「あれ…?このPCのロック画面に表示される名前、そろそろ変えたいな…」 「Cドライブの中にある『Users』フォルダの名前が、ランダムな英数字になってて、なんだかすっごく気持ち悪いんだけど!?」
ある日突然、あなたのWindows 11 PCがそんな状態になって、スマホで慌てて「windows11 ユーザー名 変更」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
もしかして、気分転換に表示名を変えたいだけですか…? それとも、「C:\Users\abcde」みたいになっているフォルダ名をキレイな名前に変更したくて、もう途方に暮れていたり…?
わかります、わかります!私もその「気持ち悪さ」、よーくわかります。 でも、ちょっと待ってください!✋
その「ユーザー名変更」、とっても危険かもしれません!
一言で「ユーザー名変更」と言っても、あなたが「どの名前」を変更したいかによって、その手順と危険性がまったく違うんです!
簡単な「表示名」の変更は数分で安全に終わりますが、システム内部の「ユーザーフォルダ名」の変更は、手順を一つでも間違えるとPCが起動しなくなる可能性もある、すっごく危険な作業なんですよ…😥
この記事は、そんな「名前変更」の悩みを解決するための、安全な手順から上級テクニックまでをステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🚀✨
Windows 11のPCを扱う上で非常に重要な「2種類のユーザー名」の違いから、それぞれの具体的な変更手順、そして最も難易度の高い「ユーザーフォルダ名 変更」の安全な(それでも危険ですが!)テクニックまで。 作業を始める前に必ずこの記事をよーく読んで、ご自身の目的に合った正しい手順を選んでくださいね!
Windows 11の「ユーザー名」とは? 2種類の名前の違いを理解しよう
まず最初に、Windows 11(や10)における「ユーザー名」の決定的な違いを理解することが、失敗を避けるための第一歩です。 多くの人が混乱しちゃうポイントですが、Windowsには大きく分けて以下の2種類の「ユーザー名」が存在するんですね。
① 表示名(アカウント名) – PCの見た目の名前
これは、PCのロック画面、サインイン画面、スタートメニュー、または「設定」のアカウント情報画面などに表示される、私たち人間が見るための「名前」です。
例えば、「山田 太郎」や「My Favorite PC」といった自由な名前(もちろん日本語もOK!)を設定できます。
▼特徴はこんな感じ
- 変更はとっても簡単です。
- 変更してもシステムへの危険性(リスク)は一切ありません。
- Microsoftアカウントでサインインしている場合は、Web上のMicrosoftアカウント情報と連動しています。
- ローカルアカウントでサインインしている場合は、PC内の設定(コントロールパネル)で変更します。
PCの「見た目」の名前を変えたいだけなら、こちらを変更するだけで十分ですよ🥰
② ユーザーフォルダ名(プロファイル名) – システムが使う名前
こっちが要注意です! これは、WindowsっていうOSが内部的にファイルを管理するために使用する「識別子」としての名前です。
具体的には、Cドライブ(システムドライブ)の中にある C:\Users というフォルダを開いたときに表示される、各ユーザー専用のフォルダの名前を指します。 (例: C:\Users\taro、C:\Users\yamada、あるいは C:\Users\gm_01 や C:\Users\admin など)
このフォルダの中には、あなたのデスクトップ、ドキュメント、ダウンロード、お気に入り、さらには多くのアプリケーションの設定ファイルなど、PCの動作に必要な重要データがぜーんぶ格納されている、とっても大切な場所なんです。
▼特徴はこんな感じ
- 変更はすっごく困難で、極めて高いリスクを伴います。
- OSやアプリがこのフォルダの場所(パス)を「C:\Users\古い名前」っていう絶対的なものとして記憶しているため、安易に変更するとシステム全体が混乱し、最悪の場合はPCが起動しなくなります。
- この名前は、通常、Windowsの初期セットアップ時に決定され、後から簡単に変更することはできません。
- 特にMicrosoftアカウントで初期セットアップを行うと、アカウント名の先頭5文字(英字)などが自動的に割り当てられることが多く、これが「変えたい!」って思う一番の原因なんですよね…😫
「windows11 ユーザーフォルダ名 変更」を検索している方は、こちらの変更を目指している可能性が高いですが、その危険性をよーく認識する必要があります…!
まずは、安全・簡単な「表示名(アカウント名)」の変更方法から解説していきますね。
【安全・簡単】Windows 11の「表示名(アカウント名)」を変更する方法
ロック画面やスタートメニューに表示される名前を変更する、安全な手順です! あなたがMicrosoftアカウントでWindows 11にサインインしているか、それとも従来のローカルアカウントでサインインしているかによって、手順がちょっとだけ違います。
自分のアカウントの種類を確認する方法
まずはご自身のPCがどちらのアカウントタイプを使っているかを、サクッと確認しちゃいましょう。
- 「設定」アプリを開きます。(ショートカットキー: Windowsキー + Iキー)
- 左側のメニューから「アカウント」をクリックします。
- 一番上に表示される「アカウント情報」(またはユーザー名のすぐ下)を確認します。
- ユーザー名の下にメールアドレス(例: example@outlook.com)が表示されていれば、あなたは「Microsoftアカウント」を使用しています。
- ユーザー名の下に「ローカル アカウント」とハッキリ書かれていれば、あなたは「ローカルアカウント」を使用しています。
ご自身のタイプがわかったら、以下の手順に進んでくださいね!
方法1:Microsoftアカウントでサインインしている場合(Webで変更)
Microsoftアカウントの場合、PCの表示名はインターネット上にあるあなたのアカウント情報と同期されているんですね。 そのため、変更作業はPCの「設定」じゃなくて、Webブラウザ(EdgeやChromeなど)で行います。
▼手順はこれだけ!
- まず、PCでWebブラウザを開き、Microsoftアカウントの公式サイトにアクセスします。 Microsoftアカウント管理ページ: https://account.microsoft.com/
- Windows 11で使っているMicrosoftアカウント(メールアドレスとパスワード、またはPINや生体認証)でサインインします。
- サインインすると、アカウントのダッシュボードが表示されます。ページの上部、または左上にある「あなたの情報」タブをクリックします。
- 現在のあなたの名前(表示名)が表示されます。その下にある「名前を編集する」っていうリンクをクリックします。
- 「名前の編集」ポップアップウィンドウが表示されます。ここで、新しい「姓」と「名」を自由に入力します。 (例:姓「Taro」、名「Yamada」 または 姓「山田」、名「太郎」)
- ニックネームを表示したい場合は、姓か名のどちらかだけに入力してもOKですよ(例:姓「MyPC」、名(空欄))。
- 下部に表示されるキャプチャ(表示されている歪んだ文字を入力する認証)を正しく入力します。
- 「保存」ボタンをクリックします。
これで、Microsoftのサーバー側での名前変更は完了です!🎉
▼重要な注意点:PCへの反映タイミング Web上で名前を変更しても、その情報があなたのWindows 11 PCに同期されるまでには、ちょっと時間がかかる場合があります。
即座に反映されることもあれば、数分から数時間、場合によっては翌日までかかることもあります。 変更をすぐにPCへ反映させたい場合は、以下の操作を試してみてください。
- PCをインターネットに接続した状態にしておきます。
- 一度、PCから「サインアウト」して、もう一度「サインイン」します。 (スタートボタンを右クリック > 「シャットダウンまたはサインアウト」 > 「サインアウト」)
- それでも変わらない場合は、PCを「再起動」します。 (スタートボタンを右クリック > 「シャットダウンまたはサインアウト」 > 「再起動」)
通常は再起動または再サインイン後に、ロック画面やスタートメニューの名前が新しく設定したものに変わっているはずですよ🥰
方法2:ローカルアカウントでサインインしている場合(PC内で変更)
ローカルアカウントは、そのPCの中だけで完結しているアカウント情報です。 なので、変更作業はPCの「設定」や「コントロールパネル」から直接行います。
Windows 11では、「設定」アプリからこの変更を行うのがちょっと分かりにくいので、昔ながらの「コントロールパネル」を使った方法が最も確実でカンタンですよ!
▼手順(コントロールパネルを使用)
- スタートメニューの検索ボックス(または虫眼鏡アイコン)をクリックします。
- 「 コントロールパネル 」と入力します。
- 検索結果に表示された「コントロールパネル」アプリをクリックして開きます。
- コントロールパネルが開いたら、表示方法が「カテゴリ」になっていることを確認します。(右上の「表示方法」で切り替えられます)
- 「ユーザー アカウント」というカテゴリをクリックします。
- 次の画面でもう一度、「ユーザー アカウント」(緑色の文字)をクリックします。
- 現在のアカウント情報が表示されます。その中にある「アカウント名の変更」というリンクをクリックします。 (※この操作には管理者権限が必要です。標準ユーザーの場合は、管理者のパスワードを求められます)
- 「新しいアカウント名」を入力するボックスが表示されます。ここに、変更したい新しい名前(日本語もOK!)を入力します。
- 「名前の変更」ボタンをクリックします。
たったこれだけです! この方法はMicrosoftアカウントと違って、インターネット経由の同期を待つ必要がありません。 変更を確実に有効にするため、一度PCからサインアウトしてサインインし直すか、PCを再起動してください。 ロック画面などの表示名が、さっき設定した新しい名前に変わっていることが確認できるはずです!
(上級者向け)その他のローカルアカウント名変更方法
コントロールパネル以外にも、ローカルアカウント名を変更する方法はいくつか存在します。これらは主にシステム管理者や上級者さんが使う方法ですが、「windows11 名前変更」の知識として知っておくと役立つ場合があります。
▼方法A: netplwiz (ユーザー アカウント制御)
- Windowsキー + Rキー を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
netplwizと入力し、Enterキーを押します。- 「ユーザー アカウント」ウィンドウが開きます。「このコンピューターのユーザー」一覧から、変更したいアカウントを選択します。
- 「プロパティ」ボタンをクリックします。
- 「ユーザー名」欄は灰色になってて変更できませんが、「フル ネーム」欄があります。ここに新しい名前を入力し「OK」をクリックします。 (※注意:ここで変更できるのは厳密には「フルネーム」であり、「アカウント名(内部名)」とは異なる場合がありますが、多くの表示箇所に影響しますよ)
▼方法B: lusrmgr.msc (ローカル ユーザーとグループ) ※この方法は、Windows 11 Home エディションでは使えません😥 Pro、Education、Enterprise エディションのみで利用可能な機能です。
- Windowsキー + Rキー を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
lusrmgr.mscと入力し、Enterキーを押します。- 「ローカル ユーザーとグループ」という管理コンソールが開きます。
- 左側のツリーから「ユーザー」フォルダをクリックします。
- 中央の一覧に変更したいユーザー名が表示されます。
- そのユーザー名を右クリックし、メニューから「名前の変更」を選択します。
- 名前が編集可能になるので、新しい名前を入力し、Enterキーを押します。
これらの方法は、コントロールパネルでの変更がなぜかうまくいかない場合に試す価値がありますが、基本的には最初に紹介したコントロールパネルの方法が最も安全かつ標準的ですね!
【上級者向け・危険】Windows 11の「ユーザーフォルダ名」を変更する方法
ここからが本題であり、そして最も危険な作業領域です。 C:\Users の中にある、英数字や古い名前になっちゃってる「ユーザーフォルダ名」そのものを変更する手順(「windows11 ユーザーフォルダ名 変更」)を解説します。
⚠️【最重要警告】これは本当に危険な作業です!⚠️
この作業は、Windowsシステムの根幹に関わる「レジストリ」というデータベースを直接編集する、すっごく高度な操作を含みます。
手順を一つでも間違えたり、タイプミスをしたりすると、以下の深刻な事態を招く可能性があります。
- Windowsにサインインできなくなる(ユーザープロファイルが破損する)
- インストール済みのアプリが起動しなくなる(設定ファイルを見失う)
- 個人データ(ドキュメントや写真)にアクセスできなくなる
- 最悪の場合、PCが起動しなくなり、OSのクリーンインストール(初期化)が必要になる
これらのリスクをぜーんぶ理解し、「PCが起動しなくなっても自力で対処できる」という自信と知識がある方、あるいは「初期化する覚悟がある方」のみ、絶対に自己責任において実行してくださいね!
なぜユーザーフォルダ名の変更はこれほど危険なのか?
前述のとおり、C:\Users\古い名前 というフォルダパス(場所)は、Windowsシステムのあらゆる場所に記録されちゃってるんです。 その代表格が「レジストリ」です。
レジストリは、Windowsやアプリが動作するための設定情報を集積した巨大なデータベースなんですけど、この中には、「(ユーザー名)さんのデスクトップは C:\Users\古い名前\Desktop にある」「(ユーザー名)さんの壁紙設定は C:\Users\古い名前\AppData… にある」といった情報が、文字通り何千、何万という単位で書き込まれています。
もしあなたが、Windowsに無断で C:\Users のフォルダ名だけを変更しちゃうと、OSは「あれ? C:\Users\古い名前 が見つからない!」ってパニックに陥っちゃいます😥 レジストリに書かれている古いパスと、実際のフォルダ名が一致しなくなるため、システムはあなたのプロファイルを正しく読み込めなくなり、サインインに失敗したり、アプリがエラーを吐いたりするんですね。
したがって、「windows11 ユーザーフォルダ名 変更」を成功させるには、以下の2つを正確に、かつ同時に行う必要があります。
- エクスプローラー(物理的)でフォルダ名を変更する。
- レジストリ(論理的)に記録されているパス情報を、すべて新しいフォルダ名に書き換える。
この「レジストリの書き換え」こそが、最大の難関であり、危険な作業の正体なんです…!
事前準備:変更作業の前に必須の4つのステップ
万が一の事態に備え、以下の準備作業は必須です。一つでも欠けている場合は、絶対に本作業を開始しないでください!
1. システム全体の完全なバックアップの作成 「復元ポイント」みたいな簡易的なものでは不十分です。OS、アプリ、データすべてを含んだ「システムイメージバックアップ」(PC全体の丸ごとのコピー)を作成してください。 Windows標準機能(「コントロールパネル」 > 「バックアップと復元 (Windows 7)」 > 「システム イメージの作成」)でも可能ですが、より確実性を求めるなら、Acronis True Image, AOMEI Backupper, Macrium Reflect などのサードパーティ製バックアップソフトの使用を強く推奨します。 このバックアップは、必ず外付けHDDやNASなど、PC本体とは別の物理ドライブに保存してくださいね!
2. Windows 11 の「回復ドライブ」の作成 もしPCが起動しなくなった場合、バックアップから復元(書き戻し)するための起動用USBメモリが必要です。これが「回復ドライブ」です。
- 16GB以上の空のUSBメモリをPCに接続します。
- スタート検索で「回復ドライブ」と入力し、「回復ドライブの作成」を起動します。
- 「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを確認し、画面の指示に従って作成します。
3. 作業用の「新しい管理者アカウント」の作成(最重要) これは絶対に必須のステップです! 名前を変更したいアカウント(Aとします)でサインインしたままでは、そのアカウントのフォルダ(C:\Users\A)はシステムによってロックされているため、名前を変更できません。
したがって、(A)とは別の、管理者権限を持つ一時的なアカウント(Bとします)を新規に作成し、そのアカウント(B)でサインインして、(A)のフォルダ名を変更する、という手順を踏む必要があるんです。
▼作業用管理者アカウント(B)の作成手順
- 「設定」 > 「アカウント」 > 「家族とその他のユーザー」を開きます。
- 「その他のユーザー」セクションにある「アカウントの追加」をクリックします。
- 「このユーザーはどのようにサインインしますか?」と聞かれたら、「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。
- 「アカウントを作成します」画面になったら、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」をクリックします。(※一時的なローカルアカウントを作るためです)
- 「このPCのユーザーを作成します」画面で、以下のように入力します。
- ユーザー名:
temp_adminやsakugyouなど、一時的だと分かる名前(英数字推奨) - パスワード: 必ず設定してください(例:
temp1234) - 秘密の質問: 適当に入力します。
- ユーザー名:
- アカウントが作成されたら、「家族とその他のユーザー」の一覧に
temp_adminが表示されます。 - これをクリックし、「アカウントの種類の変更」ボタンを押します。
- 「標準ユーザー」から「管理者」に変更し、「OK」をクリックします。
これで、作業用のアカウント(B)の準備ができました!
4. BitLockerの回復キーの準備 もしお使いのPCがBitLocker(ドライブの暗号化)で保護されている場合、レジストリみたいなシステム重要領域を変更すると、次回の起動時に「回復キー」の入力を求められることがあります。 Microsoftアカウントの管理ページ(account.microsoft.com/devices/recoverykey)にアクセスするか、事前に紙に控えるなどして、48桁の回復キーを必ず手元に用意しておいてください。
実行手順:レジストリ編集を伴う「ユーザーフォルダ名 変更」の全手順
全ての事前準備が完了したら、いよいよ変更作業に入ります。 ここでは仮に、古いフォルダ名を old_name、新しくしたいフォルダ名を new_name として解説しますね。
ステップ1:作業用の「新しい管理者アカウント」でサインインする
- 現在サインインしている、名前を変更したいアカウント(old_name)からサインアウトします。
- PCのロック画面で、左下に表示されるユーザー一覧から、さっき作成した作業用アカウント(temp_adminなど)を選択します。
- 設定したパスワードでサインインします。
- (初回サインイン時は「こんにちは」などのセットアップ画面が流れますが、そのまま待ちます)
ステップ2:エクスプローラーで「ユーザーフォルダ名」を物理的に変更する
- 作業用アカウント(temp_admin)のデスクトップが表示されたら、エクスプローラーを開きます。(ショートカットキー: Windowsキー + Eキー)
- C:\Users フォルダに移動します。
- 名前を変更したいフォルダ(old_name)を探します。
- そのフォルダ(old_name)を右クリックし、メニューから「名前の変更」を選択します。
- 新しい名前(new_name)を入力し、Enterキーを押します。
(※もし「ファイルは使用中です」みたいな警告が出たら、元のアカウント(old_name)から完全にサインアウトできているか、関連プロセス(OneDrive同期とか)が動いていないか確認してください。どうしてもダメなら、PCを「セーフモード」で起動してから作業用アカウントでサインインし、再度試みる必要があります)
これで、物理的なフォルダ名は C:\Users\new_name に変わりました。 …でも、この状態ではPCは絶対に正常起動しません! OSはまだ C:\Users\old_name を探しに行っちゃいますからね。
ステップ3:レジストリエディターで内部パスを変更する(最重要) ここからが最も重要なレジストリの編集です。一文字たりとも間違えないよう、細心の注意を払ってください!
- Windowsキー + Rキー を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
regeditと入力し、Enterキーを押します。「ユーザー アカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。- レジストリエディターが起動します。
- (万が一に備え、ここでもバックアップを取ります。「ファイル」メニュー > 「エクスポート」を選択し、「エクスポート範囲」を「すべて」にして、分かりやすい名前(例: reg_backup_all.reg)で保存します。)
- 左側のツリービュー(フォルダみたいな階層)を辿って、以下の場所まで移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList - ProfileList の下には、S-1-5- で始まる長い名前のサブキー(フォルダ)がいくつか並んでいます。
- これらの S-1-5-… キーを上から順番にクリックしていきます。
- キーをクリックするたびに、右側のペイン(ウィンドウ)に表示される値の一覧を確認します。
- 一覧の中にある ProfileImagePath という名前の値を探します。
- この ProfileImagePath の「データ」欄を見て、あなたが変更しようとしている古いフォルダパス(例: C:\Users\old_name)になっているキーを探し当てます。
- 該当するキー(S-1-5-…)を見つけたら、右ペインの ProfileImagePath をダブルクリックします。
- 「文字列の編集」ウィンドウが開きます。「値のデータ」ボックスに、古いパス(C:\Users\old_name)が入力されています。
- この値を、さっきステップ2で変更した新しいフォルダパス(C:\Users\new_name)に正確に書き換えます。(例:
C:\Users\old_name→C:\Users\new_name) - タイプミスがないか(特にバックスラッシュ \ やドライブレター C:)を最低3回は確認してください!
- 確認したら「OK」ボタンをクリックします。
- レジストリエディターを閉じます。
ステップ4:PCを再起動し、変更後のアカウントでサインインする
- すべてのウィンドウを閉じます。
- 作業用アカウント(temp_admin)からサインアウトします。
- PCを再起動します。(シャットダウンじゃなくて、必ず「再起動」を選んでくださいね)
- Windowsが起動し、ロック画面が表示されたら、名前を変更した(はずの)元のアカウント(old_nameだったもの)を選択してサインインします。
ここで無事にデスクトップが表示されれば、第一段階は成功です!🎉✨
ステップ5:動作確認と最終調整 サインインはできても、まだ問題が残っている可能性があります…😥
- デスクトップやドキュメントが空になっている?これは、Windowsが新しいプロファイル(C:\Users\new_name)を認識したものの、一部の設定が引き継がれず、一時プロファイルや新規プロファイルとして読み込まれた可能性があります。 この場合、レジストリ編集(ステップ3)にミスがあったか、あるいは次の「ステップ6」の作業が必要だった可能性が高いです。
- 特定のアプリが起動しない、ライセンス認証を求められるこれは、ProfileList 以外のレジストリ箇所や、アプリ固有の設定ファイルが、まだ古いパス(C:\Users\old_name)を参照しているために起こります。
ステップ6(推奨/上級):レジストリ全体の古いパスを検索・置換する ステップ3で変更したのは、「Windowsがどのプロファイルパスを読み込むか」というOSの最重要設定だけなんです。 でも、インストール済みのアプリなんかは、独自に C:\Users\old_name\AppData… みたいな絶対パスをレジストリの様々な場所に保存していることがよくあります。
これらの不整合を解消するため、レジストリ全体から古いパスを検索して、すべて新しいパスに置換する作業を行います。この作業はすっごく時間がかかり、根気が必要です…!
- 再度、作業用アカウント(temp_admin)でサインインします。(※変更したアカウントで不具合が出てる場合は、そちらでの作業は危険です)
regeditを起動します。- レジストリエディターのツリービューで、一番上の「コンピューター」をクリックして選択状態にします(検索範囲を全体にするため)。
- 「編集」メニュー > 「検索」(または Ctrl + Fキー)を開きます。
- 「検索する値」のボックスに、古いフォルダパス(例: C:\Users\old_name)を正確に入力します。
- 「検索対象」の「キー」「値」「データ」すべてにチェックを入れます。
- 「完全に一致するものだけを検索する」のチェックは外します。(C:\Users\old_name\Desktop みたいなサブパスも検索するため)
- 「次を検索」ボタンをクリックします。
- 検索にヒットすると、該当箇所がハイライトされます。
- その値が、明らかにあなたの変更しようとしているパス(例: …”C:\Users\old_name\AppData…”)であれば、それをダブルクリックし、新しいパス(C:\Users\new_name\AppData…)に手動で修正します。
- 修正したら、F3キー を押して「次を検索」を実行します。
- これを、レジストリ全体を検索し終えて「レジストリの検索は完了しました」と表示されるまで、延々と繰り返します。
この作業には、PCの性能やインストールされてるアプリの数によっては、数十分から数時間かかることもあり、数百箇所の修正が必要になる場合もあります…😫
ステップ7:最終確認と作業用アカウントの削除 ステップ6まで完了したら、再度PCを再起動し、名前を変更した本命のアカウント(new_name)でサインインします。 以前は動かなかったアプリや、表示されなかったデスクトップなどが正しく表示されるようになったかを確認します。
すべての動作が問題ないことを完全に確認できたら、最後に、作業用に作成した一時的な管理者アカウント(temp_admin)を削除します。
- 「設定」 > 「アカウント」 > 「家族とその他のユーザー」を開きます。
temp_adminアカウントをクリックし、「削除」ボタンを押します。- 「アカウントとデータを削除しますか?」と聞かれるので、確認して削除を実行します。
これで、Windows 11のユーザーフォルダ名変更の全手順が、ついに完了です!お疲れ様でした!
「windows11 ユーザー名 変更」に関するよくある質問(Q&A)
ユーザー名の変更に関して、多くの人が抱く疑問や関連するトラブルについて、Q&A形式でまとめますね。
Q1. PC初期設定時のMicrosoftアカウント名(先頭5文字)がフォルダ名になるのを防ぎたい
A. これが「ユーザーフォルダ名を変更したい」って思う最大の動機であることが、すっごく多いんですよね! これを未然に防ぐ最も確実な方法は、Windows 11の初期セットアップ(OOBE)の時に、意図的に「ローカルアカウント」でセットアップを完了させることです。
▼手順はこうです!
- Windows 11の新規インストール(またはPCの初回起動)時、セットアップ画面を進めます。
- 「ネットワークに接続しましょう」という画面が表示されます。ここでWi-Fiに接続したり、LANケーブルを差したりしないでください。
- 「インターネットに接続していません」というリンク(表示されない場合もあります)をクリックします。
- もし先に進めない場合、Shiftキー + F10キー を同時に押して、コマンドプロンプト(黒い画面)を開きます。
- その画面で
oobe\bypassnroと入力し、Enterキーを押します。PCが再起動し、セットアップがやり直しになります。 - 再起動後、再び「ネットワークに接続しましょう」画面に来ると、今度は「インターネットに接続していません」という選択肢が確実に表示されるので、それをクリックします。
- 次に「制限された設定で続行する」をクリックします。
- 「このデバイスを使うのはだれですか?」という画面が表示されます。ここが最重要です!
- ここに入力した名前(例:
taro)が、C:\Users\taro というユーザーフォルダ名になります。(※日本語やスペースは避け、必ず半角英数字にしてくださいね!) - パスワードを設定し、セットアップを完了させます。
Windows 11が起動した後で、「設定」 > 「アカウント」から、いつでも「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」ことができます。 この手順を踏めば、ユーザーフォルダ名はあなたの希望した taro のまま、サインインは便利なMicrosoftアカウントで行う、という理想的な状態が作れますよ!🥰
Q2. ユーザーフォルダ名を変更したらPCが起動しなくなりました。どうすれば?
A. これが、あれほど警告した最大のリスクです…!😥 レジストリの編集ミスか、関連ファイルが破損した可能性が極めて高いです。
対処法: 事前準備で作成した「回復ドライブ(USBメモリ)」または「システムイメージバックアップ(外付けHDD)」を使うしかありません。
- PCの電源を入れ、すぐに(メーカーロゴが出ている間に)指定のキー(F12, F2, Delなど。PCメーカーによります)を連打し、BIOS/UEFIブートメニューを開きます。
- 起動ドライブの優先順位を変更し、挿入した「回復ドライブ(USBメモリ)」からPCを起動させます。
- Windowsセットアップ(または回復環境)が起動したら、「コンピューターを修復する」を選択します。
- 「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」に進みます。
- まずは「システムの復元」を試します。作業直前の復元ポイントが残っていれば、そこに戻すことで回復できる可能性があります。
- 「システムの復元」でも失敗する場合、あるいは復元ポイントがない場合は、「詳細オプション」に戻り、「システム イメージの回復」を選択します。
- 事前に作成したシステムイメージバックアップが保存されている外付けHDDを接続し、画面の指示に従ってPCを作業前の状態に丸ごと復元します。
もしバックアップも回復ドライブも作成していなかった場合、残念ながらOSのクリーンインストール(初期化)以外に、PCを復旧させる道はほぼ残されていません…💔
Q3. 「windows11 名前変更」で、PC本体の名前(コンピューター名)も変わりますか?
A. いいえ、まったく変わりません!
- ユーザー名: そのPCを「使う人」の名前です。
- コンピューター名: ネットワーク上でその「PC本体」を識別するための名前です。(例: DESKTOP-ABCDE)
コンピューター名を変更したい場合は、以下の手順で行います。
- 「設定」 > 「システム」を開きます。
- 一番下にある「バージョン情報」をクリックします。
- 「関連リンク」の中にある「このPCの名前を変更」をクリックします。
- 新しいコンピューター名(英数字推奨)を入力し、「次へ」を押し、再起動します。
Q4. ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違いがよく分かりません
A. この2つの違いを理解することは、Windows 11を使いこなす上でとっても重要なんですね。
| 項目 | Microsoftアカウント | ローカルアカウント |
|---|---|---|
| サインインID | メールアドレス(例: ~@outlook.com) | PCごとに設定したユーザー名(例: taro) |
| パスワード | Microsoft共通のパスワード(またはPIN) | PCごとに設定したパスワード |
| データ同期 | 同期される (OneDrive, Edge, 壁紙など) | 同期されない (そのPC内のみ) |
| ストアアプリ | Microsoft Storeの利用に必須 | 利用時に別途サインインが必要 |
| 表示名の変更 | Webサイト (account.microsoft.com) | PC内部 (コントロールパネル) |
| メリット | 複数のPCで同じ環境を即座に再現できる | ネット接続不要で完結する。プライバシー管理がしやすい。 |
| デメリット | ネット接続がほぼ必須。パスワード忘れると面倒。 | PCが壊れると設定が全て失われる。OneDrive連携が弱い。 |
Q5. ユーザーフォルダ名の変更を代行してくれる業者はありますか?
A. パソコンの修理業者さんやサポート業者さんは存在しますが、「ユーザーフォルダ名の変更だけ」をピンポイントで請け負ってくれる業者は、残念ながら稀です…。
なぜなら、この記事で解説したとおり、その作業はすっごくリスクが高く、レジストリの状況はPCの環境(インストール済みソフト)によって人それぞれで、決まった作業で終わらない可能性が高いからなんです。
多くの業者さんは、リスクを説明した上で「OSのクリーンインストール(初期化)と、その後のデータ移行」を提案するはずです。
フォルダ名を変更するために数万円の作業費と時間をかけるよりも、データをバックアップした上でPCを一度初期化して、Q1で解説した「ローカルアカウントでの初期セットアップ」を行なって希望のフォルダ名を作成し直す方が、結果的に最も安全・安価・確実な方法となりますよ。
まとめ:Win11のユーザー名変更は「目的」に合った安全な方法で
Windows 11のユーザー名変更について、簡単なものから危険なものまで、その手順と背景を徹底的に解説しました。
最後に、あなたの「目的」別に、取るべき行動をまとめますね!
🎯 目的1:ロック画面やスタートメニューの「見た目の名前」を変えたいだけの場合
【結論】 記事前半で紹介した「表示名(アカウント名)」の変更を行なってください。
MicrosoftアカウントならWebで、ローカルアカウントならコントロールパネルから、安全かつ簡単に変更できます!🥰
🎯 目的2:C:\Users の中の「フォルダ名」をどうしても変えたい場合
【結論】 記事後半で紹介した「ユーザーフォルダ名 変更」の手順(レジストリ編集)を実行します。
ただし、これはPCが起動しなくなるリスクを伴う上級者向けの危険な作業です…!😥
実行する際は、必ず「システムイメージバックアップ」と「作業用管理者アカウントの作成」という事前準備を徹底してくださいね!
🎯 目的3:これからPCをセットアップする(または初期化する)場合
【結論】 これが最も理想的です!✨
初期セットアップ時に意図的にネットワーク接続を回避し、「ローカルアカウント」を作成してください。
そこで希望する半角英数字のユーザー名(例: my_pc)を設定すれば、それがそのまま C:\Users\my_pc となります。
セットアップ完了後にMicrosoftアカウントに切り替えれば、フォルダ名は希望のまま維持されますよ!
「windows11 ユーザー名 変更」と一口に言っても、その方法は天と地ほどの差があります。 特に「windows11 ユーザーフォルダ名 変更」は、多くのPCユーザーにとって「触れてはいけない領域」です。フォルダ名が気に入らないっていう理由だけでシステムを不安定にするリスクを負うよりも、PCの買い替えやOS初期化のタイミングで理想的な名前を設定し直す方が、はるかに賢明な選択と言えますからね!😇


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