、サインしない。これが最強にして最大の防御です。
  • ✅ 受け取っても「開封しない」
    開けなければ返品・拒否の余地が残ります。もし開けてしまっても、使用せずに保管すればOKです。
  • ✅ 一方的な送り付けは「即処分OK」
    2021年の法改正で、14日間の保管義務はなくなりました。気味が悪いなら捨ててしまいましょう。
  • ✅ 「ブラッシング詐欺」はデータ漏洩の警報
    荷物そのものよりも、情報の出処を断つためのパスワード変更やカード明細の確認を優先してください。
  • ✅ 「代引き」は家族ルールで防ぐ
    「注文者が不在の時の代引きは受け取らない」というルールを家庭内で徹底しましょう。これが家族を守る一番の方法です。

 

詐欺師たちは、あなたの「うっかり」や「不安」、そして「善意」を狙っています。

しかし、正しい知識を持ったあなたを騙すことはできません。

この不気味な荷物は、あなたのセキュリティ意識を高めるための「警報(アラーム)」だったと捉え直し、今すぐ必要なパスワード変更などの対策を実行に移してください。

 

まずは、家族全員でこの記事の内容を共有し、「怪しい荷物は受け取らない」という共通認識を持つことから始めましょう。

あなたの生活が、一日も早く安心できる平穏なものに戻りますように…🙏✨

心から応援しています!💪

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