「あれ…?Windows 11にアップグレードしてから、または使っているうちに、突然音が出ない…!」
「さっきまで聞こえてたのに、なんだか音が小さくなった…?」
ある日突然、あなたのWindows 11 PCがそんな状態になって、スマホで慌てて「windows11 音が出ない」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
わかります、わかります!私も全く同じ経験があります。
仕事のWeb会議、楽しみにしていた動画視聴、集中したい時の音楽再生など、PCから音が出ないのって、本当に深刻な問題ですよね。
心臓はバクバクするし、「もしかして、壊れた…?」「設定を何か変なところ触っちゃったかな…?」って、もうパニックになっちゃいますよね😭
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、多くの場合、この「windows11 音が出ない」問題は、複雑な故障じゃなくて、ちょっとした設定の見落としや、ソフトウェア(特にドライバー)の不具合が原因なんです。
この記事は、そんな「音が出ない地獄」に陥ってしまったあなたを救うための、安全な対処法をステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🗺️✨
まずは慌てずに、私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰
多くの場合、「windows11 音量ミキサー」の確認やドライバーの再インストールで、あっさり解決しちゃいますよ!
まずはここから!Windows 11で音が出ない時の「超」基本チェック
難しい高度な設定を疑っちゃう前に、まずは物理的、基本的な設定をよ~く再確認してみましょう。
「そんなはずはないよ~」って思っていても、意外な見落としがあるものなんですよ。
チェック1:物理的な接続とスピーカー/イヤホンの確認
PC本体の設定をいじる前に、まずは音を出す「出口」であるスピーカーやイヤホンが、ちゃーんと元気かどうかを確認します!
スピーカー・イヤホンの電源とケーブルの確認
デスクトップPCで外付けスピーカーを使っている場合、スピーカー本体の電源がオンになっているか、ACアダプターがコンセントにちゃんと接続されているかを確認してください。
また、PC本体とスピーカーを接続するオーディオケーブル(3.5mmプラグやUSBケーブル)が、PC側とスピーカー側の両方で、しっかりと奥まで差し込まれているかも確認します。
ノートPCの内蔵スピーカーの場合は、この確認は飛ばしてOKです。
イヤホンジャック・USBポートの確認
ケーブルが正しく接続されていても、PC側の端子(ジャックやポート)が汚れていたり、物理的に壊れていたりすると音は出ません💦
特にイヤホンジャックは、抜き差しを繰り返すうちに内部の接触が悪くなっちゃうことがあります。
もし別のポート(例えば、デスクトップPCの前面と背面の両方にジャックがある場合)があるなら、そちらにも接続してみてください。
USB接続のスピーカーやヘッドセットの場合も、別のUSBポートに差し替えてみることをオススメします。
デバイス(スピーカー/イヤホン)自体の故障確認
PCの設定が完璧でも、音を出すデバイス自体が壊れちゃっていたら、それはもう音は出ませんよね😢
今接続しているスピーカーやイヤホンを、一度PCから引っこ抜いて、スマートフォンや別のPCなど、他の機器に接続してみてください。
もし他の機器でも音が出ない場合、問題はWindows 11ではなく、スピーカーやイヤホン側にある可能性が濃厚です。
逆に、他の機器ではちゃーんと音が出る場合、問題はやっぱりWindows 11側にある!って特定できますね。
チェック2:Windows 11の「音量ミキサー」と出力デバイスの確認
はい!ここ、めちゃくちゃ大事なチェックポイントです!
Windows 11で音が聞こえない原因として、とーーーっても多いのが、この「出力デバイスの選択ミス」と「windows11 音量ミキサーの設定ミス」なんです。
Windows 11では、どの機器から音を出すか、どのアプリの音量をどれくらいにするかを、細か~く設定できるんですね。
タスクバーから「音量ミキサー」を開く
まず、タスクバーの右端にある「スピーカー」アイコンをクリックします。
すると、音量のスライダーが表示されますよね。
ここで、スライダーの右側にある「>」記号をクリックします(スピーカーアイコンの右隣ではないので注意してくださいね!)。
これが「出力デバイスの選択」画面です。
正しい出力デバイスが選ばれているか確認する
「>」をクリックすると、今PCに認識されている音声出力デバイスの一覧(例:「スピーカー (Realtek High Definition Audio)」、「モニター (NVIDIA High Definition Audio)」など)が表示されます。
例えば、いつも使っているスピーカーじゃなくて、HDMI接続しているモニターのスピーカー(多くの場合、音質が低いかオフになってます)が選ばれていると、意図したスピーカーからは音が出ません。
ここで、自分が音を出したいデバイス(内蔵スピーカー、外付けスピーカー、イヤホンなど)が正しく選ばれているかを確認して、もし間違っていれば正しいものをクリックして選択し直します。
「音量ミキサー」でアプリごとの音量を確認
もし、「PCの起動音は鳴るのに、Chromeブラウザだけ音が出ない」みたいに、特定のアプリだけ音が出ない場合は、もうほぼ確実に「windows11 音量ミキサー」の設定が原因です!
「windows11 音量ミキサー」は、従来のWindowsとアクセス方法がちょっと変わったので、一緒に見ていきましょうね。
- まず、「スタート」ボタンを右クリックして、「設定」を選びます。
- 次に、「システム」カテゴリの中にある「サウンド」をクリックしてください。
- 「サウンド」設定の画面を少し下にスクロールすると、「詳細設定」カテゴリに「音量ミキサー」という項目があるはずです。
- ここを開くと、「システムサウンド」や今動いているアプリ(Google ChromeとかMicrosoft Edgeとか)がずらーっと表示されます。
ここで、音が出ないアプリのスライダーが「0」になっていたり、「ミュート」(スピーカーに×印)になっていないか、よーく確認してみてください!
あと、各アプリの上部にある「出力デバイス」が「既定」または意図したスピーカーになっているかも、忘れずにチェックですよ。
チェック3:タスクバーの音量アイコンを再確認
これ、一番シンプルですけど、一番「やっちゃった!」ってなりがちなのが「ミュート(消音)」設定です(笑)。
タスクバーのスピーカーアイコンをじーっと見てください。
もしアイコンに「×」印がついていたら、それはミュート状態です!
アイコンをクリックしてミュートを解除(もう一度クリックする、またはスライダーを動かす)してくださいね。
もちろん、音量スライダーが一番左(0)になっていないかも、ちゃんと確認しましょう。
状況別:Windows 11で音が「出なくなった」「小さくなった」原因の切り分け
「windows11 音が出なくなった」って一言で言っても、その直前の状況によって、原因の見当がつけやすくなるんですよ。
ケース1:Windows Updateの直後に音が出なくなった
「昨日まで普通だったのに、Windows Updateをしたら急にwindows11 音が出なくなった…」
これ、すっごくよくあるケースなんです。
これは、アップデートの過程で、PCに入っていたサウンドドライバー(音を制御するプログラム)が、新しいOSのバージョンと互換性のないものに上書きされちゃったり、設定がリセットされたりするために起こります。
この場合の対処法は、後でじっくり解説する「サウンドドライバーの徹底修復ガイド」が一番効きます!
ドライバーの更新、ロールバック(元に戻す)、または再インストールを試すことになりますね。
ケース2:特定のアプリ(ブラウザ、ゲームなど)だけ音が出ない
PCの起動音や、Grooveミュージックみたいな他のアプリでは音が出るのに、Web会議のZoomとか、ゲーム、ブラウザのYouTubeだけ音が出ない…!
これは、さっきも言いましたが、ほぼ100%「windows11 音量ミキサー」の設定が原因です。
さっきの「チェック2:Windows 11の「音量ミキサー」と出力デバイスの確認」の手順に戻って、音が出ないアプリの音量がミュートまたは0になっていないか、そして出力デバイスが正しく設定されているか、よーく確認してみてくださいね!
ケース3:イヤホンジャックやUSB接続時のみ音が出ない
ノートPCの内蔵スピーカーからは音が出るのに、イヤホンジャックにイヤホンを挿した時だけ音が出ない(またはその逆)っていうケースです。
これは、出力デバイスが自動で切り替わっていないか、イヤホンジャック側のドライバーに何か問題がある可能性があります。
イヤホンを接続した状態で、タスクバーのスピーカーアイコンから出力デバイスの選択画面を開いて、手動で「イヤホン」または「ヘッドフォン」に切り替えてみてください。
USB接続のヘッドセットやスピーカーも同じで、本当はOSが自動で認識・切り替えをしてくれるはずなんですけど、それがうまくいかない時は、手動で出力先を指定してあげる必要があります。
ケース4:音が非常に小さい・こもっている
音は出るんだけど、以前と比べてすっごく音が小さい、またはこもって聞こえる…という場合。
これは、「オーディオの強化」っていう設定が影響している可能性があります。
Windows 11には、音に臨場感を出すための「空間サウンド」や、特定の環境(会議室とか)に最適化する機能が搭載されてるんですね。
これらの設定が、使っているスピーカーや音源と相性が悪いと、かえって音質がヘンになったり、音量が不自然に小さくなっちゃうことがあるんです。
この確認方法は、次の「出力デバイスの「プロパティ」を徹底的に見直す」で詳しく解説しますね!
Windows 11の「設定」から解決する中級トラブルシューティング
基本的なチェックで解決しない場合、Windows 11の「設定」アプリ内にある、もうちょっと詳しいサウンド設定を見直していきましょう。
対処法1:サウンドのトラブルシューティング ツールを実行する
Windows 11には、オーディオに関するよくある問題を自動で診断して、直してくれる「トラブルシューティング ツール」っていう、お助け機能が搭載されています。
ドライバーの問題やサービス(Windowsの裏側で動くプログラム)の停止みたいな、ちょっとした不具合なら、これで解決することがありますよ!
- まず、「スタート」ボタンを右クリックして、「設定」を選びます。
- 「システム」カテゴリの「サウンド」をクリック。
- 「サウンド」設定の画面を下にスクロールして、「詳細設定」カテゴリにある「オーディオに関する一般的な問題のトラブルシューティング」を見つけてください。
- ここで「出力デバイス」をクリックすると、トラブルシューティングがスタートします。
- 診断が始まって、PCに接続されているオーディオデバイスの一覧が表示されるので、音が出ないデバイス(例:「スピーカー」)を選んで、「次へ」をクリックします。
- あとは、ツールが自動で問題をスキャンして、問題が見つかれば修復を試みてくれます。
- 指示に従ってPCを再起動する必要がある場合もありますよ。
…ただ、このツールで「問題は検出されませんでした」って表示されても、実際には問題が解決していないことも多いので、その場合は次のステップに進みましょう。
対処法2:出力デバイスの「プロパティ」を徹底的に見直す
音が出ないデバイスの、さらにもーっと詳しい設定を確認しにいきます!
- 「設定」→「システム」→「サウンド」と進みます。
- 「出力」セクションに、今認識されているデバイスの一覧がありますよね。
- ここで、音が出ないデバイス(例:「スピーカー」)をクリックします。
- そうすると、そのデバイスの「プロパティ」画面が開きます。
ここで確認してほしいのは、次の3つの項目です!
「全般」タブ:デバイスの無効化/有効化
プロパティ画面の上の方、「全般」セクションに「オーディオ」という項目があります。
ここのボタンが「許可しない」(または「無効」)が押されている状態だと、デバイスがOSレベルで止められちゃってるので、音は絶対に出ません。
「許可する」というボタンが表示されている状態(=今、有効ですよってこと)が正しい状態です。
もし「許可しない」と表示されている(=有効になっている)のに音が出ない場合、一度「許可しない」をクリックしてデバイスを無効にして、数秒待ってから、もう一度「許可する」をクリックして有効化し直してみてください。
これで設定がリセットされて、音が出るようになることがあります!
「詳細設定」タブ:既定の形式(サンプルレート)の変更
プロパティ画面を下にスクロールすると、「出力設定」セクションに「形式」という項目があります。
ここは、音の品質(例:「24 ビット、48000 Hz (スタジオの音質)」など)を設定する場所です。
普通は既定のままで大丈夫なんですけど、ごく稀に、サウンドデバイスが特定の形式に対応していなかったり、ドライバーとの相性で、設定された形式では音が出ないことがあるんです。
ドロップダウンメニューをクリックして、今選ばれているものとは別の形式(例:「16 ビット、44100 Hz (CD の音質)」など)を選んで、「テスト」ボタンを押してみてください。
「ポーン」ってテスト音が聞こえれば、その形式が正解です!
「オーディオの強化」:空間サウンドのオン/オフ
さっきの「ケース4:音が非常に小さい・こもっている」で触れた問題の解決策がこれです。
プロパティ画面の下の方、「出力設定」セクションに「オーディオの強化」という項目があります。
ここが「デバイスの既定のエフェクト」とかになっていると、何かしらの音響効果がかかってる状態です。
これが悪さをして、音が小さくなったり、音が出なくなっちゃうことがあるんですね。
ドロップダウンメニューから「オフ」を選んで、状態が良くなるか確認してみてください。
逆に、「オフ」になっていて音が小さい場合は、「デバイスの既定のエフェクト」を選んでみるのもアリです。
その下にある「空間サウンド」が「Windows Sonic for Headphones」とかになっている場合も、イヤホン以外だと音が不自然になることがあるので、「オフ」に設定して違いを確認してみましょう。
最も多い原因「サウンドドライバー」の徹底修復ガイド
ここまでの対処法で解決しない場合、いよいよ「windows11 音が出ない」問題の、一番有力な容疑者である「サウンドドライバー」の修復に移ります!
なぜドライバーが「Windows 11で音が出ない」原因になるのか?
サウンドドライバーっていうのは、Windows 11(OS)と、PCに入っているサウンドチップ(ハードウェア)との間の「通訳さん」みたいなものなんです。
Windows 11が「この音を鳴らして!」って命令しても、通訳さんであるドライバーがそれを正しくハードウェアに伝えられなかったら、音は出ませんよね。
Windows UpdateによってOS側が新しくなったのにドライバーが古いままだったり、逆にWindows Updateが互換性のない新しいドライバーを勝手にインストールしちゃったり、あるいはドライバーのファイル自体が何かの理由で壊れちゃったりすると、「windows11 音が出なくなった」という事態が発生しちゃうんです😱
ドライバーの修復には、「更新」「元に戻す(ロールバック)」「アンインストール(再インストール)」の3つのアプローチがあります。
これらは「デバイス マネージャー」から行いますよ。
- まず、「スタート」ボタンを右クリックします。
- 表示されるメニューから「デバイス マネージャー」を選んでください。
ステップ1:デバイスマネージャーからドライバーを「更新」する
デバイス マネージャーが開いたら、一覧から「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」という項目を探して、左側の「>」をクリックして開きます。
ここには、「Realtek High Definition Audio」や「NVIDIA High Definition Audio」、「AMD High Definition Audio Device」みたいに、サウンド関連のデバイス名が表示されているはずです。
音が出ない原因となっていそうなデバイス(大体は「Realtek」や「AMD」など、PCのメインのサウンドチップです)を右クリックして、「ドライバーの更新」を選びます。
「ドライバーの検索方法」を聞かれるので、まずは「ドライバーを自動的に検索」を選んでみましょう。
Windowsがインターネット(Windows Update)を探しに行って、もし新しい適切なドライバーが見つかれば自動でインストールしてくれます。
ただ、これで見つかるドライバーがいつも最適とは限らないのが、難しいところなんですけどね…。
ステップ2:ドライバーを「元に戻す(ロールバック)」する
「Windows Updateの直後に音が出なくなった」っていう場合に、真っ先に試してほしいのが、この「ロールバック」です!
これは、今入っている不具合のある(かもしれない)ドライバーを削除して、以前ちゃんと動いていたバージョンのドライバーに戻すっていう操作なんです。
- デバイス マネージャーで、該当のサウンドデバイス(例:「Realtek High Definition Audio」)を右クリックして、「プロパティ」を選びます。
- 開いたウィンドウの上の方にある「ドライバー」タブをクリックします。
- 「ドライバーを元に戻す(R)」というボタンがクリックできる(灰色になっていない)状態だったら、迷わずそれをクリックしてください!
- 元に戻す理由を聞かれるので、適当な理由(例:「以前のバージョンのドライバーの方が安定していた」)を選んで、「はい」をクリックします。
- 処理が終わったら、PCを再起動して、音が戻ったか確認してみてくださいね。
もし「ドライバーを元に戻す」ボタンが灰色で押せない場合は、バックアップされている古いドライバーがいない、ということなので、この方法は使えません😢
ステップ3:ドライバーを「アンインストール」して再起動する
ドライバーの更新やロールバックでもダメだった場合、またはドライバーファイル自体が壊れちゃってる疑いがある場合は、一度ドライバーをぜんぶ消して、Windows 11に「初めまして!」って再認識させる方法が効くことがあります。
- デバイス マネージャーで、該当のサウンドデバイス(例:「Realtek High Definition Audio」)を右クリックして、「デバイスのアンインストール」を選びます。
- 確認ウィンドウが表示されます。
(⚠️とっても重要!)
もし「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除しようとしました。」っていうチェックボックスが表示されたら、絶対にそれにチェックを入れてから「アンインストール」をクリックしてください!
(※表示されない場合もありますよ) - アンインストールが終わると、デバイス マネージャーの一覧からそのデバイスが消えます。
- そしたら、PCを「再起動」します(シャットダウンしてから起動、じゃなくて「再起動」を選んでくださいね)。
Windows 11は起動する時に、PCにつながっているハードウェアを自動的にスキャンします。
そこでサウンドデバイスが見つかると、Windowsが標準で持っている(またはWindows Updateからダウンロードした)汎用のサウンドドライバーが自動的にインストールされます。
この「クリーンインストール」によって、壊れていたドライバーファイルが置き換えられて、音が出るようになるケースはすっごく多いですよ!
ステップ4:PCメーカー / チップメーカーの最新ドライバーを導入する
ステップ3の「ドライバーのアンインストールと再起動」をやっても、Windowsが汎用のドライバーしか入れてくれなくて、PC固有の機能(音質調整とか)が使えなかったり、それでもまだ音が出なかったりする場合があります。
その場合は、PCの製造元(Dell, HP, Lenovo, NEC, 富士通など)のサポートサイト、またはサウンドチップの製造元(Realtekなど)の公式サイトから、あなたのPCのモデル番号に対応した最新のWindows 11用サウンドドライバーをダウンロードしてきて、手動でインストールする必要があります。
これは一番確実な方法の一つなんですけど、ご自身のPCの正確なモデル番号を調べて検索しないといけないので、ちょっとだけ上級者向けの対処法になります。
Windows 11の「音量ミキサー」を使いこなす(詳細編)
「windows11 音量ミキサー」は、音が出ないトラブルの原因を突き止める上で、本当に大事な機能です。
Windows 10までと操作感が変わったので、戸惑っている人も多いみたいなんですね。
新しい音量ミキサー(設定画面)の使い方
もうご紹介しましたが、一番標準的な音量ミキサーは「設定」アプリの中にあります。
「設定」→「システム」→「サウンド」→「音量ミキサー」ですね。
この画面の「アプリ」セクションが、とーっても重要です。
例えば、ChromeでYouTubeを再生しているのに音が出ない場合、ここに「Google Chrome」が表示されます。
その音量スライダーが0になっていないか、ミュートになっていないかを、まず確認します。
さらに、Chromeの欄にある「出力デバイス」と「入力デバイス」のドロップダウンもよーく見てください。
「出力デバイス」が「既定」じゃなくて、意図しないデバイス(例:モニターとか)に固定されちゃっていると、PC全体の出力先をスピーカーに切り替えても、Chromeだけはずっとモニターから音を出そうとし続けて、結果として音が出ないように聞こえちゃうんです。
これを「既定」に戻すか、音を出したいスピーカー(例:「スピーカー (Realtek High Definition Audio)」)を直接指定してあげてください。
従来の音量ミキサー(SndVol.exe)を呼び出す方法
「Windows 10までみたいに、タスクバーのアイコンから直接開けた、あの縦スライダーのミキサーが使いたい!」
わかります!あの画面、便利でしたよね。
実は、Windows 11でも、あのミキサーを呼び出すことができちゃうんです😉
- まず、「Windows」キー + 「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 入力欄に
sndvolと入力して、「OK」をクリックします。
すると、ジャジャーン!✨ 懐かしの音量ミキサーが起動します。
このミキサーでは、「デバイス」欄(左端)で全体の音量とミュートを、右側の「アプリケーション」欄でアプリごとの音量とミュートを管理できます。
新しい「設定」アプリのミキサーより素早く確認できるので、これも覚えておくと便利ですよ。
ここでいずれかのアプリがミュートになっていないか、最終確認をしてみてくださいね。
上級者向け:Windowsサービスとシステムファイルの確認
これまでのすべての対処法を試しても「windows11 音が出ない」状況が改善しない場合…。
OSのもっと根幹に近い部分に問題が隠れている可能性があります。
ちょっと上級者向けです💪
ここからは少し専門的な操作になります。黒い画面に呪文(コマンド)を打ち込んだりもしますので、もし自信がなかったら、このステップは飛ばして「ハードウェアの故障も疑う」の章に進んでも大丈夫ですよ。
「Windows Audio」サービスの状態を確認・再起動する
Windows 11の音声機能って、「Windows Audio」っていう「サービス」(システムが裏側で動かしている大事なプログラム)によって管理されているんです。
このサービスが何かの理由でストップしちゃっていると、ドライバーや設定がぜんぶ正しくても、音は出ません。
- 「Windows」キー + 「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
services.mscと入力して、「OK」をクリックし、「サービス」管理ツールを開きます。- 一覧をアルファベット順に下へスクロールして、「Windows Audio」という名前のサービスを見つけてください。
- 「状態」列が「実行中」になっているか、「スタートアップの種類」が「自動」になっているかを確認します。
- もし「実行中」になっていなかったら、「Windows Audio」を右クリックして「開始」を選びます。
- すでに「実行中」だった場合でも、一度「Windows Audio」を右クリックして「再起動」を選び、サービスをリフレッシュさせてみましょう。
同じように、「Windows Audio」の少し下にある「Windows Audio Endpoint Builder」というサービスも確認して、こちらも「実行中」かつ「自動」になっているか確認し、必要なら再起動してみてくださいね。
システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
Windows Updateの失敗とか、本当に稀なケースとして、OSの重要なシステムファイル自体が壊れちゃって、その結果としてオーディオ機能が止まっている可能性も考えられます。
システムファイルチェッカー(SFC)は、OSの大事なシステムファイルをスキャンして、壊れているものがあったら修復を試みてくれるコマンドです。
- 「スタート」ボタンを右クリックして、「Windows ターミナル (管理者)」または「コマンド プロンプト (管理者)」を選びます。
- 「ユーザー アカウント制御」が表示されたら「はい」をクリック。
- 黒い(または青い)ウィンドウが開いたら、以下のコマンド(おまじない)を入力して、Enterキーを押します。
sfc /scannow - スキャンが始まって、終わるまで数分から数十分かかります。
- 「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。」みたいなメッセージが出れば、修復は成功です!✨
- もし「Windows リソース保護は、要求された操作を実行できませんでした。」みたいなエラーが出た場合は、もっと深刻な問題(DISMコマンドによる修復とか)が必要になるので、この記事の範囲を超える高度な対応となります…。
- スキャンと修復が終わったら、PCを再起動して音が戻ったか確認してみてください。
ハードウェアの故障も疑う:最終確認ステップ
もう、万策尽きた…。
そんな時は、ソフトウェアじゃなくて、ハードウェア(物理的な部品)の故障を疑う必要があります。
BIOS/UEFI設定でオンボードサウンドがオフになっていないか
すっごく稀なケースですけど、PCの「親玉」設定であるBIOS(UEFI)のレベルで、サウンド機能(オンボードオーディオ)が無効にされちゃっていることがあります。
PCの電源を入れた直後(メーカーロゴが出てる瞬間)に、特定のキー([Delete]キー、[F2]キー、[F10]キーなど。メーカーによって違います)を連打すると、BIOS設定画面に入れます。
その設定項目の中に、「Onboard Audio Controller」や「HD Audio」といった項目がないか探します。
もしこれが見つかって、「Disabled」(無効)に設定されていたら、「Enabled」(有効)に変更して設定を保存し、再起動します。
(※BIOSの操作はPCの起動に影響を与える可能性があるので、自信がない場合は無理にやらないでくださいね!)
内部接続の確認(デスクトップPCの場合)
デスクトップPCで、ケースの「前面」のイヤホンジャックだけ音が出ない場合。
もしかしたら、PCの内部で、マザーボードと前面パネルをつないでいるオーディオケーブル(「HD AUDIO」とか書かれたコネクタ)が抜けちゃってるか、ちゃんと刺さってない可能性があります。
PCの電源を完全に落とし、側面パネルを開けて内部の配線を確認する必要があります。
それでもダメなら?(収益化への誘導)
ここまでのすべてを試しても、どうしても音が出ない場合…。
残念ですが、マザーボード上のサウンドチップ自体が、物理的に壊れてしまっている可能性が否定できません😢
特に、雷サージや経年劣化で故障することがあるんです。
マザーボードの修理は高額になっちゃいますが、音を出す方法はまだあります!
それは、内蔵のサウンドチップを諦めて、外付けのオーディオデバイスを追加することです。
✅ USB接続のサウンドカード(USB DAC)
これが一番手軽な解決策です!
USBポートに挿すだけで、PC本体のサウンド機能とはぜんぜん関係なく、高品質なオーディオ出力(イヤホンジャックとか)を追加できちゃうんです。
数千円から高音質なものまで、色々ありますよ。
✅ 外付けスピーカー(USB接続やBluetooth)
もしイヤホンジャック経由のスピーカーを使っていて音が出ないなら、USBケーブル一本で接続も音声伝送も終わっちゃうタイプのスピーカーや、Bluetoothスピーカーに買い換えるのも賢い手です。
これらも、PC本体のサウンドチップの故障の影響を受けませんからね😉
まとめ
Windows 11で音が出ない、または音が出なくなった時って、本当に心臓に悪いですよね…。
でも、多くの場合、この記事で紹介した正しい手順を一つずつ踏んでいけば、ちゃんと復旧できるんです。
✅ まずは超基本チェック:スピーカー/イヤホンの物理接続と電源、別の機器での動作確認。
✅ 音量と出力先の確認:タスクバーの音量アイコンで「ミュート」になっていないか、正しい出力デバイス(スピーカー)が選ばれているか。
✅ 音量ミキサーの確認:「設定」→「サウンド」→「windows11 音量ミキサー」で、アプリごとの音量が0やミュートになっていないか。
✅ トラブルシューティング:「設定」→「サウンド」からオーディオのトラブルシューティング ツールを実行する。
✅ デバイスのプロパティ確認:「サウンド」設定からデバイスのプロパティを開き、「許可しない」になっていないか、「オーディオの強化」がオフになっているかを確認する。
✅ サウンドドライバーの修復(最重要):「デバイス マネージャー」からサウンドデバイスを「元に戻す(ロールバック)」、または「アンインストール」してPCを再起動する。
✅ Windowsサービスの確認:「services.msc」から「Windows Audio」サービスが「実行中」かつ「自動」になっているか確認し、再起動する。
「windows11 音が出ない」トラブルの大半は、「音量ミキサーの見落とし」と「ドライバーの不具合」に隠れています。
もしこれらすべてを試しても解決しない場合は、ハードウェアの故障を疑い、USBサウンドカードなどの外付けデバイスの導入を検討するのが、現実的な解決策となりますよ!


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