【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ 1月7日を過ぎたら:「年賀状」ではなく「寒中見舞い」に切り替えるのが正解です(切り替え時期へジャンプ)。
- ✅ 返信が遅れたお詫び:言い訳はせず、丁寧な感謝とセットで伝えるのがスマート(書き方のマナーへジャンプ)。
- ✅ ハガキの注意点:余った年賀ハガキは絶対NG。普通の官製ハガキ(胡蝶蘭など)を使いましょう(ハガキの選び方へジャンプ)。
※この記事では、初めて寒中見舞いを出す方でも迷わないよう、具体的な例文からマナーまで徹底解説しています。目次から気になるところへ飛んでくださいね!
「あ…!あの人への年賀状、出し忘れていた…!」
「お正月休みが明けて仕事が始まったけど、今さら年賀状を返しても失礼じゃないかな?」
デスクの隅、あるいはカバンの中にひっそりと残っていた「未返信の年賀状」を見つけた瞬間の、あの心臓がキュッとなる感覚…。
焦りますよね。すごく、わかります😥
「早く返さなきゃ!」と思う反面、「もう1月も中旬だし、今さら『おめでとう』なんて書くのも変だし…」と悩んで、結局手が止まってしまう。
そんなあなたの救世主になるのが、今回ご紹介する「寒中見舞い」です。
結論から言うと、1月7日(地域によっては1月15日)の「松の内」を過ぎてしまったら、年賀状ではなく「寒中見舞い」として送るのが大人のマナーなんですよ🕵️♀️
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーよーくわかります。でも、今からでも誠意はちゃんと伝わります!
大切なのは「遅れたことへの小さな反省」と「相手を想う気持ち」。
この記事を読み終える頃には、自信を持ってペンを走らせているはずですよ🥰
1月7日を過ぎたら「寒中見舞い」へ。相手に失礼のない切り替え時期
「そもそも、いつまでが年賀状で、いつからが寒中見舞いなの?」という疑問、まずはここからスッキリさせておきましょう!
日本には古くから「松の内(まつのうち)」という考え方があります。
これは、お正月の神様がいらっしゃる期間のことで、一般的には1月7日までを指します(関西など一部地域では1月15日までのところもありますね)。
年賀状はこの「松の内」に届くのが理想。それを1日でも過ぎてしまうなら、潔く「寒中見舞い」に切り替えるのが、スマートな大人の振る舞いなんです✨
なぜなら、松の内を過ぎて届く年賀状は、「まだお正月気分が抜けていないのかな?」「だらしないな…」というネガティブな印象を相手に与えてしまうリスクがあるからなんです。
まずは、挨拶状の「賞味期限」を表でサクッと確認してみましょう!
| 挨拶状の種類 | 送る(届く)時期 | 目的・役割 |
|---|---|---|
| 年賀状 | 1月1日 〜 1月7日 | 新年の祝賀と感謝を伝える。 |
| 寒中見舞い | 1月8日 〜 2月4日 | 寒中のお見舞い・年賀状の返信・喪中の報告。 |
| 余寒見舞い | 2月5日 〜 2月末頃 | 立春を過ぎても寒い時期の挨拶。 |
「1月8日から立春(2月4日頃)まで」。これが寒中見舞いのゴールデンタイムです!
もし2月4日をも過ぎてしまったら、今度は「余寒(よかん)見舞い」という名前に変わります。
「いつまでに出せばいいの?」と迷っているうちにどんどん時期が過ぎてしまうのが一番の罠。まずは「今すぐ出すなら寒中見舞い!」と決めてしまいましょうね👍
返信が遅れた時こそ丁寧に。寒中見舞いの基本マナー4箇条
「返信が遅れちゃった…ごめんなさい!」という気持ちが強いと、つい文章が謝罪ばかりになってしまったり、言い訳が長くなったりしがちですよね。
でも、寒中見舞いはあくまで「季節の挨拶状」です。相手に余計な気を使わせないよう、以下の4つのポイントを守って書くのがコツですよ🕵️♀️
1. 冒頭に「賀詞(おめでとう)」は絶対NG!
寒中見舞いは年賀状ではありません。なので、「明けましておめでとうございます」や「謹賀新年」といったお祝いの言葉(賀詞)は使わないのがルールです。
いきなり「寒中お見舞い申し上げます」と書き始めるのが正解。この一言があるだけで、「あ、この人はマナーを知っているな」と相手も安心します🥰
2. いただいた年賀状への「感謝」をまず伝える
返信として出す場合は、相手が自分のために年賀状を書いてくれたことへの感謝を真っ先に伝えましょう。
「ご丁寧な年始状をいただき、誠にありがとうございました」という一文を添えるだけで、トゲのない柔らかい印象になりますよ。
3. 遅れた理由は「簡潔」が正義!
ここが一番のポイントです!「仕事が忙しくて…」「風邪を引いて寝込んでいて…」といった具体的な理由は、実はあまり書かない方が良いとされています。
なぜなら、あまり詳しく書くと「言い訳」に聞こえてしまうからです。シンプルに「新年のご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます」とするのが、一番誠実さが伝わります🙇♀️
4. 句読点(、。)を打たないのが正式な美徳
古い習慣ではありますが、実は挨拶状には「慶事に区切りをつけない」という意味を込めて、句読点を使わないのが正式なマナーなんです。
最近はそこまで厳しくありませんが、目上の方やビジネス関係の方に送る際は、句読点の代わりに「スペース」や「改行」をうまく使って、リズムを作ってみてくださいね。
【相手別】そのまま使える!返信が遅れた時の寒中見舞い例文集
「マナーはわかったけど、具体的にどう書けばいいの?」というあなたのために、そのままコピペして使えるテンプレートを用意しました!
自分の状況に合わせて、少しだけ言葉をアレンジしてみてくださいね✨
親戚・知人へ送る場合(温かみのある丁寧な文面)
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年始状をいただき 誠にありがとうございました
新年のご挨拶が遅れましたこと 深くお詫び申し上げます
暦の上では春が近いとはいえ 厳しい寒さが続いております
皆様におかれましては お変わりなくお過ごしでしょうか
おかげさまで 私共も家族一同無事に新年を迎えております
本年も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
寒さ厳しき折 くれぐれもご自愛ください
令和七年 一月
上司・恩師など目上の方へ送る場合(格調高いフォーマル文面)
寒中お見舞い申し上げます
平素は格別のご指導を賜り 厚く御礼申し上げます
この度は ご丁寧な年始状をいただき 誠にありがとうございました
新年のご挨拶が遅くなり 誠に申し訳ございません
皆様には 佳き新春をお迎えになられたことと お慶び申し上げます
私共も 健やかに新年を過ごしております
本年も ご期待に沿えるよう一層精進してまいる所存です
寒冷の折 先生のさらなるご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます
令和七年 一月
友人・親友へ送る場合(親しみやすいカジュアル文面)
寒中お見舞い申し上げます!
素敵な年賀状をありがとう!
新年の挨拶がすっかり遅くなってしまって ごめんなさい💦
毎日寒い日が続いているけれど 元気に過ごしているかな?
私はおかげさまで 相変わらず元気にやっています
今年こそは 久しぶりにゆっくり会いたいね
風邪など引かないよう お互い気をつけよう!
令和七年 一月
ハガキと切手の選び方。余った年賀ハガキは「マナー違反」!?
「あ、余ってる年賀ハガキがあるからこれを使おう!」…ちょっと待ってください!それは絶対ダメなんです😭
年賀ハガキにはお年玉くじが付いていたり、干支が描かれていたりしますが、これらはあくまで「松の内まで」のアイテム。
寒中見舞いに年賀ハガキを使うのは、相手に対して「余り物を使いました」と言っているようなもの。非常に失礼にあたってしまうので注意しましょうね。
正しいハガキと切手の組み合わせを、表にまとめておきました!
| 項目 | 適しているもの(◯) | 避けるべきもの(✕) |
|---|---|---|
| ハガキの種類 | 官製ハガキ(ヤマユリ・胡蝶蘭など)、私製ハガキ。 | 年賀ハガキ、派手すぎるデザイン。 |
| 切手の種類 | 普通切手(ソメイヨシノなど)。 | お年玉付年賀切手、お祝い用切手。 |
| デザイン案 | 雪景色、椿、水仙などの冬の花。 | 干支、門松、日の出。 |
特におすすめなのは、郵便局やコンビニで買える「胡蝶蘭(こちょうらん)」デザインの官製ハガキです。落ち着いた印象で、どんな相手にも安心して送れますよ🌸
見落としがち!寒中見舞いで避けるべき「忌み言葉」
寒中見舞いを書くときに、ついつい使ってしまいがちな言葉の中には、実は不適切なものが含まれています。
特に「遅れた理由」を書こうとすると、ネガティブな言葉が入り込みやすいので気をつけてくださいね。
- ❌ 「去年」はNG: 「去る」という文字が不吉なため、「昨年」や「旧年中」に言い換えましょう。
- ❌ 「忙しくて」はNG: 相手に「私は後回しにされたんだな」と思わせてしまいます。「挨拶が遅れましたこと」とシンプルに謝るのが大人です。
- ❌ 重ね言葉は避ける: 「たびたび」「ますます」などは、不幸が続くことを連想させるため、喪中の方へ送る際は特に注意しましょう。
まとめ:寒中見舞いは「ご縁をつなぎ留める」大切な一通
「年賀状の返信が遅れちゃった…」という気まずさは、誰にでもあるものです。でも、その気まずさを放置してフェードアウトしてしまうのが、一番もったいないことなんですよね😥
寒中見舞いは、そんな途切れそうなご縁を、丁寧につなぎ直してくれる素晴らしい文化です。
⚠️ 最後にこれだけは覚えておいて!
「遅れてごめんね」よりも「今年もよろしくね」という気持ちを主役にして書いてくださいね。
相手もきっと、あなたのハガキを受け取って「あ、ちゃんと届いたんだな」とホッとしてくれるはずです🥰
この記事を読み終えたら、まずはハガキを1枚、用意することから始めてみませんか?
あなたの誠実さが、冬の寒さを溶かすような温かい言葉になって届くことを、心から応援しています!💪✨
無事に、大切なあの人にあなたの気持ちが届きますように…!👋

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