Windows 11の「USBセレクティブサスペンド」とは?無効化する方法と「電源オプション」にない時の対処法

Windows 11の「USBセレクティブサスペンド」とは?無効化する方法と「電源オプション」にない時の対処法 パソコン

「いいところでマウスが止まって、撃ち負けた……!」

 

「大事なレコーディング中なのに、またノイズが入った……」

 

「外付けHDDにデータを移動させていたのに、いつの間にか接続が切れてエラーになってる……」

 

あなたは今、モニターの前で頭を抱え、やり場のない怒りと不安に震えているのではないでしょうか。

 

その気持ち、痛いほどよくわかります。

 

私もかつて、FPSのランクマッチで昇格戦の最中にマウスが数秒間フリーズし、理不尽な敗北を喫した経験があります。

 

また、締め切り直前の執筆作業中にキーボードが反応しなくなり、冷や汗をかきながら再起動を繰り返した夜もありました。

 

「PCが壊れたのかな?」

 

「マウスの寿命かな?」

 

「ケーブルの接触不良かな?」

 

そうやって疑心暗鬼になり、新しいデバイスをAmazonでポチろうとしているそこのあなた。

 

ちょっと待ってください!

 

財布を開くのはまだ早すぎます。

 

そのトラブル、99%の確率で「Windows 11の過剰なお節介」が原因です。

 

あなたのPCも、マウスも、キーボードも、実はまだピンピンしている可能性が高いのです。

 

この記事では、PC初心者の方でも絶対に迷わないよう、専門用語を極力噛み砕き、図解レベルの丁寧さで解決策を徹底解説します。

 

読み終える頃には、あなたのPCは嘘のように安定し、あの快適なサクサク操作が戻ってくることをお約束します。

 

【この記事で得られる未来】

  • マウスのプチフリーズが消滅:FPSやMOBAで、エイムが吸い付くような感覚を取り戻せます。
  • オーディオノイズの根絶:DTMや動画編集で、クリアな音質環境を維持できます。
  • 接続切れの恐怖からの解放:HDDやVR機器が勝手に切断されるストレスから解放されます。
  • 無駄な出費の回避:壊れていない機器を買い換える必要がなくなります。

 

これは単なる設定変更ではありません。

 

あなたのPCの「本来の性能」を解放するための、重要な儀式なのです。

 

さあ、私と一緒に、PCの深層部にある「真の原因」を突き止め、完膚なきまでに叩き潰しましょう!

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. 第1章:なぜWindows 11はUSBを勝手に切るのか?その「正義」と「罪」
    1. 1-1. 真犯人「USBセレクティブサスペンド」の正体
    2. 1-2. ゲーマーやクリエイターにとっての「致命傷」
    3. 1-3. さらに凶悪化した「モダンスタンバイ (S0ix)」
  2. 第2章:【レベル1】基本のコントロールパネル設定(初心者向け)
    1. 手順1:コントロールパネルへの正しい入り方
    2. 手順2:電源オプションを探し出す
    3. 手順3:プラン設定の変更
    4. 手順4:詳細設定の深淵へ
    5. 手順5:USBセレクティブサスペンドを「無効」にする
  3. 第3章:【レベル2】項目がない!?「魔法のコマンド」で強制召喚(中級者向け)
    1. 方法1:コマンド一発で解決する(一番おすすめ!)
    2. 方法2:レジストリエディタで手動解除する(上級者向け)
  4. 第4章:【レベル3】デバイスマネージャーでの「個別撃破」(重要)
    1. ステップ1:デバイスマネージャーを開く
    2. ステップ2:USBコントローラーを狙い撃つ
    3. ステップ3:チェックを外す儀式
    4. ステップ4:マウスやキーボードも個別に確認
  5. 第5章:科学捜査編!イベントビューアーで犯人を特定する
    1. ステップ1:イベントビューアーを起動
    2. ステップ2:システムログの確認
    3. ステップ3:エラーID「219」を探せ!
  6. 第6章:【メーカー別】Windowsの設定を上書きする「黒幕」たち
    1. Dellの場合:Dell Optimizer / Power Manager
    2. Lenovoの場合:Lenovo Vantage
    3. ASUS / MSI / GigabyteなどのゲーミングPC
  7. 第7章:さらに安定性を高める「隠れた重要項目」たち
    1. 1. PCI Express リンク状態の電源管理
    2. 2. 高速スタートアップの無効化(これ、意外と盲点!)
    3. 3. BIOS/UEFIでの設定(最終手段)
  8. まとめ:PCの主導権を、あなたの手に取り戻せ!

第1章:なぜWindows 11はUSBを勝手に切るのか?その「正義」と「罪」

 

まずは、敵を知ることから始めましょう。

 

なぜWindows 11は、ユーザーが困るようなことを平気でするのでしょうか?

 

Microsoftは意地悪でやっているわけではありません。

 

そこには、彼らなりの「正義」があるのです。

 

1-1. 真犯人「USBセレクティブサスペンド」の正体

 

今回のトラブルの主犯格。

 

その名は、USBセレクティブサスペンド(USBの選択的な中断)機能です。

 

なんだか舌を噛みそうな名前ですが、やっていることは単純です。

 

PCの中にいる「省電力管理官」が、常にUSBポートを監視しています。

 

そして、こんな判断を下すのです。

 

管理官:「おっ、このUSBポートに繋がってるマウス、ここ5秒くらい動いてないな?」

 

管理官:「よし、今は使ってないってことだな。電気代がもったいないから、このポートへの送電をストップしよう!」

 

管理官:「また動かし始めたら、その瞬間に電気を再開すればいいだろ。俺ってエコで賢い!」

 

これが、悲劇の始まりです。

 

ノートパソコンのバッテリーを1分でも長持ちさせるために搭載されたこの機能。

 

事務作業やWebブラウジング程度なら、これでも問題ありません。

 

しかし、私たちのような「ヘビーユーザー」にとっては、致命的な欠陥となります。

 

1-2. ゲーマーやクリエイターにとっての「致命傷」

 

あなたがFPSゲームで、スナイパーライフルを構えて敵を待ち伏せしているシーンを想像してください。

 

呼吸を止め、マウスを動かさず、じっと待つ。

 

5秒、10秒……。

 

PC側の管理官は思います。

 

「お、マウス動いてないな。休憩中か。じゃあ電源切っとくね~」

 

その瞬間、敵が飛び出してきました!

 

あなたは反射的にマウスを振ります。

 

しかし、電源が切られているマウスは反応しません。

 

「あれっ!?」と思った0.1秒後、PCは慌てて通電を再開します。

 

マウスカーソルが動き出した頃には、あなたのキャラクターはすでに地面に倒れているのです。

 

これが「プチフリーズ」や「入力遅延」の正体です。

 

1-3. さらに凶悪化した「モダンスタンバイ (S0ix)」

 

Windows 10以降、そしてWindows 11で標準化が進んでいる「モダンスタンバイ」という規格が、事態をさらに悪化させています。

 

これは、PCをスマホのように「スリープ中も通信などをバックグラウンドで行う」ための仕組みです。

 

非常に便利な反面、ハードウェアとOSが密接に連携して、省電力設定をガチガチに管理するようになりました。

 

その結果どうなったか?

 

「ユーザーが勝手に設定を変えてバッテリー持ちが悪くなったら困るから、設定項目ごと隠してしまえ!」

 

なんと、コントロールパネルから「USB設定」の項目そのものを消し去ってしまったのです。

 

「設定を変えたいのに、場所がない!」

 

多くのユーザーがこの迷宮に迷い込み、解決策を見つけられずに泣き寝入りしています。

 

でも、安心してください。

 

この記事では、その「隠された扉」をこじ開ける方法まで、余すところなく伝授します。

 

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第2章:【レベル1】基本のコントロールパネル設定(初心者向け)

 

まずは、一番簡単な方法から試してみましょう。

 

自作PCや、少し前のデスクトップPCを使っている方なら、この3分間の作業だけで全て解決するかもしれません。

 

もし項目がなくても焦らないでください。

 

次の章で「魔法」を使いますからね。

 

手順1:コントロールパネルへの正しい入り方

 

Windows 11で一番の罠、それは「設定」画面と「コントロールパネル」が別物だということです。

 

歯車マークの「設定」アプリを開いても、今回変更したい深い設定項目にはたどり着けません。

 

昔ながらの「コントロールパネル」を開く必要があります。

 

以下の手順で進めてください。

 

  1. 画面下のタスクバーにある「検索ボックス(虫眼鏡)」をクリックします。
  2. 入力欄に「control」または「コントロールパネル」と入力します。
  3. 検索結果に表示された青いアイコンの「コントロールパネル」をクリックして開きます。(※歯車マークの『設定』画面ではなく、昔ながらの『コントロールパネル』を開くのがポイントです!)

 

手順2:電源オプションを探し出す

 

コントロールパネルが開いたら、画面右上にある「表示方法」を見てください。

 

ここが「カテゴリ」になっていると見つけにくいので、「大きいアイコン」に変更します。

 

アイコンがズラッと並んだ中から、電池のマークをした「電源オプション」を探してクリックします。

 

手順3:プラン設定の変更

 

現在選択されている(黒丸がついている)電源プランの右側にある、「プラン設定の変更」という青い文字をクリックします。

 

通常は「バランス」が選ばれていますが、「高パフォーマンス」などを使っている場合も、そのプランの横にあるリンクをクリックしてください。

 

手順4:詳細設定の深淵へ

 

画面が変わったら、下の方にある「詳細な電源設定の変更(C)」というリンクをクリックします。

 

すると、小さな別ウィンドウが開きます。

 

ここがWindowsの電源管理の心臓部、聖域です。

 

手順5:USBセレクティブサスペンドを「無効」にする

 

リストを下にスクロールしていくと、「USB設定」という項目が見つかるはずです。

 

ここが運命の分かれ道です。

 

  1. 「USB設定」の左にある「+」ボタンを押して展開します。
  2. さらに出てきた「USBの選択的な中断の設定」の「+」も押します。
  3. 「設定:有効」となっている部分をクリックし、「無効」に変更します。

 

ノートPCの方は、「バッテリ駆動:無効」「電源に接続:無効」の両方を設定しておくことを強くおすすめします。

 

最後に「適用」→「OK」を押せば完了です!

 

これであなたのPCは、「USB機器の電源を勝手に切る」という悪癖から卒業できました。

 

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第3章:【レベル2】項目がない!?「魔法のコマンド」で強制召喚(中級者向け)

 

「手順通りに進めたのに……」

 

「『USB設定』なんて項目、どこにもないじゃないか!」

 

そう叫びたくなったあなた。

 

落ち着いてください。

 

あなたのPCが壊れているわけでも、手順が間違っていたわけでもありません。

 

これは、先ほど説明した「モダンスタンバイ」に対応した最新PC特有の現象で、Microsoftによって意図的に隠されている状態なのです。

 

隠されているなら、暴き出せばいい。

 

ここでは、ITプロフェッショナルが使う「コマンドプロンプト」というツールを使って、隠された設定項目を強制的に出現させる裏技を伝授します。

 

難しそうに見えますが、やることは「コピペ」だけです。

 

30秒で終わります。

 

方法1:コマンド一発で解決する(一番おすすめ!)

 

レジストリを直接いじるのは怖い……という方は、この方法を使ってください。

 

最も安全で、確実な方法です。

 

ステップ1:コマンドプロンプトを管理者権限で起動

 

タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。

 

検索結果に黒いアイコンの「コマンド プロンプト」が出てきます。

 

ここで注意!

 

そのままクリックせず、右クリックして「管理者として実行」を選んでください。

 

画面が暗転し、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら、「はい」を押します。

 

ステップ2:魔法の呪文を唱える(貼り付ける)

 

真っ黒な画面が出てきましたね。

 

これがPCの裏側に直接命令を出せるコンソールです。

 

※このコマンドを実行する前に、念のため作業中のファイル(WordやExcelなど)は保存して閉じておいてください。

 

以下の文字列をすべてコピーしてください。

 

reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\2a737441-1930-4402-8d77-b2beb10e8669\48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226” /v Attributes /t REG_DWORD /d 2 /f

 

コピーしたら、黒い画面の上で右クリック(またはCtrl+V)して貼り付けます。

 

そして、Enterキーを「ッターン!」と押してください。

 

「この操作を正しく終了しました。」

 

と表示されれば成功です!

 

これで封印は解かれました。

 

PCを再起動してから、もう一度「第2章」の手順で電源オプションを見てみてください。

 

幻だったはずの「USB設定」が、そこに鎮座しているはずです。

 

方法2:レジストリエディタで手動解除する(上級者向け)

 

コマンドの中身を理解して、自分の目で確認しながら進めたい慎重派の方はこちら。

 

手動でWindowsの深層設定(レジストリ)を書き換えます。

 

⚠️ 警告

レジストリ操作は、Windowsの心臓部を直接いじる行為です。間違った場所を変更すると、最悪の場合PCが起動しなくなるリスクがあります。

必ずバックアップを取るか、自信がない場合は「方法1」のコマンドを利用してください。

 

1. キーボードの「Windowsキー + R」を同時に押します。

 

2. 出てきた枠に「regedit」と入力してEnterを押します。

 

3. レジストリエディタが開きます。上のアドレスバーに以下をコピペしてEnterを押します。

 

Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\2a737441-1930-4402-8d77-b2beb10e8669\48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226

 

4. 画面右側にある「Attributes」という項目をダブルクリックします。

 

5. 「値のデータ」が「1」になっているはずです。これを「2」に書き換えてください。

 

6. 「OK」を押して画面を閉じます。

 

これでロック解除完了です。

 

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第4章:【レベル3】デバイスマネージャーでの「個別撃破」(重要)

 

「全体の設定は無効にした。でも、なぜかこのマウスだけはまだ調子が悪い……」

 

そんな時は、Windowsの全体指示が、現場(デバイス)に届いていない可能性があります。

 

社長(電源オプション)が「残業OK!」と言っても、現場監督(デバイスマネージャー)が「いや、定時で電気消しますね」と勝手な判断をしている状態です。

 

デバイスマネージャーを使って、現場監督を説得しに行きましょう。

 

これは特に、特定の機器だけ接続が切れる場合に非常に効果的です。

 

ステップ1:デバイスマネージャーを開く

 

スタートボタン(Windowsマーク)の上で右クリックします。

 

出てきたメニューの中から「デバイスマネージャー」を選びます。

 

ステップ2:USBコントローラーを狙い撃つ

 

リストの下の方にある「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を探して展開してください。

 

ずらーっと沢山の項目が出てきますが、ターゲットは以下の名前が含まれているものです。

 

  • USB Root Hub
  • Generic USB Hub
  • Intel(R) USB 3.0 eXtensible Host Controller

 

これらをひとつずつ右クリックして、「プロパティ」を開きます。

 

ステップ3:チェックを外す儀式

 

プロパティ画面の上部にあるタブから「電源の管理」を選びます。

 

ここに、諸悪の根源となるチェックボックスがあります。

 

「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」

 

このチェックが入っていたら、即座に外してください!

 

「OK」を押して保存します。

 

複数のUSBハブがある場合は、念のため全て確認して、全てのチェックを外すのが鉄則です。

 

一つでも残っていると、そこがボトルネックになって接続が切れることがあります。

 

ステップ4:マウスやキーボードも個別に確認

 

忘れがちなのが、マウスやキーボードそのものの設定です。

 

デバイスマネージャーの少し上にある「ヒューマン インターフェイス デバイス」または「マウスとそのほかのポインティングデバイス」も展開してみてください。

 

ここにある「USB 入力デバイス」や、お使いのマウス名(例:Logitech HID-compliant G502)のプロパティも同様に確認します。

 

もし「電源の管理」タブがあり、チェックが入っていたら、これも外しておきましょう。

 

これで、ハードウェアレベルでの「勝手なスリープ」は完全に封じ込められました。

 

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第5章:科学捜査編!イベントビューアーで犯人を特定する

 

「対策はした。でも、本当にこれで直ったのかな?」

 

「なんとなく調子が悪い気がするけど、気のせいかな?」

 

そんなモヤモヤを解消するために、プロのエンジニアが使う「科学捜査」の手法をお教えします。

 

Windowsには、システム内で起きた全ての出来事を記録する「フライトレコーダー」のような機能があります。

 

それが「イベントビューアー」です。

 

これを見れば、USB機器がいつ、なぜ切断されたのか、決定的な証拠(ログ)を掴むことができます。

 

ステップ1:イベントビューアーを起動

 

スタートボタンを右クリックして、メニューから「イベント ビューアー」を選択します。

 

ステップ2:システムログの確認

 

左側のメニューツリーから「Windows ログ」を展開し、「システム」をクリックします。

 

真ん中の画面に、大量のリストが表示されます。

 

これがあなたのPCの活動記録です。

 

ステップ3:エラーID「219」を探せ!

 

このリストの中で、USBトラブルに関連する決定的な証拠となるのが以下のエラーです。

 

  • レベル: 警告 (Warning)
  • ソース: Kernel-PnP
  • イベントID: 219
  • 詳細メッセージ: デバイス (USB\VID_xxxx…) のドライバー \Driver\WudfRd を読み込めませんでした。

 

もし、あなたが「マウスが止まった!」と感じた時刻と、このログの時刻が一致していたら……。

 

犯人は確定です。

 

これは「電力供給が足りないか、ドライバーの応答が遅れて、システムがデバイスを見失った」ことを意味します。

 

物理的な故障ではなく、これまで解説してきた「省電力設定」の解除によって改善する可能性が極めて高い状態です。

 

逆に言えば、このログが出ている限り、新しいマウスを買っても同じ現象が起きるでしょう。

 

無駄な出費をする前にこのログを確認できて、本当によかったですね!

 

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第6章:【メーカー別】Windowsの設定を上書きする「黒幕」たち

 

「Windowsの設定も、デバイスマネージャーも完璧にした。」

 

「なのに、まだ切れる!」

 

そんな時に疑うべきは、「メーカー製のプリインストールソフト」です。

 

Dell、HP、Lenovoなどの大手メーカー製PCには、親切心で「独自の管理ソフト」が入っています。

 

しかし、これが時として、Windowsの設定を強制的に上書きし、USBの電源を切りに来る「黒幕」となることがあるのです。

 

Dellの場合:Dell Optimizer / Power Manager

 

DellのPCには、AIを使ってバッテリー効率を最適化する「Dell Optimizer」などが搭載されています。

 

このソフトを開き、「電源」や「オーディオ」の設定を確認してください。

 

「最適化」や「省電力モード」がオンになっていると、Windows側でいくらハイパフォーマンス設定にしても、こちらの設定が優先されてUSBが切断されることがあります。

 

すべてオフにするか、「高パフォーマンス」モードに切り替えましょう。

 

Lenovoの場合:Lenovo Vantage

 

ThinkPadなどでおなじみの「Lenovo Vantage」。

 

この中にある「電源設定」→「インテリジェント・クーリング」の設定を確認してください。

 

ここが「バッテリー・セービング」になっていると、USBへの給電も絞られます。

 

「パフォーマンス・モード」に変更することで、安定性が増すことが報告されています。

 

ASUS / MSI / GigabyteなどのゲーミングPC

 

マザーボードメーカー製のユーティリティソフト(Armoury Crate, Dragon Centerなど)も同様です。

 

「Ecoモード」や「Silentモード」になっていませんか?

 

これらはCPUのファンを静かにするために、システム全体の電圧を下げる制御を行うことがあります。

 

USB接続の安定性を取るなら、ゲームをしていない時でも「Standard」や「Performance」モードにしておくのが無難です。

 

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第7章:さらに安定性を高める「隠れた重要項目」たち

 

ここまでやれば95%のトラブルは解決します。

 

しかし、残りの5%。

 

プロゲーマーや、業務で絶対にミスが許されないプロフェッショナルのために、さらにPCの安定性を高める「追加の設定」をご紹介します。

 

PCという体全体の「血流」を良くして、USBという「指先」まで栄養を行き渡らせるイメージです。

 

1. PCI Express リンク状態の電源管理

 

グラフィックボードや、超高速SSD(M.2)が接続されている「PCI Express」という通り道。

 

ここにも実は省電力機能があります。

 

ここが「適度な省電力」になっていると、データの通り道が狭くなり、結果としてシステム全体のレスポンスが落ち、USB機器の認識遅延につながることがあります。

 

電源オプションの「詳細設定」を開き(第2章と同じ場所です)、「PCI Express」を展開します。

 

「リンク状態の電源管理」を「オフ」に設定してください。

 

これで、PC内部の高速道路が常に全車線開放状態になります。

 

2. 高速スタートアップの無効化(これ、意外と盲点!)

 

Windows 11の「高速スタートアップ」。

 

起動が爆速になるので便利な機能ですが、実はこれ、「前回シャットダウンした時のメモリやドライバーの状態を保存しておいて、使い回す」という機能なんです。

 

もし、前回の終了時にUSBドライバーが少し不安定だったとしたら?

 

そうです。

 

その「不安定な状態」ごと復元されて起動してしまうのです。

 

これを防ぐために、毎回クリーンな状態で起動するように設定しましょう。

 

  1. コントロールパネルの「電源オプション」を開きます。
  2. 左側の「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  3. 画面上部の「現在利用可能ではない設定を変更します」(盾のマーク)をクリックします。
  4. 下の方にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します

 

起動時間は数秒遅くなるかもしれません。

 

しかし、毎日の謎のトラブルに悩まされる時間に比べれば、その数秒なんて安い投資だと思いませんか?

 

3. BIOS/UEFIでの設定(最終手段)

 

Windowsの設定よりもさらに深い、PCの土台(マザーボード)の設定です。

 

PC起動時に「F2」キーや「Delete」キーを連打してBIOS画面に入ります。(※PCのロゴ画面に出る表示を確認するか、スマホで『自分のPCの型番 BIOS 入り方』と検索するのが確実です!)

 

メーカーによって画面は違いますが、以下の単語を探してください。

 

  • Global C-state Control:これを「Disable(無効)」にします。CPUが「暇だから休もう」とするのを禁止します。DTMでのノイズ対策には必須の設定です。
  • XHCI Hand-off:これを「Enabled(有効)」にします。USBの制御をBIOSではなく、Windows(OS)に完全に委ねる設定です。互換性問題が減ります。
  • ErP Ready / EuP Ready:これを「Disable(無効)」にします。欧州の厳しい省電力規制に対応する機能ですが、USB機器への給電を絞りすぎることがあります。

 

※BIOS設定は強力ですが、間違えるとPCが起動しなくなることもあります。

 

スマホで画面の写真を撮りながら、慎重に操作してくださいね!

 

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まとめ:PCの主導権を、あなたの手に取り戻せ!

 

ここまで読んでいただき、本当にお疲れ様でした!

 

長旅でしたが、Windows 11とUSB機器の間で起きている「見えない戦い」の全貌が理解できたのではないでしょうか。

 

最後に、今回のポイントを最強のチェックリストとしてまとめておきます。

 

【完全保存版】USBトラブル根絶チェックリスト

  • 電源プラン:「高パフォーマンス」に設定したか?
  • USBセレクティブサスペンド:電源オプションで「無効」にしたか?(第2章
  • 隠し項目:項目がない場合はコマンドで復活させたか?(第3章
  • デバイスマネージャー:各USBハブの「電源の管理」チェックを外したか?(第4章
  • 高速スタートアップ:無効化してクリーンブートするようにしたか?(第7章
  • メーカー製アプリ:余計な省電力設定がオンになっていないか?(第6章
  • 物理チェック:タコ足配線のUSBハブを使っていないか?(電力不足の可能性大!コンセントから電源を取るセルフパワータイプ推奨)

 

「たかが設定ひとつ」

 

そう思われるかもしれません。

 

しかし、この設定を見直すだけで、長年悩まされていたマウスのラグやオーディオのノイズが嘘のように消え、

 

「PCを買い換えなきゃダメかな……」という数十万円レベルの悩みが、0円で解決することだってあるのです。

 

PCは、あなたのクリエイティビティやパフォーマンスを発揮するための「相棒」です。

 

相棒が勝手に眠ったり、サボったりしないよう、しっかりと手綱を握ってあげてください。

 

この記事が、あなたのストレスだらけだったWindows 11ライフを、快適で最高のものに変えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

 

さあ、今すぐコントロールパネルを開いて、設定をチェックしてみてください。

 

快適なPC環境は、もう目の前ですよ!👋✨

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