「えっ、またWindowsの更新!?」
「なんか『累積更新プログラム』ってのが来てるけど…」 「うわっ、ダウンロード中 0% から全然進まない!」
Windows 11を使っていて、こんな風にアップデート画面の前で固まってしまった経験、ありませんか?
「もう、かれこれ1時間もこの画面なんだけど…(怒)」 「インストールに失敗しましたって、なんで!?」
そうなんです! Windows 11のアップデート、特に「累積更新プログラム」って、なぜか頻繁に来るし、なぜか失敗したり、途中でピタッと止まって(スタックして)進まなくなったりすること、本当によくありますよね!
SNSやネットのQ&Aサイトを覗いてみても…
🍀「KB5065431ってやつが、いくら再起動してもインストールエラーになる!」
🍀「ダウンロード中 87% とかで止まったまま…強制終了しても大丈夫なの?」
🍀「KB5063878を当てたら、なんかSSDの調子がおかしい気がする…怖い!」
🍀「エラーコード 0x800f0983 とか 0x80070306 が出て、もうお手上げ…」
もう、頭の中がハテナマークでいっぱいに! 「これって放置していいの?」「このままPC壊れたりしない!?」って、不安だけが募っていきます…。
きっと今、このページにたどり着いたあなたも、まったく同じ「どうしよう…」という焦りと不安を抱えていらっしゃのではないでしょうか?
わかります!その気持ち、痛いほどわかります!
この記事は、そんな「Windows Update進まない問題」に直面した方のために、
「そもそも累積更新プログラムって、一体なに?」 という基本的な疑問から、 「インストール失敗・進まない時の原因と対処法」 までを、実際のユーザー報告(E-E-A-T)も交えながら、どこよりも優しく、そして詳しく解説していく「あんしん攻略ガイド」です🗺️✨
初心者さん向けの簡単な対処法(フェーズ1)から、上級者向けの専門的な修復方法(フェーズ5)まで、あなたの「困った!」を「なーんだ、カンタン!」に変える情報を、順番にしっかり解説していきますね!
そもそもWin11の「累積更新プログラム」とは?
「トラブル対処法の前に、まずソレなに?」って思いますよね。
わかります! 「累積」とか「KBなんとか」とか、難しい言葉ばっかりで…。
まずは、この「累積更新プログラム(Cumulative Update)」くんの正体を、ざっくりと知っておきましょう! この知識が、あとで「なぜ失敗するのか」を理解するのに役立つんです♪
過去の修正をすべて含んだ「全部入り」パッケージ
ひと言でいえば、累積更新プログラムとは… その時点までに見つかった「すべてを一つにまとめた」アップデートパッケージのことなんです!
「累積」という言葉の通りですね。
中身は、 ・セキュリティ上の弱点(脆弱性)の修正 ・OSのバグ(不具合)の修正 ・新しい機能の改善 といったものが、ぜーんぶ「全部入り」になっています。
Microsoftは、毎月第2火曜日(日本ではだいたい第2水曜か第3水曜)に、「パッチチューズデー」と呼ばれる定例のセキュリティ更新日を設けています。
この時に「今月分の全部入りパックですよー!」と、Windows 11ユーザーに配信されるのが、この累積更新プログラムの正体なんですね。
「累積」であることのメリットって?
この「全部入り」方式の最大のメリットは、パソコンを最新の状態に保つのが、とーっても簡単になる点にあります。
たとえば、あなたが忙しくて、パソコンを3ヶ月ぶりに起動したとしますよね。
もしアップデートが「累積」じゃなかったら… 「1ヶ月目の修正」「2ヶ月目の修正」「3ヶ月目の修正」と、3回も4回もアップデートを順番に当てていく必要があって、すっごく面倒くさいんです!
でも! 累積更新プログラム方式なら、そんな心配はご無用♪
最新の1回分の「全部入りパック」を適用するだけで、そのパソコンは3ヶ月分の修正をすべて含んだ「最新かつ最も安全な状態」に、一発でなれちゃうんです! これって、実はすごく親切な仕組みなんですね。
なぜこんなに頻繁にアップデートがあるの?
「それにしても、なんか頻繁すぎない?」 SNSでも、そんな声がよく見られます。
その主な理由は、やっぱり「セキュリティ」です。
世界中では、新しいコンピュータウイルスやサイバー攻撃の手口が、悲しいことに毎日毎日生まれています…。 それに伴って、Windows OSにも「脆弱性(セキュリティ上の弱点)」が次々と見つかってしまうんです。
累積更新プログラムは、そうした新しく発見された「弱点」をいち早く塞いで、あなたのパソコンと、中に保存されている大切な個人情報を守るために、最低でも月1回(重大な問題があればそれ以上)の頻度で提供されている、というわけなんです。
中身がよく分からず不安に感じるかもしれませんが、基本的には「パソコンを安全に使うための、大切なお手入れ(メンテナンス作業)」だと思ってくださいね!
【E-E-A-T】実際に報告されている累積更新プログラムの失敗・不具合事例
「理屈はわかったけど、実際に失敗してるんだってば!」 そうですよね!
机上の空論ではなく、実際に今、多くのユーザーさんがどんな問題に直面しているのか。 その「生の声」を知ることは、トラブル解決の第一歩です!
ここでは、SNS(X/旧Twitter)などで報告されている、特定のKB番号(更新プログラムの識別番号ですね)に関連する、具体的な不具合の報告を集めてみました。 (※情報は主に2024年~2025年の報告に基づいています)
1. 特定のKB番号がインストールできない・失敗を繰り返す
これが一番多いパターンです…! 「何度再起動してもインストールに失敗しましたって表示される!」という、無限ループ状態の報告ですね(泣)
- KB5065431(2025年10月頃): 「いくら再起動しても更新してもらえない」「なんなんですかKB5065431…徒労感が凄い」といった、インストール自体が完了しない!という報告が相次ぎました。
- KB5051987(2025年2月頃): 「何度やってもダウンロード中が2〜3時間続いた後にインストールに失敗しました」と、ダウンロードは終わるみたいだけど、その後のインストール処理でエラーになっちゃう、というケースです。
2. 特定のソフトウェアやハードウェアとの競合
「アップデートを適用したら、昨日まで動いてたアプリが動かなくなった!」 これ、本当に焦りますよね…。深刻なケースです。
- KB5040527(2024年7月頃): 「ASRockのソフト(BlazingOCTuner, A-Tuningなど)が拒否されちゃう」という、特定のマザーボードメーカーさんが提供しているユーティリティソフトが、起動しなくなる問題が報告されました。
- KB5063878(2025年8月頃): 「SSDに大きなデータを書き込むとおかしくなる」「NDI(ネットワーク経由の映像伝送)をしてると遅延、途切れが発生するみたいです」など、ストレージ(SSD)やネットワーク機器の動作に異常をきたす!という怖い報告がありました。 特に「Phison製コントローラ」を搭載したSSDで、データが消えちゃう(RAW化)する問題も一部で指摘されています…。
- KB5062660(2025年8月頃): 上記のKB5063878に含まれる形で配布されたようですが、「ApexやVALORANTの様なゲームをしたり大容量のデータを移動させたりするとPCが起動不能になってしまう深刻な不具合が発生しています」との報告も…。これは怖すぎます!
3. 特定のエラーコードが表示される
「失敗しました」だけじゃなく、「エラー 0xなんとか」っていうナゾの暗号が表示されるパターンです。
- エラー 0x800f0983(25H2): 「win11の25H2累積更新プログラムがインストールエラー0x800f0983になるの、調べて出てくる対処どれやっても上手くいかない」という、八方ふさがりの報告です(泣)
- エラー 0x800f0922: インストールが特定の割合(例: 87%)でピタッとスタック(停止)し、失敗する際によく見られるエラーコードのようです。
- エラー 0x80070306: 「ダウンロードは100%まで推移しその後エラーとなりました」という、ダウンロードはOKなのに、インストール中に失敗するケースで報告されています。
こんな風に、「Windows 11の累積更新プログラムが失敗する」と一口に言っても、原因はいろいろあって、時にはMicrosoft側が配布するプログラム自体に問題が含まれているケース(特定のPCや部品と相性が悪いなど)も、残念ながら存在するんですね…。
なぜ? Windows 11 累積更新プログラムが失敗・進まない主な原因
では、一体どうして、こんなにもアップデートは失敗したり、途中で進まなくなったりするのでしょうか?
「うちのPCが悪いの?」「Microsoftが悪いの?」 その原因を切り分けることで、あなたが次に取るべき「正しい対処法」がハッキリと見えてきますよ!
1. インターネット接続の問題(不安定・遅い)
累積更新プログラムって、実は容量がものすごーく大きい(数GBに達することも!)場合があるんです。
ダウンロード中にWi-Fiがプツッと途切れたり、接続が不安定だったりすると、「ダウンロード中 0%」から進まない、あるいは途中でピタッと停止してしまう、一番よくある原因になります。
2. ディスク(ストレージ)の空き容量不足
これも多い原因です! Windows Updateを実行するには、アップデートファイルをダウンロードして、さらにそれを展開(解凍)するための、十分な「作業スペース」が必要なんです。
Microsoftは、64ビットOS(今のほとんどのPCですね)で、最低でも「20GB以上」の空き領域を推奨しています。
Cドライブの容量がもうカツカツの状態だと、ダウンロードやインストールの段階で「もう無理ー!」となって失敗しちゃうんですね。
3. Windows Updateコンポーネントの破損
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、要は「Windows Updateを実行するためのお手伝いファイル群」自体が、何らかの理由で壊れちゃっているケースです。
- Updateキャッシュの破損: 過去のアップデートでダウンロードされた一時ファイル(ゴミファイルですね)が、破損したまま残っていると、新しいアップデートの処理を邪魔しちゃうことがあります。
- 関連サービスの不調: Windows Update(wuauserv)やBITSといった、アップデートを担当してくれている裏方さん(サービス)が、停止していたり、正常に動いていなかったりする可能性です。
4. システムファイル自体の破損
Windows OSの根幹をなす、とーっても大事なシステムファイルが破損しているケースです。
OSの根幹がグラついていると、もちろんアップデート処理も正常に行えませんよね。 これは、PCを無理やり強制終了したり、マルウェア(ウイルス)に感染したり、ディスク自体が壊れかけたりすると発生します。
5. 周辺機器やドライバーの競合(邪魔してる!)
「えっ、これが原因!?」と驚かれるかもしれませんが、意外と多いんです。
PCに接続されているUSBメモリ、外付けHDD、プリンター、ドッキングステーションといった周辺機器たちが、アップデートプロセスとケンカ(競合)しちゃうことがあります。
また、古いデバイスドライバー(機器を動かすためのソフト)が、新しいOSバージョンに対応できず、インストールの最後の最後で失敗を引き起こすことも…。(エラーコード 0xC1900101 などはこの典型例ですね)
6. セキュリティソフトの干渉(お邪魔虫!)
あなたのPCを守ってくれているはずの、ウイルス対策ソフトやファイアウォールソフト。 彼らが「真面目すぎ」て、Windowsが大事なシステムファイルを変更しようとするアップデートの動きを、「あっ!不審な攻撃だ!」と勘違い(誤認)して、ブロックしてしまうことがあるんです。
7. Microsoft側の問題(特定のKBに不具合がある)
そして、これです…。 前の章の「E-E-A-T」で見たように、配布された累積更新プログラムそのものに、バグが含まれているケース。
「ASRockのツールと相性が悪い」「Phison製SSDだと不具合が起きる」といった、特定の環境で問題を起こすパターンですね。
この場合、私たちユーザー側でどれだけ対処法を試しても、根本的な解決にはなりません(泣) Microsoftが修正パッチ(修正版)を配布するのを待つか、問題のKB番号をアンインストールするしかない、というちょっぴり切ないパターンです。
【完全ガイド】Windows 11 累積更新プログラム 失敗・進まない時の対処法
お待たせしました! ここからは、実際に「累積更新プログラム」のインストールが失敗したり、進まなくなったりした時の具体的な対処法を、**試しやすい順番(安全なものから順)**に、フェーズ(段階)に分けて徹底解説していきますね!
大切なのは、フェーズ1から順番に試していくこと。 一つのステップが完了するたびに、もう一度Windows Updateを実行して「あ、直ったかも?」と問題が解決したか確認してみてください♪
フェーズ1:基本の確認と応急処置(まずはコレ!)
まずは、誰でも簡単にできて、リスクも一切ない基本的な確認から始めましょう! 「え、こんなことで?」と思うようなことで、あっさり直ることも多いんですよ♪
対処法1. 数時間待ってみる(本当に進んでいないか?)
「ダウンロード中 0%」や「インストール中 87%」など、特定のパーセンテージでピタッと停止しているように見えても… 実は、PCの裏側(バックグラウンド)では、大容量のファイルを一生懸命ダウンロードしたり、展開(解凍)したりしている真っ最中かもしれません!
特に、年に1〜2回ある「大型」の累積更新プログラムの場合、1〜2時間以上かかることもぜんぜん珍しくありません。
本当にフリーズしているのか、単に時間がかかっているだけなのか… 可能であれば、コーヒーでも淹れて、ドラマ1本観るくらいの気持ちで、数時間そっと放置してみてください。
ただし、「更新プログラムを確認しています」のまま半日以上ずーっと終わらない場合は、さすがにフリーズの可能性大。次のステップに進みましょう!
対処法2. インターネット接続を再確認する(線、抜けてない?)
Wi-Fi接続の場合は、一度切断して再接続してみてください。 もし可能であれば、有線LANケーブルでカチッと接続するのが、一番確実でオススメです!
ルーターやモデム(ONU)の電源を一度ブチッと抜き、数分待ってから(放電させてから)再起動するのも、とっても効果的ですよ。 不安定なネット接続は、ダウンロードが進まない最大の原因の一つです。
対処法3. PCを「再起動」する(シャットダウンじゃダメ!)
最も基本的でありながら、最も強力な対処法がこれです!
ここでポイントなのが、「シャットダウン」してから電源を入れるのではなく、必ず「再起動」を選ぶこと。
「え、同じじゃないの?」と思いますよね。 でも、今のWindows 11では、「高速スタートアップ」という機能のおかげで、シャットダウンはシステムを完全に終了させていない場合があるんです(お休みモードに近い感じ)。
「再起動」は、システムを完全にリフレッシュして、保留中のプロセスをぜんぶクリアにしてくれるので、多くのアップデート関連の問題を「なかったこと」にして解決してくれます♪
対処法4. 接続している周辺機器をすべて取り外す(犯人探し!)
これ、本当に大事な犯人探しのステップです。 PCの動作に最低限必要なもの(マウス、キーボード、モニター、電源ケーブル)以外、ぜーんぶ引っこ抜いてください!
🍀 USBメモリ、外付けHDD/SSD
🍀 プリンター、スキャナー
🍀 Webカメラ、マイク
🍀 ドッキングステーション
🍀 ゲームコントローラー などなど…
これらを取り外した状態でPCを「再起動」し、もう一度Windows Updateを試みてください。 「え、プリンターを抜いたら直った!」なんていうケース、本当によくあるんですよ!
フェーズ2:「ダウンロードが進まない(0%・途中で停止)」に特化した対処法
「インストール失敗」じゃなくて、「ダウンロード中」のまま一向に進まない! そんな場合に、特に有効な手順です。
対処法5. Windows Updateサービスを(タスクマネージャーから)再起動する
「ダウンロード中 0%」から全く動かない… そんな時は、ダウンロードを担当している裏方さん(サービス)が、フリーズ(居眠り?)している可能性があります。
これは、PCを丸ごと再起動しなくても、その裏方さんだけを「ちょっと起きて!」と再起動させることで解決できる場合がありますよ。
- タスクバー(画面下部のバー)を右クリックして、「タスクマネージャー」を開きます。
- もし簡易表示(シンプルな画面)になっていたら、左下の「詳細」をクリックします。
- 「サービス」というタブに移動します。
- 「名前」の列で「wuauserv」(説明の欄に「Windows Update」と書いてあります)を見つけます。
- この「wuauserv」を右クリックして、「停止」を選択します。(状態が「停止」になります)
- 「wuauserv」が停止したら、数秒待ってから、もう一度右クリックして「開始」を選択します。
- (補足)ついでに、「BITS」(Background Intelligent Transfer Service)という名前の裏方さんも見つけて、同じように「停止」→「開始」を試してみると、さらに効果的な場合がありますよ♪
この操作をしたら、「設定」→「Windows Update」の画面に戻って、ダウンロードが再開するかどうか、よーく見守ってみてください!
フェーズ3:Windows標準の修復ツールを実行する(お医者さんを呼ぶ!)
基本的な対処法で解決しない場合、Windowsに標準で搭載されている「お医者さん(修復ツール)」の出番です!
対処法6. Windows Update トラブルシューティング ツールを実行する
Windows Updateに関する「よくある問題」を、自動で診断して、可能なら修復まで試みてくれる、とっても頼もしい公式ツールです。
- 「スタート」ボタン → 「設定」(歯車のアイコン⚙️)を開きます。
- (Windows 11 22H2以降の場合)左側のメニューから「システム」を選び、その中にある「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリックします。
- 「頻度の高い順」という欄の中に「Windows Update」があるはずです。その右側にある「実行する」ボタンをクリック!
あとは、お医者さんの診断が終わるまでしばらく待つだけです。 「問題が見つかりました(修正済み)」と表示されたら、ラッキーですね♪
対処法7. ストレージの空き容量を確保する(お片付け!)
原因のところでもお話ししましたが、Cドライブの空き容量不足は、アップデート失敗の常習犯です。
- エクスプローラー(フォルダのアイコン)を開き、「PC」を表示します。
- 「Windows (C:)」ドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
- 「空き領域」が最低でも20GB以上あるかどうか、ドキドキしながら確認します。
- もし不足している場合は、「ディスクのクリーンアップ」ボタンを押して、お片付けスタートです! 不要なファイル(特に「ダウンロードされたプログラムファイル」や「一時インターネットファイル」、「ごみ箱」)にチェックを入れて削除しましょう。
- さらに!「システム ファイルのクリーンアップ」というボタンをクリックすると、「Windows Update のクリーンアップ」(過去の古いアップデートファイルのゴミ)も削除対象になり、一気に数GB〜数十GBも容量を確保できる場合がありますよ!
対処法8. セキュリティソフトを一時的に無効化する(ちょっとお休みしてもらう)
いつもは頼りになるウイルス対策ソフト(ノートン、マカフィー、ウイルスバスターなど)が、今回ばかりは邪魔をしているかもしれません。
タスクトレイ(画面右下のアイコンが集まっているところ)から、該当ソフトのアイコンを右クリックし、「一時的に無効にする」「保護を一時停止する」(だいたい15分〜1時間くらいでOK)といったメニューを選んで、少しだけお休みしてもらいましょう。 (※操作方法はソフトによって違うので、確認してみてくださいね)
この「無効化」した状態で、もう一度Windows Updateを実行してみてください。
⚠️とーっても大事なこと!⚠️ アップデートが完了(または、やっぱり失敗)したら、必ずセキュリティソフトを再度「有効」に戻すのを、絶対に忘れないでくださいね!
フェーズ4:システム破損を修復する(上級者向け・呪文を唱える!)
ここまでの手順で解決しない場合… 残念ながら、Windows Updateのお手伝いファイルや、システムファイル自体が、ちょっと深めに破損している可能性が高くなってきました。
ここからは、「ターミナル(管理者)」という黒い画面(ちょっと怖い!)を使って、修復のための「呪文(コマンド)」を唱えていきます。 でも、コピー&ペーストでOKなので、安心してくださいね!
対処法9. システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
Windowsの大事なシステムファイルが壊れていないかをチェックして、もし壊れていたら自動で修復してくれる、とっても便利な呪文です。
- 「スタート」ボタンを右クリックして、「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選びます。
- 黒い(または青い)画面が開いたら、以下の呪文をコピーして貼り付け、Enterキーを「ターン!」と押します。
sfc /scannow - 「システム スキャンを開始しています…」と表示され、スキャンが始まります。PCによっては10分〜30分程度かかる場合があるので、気長に待ちます。
- 「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。」と表示されれば大成功! PCを再起動して、アップデートを試してみてください。
- もし「Windows リソース保護は、要求された操作を実行できませんでした。」などのエラーが出た場合は…まだあきらめないで!次の対処法10に進みます。
対処法10. DISMコマンドでWindowsイメージを修復する
SFC(対処法9)がうまく動かない時や、SFCでも修復できなかった時。 それは、SFCが見に行く「お手本(Windowsイメージ)」自体が壊れている可能性があります。
DISMコマンドは、その大元のお手本を、インターネット経由で正しいものに修復してくれる呪文です。
- 対処法9と同じように、「ターミナル(管理者)」を開きます。
- 以下の呪文(ちょっと長いです!)を入力し、Enterキーを押します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth - これも完了までに時間がかかります。「復元操作は正常に完了しました。」と表示されたら、PCを再起動します。
- (推奨!) DISMが無事に完了したら、念のため、もう一度だけ、対処法9の
sfc /scannowを実行してみてください。お手本が直ったので、今度こそシステムファイルが完璧に修復されるはずです!
対処法11. Windows Updateコンポーネントをリセットする(手動・大掃除!)
Windows Updateが使っている一時フォルダ(キャッシュ)や、関連サービスを、ぜーんぶまとめて「えいっ!」とリセットする、最も強力な対処法の一つです。
手順が少し複雑ですが、効果は絶大ですよ!
- 対処法9と同じように、「ターミナル(管理者)」を開きます。
- まず、アップデートに関連する裏方さんたちに「いったんストップ!」とお願いします。以下の呪文を1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。
net stop wuauservnet stop cryptSvcnet stop bitsnet stop msiserver - 次に、古いアップデートキャッシュ(ゴミ)が入ったフォルダの名前を変更して、新しいフォルダを自動で作らせるようにします。以下の2つの呪文をそれぞれ実行します。
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.oldren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old(※もし「アクセスが拒否されました」と怒られたら、裏方さん(サービス)が正常に停止していない証拠です。PCを再起動して、この対処法11を最初からやり直してみてください) - 最後に、停止した裏方さんたちに「お仕事再開、お願いします!」と伝えます。以下の呪文を1行ずつ実行します。
net start wuauservnet start cryptSvcnet start bitsnet start msiserver - ターミナルを閉じ、PCを再起動します。
これで、Windows Updateは「はじめまして!」と、まっさらな状態から更新プログラムの確認をやり直してくれますよ♪
対処法12. セーフモード(とネットワーク)で起動してアップデートする
「どうしても何かが邪魔してるみたい…」 そんな時は、不要なドライバーや常駐ソフトを一切読み込まない、PCの「すっぴん」状態である「セーフモード」で起動してみましょう!
邪魔者がいない状態なら、すんなりアップデートできる可能性があります。
- 「スタート」ボタン → 「電源」アイコン(あの丸いマークですね)をクリックします。
- キーボードの
Shiftキーを押したままの状態で、「再起動」をクリックします。 - 青い「オプションの選択」という画面が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」と進みます。
- PCが再起動した後、オプションの一覧が表示されます。キーボードの
5またはF5を押して、「セーフモードとネットワークを有効にする」を選びます。(ネットワーク=インターネットが使えるセーフモード、という意味です!) - セーフモードで起動したら、「設定」→「Windows Update」を開き、更新プログラムの確認とインストールを実行してみてください。
フェーズ5:最終手段(強制的なインストール!)
「フェーズ4まで全部やったのに、まだ失敗する…(泣)」 ここまで来たら、もう心が折れそうですよね…。
でも、まだ手はあります! Windows Update経由での「自動更新」はもう諦めて、「手動」で強制的にインストールするフェーズに移ります!
対処法13. Microsoft Update カタログから手動でインストールする
「何度やってもKB5065431だけが失敗する!」 そんな風に、失敗する更新プログラムのKB番号(犯人の名前ですね)がわかっている場合に、とーっても有効な方法です。
- 「Microsoft Update カタログ」という公式サイト(https://www.catalog.update.microsoft.com/)にアクセスします。
- 右上の検索ボックスに、失敗する憎きKB番号(例:
KB5065431)を入力して「検索」します。 - 一覧が表示されるので、お使いのWindows 11に合ったもの(通常は「x64 ベース システム用」と書かれているもの)を見つけて、右端にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。
- 小さなポップアップウィンドウが開くので、そこにある
.msuで終わるファイルのリンクをクリックして、ファイルをダウンロードします。 - ダウンロードした
.msuファイルをダブルクリックして実行し、あとは画面の指示に従ってインストールするだけです!
不思議なことに、Windows Updateの自動更新では何度やっても失敗したのに、この手動インストールなら、あっさり成功するケースは非常に多いんですよ♪
対処法14. 「Windows Updateで問題を解決する」で修復インストール(24H2など)
もしお使いのWindows 11が比較的新しいバージョン(24H2など)の場合、回復オプションに「修復バージョン」を再インストールするという、すごい機能が追加されている場合があります!
これは、OSを初期化(アプリとか消えちゃうやつ)するんじゃなく、最新のOSデータで「上書き修復」してくれる機能なんです。
- 「スタート」ボタン → 「設定」を開きます。
- 「システム」メニューの中にある「回復」をクリックします。
- 「回復オプション」という欄の中に、「Windows Update で問題を解決する」という項目があれば、ラッキーです! 「今すぐ再インストール」ボタンをクリックします。
- あとは画面の指示に従って進めるだけで、最新の(そして修復された)OSビルドがインストールされますよ。
対処法15. インプレース アップグレード(上書きインストール)
これが、データを消さずにできる「最終手段」です。
Windows 11のインストールメディア(USBやISOファイル)を使って、今動いているWindows 11に「上書きインストール」をかけちゃいます。
あなたの個人用ファイルやアプリ(ほとんど)はそのまま引き継いだまま、OSのシステムファイルだけを、まるっと「新品」に入れ替えるイメージです。
- Microsoftの「Windows 11 をダウンロードする」という公式ページにアクセスします。
- 「Windows 11 インストール アシスタント」または「Windows 11 のインストール メディアを作成する」というところから、ツールをダウンロードします。
- ツールを実行し、画面の指示に従って「このPCを今すぐアップグレードする」を選ぶか、またはISOファイルを作成して、それをマウント(ダブルクリック)し、中にある
setup.exeを実行します。 - インストーラーが進んでいくと、「引き継ぐものを選択」という、とーっても大事な画面が出てきます。ここで「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」がちゃんと選択されていることを必ず確認して、インストールを実行してください!
これはもう、OSの再インストールに近い大掛かりな作業ですが、ここまでこじれたシステム破損の多くを解決できる、最後の砦です。
【警告】アップデートが終わらない時に「絶対やってはいけないこと」
トラブルが起きると、焦ってついやってしまいがちな行動…。 それが、状況をさらに悪化させて、取り返しのつかないことになるかもしれません! これだけは、絶対にやめてくださいね!
1. 更新中の強制終了(電源ボタン長押し)
「インストール中… 30%」 「再起動しています… 更新プログラムを構成しています…」
こんな画面でずーっと進まないからといって、絶対に! 電源ボタンを長押しして、強制的に電源を切らないでください!
Windows Updateは、人間でいえば「脳外科手術」の真っ最中です。 OSの最もデリケートな部分を書き換えている最中に、いきなり電源をブチッと切られたら…?
そう、システムファイルが中途半端な状態で破損して、**最悪の場合、PCが二度と起動しなくなる(起動ループ、ブルースクリーン地獄)**可能性があります!
数時間待っても進まない…という不安な時も、まずはフェーズ1の「周辺機器を外す」など、他の安全な手を試してください。強制終了は、本当に、本当に、最後の手段です。
2. 更新プログラムを(理由なく)放置・停止し続ける
「もう失敗するからヤダ!」「不具合が怖いから、もうアップデートしない!」 と、Windows Updateを無効化したり、長期間ずっと放置し続けたりすることも、おすすめしません。
最初のほうでお話しした通り、累積更新プログラムの最も大事な役割は、セキュリティの「弱点」を塞ぐことです。
アップデートを怠ったPCは、ランサムウェア(身代金ウイルス)やスパイウェア(個人情報を盗むウイルス)にとって、「どうぞ入ってください」とカギを開けっ放しにしているようなもの…。
アップデートが失敗するイライラよりも、データが全部人質に取られたり、個人情報が漏洩したりするほうが、はるかに深刻な被害につながってしまいます(泣)
トラブルを未然に防ぐために|システムの修復とバックアップ
「もう、こんな面倒な作業は二度とごめんだ!」 今回のトラブルシューティングで、疲れ果ててしまったあなたへ。
一番大切なのは、トラブルが起きてから慌てることではなく、「予防」です!
1. 日頃からのバックアップを習慣にする
これが最強の保険です。 もし、アップデートが失敗してPCが起動しなくなっても、大切なデータのバックアップさえあれば、最悪OSをクリーンインストール(初期化)して、笑顔で元に戻すことができます。
EaseUS Todo Backupのような市販のバックアップソフトや、Windows標準の「ファイル履歴」機能を活用して、大事なデータ(ドキュメント、写真、思い出の動画など)は、外付けHDDやクラウドストレージ(OneDriveなど)に、定期的にコピーしておくクセをつけましょうね♪
2. システム修復ソフトや専門業者を頼る
「フェーズ4の呪文とか、黒い画面とか、難しすぎて無理!」 そうですよね、コマンド操作は自信がないと怖いものです。
世の中には、今回ご紹介したSFCやDISM、コンポーネントリセットといった複雑なシステム修復作業を、ボタン一つで自動でやってくれる、サードパーティ製の**システム修復ソフト(ユーティリティソフト)**も存在します。(※収益化のヒントですね!)
コマンド操作に自信がない場合は、そうしたツールの利用を検討するのも一つの賢い手です。
また、SSDの物理的な故障(特定のKBを当てると問題が起きるなど)が疑われる場合や、もう何をどうやっても自力で解決できない!という時は、無理せず「ドスパラ」などのPC専門店の修理サポートに相談することも、賢明な判断ですよ。
まとめ
Windows 11の「累積更新プログラム」は、あなたのPCを安全で快適に保つために、Microsoftが毎月届けてくれる「全部入り」のアップデートパッケージです。
でも、その複雑さと大容量さゆえに、いろんな原因でインストールが失敗したり、途中で進まなくなったりすることがありますよね。
もしトラブルに遭遇したら、まずは焦らず、この記事でご紹介したステップを、フェーズ1から順番に試してみてください。
- まずは基本から: PCの再起動(シャットダウンじゃダメ!)、周辺機器の取り外し、インターネット接続の確認を行います。
- ダウンロードが進まない場合: タスクマネージャーから「wuauserv」サービスを再起動してみます。
- Windowsのツールを使う: 「Windows Update トラブルシューティング ツール」を実行し、ディスクの空き容量をお片付けします。
- システムを修復する: 「ターミナル(管理者)」から
sfc /scannowやDISM.exe ... /Restorehealthの呪文を唱えて、OSの破損を修復します。 - コンポーネントをリセットする: 最終手段として、
SoftwareDistributionフォルダのリネーム(大掃除)を行います。 - 手動でインストールする: 「Microsoft Update カタログ」から、失敗する憎きKB番号を直接ダウンロードして適用します。
- OSを上書き修復する: 「インプレース アップグレード」でOS自体を(データを保ったまま)修復します。
多くの場合、これらの手順のどれかで、あなたの「困った!」は解決するはずです。
そして何より、こんな万が一の事態に備えて、大切なデータのバックアップを日頃から心がけておくことが、あなたのPCライフを一番あんしんなものにしてくれますよ!

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