Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)!原因と手動更新の方法

Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)!原因と手動更新の方法 パソコン

 

「えっ、Windows 10のサポート、もうすぐ終わっちゃう!?」

「そろそろWindows 11にアップグレードしなきゃ…」

そう思って、いざ「設定」の「Windows Update」を開いてみたら…

「最新の状態です」

「えええ!?なんで!?」「Windows 11のアップデート、どこにも表示されない!」って、思わず声が出ちゃいませんでしたか?(涙)

人によっては、「お使いのPCは現在、Windows 11の最小システム要件を満たしていません」と表示されたり、もっとひどいと「以前は『Windows 11へのアップグレードの準備ができました』って表示されてたのに、急に消えちゃった!」なんていう、もっとパニックな状況の方もいるかもしれません。

なぜ、あなたのPCにはWindows 11のアップデートが「降ってこない」のでしょうか。

 

✅ 「うちのPCは対象外ってこと…?」

✅ 「要件は満たしてるはずなのに、なんで表示されないの!」

✅ 「Windows 11 25H2が来ないって聞いたけど、それと同じ…?」

✅ 「あれ、今使ってるWindows 11 23H2のサポート期限って…もしかしてヤバい?

 

もう、頭の中がハテナマークでいっぱいになりますよね!

わかります!その気持ち、痛いほどわかります!

 

この記事は、そんなパニック状態だった「私」が、SNSや公式サイト、あらゆる情報を徹底的に調べ上げて「あ、そういうことだったんだ!」とスッキリ解決するまでの全記録をまとめた、あなたのための「あんしん攻略ガイド」です🗺️✨

Windows 11のアップデートが表示されない本当の原因から、複雑なシステム要件の確認方法、そして「もう待てない!」という方のための最も確実な「手動アップデート」の手順まで。

あなたの「どうしよう…」を「なーんだ、カンタン!」に変える情報を、どこよりも詳しく、そして優しく解説していきますね!

 

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. まず確認!お使いのPCはWindows 11のシステム要件を満たしていますか?
    1. 「PC正常性チェック」アプリでの確認方法
    2. Windows 11の主なシステム要件
  2. Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)9つの原因
    1. 1. TPM 2.0やセキュアブートが「有効」になっていない
    2. 2. Microsoftによる段階的な展開(ロールアウト)の途中
    3. 3. Windows 10が最新バージョンに更新されていない
    4. 4. ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足している
    5. 5. Windows Updateのコンポーネントが破損している
    6. 6. セキュリティソフトや常駐ソフトが干渉している
    7. 7. インターネット接続が不安定
    8. 8. 周辺機器が接続されている
    9. 9. (体験談)古いWindowsの残骸が影響している
  3. 「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」が消えた・表示されない時の対処法
    1. 対処法1: PCを再起動する
    2. 対処法2: Windows 10を最新の状態にする
    3. 対処法3: TPMとセキュアブートをBIOS/UEFIで有効化する
    4. 対処法4: Windows Updateのトラブルシューティングを実行する
    5. 対処法5: ストレージの空き容量を増やす
    6. 対処法6: 周辺機器をすべて取り外す
    7. 対処法7: セキュリティソフトを一時的に無効にする
    8. 対処法8: Windows Updateサービスをリセット(再起動)する
  4. 【最終手段】Windows 11を手動でアップデート(インストール)する方法
    1. 方法1(最も推奨): 「Windows 11 インストールアシスタント」を使用する
    2. 方法2: 「Windows 11 ディスクイメージ (ISO)」を使用する
    3. 方法3: 「Windows 11 インストールメディア作成ツール」を使用する
  5. 注意:システム要件を満たしていないPCへの強制アップデートについて
  6. Windows 11アップデートに関するよくある質問 (Q&A)
    1. Q1: 「Windows 11 25H2 が来ない」のですが、どうすればいいですか?
    2. Q2: アップデートに失敗する、エラーコードが出る場合は?
    3. Q3: アップデートしたら不具合が出ました。元に戻せますか?
  7. 【総まとめ】Windows 11のアップデートが表示されなくても慌てないで!

まず確認!お使いのPCはWindows 11のシステム要件を満たしていますか?

 

「Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)」

その最大の原因は、やっぱりお使いのPCがMicrosoftの定めた「最小システム要件」を満たしていないことなんです(涙)

Windows 10までは、わりと古いPCでも動いてくれていたんですが、Windows 11ではセキュリティを強くするため、ハードウェアの要件がとーっても厳しくなっちゃったんです。

「うちのPCが対応してるか、どうやって調べるの…?」

ご安心ください!💖

自分のPCが対応しているかどうかわからない場合は、まずMicrosoftが公式に提供している「PC正常性チェック(PC Health Check)」というアプリを使って確認するのが、一番カンタンで確実ですよ♪

 

 

「PC正常性チェック」アプリでの確認方法

 

使い方はとってもカンタンです。

まずは、Microsoftの公式サイトから「PC正常性チェック アプリ」をダウンロードして、インストールします。

アプリを起動すると、「Windows 11の概要」という欄があるので、そこにある「今すぐチェック」ボタンをポチッとクリックします。

たった数秒待つだけで、お使いのPCがWindows 11に対応しているかどうかの結果を、ズバリ教えてくれます!

もし、「このPCは現在、Windows 11のシステム要件を満たしていません」と表示されてしまったら…(ショックですよね…)

でも、そこで「すべての結果を表示」をクリックしてみてください。

どの項目がダメだったのか(例えば「TPM 2.0」や「セキュアブート」、「プロセッサ」など)が、ちゃーんと具体的にわかるようになっています。

 

 

Windows 11の主なシステム要件

 

「PC正常性チェック」で引っかかっちゃう、主な項目はこんな感じです。

まずは「プロセッサ (CPU)」、PCの頭脳ですね。

1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC…なんて言われても難しいですよね。

大切なのは、ここからです!

単にスペックを満たすだけじゃなく、Microsoftが公式にサポートするCPUリスト(Intelはだいたい第8世代Core以降、AMDはRyzen 2000シリーズ以降が目安です)に含まれている必要があるんです。

2016年~2017年以前に購入したPCの多くは、このCPU要件で「ごめんなさい…」となってしまうケースが非常に多いんです(泣)

次に「TPM (トラステッド プラットフォーム モジュール)」です。

これは「TPM 2.0」っていう、セキュリティの基盤となる機能に対応している必要があります。

比較的新しいPCでも、PCの裏設定(BIOS/UEFI)で「無効」になっていることがあるので、要注意ですよ!

そして「セキュアブート」です。

これもTPMと同じように、PCがセキュアブート対応であって、かつ「有効」になっている必要があります。

OSが起動するときのセキュリティを高めてくれる、大切な機能なんですね。

他にも、「システムファームウェア」がUEFIっていう新しい仕組みであること(2011年頃より前の古いPCだと「BIOS」っていう旧式でダメな場合があります…)や、「ストレージ (HDD/SSD)」に64GB以上の空き容量が必要だったり(実際にはもっと空きがないと作業が失敗します!)、 「メモリ (RAM)」が4GB以上必要だったりします。

もしお使いのPCがこれらの要件(特にCPUやTPM 2.0)を満たしていない場合、残念ながら、原則としてWindows Update経由でWindows 11が降ってくることはないんです…。

要件を満たしていないPCに無理やりWindows 11をインストールすると、一部の機能が使えなかったり、将来のセキュリティアップデートが届かなくなったりするリスクがあるので、本当に気をつけてくださいね!

 

 

 

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Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)9つの原因

 

「えっ、PC正常性チェックでは、すべての要件を満たしてるって表示されたよ!?」

「なのに、なんでWindows Updateに通知が来ないのー!」

そうなんです、そういうケースも少なくないんです!私もそうでした!

その場合、こんな原因が考えられます…。

 

 

1. TPM 2.0やセキュアブートが「有効」になっていない

 

「PC正常性チェック」アプリで「対応してる」と表示されても、それは「あなたのPCには、その機能が“搭載”されてますよ」っていう意味なんです。

でも、それがPCの裏設定(BIOS/UEFI)で「無効(Disabled)」になったままかもしれません…。

Windows Updateは、これらの機能がちゃんとOS上で「有効」になっていることを確認しに来るので、無効になっていると「あ、このPCはまだ準備できてないな」と判断して、アップデートの対象外にしちゃうんです。

 

 

2. Microsoftによる段階的な展開(ロールアウト)の途中

 

Microsoftさんは、新しいOSを出すとき、問題が起きないように、全世界のPCに一斉に配るようなことはしないんです。

互換性がバッチリ確認できたデバイスから順番に、「段階的」に提供しているんですね。

なので、単純に「お使いのPCの順番が、まだ来ていないだけ」という可能性もじゅうぶんにあります。

 

 

3. Windows 10が最新バージョンに更新されていない

 

Windows 11へアップグレードするには、その前に、今使っているWindows 10がちゃーんと最新の状態(最新のサービススタック更新プログラムとかが適用済み)である必要があるんです。

Windows Updateで、他の大切な更新プログラムが溜まっていたりすると、Windows 11のアップグレード通知は「あとでいっか」と後回しにされちゃうことがあります。

 

 

4. ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足している

 

システム要件は「64GB以上」と書かれていますが、これはOS全体の容量のこと。

アップグレードの作業には、ダウンロードしたファイルを一時的に広げたり、今のシステムをバックアップしたりするための「追加の空き容量」(最低でも9GB~26GBくらいは欲しいです!)が必要なんです。

Cドライブの空き容量がカツカツだと、ダウンロードが始まらなかったり、インストールに失敗したりする大きな原因になります。

 

 

5. Windows Updateのコンポーネントが破損している

 

PCを長く使っていると、Windows Updateの機能自体に必要なシステムファイルや、一時ファイル(キャッシュ)が壊れてしまって、正常に更新プログラムをチェックできなくなることがあるんです…。

 

 

6. セキュリティソフトや常駐ソフトが干渉している

 

あなたがインストールしているウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)や、いつも動いている他のプログラムが、Windows Updateの大切な通信やファイルアクセスを「怪しいやつ!」と勘違いして、邪魔(干渉)している可能性もあります。

 

 

7. インターネット接続が不安定

 

Windows 11のアップグレードファイルって、数GBもあってすっごく大きいんです!

なので、安定したインターネット接続が絶対に必要です。

Wi-Fiがぷつぷつ切れたり、回線速度がものすごく遅かったりすると、ダウンロードに失敗して、アップデートが表示されない原因になっちゃいます。

 

 

8. 周辺機器が接続されている

 

USBメモリや、外付けHDD、プリンター、ドッキングステーションなど…。

たくさんの周辺機器を繋いだままにしていると、それらのドライバがアップグレードの邪魔をして、問題を引き起こすことがあるんです。

 

 

9. (体験談)古いWindowsの残骸が影響している

 

これはちょっと稀なケースですが、過去にアップデートに失敗したときの「残骸データ」や、古いWindowsのインストール情報がシステムの中に残っていると…。

それが原因でOSの正常な動作(chkdskの実行とか)が邪魔されて、結果として大きなアップデートがブロックされちゃう、なんていう報告もあるようです。

 

 

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「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」が消えた・表示されない時の対処法

 

「システム要件は満たしてるはずなのに…」という方!

アップデートが表示されない場合、これからご紹介する対処法を、ぜひ上から順番に試してみてください。

これらを実行することで、Windows Updateが正常に戻って、アップグレード通知がひょっこり表示される可能性がありますよ♪

 

 

対処法1: PCを再起動する

 

まずはコレ!一番カンタンですけど、とっても有効な方法です。

PCを再起動することで、メモリ上に残ったいらないデータや、壊れかけの一時ファイルがキレイにクリアされて、システムの状態がリセットされます。

このとき、「シャットダウン」じゃなくて、必ず「再起動」を選ぶのがポイントですよ!

 

 

対処法2: Windows 10を最新の状態にする

 

まずは、Windows 11「以外」の、すべての更新プログラムを当ててしまいましょう。

「設定」から「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。

そこで「更新プログラムのチェック」をクリックしてください。

「オプションの更新プログラム」っていうのも含めて、インストールできる更新はぜんぶダウンロードして、インストールしちゃいましょう。

再起動を求められたら、すべて適用が終わるまで、何度でも再起動を繰り返してくださいね。

 

 

対処法3: TPMとセキュアブートをBIOS/UEFIで有効化する

 

「PC正常性チェック」でTPM 2.0やセキュアブートが「非対応」と表示された方、あるいは「対応してるはずなのに通知が来ない!」という方。

PCの裏設定(BIOS/UEFI)を確認する時が来ました…!

(ちょっとだけ難しいですが、頑張りましょう!)

まず、PCを再起動して、起動した直後(メーカーのロゴが表示されてる間)に、特定のキー(多くは Deleteキーや F2 キー、F10 キーなど、メーカーによって違います)を「連打」して、BIOS/UEFI設定画面に入ります。

「Security」とか「Advanced」、「Boot」といったメニューを探してみてください。

その中に、「TPM」とか「PTT」、「fTPM」といった項目があるはずなので、それを Enabled(有効)にします。

さらに、「Secure Boot」(セキュアブート)という項目も探して、同じように Enabled(有効)にします。

設定を保存(多くは F10 キーです)して終了し、Windowsを起動します。

※このBIOS/UEFIの画面や項目名は、PCメーカーによってぜんぜん違います…。わからない場合は、お使いのPCのメーカー名(例:DELL、NECなど)+「TPM 有効化」などで検索してみてくださいね!

 

 

対処法4: Windows Updateのトラブルシューティングを実行する

 

Windowsには、問題を自動で解決してくれる「トラブルシューティング」っていう標準機能が搭載されています。

「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開きます。

「追加のトラブルシューティング ツール」をクリックします。

その中から「Windows Update」を選んで、「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックしてください。

あとは画面の指示に従って、問題の検出と修復が終わるのを待つだけです♪

 

 

対処法5: ストレージの空き容量を増やす

 

Cドライブの空き容量が少ない場合は、いらないファイルを削除して、スペースを作ってあげましょう。

「設定」→「システム」→「ストレージ」を見ると、何が容量を圧迫しているか一目でわかりますよ。

「一時ファイル」を削除するだけでも、数GBの空き容量を確保できる場合があります!

もう使っていない古いアプリをアンインストールするのも、とっても効果的です。

最低でも26GB以上の空き容量を確保することを、強くおすすめします!

 

 

対処法6: 周辺機器をすべて取り外す

 

マウスとキーボード(と、絶対に必要なモニター)「以外」の、すべての周辺機器…。

USBメモリ、外付けHDD、プリンター、Webカメラ、ドッキングステーションなどなど、ぜんぶPCから引っこ抜いちゃってください。

その後、PCを再起動して、もう一度Windows Updateを確認してみてくださいね。

 

 

対処法7: セキュリティソフトを一時的に無効にする

 

お使いのセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)の設定を開いて、一時的に保護機能を「無効」にしてみましょう。

(※この操作は、ご自身の責任で行ってくださいね。Windows Updateの確認が終わったら、すぐに「有効」に戻すのを絶対に忘れないでください!)

 

 

対処法8: Windows Updateサービスをリセット(再起動)する

 

これはちょっと高度な対処法ですが、Windows Updateのキャッシュ(一時ファイル)が壊れちゃっている場合に、すっごく効果があります!

まず、スタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell (管理者)」または「コマンド プロンプト (管理者)」を選びます。

真っ黒い画面が出てきても、慌てないでくださいね。

以下のコマンドを「1行ずつ」入力して、その都度 Enter キーを押していきます。(Windows Update関連のサービスをいったん止めます)

net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver

次に、以下のコマンドで、古いキャッシュフォルダの名前を変えちゃいます。

ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old

最後に、止めたサービスをもう一度動かします。

net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver

これが終わったら、PCを再起動して、再度Windows Updateを確認してみてください!

 

 

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【最終手段】Windows 11を手動でアップデート(インストール)する方法

 

「もう!ぜんぶ試したけど、やっぱりWindows Updateに表示されない!」

「というか、もう待つのが面倒!」

…ですよね!(笑)

ご安心ください💖

システム要件さえ満たしていれば、Microsoft公式サイトからツールをダウンロードして、手動でWindows 11にアップグレードするのが、最も確実で、一番早い解決策だったんです!

SNSなどでも、「Windows Updateには表示されなかったけど、手動ツールを使ったらあっさり無償アップグレードできた」という体験談が、本当にたくさん報告されていますよ。

「Windowsアップデートから更新プログラムとして11が表示されないので、無償アップグレード終了だったのかと思ったが、Windows11インストールアシスタント使えば普通に無償アップグレードできた。」

この手動アップデートには、主に3つの方法があります。

 

 

方法1(最も推奨): 「Windows 11 インストールアシスタント」を使用する

 

これが、今お使いのWindows 10 PCを、ファイルやアプリをぜんぶ引き継いだままWindows 11にアップグレードするための、公式ツールです!

操作が一番カンタンで、Microsoftさんも推奨している方法の一つですよ♪

【手順】

まず、Microsoftの「Windows 11をダウンロードする」ページにアクセスします。

一番上にある「Windows 11 インストール アシスタント」のセクションを見つけて、「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロードした「Windows11InstallationAssistant.exe」というファイルを実行(ダブルクリック)してください。

もし「PC正常性チェック」アプリがまだ入っていない場合、まずそのインストールを求められることがあります。

画面の指示に従って、インストールと互換性の確認を行ってくださいね。

互換性に問題がなければ、「ライセンス条項」が表示されます。

同意してインストール」をクリックしましょう!

Windows 11のダウンロードが開始されます。

これには数十分から1時間以上かかる場合があるので、気長に待ちましょう。

ダウンロードとインストールの準備が終わると、「Windows 11 をインストールするには、PCを再起動する必要があります」と表示されます。

今すぐ再起動」をクリックします。(または30分後に自動で再起動されちゃいます)

PCが再起動して、いよいよアップグレード作業が始まります。

この間、PCは何度か再起動を繰り返し、「コンピューターの電源を入れたままにしてください」という画面が表示されたら、絶対に電源を切らずに、じっと待っていてくださいね。

環境にもよりますが、30分~数時間くらいでアップグレードが完了して、見慣れたサインイン画面が表示されます。

サインインすると…そこはもう、Windows 11のデスクトップです!おつかれさまでした!

 

 

方法2: 「Windows 11 ディスクイメージ (ISO)」を使用する

 

もし、インストールアシスタントが何かのエラーで失敗しちゃう場合や、アップグレード作業をもうちょっと細かく制御したい場合は、ISOファイル(OSのインストールディスクを丸ごと1個のファイルにしたもの)を使う方法もあります。

【手順】

まず、「Windows 11をダウンロードする」ページにアクセスします。

ページの中ほどにある「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」セクションを見つけてください。

ドロップダウンメニューから「Windows 11 (multi-edition ISO)」を選んで、「今すぐダウンロード」をクリックします。

次に「製品の言語の選択」で「日本語」を選んで、「確認」をクリックします。

64-bit ダウンロード」ボタンが表示されるので、クリックしてISOファイル(数GBあるので、ちょっと時間がかかります)をダウンロードします。

ダウンロードが終わったら、そのISOファイルをダブルクリックします。

すると、ISOファイルが仮想DVDドライブとして認識されて、エクスプローラーで中身が開きます。

中にある「Setup.exe」(または「setup」)というファイルをダブルクリックして実行します。

「Windows 11 のインストール」という画面が起動します。

(「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックして、「今は実行しない」を選ぶと、作業時間を短縮できる場合がありますよ)

「ライセンス条項」に同意します。

「インストールに必要な作業を確認しています」の画面の後、「インストール準備完了」という画面が表示されます。

(ここが一番大切です!!)

ここで必ず、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックが入っていることを、よーーく確認してください!

もしチェックが外れて「何も引き継がない」とかになっていたら、「引き継ぐものを変更」から設定を変えます。

ここを間違えると、あなたのデータが全部消えてしまいますからね!

「インストール」ボタンをクリックすると、アップグレードが開始されます。

あとはインストールアシスタントの場合と同じように、完了するまでじっと待つだけです♪

 

 

方法3: 「Windows 11 インストールメディア作成ツール」を使用する

 

これは、Windows 11のインストール用USBメモリやDVDを作るためのツールです。

このツールで作ったUSBメモリをPCに挿して、その中にある「Setup.exe」を実行すれば、さっきのISOファイルを使った方法(方法2)と、まったく同じ手順でアップグレードインストールができますよ。

別のPCをアップグレードしたい場合や、万が一のためにインストールメディアを手元に置いておきたい場合に便利ですね。

 

 

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注意:システム要件を満たしていないPCへの強制アップデートについて

 

ここで、とーっても大切な注意点がひとつあります!

インターネット上には、システム要件(TPM 2.0やCPU)を満たしていない非対応PCに、レジストリを書き換えたり、特殊なコマンド (setup /product server とか) を使ったりして、Windows 11を「強制的に」インストールする方法が紹介されています。

確かに、これらの方法を使えば、古いPCでもWindows 11がインストールできてしまう場合があります。

でも、Microsoftさんは、この方法を一切サポートしていません!

【非対応PCに強制インストールした場合のリスク】

一番のリスクは、「セキュリティ更新プログラムが提供されない」ことです! 将来的にセキュリティの穴(脆弱性)が見つかっても、修正プログラム(Windows Update)が届かず、あなたのPCがとっても危険な状態にさらされる可能性があります。

SNSでは「24H2にアップデートしたらフリーズして焦った」という報告や、特定の機能(グラフィックドライバやサウンド)がちゃんと動かない、といったトラブルもたくさん報告されています。

ひどいと、デスクトップの右下に「システム要件が満たされていません」という警告の透かし(ウォーターマーク)がずーっと表示されることもあります…。

Windows 10は2025年10月14日まで、ちゃんとサポートが続きます。

無理に非対応PCをアップグレードして大変なトラブルに見舞われるよりも、サポートが終了するまでに、Windows 11に正式対応した新しいPCへの買い替えを検討することを、私は強くお勧めします!

 

 

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Windows 11アップデートに関するよくある質問 (Q&A)

 

「いろいろわかったけど、まだちょっと不安が…」という方のために、よくあるギモンにお答えしますね!

 

 

Q1: 「Windows 11 25H2 が来ない」のですが、どうすればいいですか?

 

A1: Windows 11 24H2や25H2といった、特定の大型アップデート(機能更新プログラム)がWindows Updateに表示されない(降ってこない)場合も、原因と対処法は、基本的にこの記事で解説したものと同じです。

まずは「設定」→「Windows Update」で、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のスイッチが「オン」になっているか確認してみてください。

それでも来ない場合は、Microsoftさんが段階的に展開している途中である可能性が高いです。

もし急いで適用したい場合は、この記事でご紹介した「Windows 11 インストールアシスタント」または「ISOファイル」を使うことで、手動で25H2(またはその時点での最新バージョン)にアップデートすることが可能ですよ♪

 

 

Q2: アップデートに失敗する、エラーコードが出る場合は?

 

A2: インストールアシスタントやISOを使ってもアップデートに失敗しちゃう場合は、PC側になにかしらの問題が残っている可能性が高いです。

「Windows Updateのトラブルシューティング」を実行したり、「システムファイルチェッカー」(コマンドプロンプト(管理者)で sfc /scannow を実行)を試したり、「DISMコマンド」(DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth)でシステムイメージを修復したり…。

表示されたエラーコード(例: 0x8007001f)をインターネットで検索して、具体的な対処法を調べるのも大切です。

それでも解決しない場合は、必要なデータをぜんぶバックアップした上で、Windows 11の「クリーンインストール」(すべてを消去して新しくインストール)を検討する必要があるかもしれません…。

 

 

Q3: アップデートしたら不具合が出ました。元に戻せますか?

 

A3: はい、戻せます!ご安心ください!

Windows 11にアップグレードしてから10日以内であれば、カンタンな操作でWindows 10にダウングレード(戻す)ことが可能です。

「設定」→「システム」→「回復」を開いて、「復元」セクションにある「戻す」ボタンをクリックするだけです。

ただし、10日を過ぎてしまうと、この機能は使えなくなっちゃうので注意してくださいね。

あと、アップデート直後に発生した不具合(例えば「セカンダリディスプレイでタスクバーのアイコンが正しく表示されない」とか「特定のアプリが動かない」とか)は、その後の品質更新プログラム(Windows Update)で、ちゃんと修正されることも多いですよ!

 

 

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【総まとめ】Windows 11のアップデートが表示されなくても慌てないで!

 

Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)場合でも、慌てる必要はまったくありません!

この記事で解説した手順を、ぜひ上から順番に確認してみてください。

  1. まずは「PC正常性チェック」アプリで、お使いのPCがシステム要件(特にTPM 2.0、セキュアブート、CPU)を満たしているかを確認します。
  2. もし要件を満たしていない場合は、PCの買い替えを検討するのが一番安全です。
  3. 要件を満たしているのに表示されない場合は、「Windows 10の最新化」「TPM/セキュアブートの有効化」「空き容量の確保」「トラブルシューティングの実行」などの対処法を試します。
  4. それでも表示されない場合、または「もう待てない!」という場合は、Microsoft公式サイトから「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロードして実行します!

多くの場合、システム要件さえ満たしていれば、この「インストールアシスタント」を使うことで、問題なくWindows 11へ無償アップグレードが完了しちゃいます。

Windows Updateの画面に通知が来ていなくても、諦めずに手動でのアップデートを試してみてくださいね!

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