【お急ぎの方へ:この記事の結論】
「昨日までは普通に聞こえていたのに、急にPCが無音になった…」
仕事のWeb会議前や、動画を見ようとしたタイミングでこれが起きると本当に焦りますよね。
でも、安心してください。PCが物理的に壊れている可能性は低いです。
Windows 11では、アップデートや周辺機器の接続をきっかけに、設定が勝手に書き換わってしまうことがよくあります。
この記事では、PC初心者の方でも迷わず操作できるよう、効果の高い順に解決策をまとめました。
上から順に試していけば、必ず原因が見つかります。
1. 【3分で完了】まずは「出力先」と「ミュート」を確認
難しい設定を触る前に、Windows 11の音トラブルの過半数を占める「うっかりミス」を潰します。
「そんなの確認したよ!」という方も、念のためもう一度だけ見てください。Windowsは嘘をつくことがあるからです。
1-1. 出力デバイスの選択ミス(最大の原因)
Windows 11で最も多いのがこれです。
特にHDMIでモニターに繋いだり、Bluetoothイヤホンを使った後に発生します。
自分では「スピーカーから出したい」と思っていても、PC側が「まだイヤホンに出しているつもり」になっている状態です。
▼確認手順
- タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリックします。
- 音量バーの右横にある「管理(>)」マーク(またはスピーカーの絵)をクリックします。
- 出力先リストが表示されます。ここで本来音を出したいデバイスが選ばれているか確認してください。
💡ポイント:
もしモニターの型番などが選択されていて音が出ない場合、「Speaker (Realtek Audio)」などのPC本体スピーカーに切り替えてみてください。
1-2. 音量ミキサーでの「個別ミュート」
「システム音は鳴るのに、YouTube(ブラウザ)だけ聞こえない」「Zoomだけ無音」という場合は、アプリごとのミュートが原因です。
▼確認手順
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックし、「音量ミキサーを開く」を選択。
- 「アプリ」欄にある、現在使いたいアプリ(ChromeやZoomなど)の音量がゼロになっていないか確認します。
設定が複雑でよく分からない場合は、同画面の一番下にある「リセット」ボタンを押すと、初期状態に戻って解決することがあります。
🎤 「自分の声が相手に届かない」時はこちら
スピーカーの音は直ったけど、「こちらの声が相手に聞こえていないみたい…」という方は、マイクの設定に原因があるかもしれません。Web会議の前にこちらのガイドもチェックしておきましょう!
2. 【ケース別】HDMI・Bluetooth特有のトラブル
HDMI接続で音が出ない場合
テレビや外部モニターに繋いだ時だけ音が出ない場合は、以下の2点を確認してください。
- モニターにスピーカーはありますか?
PC用モニターには「スピーカー非搭載」のモデルも多いです。型番を検索して確認しましょう。 - NVIDIA/Intelドライバーの更新
HDMIの音は「グラフィックボード(GPU)」が管理しています。デバイスマネージャーで「ディスプレイアダプター」のドライバーを更新すると直ることがあります。 - ケーブルの物理的な抜き差し
HDMIは接触不良に敏感です。一度抜き、息を吹きかけてから「カチッ」と言うまで奥まで差し直してください。
Bluetoothイヤホンが聞こえない・音質が悪い場合
「接続済み」なのに音が出ない、あるいは「電話みたいなスカスカの音になる」場合、プロファイルの選択ミスです。

香織からのアドバイス:
「AirPodsなど、Apple製品をWindowsで使うと接続が不安定になりがちです。Windows専用の最適化設定はこちらの記事にまとめました♪」
- 音楽を聴く時:Headphones (Stereo) を選択
- 通話する時:Headset (Hands-Free AG Audio) を選択
Zoomなどでマイクを使うと、自動的に音質の悪い「Hands-Free」に切り替わり、音楽アプリの音が止まる仕様になっています。
一度Bluetoothの登録を解除し、ペアリングし直すのが最も早い解決策です。
3. 【効果絶大】「Windows Audio」サービスの再起動
ここからが本番です。
設定は合っているのに「急に」音が出なくなった場合、Windowsの音を司るバックグラウンド処理(サービス)がフリーズしている可能性が高いです。
再起動しても直らない場合でも、この操作なら直ることがあります。
▼手順
- キーボードの「Windowsキー + R」を同時に押します。
- 出てきた入力欄に
services.mscと入力してEnterキーを押します。 - サービス一覧がズラーッと出るので、名前順で探して「Windows Audio」を見つけてください。
- それを右クリックし、「再起動」を選択します。
※もし「Windows Audio Endpoint Builder」というサービスもあれば、同様に再起動してください。
これでスピーカーアイコンの「×」が消えれば成功です!
4. 【上級者向け】ドライバーの「完全削除」または「汎用化」
上記を試してもダメな場合、オーディオドライバー(Realtekなど)が破損しているか、Windows Updateと相性を起こしています。
以下の2段階で修復を試みます。
Step 1:ドライバーのアンインストール(基本)
- スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」を開く。
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開。
- 「Realtek High Definition Audio」などを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択。
- すぐにPCを再起動する。(再起動時に自動で再インストールされます)
Step 2:汎用ドライバーへの手動変更(裏ワザ)
ここが一番重要です。
Step 1で直らない場合、メーカー製ドライバー(Realtek等)のバグが原因です。
あえてWindows標準の「汎用ドライバー」を強制的に適用することで解決させます。
▼汎用ドライバーへの変更手順
- デバイスマネージャーで該当のオーディオデバイスを右クリック → 「ドライバーの更新」。
- 「コンピューターを参照してドライバーを検索」をクリック。
- 「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリック。
- リストの中に「High Definition Audio デバイス」(※Realtekと書いていないもの)があれば、それを選んで「次へ」。
- 警告が出ますが「はい」を押してインストールし、再起動。
これで音が出るようになったら、しばらくはこの「汎用ドライバー」でお使いください。
「自分のPC用」のドライバーが見つからない方へ
基本的には再起動で自動インストールされますが、もし「手動で入れ直したいけど、公式サイトのどこにファイルがあるの?」と迷ってしまったら、こちらのガイドを参考にしてください。
5. それでも直らない時の最終手段
5-1. 高速スタートアップを無効にして再起動
Windowsの「高速スタートアップ」機能が悪さをして、不具合まで保存されたまま起動している可能性があります。
「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」で、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外してから、完全にシャットダウン→再起動を試してください。
「アップデートが表示されない・進まない」方へ
Windows Updateで修正パッチが来ている可能性もあります。もし「最新の状態ですと出て更新が来ない」「エラーで進まない」という壁にぶつかってしまった方は、こちらのガイドをチェックしてください。
5-2. 物理故障を疑う(1000円で回避する方法)
ここまで全て試して、イヤホンを変えても、何をしても音が出ない場合。
残念ながら、PCのマザーボードやイヤホンジャック自体が物理的に故障している可能性が高いです。
修理に出すと数万円かかりますが、諦める必要はありません。
「USBサウンドカード」というアイテムを使えば、壊れた端子を使わずに音を復活させられます。
1000円前後で音を復活させる裏ワザ
「イヤホンジャックの故障=高い修理代」と諦めていませんか?実は、直さずに「外付けで入り口を作る」だけで、今日から元通り(むしろ高音質)に復活させる裏ワザがあるんです。
まとめ
急に音が出なくなると焦りますが、ほとんどの場合は「出力先の選択ミス」か「ドライバーの一時的な不具合」です。
- 出力デバイスとミュートを確認
- Windows Audioサービスの再起動
- ドライバーの手動変更(汎用ドライバー化)
まずはこの3ステップを順に試してみてください。
あなたのPCから、再びクリアな音が流れることを願っています!


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