「うーん…Windows 11の動作がなんだか重い…」
「不要なアプリやファイルが溜まりすぎて、もうスッキリさせたい!」
「新しく買ったPCみたいに、まっさらな状態からもう一度使い始めたいなぁ…」
ある日突然、あなたのWindows 11 PCがそんな状態になって、スマホで慌てて「windows11 クリーンインストール 方法」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
わかります、わかります!私もPCを長く使ってると「あ~もう全部リセットしたい!」ってなっちゃうこと、あります(笑)
そんな時、一番効果てきめんな解決策が、まさに「Windows 11 クリーンインストール」なんです!💪✨
いつもの「アップグレード(上書き)」とはぜんぜん違って、PCを一度ぜーんぶ「まっさら」な状態に戻してから、OSを新しく入れ直す作業のこと。
だから、動作の速さが劇的に改善することが期待できるんですよね!
でも…。
このクリーンインストール、特に「USBメモリ」を使った方法って、手順がなんだか難しそうだし、専門用語もいっぱい出てきて、「失敗したらどうしよう…」「上級者じゃないと無理なの…?」って、ちょっと(いや、かなり)不安になっちゃいますよね😭
でも、大丈夫です!
その不安な気持ち、よーくわかります。でも、この記事を順番通りに読み進めていけば、絶対にできます!
この記事は、そんなあなたのために書いた「画像付き完全ガイド」なんです🗺️✨
Windows 10からの無償アップグレード後にスッキリさせたいあなたも、今のWindows 11環境をリフレッシュしたいあなたも。
インストール用USBメモリの作り方から、「BIOS(バイオス)?」っていうナゾの設定、実際のインストール作業、そしてインストールが終わった後の初期設定まで。
クリーンインストールで「みんなどこでつまずくの?」っていうポイントを全部先回りして、安全に、そして確実に、新品同様のサクサクWindows 11環境を手に入れる全プロセスを、私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰
- Windows 11 クリーンインストールとは? アップグレードとの「根本的な違い」
 - 【最重要】Windows 11 クリーンインストールの全手順ロードマップ
 - Step 1. クリーンインストール前の「必須準備」(バックアップと要件確認)
 - Step 2. Windows 11 クリーンインストール用 USBメモリの作成方法
 - Step 3. BIOS (UEFI) 設定の変更とUSBブートの実行
 - Step 4. Windows 11 クリーンインストールの実行手順(詳細ガイド)
 - Step 5. インストール後の初期設定 (OOBE)
 - Windows 11 クリーンインストール後の「最初に行うべきこと」
 - クリーンインストール時によくあるトラブルと対処法 (Q&A)
 - まとめ:クリーンインストールで快適なWindows 11ライフを!
 
Windows 11 クリーンインストールとは? アップグレードとの「根本的な違い」
まず、私たちがこれからやろうとしている「クリーンインストール」が、いつもの「アップグレード(上書きインストール)」と、一体何が違うのかをハッキリさせておきましょう!
この違いがわかると、「あ、だから今この作業が必要なんだ!」って納得できて、ミスがぐーんと減るんですよ👍
クリーンインストールを選ぶ最大の理由(メリット)
「クリーンインストール」っていうのは、その名の通り「クリーン(綺麗)」な状態でOS(Windows 11のことです)を入れ直す方法です。
もっと具体的に言うと、今Windowsが入っているストレージ(SSDとかHDDとか、データを保存する場所ですね)を、いったん全部フォーマット(初期化)して、まっさらにしちゃうんです。
そこに、Windows 11のシステムファイル「だけ」を、新しく書き込んであげるんですね。
この方法を選ぶ一番のメリットは、もう、これに尽きます!
1. パフォーマンスが最大化される!
PCの動作を遅くしてた原因、例えば「過去の不要な設定ファイル」とか「レジストリのゴミ」とか、そういうのが一切ない、工場出荷時みたいなサクサク軽快な動作が戻ってきます!
2. 不要なアプリや不具合のタネを「一掃」できる!
長く使ってると、「これ、いつ入れたっけ?」っていうアプリや、PCメーカーさんが最初から入れてくれてたソフト(プリインストールソフト)、昔のエラーの残骸なんかが、気づかないうちに溜まっちゃってますよね💦
クリーンインストールは、これらを根本からぜーんぶお掃除できる、唯一の方法なんです。
3. ストレージ(容量)がスッキリ整理される!
「なんかよくわからない”その他”っていう項目が容量を圧迫してる…」なんていう、ストレージの混乱もリセット!自分でちゃんと管理できる、キレイなドライブで再スタートが切れますよ😊
通常のアップグレード(上書きインストール)との比較
一方で、いつものWindows Updateや、メディア作成ツールで「アップグレード」を選ぶと、これは「上書きインストール」って呼ばれます。
✅ アップグレード(上書きインストール)とは?
今あるWindowsのシステム、あなたの写真や作ったファイル、設定、入れたアプリをぜんぶ残したまま、OSの大事な部分(コア)だけを、新しいWindows 11に入れ替える方法です。
メリットは、なんといっても手軽でカンタンなこと。データも設定も残るから、終わったらすぐに今まで通り使えます。
デメリットは、古いシステムの残骸とか、不要なゴミ、相性の悪い古い設定も「引き継いじゃう」ことなんです😢
これが原因で、せっかくアップグレードしたのに動作が不安定になったり、「あれ?あんまり速くならないな…」ってことになったりするんですね。
✅ クリーンインストールとは?
ぜんぶを「ゼロ」に戻す方法です。
メリットは、システムが一番安定して、最高のパフォーマンスを発揮できること!(さっきお話しした通りですね!)
デメリットは、写真やファイル、設定、アプリがぜんぶ消えちゃうこと。だから、作業の前に「完璧なバックアップ」と、作業の後に「全部のアプリを入れ直す」っていう手間がかかっちゃいます。
この記事を読んでくれているあなたは、その「手間」をかけてでも「最高のパフォーマンス」を手に入れたい!って思った、知識と意欲のある方のはずです🥰
「windows11 無償アップグレード クリーンインストール」の疑問に答えます!
ここで、Windows 10やWindows 7/8.1から「無償アップグレード」の権利を使ってWindows 11(やWindows 10)にした方から、よーーーく聞かれる疑問にお答えしちゃいますね!
「一度アップグレードしたPCに、クリーンインストールしても大丈夫なの…?」
「プロダクトキー(あの英数字の羅列です)って、また買わないとダメ…?」
結論から言っちゃうと、ぜんぜん問題ありません!大丈夫です!👍
一度でも、正規のWindowsからWindows 11(や10)への無償アップグレードを完了させて、そのPCが「デジタルライセンス」っていうもので認証されると…
そのPCの「ハードウェア構成(どんな部品でできてるか)」の情報が、Microsoftさん(Windowsを作ってる会社です)の認証サーバーに登録されるんです。
この「デジタルライセンス認証」さえ終わっていれば、同じPCである限り、何度Windows 11をクリーンインストールし直しても、OSはインターネットに繋がった時に自動で認証してくれます!かしこい!😊
だから、インストール途中で「プロダクトキーを入力してください」って画面が出ても、「プロダクトキーがありません」を選んで進んじゃって、OKなんです。
これが「windows11 無償アップグレード クリーンインストール」の仕組みなんですね~。
(※ただし、マザーボードっていうPCの一番大事な基盤を交換したりすると、「あれ、違うPCだな?」って認識されて、ライセンスが使えなくなることがあるので、そこだけ注意してくださいね!)
【最重要】Windows 11 クリーンインストールの全手順ロードマップ
お待たせしました!ここからいよいよ、実際の作業手順に入っていきますよ~!
Windows 11のクリーンインストールって、大きく分けると、だいたい5つのステップでできてるんです。
この「全体の地図(ロードマップ)」が頭に入ってると、「今、自分はどこにいるんだっけ?🤔」って迷子にならなくて済みますからね!
ステップ1は「事前準備」。これはもう、一番大事!データのバックアップとか、PCがWindows 11にちゃんと対応してるかの最終確認をします。
ステップ2は「インストール用USBメモリの作成」。Microsoftの公式ツールを使って、Windows 11を起動するための特別なUSBメモリを作ります。
ステップ3は「BIOS(UEFI)設定の変更」。PCの「起動する順番」を変えて、「PC本体からじゃなくて、さっき作ったUSBメモリから起動してね!」って命令します。
ステップ4は「Windows 11 クリーンインストールの実行」。いよいよインストーラーを起動して、ストレージ(SSD/HDD)をまっさらにして、OSを入れちゃいます!
ステップ5は「インストール後の初期設定」。Windowsの最初のセットアップとか、最新の状態へのアップデート、必要なドライバーを入れたりします。
このガイドでは、特に「ステップ2」のwindows11 クリーンインストール usb作成と、「ステップ3」「ステップ4」のちょっと緊張しちゃう作業を、とーっても詳しく解説していきますね!
Step 1. クリーンインストール前の「必須準備」(バックアップと要件確認)
さあ、最初のステップです!
クリーンインストールは、今あるデータをぜんぶ消しちゃう作業です。
「たぶん大丈夫っしょ!」なんて見切り発車しちゃうと、取り返しのつかないデータの喪失に繋がっちゃいます…😱こわい!
「自分は上級者だから」って思う人ほど、この「バックアップ」っていう基本の作業を、完璧に、しつこいくらいにやりましょうね!
消えたら困るデータの「完全」バックアップ
「バックアップ取ったつもり」でも、意外と「あそこのフォルダ忘れてた!」ってこと、あるあるなんです…😓
以下の場所を、よーく確認してください!
✅ ユーザーフォルダ
C:\Users[あなたのユーザー名] の中にある、「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」「ダウンロード」の各フォルダ。ここが一番大事ですよね!
✅ デスクトップ
「あとでやろう」って、デスクトップに大事なファイルを置きっぱなしにしてませんか?(私もよくやります…)これも忘れずにチェック!
✅ クラウドストレージの同期フォルダ
OneDriveとかGoogle DriveとかDropboxとか。これらはクラウド(ネットの上)にもデータがありますが、「このPCだけに保存する」みたいな設定になってないか、よーく確認してくださいね。
✅ アプリ固有のデータ
これが意外と盲点!
- ブラウザのお気に入り(EdgeやChromeなど。アカウントで同期してれば大体OKですが、念のためエクスポート(書き出し)しとくと安心です)
 - メールソフトのデータ(OutlookのPSTファイルとか)
 - 特定のゲームのセーブデータ(Steam Cloudに対応してないゲームとか!)
 - 年賀状ソフトの住所録(これ消えたら泣きますよね😭)
 
そして、バックアップしたデータは、クリーンインストールするPCとは「別の場所」に保存しないと意味がないですよ!
「外付けHDD / 外付けSSD」が一番確実です。他にも「大容量USBメモリ」や「NAS(ナス)」、クラウドストレージなんかに、大事なデータを避難させてあげてくださいね。
Windows 11のシステム要件を再確認する
今、すでにWindows 11が動いてるPCなら、基本的には問題ないはずですが、念のため!
特に、この2つの項目が、クリーンインストールでエラーの原因になりやすいんです。
1. TPM 2.0 (トラステッド プラットフォーム モジュール)
セキュリティのための、PCに入ってる特別なチップのことです。これがBIOS(UEFI)で「有効(Enabled)」になってないとダメなんです。
2. セキュアブート (Secure Boot)
PCが起動する時に、悪いソフトが読み込まれるのを防ぐ機能です。これも「有効(Enabled)」になってる必要があります。
「えっ、なにそれ、わかんない…😰」ってなっても大丈夫!
これは後で「Step 3. BIOS(UEFI)設定」のところでも確認・変更できますが、不安だったら、Microsoftさんが出してる「PC正常性チェックアプリ」をもう一度動かして、「あなたのPCはWindows 11に対応してますよ~」ってお墨付きをもらっておくと安心ですね👌
プロダクトキーの確認(必要な場合)
さっきもお話しした通り、「デジタルライセンス認証」が通ってるPCなら、プロダクトキーは不要です。
でも、PCを自作した(OSを自分で買った)場合とか、「私のライセンス、どうなってるんだっけ?」って不安な場合は、念のために今のプロダクトキーを控えておくと安心ですよね。
「Windows PowerShell(管理者)」か「コマンドプロンプト(管理者)」っていう黒い画面を開いて、
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
っていうおまじない(コマンド)をコピペしてEnterキーを押すと、キーが表示されることがあります。(表示されなくても、Microsoftアカウントに紐づいてることがほとんどなので、慌てなくて大丈夫ですよ!)
必要なドライバーの事前ダウンロード(超・重要!)
これ!これ、すっごく大事な「転ばぬ先の杖」です!
クリーンインストールした直後のまっさらなWindows 11って、最低限のドライバー(PCの部品を動かすソフト)しか持ってないんです。
一番最悪なケースが、「LAN(ネット)ドライバーが認識されなくて、インターネットに繋がらない」っていう事態😱💦
ネットに繋がらなかったら、Windows Updateもできないし、他のドライバーもダウンロードできないし、もう「詰み」ですよね…
これを避けるために、以下のドライバーを「事前」にダウンロードして、Windowsインストール用とは「別」のUSBメモリに保存しておきましょう!
✅ 必須: LANドライバー(有線LAN) または Wi-Fiドライバー(無線LAN)
✅ 推奨: チップセットドライバー
✅ 推奨: グラフィックボード(NVIDIA / AMD / Intel)ドライバー
これらのドライバーは、あなたのPCメーカー(DellとかHPとか)のサポートページや、自作PCならマザーボードメーカー(ASUSとかGIGABYTEとか)のサイトからダウンロードできますよ!
Step 2. Windows 11 クリーンインストール用 USBメモリの作成方法
お疲れ様です!事前準備がカンペキに終わったら、いよいよWindows 11 クリーンインストールの「核」となる、「インストール用USBメモリ」を作っていきます!
このUSBメモリからPCを起動(ブート)させて、Windowsのセットアップを始めるんですよ~🚀
準備するもの
1. 8GB以上の容量があるUSBメモリ
これがインストールメディア本体になります!
このUSBメモリの中身はぜんぶ消えちゃうので、空っぽのものか、消えてもいいデータが入ってるものを使ってくださいね。
(個人的には、作業も速いし、今後OSトラブルがあった時にも役立つので、USB 3.0以上の32GBくらいのものを1本持っておくと、すっごく安心でおすすめですよっ😉)
2. インターネットに繋がった作業用PC
これから説明する「メディア作成ツール」をダウンロードして、Windows 11のデータをUSBメモリに書き込むために必要です。(今まさにクリーンインストールしようとしてるPCでも、まだ動くならそのPCで作業しちゃってOKです!)
Microsoft公式「メディア作成ツール」のダウンロード
Windows 11のインストールメディアは、Microsoftが公式に出してくれている「メディア作成ツール(Media Creation Tool)」っていうのを使って作るのが、一番安全で確実です!
- ブラウザで「Windows 11 ダウンロード」って検索して、Microsoftの公式サイトに行きます。
 - ページの中に、「Windows 11 のインストール メディアを作成する」っていう項目があるはずです。
 - その下にある「今すぐダウンロード」ボタンをクリックして、「
MediaCreationToolW11.exe」みたいな名前のファイルをダウンロードしてください。 
メディア作成ツールの実行手順(詳しく解説!)
ダウンロードしたツールを実行して、画面の言う通りに進めていくだけです!一緒に見ていきましょうね。
1. ツールの起動と「同意する」
ダウンロードした「MediaCreationToolW11.exe」をダブルクリック!「準備をしています」のあと、「ライセンス条項」が出てくるので、読んだら「同意する」をクリックします。
2. 言語とエディションの選択
次の画面では、通常は「この PC におすすめのオプションを使う」にチェックが入ったままでOK!これで「日本語」の「Windows 11」が自動で選ばれます。
もし違うPC用のものを作りたい時だけ、チェックを外して手動で選びます。選んだら「次へ」。
3. 使用するメディアの選択(最重要!)
ここで「どっちにしますか?」って聞かれます。
- USB フラッシュ ドライブ(ツールが自動でUSBメモリを起動できる状態にしてくれる)
 - ISO ファイル(OSのデータ(.iso)だけをダウンロードする)
 
今回はカンタンな方がいいので、上の「USB フラッシュ ドライブ」にチェックが入ってることを確認して、「次へ」をクリックしましょう!
4. USBドライブの選択
PCに挿してるUSBメモリが一覧で出てきます。
(!!超・注意!!)
ここで間違ったドライブを選ぶと、その中身がぜんぶ消えます!😱
ドライブ文字(E: とか F: とか)が、あなたが用意したUSBメモリと合ってるか、よーっく確認してくださいね!
正しいUSBメモリを選んだら、「次へ」。
5. ダウンロードと書き込み
Windows 11のダウンロードが始まります。回線によりますが、しばらく待ちましょう☕
ダウンロードが終わると、今度は自動でUSBメモリへの書き込みが始まります。これもちょっと時間がかかります。
「USB フラッシュ ドライブの準備ができました」って表示されたら、完成です!お疲れ様でした!🎉
「完了」ボタンを押して、USBメモリを抜きます。(もし同じPCで作業してたなら、挿したままでOKです)
ちょっと上級者向け:「Rufus(ルーファス)」って?
もし、クリーンインストールしたいPCが、TPM 2.0とかセキュアブートっていうWindows 11の公式ルールを(ギリギリ)満たしてない場合…。
さっきの公式ツールだと「インストールできません!」って怒られちゃうんです💦
そんな時、そのルールを「回避(バイパス)」する設定をしたインストールUSBを作れちゃうのが、「Rufus」っていう有名なツールなんです。
Microsoftのサイトからは「ISO ファイル」をダウンロードして、RufusでそのISOファイルを選ぶと、「TPM 2.0の要件を削除する」みたいな回避オプションが選べます。
(注意!)これはMicrosoft非公式の方法で、セキュリティレベルを下げることにもなるので、あくまで「自己責任」で、理由がわかっている上級者の人だけが試してくださいね!
Step 3. BIOS (UEFI) 設定の変更とUSBブートの実行
最強のインストール用USBメモリが手に入りましたね!
でも、PCくんは、いつものクセで「ストレージ(SSD/HDD)から」OSを起動しようとしちゃいます。
このステップでは、PCの「BIOS(バイオス)」または「UEFI(ユーイーエフアイ)」っていう、PCの「一番おおもとの設定画面」に入って、「違うよ!今日はこのUSBメモリから起動するんだよ!」って、起動の順番を教えてあげる作業をします!
BIOS(UEFI)画面への入り方
この「おおもとの設定画面」、Windowsが始まる「前」の、電源を入れた瞬間にしか入れないんです。
方法1:起動時のキー連打!(一般的)
PCの電源を入れた直後、メーカーのロゴ(DELLとかASUSとか)が出てる瞬間に、特定のキーを「連打」します!
メーカーによってキーが違いますが、だいたい「Delete」キーか「F2」キーが多いです。(HPさんはF10、LenovoさんはF1、NECさんや富士通さんはF2、DellさんはF2かF12…などなど!)
方法2:Windows 11の設定から入る(こっちが確実かも!)
「連打のタイミングがわかんない!」って時は、こっちがおすすめです。
- 「スタート」→「設定」(歯車アイコン)を開きます。
 - 「システム」→「回復」をクリック。
 - 「PCの起動をカスタマイズする」の横にある「今すぐ再起動」を押します。
 - 青い「オプションの選択」画面が出たら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFI ファームウェア設定」の順に選びます。
 - 「再起動」を押すと、自動でBIOS(UEFI)画面が開きます!やったー!
 
ブート順位(Boot Order)の変更
無事にBIOS(UEFI)画面に入れましたか?英語ばっかりでちょっと怖いかもですが、大丈夫!
マウスや矢印キーで、「Boot」とか「起動」っていうメニューを探してください。
その中に、「Boot Option Priorities」とか「起動順序」みたいな項目があるはずです。
今、1番目(Boot Option #1)が「Windows Boot Manager」とかSSD/HDDの名前になってると思います。
これを、さっき作った「インストール用USBメモリ」が1番目になるように、順番を入れ替えてあげてください!
(USBメモリの名前は、「UEFI: [USBメモリの製品名]」みたいに「UEFI:」って付いてる方を、必ず選んでくださいね!これが大事!)
CSM(互換性サポート)設定の確認
ついでに、「CSM」っていう設定も確認しちゃいましょう。
これは昔のOS(Windows 7とか)のための互換機能なんですが、Windows 11はこれが「有効(Enabled)」になってると、インストールに失敗することがあるんです。
「Boot」や「Advanced」メニューの中に「CSM」とか「Legacy Support」っていう項目があったら、それが「Disabled(無効)」になってることを確認してください。
セキュアブートとTPMの最終確認
Step 1でも出てきた、あの「セキュアブート」と「TPM」がちゃんとなってるか、ここで最終確認です!
「Security」や「Advanced」メニューの中に…
- 「Secure Boot」が「Enabled(有効)」になってるか?
 - 「TPM」や「PTT」、「fTPM」が「Enabled(有効)」になってるか?
 
この2つをチェック!
ぜんぶ設定できたら、「Save & Exit(保存して終了)」を選びます。(だいたい「F10」キーを押してもOKです)
「保存して再起動しますか?」って聞かれるので、「Yes」や「OK」を選ぶと、PCが設定を保存して再起動します…。いよいよですよ…!
Step 4. Windows 11 クリーンインストールの実行手順(詳細ガイド)
さあ、ここからが本番です!
BIOS(UEFI)の設定がうまくいってれば、PCは再起動したあと、いつものSSD/HDDからじゃなくて、私たちが挿した「インストール用USBメモリ」から起動を始めてくれます!
インストーラーの起動
再起動すると、メーカーロゴのあと、「Press any key to boot from …」みたいな英語のメッセージが一瞬だけ出ることがあります。
もしこれが出たら、すかさず何かキー(スペースキーとか)を押してください!「USBから起動します!」っていう合図です。(出ないで次に進むことも多いですよ)
成功すると、Windowsのロゴが出て、青い「Windows セットアップ」の画面が起動します!
「今すぐインストール」とプロダクトキー入力
1. 言語の設定
最初の画面は、全部「日本語」になってることを確認して、「次へ」。
2. インストールの開始
真ん中に「今すぐインストール」ってボタンが出るので、これをクリック!
3. プロダクトキーの入力
「Windows のライセンス認証」画面が出ます。
- デジタルライセンス認証済み(無償アップグレードした)の方:
ここは「プロダクトキーがありません」をクリックして進んじゃいます。後でネットに繋げば自動で認証されるから大丈夫! - 新しくライセンスを買った方:
ここで購入したプロダクトキーを入力して、「次へ」。 
エディションの選択
次に「インストールするオペレーティング システムを選んでください」って画面が出ることがあります。
「Windows 11 Home」とか「Windows 11 Pro」とかが並んでるので、あなたがライセンスを持ってる(元々認証されてた)エディションと「同じもの」を、絶対に選んでくださいね!
違うのを選ぶと、後で認証されなくて泣いちゃいます😭 選んだら「次へ」。
ライセンス条項を読んだら、「同意します」にチェックを入れて、「次へ」。
インストールの種類:「カスタム」の選択(最重要!)
さあ、ここでとーーーーっても大事な分かれ道です!
❌ アップグレード: …
(これは「上書きインストール」です。選んじゃダメ!)
✅ カスタム: Windows のみをインストールする (詳細設定)
(こっちが「クリーンインストール」用です!)
私たちはクリーンインストールがしたいので、必ず下の「カスタム: Windows のみをインストールする (詳細設定)」を選んでください!
インストール場所(パーティション)の選択
「カスタム」を選ぶと、「Windows のインストール場所を選んでください。」っていう画面になります。
ここには、PCに入ってるストレージ(ドライブ)と、その中がどう仕切られてるか(パーティション)が一覧で表示されます。
(!!!警告!!!)
ここからの操作は、ドライブのデータを本当にぜんぶ消します!
もしPCにSSDとHDDみたいに複数のドライブを付けてる人は、絶対にインストール先を間違えないでください!
(一番安全なのは、バックアップ用の外付けHDDとかを、あらかじめ引っこ抜いておくことです!)
(推奨)まっさらにするための「パーティション削除」
Windowsをインストールしたいドライブ(たぶん「ドライブ 0」って名前です)に、「回復」とか「システム」とか「プライマリ」とか、いくつか仕切りがあると思います。
一番クリーンにするために、これらをぜんぶ「削除」しちゃいましょう!
- 「ドライブ 0」のパーティションを一つ選んで、「削除」をクリック。(警告が出ても「OK」)
 - 同じ「ドライブ 0」のパーティションを、ぜんぶ「削除」していきます。
 - 最後に「ドライブ 0 割り当てられていない領域」っていう、一つのまっさらな表示になればOKです!
 
パーティションの作成とインストールの開始
- その「ドライブ 0 割り当てられていない領域」を選んだまま、「新規」をクリック。
 - サイズはそのままで「適用」をクリック。
 - 「システム ファイル用にパーティションが作られるかもよ?」って聞かれるので、「OK」をクリック。
 - すると、自動で「システム」とか「プライマリ」とか、新しい仕切りが作られます。
 - その中で、一番サイズが大きくて、種類が「プライマリ」になってるものを選んで…
 - 「次へ」をクリック!!
 
ファイルのコピーとインストール
ついに!「Windows をインストールしています…」っていう画面に切り替わって、インストールが始まりました!🎉
あとはもう、PCが自動でやってくれるので、終わるまで待ちましょう。(だいたい10分~30分くらいです)
途中で、PCが何回か自動で再起動します。
(重要!)2回目以降の再起動のときの注意点!
PCが再起動したとき、また「Press any key to boot from …」って聞かれることがあります。
ここでキーを押しちゃうと、「え?!また最初からインストールするの?!」って、無限ループになっちゃいます!😱
2回目以降の再起動では、何もキーを押さずに「放置」してくださいね!
(もしくは、最初の再起動がかかった「瞬間」に、インストール用USBメモリを引っこ抜いちゃうのが、一番確実ですよ!)
Step 5. インストール後の初期設定 (OOBE)
インストールが終わって再起動すると、今度はWindows 11の「初期設定画面」(OOBEって言います)が始まります!
わー!もうゴールは目前です!😊
ここからは、新しいPCを買った時とまったく同じ。画面の案内に従って、一つずつ設定していきましょうね。
地域、キーボードレイアウトの設定
「国または地域はこれでよろしいですか?」→「日本」で「はい」。
「これは適切なキーボード レイアウトですか?」→「Microsoft IME」で「はい」。
「2つ目のキーボード レイアウトを追加しますか?」→「スキップ」でOKです。
ネットワークへの接続
次に、ネットに繋ぐように言われます。有線LANかWi-Fiに接続してください。
(※Homeエディションだと、ここはネット接続がほぼ必須になっちゃってます…)
ここでネットに繋ぐと、Microsoftアカウントでのサインインや、ライセンス認証がスムーズに進みますよ。
Microsoftアカウントでのサインイン
Windows 11は、Microsoftアカウント(@outlook.comとかのアドレスです)でサインインするのが基本になりました。
無償アップグレードした方は、前にライセンスを紐づけたMicrosoftアカウントでサインインすると、認証がバッチリ完了します。
そのあと、PIN(暗証番号)を作るように言われるので、設定しましょう。
(上級者向け)ローカルアカウントでセットアップする裏ワザ💪
「MicrosoftアカウントとPCを紐付けたくない!」っていう上級者のあなたへ。
Pro版なら、「インターネットに接続していません」→「制限付きエクスペリエンス」で進めることがあります。
Homeエディションの場合(裏ワザです!)
- Microsoftアカウントのサインイン画面で、キーボードの「Shift + F10」を同時に押して、黒い画面(コマンドプロンプト)を出します。
 - そこに 
OOBE\BYPASSNROと入力して、Enterキー! - PCが再起動して、また初期設定が始まります。
 - 今度は、ネットワーク接続の画面で「インターネットに接続していません」という選択肢が出現してるはずです!🎉
 - それを選んで、「制限された設定で続行する」で進めば、ローカルアカウントが作れますよ!
 
プライバシー設定、PC名の設定など
あとは、「PCの名前」を決めたり…
「設定の復元」は、クリーンインストールなので「新しい PC としてセットアップ」がおすすめです。
「プライバシー設定」(位置情報とか診断データとか)は、内容をよーく読んで、いらないなーって思ったら「いいえ」にしちゃってOK。
「エクスペリエンスのカスタマイズ」(ゲーム用?学校用?)とか「OneDrive」の設定とかが続きます。
ぜーんぶ終わると、「準備しています」の画面のあと…
ついに!見慣れたWindows 11のデスクトップが表示されます!
おめでとうございます!クリーンインストール、大成功です!🎉💖
Windows 11 クリーンインストール後の「最初に行うべきこと」
デスクトップが表示されたら、もう安心!…と言いたいところですが、あとちょっとだけ!
最高の状態にするために、最後にやるべき大事な作業が残ってるんです。
Windows Updateの実行
インストールしたOSは、USBメモリを作った時点での古いバージョンです。まずはOSを最新の状態にしてあげましょう!
- 「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開きます。
 - 「更新プログラムのチェック」をクリック!
 - たぶん、た~っくさん更新が見つかるので、全部ダウンロードしてインストールします。
 - 再起動を求められたら、必ず再起動!
 - 再起動したら、もう一度「Windows Update」を開いて、「更新プログラムが最新の状態です」って表示されるまで、これを繰り返します!
 
デバイスドライバーのインストール
Windows Updateでたくさんのドライバーは自動で入りますが、全部がベストとは限りません。
「スタート」ボタンを右クリックして、「デバイス マネージャー」を開いてみてください。
もし「!」や「?」マークがついてる項目があったら、ドライバーが当たってない証拠です!(Step 1で用意したドライバーの出番ですね!)
特に、PCの性能に直結するこの2つは、メーカー公式サイトから最新版をダウンロードして、手動でインストールすることを強く、強くオススメします!
✅ グラフィックドライバー(NVIDIA / AMD / Intel の公式サイトから!)
✅ チップセットドライバー(Intel / AMD / マザーボードメーカーのサイトから!)
必要なソフトウェアのインストール
OSとドライバーが完璧になったら、あとはあなたがいつも使ってるアプリをインストールしていくだけ!
Google Chromeとか、Officeソフトとか、セキュリティソフトとか、どんどん入れて、あなた色のPCに戻してあげてください😊
(仕上げ)BIOS(UEFI)のブート順位を元に戻す
これは必須じゃないですが、最後の仕上げです!
Step 3で、起動順位の1番目を「USBメモリ」にしましたよね?
このままだと、起動するたびに「USB、挿さってるかな?」ってチェックしちゃうので、ほんのちょっとだけ起動が遅くなっちゃいます。
もう一度BIOS(UEFI)画面に入って、起動順位の1番目を「Windows Boot Manager」か「OSを入れたSSD/HDD」に戻しておきましょう!
これで、PCの起動が最速になりますよ!🚀
クリーンインストール時によくあるトラブルと対処法 (Q&A)
クリーンインストールは手順が多いから、思わぬトラブルが起きちゃうこともありますよね。
代表的な「困った!」にお答えしていきますね。
Q. インストール用USBメモリが認識されない…起動しない!
A1. BIOS(UEFI)設定、もう一度チェック!
Step 3でやった「ブート順位」が、ちゃんとUSBメモリ(UEFI: って付いてる方)が1番目になってますか?「CSM」は「無効」になってますか?「セキュアブート」は「有効」になってますか?もう一度、よーく確認してみてください!
A2. USBポート(挿す場所)を変えてみる!
PCの前面じゃなくて、マザーボード背面のUSBポート(青いUSB 3.0ポートとか)に挿し直してみると、うまくいくことがありますよ!
A3. USBメモリを作り直してみる!
もしかしたら、USBメモリの書き込みがうまくいかなかったのかも…。できれば「別」のUSBメモリを使って、Step 2の「USBメモリ作成」をもう一度やり直してみてください。
Q. 「このPCではWindows 11を実行できません」って怒られる…
A1. システム要件、大丈夫ですか?
やっぱり「TPM 2.0」と「セキュアブート」が原因のことがほとんどです。Step 3のBIOS(UEFI)設定で、この2つがぜったいに「有効(Enabled)」になってるか、見直してください!
A2. (上級者向け)要件回避USBを使ってみる
もしPCが古くて、物理的にルールを満たしてない場合は…Step 2で紹介した「Rufus」を使って、「要件を削除する」オプションを付けたUSBメモリを作り直す必要があります。(自己責任でお願いしますね!)
Q. インストール先のドライブ(SSD/HDD)が表示されない!
A1. ケーブル、挿さってますか?
自作PCの方!意外と、SSD/HDDのSATAケーブルや電源ケーブルが、ちゃんと挿さってないこと、あります…(笑)もう一度、物理的に確認してみてください。
A2. (超・上級者向け)Intel VMD (RST) ドライバーの出番かも…
これは、Intelの第11世代以降のCPUを積んだ最新ノートPCとかでよくある現象です。「インストーラーがSSDを見つけられない!」ってなってるんです。
- 対処法:事前にPCメーカー(かマザボメーカー)のサイトから「Intel RST VMD ドライバー」(F6ドライバーとも言います)をダウンロードします。
 - そのドライバー(
.infファイルとか)を、インストール用USBメモリの中にコピーしておきます。 - ドライブが表示されないあの画面で、「ドライバーの読み込み」をクリック。
 - 「参照」で、USBメモリに入れたRSTドライバーのフォルダを指定して読み込ませます。
 - うまくいけば、見えなかったSSD/HDDがジャジャーン!と表示されるはずです!
 
Q. インストール後にライセンス認証ができないんだけど…
A1. ネット、繋がってますか?
デジタルライセンス認証は、インターネット接続が必須です!「設定」→「ネットワークとインターネット」で、ちゃんと繋がってるか確認してみてください。
A2. Microsoftアカウントでサインインしましたか?
無償アップグレードした方は、ライセンスはMicrosoftアカウントと紐づいてます!もしローカルアカウントでセットアップしちゃった場合は、「設定」→「アカウント」から、前に使ってたMicrosoftアカウントでサインインし直してみてください。
A3. エディション、合ってますか?
「Home」だったのに「Pro」を入れちゃった…とか。もし間違えちゃってたら、残念ですが、もう一度クリーンインストール(正しいエディションを選ぶ)やり直しです…😢
A4. トラブルシューティングを実行!
「設定」→「システム」→「ライセンス認証」のページに、「トラブルシューティング」っていうボタンがあります。これを押すと、Windowsが自動で問題を解決してくれることがあるので、試してみてください!
Q. Microsoftアカウント強制されるの、イヤ!
A. わかります(笑)Step 5で解説した「ローカルアカウントでセットアップする裏ワザ」を試してみてください。Homeエディションでも、あの黒い画面(Shift + F10)で OOBE\BYPASSNRO と入力するのが、一番確実な回避策ですよ!
まとめ:クリーンインストールで快適なWindows 11ライフを!
Windows 11のクリーンインストールって、PCの調子をリセットして、持ってる力を最大限に引き出してあげるための、一番強力で、一番確実なメンテナンス方法なんです!
手順は多いし、特にBIOS(UEFI)の設定とか、パーティションの「削除」ボタンを押す瞬間は、すっごく緊張しますよね…😓
でも、その価値は絶対にあります!
この記事で解説した大事なポイントを、最後にもう一度まとめますね!
✅ 一番大事なのは「事前準備」!
ぜんぶ消えちゃうから、「バックアップ」と、万が一の時の「ネットワークドライバーの事前確保」が、作業の成功を分ける「保険」です。
✅ USBメモリ作成は「公式ツール」で!
Microsoftの「メディア作成ツール」で、起動できるUSBを正しく作ることが第二の関門!
✅ 起動順序の変更!
BIOS(UEFI)に入って、起動順位を「USBメモリ(UEFI)」に、CSMを「無効」に設定するのが必須です。
✅ インストールの種類は「カスタム」!
インストール場所の選択では、必ず「カスタム」を選んで、今あるパーティションを「削除」→「新規」作成!これで真のクリーンインストールになります。
✅ インストール後は「Update」と「ドライバー」!
OSを最新にして、特にグラフィックドライバーをちゃんと手動で当てることで、PCは最高のパフォーマンスを発揮します。
windows11 無償アップグレードの権利を使ったPCでも、「デジタルライセンス認証」のおかげで、プロダクトキーは不要でクリーンインストールができちゃいます!
いつものアップグレードじゃ治らなかった根本的な不調や、あの「モッサリした重さ」も…。
クリーンインストールをすることで、まるで新品のPCを手に入れたみたいに、サックサクに解消されるはずです!
この記事のガイドが、あなたのPCメンテナンスのお役に立てて、快適なWindows 11ライフが実現できることを、心の底から願っています!🥰💖
  
  
  
  

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