Windows 11の起動が速いのはとっても快適なんですけど、その一方で…
「あれ?外付けHDDを認識しない…」
「プリンターが急に反応しなくなった…」
「シャットダウンしてもPCの調子が全然戻らない!」
…なんていう、原因不明の不具合に悩まされていませんか?
もしかすると、スマホで慌てて「windows11 高速スタートアップ 無効」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたのかもしれません。
わかります、わかります!そのイライラする感じ、よーくわかりますよ!😥
もしかして、その問題の原因って、Windows 11(とWindows 10)に最初から入っている「高速スタートアップ」っていう機能にあるかもしれないんです…。
でも、大丈夫です!
この記事は、そんな「PCのちょっとした不調」に悩むあなたを救うための、安全な対処法をステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🛡️✨
Windows 11の高速スタートアップが引き起こす可能性のあるデメリットから、それを無効化するための具体的な手順、そして「設定は変えたくない!」っていう人のための一時的な「完全シャットダウン」の方法まで。
私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね!PCのちょっとした不調を根本から解決したい方は、ぜひ最後までご覧くださいね🥰
Windows 11の「高速スタートアップ」とは?
まず、なぜこの「速く起動する」っていう便利な機能が、逆に不具合の原因になっちゃうんでしょうか…?
その「仕組み」から、一緒に理解していきましょう!
「高速」である理由と「休止状態」との関係
「高速スタートアップ」っていうのは、その名前の通り、PCの起動(ブート)時間を短くするための技術なんです。
昔ながらのシャットダウン(これは「コールドブート」って呼ばれたりします)では、PCの電源を切る時に、動いていたOSのシステム(カーネル)とかデバイスドライバー、実行中のプログラムなんかを、ぜーんぶキレイさっぱり終了させていました。
だから、次に電源を入れると、それらをゼロから全部読み込み直す必要があって、時間がかかっちゃってたんですね。
ところが!「高速スタートアップ」が有効になっていると、シャットダウンの動きが全然ちがうんです。
PCをシャットダウンする時、私たちが使っていたアプリなんかは終了させるんですけど、OSの根幹部分(カーネルセッション)やデバイスドライバーの情報は、メモリから「休止状態(ハイバネーション)ファイル(hiberfil.sys)」っていう特別なファイルに、こっそり書き出して保存しておくんです。
そして次に電源を入れると、ゼロからシステムを読み込むんじゃなくて、保存しておいた休止状態ファイルをメモリに読み込むだけで、起動プロセスを完了させちゃうんです!
これが、高速スタートアップが起動を劇的に速くできる理由だったんですね~!賢い!👏
「シャットダウン」と「再起動」の決定的な違い
ここで、とーーーっても大事なポイントがあります!
それは、「高速スタートアップ」が影響するのは、「シャットダウン」の動作だけ、っていう点なんです。
もし、あなたが「再起動」を選んだ場合、高速スタートアップは機能しません。
システムは昔ながらの方法で、すべてを完全に終了させて、ゼロからOSを読み込み直す「コールドブート」をちゃんと実行してくれるんです。
Windows Updateの時なんかに「再起動」が要求されるのは、これが理由だったんですね。
高速スタートアップが有効な時の動作を整理すると、こんな感じになります。
✅ シャットダウン → 電源ON:
システム情報を保存して終了して、それを読み込んで起動する(速いけど、不具合も引き継いじゃう可能性あり)。
✅ 再起動:
システム情報をぜんぶ捨てて終了して、ゼロから起動する(時間はかかるけど、クリーンな状態になる)。
…つまり!
「PCの調子が悪いから、一度シャットダウンしよう」って考えても、高速スタートアップが有効な状態だと、実はシステムが全然リセットされていなかった…!っていう、ちょっと怖い事態が発生しちゃうんです😱
高速スタートアップが引き起こす具体的なデメリット
この「システム情報を保存して再利用する」っていう仕組みが、便利な反面、いろんな不具合の温床になっちゃってるんです…。
この記事のテーマでもある「周辺機器を認識しない」っていう問題は、まさにこの機能の代表的な副作用なんですよ。
1. 周辺機器(USB機器など)の認識不良
これが、一番よく報告されているデメリットかもしれません。
シャットダウンする時に、繋がっている外付けHDD/SSD、USBメモリ、プリンター、マウス、キーボードなんかの、デバイスドライバーの状態も一緒に保存されちゃうんです。
もし、シャットダウンの瞬間に、その機器がちょっと不安定な状態だったり、OSとの通信がうまくいってなかったりした場合…。
その「異常な状態」が、休止状態ファイルにそのまま保存されちゃうんです。
そして次回起動した時、OSはその異常な状態をそのまま読み込んでしまうから、「デバイスが認識されない!」「繋いでるのに反応がない!」っていう悲しいトラブルが発生しちゃうんですね…😢
2. システムの不安定化・動作の遅延
高速スタートアップによるシャットダウンは、システムを完全にリフレッシュしてくれません。
ずーっとPCを使っていると、メモリの上に細かなエラーが溜まったり、リソースがちゃんと解放されないままになったりして、だんだん動作が重くなってくることがありますよね。
本来、シャットダウンっていうのは、これらをぜんぶクリアにする役割を持っていました。
でも、高速スタートアップの環境だと、これらの小さな問題が休止状態ファイルに保存されて、起動のたびに持ち越されちゃうんです。
「シャットダウンしたはずなのに、動作が重いまま…」って感じる時は、これが原因である可能性がとっても高いですよ。
3. Windows Updateが正常に適用されない
Windows Updateの中には、システムファイルの根幹部分を書き換えるために、「完全な再起動」が必要なものがあります。
高速スタートアップ経由のシャットダウンだと、システムファイルがロックされたまま(使用中として)保存されちゃうので、アップデートの適用がずーっと保留され続けたり、最悪の場合、適用に失敗してシステムエラーを引き起こしたりすることがあるんです。
4. BIOS/UEFI設定画面に入りにくい
これは不具合とはちょっと違いますけど、実際に困る問題ですよね。
起動プロセスがあまりにも速すぎるせいで、PCの電源を入れた直後に特定のキー(DelキーとかF2キーとか)を押してBIOS/UEFI設定画面に入るためのタイミングを、逃しやすくなっちゃうんです!
「押してるのに!なんで!😫」ってなっちゃいます。
5. デュアルブート環境での問題
もし、Windowsとは別にLinuxみたいなOSをインストールしている(デュアルブート)環境だと、ちょっと深刻な問題を引き起こす可能性があります。
高速スタートアップが有効なWindowsは、シャットダウンする時にハードディスク(NTFSパーティション)を「ロック」した状態で休止します。
その後に、別のOS(Linuxとか)からそのパーティションにアクセスしようとすると、「ロックされてるよ!」って言われて読み書きができないか、無理やりマウントすることでデータ破損を引き起こすリスクがあるんです。これは怖い…!
【手順ガイド】Windows 11で高速スタートアップを無効化する方法
これらのやっかいなデメリットを解消するため、高速スタートアップを無効化する手順をステップバイステップで解説しますね!
この設定は、昔ながらの「コントロールパネル」から行いますよ。
ステップ1:「コントロールパネル」を開く
Windows 11でコントロールパネルを開く一番かんたんな方法は、スタートメニュー(タスクバーのWindowsロゴ)の隣にある「検索」アイコンをクリックすることです。
1. タスクバーの「検索」アイコン(虫眼鏡🔍)をクリックします。
2. 検索ボックスに「control」または「コントロールパネル」って入力します。
3. 検索結果のトップに表示される「コントロールパネル」アプリをクリックして開きます。
ステップ2:「電源オプション」へアクセスする
コントロールパネルが開いたら、「電源オプション」を探しましょう。
表示方法が「カテゴリ」になっている場合と「アイコン」になっている場合で、ちょっと見た目が違うかもしれません。
✅ 「カテゴリ」表示の場合:
「ハードウェアとサウンド」っていうカテゴリをクリックして、次の画面で「電源オプション」をクリックします。
✅ 「大きいアイコン」または「小さいアイコン」表示の場合:
一覧の中から「電源オプション」を探してクリックします。
ステップ3:「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
「電源オプション」の画面が開いたら、左側にあるメニューに注目してください。
その中から「電源ボタンの動作を選択する」というリンクをクリックします。
ステップ4:「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
画面が切り替わると、「シャットダウン設定」っていう項目が見えると思うんですけど、おそらく「高速スタートアップを有効にする」のチェックボックスがグレーアウトしていて、クリックできない状態のはずです。
これを変更できるようにするため、画面の上の方にある「現在利用可能ではない設定を変更します」という青いテキストリンク(盾のアイコンが付いてます🛡️)をクリックします。
これで、管理者権限が適用されて、設定が変更できるようになりますよ!
ステップ5:「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
グレーアウトが解除されたら、「シャットダウン設定」の中にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」っていう項目のチェックボックスをクリックして、チェックを外します。
ステップ6:「変更の保存」をクリック
最後に、画面の下の方にある「変更の保存」ボタンをクリックします。
はい、お疲れ様でした!これで、Windows 11の高速スタートアップ機能が無効化されました🎉
コントロールパネルを閉じて、PCを一度シャットダウンしてみてください。次に起動した時から、設定がちゃんと反映されますよ。
(補足)「高速スタートアップ」の項目が設定に表示されない場合
もしかしたら、上記の手順(ステップ5)で、「シャットダウン設定」の欄に「高速スタートアップを有効にする」っていう項目自体が存在しない!っていう場合があるかもしれません。
これは、高速スタートアップの前提機能である「休止状態(ハイバネーション)」が無効化されちゃっていることが原因です。
その場合は、以下の手順で休止状態を有効化することで、設定項目がちゃんと表示されるようになりますよ。
ちょっと上級者向けです💪
黒い画面(コマンドプロンプト)を使いますが、呪文(コマンド)をコピー&ペーストするだけなので、安心してくださいね。
1. タスクバーの「検索」アイコンをクリックします。
2. 「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力します。
3. 検索結果に表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」を選びます。
4. 黒い画面(コマンドプロンプト)が開いたら、以下のコマンドを正確に入力(またはコピー&ペースト)して、Enterキーを押します。
powercfg /hibernate on
5. コマンドが完了したら、コマンドプロンプトを閉じます。
この操作の後に、もう一度「コントロールパネル」から「電源オプション」の設定画面を開き直してみてください。
今度は「高速スタートアップを有効にする」の項目が、ちゃんと表示されているはずです!
設定は変えたくない!一時的に「完全シャットダウン」を行う方法
「うーん、高速スタートアップの『起動の速さ』っていうメリットは、やっぱり捨てがたい…」
「でも、周辺機器の調子が悪い時だけ、システムをリフレッシュしたい!」
わかります!そんな時のために、設定をわざわざ無効化しなくても、「完全なシャットダウン(コールドブート)」を実行する方法が2つあるんです。
これは「windows11 シャットダウン」の正しい知識として、覚えておくとすっごく便利ですよ!
方法1:「Shiftキー」を押しながらシャットダウンする
これが一番かんたんで、覚えておくと本当に便利な方法です!
1. スタートメニューを開いて、電源アイコンをクリックします。
2. キーボードの「Shiftキー」を押したままの状態で、「シャットダウン」をクリックします。
たったこれだけなんです!
これだけで、高速スタートアップ機能は一時的にバイパスされて、システムは完全に終了します。
次に起動する時は、ゼロからシステムを読み込む「完全シャットダウン」からの起動になりますよ。
「あれ、PCの調子が悪いな…」と感じたら、まずはこの「Shift + シャットダウン」を試してみるのが、一番のおすすめです!
方法2:「再起動」を選択する
さっきもお話しした通り、「再起動」は高速スタートアップの影響を受けません。
「再起動」を選ぶと、システムはいつも「完全なシャットダウン」を行った後に、「完全な起動」を行います。
周辺機器の認識不良やシステムの不安定化は、シャットダウンじゃなくて「再起動」を選ぶだけで、あっさり解決することが非常に多いんですよ!
高速スタートアップ無効化に関するQ&A
Q1. 無効化すると、起動はどれくらい遅くなりますか?
A. これは、PCのストレージ(Cドライブ)の種類に、すっごく依存します。
✅ NVMe SSD(近年の標準的なPC)の場合:
元々の起動がめちゃくちゃ速いので、無効化しても差は数秒程度。体感上、ほとんど変わらないことが多いです。
✅ SATA SSD(少し前のPC)の場合:
起動時間が、数秒~十数秒くらい遅くなる可能性があります。
✅ HDD(ハードディスク)の場合:
これは、ハッキリと遅くなります(数十秒~1分以上)。でも、HDDの環境では特にシステムの不安定化が起こりやすいので、不具合が解消されるメリットの方が大きい場合が多いですね。
結論として、近年のSSDを積んだPCであれば、デメリット解消の恩恵の方が大きいので、無効化を推奨します!
Q2. 無効化して、何か新しいデメリットは発生しますか?
A. 「起動時間が(環境によって)わずかに遅くなる」っていうこと以外、実用上のデメリットはほぼありません。
高速スタートアップはWindows 8から導入された、比較的新しい機能です。
これを無効化するっていうのは、Windows 7以前の安定していた「従来の完全なシャットダウン」に戻すことと全く同じなんです。
だから、システムが不安定になるみたいな、新しい問題が発生することは考えにくいですよ。
Q3. 無効化しても不具合が治りません…。
A. 高速スタートアップの無効化は、残念ながら万能ではありません…😢
無効化しても周辺機器の認識不良なんかが改善しない場合は、こんな他の原因が考えられます。
・デバイスドライバーが古い、または壊れている(メーカーのサイトから最新版をインストールしましょう)
・USBケーブルが壊れてる、または接触不良
・特定のUSBポートの不具合(別のポートに挿し直してみましょう)
・Windowsの「USBセレクティブサスペンド」みたいな、他の省電力設定の影響
Q4. やっぱり元に戻したい(有効にしたい)場合は?
A. 無効化した時とまったく同じ手順で設定画面を開いて、「ステップ5」でチェックを外した「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを入れ直して、「変更の保存」をクリックするだけです!
設定はいつでも自由に切り替え可能なので、安心してくださいね。
まとめ:Win11の不調は「高速スタートアップ無効化」か「Shift+シャットダウン」で解決
Windows 11の高速スタートアップは、起動時間を短縮してくれる便利な機能ですけど、その仕組み上、システム情報を完全にリセットせずに再利用し続けてしまいます。
これが原因で、特に周辺機器の認識不良や、システム全体の不安定化っていう、やっかいなデメリットを引き起こすことがあるんです。
もし、あなたのWindows 11 PCで原因不明の不具合が頻発しているなら、ぜひ以下の対策を試してみてください。
✅ 根本的な解決(推奨):
コントロールパネル > 電源オプション > 電源ボタンの動作を選択する
から、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す。
(近年のSSD搭載PCなら、起動速度の低下はほとんど体感できませんよ!)
✅ 一時的な解決:
設定は変更しないで、不具合が起きた時だけ「Shiftキーを押しながらシャットダウン」を実行する。
または、普段からシャットダウンの代わりに「再起動」を選ぶ癖をつける。
多くの場合、これだけでPCの動作は見違えるように安定します!✨
ぜひ一度、ご自身の環境設定を確認してみてくださいね!
 
  
  
  
  

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