【OneNote完全ガイド】Windows 11での基本操作から便利すぎる裏技まで解説

【OneNote完全ガイド】Windows 11での基本操作から便利すぎる裏技まで解説 パソコン

【お急ぎの方へ:この記事の結論】

※この記事は、OneNoteのすべてを網羅した「辞書」のような記事です。目次から、今知りたい情報へジャンプして読んでくださいね!

「情報の整理ができなくて、いつも何かを探している気がする…」

「Windows 11を使っているけど、結局メモアプリは何を使えば正解なの?」

「NotionとかEvernoteとか色々あるけど、正直使いこなせる気がしない…」

そんな悩み、抱えていませんか?😅

 

情報は、ただ集めるだけじゃなくて、「整理して、必要な時にすぐに取り出せること」、そして「アイデアを自由に広げられること」が一番重要なんですよね。

もしあなたが、机の上の紙のメモ、モニターに貼った付箋、スマホの標準メモ帳、デスクトップに散らばったWordファイル…そんな風に情報が散らばって困っているなら、その解決策は、灯台下暗し。

Windows 11に最初から入っている「Microsoft OneNote」にあります!

 

OneNoteは、ただのメモアプリじゃありません。

無限に広がるキャンバスであり、あなたの仕事を支える超優秀な「デジタル秘書」であり、散らかった思考を整理整頓してくれる「第二の脳」でもあります。

この記事では、OneNoteの基本概念から、初心者さんでもすぐに使える操作方法はもちろん、ビジネスマン必見の会議ハック、学生向けの学習活用術、そして「これを知ったらもう戻れない!」と言われるマニアックな裏技までを、徹底的なマニュアル形式で解説します。

 

これを読み終わる頃には、あなたのPCの中はスッキリ整理され、モヤモヤしていた頭の中までクリアになっているはずです✨

さあ、この特大ガイドで、OneNoteという「最強の道具」を使いこなす旅に、一緒に出かけましょう!

 

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. 1. OneNoteとは?なぜWindows 11ユーザーに最適なのか
    1. 1-1. デジタル上の「システム手帳」と考えよう
    2. 1-2. Windows 11との親和性が最強
  2. 2. Windows 11での導入と初期設定手順
    1. 2-1. アプリの確認とインストール
    2. 2-2. Microsoftアカウントでのサインイン
    3. 2-3. オススメの初期設定(オプション)
  3. 3. 【基本編】これだけ覚えればOK!操作マニュアル
    1. 3-1. ノートブック・セクション・ページの作成
    2. 3-2. 文字入力:どこでもクリックできる「キャンバス」
    3. 3-3. 画像やファイルの挿入
    4. 3-4. 手書き入力(描画機能)
    5. 3-5. 表(テーブル)の作成と操作
  4. 4. 【応用編】便利すぎて戻れない「魔法の機能」7選
    1. 4-1. 画像から文字を抜き出す「OCR機能」
    2. 4-2. 全文検索の威力(画像内の文字も検索!)
    3. 4-3. Outlook連携:会議詳細を一発で挿入
    4. 4-4. Webクリッパーで情報を丸ごと保存
    5. 4-5. 音声録音とメモのリンク
    6. 4-6. 計算機能(簡易電卓)
    7. 4-7. ページのバージョン履歴(タイムマシン)
  5. 5. 情報整理の達人になるためのタグ活用術
    1. 5-1. ノートシール(タグ)の基本
    2. 5-2. タグの検索で「やるべきこと」を一覧化
  6. 6. スマホアプリ(iOS/Android)との連携活用術
    1. 6-1. メモ帳ではなく「Inbox」として使う
    2. 6-2. Microsoft Lens機能がすごい
  7. 7. ショートカットキーで爆速操作
  8. 8. 徹底比較:OneNote vs Notion vs Evernote
  9. 9. よくあるトラブルと解決策(FAQ)
  10. 10. まとめ:OneNoteはあなたの「第2の脳」になる

1. OneNoteとは?なぜWindows 11ユーザーに最適なのか

まず最初に、「OneNoteとは一体何なのか?」という根本的な部分をクリアにしておきましょう。

多くの人がOneNoteに挫折してしまう最大の理由は、機能が多すぎて「どこから手をつければいいか分からない…」ってなっちゃうからなんです。

WordやExcelのような「決まった枠に入力する」ソフトとは違い、OneNoteは自由度が高すぎるがゆえに、最初は戸惑ってしまうんですよね。

でも、安心してください。

OneNoteの構造は、実は私たちが学生時代から使っている「文房具」と全く同じなんです!

1-1. デジタル上の「システム手帳」と考えよう

OneNoteを理解するには、「無限にページが増やせる極厚のシステム手帳(バインダー)」をイメージするのが一番早いです。

もっと言うなら、あなたの部屋にある「本棚」全体をデジタル化したものだと思ってください。

物理的なノートとOneNoteの用語を対比させると、以下のようになります。

OneNoteの用語 文房具・現実でのイメージ 役割・特徴・具体例
ノートブック リングバインダー本体(または本棚の1冊) 一番大きな分類。テーマごとに分けます。
例:「仕事用」「プライベート」「資格勉強」「副業」
セクション カラーインデックス(仕切り) ノートブック内の分類。タブで色分けされます。
例:「プロジェクトA」「議事録」「経費」「アイデア」
ページ ルーズリーフ(紙) 実際に文字や画像を書く場所。枚数は無制限。
例:「11/29 定例MTG」「案件メモ」「TODOリスト」
サブページ 紙に貼った付箋・メモ ページの下に紐づく子ページ。
関連情報をまとめるのに超便利!

この「3階層(+サブページ)」さえ理解できれば、OneNoteの9割は理解したも同然です。

デスクトップにある「ノートブック」という棚から、必要な「バインダー」を取り出し、「インデックス」を開いて、「ページ」に書き込む。

この動作を、PCの画面の中で行うだけなんですよ。

1-2. Windows 11との親和性が最強

「EvernoteとかNotionも人気だけど、どう違うの?」

そんな疑問を持つ方も多いと思います。

確かに、データベース管理ならNotion、WebクリップならEvernoteなど、それぞれの強みはあります。

しかし、Windows 11ユーザーにとっての「最適解」は間違いなくOneNoteです。

その理由は、マイクロソフト純正ならではの「OS統合レベル」の高さにあります。

  • Office連携: Excelの表を埋め込んだり、Outlookの会議予定をワンクリックで取り込んだりできます。
  • 起動の速さ: OSの一部のように動くため、重たいデータベースアプリよりも軽快です。
  • ペン入力: SurfaceなどのタッチパネルPCを使っている場合、手書きの追従性は世界一と言っても過言ではありません。
  • 完全無料: NotionやEvernoteのような「無料版の制限(アップロード容量やデバイス数)」が、実質的にありません(OneDriveの容量依存)。

「とりあえずOneNoteに入れておけば、仕事で困ることはない」

この圧倒的な安心感と安定感が、OneNote最大の魅力なんです。

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2. Windows 11での導入と初期設定手順

それでは、実際にOneNoteを使い始める準備をしましょう!

実はここ、ちょっとした「罠」があるんです。

Windowsには歴史的経緯から「OneNote for Windows 10」と、デスクトップ版の「OneNote」が混在していた時期がありました。

しかし現在は、デスクトップ版の「OneNote」に一本化される流れになっています。

これから使うなら、迷わずデスクトップ版を選びましょう!

2-1. アプリの確認とインストール

まず、スタートメニューを開き、「OneNote」と検索してみてください。

もしアイコンが表示されない場合は、以下の手順でMicrosoft Storeから入手します。

  1. タスクバーの「Microsoft Store」アイコンをクリックします。
  2. 検索バーに「OneNote」と入力します。
  3. インストール」ボタンをクリックします(もちろん無料です!)。

これだけで、最強のノート環境が手に入ります。

2-2. Microsoftアカウントでのサインイン

OneNoteの真価を発揮するためには、Microsoftアカウントでのサインインが必須です。

初回起動時にサインインを求められますので、普段Windows 11で使用しているアカウントでログインしましょう。

これにより、以下のとてつもないメリットが生まれます。

  • 自動同期: 自宅のPCで書いたメモを、外出先のスマホや会社のPCで即座に見られます。
  • バックアップ不要: データはクラウド(OneDrive)に保存されるため、PCが水没しても、盗難にあっても、データは無事です。

「保存ボタン」を押す必要すらありません。

OneNoteは、あなたがキーボードを叩いたその瞬間、すべてを自動で保存してくれます。

Wordでよくある「あ!保存し忘れて消えちゃった…😭」という悲劇とは、もうサヨナラです!

2-3. オススメの初期設定(オプション)

使い始める前に、これだけはやっておいた方がいい設定を2つ紹介します。

① 「既定のフォント」を変更する

デフォルトだと「游ゴシック」などが設定されていますが、自分の好きなフォント(Meiryo UIやBiz UDゴシックなど)に変えておくと、モチベーションが上がります!

「ファイル」タブ > 「オプション」 > 「全般」から変更できます。

② 「ダークモード」の調整

Windows 11をダークモードで使っていると、OneNoteの紙面(背景)まで黒くなってしまうことがあります。

「文字は黒、紙は白がいい!」という方は、「表示」タブ > 「背景の切り替え」をクリックすれば、アプリの枠は黒いまま、書く場所だけ白くできますよ。

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3. 【基本編】これだけ覚えればOK!操作マニュアル

準備ができたら、実際にノートを作ってみましょう。

ここでは、日常的に使う「書く」「貼る」「描く」「整える」の基本動作をマスターします。

3-1. ノートブック・セクション・ページの作成

画面の左側(または上部)にあるナビゲーションウィンドウを見てください。

まずは情報を入れる「箱」を作ります。

  1. ノートブックの作成: 「ファイル」>「新規」をクリックし、保存先(OneDrive)を選んで名前を付けます(例:『2025年業務ノート』)。
  2. セクションの作成: セクションタブの横にある「+」をクリックし、分類名を入力します(例:『会議議事録』)。色を変えたい時は右クリックから「セクションの色」を選べます。
  3. ページの作成: ページリストの上にある「ページの追加」をクリックし、タイトルを入力します(例:『11月29日 定例会議』)。

これで、書く準備が整いました!

3-2. 文字入力:どこでもクリックできる「キャンバス」

OneNoteがWordと決定的に違う点。

それは、「ページのどこからでも書き始められる」ということです!

Wordは左上から順番に文字が埋まっていきますが、OneNoteはホワイトボードと同じです。

画面の真ん中でも、右端でも、クリックした場所が入力を開始する位置になります。

クリックすると「テキストボックス」のような枠が現れます。これを「コンテナ」と呼びます。

このコンテナは、ドラッグ&ドロップで自由に移動できますし、複数のコンテナを結合することもできます。

  • 左側に「会議のアジェンダ」を書く。
  • 右側に「ホワイトボードの写真」を貼る。
  • その下に「個人的なメモ」を書く。

こんな風に、空間を自由に使えるのがOneNoteの大きな特徴なんです。

3-3. 画像やファイルの挿入

資料作成や情報整理において、画像やPDFの添付は欠かせませんよね。

OneNoteなら、直感的に放り込むだけです。

  • 画像の挿入: フォルダから画像をドラッグ&ドロップするだけ。または「挿入」タブ→「画像」から選択します。
  • ファイルの添付: ExcelやWord、PDFファイルもドラッグ&ドロップでページ内に置くことができます。

ここでポイントなのが、「印刷イメージとして挿入」という機能です。

PDFファイルをドラッグした際に「印刷イメージとして挿入」を選ぶと、PDFの中身がページ上に展開されて貼り付けられます。

これにより、いちいちPDFソフトを開くことなく内容を確認でき、さらにその上から手書きでメモを書き込むことも可能になります。

学生さんが配布されたPDFの資料を貼り付けて、その上に授業のメモを書く…なんて使い方も最高ですね!

3-4. 手書き入力(描画機能)

もしあなたがタッチパネル対応のWindows PC(Surfaceなど)や、ペンタブレットを持っているなら、OneNoteは「無限のノート」に進化します。

「描画」タブをクリックしてみてください。

色とりどりのペン、蛍光ペン、鉛筆が用意されています。

キーボードで議事録を取りながら、重要な部分に赤ペンで丸をつける。

図解をサッと手書きして、矢印を引っ張る。

この「デジタルとアナログの融合」こそが、OneNote体験の真骨頂です。

ちなみに、定規ツールを使えば、画面上でピシッと直線を引くこともできますよ📏

3-5. 表(テーブル)の作成と操作

「Excelを開くほどじゃないけど、ちょっと表にして整理したい」

そんな時もOneNoteは優秀です。

テキストを入力して「Tabキー」を押すだけで、自動的に表作成モードになります。

さらに「Enterキー」を押せば次の行が追加されます。

💡 表操作の裏技ショートカット

  • Tabキー: 右に列を追加
  • Enterキー: 下に行を追加(最後のセルで)
  • Alt + Shift + ↑↓: 現在の行を上下に入れ替え(これ、神機能です!)

この「Alt + Shift + 矢印キー」での行移動は、タスクリストの並べ替えなどでも使えるので、ぜひ覚えておいてくださいね!

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4. 【応用編】便利すぎて戻れない「魔法の機能」7選

基本操作に慣れたら、次は「OneNoteにしかできない」魔法のような機能を使ってみましょう。

これらを知っているだけで、作業効率が劇的に、いや、爆発的に向上します!

4-1. 画像から文字を抜き出す「OCR機能」

これは私が最も頻繁に使い、最も感動している機能です。

会議でホワイトボードをスマホで撮影したり、紙の資料をもらったりすることがありますよね?

その内容をテキストデータにしたい時、手入力で打ち直していませんか?

OneNoteなら、一瞬です。

  1. 画像をOneNoteに貼り付けます。
  2. 画像を右クリックします。
  3. 「画像からテキストをコピー」を選択します。
  4. 空いているスペースに「貼り付け(Ctrl+V)」をします。

なんと、画像の中の文字が、編集可能なテキストデータとして貼り付けられます!😲

精度も非常に高く、日本語もかなり正確に認識してくれます。

名刺管理や、紙資料のデータ化、雑誌の切り抜きから文章を引用したい時など、これほど強力なツールはありません。

4-2. 全文検索の威力(画像内の文字も検索!)

OneNoteの検索機能は、ただの文字検索ではありません。

前述のOCR機能がバックグラウンドで働いているため、「貼り付けた画像の中にある文字」まで検索対象になります。

例えば、半年前に撮ったホワイトボードの写真に「プロジェクトX」と手書きで書かれていたとします。

検索窓に「プロジェクトX」と入力すれば、その写真が貼ってあるページが瞬時にヒットし、画像内の該当箇所がハイライトされます。

「あの資料、どこいったっけ?」と探す時間が、あなたの人生から消滅します。

4-3. Outlook連携:会議詳細を一発で挿入

ビジネスマンの方に、絶対に、絶対に知ってほしい機能がこれです。

「ホーム」タブにある「会議の詳細」ボタンをクリックしてみてください。

Outlookの予定表と連携して、今日の会議一覧が表示されます。

該当する会議を選ぶと…

  • 会議の日時
  • 場所
  • 参加者リスト
  • 会議の招待メール本文

これらが一瞬でページに挿入されます!

さらに、参加者の名前にはチェックボックスが付くので、出席確認も簡単。

「議事録のテンプレートを作る」という作業が、ワンクリックで完了してしまうんです。

4-4. Webクリッパーで情報を丸ごと保存

ネットリサーチをしている時、ブックマークだけだと「サイトが閉鎖されて見られなくなる」リスクがあります。

ブラウザ(EdgeやChrome)の拡張機能「OneNote Web Clipper」を使いましょう。

これを使えば、閲覧しているWebページを、広告などをカットした読みやすい形式(記事モード)や、見た目そのまま(領域クリップ)で、ワンクリックでOneNoteに取り込めます。

取り込んだ情報は自分のノートの一部になるので、ハイライトを引いたり、コメントを書き込んだりして加工できます。

自分だけの「最強の情報データベース」を作るなら、必須の機能です。

4-5. 音声録音とメモのリンク

講義や会議の録音も、OneNoteにお任せください。

「挿入」タブ→「オーディオ」をクリックすると、録音が開始されます。

ここからが魔法です。

録音中にキーボードでメモを取ると、「その文字を入力した瞬間の音声」がリンクされます。

後でメモを見返した時、文字の横にある再生ボタンを押すと、その文字を書いたタイミングの音声がピンポイントで再生されるのです。

「このメモ、どういう文脈で書いたんだっけ?」

という時に、頭出しをする必要なく、その瞬間の会話を聞き直すことができます。

議事録作成者にとって、これほど心強い機能はありません!

4-6. 計算機能(簡易電卓)

ちょっとした計算をしたい時、わざわざ電卓アプリを起動していませんか?

OneNoteのページ上で、数式を入力して「=」を押してスペースキーを押してみてください。

例:「1980*1.1= 」→ スペースキー

すると、自動的に「2178」と答えが表示されます。

簡単な四則演算なら、文章を書きながらその場で計算できてしまいます。

地味ですが、見積もりの下書きや、割り勘の計算などを作る時に猛烈に便利な機能です。

4-7. ページのバージョン履歴(タイムマシン)

「あ!間違って大切な内容を消してしまった!」

「Ctrl + Z(元に戻す)」でも戻れないくらい前に消してしまった…。

そんな時も絶望する必要はありません。

ページリストでページ名を右クリックし、「ページのバージョン」を選択してください。

すると、過去に保存された時点のバックアップページが表示されます。

ここから、内容をコピーして復元したり、ページごと過去の状態に戻したりすることができます。

OneNoteは、あなたのミスさえも優しくカバーしてくれるんです。

表2:OneNoteの「魔法の機能」活用メリットまとめ
機能名 どんな時に使う? 得られるメリット
OCR(画像文字認識) 紙資料やスクショの文字データ化 手入力の手間がゼロになる。
画像内検索 過去の資料やメモが見つからない時 「画像」も含めて一発で見つけ出せる。
会議の詳細 議事録の作成開始時 日時・場所・参加者を自動入力。準備時間ゼロ。
Web Clipper ネット記事の保存・スクラップ サイト消滅リスク回避&自分のメモを追加可能。
オーディオリンク 会議や講義の議事録作成 メモの背景にある「発言」をピンポイントで確認可能。
インライン計算 ちょっとした計算、見積もりメモ 電卓アプリへの切り替え不要で思考が途切れない。
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5. 情報整理の達人になるためのタグ活用術

ページが増えてくると、今度は「重要事項」が埋もれてしまいがちです。

ここで登場するのが「ノートシール(タグ)」機能です。

これを使いこなせるかどうかが、初心者を脱出する鍵になります。

5-1. ノートシール(タグ)の基本

「ホーム」タブにある「ノートシール」を見てください。

  • To Do(チェックボックス)
  • 重要(★マーク)
  • 質問(?)
  • 電話番号
  • アイデア(電球マーク)

などのアイコンが並んでいます。

行の先頭にカーソルを置き、これらのタグをクリックするだけで、視覚的な目印がつきます。

特に「To Do」タグは、クリックするとチェックマークが入るため、簡易的なタスク管理ツールとしても非常に優秀です。

また、「タグのカスタマイズ」を使えば、「田中さんへの確認事項」「ブログネタ」など、自分オリジナルのタグを作ることもできますよ!

5-2. タグの検索で「やるべきこと」を一覧化

タグをつける本当の意味は、「タグの検索」にあります。

「ホーム」タブにある「ノートシールの検索」ボタンをクリックしてください。

すると、ノートブック全体(あるいは特定のセクション)に散らばっている「To Do」タグや「重要」タグがついた行だけを、リストアップして表示してくれます。

「今週の会議で出たタスク、全部どこだっけ?」

と思っても、タグ検索を使えば、複数のページにまたがったタスクを一瞬で集約できます。

さらに、「サマリーページを作成」ボタンを押せば、抽出したタスク一覧を新しいページとして生成してくれます。

毎朝、この機能を使って「今日のやることリスト」を作るのが、私の日課です。

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6. スマホアプリ(iOS/Android)との連携活用術

OneNoteの魅力は、PCの前だけではありません。

スマホアプリ版のOneNoteを活用することで、いつでもどこでも情報をキャッチできます。

6-1. メモ帳ではなく「Inbox」として使う

スマホ版OneNoteには、ホーム画面に置ける「ウィジェット」があります。

これを配置しておけば、ワンタップで「写真」「音声」「テキスト」の入力画面を開けます。

外出先でふと思いついたアイデア、街で見かけた気になるポスター、買わなきゃいけないものの写真。

これらをすべてOneNoteの「Inbox(受信箱)」セクションに放り込んでおくんです。

そして家に帰ってPCを開くと、そこにはすでに全ての情報が同期されています。

6-2. Microsoft Lens機能がすごい

スマホ版OneNoteのカメラ機能には、「Microsoft Lens」というスキャン機能が内蔵されています。

これを使ってホワイトボードや書類を撮影すると、斜めから撮っても自動で台形補正をして、真っ正面から見たように綺麗に整形してくれます。

さらに、照明の反射なども除去してくれるので、まるでスキャナーで取り込んだような高品質な画像として保存できます。

紙の資料をもらったら、その場でパシャリ。

もう紙を持ち歩く必要はありません。

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7. ショートカットキーで爆速操作

プロフェッショナルとしてOneNoteを使うなら、キーボードから手を離さずに操作したいものです。

覚えておくべき、最も効果の高いショートカットキーを厳選しました。

これを使いこなせば、マウスを使う時間は半分以下になります!

表3:必修ショートカットキー一覧
ショートカットキー 機能・動作 おすすめポイント
Ctrl + E すべてのノートブックから検索 最強の検索窓。これだけは絶対覚えて!
Ctrl + F 現在のページ内を検索 今見ているページから探すとき。
Ctrl + N 新しいページを追加 新しいアイデアが出たらすぐ押す。
Ctrl + 1 「To Do」タグをつける タスク化が一瞬。Ctrl+2以降も他のタグに対応。
Alt + Shift + D 今日の日付を挿入 議事録や日記の冒頭に便利。
Alt + Shift + T 現在の時刻を挿入 作業ログを残す時に。
Windowsキー + Shift + S 画面のスクリーンショット 画面を切り取って、そのままOneNoteにCtrl+V!

特に 「Ctrl + E」 は、全知全能の検索窓を開くキーです。

迷ったら「Ctrl + E」。

これだけは覚えて帰ってくださいね😉

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8. 徹底比較:OneNote vs Notion vs Evernote

「結局、他のツールとどう使い分ければいいの?」

ここで、人気の3大ツールを公平な視点で比較してみましょう。

表4:主要ノートアプリ比較表
機能・特徴 OneNote Notion Evernote
コンセプト デジタルノート データベース ファイル倉庫
自由度 ★★★★★
(無限キャンバス)
★★★☆☆
(ブロック単位)
★★☆☆☆
(文書形式)
手書き ★★★★★
(最強)
★☆☆☆☆
(ほぼ不可)
★★★☆☆
(スケッチ機能)
Office連携 ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆
オフライン ◎ 完全動作 △ 弱い ◯ 可能
コスト 無料
(Office込み)
基本無料
(AI等は有料)
実質有料
(無料版は制限厳)

▼ OneNoteが向いている人

  • Windows PCを使っている人(必須!)
  • 手書きでメモや図解を描きたい人
  • WordやExcelファイルをそのまま放り込みたい人
  • 形式にとらわれず、自由にアイデアを広げたい人
  • 完全無料で制限なく使いたい人

▼ Notionが向いている人

  • タスク管理やデータベースを作りたい人
  • デザイン性の高いWebページのようなノートを作りたい人
  • 構造化された情報管理が好きな人

▼ 結論
「情報入力とアイデア出し」はOneNote、「プロジェクトの進捗管理」はNotion、というように使い分けるのが、現代の最強の布陣です。

決して「どちらか一つ」に絞る必要はありませんよ!

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9. よくあるトラブルと解決策(FAQ)

最後に、OneNoteを使っていると直面しがちなトラブルと、その解決策をまとめておきます。

ここさえ押さえておけば、いざという時も慌てずに済みます。

表5:トラブルシューティング・FAQ
トラブル・疑問 原因・解決策
同期が終わらない・遅い サイズの大きいファイル(動画など)を貼りすぎていませんか? 手動でノートブック名を右クリックして「このノートブックを今すぐ同期」を押すか、ネット環境が良い場所で放置してみてください。
「競合が発生しました」と出る 同じページをPCとスマホなどで同時に編集した時に起こります。ページ上部に黄色いバーが出るので、クリックして競合内容を確認・採用してください。
誤ってページを消してしまった 慌てないで!「履歴」タブ→「ノートブックのゴミ箱」を確認してください。削除後60日間はここに保存されており、復元可能です。
OneNote for Win10との違いは? 現在はデスクトップ版「OneNote」への統合が進んでいます。機能もデスクトップ版の方が豊富なので、今から使うならデスクトップ版が推奨です。
ダークモードで見づらい Windowsの設定に連動して黒背景になります。「表示」タブ→「背景の切り替え」で、ページ部分だけを白く戻すことができます。
共有ノートが開けない 相手の権限設定ミスか、OneDriveのサインインエラーの可能性があります。一度サインアウトして、再ログインを試してください。
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10. まとめ:OneNoteはあなたの「第2の脳」になる

ここまで、OneNoteの基本から応用、スマホ連携から他ツール比較まで、徹底的に解説してきました。

長い旅にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!

最後に、この記事の要点をもう一度整理しましょう。

✅ OneNote活用の極意

  • 階層構造: ノートブック・セクション・ページの「バインダー構造」で情報を体系化する。
  • 自由度: キャンバスのどこにでも書け、画像もファイルもドラッグ&ドロップでOK。
  • 検索力: OCR機能により、画像内の文字まで含めて超高速で検索できる(Ctrl+E)。
  • 統合力: Outlookやスマホアプリと連携して、あらゆる情報を一箇所に集約する。

OneNoteは、使い込めば使い込むほど、あなた専用の知識ベースへと成長していきます。

それはまさに、あなたの記憶を外部化した「第2の脳」です。

人間の脳は、「覚えること」よりも「考えること」に使うべきです。

今日から、頭の中にあるアイデア、忘れたくない情報、日々のタスク、これら「覚えること」を、すべてOneNoteに預けてみてください。

そうすれば、あなたの脳のエネルギーは解放され、よりクリエイティブな仕事、本当に大切な人との時間、そして新しいアイデアを創造することに集中できるようになるはずです。

さあ、まずは「ノートブック」を一つ新規作成するところから、あなたの新しいデジタルライフを始めてみませんか?🚀

あなたの仕事や生活が、OneNoteによってより快適に、より効率的に、そしてより豊かになることを、心から応援しています!

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