「Windows 11に変えたけど、ネットワーク設定の画面がどこにあるかわからない!」 「プリンターやNASに繋ぐために、IPアドレスを固定したいんだけど…?」 「自分のPCの名前(ホスト名)って、どこで確認・変更するの!?」
Windows 11を使い始めて、そんな「ネットワーク設定の迷子」になっていませんか…? もしかして、「windows11 ipアドレス設定」って検索しても、IPv4とかDHCPとか難しい言葉ばかりで、もう途方に暮れていたり…? あるいは、「windows11 ホスト名 確認」の方法がわからなくて、共有フォルダの設定が進まないとイライラしていたり…?
わかります、わかります! Windows 11って、今までのWindows 10や7とは設定画面の見た目や場所がすっごく変わっちゃって、「設定」アプリと昔ながらの「コントロールパネル」がごちゃ混ぜになってますもんね…。 特にネットワーク設定は、間違えると「インターネットに繋がらない!」「共有フォルダが見えない!」っていう最悪の事態になっちゃうかも…って、すごく慎重になっちゃいますよね😥
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、一つずつ順番に確認すれば、決して難しくありません!
この記事は、そんな「Windows 11のネットワーク設定(windows11 nw設定)」で悩んでいるあなたを救うための、安全で確実な手順を徹底的に解説する「完全ガイド」です🛡️✨
「IPアドレスの確認」みたいな基本的な操作から、「IPアドレスの固定(windows11 ipアドレス設定)」や「ホスト名の確認・変更(windows11 ホスト名 確認)」といったちょっと高度な内容まで。 「なぜそうするのか?」っていう理由も一緒に、一つずつ丁寧に見ていきましょうね🥰
この記事を最後まで読めば、あなたはWindows 11のネットワーク設定を完全にマスターして、自宅やオフィスのネットワークをもっと快適に、もっと安定して使えるようになるはずですよ!
【最重要】Windows 11 ネットワーク設定の基本(windows11 nw設定)
設定変更を始める前に! まずは、Windows 11のネットワーク設定に関する「基本的なお作法」と、セキュリティに関わるすっごく大事な「ネットワークの場所」設定について解説しますね。
ここを理解しておかないと、後でIPアドレスや共有フォルダの設定をするときに、絶対つまずいちゃいますから!
Windows 11のネットワーク設定画面はどこにある?
Windows 11のネットワーク設定って、実は入り口が主に2つあるんです。 これが、私たちユーザーを混乱させる最大の原因なんですよね…😥 でも、それぞれの役割を知っておけば、もう迷いませんよ!
1. 主要な入り口:「設定」アプリからのアクセス方法 Windows 11の日常的な設定は、ぜんぶこの「設定」アプリにまとめられようとしています。 Microsoftが推奨する、一番カンタンな入り口です。
- スタートメニュー(タスクバーのWindowsアイコン)をクリックして、「設定」(歯車のアイコン⚙️)を選びます。
- 「設定」アプリが開いたら、左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
ここが、Wi-Fi、イーサネット(有線LAN)、VPNなんかの「windows11 ネットワーク設定」のメイン広場になります。 今の接続状態の確認や、Wi-Fiのオン/オフ、IPアドレスの確認や固定(あとで詳しくやりますね!)まで、ほとんどの設定はここからできちゃいます。
2. 従来の入り口:「コントロールパネル」からのアクセス方法 Windows 7や10で慣れ親しんだ、あの「コントロールパネル」も、実はWindows 11にまだちゃんと残ってるんです。 昔からの上級者さんや、ネットワーク管理者さんは、こっちの方が見やすい!って感じるかもしれません。
- スタートボタンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選びます。
- 「
ncpa.cpl」と入力して、Enterキーを押します。
この「ncpa.cpl」っていうのは、「ネットワーク接続(Network Connections)」の画面をいっきに直接開くための「呪文(コマンド)」みたいなものです。 「設定」アプリをポチポチしなくても、「ネットワーク接続」ウィンドウ(アダプターが一覧表示される画面)に飛べちゃうんです。 この画面は、アダプターの細かい設定(優先順位の変更とか、昔ながらのIP固定とか)をするときに、今でも現役で使われてるんですよ。
なぜ2種類あるのか? Win11における設定の使い分け
「なんでこんな面倒なことになってるの!?」って思いますよね。 これは、MicrosoftがWindowsを、スマホやタブレットみたいな現代的なOS(タッチ操作しやすいOS)に変えようとしている、ちょうど「過渡期(かとき)」だからなんです。
▼「設定」アプリ
- 役割: 新しい、タッチ操作でも使いやすいメインの入り口。
- 特徴: 日常的に使う設定(Wi-Fi接続、IP確認など)は、こっちで全部できるように作られてます。
- 今後: いずれは、ぜーんぶの設定がこっちにまとめられる予定です。
▼「コントロールパネル」系 (ncpa.cplなど)
- 役割: 従来からの、詳細でちょっと複雑な設定を行うための入り口。
- 特徴: 「設定」アプリにはまだお引越しできていない、高度な設定(アダプターの優先度変更とか、一部の共有設定とか)が残されています。
基本的なルールとして、まずは「設定」アプリで探してみて、そこで見つからない時だけ「コントロールパネル」系を探す、っていう流れを覚えておくと、迷わなくなりますよ!
まずはこれを確認!現在のネットワーク接続状態の全体像
設定をいじる前に、まずは「今、自分のPCがどういう状態なのか」をちゃんと知っておくことが、すっごく大事です。
▼「設定」アプリでの確認方法 これが一番カンタンで、目で見て分かりやすい方法です。
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」を開きます。
- 画面の一番上に、今の接続状況が表示されます。
<Wi-Fi(無線)の場合> 接続しているSSID(Wi-Fiの名前)と、「接続済み」っていう状態が表示されます。 その下には「データ使用状況」(30日間でどれくらい通信したか)も見えますよ。
<イーサネット(有線)の場合> 「イーサネット」と表示されて、「接続済み」っていう状態が表示されます。
もっと詳しい情報(IPアドレスとか)を見たい時は、その接続(例:「Wi-Fi」や「イーサネット」)をクリックして、さらに詳細ページに進んでみてくださいね。
「プライベート」と「パブリック」ネットワークの違いとは?
「windows11 ネットワーク設定」の中で、IPアドレスの固定と同じくらい…ううん、それ以上に大事な設定が、この「ネットワーク プロファイル(場所)」の選択です!
Windows 11は、新しいネットワークに繋ぐとき、その場所が「パブリック(公共の場所)」なのか「プライベート(個人の場所)」なのかを、私たちに聞いてきます。(または自動で判断します) これは、セキュリティのレベルを決める、ものすごく大事なスイッチなんですよ!
1. 「パブリック」ネットワークとは
- 想定場所: 空港、カフェ、ホテル、駅みたいな公共のWi-Fiスポット。
- 設定内容: セキュリティ最優先モードです。
- 動作:
- 同じWi-Fiにいる他のPCから、自分のPCを「見えなく」します(検出を拒否)。
- ファイル共有やプリンター共有は、ぜんぶ無効(ブロック)になります。
- 目的: 見知らぬ他人のPCから攻撃されたり、データを覗き見られたりするのを防ぐためです。
2. 「プライベート」ネットワークとは
- 想定場所: 自宅や、信頼できる職場(オフィス)みたいに、安全な人だけが使うネットワーク。
- 設定内容: 利便性優先モードです。
- 動作:
- ネットワーク内の他のPCから、自分のPCを「見える」ようにします(検出を許可)。
- ファイル共有やプリンター共有が、有効(OK)になります。
- 目的: 家族のPCとファイルをやり取りしたり、ネットワークプリンターを使ったりするためです。
なぜこの設定が重要なのか?(「共有フォルダ」との連携)
もし、この設定を間違えちゃうと、深刻なトラブルが起きちゃうんです…。
▼例1:自宅で「パブリック」を選んじゃった場合 「共有フォルダにアクセスできない!😭」 「ネットワークプリンターが認識されない!」 …っていう問題が起きます。 これは、PCが「ここは危険な場所(パブリック)だ!」って勘違いして、ぜんぶの共有機能をブロックしちゃってるせいなんです。
▼例2:カフェで「プライベート」を選んじゃった場合 これはもう、すっごく危険です! あなたのPCが「誰でも接続OKですよー!」って、無防備にドアを開けっ放しにしてるのと同じ状態になっちゃいます。 悪意のある人からPCの中身をスキャンされたり、攻撃のターゲットにされたりするリスクが、めちゃくちゃ上がっちゃいます😱
「共有フォルダ」や「プリンター」が急に使えなくなった!っていうトラブルの原因は、この設定が意図せず「パブリック」になっちゃってるケースが、本当に多いんですよ!
Windows 11でネットワークの場所(プロファイル)を変更する方法
この大事な設定は、いつでもカンタンに変更できるので、安心してくださいね。
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」を開きます。
- 今、接続している「Wi-Fi」または「イーサネット」をクリックします。
- (Wi-Fiの場合)接続中のSSID名(Wi-Fiの名前)の「プロパティ」をクリックします。
- 「ネットワーク プロファイルの種類」という項目があるはずです。
- ここで「パブリック(推奨)」または「プライベート」を選べます。
自宅やオフィスで共有機能が使えなくて困ってる時は、真っ先にここが「パブリック」になっていないかを確認してください!
Windows 11 IPアドレスの確認方法(windows11 ipアドレス設定)
ネットワークの基本がわかったところで、次はいよいよ「IPアドレス」の確認方法です! 「IPアドレス」っていうのは、ネットワークトラブルを解決したり、プリンターみたいな機器を設定したりするときに、絶対に必要になる知識ですからね。
なぜIPアドレスの確認が必要なのか?
IPアドレスの確認が必要になるのって、だいたいこんな時ですよね。
▼トラブルシューティング 「インターネットに繋がらない!」っていう時。 PCにIPアドレスがちゃんと割り当てられているか(ルーターから貰えてるか)を確認します。 もし、「169.254.x.x」で始まる変なアドレスになっていたら…それはルーターと通信できてない(IPアドレスを貰えてない)っていう証拠です😥
▼機器の接続 ネットワークプリンターやNAS(ネットワークHDD)を設定するときに、その機器のIPアドレスを知る必要があります。 逆に、PC側のIPアドレスを、機器側(例えばNASの管理画面とか)で設定することもありますよね。
▼リモートアクセスやサーバー設定 別のPCから「リモートデスクトップ」で接続するとき、接続先のPCのIPアドレスを指定します。 PCでWebサーバーとかを動かす時も、IPアドレスがすべての基本になります。
(基礎知識)IPアドレスとは?初心者向けのやさしい解説
ここで一度、「windows11 ipアドレス設定」をする上でぜーったいに避けて通れない「IPアドレス」っていう言葉について、カンタンにおさらいしておきましょう! 難しい言葉はなるべく使わずに説明しますね😉
▼IPアドレスの役割(インターネット上の「住所」) IPアドレス(Internet Protocol Address)っていうのは、ネットワークに繋がってる機器(PC、スマホ、ルーター、プリンターとか)に割り当てられる、固有の「住所」みたいなものなんです。
あなたが友達に手紙を出すとき、相手の「住所」がわからないと届かないですよね? それと全く同じで、PCがWebサイト(例えばGoogle)にアクセスするときも、Googleのサーバーの「IPアドレス(住所)」を指定して、データを送ったり受け取ったりしてるんですよ。
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの違い(重要)
この「IPアドレス」には、大きく分けて2種類あるんです。ここ、すっごく大事です!
1. グローバルIPアドレス
- 役割: インターネットの世界で使われる、「世界に一つだけの住所」。
- 誰が使う?: プロバイダーさん(ドコモ光とかauひかりとか)から、あなたの家(正確には「ルーター」)に割り当てられます。
- 確認方法: 「確認くん」みたいなWebサイトにアクセスすると表示されます。Windows 11の設定画面からは直接見れません。
2. プライベートIPアドレス
- 役割: 自宅やオフィスの中(ローカルエリアネットワーク=LAN)だけで使われる、「家の中の部屋番号」。
- 誰が使う?: あなたの家のルーターが、家の中のPCやスマホ、プリンターに割り当てます。
- 特徴: 「192.168.1.10」とか「172.16.x.x」とか「10.x.x.x」みたいな、決まった範囲の番号が使われます。
- (重要): このプライベートIPアドレスは、お隣さんの家でも普通に使われてます。でも、家の中で閉じた番号だから、ぜんぜん問題ないんですよ。
今回、この記事で「windows11 ipアドレス設定(確認・固定)」として扱っていくのは、ぜんぶこっちの「プライベートIPアドレス」のことですからね!
IPv4とIPv6の違い
▼IPv4 (バージョン4)
- 例:
192.168.1.10 - 昔からの規格です。約43億個しか住所が作れないんです…。
- インターネットが普及しすぎて、住所が足りなくなっちゃったので、IPv6が生まれました。
▼IPv6 (バージョン6)
- 例:
fe80::abcd:1234:5678:90ef - ほぼ無限(!)の住所が作れる、新しい規格です。
- 今は、IPv4とIPv6の両方が一緒に使われています。
DHCPとは?(IPアドレスを自動で割り振る仕組み)
「DHCP(ディーエイチシーピー)」って読みます。 これは、ネットワークに新しく繋がってきたPCやスマホに、プライベートIPアドレス(部屋番号)を「自動的に」割り振ってくれる、すっごく便利な仕組みのことです。
あなたが自宅でWi-Fiにスマホを繋ぐとき、いちいちIPアドレスなんて入力しないですよね? それは、ルーターに搭載されてる「DHCPサーバー」機能が、空いてるIPアドレスを自動で貸し出してくれるからなんです。
この「自動で借りる」設定のことを、「DHCPを有効にする」とか「IPアドレスを自動的に取得する」って言います。 そして、この「自動」の反対側にあるのが、次の章で解説する「IPアドレスの固定(手動設定)」なんですよ。
方法1:「設定」アプリからIPアドレスを確認する(GUI・推奨)
Windows 11で自分のプライベートIPアドレスを確認する、一番標準的な方法です!
▼Wi-Fi(無線)の場合の手順
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「Wi-Fi」 と進みます。
- 「(接続中のSSID名)のプロパティ」をクリックします。
- 画面をずーっと下にスクロールしていくと、「プロパティ」っていうセクションがあります。
- そこの「IPv4 アドレス:」に表示されてる番号(例:
192.168.1.10)が、あなたのPCの今のIPアドレスです! - 「IPv6 アドレス:」も同じ場所で確認できますよ。
▼イーサネット(有線)の場合の手順
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「イーサネット」 と進みます。
- 画面を下にスクロールしていくと、「プロパティ」っていうセクションがあります。
- そこの「IPv4 アドレス:」に表示されてる番号が、あなたのPCのIPアドレスです。
この画面には、IPアドレス以外にも大事な情報がいっぱい載ってます。
- IPv4 DNS サーバー: (例:
192.168.1.1) - 製造元: (ネットワークアダプターのメーカー名)
- 物理アドレス (MAC): (MACアドレスっていう、機器固有の番号です)
方法2:コマンドプロンプトでIPアドレスを確認する(CUI・上級者向け)
「設定」アプリをいちいちクリックして進むの、面倒くさい! もっと詳しい情報(DHCPサーバーのアドレスとかMACアドレスとか)を一覧で見たい! …そんな時は、「コマンドプロンプト」を使うのが一番早いです💪
▼ipconfigコマンドの使い方(基本)
- スタートボタンを右クリックして、「Windows ターミナル」または「コマンド プロンプト」を選びます。
- 黒い画面(ターミナル)が表示されます。
- 「
ipconfig」と入力して、Enterキーを押します。
これだけで、PCに繋がってる全部のネットワークアダプター(Wi-Fi、有線LAN、Bluetoothとか)の情報がバーッと表示されます。
▼ipconfig /all で詳細情報を確認する ipconfig だけだと、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイっていう最低限の情報しか出ません。 DNSサーバーのアドレスや、MACアドレス(物理アドレス)、DHCPが有効かどうか、みたいな詳しい情報を見るには、こっちのコマンドを使います。
- ターミナルで、「
ipconfig /all」と入力して、Enterキーを押します。(/allの前には半角スペースが必要ですよ!)
すっごくたくさんの情報が出てきてビックリするかもしれませんが、見るべき場所は決まってます。 今あなたが使ってる接続(例:「ワイヤレス LAN アダプター Wi-Fi」とか「イーサネット アダプター イーサネット」)のセクションだけを、じっくり探してください。
<見るべき項目(ipconfig /all の場合)>
| 項目名 | 例 | 解説 |
| 説明 | Intel(R) Wi-Fi 6 AX201 160MHz | ネットワークアダプター(部品)の名前です。 |
| 物理アドレス | AB-CD-EF-12-34-56 | MACアドレスと呼ばれる、ハードウェア固有の番号です。 |
| DHCP 有効 | はい | DHCP(自動取得)が使われていることを示します。(「いいえ」ならIP固定) |
| IPv4 アドレス | 192.168.1.10(優先) | これ(プライベートIPアドレス)があなたのPCの「部屋番号」です。 |
| サブネット マスク | 255.255.255.0 | ネットワークの「範囲」を示します。(後述) |
| デフォルト ゲートウェイ | 192.168.1.1 | ネットワークの「出口」(=ルーター)のアドレスです。 |
| DHCP サーバー | 192.168.1.1 | IPアドレスを貸してくれた機器(通常はルーター)のアドレスです。 |
| DNS サーバー | 192.168.1.1 | IPアドレスとドメイン名(例: google.com)を翻訳するサーバーのアドレスです。 |
(補足)サブネットマスクとデフォルトゲートウェイとは?
ipconfig の結果や、IP固定をするときに絶対出てくる、この2つの言葉もカンタンに説明しちゃいますね。
▼サブネットマスクの役割(ネットワークの範囲)
- 例:
255.255.255.0 - 役割: IPアドレス(例:192.168.1.10)のうち、どこまでが「ネットワーク(グループ)みんなの住所」で、どこからが「個別の部屋番号」なのかを区別するための「区切り線」です。
255.255.255.0だったら、「192.168.1」までがグループ共通の住所で、最後の「.10」が個別の部屋番号、っていう意味になります。- これのおかげで、PCは「192.168.1.20」は同じグループ(自宅LAN内)の仲間だ、「8.8.8.8」は違うグループ(インターネット側)だ、って判断できるんです。
▼デフォルトゲートウェイの役割(ルーターの場所)
- 例:
192.168.1.1 - 役割: ネットワークの「デフォルトの出入り口(Gateway)」のことです。
- PCが、自分と違うグループ(例えばインターネット上のGoogle)と通信したい時、とりあえずデータを投げる先(出口)です。
- 通常、これはあなたの家の「ルーター」のIPアドレスになります。
IPアドレスを自分で「固定」するときは、この「サブネットマスク」と「デフォルトゲートウェイ」の値も、正しく(だいたいは自動取得の時と同じ値を)入力する必要があるんですよ。
Windows 11 IPアドレスの固定方法(windows11 ipアドレス設定)
さて!ここからが本題の「windows11 ipアドレス設定」、つまりIPアドレスの固定(手動設定)です! DHCP(自動取得)ってすっごく便利なのに、なんでわざわざ「固定」なんて面倒なことをする必要があるんでしょうか?
なぜIPアドレスを固定するのか?そのメリットとデメリット
▼メリット:接続の安定化と特定のPCの識別 IPアドレスを固定する一番の理由は、「ネットワークの中で、そのPC(や機器)を、いつでも確実に見つけられるようにしたいから」なんです。
DHCP(自動取得)だと、PCやルーターを再起動したときに、前回とは「別の」IPアドレス(例:昨日は 192.168.1.10 だったのに、今日は 192.168.1.12 になっちゃう)が割り当てられる可能性があるんですね。
◎共有フォルダやプリンター、NASの接続安定化 もしネットワークプリンターのIPアドレスが昨日と今日で変わっちゃったら…PCはプリンターを見失って、「オフライン」って表示されて印刷できなくなっちゃいますよね😭 これを防ぐために、プリンターやNAS、ファイル共有の親になるPCのIPアドレスは「固定」して、「あなたのIPアドレスは、ずっと 192.168.1.50 ですよ!」って決めてしまうんです。 これで、他のPCはいつでも 192.168.1.50 をめがけてアクセスすれば良くなるので、接続がすっごく安定します!
◎リモートデスクトップやサーバー公開時の必須設定 外出先から自宅のPCにリモートデスクトップで接続したい!っていう時も、接続先のIPアドレスが変わっちゃったら困りますよね。 これも、IPアドレスを固定しておく必要があるんです。
▼デメリット:設定ミスと管理の手間 でも、いいことばかりじゃありません。手動でのIP固定には、こんなデメリット(リスク)もあるんです…。
×設定ミスによる接続不可リスク IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNS…このうちどれか一つでも間違えて入力しちゃうと、そのPCはネットワークに接続できなくなります(インターネットが見れなくなったり…😱)。
×IPアドレスの重複(コンフリクト) あなたが固定しようとしたIPアドレス(例: 192.168.1.20)を、ルーターのDHCP機能がすでに別の機器(例:家族のスマホ)に貸し出しちゃってた場合、「IPアドレスが重複しています!」っていうエラーが出て、両方の機器が通信不安定になっちゃいます。
×持ち運び(ノートPC)時の再設定の手間 自宅のネットワーク(192.168.1.x系)用にIP固定したノートPCを、会社(10.0.0.x系)やカフェ(DHCP必須)に持っていくと…当然、繋がりません。 そのたびに、IP固定設定を「自動取得(DHCP)」に戻すっていう、すっごく面倒な作業が発生しちゃいます。
IPアドレスを固定する前の重要(必須)な準備
さっきのデメリット、特に「IPアドレスの重複」を避けるために、IPを固定する前には、絶対に!以下の準備が必要です。
▼準備1:ルーターのDHCP設定範囲(IPアドレスプール)の確認 これが一番大事です! ルーターは、「この範囲のIPアドレスはDHCP(自動)で貸し出す用」っていう設定(DHCPサーバーのIPアドレスプール)を持っています。
<例:Buffaloルーターのデフォルト設定(よくあるパターン)>
- ルーター自身のIP:
192.168.11.1 - DHCPで貸し出す範囲:
192.168.11.2から192.168.11.65まで(64台分)
この場合、あなたがPCに固定して良いIPアドレスは、DHCPの貸し出し範囲(.2 ~ .65)と重ならない番号、つまり「192.168.11.66」以降(例えば192.168.11.100とか)っていうことになります。 もし、DHCPの範囲内にある「192.168.11.20」をPCに固定しちゃうと、後でルーターがその番号をスマホに貸しちゃって、重複が発生するんです!
(重要)ルーターの設定画面への入り方は、ルーターの取扱説明書や、本体の側面に貼ってあるシールに書いてあるIPアドレス(例: 192.168.1.1 とか 192.168.11.1)を、ブラウザのアドレスバーに打ち込むのが一般的ですよ。
▼準備2:固定用に割り当てるIPアドレスの決定(重複回避) ルーターのDHCP範囲を確認したら、それと重ならなくて、他の機器が(手動で)使ってない番号を選びます。
- 推奨される番号:
192.168.1.100とか192.168.1.200みたいに、キリが良くて、DHCPの範囲から遠ーく離れてる番号が、管理しやすいでしょうね。 プリンターは.200、NASは.201、固定したいPCは.100みたいに、自分ルールを決めとくと完璧です!
▼準備3:現在のネットワーク情報(ゲートウェイ、DNS)のメモ さっき ipconfig や「設定」アプリで確認した、以下の情報をメモしておきます。
- IPv4 アドレス: (例: 192.168.1.10) ←これは固定したい番号(例:.100)に変えます
- サブネット マスク: (例: 255.255.255.0) ←これはそのまま使います
- デフォルト ゲートウェイ: (例: 192.168.1.1) ←これはそのまま使います
- DNS サーバー: (例: 192.168.1.1) ←これはそのまま使うか、後で説明する公開DNSを使います
方法1:「設定」アプリからIPアドレスを固定する(GUI・推奨)
準備はOKですか?いよいよ設定していきますよ! Windows 11の「設定」アプリからやるのが、一番カンタンです。
▼Wi-Fi(無線)の場合の固定手順
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「Wi-Fi」 > 「(接続中のSSID名)のプロパティ」と進みます。
- 「IP割り当て」という項目を探してください。
- 今は「自動 (DHCP)」になってるはずです。右側にある「編集」ボタンをクリックします。
- 「IP設定を編集する」っていうポップアップが出てきます。
- 「自動 (DHCP)」って書いてあるプルダウンメニューをクリックして、「手動」に変えます。
▼イーサネット(有線)の場合の固定手順
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「イーサネット」 と進みます。
- 「IP割り当て」という項目を探してください。
- 右側にある「編集」ボタンをクリックします。
- 「IP設定を編集する」っていうポップアップが出てきます。
- 「自動 (DHCP)」って書いてあるプルダウンメニューをクリックして、「手動」に変えます。
▼(以下、Wi-Fi/イーサネット共通) 「手動」を選ぶと、IPv4とIPv6の設定項目が出てきます。 ふつう、固定するのは「IPv4」のほうです。
- 「IPv4」のトグルスイッチを「オン」にします。
- 以下の入力欄が出てくるので、さっき準備3でメモした情報と、準備2で決めたIPアドレスを、よーーーく確認しながら入力します。
- IP アドレス:
192.168.1.100(←準備2で決めた、DHCPと重ならない番号) - サブネット マスク:
255.255.255.0(←準備3でメモした値。だいたいコレです) - ゲートウェイ:
192.168.1.1(←準備3でメモした、ルーターのアドレス) - 優先 DNS:
192.168.1.1(←準備3でメモした、ルーターのアドレス)…または、次のコラムで説明する公開DNS(例:8.8.8.8) - 代替 DNS: (空欄でもOKです)…または、公開DNS(例:
8.8.4.4)
- IP アドレス:
- 入力ミスがないか、本当に!よーく確認してくださいね!
- 「保存」ボタンをクリックします。
ネットワークが一瞬だけ切れて、再接続されます。 終わったら、ipconfig コマンドか、「設定」アプリのプロパティ画面で、IPアドレスが指定した固定値(例: 192.168.1.100)に変わってることと、DHCPが「いいえ(無効)」になってることを確認してください。
最後に、ブラウザを開いて、GoogleみたいなWebサイトにちゃんとアクセスできるかも、必ず確認しましょう!
(コラム)DNSサーバーとは?(Google Public DNS 等の設定)
「優先DNS」と「代替DNS」っていうのは、IPアドレスとドメイン名(google.com みたいな名前)を紐付けしてくれる「電話帳」サーバーのことです。
ふつうは、ゲートウェイと同じルーターのIPアドレス(例: 192.168.1.1)を指定しておけば、ルーターがプロバイダーのDNSサーバーに代わりに聞きに行ってくれます。 でも、プロバイダーのDNSサーバーが遅かったり、調子が悪くなったりすることも、たまーにあるんですよね…。
そこで、IP固定のついでに、高速で信頼できる「パブリックDNS(公開DNS)」を指定しちゃうのも、よくやる手です。
▼Google Public DNS
- 優先:
8.8.8.8 - 代替:
8.8.4.4
▼Cloudflare DNS
- 優先:
1.1.1.1 - 代替:
1.0.0.1
さっきの「windows11 ipアドレス設定」の手動設定画面で、「優先DNS」に 8.8.8.8、「代替DNS」に 8.8.4.4 を設定すると、インターネットの閲覧(名前解決)がちょっとだけ速くなるかもしれませんよ😉
方法2:従来の「ネットワーク接続」から固定する(コントロールパネル系)
「設定」アプリからのIP固定は、Windows 11の標準的なやり方ですが、昔のWindowsに慣れてる人は、こっちの「コントロールパネル」経由の方法のほうが、しっくりくるかもしれません。 やってることは、方法1とまったく同じですよ!
- スタートボタンを右クリック > 「ファイル名を指定して実行」 > 「
ncpa.cpl」と入力してEnter。 - 「ネットワーク接続」ウィンドウが開きます。
- 設定したいアダプター(例:「Wi-Fi」や「イーサネット」)を右クリックして、「プロパティ」を選びます。
- 「(アダプター名)のプロパティ」ウィンドウが開きます。
- 一覧から「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を見つけて選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。
- はい、見慣れたあの「(TCP/IPv4)のプロパティ」ウィンドウが開きました!
- 今は「IP アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」が選ばれてますよね。
- これを、下の「次の IP アドレスを使う」と「次の DNS サーバーのアドレスを使う」に変更します。
- 方法1と同じように、準備しておいたIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーの値を入力します。
- 「OK」ボタンをクリックして、ぜんぶのウィンドウを閉じれば完了です!
Windows 11でも、この昔ながらの方法は、ぜんぜん問題なく使えますからね。
(上級者向け)ルーター側でIPアドレスを固定する(DHCPスタティックIP設定)
ここまで、PC側(Windows 11側)でIPアドレスを固定する方法(=静的IP設定)を解説してきました。 でも、この方法には「ノートPCを外に持ち出すと、設定を『自動取得』に戻さないといけない」っていう、あの大きなデメリットがありましたよね…。
この問題を完璧に解決してくれるのが、ルーター側でIPアドレスを固定する方法です! これは「DHCPスタティックIP設定」とか「IPアドレス予約」、「MACアドレスバインディング」みたいに、ルーターのメーカーさんによって呼び方が違います。
▼PC側で固定(静的IP)との違い
- PC側(静的IP): PCが「俺のIPは 192.168.1.100 だ!」って一方的に名乗る方式。
- ルーター側(DHCP予約): PC側は「IPアドレスくださーい(自動取得)」って普通にリクエストする。それを受け取ったルーターが「お、君(このMACアドレス)が来たか。君にはいつも通り 192.168.1.100 を貸してあげるよ」って、特定のIPを優先的に割り当てる方式。
▼メリット
- PC側は「自動取得 (DHCP)」のままでOK!
- だから、ノートPCを自宅で使えば予約されたIP(192.168.1.100)が割り当てられて、カフェに持っていけばカフェのDHCP(自動)で問題なく接続できるんです!最高ですよね!
- IPアドレスの管理をルーター側でぜんぶやれるので、重複(コンフリクト)のリスクがほぼゼロになります。
▼設定方法(だいたいの流れ)
ipconfig /allとかで、固定したいPCの「物理アドレス (MACアドレス)」(例:AB-CD-EF-12-34-56)を調べます。- ルーターの設定画面(例:
192.168.1.1)にアクセスします。 - 「DHCP設定」「LAN設定」みたいなメニューから、「DHCPスタティックIP」「IPアドレス予約」っていう項目を探します。
- 「MACアドレス
AB-CD-EF-12-34-56には、IPアドレス192.168.1.100を割り当てる」っていうルールを登録します。 - PCを再起動(またはネットワークアダプターを無効/有効)して、
ipconfigで192.168.1.100がちゃんと割り当てられてるか確認します。
「windows11 ipアドレス設定」の「固定」をやるなら、PC側で設定するよりも、こちらのルーター側で予約する方式を、強く強くオススメします!
IPアドレス固定時のトラブルシューティング
▼ケース1:固定したらネットに繋がらなくなった
- 原因: 99%、入力ミスです…😥
- 確認点:
- ゲートウェイ: ルーターのアドレス(例: 192.168.1.1)は正しいですか?(192.168.1.100 みたいな、自分のPCのIPを入れてませんか?)
- DNSサーバー: DNSサーバーのアドレスは正しいですか?(ゲートウェイと同じか、8.8.8.8 とかを指定しましたか?)
- サブネットマスク: 255.255.255.0 になってますか?
- IPアドレス: ルーターのDHCP範囲外の番号を指定しましたか?
- 対処: 一度「IP アドレスを自動的に取得する」に戻してみて、ネットに繋がるか確認してから、もう一度、入力項目を一つずつ見直してくださいね。
▼ケース2:「IPアドレスが重複しています」と表示される
- 原因: あなたが指定したIPアドレスを、ネットワーク上の他の誰か(別のPCやスマホ)が、すでに使っちゃってます。
- 対処:
- 指定したIPアドレス(例: 192.168.1.100)を、別の番号(例: 192.168.1.101)に変えてみてください。
- 根本的には、「準備1」でやったルーターのDHCP範囲の確認が、うまくできてなかった可能性が高いです。DHCPの貸し出し範囲の外側の番号を選ぶようにしてくださいね。
▼ケース3:設定を元に戻す方法(自動取得(DHCP)に戻す) IP固定がうまくいかない時や、ノートPCを外に持ち出す時は、設定を元に戻す必要があります。
- 「設定」アプリの場合: 「IP割り当て」の「編集」から、「手動」になってるプルダウンを「自動 (DHCP)」に戻して「保存」するだけです。
- 「コントロールパネル」系(ncpa.cpl)の場合: 「TCP/IPv4」のプロパティを開いて、「IP アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」の両方にチェックを戻して、「OK」をクリックします。
Windows 11 ホスト名(PC名)の確認と変更(windows11 ホスト名 確認)
IPアドレスと並んで、ネットワーク設定の基本となるのが「ホスト名(コンピューター名)」です。 IPアドレスが「住所(部屋番号)」だとしたら、ホスト名は「表札(名前)」みたいなものですね。
ホスト名(コンピューター名)とは何か?
ホスト名(またはデバイス名、コンピューター名)っていうのは、ネットワーク上でそのPCを識別するために付けられる「名前」のことです。
▼なぜ重要か? Windows 11をセットアップしたばかりの時って、PCには「DESKTOP-ABC1234」とか「LAPTOP-XYZ567」みたいな、ランダムで意味不明なホスト名が自動で付いちゃってますよね。 このままでも一応使えるんですが、すっごく不便なんです!
◎共有フォルダ、リモートデスクトップでの識別 エクスプローラーの「ネットワーク」欄を見たときに、DESKTOP-ABC1234 とか DESKTOP-5Q6R7S みたいなPCが並んでても、どれが「お父さんのPC」で、どれが「自分のサブPC」なのか、ぜんぜん見分けがつかないですよね?😅 ここでホスト名を「OTOUSAN-PC」とか「MY-SUB-PC」みたいに分かりやすい名前に変えておけば、一目瞭然です! 共有フォルダにアクセスするときも、「\192.168.1.10\Share」(IPアドレス指定)じゃなくて、「\OTOUSAN-PC\Share」(ホスト名指定)でアクセスできるようになるので、管理がすっごく楽になりますよ。(IPアドレスが変わっちゃっても、ホスト名で追いかけてくれるんです!)
Windows 11で現在のホスト名を確認する方法
「windows11 ホスト名 確認」の方法は、IPアドレスの確認よりカンタンですよ!
▼方法1:「設定」アプリの「システム」から確認する(最も簡単)
- 「設定」アプリを開きます。
- 左側のメニューで「システム」が選ばれてることを確認します。(だいたい、最初に開く画面がコレです)
- 画面の一番上、PCのアイコンのすぐ下に表示されてるのが、今のホスト名(デバイス名)です!
- (または)「システム」 > 「バージョン情報」と進んでも、「デバイス名」としてハッキリ書いてあります。
▼方法2:コマンドプロンプトで hostname コマンドを使う
- 「Windows ターミナル」または「コマンド プロンプト」を開きます。
- 「
hostname」と入力して、Enterキーを押します。 - 今のホスト名(例:
DESKTOP-ABC1234)だけが、シンプルに表示されます。
▼方法3:「システムのプロパティ」(sysdm.cpl)から確認する
- スタートボタンを右クリック > 「ファイル名を指定して実行」 > 「
sysdm.cpl」と入力してEnter。 - 「システムのプロパティ」ウィンドウが開きます。
- 「コンピューター名」タブに、「フル コンピューター名:」として表示されています。
Windows 11でホスト名(PC名)を変更する手順
ホスト名の変更は、「windows11 ホスト名 確認」よりもっとカンタンです!
▼方法1:「設定」アプリから変更する(推奨)
- 「設定」アプリ > 「システム」 を開きます。
- 一番上に表示されてる今のホスト名(デバイス名)の横にある、「名前の変更」っていうリンクをクリックします。
- 「このPCの名前を変更する」っていうウィンドウが開きます。
- 新しいホスト名(例:
MY-MAIN-PC)を入力します。 - 「次へ」をクリックします。
- 「今すぐ再起動」または「後で再起動」を求められます。
▼方法2:「システムのプロパティ」から変更する(従来の方法)
- 「
sysdm.cpl」で「システムのプロパティ」を開きます。(さっきのと同じです) - 「コンピューター名」タブにある「変更…」ボタンをクリックします。
- 「コンピューター名/ドメインの変更」ウィンドウが開きます。
- 一番上の「コンピューター名:」の欄に、新しいホスト名を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 再起動を求めるメッセージが表示されます。
ホスト名(PC名)の命名規則(使える文字・使えない文字)
ホスト名には、どんな名前でも付けられるわけじゃなくて、ちゃんとルールがあるんです。
- 使える文字:
- 半角の英字 (A-Z, a-z)
- 半角の数字 (0-9)
- ハイフン (-)
- 使えない文字:
- 全角文字(日本語とか)
- スペース(空白)
- 記号 (!, @, #, _, . とか)
- (※本当は使える記号もあるんですが、トラブルを避けるため、上の3種類(英数ハイフン)だけにしとくのが、ぜったい安全です!)
- 長さ: 63文字まで(でも、昔のシステムとの互換性も考えて、15文字以内にしておくのがオススメです)。
(例)良い名前: MY-PC, TARO-DESKTOP, WORK-PC-01
(例)悪い名前: TaroのPC, MY_PC, Work PC
変更後の注意点(再起動が必須)
IPアドレスの設定と違って、ホスト名の変更は、必ずPCの再起動が必要です! 再起動するまで、ネットワーク上では古い名前のままになっちゃいます。 「名前の変更」をやったら、必ず「今すぐ再起動」を選んでくださいね。
Windows 11 ネットワーク設定の応用とトラブルシューティング(windows11 nw設定)
最後に、「windows11 nw設定」に関する、もうちょっと高度なトピックと、万が一「繋がらない!」ってなっちゃった時の、トラブルシューティングについて解説しますね。
Wi-Fi(無線)とイーサネット(有線)の優先順位を変更する方法
ノートPCで、自宅では有線LAN(イーサネット)を挿して、外ではWi-Fiを使う、っていう人、すっごく多いですよね。 この時、有線LANとWi-Fiの両方が同時に繋がってる状態になることがあります。
Windowsは賢いので、基本的にはスピードが速くて安定してる「有線LAN」を自動的に優先して使ってくれます。 でも、この優先順位がうまく働かない時や、あえてWi-Fi側を優先したい(例えば、有線は会社の中用、Wi-Fiはインターネット用、みたいに分けたい)っていう特別な時には、手動で優先順位を設定する必要があるんです。
これが「メトリック値」の変更です。
- 「
ncpa.cpl」で「ネットワーク接続」を開きます。 - 優先度をいじりたいアダプター(例:「イーサネット」)を右クリック > 「プロパティ」。
- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」 > 「プロパティ」。
- 「全般」タブの右下にある「詳細設定…」ボタンをクリックします。
- 「IP 設定」タブにある「自動メトリック」のチェックを外します。
- 「インターフェイス メトリック:」の欄に、手動で数字を入力します。
(重要!)メトリック値っていうのは、「数字が小さいほど優先度が高い」っていうルールなんです。
- 有線LAN(イーサネット)のメトリック値を「10」
- Wi-Fiのメトリック値を「20」
こんなふうに設定しておけば、両方繋がってる時は、必ず有線LAN(数字が小さい方)が使われるようになりますよ!
ネットワークドライブの割り当て(「共有フォルダ」連携)
IPアドレスの固定やホスト名の変更って、結局のところ、「共有フォルダ」を快適に使うための下準備だったりしますよね。 毎回「\OTOUSAN-PC\Share」って手で入力するの、すっごく面倒です…。
そこで使うのが、「ネットワークドライブの割り当て」機能です! これは、\OTOUSAN-PC\Share みたいなネットワーク上の場所を、まるで自分のPCに入ってる「Zドライブ」みたいに見せかける機能なんです。
- エクスプローラーを開いて、左側にある「PC」を右クリックします。
- 「その他のオプションを表示」 > 「ネットワーク ドライブの割り当て…」を選びます。
- 「ドライブ:」で、割り当てたい文字(例:
Z:)を選びます。 - 「フォルダー:」に、共有フォルダのパス(例:
\OTOUSAN-PC\Shareまたは\192.168.1.100\Share)を入力します。 - 「サインイン時に再接続する」にチェックを入れておくと、PCを起動するたびに自動で接続してくれます。
- 「完了」をクリックします。
これで、エクスプローラーの「PC」の中に「Zドライブ」が追加されて、それをクリックするだけで、いつでも共有フォルダにアクセスできるようになります!便利ですよね🥰
ネットワーク設定がうまくいかない時の「最終手段」
いろんな設定をいじった結果、IPアドレスが取れなくなったり、インターネットに繋がらなくなったり、特定のサイトだけ見れなくなったり…もうパニック!😭 そんな時の「最終手段」を、実行がカンタンな順番に紹介しますね。
1. ネットワークアダプターの無効化/有効化 一時的な不具合だったら、アダプターを再起動させるだけで、あっさり直ることがよくあります。
- 「
ncpa.cpl」で「ネットワーク接続」を開きます。 - 調子が悪いアダプター(例:「Wi-Fi」)を右クリックして、「無効にする」を選びます。
- アイコンがグレーアウト(灰色)になります。
- もう一度、そのアダプターを右クリックして、「有効にする」を選びます。
2. ネットワークドライバーの更新・再インストール Windows Updateの失敗とかで、ネットワークアダプターを動かすための大事なプログラム(ドライバー)が壊れちゃうことがあるんです。
- スタートボタンを右クリック > 「デバイス マネージャー」を開きます。
- 「ネットワーク アダプター」のツリー(「>」マーク)をクリックして開きます。
- 調子が悪いアダプター(例:
Intel(R) Wi-Fi 6 ...)を右クリックします。 - まずは「ドライバーの更新」を試します。(「ドライバーを自動的に検索」)
- それでもダメなら、「デバイスのアンインストール」を選びます。(※もし「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」っていうチェックボックスが出ても、チェックは入れないでくださいね!)
- アンインストールが終わったら、PCを再起動します。
PCが再起動するときに、Windowsが「あ、ここにアダプターがある!」って見つけ直して、ドライバーを自動的にインストールし直してくれます。
3. Windows 11の「ネットワークのリセット」機能(最強の対処法)
⚠️警告:これは本当に最終手段です!⚠️
これを実行すると、ネットワークに関する設定がすべて工場出荷状態(買った時と同じ)に戻っちゃいます!
保存したWi-Fiのパスワードとかも、ぜんぶ消えちゃうので、覚悟して実行してくださいね!
何をやっても、もうダメだ…っていう時。 「windows11 nw設定」をぜーんぶ初期化する、最強の機能が「ネットワークのリセット」です。
- 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」を開きます。
- 一番下までスクロールして、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
- 「関連設定」の中にある「ネットワークのリセット」をクリックします。
- 「ネットワークのリセット」画面が開きます。「今すぐリセット」ボタンをクリックします。
- 確認画面で「はい」をクリックすると、5分後にPCが自動的に再起動されて、リセットが完了します。
(警告)ネットワークのリセットで何が起こるか
- 保存されてた、すべてのWi-FiのSSIDとパスワードがぜんぶ消えます。
- 手動で設定したIPアドレス固定設定も消えて、「自動取得(DHCP)」に戻ります。
- VPN接続の設定なんかも、ぜんぶ消えます。
- ネットワークアダプターは一度削除されて、再インストールされます。
リセットが終わったら、まずは自宅のWi-Fiパスワードをもう一度入力し直すところから、スタートになりますからね!
まとめ
今回は、「windows11 ネットワーク設定(windows11 nw設定)」について、すっごく広範囲に、そして深く掘り下げて解説してきました。 とっても長くなっちゃいましたが、大事なポイントをもう一度おさらいしますね!
✅ ネットワーク設定の基本
- 設定の入り口は「設定」アプリと「コントロールパネル(ncpa.cpl)」の2種類あるって、覚えておきましょう。
- 「プライベート」(自宅・安全)と「パブリック」(公共・危険)のプロファイル選択は、ファイル共有やプリンターを使う上で、いっちばん大事な設定です!
✅ IPアドレスの確認(windows11 ipアドレス設定)
- 「設定」アプリのプロパティ画面か、コマンドプロンプト(
ipconfig /all)で確認できます。 - 「IPv4 アドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」「DNSサーバー」が大事な4点セットです。
✅ IPアドレスの固定(windows11 ipアドレス設定)
- プリンター、NAS、共有フォルダを安定させるのに、すっごく有効です。
- (準備) 固定する前に、必ずルーターのDHCP範囲を調べて、重複しないIPアドレスを決めましょう!
- (推奨) PC側で固定するよりも、ルーター側で(DHCP予約)設定するほうが、ノートPCを持ち運ぶ人にはぜったいオススメです!
✅ ホスト名の確認と変更(windows11 ホスト名 確認)
- 「設定」アプリの「システム」から、カンタンに確認・変更できます。
- 「
DESKTOP-ABC1234」みたいな名前から「MY-PC」みたいな分かりやすい名前に変えると、ネットワーク管理が劇的に楽になりますよ。 - 変更したら、再起動が必須です!
✅ トラブルシューティング
- まずはアダプターの「無効/有効化」、次に「ドライバーの再インストール」を試します。
- それでもダメな時の最終手段が「ネットワークのリセット」です。(Wi-Fiパスワードが消えるので注意!)
「windows11 ネットワーク設定」って、一見とっつきにくくて、難しい言葉も多いですよね…。 でも、一つ一つの言葉の意味(IPアドレス=住所、ホスト名=表札、DHCP=自動割り振り)と、その設定が「なんで必要なのか」(共有フォルダを安定させたい!)っていう理由がわかれば、もうぜんぜん怖くありません!
この記事が、あなたのWindows 11ネットワーク環境を快適にするための、助けになれたらすっごく嬉しいです🥰✨


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