Windows 11のIEモードはいつまで使える?サポート終了期限と、IE 11の完全無効化について

【お急ぎの管理者様へ:この記事の結論】

  • ✅ 最終防衛ラインは2029年:Windows 11上のEdge IEモードは「最低でも2029年まで」公式サポートされます。ただし、これは「猶予」であって「永住権」ではありません。
  • ✅ 2025年問題との複合リスク:Windows 10のサポート終了(2025年10月)とIEモードの関係性を誤解していると、ある日突然システムが止まります(第2章で徹底解説)。
  • ✅ 脱IEへのロードマップ:「塩漬け」にするか「刷新」するか。2029年に向けた具体的なサバイバル戦略を今すぐ策定しましょう(第7章へ)。

※本記事は、単なる機能解説ではありません。企業のシステム担当者が上層部を説得し、予算を獲得するための「武器」となる情報を網羅した、完全バイブルです。

 

「えっ…? ちょっと待って。IE(インターネットエクスプローラー)って、もうとっくに終わった話じゃないの?」 「うちの会社の経費精算システム、『IE以外では動作しません』って書いてあるんだけど…これって時限爆弾を抱えてるってこと!?」

2022年6月16日。あの日、世界中のWeb担当者と情シス(情報システム部)担当者が震え上がった「IEサポート終了」のニュース。 あれから時が経ち、世間では「Chrome」や「Edge」が当たり前になりました。

 

でも、現場のリアルは違いますよね。

「役所の入札システムがIE専用のまま更新されない…」 「工場の生産ラインを管理する画面が、ActiveXコントロールだらけで動かせない…」 「数千万円かけて作った基幹システム、あと5年は使い倒さないと元が取れない!」

そんな「捨てたくても捨てられないレガシーシステム」を抱え、冷や汗をかきながら「windows11 ieモード いつまで」と検索し、この記事にたどり着いてくださったあなた。

その不安、焦り、そして「なんでこんな古い仕組みに振り回されなきゃいけないんだ!」という怒りにも似た感情…痛いほど、痛いほどよくわかります!!😭

 

でも、どうか深呼吸してください。

結論から申し上げます。あなたのそのシステム、まだ救う道は残されています。

Microsoftは、そんな企業の実情を見捨ててはいません。Windows 11環境であれば、IEモードは「2029年」まで、公式にサポートされることが約束されているんです!

「なんだ、あと数年あるじゃん!」と安心しましたか? …いえ、実はここからが本題なんです。

「2029年まである」という言葉の裏には、「OSのバージョンによる落とし穴」「セキュリティの時限爆弾」、そして「段階的な機能縮小」といった、知らなければ即死級のリスクが隠されています。

この記事は、単に「いつまで使えるか」を答えるだけの記事ではありません。 あなたが抱えるその「レガシー資産」を、2029年というデッドラインまでにどう軟着陸(ソフトランディング)させるか。 そのための「設定手順の完全図解」から「上司を説得するためのロジック」までを、プロの視点で徹底的に掘り下げた、まさに「IEモードの最終教科書」です🕵️‍♀️✨

さあ、会社の未来を守るための「作戦会議」、始めましょうか!💪

 

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. 第1章:公式発表の深読み「2029年」は保証期間か、それとも死刑宣告か?
    1. Microsoftが明言した「最低でも2029年」の意味
    2. 「サポート終了」の通知が来たらどうなる?
  2. 第2章:【最重要】ここが落とし穴!「OSの寿命」と「IEモードの寿命」の複雑な関係
    1. Windows 10ユーザーに迫る「2025年の崖」
  3. 第3章:なぜIEは死なないのか?「IEモード」の裏側で動く技術の正体
    1. 「ガワ」はEdge、「中身」はTrident
    2. 「IEコンポーネント」の寿命
  4. 第4章:【完全図解】個人・小規模オフィス向け「IEモード」設定マニュアル
    1. ステップ1:Edgeの設定を開く
    2. ステップ2:IEモードを許可する
    3. ステップ3:実際にIEモードで開く
    4. ステップ4:【超便利】30日ルールの壁を突破する
  5. 第5章:【情シス必見】数百台を一括制御!「エンタープライズサイトリスト」構築ガイド
    1. 準備するもの
    2. 手順1:サイトリスト(XML)の作成
    3. 手順2:ファイルの配置
    4. 手順3:グループポリシー(GPO)での配布
  6. 第6章:トラブルシューティング「IEモードで動かない!」を救う処方箋
    1. ケース1:画面が真っ白、またはレイアウトが崩れる
    2. ケース2:ActiveXがインストールできない / 動かない
    3. ケース3:ポップアップが開かない
  7. 第7章:2029年に向けた「脱レガシー」サバイバル戦略ロードマップ
    1. フェーズ1:現状把握(インベントリ作成)【〜2025年】
    2. フェーズ2:移行方針の決定【2025年〜2026年】
    3. フェーズ3:予算獲得と実行【2026年〜2028年】
  8. まとめ:未来の自分のために、今できることを。

第1章:公式発表の深読み「2029年」は保証期間か、それとも死刑宣告か?

 

まずは、最も重要な「日付」の話を整理しましょう。 ネット上には古い情報や憶測が飛び交っていますが、ここではMicrosoftの公式ドキュメント(ライフサイクルポリシー)に基づいた、混ぜっ返しなしの「真実」だけをお伝えします。

Microsoftが明言した「最低でも2029年」の意味

 

Microsoftは、EdgeのIEモードについて、以下の公式見解を出しています。

「IEモードは、少なくとも2029年まではサポートされます」 「サポート終了の1年前には、マイクロソフトから通知を行います」

この「少なくとも(at least)」という言葉がクセモノです。 「2029年以降も延長されるかも?」という淡い期待を抱かせますが、企業のIT戦略としては「2029年が絶対的な終了日である」と解釈するのが鉄則です。

なぜなら、2029年といえば、Windows 11の次のOSが普及している時期であり、Web技術の進化スピードを考えれば、IE(Tridentエンジン)の技術はもはや「化石」レベルになっているからです。これ以上の延命は、Microsoftにとっても、ユーザーにとってもセキュリティリスクでしかありません。

「サポート終了」の通知が来たらどうなる?

 

「1年前に通知する」ということは、最速で2028年に「来年終わりますよ」という宣告が来る可能性があります。 システム改修には、予算取りから要件定義、開発、テストまで、規模によっては1〜2年かかるのがザラです。

つまり、「2028年の通知を待ってから動き出すのでは、絶対に間に合わない」のです。 今、この瞬間から「2029年問題」へのカウントダウンは始まっていると認識してください⏱️

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第2章:【最重要】ここが落とし穴!「OSの寿命」と「IEモードの寿命」の複雑な関係

 

ここが、多くの担当者様が誤解してしまっている、最も危険なポイントです。 「IEモードのサポート期間」は、それを動かしている「Windows OSのサポート期間」と連動しています。

いくらブラウザ(Edge)側で「IEモードは2029年までOKだよ!」と言っていても、土台となるWindowsが「もうサポートしません」と言えば、そのPCはネットに繋ぐことさえ危険な状態になります。

Windows 10ユーザーに迫る「2025年の崖」

 

以下の表を、穴が開くほどよーく見てください。 特にWindows 10をまだ現役で使っている企業の皆様、ここが運命の分かれ道です。

OSバージョン OSサポート終了日 IEモード利用可能期間 判定・対策
Windows 11 未定(継続中) 2029年まで(予定) ✅ 安全
現状の最適解です。
この環境への移行が必須です。
Windows 10 (22H2) 2025年10月14日 2025年10月14日まで ⚠️ 危険!
IEモード自体の期限より先にOSが死を迎えます。
あとわずかしかありません!
Windows 10 IoT LTSC 2021 2032年1月13日 2029年まで ✅ 特殊
特定用途向けOS。
OSは続きますがIEモードは2029年で終わる可能性大。
Windows Server 2022 2031年10月14日 2029年まで ✅ サーバー
ターミナルサーバー等は2029年まで利用可能。
Windows 7 / 8.1 終了済み 利用不可 ❌ 論外
Edgeの更新も止まっています。
即刻廃棄レベルです。

お分かりいただけましたでしょうか?

「IEモードを使いたいから、古いWindows 10のままにしておこう」 この判断は、完全に間違っています!

2025年10月14日を過ぎると、Windows 10へのセキュリティ更新プログラムの提供が止まります。 その状態でIEモードを使って社内システムにアクセスすることは、裸で戦場を歩くようなもの。ウイルス感染、情報漏洩のリスクが跳ね上がります。

結論:IEモードを2029年まで安全に使い倒すには、2025年10月までに「Windows 11への完全移行」が絶対条件です。

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第3章:なぜIEは死なないのか?「IEモード」の裏側で動く技術の正体

 

「そもそも、なんでIEが終わったのにIEモードなんてものが存在するの?」 「Edgeの中に小さなIEが入ってるの?」

この仕組みを理解しておくと、トラブルが起きた時の切り分けがグッと楽になります。 少しだけ技術的な話をさせてください(難しくないですよ!)。

「ガワ」はEdge、「中身」はTrident

 

Webブラウザには、Webページの設計図(HTMLやCSS)を読み取って、画面に絵を描くための「エンジン」が搭載されています。

  • Google Chrome / Edge: 「Blink(ブリンク)」や「Chromium(クロミウム)」という最新のエンジン
  • 旧 Internet Explorer: 「Trident(トライデント)」または「MSHTML」という古いエンジン

 

最新のWebサイト(YouTubeやGoogleマップなど)は、新しいエンジンで動くことを前提に作られています。 逆に、古い社内システムやActiveXは、古いエンジン(Trident)じゃないと動かない命令文で書かれています。

Windows 11の「IEモード」とは、普段は最新のChromiumエンジンで動きつつ、特定のURL(社内システムなど)にアクセスした瞬間だけ、裏側で古いTridentエンジン(MSHTML.dll)を呼び出して描画するという、「ハイブリッドカー」のような仕組みなんです。

「IEコンポーネント」の寿命

 

Windows 11から、アプリとしての「Internet Explorer 11.exe」は削除されました。 しかし、この裏方である「MSHTML.dll(Tridentエンジン)」は、OSのコア部分として深く組み込まれているため、まだ残されています。

このMSHTML.dllこそが、2029年までメンテナンスされる正体です。 逆に言えば、2029年を過ぎると、このDLLファイルのセキュリティ修正が止まる、あるいはファイル自体がWindows Updateで削除される…という未来が待っています。

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第4章:【完全図解】個人・小規模オフィス向け「IEモード」設定マニュアル

 

ここからは、実際にWindows 11でIEモードを使うための手順を、どこよりも詳しく解説します。 まずは、PCの台数が少ない(数台〜十数台)オフィスや、特定の担当者だけがIEモードを使いたい場合の「手動設定」手順です。

ステップ1:Edgeの設定を開く

 

Microsoft Edgeを起動します。 画面右上の「…(3点リーダー)」をクリックし、メニューの一番下近くにある「設定」をクリックします。 (歯車のアイコンが目印です⚙️)

ステップ2:IEモードを許可する

 

設定画面の左側にあるメニューから「既定のブラウザー」を選びます。 (メニューが見当たらない場合は、左上の「三(ハンバーガーメニュー)」をクリックしてください)

画面右側に表示される項目のうち、 「Internet Explorer モードでサイトの再読み込みを許可する」 という部分を見てください。

ここが「既定」や「許可しない」になっていたら、プルダウンメニューから「許可」に変更します。 変更すると、そのすぐ下に青い「再起動」ボタンが現れるので、迷わずクリック!Edgeが再起動します。

ステップ3:実際にIEモードで開く

 

これだけでは、まだIEモードにはなりません。ここからが重要です。

IEモードで見たいサイト(例:社内ポータル)にアクセスします。

再び右上の「」メニューをクリックします。

メニューの下の方にある「Internet Explorer モードで再読み込みする」をクリックします。

すると、画面が一瞬リロードされ、アドレスバーの左側に「青いIEのアイコン(e)」が表示されます。 これが、IEモードで動作している証拠です!✨

ステップ4:【超便利】30日ルールの壁を突破する

 

このままだと、毎回手動で「IEモードで再読み込み」を選ばないといけません。面倒ですよね? しかも、一度設定しても「30日」経つと設定が消えてしまいます。

これを回避する小技があります!

IEモードで開いている状態で、アドレスバーの「e」アイコンをクリックしてください。 出てきたメニューの中に、 「次回、このページを Internet Explorer モードで開く」 というスイッチがあります。これをオン(青色)にして「完了」を押してください。

これで、次回からはそのURLにアクセスするだけで、自動的にIEモードに切り替わります! (※ただし、これも基本的には30日で期限切れになります。永続化するには、次の章の「管理者設定」が必要です)

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第5章:【情シス必見】数百台を一括制御!「エンタープライズサイトリスト」構築ガイド

 

企業のIT担当者様、お待たせしました。 「社員500人に手動設定させるなんて無理!」 「30日で設定が切れて、またヘルプデスクに電話が殺到するのは御免だ!」

そんな地獄を回避するための、プロフェッショナルな管理手法「エンタープライズモードサイトリスト」の作成と配布方法を徹底解説します。 これさえ設定すれば、社員は何もしなくても、勝手にIEモードが適用されるようになります。

準備するもの

 

  • Windows 10 または 11 の管理用PC
  • Enterprise Mode Site List Manager (v2)(Microsoft公式サイトから無料でダウンロードできるツールです)
  • 社内の全PCがアクセスできる「共有フォルダ」または「Webサーバー」

 

手順1:サイトリスト(XML)の作成

 

「Enterprise Mode Site List Manager」を起動します。

「Add」ボタンをクリックして、対象のURLを入力します。

URL: http://intranet/ のように指定。

Compat Mode: 基本は「IE11」でOKですが、古いシステムなら「IE8 Enterprise Mode」などを選択。

Open in: 必ず「IE11」を選択します(ここをNoneにするとEdgeで開きます)。

必要なURLを全て登録したら、「File」→「Save to XML」で、sites.xml などの名前で保存します。

手順2:ファイルの配置

 

作成した sites.xml を、社内のファイルサーバー(例: \\Server\Share\sites.xml)や、Webサーバー(例: http://internal.server/sites.xml)に置きます。 全社員のPCから「読み取り権限」がある場所であればどこでもOKです。

手順3:グループポリシー(GPO)での配布

 

Active Directoryの「グループポリシー管理エディタ」を開きます。 (ローカルPCのみの場合は「ローカルグループポリシーエディター (gpedit.msc)」)

以下のパスを辿ってください。 [コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [Microsoft Edge]

ここで、以下の2つのポリシーを設定します。

① [Internet Explorer 統合を構成する]

設定:有効

オプション:Internet Explorer モード を選択

② [エンタープライズモードサイトリストを構成する]

設定:有効

オプション(URL):手順2で配置したパスを入力

例:\\Server\Share\sites.xml

これでGPOを適用(gpupdate /force)し、PCを再起動すれば完了です! 社員がEdgeを開くと、リストにあるサイトだけが、魔法のように自動でIEモードになります。 この設定なら「30日制限」もありません。2029年までずっと有効です!👍

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第6章:トラブルシューティング「IEモードで動かない!」を救う処方箋

 

万全に設定したはずなのに、現場から「動きません!」と悲鳴が上がる…。 そんな時、焦らず確認すべきポイントをまとめました。

ケース1:画面が真っ白、またはレイアウトが崩れる

 

【原因】ドキュメントモードの不一致 IEモードは「IE11」として動いていますが、システム側が「IE7」や「IE5」の挙動を期待している場合があります。

【対策】 Enterprise Mode Site List Managerで、そのURLの「Compat Mode」を変更してみてください。

IE8 Enterprise Mode

IE7 Enterprise Mode

IE5 (Quirks Mode) これらを順番に試して、正しく表示されるモードを探り当てましょう。

ケース2:ActiveXがインストールできない / 動かない

 

【原因】32bit / 64bit の壁 Windows 11は64bit OSですが、EdgeやIEモードのプロセスもデフォルトでは64bitで動くことがあります。しかし、古いActiveXの多くは「32bit版」しか存在しません。

【対策】 Edgeの設定ではありませんが、ActiveXコントロール自体が64bit環境に対応しているかベンダーに確認が必要です。 また、サイトを「信頼済みサイト」ゾーンに追加し、ActiveXの実行許可レベルを下げる(セキュリティ設定を緩める)必要がある場合も多いです。 (※インターネットオプションの設定は、IEモードにも引き継がれます!)

ケース3:ポップアップが開かない

 

【原因】強力すぎるポップアップブロック Edgeのポップアップブロック機能が、IEモード内の挙動まで止めてしまっている可能性があります。

【対策】 Edgeの設定 edge://settings/content/popups で、対象のサイトを「許可」リストに追加してください。

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第7章:2029年に向けた「脱レガシー」サバイバル戦略ロードマップ

 

さて、IEモードで当面の業務は回るようになりました。 しかし、忘れてはいけません。2029年は「通過点」ではなく「崖」です。

「あと数年ある」ではありません。「あと数年しかない」のです。 ここからは、企業のIT担当者が今すぐ描き始めるべき、脱出計画のロードマップを提示します。

フェーズ1:現状把握(インベントリ作成)【〜2025年】

 

まずは「敵を知る」ことからです。 社内に散らばる「IE依存システム」をリストアップし、棚卸しを行いましょう。

システム名:(例:経費精算システム v2)

重要度:S(止まると業務停止) / A(代替手段あり) / B(参照のみ)

依存理由:ActiveX? Java? ベンダー指定?

開発元:自社開発? パッケージ? SaaS?

サポート期限:ベンダーはいつまで保守してくれるのか?

特に「誰が作ったかわからない野良マクロ」や「退職者が残した秘伝のツール」が一番厄介です。これらを洗い出すのが最初の仕事です。

フェーズ2:移行方針の決定【2025年〜2026年】

 

リストアップしたシステムごとに、3つの運命を決定します。

A. 廃棄(Drop): 「実はもうほとんど使われていない」「Excelで代用できる」なら、思い切って廃止します。断捨離こそ最強のセキュリティ対策です。

B. 改修・リプレイス(Replace): 予算をかけて、現代の技術(HTML5, JavaScript)で作り直します。 または、オンプレミス(自社サーバー)をやめて、同様の機能を持つ「クラウドSaaS」に乗り換えます。 (例:自社の勤怠システムをやめて、SmartHRやKING OF TIMEなどを導入する)

C. 仮想化による塩漬け(Virtualization): 「どうしても改修できない」「予算が降りない」場合の最終手段です。 ネットワークから遮断された仮想環境(VDI)の中に、古いOSとブラウザを閉じ込めて運用します。 ただし、これはあくまで延命措置であり、根本解決ではありません。

フェーズ3:予算獲得と実行【2026年〜2028年】

 

2029年直前になって「予算ください!」と言っても、企業のお財布は急には開きません。 2026年頃から、経営層に対して「2029年問題のリスク」を説き続け、計画的に予算を確保する必要があります。

「システム改修はコストではなく、企業の存続に関わる投資です」 この言葉を、今のうちから上層部の耳にタコができるくらい囁き続けましょう👂

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まとめ:未来の自分のために、今できることを。

 

長文にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした! Windows 11におけるIEモードの全貌、そして2029年に向けた対策、イメージできましたでしょうか?

最後に、この記事のエッセンスをもう一度だけ振り返ります。

【IEモード完全攻略の掟】

  • 期限: IEモードは2029年まで。これが最終防衛ライン。
  • OS: Windows 10は2025年で終了。Windows 11への移行が必須条件。
  • 設定: 企業利用なら「エンタープライズサイトリスト」で一括管理せよ。
  • 未来: 2029年を待たず、「脱IE(モダン化)」を進めることが唯一の勝算。

「まだ5年ある」ではありません。「あと5年しかない」のです。 システム移行のプロジェクトにとって、5年はあっという間です。

2029年のその日に、あなたが慌てふためくことなく、「ああ、あの時準備しておいてよかった」と涼しい顔でコーヒーを飲んでいられるように。 今日という日が、あなたの会社の「脱レガシー」の第一歩になることを、心から応援しています!

もし、設定で行き詰まったり、上司への説明資料で困ったりしたら、またこの記事に戻ってきてくださいね。 私たちはいつでも、戦う担当者の味方ですから!💪✨

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