「えっ、Windows 10のサポート、もうすぐ終わっちゃう!?」
「そろそろWindows 11にアップグレードしなきゃ…」
そう思って、いざ「設定」の「Windows Update」を開いてみたら…
「最新の状態です」
「えええ!?なんで!?」「Windows 11のアップデート、どこにも表示されない!」って、思わず声が出ちゃいませんでしたか?(涙)
人によっては、「お使いのPCは現在、Windows 11の最小システム要件を満たしていません」と表示されたり、もっとひどいと「以前は『Windows 11へのアップグレードの準備ができました』って表示されてたのに、急に消えちゃった!」なんていう、もっとパニックな状況の方もいるかもしれません。
なぜ、あなたのPCにはWindows 11のアップデートが「降ってこない」のでしょうか。
✅ 「うちのPCは対象外ってこと…?」
✅ 「要件は満たしてるはずなのに、なんで表示されないの!」
✅ 「Windows 11 25H2が来ないって聞いたけど、それと同じ…?」
✅ 「あれ、今使ってるWindows 11 23H2のサポート期限って…もしかしてヤバい?」
もう、頭の中がハテナマークでいっぱいになりますよね!
わかります!その気持ち、痛いほどわかります!
この記事は、そんなパニック状態だった「私」が、SNSや公式サイト、あらゆる情報を徹底的に調べ上げて「あ、そういうことだったんだ!」とスッキリ解決するまでの全記録をまとめた、あなたのための「あんしん攻略ガイド」です🗺️✨
Windows 11のアップデートが表示されない本当の原因から、複雑なシステム要件の確認方法、そして「もう待てない!」という方のための最も確実な「手動アップデート」の手順まで。
あなたの「どうしよう…」を「なーんだ、カンタン!」に変える情報を、どこよりも詳しく、そして優しく解説していきますね!
まず確認!お使いのPCはWindows 11のシステム要件を満たしていますか?
「Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)」
その最大の原因は、やっぱりお使いのPCがMicrosoftの定めた「最小システム要件」を満たしていないことなんです(涙)
Windows 10までは、わりと古いPCでも動いてくれていたんですが、Windows 11ではセキュリティを強くするため、ハードウェアの要件がとーっても厳しくなっちゃったんです。
「うちのPCが対応してるか、どうやって調べるの…?」
ご安心ください!💖
自分のPCが対応しているかどうかわからない場合は、まずMicrosoftが公式に提供している「PC正常性チェック(PC Health Check)」というアプリを使って確認するのが、一番カンタンで確実ですよ♪
「PC正常性チェック」アプリでの確認方法
使い方はとってもカンタンです。
まずは、Microsoftの公式サイトから「PC正常性チェック アプリ」をダウンロードして、インストールします。
アプリを起動すると、「Windows 11の概要」という欄があるので、そこにある「今すぐチェック」ボタンをポチッとクリックします。
たった数秒待つだけで、お使いのPCがWindows 11に対応しているかどうかの結果を、ズバリ教えてくれます!
もし、「このPCは現在、Windows 11のシステム要件を満たしていません」と表示されてしまったら…(ショックですよね…)
でも、そこで「すべての結果を表示」をクリックしてみてください。
どの項目がダメだったのか(例えば「TPM 2.0」や「セキュアブート」、「プロセッサ」など)が、ちゃーんと具体的にわかるようになっています。
Windows 11の主なシステム要件
「PC正常性チェック」で引っかかっちゃう、主な項目はこんな感じです。
まずは「プロセッサ (CPU)」、PCの頭脳ですね。
1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC…なんて言われても難しいですよね。
大切なのは、ここからです!
単にスペックを満たすだけじゃなく、Microsoftが公式にサポートするCPUリスト(Intelはだいたい第8世代Core以降、AMDはRyzen 2000シリーズ以降が目安です)に含まれている必要があるんです。
2016年~2017年以前に購入したPCの多くは、このCPU要件で「ごめんなさい…」となってしまうケースが非常に多いんです(泣)
次に「TPM (トラステッド プラットフォーム モジュール)」です。
これは「TPM 2.0」っていう、セキュリティの基盤となる機能に対応している必要があります。
比較的新しいPCでも、PCの裏設定(BIOS/UEFI)で「無効」になっていることがあるので、要注意ですよ!
そして「セキュアブート」です。
これもTPMと同じように、PCがセキュアブート対応であって、かつ「有効」になっている必要があります。
OSが起動するときのセキュリティを高めてくれる、大切な機能なんですね。
他にも、「システムファームウェア」がUEFIっていう新しい仕組みであること(2011年頃より前の古いPCだと「BIOS」っていう旧式でダメな場合があります…)や、「ストレージ (HDD/SSD)」に64GB以上の空き容量が必要だったり(実際にはもっと空きがないと作業が失敗します!)、 「メモリ (RAM)」が4GB以上必要だったりします。
もしお使いのPCがこれらの要件(特にCPUやTPM 2.0)を満たしていない場合、残念ながら、原則としてWindows Update経由でWindows 11が降ってくることはないんです…。
要件を満たしていないPCに無理やりWindows 11をインストールすると、一部の機能が使えなかったり、将来のセキュリティアップデートが届かなくなったりするリスクがあるので、本当に気をつけてくださいね!
Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)9つの原因
「えっ、PC正常性チェックでは、すべての要件を満たしてるって表示されたよ!?」
「なのに、なんでWindows Updateに通知が来ないのー!」
そうなんです、そういうケースも少なくないんです!私もそうでした!
その場合、こんな原因が考えられます…。
1. TPM 2.0やセキュアブートが「有効」になっていない
「PC正常性チェック」アプリで「対応してる」と表示されても、それは「あなたのPCには、その機能が“搭載”されてますよ」っていう意味なんです。
でも、それがPCの裏設定(BIOS/UEFI)で「無効(Disabled)」になったままかもしれません…。
Windows Updateは、これらの機能がちゃんとOS上で「有効」になっていることを確認しに来るので、無効になっていると「あ、このPCはまだ準備できてないな」と判断して、アップデートの対象外にしちゃうんです。
2. Microsoftによる段階的な展開(ロールアウト)の途中
Microsoftさんは、新しいOSを出すとき、問題が起きないように、全世界のPCに一斉に配るようなことはしないんです。
互換性がバッチリ確認できたデバイスから順番に、「段階的」に提供しているんですね。
なので、単純に「お使いのPCの順番が、まだ来ていないだけ」という可能性もじゅうぶんにあります。
3. Windows 10が最新バージョンに更新されていない
Windows 11へアップグレードするには、その前に、今使っているWindows 10がちゃーんと最新の状態(最新のサービススタック更新プログラムとかが適用済み)である必要があるんです。
Windows Updateで、他の大切な更新プログラムが溜まっていたりすると、Windows 11のアップグレード通知は「あとでいっか」と後回しにされちゃうことがあります。
4. ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足している
システム要件は「64GB以上」と書かれていますが、これはOS全体の容量のこと。
アップグレードの作業には、ダウンロードしたファイルを一時的に広げたり、今のシステムをバックアップしたりするための「追加の空き容量」(最低でも9GB~26GBくらいは欲しいです!)が必要なんです。
Cドライブの空き容量がカツカツだと、ダウンロードが始まらなかったり、インストールに失敗したりする大きな原因になります。
5. Windows Updateのコンポーネントが破損している
PCを長く使っていると、Windows Updateの機能自体に必要なシステムファイルや、一時ファイル(キャッシュ)が壊れてしまって、正常に更新プログラムをチェックできなくなることがあるんです…。
6. セキュリティソフトや常駐ソフトが干渉している
あなたがインストールしているウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)や、いつも動いている他のプログラムが、Windows Updateの大切な通信やファイルアクセスを「怪しいやつ!」と勘違いして、邪魔(干渉)している可能性もあります。
7. インターネット接続が不安定
Windows 11のアップグレードファイルって、数GBもあってすっごく大きいんです!
なので、安定したインターネット接続が絶対に必要です。
Wi-Fiがぷつぷつ切れたり、回線速度がものすごく遅かったりすると、ダウンロードに失敗して、アップデートが表示されない原因になっちゃいます。
8. 周辺機器が接続されている
USBメモリや、外付けHDD、プリンター、ドッキングステーションなど…。
たくさんの周辺機器を繋いだままにしていると、それらのドライバがアップグレードの邪魔をして、問題を引き起こすことがあるんです。
9. (体験談)古いWindowsの残骸が影響している
これはちょっと稀なケースですが、過去にアップデートに失敗したときの「残骸データ」や、古いWindowsのインストール情報がシステムの中に残っていると…。
それが原因でOSの正常な動作(chkdskの実行とか)が邪魔されて、結果として大きなアップデートがブロックされちゃう、なんていう報告もあるようです。
「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」が消えた・表示されない時の対処法
「システム要件は満たしてるはずなのに…」という方!
アップデートが表示されない場合、これからご紹介する対処法を、ぜひ上から順番に試してみてください。
これらを実行することで、Windows Updateが正常に戻って、アップグレード通知がひょっこり表示される可能性がありますよ♪
対処法1: PCを再起動する
まずはコレ!一番カンタンですけど、とっても有効な方法です。
PCを再起動することで、メモリ上に残ったいらないデータや、壊れかけの一時ファイルがキレイにクリアされて、システムの状態がリセットされます。
このとき、「シャットダウン」じゃなくて、必ず「再起動」を選ぶのがポイントですよ!
対処法2: Windows 10を最新の状態にする
まずは、Windows 11「以外」の、すべての更新プログラムを当ててしまいましょう。
「設定」から「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。
そこで「更新プログラムのチェック」をクリックしてください。
「オプションの更新プログラム」っていうのも含めて、インストールできる更新はぜんぶダウンロードして、インストールしちゃいましょう。
再起動を求められたら、すべて適用が終わるまで、何度でも再起動を繰り返してくださいね。
対処法3: TPMとセキュアブートをBIOS/UEFIで有効化する
「PC正常性チェック」でTPM 2.0やセキュアブートが「非対応」と表示された方、あるいは「対応してるはずなのに通知が来ない!」という方。
PCの裏設定(BIOS/UEFI)を確認する時が来ました…!
(ちょっとだけ難しいですが、頑張りましょう!)
まず、PCを再起動して、起動した直後(メーカーのロゴが表示されてる間)に、特定のキー(多くは Deleteキーや F2 キー、F10 キーなど、メーカーによって違います)を「連打」して、BIOS/UEFI設定画面に入ります。
「Security」とか「Advanced」、「Boot」といったメニューを探してみてください。
その中に、「TPM」とか「PTT」、「fTPM」といった項目があるはずなので、それを Enabled(有効)にします。
さらに、「Secure Boot」(セキュアブート)という項目も探して、同じように Enabled(有効)にします。
設定を保存(多くは F10 キーです)して終了し、Windowsを起動します。
※このBIOS/UEFIの画面や項目名は、PCメーカーによってぜんぜん違います…。わからない場合は、お使いのPCのメーカー名(例:DELL、NECなど)+「TPM 有効化」などで検索してみてくださいね!
対処法4: Windows Updateのトラブルシューティングを実行する
Windowsには、問題を自動で解決してくれる「トラブルシューティング」っていう標準機能が搭載されています。
「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開きます。
「追加のトラブルシューティング ツール」をクリックします。
その中から「Windows Update」を選んで、「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックしてください。
あとは画面の指示に従って、問題の検出と修復が終わるのを待つだけです♪
対処法5: ストレージの空き容量を増やす
Cドライブの空き容量が少ない場合は、いらないファイルを削除して、スペースを作ってあげましょう。
「設定」→「システム」→「ストレージ」を見ると、何が容量を圧迫しているか一目でわかりますよ。
「一時ファイル」を削除するだけでも、数GBの空き容量を確保できる場合があります!
もう使っていない古いアプリをアンインストールするのも、とっても効果的です。
最低でも26GB以上の空き容量を確保することを、強くおすすめします!
対処法6: 周辺機器をすべて取り外す
マウスとキーボード(と、絶対に必要なモニター)「以外」の、すべての周辺機器…。
USBメモリ、外付けHDD、プリンター、Webカメラ、ドッキングステーションなどなど、ぜんぶPCから引っこ抜いちゃってください。
その後、PCを再起動して、もう一度Windows Updateを確認してみてくださいね。
対処法7: セキュリティソフトを一時的に無効にする
お使いのセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)の設定を開いて、一時的に保護機能を「無効」にしてみましょう。
(※この操作は、ご自身の責任で行ってくださいね。Windows Updateの確認が終わったら、すぐに「有効」に戻すのを絶対に忘れないでください!)
対処法8: Windows Updateサービスをリセット(再起動)する
これはちょっと高度な対処法ですが、Windows Updateのキャッシュ(一時ファイル)が壊れちゃっている場合に、すっごく効果があります!
まず、スタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell (管理者)」または「コマンド プロンプト (管理者)」を選びます。
真っ黒い画面が出てきても、慌てないでくださいね。
以下のコマンドを「1行ずつ」入力して、その都度 Enter キーを押していきます。(Windows Update関連のサービスをいったん止めます)
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver
次に、以下のコマンドで、古いキャッシュフォルダの名前を変えちゃいます。
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
最後に、止めたサービスをもう一度動かします。
net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
これが終わったら、PCを再起動して、再度Windows Updateを確認してみてください!
【最終手段】Windows 11を手動でアップデート(インストール)する方法
「もう!ぜんぶ試したけど、やっぱりWindows Updateに表示されない!」
「というか、もう待つのが面倒!」
…ですよね!(笑)
ご安心ください💖
システム要件さえ満たしていれば、Microsoft公式サイトからツールをダウンロードして、手動でWindows 11にアップグレードするのが、最も確実で、一番早い解決策だったんです!
SNSなどでも、「Windows Updateには表示されなかったけど、手動ツールを使ったらあっさり無償アップグレードできた」という体験談が、本当にたくさん報告されていますよ。
「Windowsアップデートから更新プログラムとして11が表示されないので、無償アップグレード終了だったのかと思ったが、Windows11インストールアシスタント使えば普通に無償アップグレードできた。」
この手動アップデートには、主に3つの方法があります。
方法1(最も推奨): 「Windows 11 インストールアシスタント」を使用する
これが、今お使いのWindows 10 PCを、ファイルやアプリをぜんぶ引き継いだままWindows 11にアップグレードするための、公式ツールです!
操作が一番カンタンで、Microsoftさんも推奨している方法の一つですよ♪
【手順】
まず、Microsoftの「Windows 11をダウンロードする」ページにアクセスします。
一番上にある「Windows 11 インストール アシスタント」のセクションを見つけて、「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。
ダウンロードした「Windows11InstallationAssistant.exe」というファイルを実行(ダブルクリック)してください。
もし「PC正常性チェック」アプリがまだ入っていない場合、まずそのインストールを求められることがあります。
画面の指示に従って、インストールと互換性の確認を行ってくださいね。
互換性に問題がなければ、「ライセンス条項」が表示されます。
「同意してインストール」をクリックしましょう!
Windows 11のダウンロードが開始されます。
これには数十分から1時間以上かかる場合があるので、気長に待ちましょう。
ダウンロードとインストールの準備が終わると、「Windows 11 をインストールするには、PCを再起動する必要があります」と表示されます。
「今すぐ再起動」をクリックします。(または30分後に自動で再起動されちゃいます)
PCが再起動して、いよいよアップグレード作業が始まります。
この間、PCは何度か再起動を繰り返し、「コンピューターの電源を入れたままにしてください」という画面が表示されたら、絶対に電源を切らずに、じっと待っていてくださいね。
環境にもよりますが、30分~数時間くらいでアップグレードが完了して、見慣れたサインイン画面が表示されます。
サインインすると…そこはもう、Windows 11のデスクトップです!おつかれさまでした!
方法2: 「Windows 11 ディスクイメージ (ISO)」を使用する
もし、インストールアシスタントが何かのエラーで失敗しちゃう場合や、アップグレード作業をもうちょっと細かく制御したい場合は、ISOファイル(OSのインストールディスクを丸ごと1個のファイルにしたもの)を使う方法もあります。
【手順】
まず、「Windows 11をダウンロードする」ページにアクセスします。
ページの中ほどにある「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」セクションを見つけてください。
ドロップダウンメニューから「Windows 11 (multi-edition ISO)」を選んで、「今すぐダウンロード」をクリックします。
次に「製品の言語の選択」で「日本語」を選んで、「確認」をクリックします。
「64-bit ダウンロード」ボタンが表示されるので、クリックしてISOファイル(数GBあるので、ちょっと時間がかかります)をダウンロードします。
ダウンロードが終わったら、そのISOファイルをダブルクリックします。
すると、ISOファイルが仮想DVDドライブとして認識されて、エクスプローラーで中身が開きます。
中にある「Setup.exe」(または「setup」)というファイルをダブルクリックして実行します。
「Windows 11 のインストール」という画面が起動します。
(「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックして、「今は実行しない」を選ぶと、作業時間を短縮できる場合がありますよ)
「ライセンス条項」に同意します。
「インストールに必要な作業を確認しています」の画面の後、「インストール準備完了」という画面が表示されます。
(ここが一番大切です!!)
ここで必ず、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックが入っていることを、よーーく確認してください!
もしチェックが外れて「何も引き継がない」とかになっていたら、「引き継ぐものを変更」から設定を変えます。
ここを間違えると、あなたのデータが全部消えてしまいますからね!
「インストール」ボタンをクリックすると、アップグレードが開始されます。
あとはインストールアシスタントの場合と同じように、完了するまでじっと待つだけです♪
方法3: 「Windows 11 インストールメディア作成ツール」を使用する
これは、Windows 11のインストール用USBメモリやDVDを作るためのツールです。
このツールで作ったUSBメモリをPCに挿して、その中にある「Setup.exe」を実行すれば、さっきのISOファイルを使った方法(方法2)と、まったく同じ手順でアップグレードインストールができますよ。
別のPCをアップグレードしたい場合や、万が一のためにインストールメディアを手元に置いておきたい場合に便利ですね。
注意:システム要件を満たしていないPCへの強制アップデートについて
ここで、とーっても大切な注意点がひとつあります!
インターネット上には、システム要件(TPM 2.0やCPU)を満たしていない非対応PCに、レジストリを書き換えたり、特殊なコマンド (setup /product server とか) を使ったりして、Windows 11を「強制的に」インストールする方法が紹介されています。
確かに、これらの方法を使えば、古いPCでもWindows 11がインストールできてしまう場合があります。
でも、Microsoftさんは、この方法を一切サポートしていません!
【非対応PCに強制インストールした場合のリスク】
一番のリスクは、「セキュリティ更新プログラムが提供されない」ことです! 将来的にセキュリティの穴(脆弱性)が見つかっても、修正プログラム(Windows Update)が届かず、あなたのPCがとっても危険な状態にさらされる可能性があります。
SNSでは「24H2にアップデートしたらフリーズして焦った」という報告や、特定の機能(グラフィックドライバやサウンド)がちゃんと動かない、といったトラブルもたくさん報告されています。
ひどいと、デスクトップの右下に「システム要件が満たされていません」という警告の透かし(ウォーターマーク)がずーっと表示されることもあります…。
Windows 10は2025年10月14日まで、ちゃんとサポートが続きます。
無理に非対応PCをアップグレードして大変なトラブルに見舞われるよりも、サポートが終了するまでに、Windows 11に正式対応した新しいPCへの買い替えを検討することを、私は強くお勧めします!
Windows 11アップデートに関するよくある質問 (Q&A)
「いろいろわかったけど、まだちょっと不安が…」という方のために、よくあるギモンにお答えしますね!
Q1: 「Windows 11 25H2 が来ない」のですが、どうすればいいですか?
A1: Windows 11 24H2や25H2といった、特定の大型アップデート(機能更新プログラム)がWindows Updateに表示されない(降ってこない)場合も、原因と対処法は、基本的にこの記事で解説したものと同じです。
まずは「設定」→「Windows Update」で、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のスイッチが「オン」になっているか確認してみてください。
それでも来ない場合は、Microsoftさんが段階的に展開している途中である可能性が高いです。
もし急いで適用したい場合は、この記事でご紹介した「Windows 11 インストールアシスタント」または「ISOファイル」を使うことで、手動で25H2(またはその時点での最新バージョン)にアップデートすることが可能ですよ♪
Q2: アップデートに失敗する、エラーコードが出る場合は?
A2: インストールアシスタントやISOを使ってもアップデートに失敗しちゃう場合は、PC側になにかしらの問題が残っている可能性が高いです。
「Windows Updateのトラブルシューティング」を実行したり、「システムファイルチェッカー」(コマンドプロンプト(管理者)で sfc /scannow を実行)を試したり、「DISMコマンド」(DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth)でシステムイメージを修復したり…。
表示されたエラーコード(例: 0x8007001f)をインターネットで検索して、具体的な対処法を調べるのも大切です。
それでも解決しない場合は、必要なデータをぜんぶバックアップした上で、Windows 11の「クリーンインストール」(すべてを消去して新しくインストール)を検討する必要があるかもしれません…。
Q3: アップデートしたら不具合が出ました。元に戻せますか?
A3: はい、戻せます!ご安心ください!
Windows 11にアップグレードしてから10日以内であれば、カンタンな操作でWindows 10にダウングレード(戻す)ことが可能です。
「設定」→「システム」→「回復」を開いて、「復元」セクションにある「戻す」ボタンをクリックするだけです。
ただし、10日を過ぎてしまうと、この機能は使えなくなっちゃうので注意してくださいね。
あと、アップデート直後に発生した不具合(例えば「セカンダリディスプレイでタスクバーのアイコンが正しく表示されない」とか「特定のアプリが動かない」とか)は、その後の品質更新プログラム(Windows Update)で、ちゃんと修正されることも多いですよ!
【総まとめ】Windows 11のアップデートが表示されなくても慌てないで!
Windows 11のアップデートが表示されない(降ってこない)場合でも、慌てる必要はまったくありません!
この記事で解説した手順を、ぜひ上から順番に確認してみてください。
- まずは「PC正常性チェック」アプリで、お使いのPCがシステム要件(特にTPM 2.0、セキュアブート、CPU)を満たしているかを確認します。
- もし要件を満たしていない場合は、PCの買い替えを検討するのが一番安全です。
- 要件を満たしているのに表示されない場合は、「Windows 10の最新化」「TPM/セキュアブートの有効化」「空き容量の確保」「トラブルシューティングの実行」などの対処法を試します。
- それでも表示されない場合、または「もう待てない!」という場合は、Microsoft公式サイトから「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロードして実行します!
多くの場合、システム要件さえ満たしていれば、この「インストールアシスタント」を使うことで、問題なくWindows 11へ無償アップグレードが完了しちゃいます。
Windows Updateの画面に通知が来ていなくても、諦めずに手動でのアップデートを試してみてくださいね!


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