Win11「ペイント」の新機能。レイヤー・透過PNG保存・背景削除の使い方。モザイクは?

パソコン

 

「あれ…?Windows 11になって、なんかペイントの画面が変わった!?」

レイヤーとか背景の削除とか、なんかスゴそうな機能が追加されてるんだけど!?」

 

ある日ペイントを起動してみたら、昔知ってたシンプルなお絵かきソフトと全然ちがう見た目になってて、スマホで慌てて「windows11 ペイント 使い方」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。

 

もしかして、「画像の背景だけを透明にしたいのに、やり方がわからない!」って、「windows11 ペイント 透過」で悩んでいませんか…?

それとも、「写真に写った顔やナンバープレートを隠したいのに、モザイクがかけられない!」っていう、やりたいことができなくて途方に暮れていたり…?

 

わかります、わかります!私も最初はビックリしました。

昔のペイントの感覚で触ろうとすると、「こんな機能なかったのに…!」「どうやって使うの…?」って、もうパニックになっちゃいますよね😥

 

でも、大丈夫です!

その戸惑う気持ち、よーくわかります。でも、安心してください!

新しいWindows 11のペイントは、あなたのやりたかった画像編集を、もっとカンタンに、もっと強力にサポートしてくれるツールに生まれ変わったんです!ハードウェアの故障なんかじゃありませんよ😉

 

この記事は、そんな「新機能ペイント」に驚いてしまったあなたを救うための、基本的な使い方から新機能までをステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🕵️‍♀️✨

 

「レイヤー機能」や「背景削除」といった注目の新機能から、「モザイク処理はどうするの?」っていう具体的な悩みまで。

私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰

 

 

Windows 11 ペイントで何が変わった?注目の新機能 概要

 

Windows 10までのペイント(クラシックペイント)に慣れ親しんだ方ほど、Windows 11の新しいペイントには驚かされるはずです。

 

見た目のデザインが刷新された(モダンになった)だけじゃなくて、まさに「別物」と言えるほどの強力な機能が、次々と追加されてるんです!

 

まずは、Windows 11 ペイントが一体どうやって進化したのか、主要な新機能の概要(概要)を見ていきましょう。

 

ついに搭載!「レイヤー機能」で高度な編集が可能に

 

最大の目玉機能が、この「レイヤー」の搭載です!

 

レイヤーっていうのは、透明なフィルムを何枚も重ねて1枚の絵を完成させるようなイメージの機能なんです。

 

背景、人物、文字なんかを、それぞれ別のレイヤー(層)に分けて編集できるので、こんないいことがあるんですよ。

 

  • 背景だけ、人物だけ、文字だけを個別に修正できる!
  • レイヤーの重なり順を自由に変更できる!
  • 特定のレイヤーだけを表示したり、非表示にしたりできる!

 

これのおかげで、「写真の上に文字を載せた後で、やっぱり文字の位置だけを微調整したい!」なんていう作業が、すっごくカンタンにできちゃうようになったんですね🥰

 

AIによる「背景の削除」機能

 

これまで、すっごく手間がかかっていた、写真やイラストの「背景切り抜き」が…。

なんと、ボタン一つで可能になりました!

 

Windows 11 ペイントに搭載されたAIが、画像の中の「これがメインの被写体だ!」っていう部分(人物、動物、モノとか)を自動で認識してくれて、それ以外の背景部分だけをきれいに削除してくれるんです。

 

この機能は、Microsoftが今すっごく力を入れている「Copilot(AI機能)」の一環として提供されているんですよ。

 

「透過PNG」のネイティブサポート(保存と編集)

 

さっきの「背景の削除」機能とも深く関係してるんですが、背景が透明な「透過画像」の扱いや保存が、標準でサポートされるようになりました!

 

背景を削除した画像を「透過PNG(.png)」っていう形式で保存することで、プレゼン資料やWebサイト、他の画像と合成するときに、被写体だけをきれいに貼り付けることができるんです。

 

まさに、「windows11 ペイント 透過」って探していたあなたにとって、待望の機能と言えますよね!

 

ダークモードへの対応

 

Windows 11のシステム設定(「黒い画面モード」のことですね)に合わせて、ペイントの画面全体を黒基調の「ダークモード」で表示できるようになりました。

 

これ、地味に嬉しい機能で、暗い場所での作業や、長時間の編集作業で目が疲れにくくなるんです🥺

 

UI(ユーザーインターフェース)の刷新と操作性の向上

 

アプリ全体のデザインが、Windows 11のスタイル(角が丸いウィンドウとか、イマドキなアイコン)に合わせて一新されました。

 

ツールバーやメニューも整理されて、昔よりずっと直感的に操作できるように改良されています。

 

ズームイン・ズームアウト(拡大・縮小)も、画面下部のスライダーとか、[Ctrl]キー+マウスホイールでスムーズに行えるようになって、すっごく快適になりましたよ!

 

旧ペイントからの進化点まとめ

 

従来のペイント(Windows 10まで)と、Windows 11の新しいペイント(2023年以降のアップデート適用版)の違いを、機能面で比較してみましょう。

 

機能 従来のペイント (Win10以前) 新しいペイント (Win11) 備考
レイヤー機能 非搭載 搭載 最大の進化点。画像の重ね合わせが容易に。
背景の削除 非搭載 搭載 (AI) ボタン一つで背景を自動切り抜き。
透過PNGの扱い 閲覧のみ(編集・保存は不可) 対応 (編集・保存) windows11 ペイント 透過 が可能に。
ダークモード 非対応 対応 システム設定に連動。
UIデザイン クラシックスタイル モダンUI (Win11準拠) 直感的な操作性が向上。
ズーム操作 ボタンのみ スライダー、マウスホイール対応 スムーズな拡大・縮小が可能。
基本機能 搭載 搭載 トリミング、リサイズ、描画などは引き続き利用可能。

 

 

【新機能①】Windows 11 ペイント「レイヤー」の基本的な使い方

 

それでは、新しいWindows 11 ペイントの最大の目玉である「レイヤー機能」の具体的な使い方を徹底解説しますね。

 

windows11 ペイント 使い方」として、この機能をマスターすることは、すっごく重要ですよ!

 

レイヤーとは?(画像の層構造)

 

さっきもちょっと触れましたが、レイヤーっていうのは「透明なフィルム(層)」みたいなものです。

 

例えば、1枚の画像を作る時に、

 

  • 一番下のレイヤー:「風景写真」
  • 真ん中のレイヤー:「人物の切り抜き画像」
  • 一番上のレイヤー:「『旅行の思い出』という文字」

 

…っていうふうに分けておけば、人物の位置だけを動かしたり、文字の色だけを変えたりすることが、他のレイヤーに一切影響を与えずに可能になるんです!

 

従来のペイントだと、一度文字を書き込んじゃうと、それはもう背景の画像と一体化(統合)しちゃって、後から文字だけを動かすことはできませんでしたよね…。

 

レイヤー機能は、この「あ、ちょっとやり直したい!」や「微調整したい!」を可能にする、画像編集の核となる機能なんです。

 

レイヤーパネルの表示方法

 

レイヤーを操作するには、まず「レイヤーパネル」っていうのを表示させる必要があります。

 

  1. ペイントアプリを起動します。
  2. 画面右上(ウィンドウの閉じるボタンの少し左)にある、重なった四角形のアイコン [レイヤー] をクリックします。
  3. クリックすると、画面の右側に「レイヤー」という名前のパネル(サイドバー)が表示されます。

 

もしアイコンが見当たらない…っていう場合は、お使いのWindows 11やペイントアプリが最新の状態じゃない可能性があります。

Microsoft Store(ストア)アプリを開いて、ペイントアプリの更新が来ていないか確認してみてくださいね。

 

新規レイヤーの追加と削除

 

レイヤーパネルが表示されると、最初から「背景」っていう名前のレイヤーが1つだけあります。

これはキャンバス(絵を描く紙全体)のことだと思ってください。

 

新しいレイヤー(新しい透明なフィルム)を追加する方法はカンタンですよ!

 

▼追加方法:

  1. レイヤーパネルの上部にある [+] (レイヤーの追加) ボタンをクリックします。
  2. 現在のレイヤーの上に「レイヤー 2」(数字は連番です)みたいな名前の新しいレイヤーが追加されます。

 

▼削除方法:

  1. レイヤーパネルで、削除したいレイヤーをクリックして選択状態(青く反転)にします。
  2. パネルの上部にある [ゴミ箱] (レイヤーの削除) アイコンをクリックします。
  3. 選択されていたレイヤーが削除されます。

(注意!)一番下の「背景」レイヤーだけは、削除できないルールになってるので気をつけてくださいね。

 

レイヤーの表示・非表示と名前の変更

 

各レイヤーは、一時的に見えなくする(非表示にする)ことができます。

 

▼表示・非表示:

  • レイヤーパネルの各レイヤー名の右側にある [目] のアイコン をクリックします。
  • 目に斜線が入ると、そのレイヤーは非表示になります。もう一度クリックすると再表示されます。

編集作業中に、「ちょっと今このレイヤー邪魔だな…」っていう時にすっごく便利ですよ!

 

▼名前の変更:

レイヤーが増えてくると「レイヤー 2」「レイヤー 3」…じゃ、どれが何だか分からなくなっちゃいますよね😅

分かりやすい名前に変更しておきましょう!

 

  1. 名前を変更したいレイヤーを ダブルクリック します。
  2. レイヤー名が編集できる状態になるので、「人物」とか「テキスト」、「枠線」みたいに、分かりやすい名前を入力して[Enter]キーを押します。

 

レイヤーの順序(重なり順)を変更する方法

 

レイヤーは、パネルで上にあるものほど「手前」に、下にあるものほど「奥」に表示されるルールになっています。

 

▼順序の変更方法:

  1. 順序を変更したいレイヤーを、レイヤーパネル上で ドラッグ(クリックしたまま移動) します。
  2. 移動したい場所(他のレイヤーの上または下)まで持っていって、ドロップ(クリックを離す)します。

 

例えば、「文字」レイヤーが「写真」レイヤーより下にあると、文字が写真に隠れて見えなくなっちゃいます。

そんな時は、「文字」レイヤーを「写真」レイヤーの上にドラッグして移動させてあげればOKです!

 

レイヤーの結合

 

複数のレイヤーを1枚のレイヤーにまとめる(統合する)こともできますよ。

 

  1. まとめたいレイヤー(例えば、上のレイヤー)を選択します。
  2. レイヤーパネルの上部にある [レイヤーの結合] アイコン(下向き矢印が四角に入ってるアイコン)をクリックします。
  3. 選択していたレイヤーが、その1つ下のレイヤーと合体します。

 

(重要!)注意点:

一度結合しちゃうと、再び元の別々のレイヤーに戻すことはできません!([元に戻す]操作が効くうちは戻せますが…)

編集が完全に終わって、「もうこれで完成!」ってなってから行うことをオススメします。

 

レイヤーを使った具体的な編集例(写真と文字の合成)

 

  1. ペイントを起動し、[ファイル] > [開く] からベースになる写真を開きます。この写真は「背景」レイヤーに読み込まれます。
  2. レイヤーパネルの [+] ボタンで「新規レイヤー」を追加します。(例:「文字用レイヤー」と名前を変更しておくと分かりやすいですね!)
  3. 「文字用レイヤー」が選択されている(青く反転してる)ことを確認して、ツールバーから [テキスト] ツール(Aのアイコン)を選び、写真の上でクリックして文字を入力します。
  4. 文字の入力後、[選択] ツールに切り替えると、文字の周りに点線の枠が表示されます。
  5. この枠をドラッグすれば、背景の写真には一切影響を与えずに、文字の位置だけを自由に動かすことができます!
  6. もし文字を写真の後ろに回したい場合は、レイヤーパネルで「文字用レイヤー」を「背景」レイヤーの下にドラッグします(ただし、背景が透明じゃないと見えなくなっちゃいますが)。

 

これがレイヤー機能の基本的な使い方です。

この「層(レイヤー)を分ける」っていう概念を理解するだけで、Windows 11 ペイントでの編集の幅が、もう飛躍的に広がりますよ!

 

 

【新機能②】背景の削除と「透過PNG」保存の使い方

 

次に、AIを活用した「背景の削除」機能と、「windows11 ペイント 透過」(透過PNG)の保存方法について詳しく解説しますね!

 

AIが自動で人物や被写体を切り抜き

 

この機能は、画像の中の「これがメインの被写体だろうな」ってAIが判断した部分だけを残して、それ以外の背景を自動的に透明にしてくれる、すっごい機能なんです。

 

面倒だった髪の毛のフワフワしたところや、細かい隙間なんかも、AIがある程度いい感じに自動で判別して処理してくれますよ。

 

「背景の削除」ボタンの場所と使い方

 

操作は、もうビックリするくらいシンプルです。

 

  1. ペイントで背景を削除したい画像(写真やイラスト)を開きます。
  2. 画面左上、ツールバーの一番左端にある [背景の削除] アイコン(人物の上半身と背景が分かれてるようなアイコン)をクリックします。
  3. AIによる処理が数秒間(画像の複雑さによります)実行されます。
  4. 処理が完了すると、AIが「これは背景だな」って判断した部分が削除されて、透明な状態(市松模様)になります。

 

背景を削除した後の「透過」状態とは?

 

背景が削除された部分は、チェス盤みたいな「市松模様(チェック柄)」で表示されますよね。

 

これは、「その部分は透明ですよ」「何も描画されてませんよ(透明なピクセルですよ)」っていうことを示す、画像編集ソフトの世界共通のルールなんです。

 

この透明な部分は、他の画像の上に重ねたときに、下の画像が透けて見えるようになるんですね。

 

透過PNGとして保存する手順 (windows11 ペイント 透過)

 

背景を透明にした画像を、その透明な状態のまま保存するには、ファイル形式にすっごく注意が必要です!

 

JPEG (.jpg) 形式は、透明度をサポートしていません!

もしJPEGで保存しちゃうと、せっかく透明にした部分が、強制的に「白」や「黒」などの単色で塗りつぶされちゃいます…😭

 

背景の透明度を維持したまま保存するには、PNG (.png) 形式を使う必要があります!

 

▼保存手順:

  1. 「背景の削除」を実行して、背景が市松模様になっていることを確認します。
  2. [ファイル] メニュー > [名前を付けて保存] を選択します。
  3. サブメニューが表示されるので、[PNG 画像] を選択します。(これが一番大事です!)
  4. [名前を付けて保存] ダイアログボックスが表示されます。
  5. 「ファイルの種類」が「PNG (*.png)」になっていることを、よーく確認します。
  6. ファイル名を入力して、[保存] ボタンをクリックします。

(もし「この画像を保存すると、透明度が失われます。」っていう警告が出ちゃったら、手順3でPNGを選び直してみてください。通常、PNGを選んでいればこの警告は出ませんよ。)

 

たったこれだけです!

これで、背景が透明な「透過PNG画像」として保存が完了しました!🎉✨

 

透過画像の活用方法(資料作成、他の画像との合成)

 

作成した透過PNG画像は、こんな場面ですっごく役立ちますよ。

 

  • PowerPointやWordでの資料作成: 背景が透明なので、スライドのデザインを邪魔することなく、人物や製品の写真だけをきれいに配置できますよね。
  • 他の画像との合成: ペイントのレイヤー機能を使って、別の背景写真レイヤーの上に、この透過PNG(人物とか)レイヤーを重ねることで、カンタンに合成写真が作れちゃいます!

 

うまく背景が削除できない場合の調整

 

Windows 11 ペイントの「背景の削除」機能は、2025年現在、すっごくシンプルに作られています。

 

どういうことかと言うと、「削除する範囲」や「ここは残したい!」っていう範囲を、ユーザーが手動で細かく調整する機能(ブラシでなぞる機能とか)は、まだ搭載されていないんです…。

 

AIの自動認識が一発勝負!っていうことなんですね。

 

もし、思った通りの切り抜きができなかった場合(例えば、残したい部分まで消えちゃった!😭とか)は、ペイント上での調整はすっごく難しいです。

 

そんな時は、[元に戻す](Ctrl+Z)で操作を戻して、「ペイント3D」アプリ(Windowsに標準搭載されてるか、Microsoft Storeから入手できます)の「マジック選択」機能を使うか、もっと高機能な画像編集ソフトを利用する必要がありますね…。

 

 

Windows 11 ペイントで「モザイク」をかける方法

 

画像編集といえば、やっぱり定番の「モザイク処理」や「ぼかし処理」ですよね。

個人情報やプライバシー保護のために、顔やナンバープレートを隠したい!っていう需要は、すっごく多いはずです。

 

では、「windows11 ペイント モザイク」処理は、新しくなったペイントで可能なのでしょうか…?

 

残念ながら「モザイク機能」は標準搭載されていない

 

結論から申し上げますと…。

2025年現在のWindows 11 ペイントには、「モザイク」や「ぼかし」をかける専用のフィルター機能は搭載されていません。

 

えー!うそでしょ!?って思いますよね😫

レイヤー機能とかAI背景削除とか、あんなスゴイ機能が追加されたのに、モザイクは(まだ)搭載されてないんです…。

 

代替案①:選択範囲の「ぼかし」や「ピクセル化」は可能か?

 

「モザイク」っていう名前じゃなくても、「ピクセル化」(ドット絵みたいに粗くする)とか「ぼかし(ガウスぼかし)」みたいな、似たような機能もないの?って探してみたんですが…。

現状のペイントには、残念ながら見当たりません。

 

あくまでペイントは、描画(ペイント)とレイヤー合成を中心としたツール、っていう位置づけのようですね。

 

代替案②:「塗りつぶし」機能で個人情報を隠す方法

 

専用機能がないため、Windows 11 ペイントでプライバシーを保護する最も確実な方法は、「塗りつぶす」ことです。

 

(「それができれば苦労しないよ!」って声が聞こえてきそうですが、これがペイントでできる現実的な方法なんです…!😭)

 

▼手順:

  1. ツールバーから [図形] ツールをクリックします。
  2. 図形のリストから [四角形] を選択します。
  3. [塗りつぶし] オプションを [単色] に設定します。
  4. [色 1 (メインの色)] を「黒」や「白」など、隠したい部分を塗りつぶす色に設定します。
  5. [輪郭] オプションを [塗りつぶしなし] に設定します。(枠線が不要な場合ですね)
  6. 隠したい部分(顔や文字など)を、マウスでドラッグして四角形で覆います。

 

この方法であれば、情報を確実に隠すことができます。

モザイクのような装飾的な隠し方じゃなくて、「黒塗り」や「白塗り」にするイメージですね。

 

なぜモザイクがない?ペイントの設計思想

 

ペイントは、あくまで「描画(Painting)」ツールとして開発されてきました。

モザイクやぼかしっていうのは「フィルター(効果)」の領域で、高機能な「フォトレタッチソフト」の管轄だったんですね。

 

レイヤーや背景削除が追加されたとはいえ、ペイントの核となる設計思想は大きく変わってなくて、複雑なフィルター処理は(まだ)実装の優先順位が低いものと推測されます…。(今後に期待しましょう!💪)

 

Windows 11でモザイク処理が必要な場合の対処法

 

windows11 ペイント モザイク」を実現したい!っていう場合は、残念ですがペイント以外のアプリを使う必要があります。

 

  1. ペイント3D を使う:Windows 11にも(別途インストールが必要な場合がありますが)「ペイント3D」が搭載されています。ペイント3Dには「ステッカー」機能や、ピクセル描画ブラシなどがあって、工夫次第でモザイク”風”の処理が可能です。
  2. サードパーティ製の無料ソフトを使う:「GIMP(ギンプ)」や「Paint.NET(ペイント ドット ネット)」といった、高機能な無料画像編集ソフトをインストールすれば、モザイク処理やぼかしフィルターをカンタンに利用できますよ。
  3. オンラインツールを使う:Webブラウザ上で動作する無料の画像編集ツール(例: Photopea, Canvaとか)にも、モザイクやぼかし機能が搭載されているものが多いです。

 

 

【基本操作編】Windows 11 ペイント 従来機能の使い方

 

新機能ばっかり注目されがちなWindows 11 ペイントですが、もちろん、画像編集の基本である「トリミング(切り抜き)」や「サイズ変更」といった、昔からの機能もちゃんと健在です!

 

windows11 ペイント 使い方」の基礎として、これらの操作方法もしっかりと押さえておきましょうね。

 

トリミング(切り抜き)の方法

 

画像から必要な部分だけを切り出す「トリミング」は、最もよく使われる機能の一つですよね。

 

  1. ツールバーにある [選択] ツール(点線の四角形アイコン)をクリックします。
    • もしフリーハンド(自由な形)で切り抜きたい場合は、[選択] アイコンの下にある小さな矢印をクリックして、「フリーハンド選択」を選びます。
  2. 画像の上で、残したい部分をマウスでドラッグして囲みます。点線の枠が表示されます。
  3. 枠(選択範囲)が決まったら、ツールバーにある [トリミング] アイコン(選択範囲の内側だけが残るようなアイコン)をクリックします。
  4. 選択した範囲外がすべて削除されて、選択範囲がキャンバス全体になります。

(補足)もし選択範囲を間違えちゃった場合は、[Esc]キーを押すか、選択範囲外の場所をクリックすると、選択が解除されますよ。

 

画像のサイズ変更(リサイズ)

 

画像の縦横の大きさ(ピクセル数)を変更する「リサイズ」操作です。

 

  1. ツールバーの [イメージ] グループにある [サイズ変更と傾斜] アイコン(四角形が矢印で縮小されてるアイコン)をクリックします。または、キーボードで [Ctrl] + [W] を押します。
  2. 「サイズ変更と傾斜」ダイアログボックスが表示されます。
  3. [サイズ変更] ブロックで、[パーセント] または [ピクセル] を選択します。
    • [パーセント]: 今のサイズを基準に、50%(半分)や200%(2倍)みたいに指定します。
    • [ピクセル]: 4K画像(3840×2160)とか、Webサイト用の幅800ピクセルみたいに、具体的な数値で指定します。
  4. [縦横比を維持する] のチェックボックスがオンになっていることを確認します。(すっごく大事!)
    • これにチェックが入ってると、「水平方向」(幅)の数値を変えれば、「垂直方向」(高さ)の数値も自動的に計算されて、画像の比率が崩れる(顔がびよーんって伸びたり)のを防げます。
  5. [水平方向] または [垂直方向] のどちらかに目的の数値を入力します。
  6. [OK] ボタンをクリックすると、画像がリサイズされます。

 

回転と反転

 

画像の向きを変える機能も、[イメージ] グループにまとまってますよ。

 

  1. ツールバーの [イメージ] グループにある [回転] アイコン(三角矢印が回転してるアイコン)をクリックします。
  2. ドロップダウンメニューが表示されるので、やりたい操作を選びます。
    • 右へ 90° 回転
    • 左へ 90° 回転
    • 180° 回転
    • 垂直方向に反転 (上下反転)
    • 水平方向に反転 (左右反転)
  3. 選択した操作がすぐに画像に適用されます。

 

キャンバス(描画領域)のサイズ変更

 

画像そのものの大きさ(中身)を変えずに、絵を描く「紙」の大きさ(キャンバス)だけを変更することもできます。

 

  1. ツールバーの [イメージ] グループにある [キャンバスのサイズ変更] アイコン(四角形の角を広げるアイコン)をクリックします。または、キーボードで [Ctrl] + [Shift] + [R] を押します。
  2. 「キャンバスのサイズ変更」ダイアログボックスが表示されます。
  3. [幅] と [高さ] を、[ピクセル] または [パーセント] で指定します。
  4. [アンカー](基準点)で、どの位置を基準にキャンバスを広げるか(または縮めるか)を選択できます。
    • 例えば、中央(デフォルト)を選ぶと、上下左右に均等に余白が追加されます。
    • 左上を選ぶと、右側と下側に向かってキャンバスが広がります。
  5. [OK] をクリックすると、キャンバスサイズが変更されます。

 

 

【描画・編集ツール】ペイントの全ツール徹底解説

 

Windows 11 ペイントは、その名の通り「描画(ペイント)」機能も大幅に強化されてるんです!

ツールバーに並ぶ各ツールの使い方を、一つずつ詳しく見ていきましょうね。

 

ブラシツール(鉛筆、各種ブラシ)の使い方

 

ツールバーの [ブラシ] アイコン(筆のアイコン)をクリックすると、いろんな種類のペン先を選択できますよ。

 

  • 鉛筆: 細く、くっきりとした線を描画します。
  • カリグラフィ ペン (2種類): ペンの角度によって太さが変わる、習字みたいな線が描けます。
  • 油彩ブラシ: 油絵の具で描いたような、かすれた質感が特徴です。
  • 水彩ブラシ: 透明感のある、にじんだような表現が可能です。
  • ピクセル ペン: 1ピクセル単位でドットを打つことができます。
  • マーカー: 太く、少し透明感のある蛍光ペンのような線です。
  • クレヨン: クレヨンで描いたような、ざらついた質感が特徴です。
  • エアブラシ: 霧吹きみたいに、インクをスプレーします。

 

▼太さ、色、透明度の調整:

  • 太さ: ブラシを選択した後、[サイズ] スライダー(線の太さのアイコン)をドラッグして、線の太さを変更します。
  • 色: ツールバーの [色] グループにあるカラーパレットから [色 1 (メインの色)] をクリックして選択します。
  • 透明度 (不透明度): (新機能です!)[サイズ] スライダーの隣にある [不透明度] スライダーで、色の濃さを調整できます。100%が不透明、0%に近づくほど透明になります(水彩ブラシとかで試すと分かりやすいですよ)。

 

図形ツール(直線、四角形、円など)

 

ツールバーの [図形] アイコン(四角と円が重なったアイコン)をクリックすると、直線、曲線、円、四角形、矢印、星形とか、いろんな図形を選択できます。

 

  • 直線: ドラッグして直線を描画します。[Shift]キーを押しながらドラッグすると、水平・垂直・45度のまっすぐな線が引けますよ!
  • 曲線: 3ステップで描画します。(1)ドラッグで直線を引く、(2)線上の好きな位置をクリックして1点目を固定、(3)別の位置をクリックして2点目を固定し、曲線を確定します。ちょっとクセがありますが慣れれば便利です。
  • その他の図形(円、四角形など): ドラッグして描画します。[Shift]キーを押しながらドラッグすると、正円(まん丸)や正方形(真四角)が描画できます。

 

▼「塗りつぶし」と「輪郭」の設定:

図形を描画する時、ツールバーの [図形] グループで以下の設定が可能です。

 

  • 輪郭: 図形の枠線の種類(単色、クレヨン、油彩とか)や色(色 2を使用)を指定します。
  • 塗りつぶし: 図形の中身の塗りつぶし種類(なし、単色、クレヨンとか)や色(色 1を使用)を指定します。

 

テキスト(文字)の挿入

 

ツールバーの [テキスト] ツール([A] のアイコン)をクリックします。

 

  1. 文字を入れたい場所をクリックすると、テキストボックス(点線の枠)が表示されます。
  2. ツールバーが [テキスト] 専用のリボンに切り替わります。
  3. [フォント] ファミリー、[フォント サイズ]、[太字]、[斜体]、[下線]、[取り消し線] を設定します。
  4. [色 1] で文字の色を選択します。
  5. [背景] オプションで、[不透明](背景を [色 2] で塗りつぶす)か、[透明](背景を透明にする)かを選択できます。写真の上に文字を載せる時とかは、だいたい [透明] を選びますよね。
  6. テキストボックス内に文字を入力します。
  7. テキストボックスの枠線をドラッグすれば、位置を移動できます。
  8. テキストボックス外の場所をクリックすると、文字が画像(またはレイヤー)に確定されます。

 

(超重要!)注意:

レイヤー機能を使わずに(「背景」レイヤーに直接)文字を入力しちゃうと、一度確定したら、その文字は画像と一体化しちゃって、後からテキストとして再編集したり、移動したりすることはできません!

文字を後から動かしたい可能性がある場合は、必ず「文字用の新規レイヤー」を追加してから入力する癖をつけましょうね!

 

塗りつぶしツール(バケツ)

 

ツールバーの [塗りつぶし] ツール(バケツのアイコン)をクリックします。

 

  1. [色 1] で、塗りつぶしたい色を選択します。
  2. 画像上の、特定の色で囲まれた領域(例:白いキャンバス、図形の内部とか)をクリックします。
  3. クリックした場所と連続する、同じ色の領域が、[色 1] で選択した色に一括で塗りつぶされます。

 

スポイトツール(色の抽出)

 

ツールバーの [スポイト] ツール(スポイトのアイコン)をクリックします。

 

  1. 画像上で、「あ、この色いいな」っていう場所をクリックします。
  2. クリックした場所の色が、自動的に [色 1 (メインの色)] に設定されます。
  3. そのままブラシツールなんかに持ち替えれば、画像内から抽出した全く同じ色で描画できるんです!地味に便利ですよね。

 

消しゴムツール

 

ツールバーの [消しゴム] ツール(消しゴムのアイコン)をクリックします。

[サイズ] スライダーで消しゴムの大きさを調整して、画像上をドラッグすると、その部分が消去されます。

 

  • レイヤー上で使用した場合:そのレイヤーの描画内容が透明になります。
  • 「背景」レイヤーで使用した場合:[色 2 (背景の色)] で設定されている色(デフォルトは白)で塗りつぶされます。

 

拡大鏡(ズーム)ツールとスライダー

 

ツールバーの [拡大鏡] ツール(虫眼鏡のアイコン)をクリックすると、クリックした場所が拡大されます。[Alt]キーを押しながらクリックすると縮小されます。

 

…ただし!Windows 11 ペイントでは、画面右下にある ズームスライダー を使うのが、一番カンタンで直感的ですよ!

 

  • スライダーを右(+)に動かすと拡大、左(-)に動かすと縮小されます。
  • [Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを回転させることでも、同じようにズーム操作が可能です。

 

 

ファイルの操作(開く・保存・インポート)

 

ペイントでの作業は、ファイルの操作が基本になりますよね。

基本的な開き方や保存方法、対応形式について確認しておきましょう。

 

対応しているファイル形式(JPG, PNG, BMP, GIF, TIFFなど)

 

Windows 11 ペイントは、主要な画像ファイル形式の多くに対応しています。

 

  • PNG (.png): 推奨です!背景透過をサポートしていて、画質の劣化もない(可逆圧縮)ので、編集途中の保存やWeb用画像に最適です。
  • JPEG (.jpg, .jpeg): 写真の保存によく使われます。高画質ですが、保存のたびに画質がわずかに劣化しちゃう(非可逆圧縮)っていう特性があって、背景透過はサポートしてません。
  • BMP (.bmp): Windows標準のビットマップ形式。無圧縮なので高画質ですが、ファイルサイズがすっごく大きくなっちゃいます。
  • GIF (.gif): 256色までの画像をサポートします。簡単なアニメーション(パラパラ漫画)もサポートしてますが、ペイントではアニメーションGIFの作成・編集はできません。背景透過は限定的に可能です。
  • TIFF (.tif, .tiff): 高画質な画像形式で、印刷業界とかで使われることがあります。

 

新規作成と既存ファイルを開く

 

  • 新規作成: ペイントを起動すると、自動的に新しいキャンバスが開きます。作業中に新しく作り直したい場合は、[ファイル] > [新規] をクリックします(今の作業内容は破棄されちゃうので注意!)。
  • 既存ファイルを開く: [ファイル] > [開く] を選択するか、編集したい画像ファイルをペイントのウィンドウに直接ドラッグ&ドロップします。

 

「名前を付けて保存」と「上書き保存」

 

  • 上書き保存 (Ctrl+S): [ファイル] > [保存] を選択します。今開いているファイルに対して、編集内容をそのまま上書きしちゃいます。元のファイルは失われます!
  • 名前を付けて保存 (Ctrl+Shift+S): [ファイル] > [名前を付けて保存] を選択します。ファイル形式(PNG, JPEGとか)を選んで、新しいファイル名や別の場所を指定して保存します。元のファイルは変更されずに残ります。

 

(補足)レイヤー情報を含む作業途中の状態を保存したい場合…残念ながら、現時点ではペイント独自のプロジェクトファイル形式(Photoshopの.psdみたいな)はサポートされていません。

PNGとかで保存すると、レイヤーはすべて統合されて1枚の画像として保存されちゃうので、注意してくださいね。

 

他の画像ファイルを現在のキャンバスにインポート(貼り付け)する方法

 

開いている画像(例:背景写真)の上に、別の画像ファイル(例:ロゴマーク)を貼り付けたい場合ってありますよね。

 

  1. ベースとなる画像を開いておきます。
  2. (推奨!) レイヤーパネルで、貼り付け用の「新規レイヤー」を追加しておきます。(これ、すっごく大事です!)
  3. [ファイル] > [キャンバスにインポート] を選択します。
  4. 貼り付けたい画像ファイルを選択して [開く] をクリックします。
  5. 選択した画像が、今アクティブなレイヤー上に貼り付けられて、選択状態(点線の枠)になります。
  6. 枠をドラッグして位置を調整したり、四隅をドラッグしてサイズを変更したりできます。
  7. 位置が決まったら、選択範囲外をクリックして確定します。

(手順2で新規レイヤーを追加しておけば、貼り付けた画像だけを後から自由に移動・調整できるので、絶対にオススメですよ!🥰)

 

覚えておきたいショートカットキー一覧

 

作業効率を格段に上げてくれるショートカットキーです。

特に「元に戻す」は、もう息をするように使いますよね!

 

操作 ショートカットキー 備考
元に戻す Ctrl + Z 直前の操作を取り消します。必須のキーです!
やり直し Ctrl + Y 元に戻した操作を、再度実行します。
上書き保存 Ctrl + S 現在のファイルに上書き保存します。
名前を付けて保存 Ctrl + Shift + S 新しいファイルとして保存します。
開く Ctrl + O 既存のファイルを開きます。
新規作成 Ctrl + N 新しいキャンバスを作成します。
すべて選択 Ctrl + A キャンバス(またはレイヤー)全体を選択します。
コピー Ctrl + C 選択範囲をコピーします。
貼り付け Ctrl + V コピーした内容を貼り付けます。
切り取り Ctrl + X 選択範囲を切り取ります。
サイズ変更と傾斜 Ctrl + W サイズ変更ダイアログを開きます。
トリミング Ctrl + Shift + X 選択範囲でトリミングします。
レイヤーパネル表示/非表示 (なし) 右上のアイコンをクリックします。

 

 

Windows 11 ペイントに関するよくある質問 (FAQ)

 

windows11 ペイント 使い方」に関して、多くのユーザーさんが疑問に思う点をまとめてみました!

 

Q. ペイントアプリはどこにある?起動方法は?

 

A. 以下の方法でカンタンに見つかりますよ!

 

  1. タスクバーの [スタート] ボタン(Windowsロゴ) をクリックします。
  2. 検索ボックスに「ペイント」または「paint」って入力します。
  3. 検索結果のトップに「ペイント アプリ」が表示されるので、それをクリックして起動します。

 

[スタート] メニュー > [すべてのアプリ] の中にも「ペイント」としてリストされていますよ。

 

Q. 新機能(レイヤーなど)が使えない・表示されない場合の対処法

 

A. 「あれ?レイヤーとか背景の削除アイコンが表示されないんだけど!」っていう場合、ペイントアプリのバージョンが古い可能性があります。

 

これらの新機能は、Windows 11の標準アップデートとは別に、「Microsoft Store」アプリを通じてペイントアプリ自体に配信されるんです。

 

▼対処法:

  1. [スタート] メニューから 「Microsoft Store」 アプリを起動します。
  2. Storeアプリの左側メニューにある [ライブラリ] をクリックします。
  3. 右上にある [更新プログラムを取得する] ボタンをクリックします。
  4. 「Microsoft ペイント」または「ペイント」に更新プログラムが来ていないか確認して、もし来ていれば[更新]を実行します。

 

お使いのWindows 11のバージョン(22H2とか23H2とか)や、会社や学校のPCのポリシーによっては、更新がすぐに適用されない場合もあります…

 

Q. 旧(クラシック)ペイントに戻したい

 

A. 「新しいの使いにくい!昔のペイントに戻したい!」っていうお気持ち、わかります…。

でも、Windows 11の標準機能として、旧バージョン(Windows 10時代)のペイントに戻すカンタンなオプションは、残念ながら提供されていません。

 

Windows 11のペイントは、旧ペイントの全機能を含んだ上で、新機能が追加された「上位互換」っていう位置づけなんですね。

操作感の違いに戸惑うかもしれませんが、トリミングやリサイズみたいな基本操作は同じように行えるので、ぜひ新しいUIに慣れてみることをお勧めします!

 

(どうしても旧ペイントが必要な場合は、非公式な方法で古いバージョンの実行ファイルを入手・実行することになりますが、セキュリティのリスクを伴うので、個人的にはオススメできません…😥)

 

Q. ペイント3Dとの違いは?

 

A. Windowsには「ペイント」と「ペイント3D」っていう、2つのすっごく似た名前のアプリが存在していて、混乱しちゃいますよね。

 

  • ペイント(この記事のアプリ):2D(平面的)な画像編集に特化しています。レイヤー機能が追加されましたが、あくまで2Dの画像合成や描画がメインです。
  • ペイント3D:名前の通り、3D(立体的)なモデルを作成・編集することに主眼が置かれています。2D画像の編集もできますが、「マジック選択」(高度な切り抜き)とか、独自の機能を持っています。

 

ちなみに、現在Microsoftは、開発リソースを「ペイント」アプリの方に集中させているみたいで、レイヤー機能やAI機能は「ペイント」の方に追加されています。

「ペイント3D」は、将来的に廃止または統合される可能性が示唆されていますね。

 

 

物足りない?より高度な編集なら高機能ソフトの導入も

 

Windows 11 ペイントは劇的に進化しましたが、それでもプロが使うような画像編集ソフトと比べちゃうと、足りない機能もやっぱりあります。

 

(このセクションは、アフィリエイトなどの収益化を想定したヒントに基づいていますよ)

 

ペイントの限界点

 

windows11 ペイント 使い方」をマスターしても、以下のような作業はやっぱり困難です…😫

 

  • モザイクやぼかし処理: さっきお話しした通り、専用機能がありません。
  • 詳細な色調補正: 「明るさ/コントラスト」とか「レベル補正」、「カラーバランス」みたいな、写真の色味を細かく調整する機能がありません。
  • フィルターやエフェクト: 「シャープにする」とか「レンズフレア」みたいな、特殊効果フィルターがありません。
  • CMYKカラーモード: 印刷用のデータ(CMYKカラー)の作成・編集はできません。
  • 高度なパスツール: ベクターデータ(どれだけ拡大しても荒れない図形)の複雑な編集はできません。

 

無料で使える高機能ソフトの選択肢

 

「ペイントの機能じゃ物足りない!」ってなったら、無料で利用できる、より高機能なソフトウェアがたくさん存在しますよ!

 

  • GIMP (GNU Image Manipulation Program):「無料版Photoshop」って呼ばれるほど多機能な、定番の画像編集ソフトです。モザイク処理、高度な色調補正、フィルター、レイヤー機能とか、もうほぼ全ての機能を網羅しています。
  • Krita (クリタ):イラストやデジタルペイント制作に特化したソフトですが、画像編集機能も強力です。特にブラシの種類がすっごく豊富なんですよ。
  • Paint.NET (ペイント ドット ネット):ペイントとPhotoshopの中間みたいな存在で、動作が軽快なのにレイヤーや基本的なフィルター(ぼかし等)を備えてて、プラグインで機能拡張も可能です。

 

プロも使う有料ソフトの代表格

 

もし、画像編集を仕事にしたり、趣味として本格的に極めたい!っていうのであれば、業界標準の有料ソフトの導入も視野に入りますよね。

 

  • Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ):画像編集ソフトの王様であり、プロの現場では必須のツールです。写真合成、レタッチ、デザインとか、できないことはないって言われるほどの機能性を誇ります。サブスクリプション(月額/年額)での利用となります。
  • Affinity Photo (アフィニティ フォト):Photoshopの強力な対抗馬として人気のソフトです。Photoshopとほぼ同等の機能を持ちながら、買い切り型(一度購入すれば永続的に利用可能)である点がすっごく大きな魅力です。

 

用途別のおすすめソフト紹介

 

  • 「ペイントにモザイクだけ追加したい」: Paint.NET が、操作感も近くてシンプルでおすすめです。
  • 「無料でPhotoshop並みのことがしたい」: GIMP が最適です。
  • 「本格的なイラストや写真合成を始めたい」: Affinity Photo(買い切り)または Adobe Photoshop(サブスクリプション)を検討してみましょう。

 

 

まとめ

 

この記事では、Windows 11 ペイント の新しい使い方について、基本的な操作から注目の新機能まで徹底的に解説しました!

 

重要なポイントを、最後にもう一度おさらいしますね。

 

Windows 11 ペイントは、「レイヤー機能」とAIによる「背景の削除」という2大新機能を搭載して、劇的に進化しました!

 

レイヤーを使えば、背景、人物、文字なんかを別々に管理できて、編集の自由度が飛躍的に向上します。

 

背景の削除透過PNG保存 (windows11 ペイント 透過) により、被写体の切り抜きと合成がすっごくカンタンになりました。

 

✅ 一方で、待望される「モザイク機能」 (windows11 ペイント モザイク) は、残念ながら2025年現在も搭載されていません…😭 代替案として「黒塗り」や、他の高機能ソフトを利用する必要があります。

 

✅ トリミング、リサイズ、描画ツールなどの基本的な使い方も健在で、UIの刷新により、より直感的に操作できるようになっています。

 

単なる「お絵かきソフト」から、日常的な画像編集の多くをこなせる「高機能アプリ」へと変貌を遂げたWindows 11 ペイント。

 

この記事を参考に、ぜひその便利な新機能を使いこなしてみてくださいね!✨

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