プリンタードライバーを完全削除してクリーンインストールする方法【Print管理ツールの使い方】

プリンタードライバーを完全削除してクリーンインストールする方法【Print管理ツールの使い方】 パソコン

【お急ぎの方へ:この記事の結論】

※この記事は、プリンターの不具合に悩む全ての方を救うための「完全バイブル」です。ブックマークして、辞書のように使ってくださいね!

 

「印刷ボタンを押したのに、プリンターがうんともすんとも言わない…!」 「『印刷中』の表示が出たまま、もう1時間も止まったままなんだけど!?」

年賀状の準備をしている年末の夜や、明日の会議資料を印刷しなければならない日曜日の深夜に限って、プリンターがいきなり反抗期を迎える…。 そんな経験、誰にでも一度はありますよね。

焦る気持ちを抑えながら、ネットで調べてドライバーを再インストールしてみたものの、PC画面には冷酷な「ドライバーが使用できません」のエラーメッセージ。

「なんで!?さっきアンインストールして、入れ直したばっかりじゃん!」って、思わずPCに向かって叫びたくなりますよね。

もしかして、コントロールパネルから「デバイスの削除」をして、それで「古いデータは消えた」と思い込んでいませんか…?😥

わかります、すごーくわかります!普通はそう思いますよね。 「削除」ボタンを押して、アイコンが消えたんだから、中身も消えているはずだ、と。

でも、実はそこが最大の落とし穴なんです。

私も仕事柄、数え切れないほどのプリンタートラブルに遭遇してきましたが、不具合の無限ループにハマっている人の99%が、この「削除したつもり」の状態なんです。 作業効率はガタ落ちだし、「もう買い換えるしかないのかな…」「PCの初期化が必要…?」なんて、不安でパニックになっちゃいますよね。

でも、大丈夫です!

その焦る気持ち、よーくわかります。でも、プリンターやPCが壊れたわけじゃありません!

この問題、実はPCの奥深くに潜んでいる「古いドライバーのゴミ(残骸)」が悪さをしていることがほとんどなんです。

 

この記事は、そんな「プリンタートラブル迷子」になってしまったあなたを救うために、私が持てる知識の全てを注ぎ込んだ、プロ直伝の「完全削除(クリーンアンインストール)」の手順書です🕵️‍♀️

「プリントサーバー?スプーラー?なにそれ怖い」という初心者さんでも絶対に迷わないよう、一つ一つの手順を図解レベルで細かく、そして「なぜそうするのか」という理由も含めて徹底解説します。

表面的な対処法ではなく、PCの中身を新品同様にピカピカにお掃除して、あの「印刷ボタンを押したらすぐに紙が出てくる」快適な環境を取り戻しましょうね!🥰

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目次(気になるところをクリック)
  1. そもそも、なぜ「通常の削除」では直らないの?仕組みを知ろう
    1. 「腐ったミカン」と「ダンボール」の話
    2. こんな症状なら「完全削除」が特効薬!
  2. 【準備編】手術の前の健康診断!これだけは確認してね
    1. 1. 「兄弟プリンター」への影響はない?
    2. 2. 転ばぬ先の杖!「復元ポイント」を作ろう
    3. 3. 印刷待ちデータ(スプール)を空にする
  3. 【実践編1】秘密の扉!「プリントサーバーのプロパティ」を開く
    1. 方法A:魔法のコマンド「printui /s /t2」を使う(推奨!)
    2. 方法B:マウス操作でいくならここから
  4. 【実践編2】ここが最重要!パッケージごとの「完全削除」手順
    1. ステップ1:犯人(削除対象)を見つける
    2. ステップ2:「パッケージ」ごと削除する(※ここテストに出ます!)
    3. ステップ3:警告画面を確認して実行!
  5. 【トラブルシューティング】「使用中」エラーで削除できない時の対処法
    1. 対処法1:Print Spoolerサービスを再起動する(一番効く!)
    2. 対処法2:PC再起動後の「早撃ち」作戦
    3. 対処法3:それでもダメなら「セーフモード」
  6. 【上級者向け】まだ直らない?WSDポートとレジストリの闇
    1. 便利なはずが仇になる?「WSD」の罠
    2. 標準TCP/IPポートへの変更手順
  7. 【実践編3】仕上げ!正しい手順で再インストール
    1. ポイント1:CD-ROMはコースターにしてください
    2. ポイント2:ケーブルを繋ぐのは「お預け」!
  8. メーカー別:知っておくと便利な「専用削除ツール」
  9. よくある質問(Q&A)
    1. Q. 「ドライバーパッケージ」を削除しても、データは消えないの?
    2. Q. 一覧に同じプリンターの名前がいっぱいあるんだけど…?
    3. Q. 削除したのに、再起動したら勝手に復活してる!
  10. まとめ:急がば回れ!完全削除こそが最短ルート

そもそも、なぜ「通常の削除」では直らないの?仕組みを知ろう

 

具体的な作業に入る前に、まずは敵(原因)の正体をハッキリさせておきましょう。 「急がば回れ」です。仕組みを知っていれば、この後の作業の意味が深く理解できて、もし別のトラブルが起きても応用が効くようになりますからね!

私たちが普段やっている「設定画面からアイコンを右クリックして削除」する操作。 実はあれ、システム的には「表面の入り口を隠しただけ」なんです😱

ちょっとイメージしてみてください。

「腐ったミカン」と「ダンボール」の話

あなたのPCの中に、プリンタードライバーという名前の「ミカンのダンボール」があるとします。

アイコン削除: ダンボールに貼ってある「宛名ラベル」を剥がしただけ。

完全削除: ダンボールの中にある「腐ったミカン」ごと、箱を潰してゴミ収集に出すこと。

もし、ダンボールの中のミカン(ドライバーのファイル)が腐っていたり、カビていたり(破損していたり)したらどうなるでしょうか?

いくら新しい宛名ラベル(アイコン)を貼り直しても、中身は腐ったままですよね。 これが、「再インストールしても直らない」現象の正体なんです。

こんな症状なら「完全削除」が特効薬!

以下のような症状が出ているなら、あなたのPCの奥底には、確実に「腐ったミカン(ゴミファイル)」が残っています。

  • 印刷ジョブが消えない:「印刷中」のままキューに残り続け、削除しようとしても「削除中…」でフリーズする。
  • 文字化けお化けが出る:印刷した紙に、意味不明な記号(@&%#…)が大量に印字されて、紙が尽きるまで止まらない!
  • エラーの無限ループ:再インストール直後はいいのに、再起動するとまた「ドライバーを使用できません」と言われる。
  • 特定ソフトだけ無視される:メモ帳なら印刷できるのに、WordやExcel、PDFからだけ印刷命令が届かない。
  • Windows Updateの呪い:Windowsを更新した日から、急におかしくなった(これ、本当によくあります…)。

 

これらを解決するには、通常の設定画面ではアクセスできない「裏メニュー」を使って、中身を根こそぎ**「更地にする(完全削除)」**しかありません。

これからその方法を、手取り足取り、まるで隣で画面を指差しながら教えるように解説していきますよ!💪

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【準備編】手術の前の健康診断!これだけは確認してね

 

「完全削除」は、Windowsのシステム深部を触るとっても強力な操作です。 いわば、PCに対する「外科手術」のようなもの。

トラブルを防ぐために、手術前の準備として、以下の3つだけは絶対にチェックしてくださいね。 面倒くさがらずにやることが、結局は最短ルートになりますよ!

1. 「兄弟プリンター」への影響はない?

同じメーカーのプリンターを複数台使っていませんか?

例えば、「Canon LBP6040」と「Canon LBP6240」を使っている場合、実はこの2つ、裏側で「共通のドライバー部品(DLLファイルなど)」をシェアハウスのように共有していることがあるんです。

この場合、不具合が出ている「6040」の方を完全削除しようとして共通部品まで消してしまうと、元気だった「6240」の方まで巻き添えで動かなくなってしまうリスクがあります。

対策: 削除作業をする時は、他のプリンターがいったん使えなくなっても大丈夫なタイミングで行うか、最悪の場合「全部入れ直すぞ!」という覚悟を決めてから行いましょう。

2. 転ばぬ先の杖!「復元ポイント」を作ろう

万が一、操作を誤ってWindowsのご機嫌が悪くなった時に備えて、「時間を戻せる魔法」をかけておきましょう。 これをやっておくだけで、安心感が段違いです。

  1. 画面下の検索バーに「復元ポイントの作成」と入力してクリック。
  2. 「システムのプロパティ」が開くので、「作成」ボタンを押す。
  3. 「プリンター削除前」など、わかりやすい名前をつけて「作成」をクリック。

 

たったこれだけ! これで、もし何かあっても、いつでもこの瞬間にタイムスリップして戻ってこれます。 命綱をつけてから、安心して綱渡りに挑みましょう。

3. 印刷待ちデータ(スプール)を空にする

印刷待ちのデータ(ジョブ)が残っていると、PCが「今仕事中だから、そのドライバーは使ってるよ!消しちゃダメ!」と邪魔をしてきます。 これが「削除できないエラー」の最大の原因です。

タスクバーのプリンターアイコン、または「設定」>「デバイス」>「プリンターとスキャナー」から対象のプリンターを開き、「キューを開く」を選択してください。

そこに残っているドキュメントがあれば、すべて右クリックして「キャンセル」を選び、一覧を空っぽにしておいてくださいね。

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【実践編1】秘密の扉!「プリントサーバーのプロパティ」を開く

 

さあ、準備は整いました!いよいよ実践です! まずは、普段は隠されている裏メニュー「プリントサーバーのプロパティ」を開きます。

名前はなんだか難しそうですけど、要は「プリンタードライバーたちの楽屋」みたいな場所です。 ここに行けば、表舞台(アイコン)から消えたはずの役者(ドライバー)たちが、まだウロウロしているのが見えるはずですよ✨

開き方は2つありますが、プロっぽくて一番確実な方法から紹介しますね。

方法A:魔法のコマンド「printui /s /t2」を使う(推奨!)

これが一番早くて、間違いのない方法です。 私もお客様のPCを直すときは、必ずこのコマンドを使います。

  1. キーボードの「Windowsキー(旗のマーク)」を押しながら「R」キーを押します。
  2. 左下に「ファイル名を指定して実行」という小さな窓が出ます。
  3. 入力欄に、半角で以下のように入力してください。
    printui /s /t2

    (※ p・r・i・n・t・u・i 、スペース、スラッシュ・s、スペース、スラッシュ・t・2 です!スペースを忘れずに!)

  4. OK」をクリックします。

 

これだけで、目的の「プリントサーバーのプロパティ」ウィンドウがパッと開き、最初から「ドライバー」タブが選ばれているはずです。 便利ですよね〜!

方法B:マウス操作でいくならここから

コマンド入力がちょっと怖い…という方は、こちらの手順でもOKです。 ちょっと道のりは長いですが、確実にたどり着けますよ。

  1. Windowsの検索バーに「コントロールパネル」と入力して開きます。
  2. 「ハードウェアとサウンド」カテゴリにある「デバイスとプリンターの表示」をクリックします。
  3. ここが最大のコツ!どのプリンターでも良いので1回だけクリックして選択状態にします。(選択しないとメニューが出ないんです!)
  4. すると、画面の上の方にあるメニューバーに「プリントサーバープロパティ」というボタンがひょっこり現れます。
  5. それをクリックして、開いた画面の上部にある「ドライバー」タブをクリックします。

 

無事にリストが表示されましたか? ここにズララーッと並んでいるのが、あなたのPCに住み着いているドライバーたちです。 「えっ、もう捨てたはずの古いプリンターの名前がある!」なんて発見もあるかもしれませんね。

さあ、お掃除の時間です!🧹

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【実践編2】ここが最重要!パッケージごとの「完全削除」手順

 

ここからが本番です。 間違って必要なものを消さないよう、深呼吸して進めましょう。 ここでの操作が、勝負の分かれ目です!

ステップ1:犯人(削除対象)を見つける

リストの中から、今回不具合を起こしているプリンターの名前を探してください。 Canon、Epson、Brother、HPなど、メーカー名や型番が書いてあるはずです。

【見分けるポイント】

x64 と書いてあるのは、64ビット版Windows用のドライバーです(最近のPCはほぼこれ)。

x86 と書いてあるのは、32ビット版です。もし両方あったら、両方消しちゃいましょう。

似た名前が複数ある場合(例:Canon LBPxxxx Class Driver など)、基本的には関連するものをすべて消すのが理想です。

ステップ2:「パッケージ」ごと削除する(※ここテストに出ます!)

ここ、本当に重要です! ここを間違えると、今までの苦労が全部水の泡になっちゃいます。

  1. 削除したいドライバーを選択して、下にある「削除」ボタンをクリックします。
  2. 小さな選択画面が出ます。
    • 「ドライバーのみ削除する」
    • 「ドライバーとパッケージを削除する」
  3. ここで迷わず、「ドライバーとパッケージを削除する」を選んで「OK」を押してください!

 

「ドライバーのみ」だと、表面のプログラムだけが消えて、不具合の原因である「パッケージ(インストールの元データ)」が残っちゃうんです。 「完全削除」のためには、パッケージごとサヨナラするのが鉄則です。

ステップ3:警告画面を確認して実行!

「このドライバーパッケージを削除すると、システムから削除されます…」なんて怖い警告が出ますが、ビビらずに覚悟を決めて「はい」をクリックします。

さらに「ドライバーパッケージ情報の削除」という画面が出て、削除されるファイルの一覧が表示されます。 ここで最後に「削除」ボタンを押せば完了!

通常はこれで、プログレスバーが動いて「削除されました✨」となるんですが…。

ここで「指定されたプリンタードライバーは使用中です」とか「アクセスが拒否されました」というエラーが出て、削除できないケースが非常に多いんです。

「なんで!?さっきキューは空にしたじゃん!」って怒りたくなりますよね。 でも大丈夫。これは想定内のトラブルです。 次の章で、この頑固なロックを解除する方法を見ていきましょう。

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【トラブルシューティング】「使用中」エラーで削除できない時の対処法

 

削除ボタンを押した瞬間にエラーが出る。 何度やっても消えない。 これは、Windowsの裏方さんである「Print Spooler(プリントスプーラー)」という機能が、まだドライバーのファイルをギュッと握りしめて離さない状態なだけなんです。

例えるなら、大掃除をしたいのに、子供がおもちゃ(ドライバー)を握って離さないようなもの。 こういう時は、「お昼寝の時間(サービスの再起動)」を作って、手が緩んだ瞬間にサッと回収しちゃいましょう!

対処法1:Print Spoolerサービスを再起動する(一番効く!)

これが最も効果的で、プロも使うテクニックです。 印刷を管理している機能を一旦リセットして、ドライバーへのロックを強制解除します。

  1. 「Windowsキー」+「R」を押して、今度は services.msc と入力して「OK」を押します。
  2. 「サービス」という、歯車マークがいっぱい並んだリストが出ます。
  3. 名前の列(アルファベット順)から「Print Spooler」を探します。(「P」の項目を見てくださいね!)
  4. 見つけたら右クリックして、「再起動」を選択します。
  5. 緑色のバーが出て、サービスが停止→開始されます。

 

再起動が終わったら、速攻で(これ大事!)もう一度「プリントサーバーのプロパティ」に戻って、削除作業(printui /s /t2)を試してみてください。 さっきまで頑固だったドライバーが、嘘のようにすんなり消えるはずです!

対処法2:PC再起動後の「早撃ち」作戦

サービス画面の操作が難しそう…という方は、シンプルにPCを再起動しましょう。 でも、ただ再起動するだけじゃダメなんです。スピード勝負です!

  1. PCを再起動します。
  2. Windowsが立ち上がり、デスクトップ画面が出たら…。
  3. ブラウザやWordなど、他のアプリを一切開かず、すぐに「Windowsキー+R」→「printui /s /t2」を実行!
  4. 余計なバックグラウンドソフトが動き出す前に、速攻で削除ボタンを押す!

 

この「居合斬り」のようなスピード勝負で、ロックされる前に削除できることが結構あるんですよ😊

対処法3:それでもダメなら「セーフモード」

これでもダメな場合、あなたのドライバーはかなり根深くシステムに食い込んでいます。 こうなったら、Windowsを必要最小限の機能だけで起動する「セーフモード」で手術を行いましょう。

「設定」>「システム」>「回復」へ進み、「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック。

青い画面が出るので、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」と進みます。

再起動後、数字キーの「4」を押して「セーフモード」で起動します。

画面の四隅に「セーフモード」と書かれた状態で、いつもの「printui /s /t2」を実行して削除します。

セーフモードなら、邪魔するソフトは誰もいません。確実に消せます!

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【上級者向け】まだ直らない?WSDポートとレジストリの闇

 

「完全削除して入れ直したのに、まだ印刷できない…」 「テスト印刷は出るのに、Wordからだと反応しない…」

ここまでやっても解決しない場合、原因はドライバーではなく、PCとプリンターを繋ぐ「ポート(接続口)」の設定にある可能性が高いです。

特にWindows 10/11で多いのが、勝手に設定される「WSDポート」の不具合です。

便利なはずが仇になる?「WSD」の罠

最近のプリンターは、接続すると自動的に「WSD (Web Services for Devices)」という種類のポートで設定されることが多いです。 これは双方向通信ができて便利な反面、ネットワーク環境がちょっと不安定になっただけで「オフライン」扱いになり、復帰できなくなるトラブルが非常に多いんです。

これを、昔ながらの安定した「標準TCP/IPポート」に変更することで、嘘のように安定することがあります。

標準TCP/IPポートへの変更手順

  1. 「コントロールパネル」>「デバイスとプリンターの表示」を開きます。
  2. プリンターアイコンを右クリックして「プリンターのプロパティ」を選びます。(※「プロパティ」じゃないですよ!)
  3. 「ポート」タブをクリックします。
  4. チェックが入っている行を見てください。「WSD-xxxx」となっていませんか?
  5. もしそうなら、「ポートの追加」をクリックし、「Standard TCP/IP Port」を選んで「新しいポート」をクリック。
  6. プリンターのIPアドレス(プリンター本体のWi-Fi設定などで確認できます。例:192.168.1.5)を入力して進めます。

 

これで、気まぐれなWSDポートではなく、IPアドレスでガッチリ指名して通信するようになるので、接続の安定感が劇的に向上します。 「完全削除」とセットで試してほしい、プロの裏技です✨

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【実践編3】仕上げ!正しい手順で再インストール

 

完全削除とポートの確認、本当にお疲れ様でした! これでPCの中は、そのプリンターに関して「新品を買ってきた時」と同じ、あるいはそれ以上にクリーンな状態に戻りました。

最後は、キレイな状態で新しいドライバーを入れてあげましょう。 「ただインストーラーを起動すればいいんでしょ?」と思いましたか? ノンノン!🙅‍♀️ ここでも2つ、絶対に守ってほしい「お作法」があるんです。

ポイント1:CD-ROMはコースターにしてください

プリンターの箱に入っていた付属のCD-ROM。 あれは、工場で製造された当時の「古いデータ」が入っています。 Windows 11は日々アップデートされているので、古いドライバーだとまた不具合の原因になります。

必ず、メーカー(Canon, Epson, Brother, HPなど)の公式サイトにいって、お使いのOSに対応した「最新版」のドライバーをダウンロードしてくださいね。

ポイント2:ケーブルを繋ぐのは「お預け」!

これ、一番やりがちなんですが、先にUSBケーブルを繋がないでください。 先に繋いじゃうと、Windowsの「プラグアンドプレイ」という親切機能が働いて、勝手に「とりあえずこれ使っとけ」っていう簡易ドライバーを入れてしまうんです💦 これがトラブルの元!

  1. USBケーブルは抜いておく。
  2. ダウンロードしたインストーラーを起動する。
  3. 画面の指示に従って進む。
  4. 「プリンターの電源を入れて接続してください」という画面が出てから、初めてケーブルを繋ぐ!

 

この「指示待ち」を守るだけで、正しいドライバーが正しい場所にインストールされます。 最後にテスト印刷をして、あの懐かしいWindowsのロゴが綺麗に印刷されたら…ミッションコンプリートです!🎉

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メーカー別:知っておくと便利な「専用削除ツール」

 

ここまでWindowsの標準機能を使った削除方法を解説しましたが、実は各プリンターメーカーも、削除がうまくいかない時のための「強力な専用クリーナー」を用意していることがあります。 どうしても消えない時の「最後の切り札」として紹介しておきますね。

メーカー ツール名・特徴
Brother 「アンインストールツール」

公式サイトのドライバーダウンロードページの下の方に、ひっそりと置いてあります。レジストリまで綺麗に消してくれます。

Canon 「DelDrv」

ドライバーのフォルダの中に同梱されていることが多いです。古い機種で特に有効です。

Epson 「Printer Driver Uninstaller」

通常のアンインストーラーが優秀ですが、失敗した時は手動削除が必要なことも。

HP 「HP Print and Scan Doctor」

削除だけでなく、不具合の診断から修復まで自動でやってくれる神ツールです。

これらはメーカーが公式に出している「劇薬」のようなものなので、まずは今回の記事で紹介した「Windows標準の完全削除」を試して、それでもダメな時に使ってみてくださいね。

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よくある質問(Q&A)

 

最後に、作業中によくある疑問やトラブルをQ&A形式でまとめました。 あなたの疑問もここにあるかも?

Q. 「ドライバーパッケージ」を削除しても、データは消えないの?

A. 大丈夫です、消えるのは「設計図」だけです。 あなたが作ったWord文書やExcelファイル、写真データなどが消えることは絶対にありません。 あくまで「プリンターを動かすためのプログラム」だけが消えるので、安心して実行してください。

Q. 一覧に同じプリンターの名前がいっぱいあるんだけど…?

A. 「コピー1」「コピー2」などは全部消してOK! USBポートを変えたり、何度もインストールに失敗したりすると、Windowsが気を利かせて「Canon LBP (コピー1)」のように別物として登録してしまうことがあります。 これらがトラブルの原因になることも多いので、親元のドライバーパッケージを削除して一掃してしまいましょう。

Q. 削除したのに、再起動したら勝手に復活してる!

A. Windows Updateの仕業かもしれません。 PCをネットに繋いでいると、Windowsが「あ、プリンターあるのにドライバーがない!入れてあげるね!」と、勝手に(余計なお世話で)汎用ドライバーを入れてしまうことがあります。 これを防ぐには、LANケーブルを抜くかWi-Fiを切って「オフライン状態」で作業するか、再インストール時に素早く正規ドライバーを入れるのがコツです。

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まとめ:急がば回れ!完全削除こそが最短ルート

 

ものすごーく長丁場の作業、本当にお疲れ様でした! 慣れない黒い画面(コマンド)や、複雑な設定画面とにらめっこして、大変でしたよね。 目もショボショボしているんじゃないでしょうか?💦

でも、表面的な再インストールを10回繰り返して、その度に「またダメか…」と落ち込む時間とストレスを考えれば、この手順で一度キレイサッパリ掃除してから入れ直すほうが、結果的に圧倒的な時短になるんです。

最後に、今回の「完全削除」の極意をおさらいしておきましょう。

✅ 完全削除・成功のチェックリスト

  • 魔法の呪文: printui /s /t2 で裏メニューを一発起動!
  • 根本治療: 必ず「ドライバーとパッケージを削除する」を選ぶ!(ドライバーのみはNG)
  • ロック解除: エラーが出たらSpooler再起動か、PC再起動の早撃ちで対応。
  • 仕上げ: 最新ドライバーを、画面の指示が出てからケーブル接続で入れる。

この手順さえ知っていれば、もうプリンターの不具合なんて怖くありません。 「あ、また調子悪いな」と思ったら、「はいはい、完全削除ね」と余裕で対応できるようになっているはずです。 頑固なトラブルの9割はこれで解決できます。

もし、会社の同僚や家族が「プリンターが動かないよ〜😭」って困っていたら、ぜひこのページを見せてあげるか、「完全削除」の方法を教えてあげてください。 きっと「すごい!魔法使いみたい!」って感謝されますよ✨

クリアなシステム環境で、ストレスのない快適な印刷ライフを取り戻してくださいね! あなたのプリンターが元気に動くことを、心から願っています!👋✨

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