「あれ…? Windows 11にアップグレードしたら、タスクバーのアイコンが全部真ん中(中央揃え)になっちゃった…?!」
「うわ、スタートボタンが左下じゃなくて使いにくい!元に戻したい!」
長年Windowsに慣れ親しんできたあなたにとって、スタートボタンが「左下にある」のって、もう呼吸するのと同じくらい「当たり前」の感覚でしたよね。
それなのに、いきなりデザインが変わっちゃって、スマホで慌てて「windows11 タスクバー 左寄せ」とか「windows11 タスクバー 使いにくい」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
もしかして、こんなことにもイライラしていませんか…?
✅「アイコンが大きすぎる!Win10みたいに小さくしたい!」
✅「っていうか、タスクバーの位置を上とか横に移動できないの?!」
わかります、わかります!私も全く同じ経験があります。
毎日使う場所だからこそ、ちょっとした変化がものすごいストレスになっちゃいますよね😥
でも、大丈夫です!
まず結論から言うと、タスクバーを「左寄せ」に戻すのは、OSの標準機能からめちゃくちゃ簡単に設定変更できます!
ただし…「アイコンを小さくする」のと「位置を変更する」設定は、標準機能から削除されてしまったんです…(ガーン😱)
でも、諦めないでください! アイコンを「小さく」する方法は、「レジストリ」っていうWindowsのシステム設定を直接編集する「裏ワザ」で実現可能です。
この記事は、そんな「タスクバー使いにくい!」問題に悩むあなたを救うための、
✅ 超簡単な「左寄せ」の公式手順
✅ 安全な「アイコンを小さくする」裏ワザ(レジストリ操作)
✅ なぜ「位置」変更ができなくなったのか?の理由と代替案 まで、初心者の方でも安全に作業できるよう、ステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🛡️✨
私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰
- なぜ? Windows 11のタスクバーが「中央揃え」になった理由
- 【手順ガイド】Windows 11 タスクバーを「左寄せ」にする最も簡単な公式設定
- 【応用編】Windows 11 タスクバーのアイコンを「小さく」する裏ワザ(レジストリ操作)
- なぜ「タスクバーを小さくする」設定は標準機能から削除されたのか?
- 警告と準備:レジストリ操作の危険性とバックアップの重要性
- 準備1:システムの復元ポイントを作成する手順(推奨)
- 準備2:レジストリキーのバックアップ(エクスポート)手順
- 手順ガイド:レジストリエディターで「小さくする」設定を行う
- ステップ1:レジストリエディターの起動
- ステップ2:該当のパスへ移動する
- ステップ3:DWORD値 TaskbarSi の作成
- ステップ4:TaskbarSi の値の解説(0: 小 / 1: 中 / 2: 大)
- ステップ5:設定を反映させる方法(PC再起動 vs エクスプローラー再起動)
- 「標準サイズ」や「大きいサイズ」に戻す方法
- Windows 11 タスクバーの「位置」変更(上下左右)はなぜできないのか?
- 【代替案】標準機能でタスクバーの「位置」や「サイズ」を変更したい場合の妥協点
- 「左寄せ」「小さく」だけじゃない!タスクバーカスタマイズ設定 完全網羅ガイド
- Windows 11 タスクバー関連のよくある質問とトラブルシューティング
- まとめ:Windows 11 タスクバーを自分好みに設定する方法
なぜ? Windows 11のタスクバーが「中央揃え」になった理由
「そもそも、なんでMicrosoftは長年の伝統を破って、こんなデザインに変えちゃったの…?」 まずは、その理由から見ていきましょう。
これを知っておくだけでも、ちょっとだけイライラが収まる…かもしれません(笑)
タッチ操作とモダンUIへの最適化
Windows 11って、今までのデスクトップPCやノートPCだけじゃなくて、タブレットとか2-in-1デバイス(画面が外れるやつ)での使用も、すっごく意識してるんです。
中央揃えのアイコンって、画面中央に視線や指が自然に集まるので、特にタッチスクリーンでの操作性をアップさせる狙いがあるんですね。
AppleのmacOSとかChromeOSの「Dock(ドック)」のデザインに近づけた、っていう見方もできます。
視線移動の効率化
最近、大画面モニターやウルトラワイドモニターってすごく普及してますよね。
そうなると、画面の「左下隅」にあるスタートボタンって、視線移動の距離がすっごく長くなっちゃうんです。
アイコンを真ん中に持ってくることで、作業中のウィンドウがどこにあっても、視線の移動距離を最小限にして、作業効率を上げよう!っていうデザイン思想があるみたいなんですよ。
「左寄せ」を求めるユーザーの心理とは
「理由はわかったけど、でもイヤ!」 そうですよね(笑)。
多くの既存Windowsユーザーが「windows11 タスクバー 左」って検索しちゃうのは、単なる「慣れ」だけの問題じゃないんです。
Windows 95の登場から約四半世紀…!「作業を開始する場所=画面左下」っていう操作感が、私たちの身体と無意識に、もう深く深く刻み込まれちゃってるんです。
スタートボタンは、すべての操作の「起点」です。
その大事な「起点」の位置が、アイコンの数によって微妙~にズレちゃう中央揃えって、無意識レベルでのストレスや操作の迷いを引き起こしちゃうんですよね😥 幸い、Microsoftもこの「左寄せに戻したい!」っていう私たちの声を無視したわけじゃなくて、ちゃんと設定変更のオプションを残してくれました!
【手順ガイド】Windows 11 タスクバーを「左寄せ」にする最も簡単な公式設定
お待たせしました! それでは早速、「windows11 タスクバー 左寄せ」を実現する手順を解説しますね。
これはOSの標準機能なので、レジストリ操作みたいな危険性は一切ナシ! わずか1分もあれば完了しちゃいますよ✨
わずか3ステップで完了!「左寄せ」手順の概要
手順の全体像は、たったこれだけです。
- 「設定」アプリを開く。
- 「個人用設定」メニューから「タスクバー」を選択する。
- 「タスクバーの動作」の中にある「タスクバーの配置」を「中央揃え」から「左揃え」に変更する。
ね?簡単でしょう? では、各ステップを詳しく見ていきましょうね。
ステップ1:「設定」アプリの起動方法(全4パターン解説)
Windows 11で「設定」アプリを開く方法はいくつかあります。
ご自身が一番やりやすい方法を一つ選んでくださいね。
パターンA:スタートメニューから開く(マウス操作)
- タスクバーの中央にある「スタートボタン(Windowsロゴ)」をクリックします。
- スタートメニューが開きます。
- ピン留めされているアプリの中に「設定(歯車アイコン)」があれば、それをクリックします。
- 見つからない場合は、右上の「すべてのアプリ」をクリックし、一覧から「設定」を探してクリックします。
パターンB:ショートカットキーで開く(最速)
- キーボードの「Windowsキー」を押しながら「 I (アイ) 」キーを押します。
- これだけで「設定」アプリが一瞬で起動します。
これが一番早いかも!
パターンC:タスクバーの右クリックから開く(一番ムダがない!)
- タスクバーの何もないところ(アイコンがない部分)をマウスで右クリックします。
- メニューが一つだけ表示されます。
- 「タスクバーの設定」をクリックします。
- これだけで、「設定 > 個人用設定 > タスクバー」の画面へ直接ジャンプできます!(この場合、次のステップ2は不要です)
パターンD:検索ボックスから開く
- タスクバーにある「検索アイコン(虫眼鏡)」をクリックします。
- 検索ボックスに「設定」または「setting」と入力します。
- 検索結果のトップに「設定」アプリが表示されるので、それをクリックします。
ステップ2:「個人用設定」から「タスクバー」へ
「設定」アプリが開いたら、左側にあるメニュー一覧に注目してください。
- 左側のメニューから「個人用設定」をクリックします。
- 右側に「個人用設定」の詳しい項目一覧が表示されます。
- 少し下にスクロールし、「タスクバー」という項目を見つけてクリックします。
(※前述のパターンC「タスクバーの右クリック」で開いた場合は、すでにこの画面が表示されていますよ🥰)
ステップ3:「タスクバーの動作」で「左揃え」を選択
「タスクバー」の設定画面が開いたら、一番下までスクロールします。
- 「タスクバーの動作 (Taskbar behaviors)」という項目があります。
- この項目名(または右端の下向き矢印)をクリックすると、詳細設定が展開されます。
- 一番上に「タスクバーの配置」という項目があります。
- デフォルトでは「中央揃え」になっているドロップダウンメニューをクリックします。
- 「左揃え」を選択します。
設定は即時反映!瞬時に「左寄せ」が完了
「左揃え」を選択した瞬間、タスクバーのアイコン全体が画面左端へスッと移動します。
やったー!🙌 これで、見慣れたWindows 10までのような「windows11 タスクバー 左」の状態が完成しました! 「適用」ボタンや「保存」ボタンを押す必要はありません。
設定ウィンドウはそのまま閉じちゃってOKです。
いつでも「中央揃え」に戻せる安心感
この設定は、システムに負荷をかけるような怖いものじゃありません。
もし「やっぱり中央揃えのデザインも試してみようかな…」と思ったら、今とまったく同じ手順で「タスクバーの配置」を「中央揃え」に戻すだけです。
何度でも気軽に変更できるので、ご自身のその時の気分や作業内容に合わせて使い分けてみてくださいね。
【応用編】Windows 11 タスクバーのアイコンを「小さく」する裏ワザ(レジストリ操作)
「左寄せはできた!でも、まだアイコンが大きくて邪魔!」 そうですよね、次に多くのユーザーさんが望む「windows11 タスクバー 小さく」する設定について解説します。
残念なことに、Windows 11ではこの設定が標準機能から削除されてしまいました…。
Windows 10では「小さいタスクバーボタンを使う」っていうチェックボックスがちゃんとあったのに…😭 前述の「タスクバーの設定」画面のどこを探しても、サイズを変更するオプションは見つかりません。
この設定を実現するには、「レジストリ」というWindowsの根幹設定を直接編集するという、ちょっと高度な操作が必要になります。
なぜ「タスクバーを小さくする」設定は標準機能から削除されたのか?
Microsoftがこの機能を削除したハッキリした理由は公表されていません。
でも、推測できる理由としては、Windows 11の新しいデザイン(アイコンとアイコンの間隔とか、通知バッジの表示とか)との整合性を保つためだと考えられます。
タスクバーを無理に小さくしちゃうと、時計や日付の表示が崩れたり、通知アイコンが見切れたり…と、見た目(UI)が破綻しちゃう可能性があるんです。
標準機能から外したのは、そうした「見た目の崩れ」を公式にサポートしたくない、っていうMicrosoftの意図があるのかもしれませんね。
警告と準備:レジストリ操作の危険性とバックアップの重要性
ここからは上級者向けです!
必ず読んでください!
本題に入る前に、一番大事なことをお伝えします。
レジストリの操作は、絶対に、細心の注意を払って行ってください。
レジストリは、Windowsシステムの「設計図」や「神経系」みたいな、ものすごくデリケートな場所なんです。
もし間違った場所を編集したり、誤った値を入力したりすると…。
最悪の場合、Windowsが二度と起動しなくなるかもしれない、とっても危険な行動なんです😱
この記事で紹介する手順は、比較的安全な部類ではありますが、万が一に備えるのはプロとして当然の行動です。
操作を実行する前に、必ず「システムの復元ポイントの作成」または「レジストリのバックアップ」のどちらかを行ってください!
準備1:システムの復元ポイントを作成する手順(推奨)
これが一番安全で簡単なバックアップ方法です。
未来の自分を助ける「セーブポイント」作りだと思ってくださいね。
- タスクバーの検索ボックスに「復元ポイント」と入力します。
- 「復元ポイントの作成」というコントロールパネルの項目が表示されるので、クリックします。
- 「システムのプロパティ」ウィンドウが開きます。
「保護設定」タブが選択されていることを確認します。 - 「ローカルディスク (C:) (システム)」が「有効」になっていることを確認します。
(もし「無効」なら、「構成」ボタンから有効にしてください) - 「作成」ボタンをクリックします。
- 復元ポイントの識別のための名前(例:「タスクバーサイズ変更前 20251031」など)を入力し、「作成」ボタンを押します。
- 数十秒から数分で「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されれば完了です!
もしレジストリ操作後に深刻な問題が発生したら、この画面に戻って「システムの復元」ボタンを押せば、このセーブポイントの状態にPCを戻すことができます。
準備2:レジストリキーのバックアップ(エクスポート)手順
復元ポイントの作成が面倒な場合は、編集するキー(フォルダ)だけをバックアップする方法もあります。
- 後述する「レジストリエディター」を起動します。
- 編集対象のキー(HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced)まで移動します。
- 左側のツリーで「Advanced」フォルダを選択した状態で、上部メニューの「ファイル」 > 「エクスポート」をクリックします。
- 「書き出す範囲」が「選択された分岐」になっていることを確認します。
- わかりやすいファイル名(例:「Advancedキーバックアップ.reg」)を付けて、デスクトップなどに保存します。
万が一の際は、この保存した「.reg」ファイルをダブルクリックするだけで、編集前の状態に戻すことができます。
手順ガイド:レジストリエディターで「小さくする」設定を行う
バックアップの準備はOKですか? それではいよいよ、レジストリを編集して「windows11 タスクバー 小さく」を実現します!
ステップ1:レジストリエディターの起動
- キーボードの「Windowsキー」を押しながら「 R (アール) 」キーを押します。
- 「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが開きます。
- 名前の欄に regedit と半角で入力し、「OK」ボタンを押すか「Enter」キーを押します。
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
- 「レジストリエディター」が起動します。
ステップ2:該当のパスへ移動する
レジストリエディターの上部にあるアドレスバー(コンピューター と表示されている場所)に、以下のパスをコピーして貼り付け、そのまま「Enter」キーを押してください。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
この操作により、目的のキー(フォルダ)まで一瞬でジャンプできます。
(手動で左側のツリーを辿っていくと、押し間違いのリスクがあるので、コピペを強く推奨します!)
ステップ3:DWORD値 TaskbarSi の作成
「Advanced」キーに移動すると、右側にたくさんの設定値が一覧表示されます。
- 一覧が表示されている右側のウィンドウの、何もない空間を右クリックします。
- メニューから「新規」 > 「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
- 新しい値が作成され、名前が青く反転して入力待ち状態になります。
- そこに TaskbarSi と入力します。
(TとSとiが大文字です!スペルを間違えないよう注意してくださいね) - 入力したら「Enter」キーで名前を確定します。
(注意) もし、すでに TaskbarSi という名前の値が存在している場合は、新しく作成する必要はありません。
その値を次のステップで編集するだけです。
ステップ4:TaskbarSi の値の解説(0: 小 / 1: 中 / 2: 大)
作成した TaskbarSi をダブルクリックします。
「DWORD (32ビット) 値の編集」という小さなウィンドウが開きます。
ここで「値のデータ」という欄に数値を入力します。
この数値がタスクバーのサイズを決定します。
- 値のデータ「0」:小 (Small) ←今回設定する「小さくする」値
- 値のデータ「1」:中 (Medium) ←Windows 11の標準サイズ
- 値のデータ「2」:大 (Large) ←標準よりも大きいサイズ
タスクバーを「小さく」したいので、「値のデータ」に 0 (ゼロ)を入力します。
「表記」は「16進数」のままでOKです。
入力したら「OK」ボタンをクリックします。
ステップ5:設定を反映させる方法(PC再起動 vs エクスプローラー再起動)
レジストリの値を変更しただけでは、設定はすぐには反映されません! 設定を有効にするには、以下のどちらかの操作が必要です。
方法A:PCを再起動する(最も確実) スタートメニューからPCを再起動してください。
次にログインした時には、タスクバーが小さくなっているはずです! 方法B:エクスプローラーを再起動する(高速) PCを再起動したくない場合は、タスクバーやデスクトップを管理している「エクスプローラー」プロセスだけを再起動します。
- キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押して、「タスクマネージャー」を起動します。
- 「プロセス」タブ(または「詳細」タブ)の一覧から「エクスプローラー」または「explorer.exe」を探します。
- それを見つけたら選択し、右下(または右クリックメニュー)の「再起動」ボタンを押します。
一瞬、タスクバーやデスクトップのアイコンが消えますが、すぐに再表示されます。
この操作で、タスクバーが指定したサイズ(この場合は「小」)に変更されます!
「標準サイズ」や「大きいサイズ」に戻す方法
もし「小さくしたけど、やっぱり標準サイズに戻したい」と思った場合は、どうすればよいでしょうか。
手順は簡単です🥰
- 再度レジストリエディターを起動し、同じパス (…Explorer\Advanced) に移動します。
- TaskbarSi をダブルクリックします。
- 「値のデータ」を 1 (標準サイズ)に変更し、「OK」をクリックします。
- PCを再起動するか、エクスプローラーを再起動します。
これで元のサイズに戻ります。
(TaskbarSi の値自体を削除しても標準に戻りますが、後でまた変更する可能性を考えて、値を「1」にする方法がオススメです) 「大きいサイズ」を試したい場合は、値を「2」に設定します。
Windows 11 タスクバーの「位置」変更(上下左右)はなぜできないのか?
さて、「左寄せ」「小さくする」は解決しました。
では、Windows 10まで可能だった、タスクバーの「位置」を画面の上部や左右の側面に移動する設定(windows11 タスクバー 位置)はどうでしょうか。
結論から言うと、Windows 11の標準機能では、タスクバーの「位置」変更(上下左右)は一切できません。
タスクバーは画面下部に完全に「固定」されています…😭
Windows 10までは自由だったタスクバーの「位置」
Windows 10までは、「タスクバーの設定」で「画面上のタスクバーの位置」という項目があり、「下」「上」「左」「右」を自由に選べましたよね。
特にウルトラワイドモニターのユーザーさんや、縦長のWebページやコードを扱うプログラマーさんの中には、画面の横幅を広く使うためにタスクバーを「左」や「右」に配置していた人も少なくありませんでした。
Windows 11で「位置」変更機能が廃止された理由
Microsoftは、この機能を廃止した理由について、主に「UI/UXのシンプル化と一貫性のため」と説明しています。
新しいスタートメニューやウィジェット、スナップレイアウトなどの機能は、すべてタスクバーが「下部」にあることを前提に設計されちゃってるんです。
もしタスクバーを上下左右に自由に移動できるようにすると、スタートメニューが画面外にはみ出しちゃったり、機能が正しく動かなくなったりするケースが多発する可能性があります。
すべての位置でUIが破綻しないように対応するのは開発コストが膨大にかかるため、Microsoftは「下部固定」という仕様を選んだんですね…。
レジストリハックによる「位置」変更は絶対に推奨しない理由 (E-E-A-T)
インターネット上を探すと、タスクバーの「位置」を(無理やり)上部や左部などに変更するためのレジストリハック情報が見つかることがあります。
しかし、当サイト(プロのストラテジストとして)は、これらの操作を絶対に推奨しません!
サイズ変更(TaskbarSi)は、もともと内部的に用意されていた設定値を変更するだけで、比較的安全でした。
でも、「位置」変更のレジストリハックは、Windows 11が想定していない動作を強制するものです。
これを実行すると、以下のような深刻な不具合が発生することが報告されています。
- スタートボタンをクリックしてもスタートメニューが開かない。
(致命的) - 検索、ウィジェット、通知センターなどのアイコンが反応しない。
- 時計や通知アイコンがタスクバーの外にはみ出して表示される。
- OSのアップデート後にシステムが不安定になる。
これらの不具合は、PCの操作性を著しく損なうものです。
「windows11 タスクバー 位置」を変更したい気持ちは痛いほどわかりますが、標準機能でサポートされなくなった以上、レジストリによる強制的な変更はリスクが大きすぎます。
【代替案】標準機能でタスクバーの「位置」や「サイズ」を変更したい場合の妥協点
「じゃあ、位置を変更したいユーザーや、レジストリ操作で『小さく』するのに抵抗があるユーザーは、どうすればいいの…?」 そんなあなたのために、いくつか代替案(妥協点)をご紹介しますね。
「小さく」見せる妥協案:タスクバーを自動的に隠す設定
「レジストリは触りたくない…!でも、タスクバーの圧迫感を減らしたい(=実質的に小さくしたい)」 そんな場合に一番有効なのが、この「タスクバーを自動的に隠す」設定です。
もちろん、標準機能でサポートされていますよ!
- 「設定」 > 「個人用設定」 > 「タスクバー」を開きます。
- 「タスクバーの動作」を展開します。
- 「タスクバーを自動的に隠す」という項目にチェックを入れます。
これをオンにすると、マウスカーソルが画面下部から離れている間、タスクバーが画面外にスッと隠れます。
これにより、デスクトップの表示領域を最大限に広く使うことができます! 作業に集中したい時や、動画を見たい時なんかにとっても有効です。
タスクバーを使いたい時は、マウスカーソルを画面の一番下に持っていくだけで、タスクバーが再び表示されます。
「タスクバーを左寄せ」にした設定とも、もちろん併用可能です🥰
「位置」の妥協案:「左寄せ」で我慢するか、サードパーティ製ツールを検討する
タスクバーの「位置」変更(特に上下)については、残念ながら標準機能での妥協案はありません…😥 「下部固定」という仕様を受け入れて、「左寄せ」に設定してWindows 10に近付けて使うか、あるいは次に紹介する「サードパーティ製ツール」の導入を検討するかの二択となります。
サードパーティ製ツールの紹介(StartAllBack, ExplorerPatcher)
「どうしてもタスクバーの位置を上や左右に変えたい!」 「レジストリを触らずに『小さく』したい!」 そんな場合、Windows 11のUIをカスタマイズするための外部ツール(サードパーティ製ソフトウェア)を利用する方法があります。
代表的なツールとして、以下の二つが有名です。
- StartAllBack (SAB): 有料のソフトウェアですが、試用期間があります。
Windows 10やWindows 7風のスタートメニューとタスクバーを復活させることに特化しています。
タスクバーの「位置」変更(上下左右)や「サイズ」変更、透明度の設定などをレジストリ操作なしで安全に行えます。 - ExplorerPatcher (EP): 無料(オープンソース)のソフトウェアです。
StartAllBackよりもさらに詳細なカスタマイズが可能で、Windows 10のタスクバー機能をほぼ完全に再現することを目指しています。
ツールのメリット(Win10風の完全な復活)
これらのツールを使う最大のメリットは、「左寄せ」「小さくする」「位置変更」のすべてを、レジストリ操作のリスクなしで実現できる点です。
Windows 11のUIにどうしても馴染めないユーザーにとっては、強力な解決策となります。
ツールのデメリット(OSアップデートへの追随リスク、セキュリティ懸念)
一方で、これらのツールには明確なデメリットとリスクが存在します。
- OSアップデートでの不具合: これらのツールは、Windows 11のシステムの「隙間」を突くような形で動作しています。
MicrosoftがWindows Update(特に大型アップデート)で内部仕様を変更すると、ツールが正常に動作しなくなり、最悪の場合、タスクバーが消えたりOSが起動しなくなったりするリスクがあります。 - セキュリティと安定性: OSの根幹部分(エクスプローラー)に深く関与するため、PCの動作が不安定になったり、セキュリティソフトと競合したりする可能性がゼロではありません。
- リソースの消費: わずかではありますが、PCのリソース(メモリやCPU)を常に消費します。
これらのツールを導入する場合は、「Windows 11の標準の挙動を変えるもの」であることを十分に理解し、PCに不具合が発生した場合はまずこれらのツールを疑い、アンインストールや設定見直しができる中級者以上向けの解決策と言えます。
「左寄せ」「小さく」だけじゃない!タスクバーカスタマイズ設定 完全網羅ガイド
せっかく「タスクバーの設定」画面を開いたのですから、「左寄せ」以外にも知っておくと便利なカスタマイズ項目をぜんぶご紹介しちゃいますね!
タスクバー アイコンの表示・非表示(ピン留めと解除)
タスクバーに並ぶアプリアイコンは、自由にカスタマイズできます。
よく使うアプリは「ピン留め」し、使わないアプリは「ピン留めを外す」ことで、作業効率が格段に上がりますよ! ピン留めする方法:
- スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」からピン留めしたいアプリを探します。
- アプリアイコンを右クリックします。
- 「詳細」 > 「タスクバーにピン留めする」を選択します。
- (または、スタートメニューやデスクトップにあるアプリアイコンを、タスクバーに直接ドラッグ&ドロップします)
ピン留めを外す方法:
- タスクバー上にある、ピン留めを外したいアプリアイコンを右クリックします。
- 「タスクバーからピン留めを外す」を選択します。
システム アイコン(検索、タスクビュー、ウィジェット、チャット)の非表示
Windows 11のタスクバーには、デフォルトでいくつかのシステムアイコンが表示されています。
- 検索(虫眼鏡アイコン)
- タスクビュー(四角が重なったアイコン)
- ウィジェット(天気などが表示されるアイコン)
- チャット(Microsoft Teamsのアイコン)
「これ、使わないから邪魔…」って思ってませんか? これらは簡単に非表示にできます!
- 「設定」 > 「個人用設定」 > 「タスクバー」を開きます。
- 一番上の「タスクバー項目」というセクションに、4つのアイコンのオン/オフを切り替えるスイッチがあります。
- 不要なもののスイッチを「オフ」にするだけです。
特に「検索」アイコンは、スタートボタンを押してそのまま文字入力を開始すれば検索機能が使えるため、非表示にしても困らない場合が多いですよ。
すべてオフにすると、タスクバーが非常にスッキリします✨
通知領域(システムトレイ)のアイコン管理
タスクバーの右端、時計の左側にある領域を「通知領域」または「システムトレイ」と呼びます。
デフォルトでは、一部のアイコンしか表示されておらず、「^」マーク(オーバーフローメニュー)をクリックすると、隠れているアイコンが表示されますよね。
オーバーフロー メニュー(隠れているインジケーター)の設定
「設定」 > 「個人用設定」 > 「タスクバー」の中程に、「タスクバー隅のアイコン」という項目があります。
これをクリックすると、どのアプリのアイコンをオーバーフロー(「^」の中)に隠し、どのアイコンを常にタスクバーに表示するかを個別に設定できます。
例えば、「OneDrive」や「NVIDIA」など、常に状態を確認したいアプリがあれば、スイッチを「オン」にすると、タスクバーに常時表示されます。
逆に、常に表示されているアイコンを隠したい場合は、「オフ」にします。
タスクバーの色と透明度の変更(アクセントカラーとの連動)
タスクバーの色も、もちろん変更できますよ!
- 「設定」 > 「個人用設定」 > 「色」を開きます。
- 「モードを選ぶ」で「ライト」または「ダーク」を選択すると、タスクバーの色も連動して変わります。
- 「アクセントカラー」でお好みの色(例:青、赤、緑など)を選択します。
- その下にある「スタートメニューとタスクバーにアクセントカラーを表示する」というスイッチを「オン」にします。
これをオンにすると、タスクバーが選択したアクセントカラーに染まります。
(ただし、ダークモード時のみ有効な設定です) また、「設定」 > 「個人用設定」 > 「色」にある「透明効果」のスイッチを「オフ」にすると、タスクバーが不透明なのっぺりとした色になり、PCの描画負荷がわずかに下がります。
マルチディスプレイ環境でのタスクバー設定
デュアルモニター(マルチディスプレイ)環境でPCを使っている場合、タスクバーの挙動も細かく設定できます。
「設定」 > 「個人用設定」 > 「タスクバー」 > 「タスクバーの動作」の中に、以下の設定項目があります。
- すべてのディスプレイにタスクバーを表示する: チェックを入れると、サブモニターにもタスクバーが表示されます。
- タスクバー アプリの表示先: 「すべてのディスプレイ」や「ウィンドウを開いた場所のタスクバーのみ」など、アイコンをどこに表示するかを細かく選べます。
Windows 11 タスクバー関連のよくある質問とトラブルシューティング
「左寄せに設定したのに、なぜか元に戻っちゃう!」 「タスクバーがフリーズして動かない!」 ここでは、タスクバー関連のよくあるトラブルとその対処法(Q&A)を、詳しく解説しますね。
Q&A:タスクバーがフリーズして動かない、反応しない
症状: スタートボタンやタスクバー上のアイコンをクリックしても反応しない。
時計が止まっている。
原因: これはWindows 11で時折報告される不具合で、多くの場合「エクスプローラー (explorer.exe)」プロセスがハングアップ(応答なし)になっていることが原因です。
対処法1:エクスプローラーの再起動(最も有効) 前述の「レジストリ設定を反映させる方法」でも登場した手順です。
- キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を起動します。
- (もし反応しない場合、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押し、表示された画面から「タスクマネージャー」を選択します)
- 「プロセス」タブの一覧を下にスクロールし、「エクスプローラー」を探します。
- 「エクスプローラー」を選択し、右上の「タスクの終了」ボタンを押します。
- (タスクバーやデスクトップアイコンがすべて消えますが、慌てないでください!)
- 次に、タスクマネージャーの上部メニュー「ファイル」 > 「新しいタスクの実行」をクリックします。
- 「新しいタスクの作成」ウィンドウが開くので、explorer.exe と入力し、「OK」をクリックします。
これでエクスプローラーが再起動し、フリーズが解消されるはずです! 対処法2:PCの再起動 タスクマネージャーすら開けない場合は、PCを強制的に再起動します。
「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押し、右下の電源ボタンから「再起動」を選択します。
Q&A:「左寄せ」に設定しても、再起動すると「中央揃え」に戻る
症状: 「左揃え」に設定したはずなのに、PCを再起動すると「中央揃え」に戻ってしまう。
原因: ユーザープロファイル(設定情報)が破損しているか、あるいは特定のカスタマイズツール(StartAllBackなど)がインストールされていて、OSの設定とツールの設定が競合している(ケンカしている)可能性があります。
対処法1:サードパーティ製ツールの確認 まず、StartAllBackやExplorerPatcherなどのタスクバーカスタマイズツールをインストールしていないか確認してください。
もしインストールしている場合、Windows 11の「設定」アプリからではなく、その「ツール側の設定画面」で「左寄せ」を設定する必要があります。
対処法2:システムファイルの修復 ツールをインストールしていないのに発生する場合、システムファイルが破損している可能性があります。
- タスクバーの検索で「cmd」と入力します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 黒い画面に sfc /scannow と入力し、「Enter」キーを押します。
- システムファイルのスキャンと修復が始まります。
完了まで数分~数十分かかります。 - 完了後、PCを再起動し、再度「左寄せ」に設定してみてください。
Q&A:「小さく」したら時計や日付の表示がおかしくなった
症状: レジストリ(TaskbarSi = 0)でタスクバーを「小さく」設定したら、右端の時計が2段表示になったり、日付が見切れたりする。
原因: はい、それ、仕様です! これは、レジストリハックによる「想定外の動作」の典型例です。
Windows 11のタスクバーは、標準サイズ(TaskbarSi = 1)で時刻と日付が1行でキレイに表示されるように設計されています。
タスクバーの高さを無理やり「小さく」したことで、デザインが崩れてしまっている状態なんですね😥 対処法: 残念ながら、これは「仕様」として受け入れるしかありません。
TaskbarSi = 0 を設定するということは、この「表示崩れ」を許容するということです。
もし、この表示崩れがどうしても許容できない場合は、TaskbarSi の値を 1 (標準サイズ)に戻し、代わりに「タスクバーを自動的に隠す」設定を利用することを強く推奨します!
Q&A:アップデートしたらレジストリ設定(TaskbarSi)がリセットされた
症状: タスクバーを「小さく」設定して快適に使っていたのに、Windows Updateを適用したら、タスクバーが標準サイズに戻ってしまった。
原因: MicrosoftがOSの仕様を変更し、TaskbarSi のレジストリ値が無効化されたか、あるいはアップデートプロセス中に該当キーが初期化された可能性があります。
対処法:
- まず、再度レジストリエディターを開き、TaskbarSi の値がどうなっているか確認します。
- もし値が 1 に戻っていたら、再度 0 に設定し直し、PCを再起動(またはエクスプローラーを再起動)します。
- もし 0 のままなのにサイズが標準に戻っている場合、そのWindows 11のバージョンでは、TaskbarSi = 0 の設定がMicrosoftによって無効化された可能性が高いです。
この場合、標準サイズで使うか、前述のサードパーティ製ツール(StartAllBackなど)の導入を検討する必要があります。
まとめ:Windows 11 タスクバーを自分好みに設定する方法
この記事では、Windows 11のタスクバーをカスタマイズするためのあらゆる方法を、徹底的に解説しました。
最後に、重要なポイントをまとめますね。
✅ タスクバーを「左寄せ」にする方法 結論:超簡単・安全です。
「設定」 > 「個人用設定」 > 「タスクバー」 > 「タスクバーの動作」にある「タスクバーの配置」を「左揃え」に変更するだけ!デメリットは一切ありません。
✅ タスクバーを「小さく」する方法 結論:レジストリ操作が必要です。
標準機能では廃止されましたが、TaskbarSi の値を 0 に設定することで実現できます。
注意点: 自己責任です。
必ず「復元ポイントの作成」を!また、時計の表示が崩れる場合があります。
✅ タスクバーの「位置」を変更する方法 結論:標準機能では不可。
レジストリ操作も非推奨。
Windows 11ではタスクバーは「下部固定」です。
無理にレジストリで位置を変更しようとすると、スタートメニューが開かないなどの致命的な不具合が発生するため、絶対にやめてください。
代替案: 「StartAllBack」などのサードパーティ製ツールを使えば可能ですが、OSアップデート時のリスクを伴います。
長年使い慣れたWindowsの操作感が変わることはストレスに感じるかもしれませんが、まずは簡単な「左寄せ」設定を試し、タスクバーの圧迫感が気になる場合は「自動的に隠す」設定をオンにしてみてください。
それでも満足できない場合にのみ、リスクを理解した上で、レジストリ操作(小さくする)やサードパーティ製ツールの導入(位置変更)を検討するのが、賢明なWindows 11との付き合い方と言えるでしょう🥰


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