【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ GPOでの無効化(基本):「Windows Copilotを無効にする」を「有効」にするという罠に注意!(解決策1へジャンプ)。
- ✅ クラウド管理ならIntune:構成プロファイルで「Turn Off」を設定すれば一発です(解決策2へジャンプ)。
- ✅ まだ消えない!?:Edgeのサイドバーは「別物」です。Edgeポリシーも併用必須!(注意点へジャンプ)。
※この記事では、情シス担当者様が迷わないよう、図解レベルの細かさで徹底解説しています。目次から気になるところへ飛んでくださいね!
「あれ…?Windows 11を展開し始めたけど、タスクバーに変な虹色のアイコンが増えてる!?」
「ちょっと待って、これ社員が好き勝手にAI使えちゃうってこと…?情報漏洩とか大丈夫なの!?」
ある日突然、社内のPCに現れた「Copilot in Windows」。
業務効率化の救世主かと思いきや、管理する側からすれば、セキュリティリスクの塊に見えて、冷や汗が止まらなくなった経験、ありませんか?😥
「まだ社内ルールも決まってないのに!」
「変なデータを入力されたら責任取れないよ!」
って、モニターに向かって叫びたくなりますよね。
もしかして、上司から「とりあえず危ないから、全社的にオフにしておいて」なんて軽く言われて、設定場所を探し回って途方に暮れていませんか…?
わかります、すごーくわかります!
私もインフラ管理の経験があるので、新しい機能が勝手に追加された時の「制御不能感」と、そこからくる絶望感、痛いほどわかります。
管理画面を見ても項目が見つからないし、「GPO?Intune?どっちでやるのが正解なの?」なんて、不安でパニックになっちゃいますよね。
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、制御不能なわけじゃありません!
この問題、実はMicrosoftが用意している「グループポリシー(GPO)」や「Intune」の標準機能を正しく設定すれば、組織全体でピタッと止めることが可能なんです。
この記事は、そんな「Copilotの制御」に頭を抱える情シス担当者様・IT管理者様を救うための、プロ直伝の解決策を網羅した「完全バイブル」です🕵️♀️
オンプレミス環境のGPO設定から、最新のクラウド管理(Intune)、そして意外な落とし穴まで。
私と一緒に、一つずつ順番に確認して、あの安全で静かなデスクトップ環境を取り戻しましょうね!🥰
なぜ企業は今、Copilotの無効化を急ぐべきなのか?
具体的な手順に入る前に、「なんでこんなに急いで止めなきゃいけないの?」っていう背景とリスクを、ざっくり整理しておきましょう。
経営層に「なんで止めるんだ?」と聞かれた時の説明材料としても使えますからね!
主な理由は、以下の3つの「懸念」に絞られます。
- 情報漏洩(シャドーIT)のリスク:これが一番怖い!社員が悪気なく「顧客リスト」や「機密コード」をAIに入力しちゃうヒューマンエラーです。
- 業務外利用による生産性低下:AIとのおしゃべりが楽しすぎて、本来の仕事が進まない…なんて本末転倒な事態、防ぎたいですよね。
- コンプライアンス上の課題:AIが嘘をつく(ハルシネーション)可能性や、著作権の問題。ガイドラインなしでの利用は地雷原を歩くようなものです。
「うちはまだ準備ができていない…」という企業様こそ、まずは「無効化」が出発点です。
準備はいいですか?まずは、戦う前の「装備確認」から始めましょう!
【準備編】ここを見落とすと失敗する!Copilot無効化の前提条件
いきなり設定画面を開こうとしていませんか?
ちょっと待ってください!✋
実は、Copilotを制御するには、OSの種類や「管理テンプレート」の状態が整っていないと、設定項目すら出てこないことがあるんです。
無駄な時間を過ごさないために、以下の2点をサクッと確認しておきましょう。
1. 対象となるWindowsエディションを確認
今回紹介する「GPO」や「Intune」を使った一括管理は、主に以下の「法人向けエディション」でしか使えません。
- Windows 11 Pro
- Windows 11 Enterprise
- Windows 11 Education
※もし社内に「Windows 11 Home」が混ざっている場合、標準機能ではこれから紹介する方法が使えません。(Homeはそもそもドメイン参加できませんしね…😅)
2. 【最重要】管理テンプレート(ADMX)を更新する
ここが一番の落とし穴です!⚠️
「GPOエディタを開いたけど、Copilotの設定なんてどこにもないよ?」
そんな時は、ドメインコントローラー(ADサーバー)に入っている「管理テンプレート(定義ファイル)」が古い可能性が大です。
Copilotの設定は、比較的最近のアップデートで追加された項目です。
古い地図を持っていても新しい道が見つからないのと同じで、まずはMicrosoft公式サイトから最新の「Windows 11 Administrative Templates」をダウンロードして、セントラルストア(`\\ドメイン名\SYSVOL\ドメイン名\Policies\PolicyDefinitions`)に入れてあげてください。
これをやるだけで、「あ!設定項目が出た!」ってなるはずですよ✨
【解決策1】王道にして最強!グループポリシー(GPO)で無効化する手順
Active Directoryを使っている企業様なら、これが最も標準的で、一番確実な方法です。
ドメインに参加しているPCに対して、親ガモが子ガモを導くように、一括で命令を出せます。
ステップ1:グループポリシー管理エディタを開く
まずは、ドメインコントローラー、または管理ツール(RSAT)が入ったPCで「グループポリシーの管理」を開きます。
設定を適用したいOU(部署ごとのフォルダなど)に紐づいているGPOを右クリックして、「編集」を選びましょう。
ここまでは、いつもの作業ですね♪
ステップ2:運命の分かれ道!ポリシー設定箇所へ移動
ここからが本番です。以下のパスへ迷わず進んでください。
今回のターゲットは「コンピューター」ではなく「ユーザーの構成」の中に隠れています。
- パス: `ユーザーの構成` > `ポリシー` > `管理用テンプレート` > `Windows コンポーネント` > `Windows Copilot`
※環境によっては、「Windows AI」というフォルダ名になっていることもあります。「Copilot」が見当たらない時は「AI」を探してみてくださいね!🔍
ステップ3:最大の罠!「無効にする」を「有効」にする!?
フォルダの中に、「Windows Copilot を無効にする(Turn off Windows Copilot)」という項目がありますよね?
これをダブルクリックして開いてください。
そして、ここからが一番ややこしいポイントです。深呼吸してくださいね。
Copilotを「無効化」したい場合、ここは「有効」を選びます!
「えっ?どっち?」って混乱しますよね💦
日本語に訳すとこうなります。
⚠️ 設定値の読み解き方
- 有効 = 「Copilotをオフにする機能」を有効にする ⇒ Copilotは消える(正解!)⭕️
- 無効 = 「Copilotをオフにする機能」を無効にする ⇒ Copilotは使えるまま❌
- 未構成 = 何もしない ⇒ Copilotは使えるまま❌
ここで直感的に「無効」を選んでしまうと、何も起きません。
必ず「有効」にチェックを入れて、「OK」をクリックしてくださいね!
ステップ4:コマンドで即反映!
設定が終わったら、PC側で設定を受け取るために、以下の呪文(コマンド)を唱えるか、PCを再起動します。
`gpupdate /force`
再起動してログインし直した後、タスクバーを見てください。
あの虹色のアイコンが消えて、ショートカットキー(Windows + C)を押しても反応しなくなっていれば…大成功です!🎉
お疲れ様でした!
【解決策2】クラウド時代の常識!Microsoft Intuneで無効化する手順
「うちはもうADサーバーなんてないよ!」
「社員はみんなリモートワークで、PCはクラウド(Intune)で管理してる!」
そんなモダンな環境の管理者様は、こちらのIntuneを使った方法で行きましょう。
ステップ1:構成プロファイルの作成
Intune管理センター(Endpoint Manager)にログインして、新しいルール作りを開始します。
- 「デバイス」 > 「Windows」 > 「構成プロファイル」と進みます。
- 「プロファイルの作成」をクリックします。
- プラットフォームは「Windows 10 以降」、プロファイルの種類は「設定カタログ(Settings Catalog)」を選びます。
ステップ2:カタログから「Copilot」を探し出す
設定カタログの検索バーに、「Copilot」と入力して検索ボタンをポチッ!
すると、カテゴリーの中に「Windows AI」または「Windows Copilot」が見つかるはずです。
その中にある、「Turn Off Windows Copilot(Windows Copilotをオフにする)」という項目にチェックを入れます。
ステップ3:ここでも注意!値を「Enabled」に
チェックを入れると設定画面が出てきます。
ここでもGPOと同じ「言葉の罠」がありますよ。
- Turn Off Windows Copilot:ここを「有効(Enabled)」にします。
「オフにする機能を、有効にする」。
これを念仏のように唱えながら設定してください(笑)。
ステップ4:ターゲットを決めて配信!
最後に、この設定を誰に配るかを決めます。
「すべてのデバイス」や「すべてのユーザー」を選べば全社適用ですが、まずはIT部門などの「テスト用グループ」に割り当てて、ちゃんと消えるか確認することを強ーくオススメします!
【解決策3】検証機ならこれ!レジストリ編集での強制無効化
「サーバーとかないし、手元の検証機1台だけ設定したい」
「AD管理下じゃないスタンドアロンのPCなんだけど…」
そんな時は、Windowsの心臓部である「レジストリ」を直接いじる裏技があります。
※ただし、心臓手術みたいなものなので、慎重にやってくださいね!💉
- キーボードの `Win + R` を押して、「regedit」と入力して実行します。
- アドレスバーに以下のパスを貼り付けて移動します。`HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows`
- `Windows` キー(フォルダ)の上で右クリックして、「新規」>「キー」を選び、名前を `WindowsCopilot` にします。
- 作った `WindowsCopilot` の中で右クリックして、「新規」>「DWORD(32ビット)値」を選びます。
- 名前を `TurnOffWindowsCopilot` にします。
- これをダブルクリックして、値を `1` に書き換えます。(0は有効、1は無効です)
最後にPCを再起動すれば完了です!
【注意点】タスクバーから消えても安心できない?「Edge」の罠
ここで、多くの管理者様がハマる「落とし穴」についてお話しします。
「よし!GPOでCopilot無効化したぞ!これで安心だ!」
と思って、Microsoft Edgeブラウザを開いてみてください。
…あれ?
ブラウザの右側に、まだアイツ(Copilotアイコン)がいませんか!?😱
そうなんです。実は、
- Windows上のCopilot(OS機能)
- Edgeブラウザ上のCopilot(ブラウザ機能)
この2つは、全く別のポリシーで動いている「別人」なんです!
OS側を止めても、ブラウザ側は生き残ってしまうんですね。
完全にAIアシスタントを排除したい場合は、Edgeのポリシーも併せて設定する必要があります。
EdgeのCopilot(サイドバー)も消すGPO
Edgeの管理テンプレートを使って、以下の設定も追加で行ってください。
- パス:`コンピューターの構成` > `管理用テンプレート` > `Microsoft Edge`
- 設定項目:「HubsSidebarEnabled(ハブのサイドバーを表示する)」
- 設定:「無効」
これでサイドバーごと非表示になり、そこに含まれるCopilotへの入り口も完全に塞ぐことができます。
ここまでやって初めて、「完全勝利」と言えますね!😤
各手法の比較とおすすめシナリオ
ここまで3つの方法を紹介しましたが、「結局どれを使えばいいの?」って迷っちゃいますよね。
わかりやすく表にまとめてみました!
【表1:Copilot無効化手法の比較】
| 手法 | 適用範囲 | メリット・デメリット | こんな組織におすすめ |
|---|---|---|---|
| グループポリシー (GPO) | ドメイン参加PC | メリット:強制力が強く、追加コスト不要。 デメリット:VPNがないと社外PCに適用しにくい。 |
従来のオンプレミスAD環境で管理している組織。 |
| Microsoft Intune | Entra ID参加PC | メリット:場所を問わず適用可能。リモートワークに最適。 デメリット:Intuneライセンスが必要。 |
モダン管理へ移行済み、またはリモートワーク主体の組織。 |
| レジストリ編集 | 個別PC | メリット:サーバー不要で今すぐできる。 デメリット:1台ずつ手作業。ミスると危険。 |
検証機、キッティング時のマスター作成など。 |
「消えない!」と焦る前のトラブルシューティング
「手順通りやったのに、まだアイコンがあるんですけど…(怒)」
そんな問い合わせが来ても、焦らないでください。
よくある原因リストを作ったので、これを一つずつチェックすれば解決します!
1. ユーザーポリシーか?コンピューターポリシーか?
Copilotの無効化ポリシーは、基本的に「ユーザーの構成」にあります。
PC(コンピューターオブジェクト)が入っているOUにGPOをリンクさせても、中身が「ユーザー設定」だと、標準では適用されません(ループバック処理などが必要になります)。
まずは、ユーザーアカウントが入っているOUにリンクされているか確認してみてください。
2. Windows Updateは最新ですか?
そもそもCopilot機能自体が、特定の更新プログラム(23H2など)で入ってきたものです。
OSが古すぎると、ポリシーを受け取る準備ができておらず、無視されてしまうことがあります。
3. 「どのCopilot」を見ていますか?
先ほどもお伝えしましたが、Edgeのサイドバーを見て「消えてない!」と勘違いしているケースが非常に多いです。
以下の表で、今見ているのが「どいつ」なのか特定しましょう。
【表2:Copilotの種類と制御ポリシーの違い】
| 機能名称 | 表示場所 | 制御に必要なポリシー |
|---|---|---|
| Copilot in Windows | タスクバー中央、Win+C | Windows Copilot を無効にする (GPO/Intune) |
| Copilot in Edge | Edgeブラウザ右側のサイドバー | HubsSidebarEnabled (Edgeポリシー) |
| Microsoft 365 Copilot | ExcelやWordアプリ内 | Microsoft 365 管理センター(ライセンス管理) |
【運用術】いきなり全員禁止より、賢いやり方があります
最後に、ちょっとした運用のヒントを。
セキュリティのために「全社一律無効!」とするのは簡単ですが、DX(デジタルトランスフォーメーション)の観点からは、一部の部署でテスト導入したいという声も出るはずです。
そんな時は、GPOの「セキュリティフィルター処理」を使いましょう。
例えば、基本はGPOで全社に禁止をかけつつ、特定のグループ(例:`Copilot_Allowed_Users`)だけ「適用を除外(拒否)」設定にするんです。
こうすれば、「基本はダメだけど、情シスと開発部だけは解禁」みたいな柔軟な運用が可能になりますよ👍
あと、大事なのが「ユーザーへの事前告知」です。
黙ってポリシーを適用すると、昨日まであったアイコンが急に消えるので、「PCが壊れた!」「アイコンが消えた!」ってヘルプデスクの電話が鳴り止まなくなります(経験談…😭)。
「セキュリティ対策の一環として、AI機能を一時停止します」と一言メールするだけで、平和な朝が守られますよ。
まとめ:Copilotは怖くない!正しく制御して安全な環境を
ここまで読んでいただき、本当にお疲れ様でした!
Windows 11のCopilot制御、最初は「わけがわからない!」と焦ったかもしれませんが、一つずつ紐解いていけば、ちゃんと管理できることがわかっていただけたと思います。
最後に、今回のプロジェクトの要点をおさらいしましょう。
✅ Copilot無効化プロジェクトの成功リスト
- まずは準備: ADMXテンプレートを最新にしないと設定項目が出ない!
- 設定の罠: 「無効にする」ポリシーを「有効」にするのが正解!
- 完全排除: OS側だけでなく、Edge側のポリシーも忘れずに設定する。
- 定期チェック: Microsoftは設定をよく変えるので、半年に1回は見直しを!
AI技術はものすごいスピードで進化しています。
今日設定した項目も、来年には名前が変わっているかもしれません。
でも、基本の「探し方」や「考え方」さえ身につけておけば、どんな変化が来ても怖くありません!
あなたがしっかりと手綱を握ることで、会社全体が安全に、そして安心して仕事ができる環境が守られます。
それって、すごくカッコいい仕事ですよね!✨
無事に設定が完了して、あなたが安心してコーヒーを飲める時間が戻ってくることを、心から願っています!
頑張ってくださいね!応援しています!👋✨

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