Windows 11で新しいユーザー(ローカルアカウント)を追加作成する方法

Windows 11で新しいユーザー(ローカルアカウント)を追加作成する方法 パソコン

 

Windows 11がインストールされたパソコンを、ご家族や他の人と共有して使いたい時、「自分のファイルや設定を他の人に見られたくない」と感じるのは当然のことですよね。

 

「あれ…?Windows 11になってから、どうやって新しいユーザーを追加するんだろう?」
windows11 ユーザー追加 って検索しても、Microsoftアカウントの話ばかり出てくる…」
「家族で使いたいだけなのに、いちいちMicrosoftアカウントを作りたくない!

 

そんな風に悩んで、このページにたどり着いてくださったのではないでしょうか。

 

わかります、そのお気持ち!
Windows 11は、以前のOS(Windows 10や7)と比べて、意図的に「ローカルアカウント」の作成手順を分かりにくく隠しているんです😫

 

でも、ご安心ください!

この記事は、そんな「windows11 アカウント追加」問題に直面しているあなたのために、Microsoftアカウントを新規作成することなく、PC本体(ローカル)だけで完結する「ローカルアカウント」を追加作成する具体的な手順を、ステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🕵️‍♀️✨

 

windows11 ローカルアカウント 作成」のための、主な2つの方法(初心者向けの「設定」アプリを使う方法と、上級者向けの「コマンドプロンプト」を使う方法)を、詳しくご紹介しますね。

 

さらに、なぜローカルアカウントが隠されているのかという背景から、アカウント作成後に絶対に必要な「権限の管理」、そして「作成できない」時の詳細なトラブルシューティングまで、網羅的に解説していきます。

 

この記事を最後まで読めば、あなたのWindows 11 PCで、安全かつ確実にユーザーアカウントを追加できるようになりますよ!💪

 

 

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目次(気になるところをクリック)
  1. 【最重要】Windows 11の「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」の根本的な違い
    1. なぜWindows 11は「ローカルアカウント」を隠しているのか?
    2. 「ローカルアカウント」とは?(オフラインアカウント)
    3. 「Microsoftアカウント」とは?(オンラインアカウント)
    4. どちらを選ぶべき?家族共用の「ユーザー追加」シナリオ別比較
  2. 方法1:「設定」アプリからローカルアカウントを追加作成する(初心者向け・標準)
    1. ステップ1:Windows 11の「設定」を開き「アカウント」へ進む
    2. ステップ2:「家族とその他のユーザー」を選択する
    3. ステップ3:「アカウントの追加」ボタンをクリックする
    4. ステップ4:【最難関】Microsoftアカウントの入力を回避する
    5. ステップ5:ローカルアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を設定する
    6. ステップ6:パスワードリセット用の「セキュリティの質問」を設定する
    7. ステップ7:「次へ」をクリックして作成完了
  3. 方法2:「コマンドプロンプト」または「PowerShell」でローカルアカウントを追加作成する(上級者向け)
    1. なぜコマンド(CUI)でユーザー追加するのか?
    2. ステップ1:コマンドプロンプト(またはPowerShell)を「管理者として実行」する
    3. ステップ2:ユーザーを追加するコマンド「net user」を実行する
    4. ステップ3:作成したアカウントの確認
    5. コマンドで作成したアカウントの初回サインイン時の注意点
  4. 方法3:「コンピューターの管理」からローカルアカウントを追加作成する(Windows 11 Pro向け)
    1. ステップ1:「コンピューターの管理」を開く
    2. ステップ2:「ローカル ユーザーとグループ」に移動する
    3. ステップ3:「新しいユーザー」を作成する
    4. ステップ4:「新しいユーザー」ダイアログボックスに必要な情報を入力する
    5. ステップ5:「作成」ボタンをクリックして完了
  5. 【超重要】追加したユーザーアカウントの「種類」を変更する(標準ユーザーと管理者)
    1. 「管理者」と「標準ユーザー」の違いを理解する
    2. なぜ「標準ユーザー」が推奨されるのか?
    3. アカウントの種類を確認・変更する手順
  6. 追加したローカルアカウントの管理と削除方法
    1. アカウントのサインインと切り替え方法
    2. 「設定」アプリからローカルアカウントを削除する手順
    3. 「コマンドプロンプト」からローカルアカウントを削除する手順
  7. トラブルシューティング:「windows11 ローカルアカウント 作成」ができない場合
    1. 症状1:「このユーザーのサインイン情報がありません」のリンク自体がない(見つからない)
    2. 症状2:「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」のリンクがない
    3. 症状3:コマンドプロンプトで「システム エラー 5 が発生しました。アクセスが拒否されました。」と表示される
    4. 症状4:コマンドプロンプトで「ユーザー名が無効です」または「パスワードが要件を満たしていません」
    5. 症状5:Windows 11 Homeエディションで「コンピューターの管理」が見つからない(lusrmgr.msc が実行できない)
    6. 症状6:ローカルアカウントでMicrosoft Storeアプリが使えない(またはインストールできない)
  8. まとめ

【最重要】Windows 11の「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」の根本的な違い

 

まず、「windows11 ユーザー追加」の手順に進む前に、なぜこんなにも手順が複雑になっているのか、その背景を理解しておくことがすっごく重要です。

 

Windows 11のユーザーアカウントには、大きく分けて「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」の2種類が存在します。

 

なぜWindows 11は「ローカルアカウント」を隠しているのか?

結論から言うと、Microsoft社がWindows 11の利用者に「Microsoftアカウント」を使ってもらいたい、という強い戦略的意図があるからです。

 

Microsoftアカウントは、同社のクラウドサービス(OneDrive、Microsoft Store、Xbox、Officeなど)と深く連携していますよね。

 

ユーザーにMicrosoftアカウントを使ってもらうことで、デバイス間(例:PCとスマホ)での設定やファイルの同期が可能になり、利便性が向上します。

 

それと同時に、Microsoftはユーザーを自社のエコシステム(経済圏)に強く結びつけることができるわけです。

 

また、セキュリティ面でも、オンラインでパスワードリセットができるMicrosoftアカウントの方が、パスワードを忘れるとPCにサインインできなくなるリスクがあるローカルアカウントよりも安全だとMicrosoftは考えているんですね。

 

こうした理由から、Windows 11(特にHomeエディション)の初期セットアップ時や、ユーザー追加の画面では、「windows11 ローカルアカウント 作成」の選択肢が意図的に隠され、Microsoftアカウントでのサインインが強く推奨(ほぼ強制)される設計になっているのです…

 

これが、「windows11 ローカルアカウント 作成」が分かりにくい最大の理由なんです😥

 

「ローカルアカウント」とは?(オフラインアカウント)

「ローカルアカウント」とは、その名前の通り、そのPC本体(ローカル)の中だけで完結する、昔ながらのユーザーアカウントです。

 

Windows 7やXPの時代に使われていたアカウントと聞けば、イメージしやすいかもしれません。

 

▼ローカルアカウントのメリット

  • プライバシー性: ユーザー名とパスワードの情報がPC内部にのみ保存され、Microsoftのサーバーには送信されません。
  • シンプル: Microsoftの各種クラウドサービスと連携しないため、動作がシンプルです。
  • オフラインでOK: インターネットに接続していなくても、アカウントの作成やサインインが可能です(作成時の手順による)。

 

▼ローカルアカウントのデメリット

  • パスワードリセットが困難: パスワードを忘れた場合、あらかじめ設定した「セキュリティの質問」に答えるか、特殊なリセットディスクを使うしかなく、最悪の場合PCにサインインできなくなります。
  • 機能制限: OneDriveによるファイルの自動バックアップ・同期が使えません。
  • 機能制限: Microsoft Storeから新しいアプリをインストールする際に、結局Microsoftアカウントへのサインインを求められることがあります。
  • 同期不可: 複数のPC間で、壁紙や設定、ブラウザのお気に入りなどを同期することができません。

 

「Microsoftアカウント」とは?(オンラインアカウント)

「Microsoftアカウント」とは、@outlook.com@hotmail.com などのメールアドレス(あるいは他社のメールアドレスも登録可能)とパスワードで管理される、オンライン前提のユーザーアカウントです。

 

▼Microsoftアカウントのメリット

  • パスワードリセットが容易: パスワードを忘れても、別のPCやスマホからMicrosoftのサイトにアクセスし、登録した別のメールアドレスや電話番号を使って簡単にリセットできます。
  • 強力な同期機能: OneDrive(クラウドストレージ)と標準で連携し、ドキュメントや写真などを自動でバックアップ・同期できます。
  • デバイス間同期: 複数のWindows PC間で、デスクトップの壁紙、テーマ、Edgeブラウザのお気に入り、パスワードなどの設定を同期できます。
  • 全機能の利用: Microsoft Storeの全機能や、Xbox関連サービスなどをシームレスに利用できます。

 

▼Microsoftアカウントのデメリット

  • プライバシーの懸念: メールアドレスや利用状況がMicrosoftのサーバーと常に紐付きます。
  • ネット接続の要求: アカウントの作成時や、一部機能の利用時にインターネット接続が必要です。

 

どちらを選ぶべき?家族共用の「ユーザー追加」シナリオ別比較

では、「windows11 ユーザー追加」をしたいあなたは、どちらを選ぶべきでしょうか。

 

この記事のテーマは「windows11 ローカルアカウント 作成」ですが、あえてシナリオ別に最適な選択肢を考えてみましょう。

 

▼シナリオ1:小学生・中学生の子供に使わせる場合

  • 最適解:Microsoftアカウント(ファミリーセーフティ機能)
  • 理由: Microsoftアカウントを作成し、「ファミリーグループ」として設定することで、親のアカウントから子供のPC利用時間を制限したり、閲覧するWebサイトをフィルタリングしたり、不適切なアプリの利用をブロックしたりする「ファミリーセーフティ機能」が使えます。
  • これは、ローカルアカウントにはない決定的なメリットです。

 

▼シナリオ2:同居の家族(大人・大学生など)が各自で使う場合

  • 最適解:各自のMicrosoftアカウント
  • 理由: それぞれが自分のMicrosoftアカウントでサインインすれば、各自のプライバシー(ファイル、閲覧履歴、パスワードなど)が完全に分離されます。
  • 同時に、OneDriveや設定同期のメリットも享受できるため、最も合理的です。

 

▼シナリオ3:一時的なゲスト(来客)に使わせる場合

  • 最適解:ローカルアカウント(パスワードなし or 簡単)
  • 理由: 一時的にネット閲覧や簡単な作業をしてもらうだけなら、わざわざMicrosoftアカウントを作成する必要はありません。
  • Guest などの名前でローカルアカウントを作成し、使い終わったら削除するのが最も簡単です。

 

▼シナリオ4:PCの管理やテスト用、ネットに繋がない用途の場合

  • 最適解:ローカルアカウント
  • 理由: PCのシステム管理者が動作検証用に使うサブアカウントや、インターネットに極力接続させずに特定の作業だけを行わせたい場合などは、クラウドと連携しないローカルアカウントが最適です。

 

▼シナリオ5:「とにかくMicrosoftに情報を渡したくない」家族共用の場合

  • 最適解:ローカルアカウント
  • 理由: プライバシーを最優先し、Microsoftのサービスを利用しない(あるいは限定的に利用する)と決めている場合は、「windows11 ローカルアカウント 作成」が唯一の選択肢となります。

 

あなたの利用目的に合わせて、最適なアカウントを選んでくださいね。
「シナリオ3, 4, 5」に当てはまる方は、このまま読み進めてローカルアカウントの作成手順に進みましょう!

 

 

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方法1:「設定」アプリからローカルアカウントを追加作成する(初心者向け・標準)

 

ここからが本番です!
まずは、Windows 11の「設定」アプリ(歯車アイコン)から、「windows11 ユーザー追加」を行う、最も標準的(しかし分かりにくい…)な手順を解説しますね。

 

(重要!)

この手順の途中で、Microsoftが「ローカルアカウントを作成させない」ためのトラップがいくつも仕掛けられています😱

焦らず、本記事の解説通りに進めてくださいね!

 

ステップ1:Windows 11の「設定」を開き「アカウント」へ進む

最初に、Windows 11の「設定」画面を開きます。

 

  1. デスクトップ画面左下の「スタートボタン」(Windowsロゴ)をクリックします。
  2. 表示されたメニューから「設定」(歯車アイコン)をクリックします。
    (または、キーボードの Windowsキー + Iキー を同時に押すことでも、「設定」を直接開くことができます)
  3. 「設定」ウィンドウが開いたら、左側のメニュー一覧から「アカウント」をクリックします。

 

ステップ2:「家族とその他のユーザー」を選択する

「アカウント」の設定画面が表示されます。

 

  1. 画面を少し下にスクロールさせます。
  2. 「アカウントの設定」というグループの中に、「家族とその他のユーザー」という項目がありますので、これをクリックします。
    (Windows 11のバージョンによっては、「家族」と「その他のユーザー」が別々の項目になっている場合もあります。その場合は「その他のユーザー」をクリックしてください)

 

ステップ3:「アカウントの追加」ボタンをクリックする

「家族とその他のユーザー」画面が開きます。
ここに、現在このPCに登録されているユーザーの一覧が表示されます。

 

  1. 「その他のユーザー」というセクション(または「ユーザーの追加」セクション)を見つけます。
  2. そこにある「アカウントの追加」という青いボタン(または「+」ボタン)をクリックします。

 

ステップ4:【最難関】Microsoftアカウントの入力を回避する

「アカウントの追加」ボタンを押すと、「このユーザーはどのようにサインインしますか?」という、Microsoftアカウントへのサインインを促す青い全画面(またはウィンドウ)が表示されます。

 

ここが最大のトラップです。

 

windows11 ローカルアカウント 作成」を行うには、ここでの誘導を巧みに回避する必要があります。

 

絶対に、メールアドレスや電話番号を入力してはいけません。

 

▼回避手順 A(ネットに接続している場合)

  1. 「このユーザーはどのようにサインインしますか?」の画面で、メールアドレス入力欄などはすべて無視します。
  2. 目立たないように配置されている「このユーザーのサインイン情報がありません」という青い文字のリンクを探し、クリックします。
    (このリンクの文言は、Windowsのアップデートによって微妙に変わることがあります)
  3. すると、今度は「アカウントを作成しましょう」という画面に切り替わります。
  4. ここでも「新しいメールアドレスを取得」などの誘導が表示されますが、これも罠です。
    絶対にメールアドレスの作成を始めないでください。
  5. さらに目立たないように配置されている「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」という青い文字のリンクを探し、クリックします。

 

この2段階の回避策を突破して、初めて「windows11 ローカルアカウント 作成」の画面(ステップ5)に進むことができます。

 

▼回避手順 B(ネットに接続していない場合:【裏ワザ】)
もし、回避手順Aの「リンク自体が見つからない」あるいは「どうしてもMicrosoftアカウントの作成を強制される」場合は、最も確実な裏ワザがあります。

 

それは、PCのインターネット接続を一時的に物理的に切断することです。

 

  1. いったん、すべての設定ウィンドウを閉じます。
  2. LANケーブルをPCから抜きます。
  3. Wi-Fi(無線LAN)をオフにします。 (タスクバー右端のネットワークアイコンをクリックし、Wi-Fiのスイッチをオフにする)
  4. インターネットに接続されていない状態(オフライン状態)になったことを確認します。
  5. この状態で、もう一度「ステップ1」から「ステップ3」の「アカウントの追加」ボタンをクリックします。

 

PCがオフラインであることを検知すると、WindowsはMicrosoftアカウントへのサインインを諦め、最初から「この PC のユーザーを作成します」(ステップ5)の画面を表示することがあります。

 

windows11 ユーザー追加」がうまくいかない時は、まず「ネット切断」を試すのが鉄則ですよ!💡

 

ステップ5:ローカルアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を設定する

ステップ4の難関を突破すると、「この PC のユーザーを作成します」という、ようやく目的の画面が表示されます。
windows11 ローカルアカウント 作成」は目前です!

 

  1. 「この PC を使うのはだれですか?」
    • ここに追加したいユーザーの名前(ユーザー名)を入力します。
    • 例:「Taro」「Family」「Guest」など。
    • (推奨) 日本語(例:「太郎」)も設定可能ですが、後々コマンド操作やシステム管理を行う際に不具合が出ることが稀にあります。可能な限り「半角英数字」で設定することをお勧めします。
  2. 「パスワード」
    • そのユーザーがサインインする時に使うパスワードを入力します。
    • (注意) もし、パスワードを設定したくない(パスワードなしのアカウントにしたい)場合は、この欄と次の確認入力欄を両方とも「空欄」のままにします。
    • ただし、パスワードなしのアカウントは、誰でもPCにサインインできてしまうため、セキュリティ上非常に危険です。家族(特に子供)が使う場合でも、簡単なパスワード(例:誕生日やペットの名前など、忘れないもの)を設定することを強く推奨します。
  3. 「パスワードの確認入力」
    • 上記で入力したパスワードを、間違いがないか確認のため、もう一度まったく同じように入力します。
    • (パスワードなしにする場合は、ここも空欄のままにします)

 

ステップ6:パスワードリセット用の「セキュリティの質問」を設定する

パスワードを入力した場合(空欄にしなかった場合)、次に「パスワードを忘れた場合に備えて」という画面が表示されます。

 

これは、ローカルアカウントのパスワードを忘れてしまった時に、本人確認を行うための「セキュリティの質問」を設定する画面です。
Windows 11では、この設定が必須となりました。

 

  • 質問 1:プルダウンメニューから好きな質問(例:「子供の頃のニックネームは?」)を選び、その下の「回答」欄に答えを入力します。
  • 質問 2:同様に、別の質問を選び、答えを入力します。
  • 質問 3:同様に、3つ目の質問を選び、答えを入力します。

 

(超重要!)
ここで設定した3つの質問と回答は、ローカルアカウントのパスワードを忘れた時の唯一の命綱です。

 

Microsoftアカウントのように、別のメールアドレスにリセット用リンクを送る、といったことは一切できません。

 

この3つの回答を忘れてしまうと、パスワードリセットができなくなり、最悪の場合、そのアカウントでPCに二度とサインインできなくなります。

 

必ず、設定した質問と回答のペアを、別の場所(スマホのメモ帳、紙の手帳など)に正確に控えて、安全な場所に保管してくださいね!

 

ステップ7:「次へ」をクリックして作成完了

3つのセキュリティの質問(またはパスワードなしの場合はステップ5)の設定が完了したら、「次へ」ボタンをクリックします。

 

元の「家族とその他のユーザー」の画面に戻ります。
「その他のユーザー」の一覧に、今しがた作成した新しいユーザー名(例:「Taro」)と「ローカル アカウント」という文字が表示されていれば、「windows11 ユーザー追加」は無事に完了です!🎉✨

 

お疲れ様でした。

 

 

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方法2:「コマンドプロンプト」または「PowerShell」でローカルアカウントを追加作成する(上級者向け)

 

「設定」アプリからの「windows11 アカウント追加」手順(方法1)は、Microsoftのトラップを回避する必要があり、すっごく面倒でしたよね😫

 

もし、あなたがPCの操作に少し慣れているなら、あるいは「黒い画面」に抵抗がないなら、コマンドプロンプト(CUI)を使った方が、圧倒的に速く、確実にローカルアカウントを作成できます!

 

net user というコマンド(命令文)一行だけで、ユーザー名とパスワードを直接指定して作成できるため、ステップ4のようなMicrosoftの誘導画面に悩まされることは一切ありません。

 

なぜコマンド(CUI)でユーザー追加するのか?

メリット1:最速・確実

  • 「設定」画面を何度もクリックして進む必要がありません。
  • Microsoftアカウントの入力を回避する手順も一切不要です。

メリット2:自動化・一括作成

  • 例えば、一度に5人のユーザーを追加したい場合、コマンドを5行書いたファイル(バッチファイル)を実行するだけで、一瞬で作成が完了します。

デメリット:操作ミス

  • コマンドのスペルを1文字でも間違えると、エラーになるか、意図しない動作をする可能性があります。
  • 「黒い画面」に対する心理的なハードルがあります。

 

ここでは、「コマンドプロンプト」または「PowerShell(Windows 11の標準)」を使った手順を解説します。どちらを使っても実行するコマンドは同じですよ。

 

ステップ1:コマンドプロンプト(またはPowerShell)を「管理者として実行」する

windows11 アカウント追加」のようなシステム変更を伴うコマンドは、「管理者」権限で実行する必要があります。

 

  1. デスクトップ画面左下の「スタートボタン」(Windowsロゴ)を右クリックします。
    (または、キーボードの Windowsキー + Xキー を同時に押します)
  2. 表示されたコンテキストメニューから、「Windows ターミナル (管理者)」または「コマンドプロンプト (管理者)」「PowerShell (管理者)」のいずれかを選択します。
    (表示される名前はWindowsのバージョンによって異なりますが、「(管理者)」と付いているものを選べばOKです)
  3. 「ユーザー アカウント制御(UAC)」のウィンドウが表示され、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と尋ねられます。
  4. はい」をクリックします。
  5. 管理者権限の「黒い画面」(または青い画面)が起動します。

 

ステップ2:ユーザーを追加するコマンド「net user」を実行する

windows11 ローカルアカウント 作成」のための基本コマンドは、以下の構文(書き方)になります。

 

net user [ユーザー名] [パスワード] /add

 

これを、あなたの追加したいユーザー名とパスワードに置き換えて入力し、Enterキー を押すだけです。

 

具体的なコマンド入力例(パスワードあり)

例えば、「Taro」というユーザー名で、パスワードを「P@ssword123」に設定したい場合は、以下のように入力します。

 

net user Taro P@ssword123 /add

 

(重要:ユーザー名やパスワードに空白(スペース)が含まれる場合)
もし、「Taro Tanaka」のようにユーザー名に空白を含めたい場合や、「My Pass 123」のようにパスワードに空白を含めたい場合は、必ず「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。

 

net user "Taro Tanaka" "My Pass 123" /add

 

(ただし、ユーザー名に空白を含めることは、方法1で述べた理由と同様に非推奨です)

 

コマンドを入力して Enterキー を押すと、数秒(または一瞬)で処理が完了し、
コマンドは正常に終了しました。
と表示されれば、「windows11 ユーザー追加」は成功です。

 

具体的なコマンド入力例(パスワードなし)

もし、セキュリティリスクを承知の上で、パスワードなしのアカウントを作成したい場合は、パスワード部分を ""(空のダブルクォーテーション)にします。

 

例:「Guest」というユーザー名で、パスワードなしに設定したい場合

net user Guest "" /add

 

(この場合も コマンドは正常に終了しました。 と表示されます)

 

(推奨)パスワードを後から設定させる方法

コマンド入力時にパスワードを直接指定する(例:P@ssword123)と、画面上にパスワードが丸見えになってしまい、セキュリティ上好ましくありません(背後から覗き見されるリスクなど)。

 

より安全な方法は、パスワード部分に「」(アスタリスク)を指定することです。

 

net user Jiro * /add

 

このように入力して Enterキー を押すと、
ユーザーのパスワードを入力してください:
と表示され、パスワードの入力を求められます。

 

ここでパスワードを入力しても、画面上には何も表示されません****** のような文字も表示されません)が、入力は受け付けられています。

 

パスワードを入力し終わったら Enterキー を押します。
次に、
確認のためにパスワードを再入力してください:
と表示されるので、もう一度同じパスワードを入力して Enterキー を押します。

 

コマンドは正常に終了しました。 と表示されれば完了です。
この方法なら、画面上にパスワードの履歴が残らないため、より安全ですよ。

 

(ちなみに、この対話形式でパスワードを2回とも何も入力せずに Enterキー を押すと、パスワードなしのアカウントが作成できます)

 

ステップ3:作成したアカウントの確認

コマンドで「windows11 アカウント追加」が本当に成功したか確認してみましょう。

 

net user

 

とだけ入力して Enterキー を押します。
すると、このPCに登録されている全ユーザーの一覧が ---- の線の下に表示されます。
その一覧に、先ほど追加したユーザー名(例:「Taro」や「Jiro」)が含まれていることを確認してください。

 

また、
net user [ユーザー名]
(例:net user Taro
と入力して Enterキー を押すと、そのユーザーの詳細情報(フルネーム、所属グループ、アカウントの有効期限など)を確認することができます。

 

コマンドで作成したアカウントの初回サインイン時の注意点

コマンド net user で作成したアカウントは、「設定」アプリ(方法1)で作成したアカウントと1点だけ大きな違いがあります。

 

それは、「セキュリティの質問」が設定されていないことです。

 

そのため、このアカウントでサインインし、後から「設定」アプリでパスワードを変更しようとすると、「セキュリティの質問」の再設定を求められる場合があります。

 

また、どの方法で作成したアカウントでも、初回サインイン時には「こんにちは」から始まるWindows 11の初期セットアップ(プライバシー設定の確認など)が数分間実行されます。これは正常な動作ですので、安心してくださいね。

 

 

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方法3:「コンピューターの管理」からローカルアカウントを追加作成する(Windows 11 Pro向け)

 

windows11 ローカルアカウント 作成」には、もう一つ、古くからPCを管理している人にはお馴染みの方法があります。
それは「コンピューターの管理」ツール(lusrmgr.msc)を使う方法です。

 

ただし、この方法はWindows 11 Pro / Enterprise / Education エディションでのみ利用可能です。

 

ほとんどの家庭用PCにプリインストールされている Windows 11 Home エディションでは、この機能は搭載されていないため、実行できません。
(Homeエディションの方は、方法1または方法2をご利用ください)

 

Proエディション以上をお使いの方は、この方法がグラフィカル(GUI)な操作でありながら、Microsoftアカウントの誘導を一切受けずに済むため、最も快適かもしれません。

 

ステップ1:「コンピューターの管理」を開く

  1. スタートボタン(Windowsロゴ)を右クリックします。
  2. メニューから「コンピューターの管理」を選択します。
    (または、「ファイル名を指定して実行」(Winキー + Rキー)を開き、compmgmt.msc と入力して Enterキー を押します)

 

ステップ2:「ローカル ユーザーとグループ」に移動する

「コンピューターの管理」ウィンドウが開きます。

 

  1. 左側のツリー(階層メニュー)から、「システム ツール」を展開します。
  2. その中にある「ローカル ユーザーとグループ」を展開します。
    (Homeエディションの場合、この「ローカル ユーザーとグループ」という項目自体が存在しません)
  3. ユーザー」フォルダをクリックします。

 

すると、中央のウィンドウに、現在PCに登録されているユーザーの一覧(Administrator, Guest, defaultuser など、システムが使うアカウントも含む)が表示されます。

 

ステップ3:「新しいユーザー」を作成する

  1. 中央のウィンドウの、ユーザー名が並んでいる一覧の何もないところ(空白部分)を右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「新しいユーザー…」を選択します。

 

ステップ4:「新しいユーザー」ダイアログボックスに必要な情報を入力する

「新しいユーザー」という小さなダイアログボックス(入力ウィンドウ)が表示されます。
ここに、「windows11 アカウント追加」に必要な情報を入力していきます。

 

  • ユーザー名 (U): (必須)
    アカウント名(サインインに使う名前)を入力します。
    例:「Saburo」
  • フル ネーム (F): (任意)
    表示用の名前(フルネーム)を入力します。空欄でも構いません。
  • 説明 (D): (任意)
    そのアカウントのメモ(例:「三男用」「テスト用」など)を入力します。空欄でも構いません。
  • パスワード (P): (必須)
    パスワードを入力します。
    注意! 方法1と異なり、この画面ではパスワードなし(空欄)での作成が許可されません。必ず何らかのパスワードを設定する必要があります。パスワードなしにしたい場合は、作成後に別途変更作業が必要です)
  • パスワードの確認入力 (C): (必須)
    上記と同じパスワードを再入力します。

 

次に、その下にあるチェックボックスが非常に重要です。

 

  • [✓] ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要
    • (推奨:チェックを外す)
    • ここにチェックが入ったままだと、Saburoさんが初めてサインインした時に、強制的にパスワードの変更を求められます。
    • 家族共用PCで、親がパスワードを設定・管理する場合は、必ずこのチェックを外してください
  • [ ] ユーザーはパスワードを変更できない
    • (任意)ここにチェックを入れると、Saburoさん本人が「設定」からパスワードを変更することを禁止できます。子供用アカウントなどに便利です。
  • [ ] パスワードを無期限にする
    • (推奨:チェックを入れる)
    • Windows 11 Proは、セキュリティポリシーにより「42日ごと」などのパスワード変更を強制する設定になっている場合があります。
    • 家庭内で使うローカルアカウントの場合、この強制は煩わしいだけです。ここにチェックを入れると、パスワードの有効期限がなくなり、変更を強制されなくなります。
  • [ ] アカウントを無効にする
    • (任意)一時的にこのアカウントを使えなくしたい場合にチェックを入れます。通常はチェックを入れません。

 

ステップ5:「作成」ボタンをクリックして完了

すべての入力とチェックボックスの設定が終わったら、ダイアログボックス下部の「作成」ボタンをクリックします。

 

ボタンを押しても、一見何も反応がないように見えますが、これでアカウントは作成されています。(続けて別のアカウントを作成することも可能です)

 

閉じる」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。

 

「コンピューターの管理」ウィンドウの中央、「ユーザー」の一覧に、今作成した「Saburo」が追加されていることを確認してください。

 

これで、Windows 11 Pro での「windows11 ローカルアカウント 作成」は完了です。
この方法では、「セキュリティの質問」の設定は不要ですよ(または初回サインイン時に求められます)。

 

 

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【超重要】追加したユーザーアカウントの「種類」を変更する(標準ユーザーと管理者)

 

windows11 ユーザー追加」が完了した皆様、おめでとうございます!🎉✨
しかし、まだ絶対にやるべき、非常に重要な作業が残っています。

 

それは、作成したアカウントの「種類(権限)」を確認し、適切に変更することです。

 

Windows 11のユーザーアカウントには、大きく分けて2つの権限レベルがあります。

 

  • 管理者 (Administrator)
  • 標準ユーザー (Standard User)

 

windows11 ローカルアカウント 作成」を行った直後、そのアカウントはデフォルト(初期設定)で「標準ユーザー」になっています。(※一部の古い手順や特殊な操作を除く)

 

この2つの違いを理解し、適切に設定することは、PCを安全に使う(特に家族や子供に渡す)上で、パスワード設定よりも重要と言っても過言ではありません。

 

「管理者」と「標準ユーザー」の違いを理解する

この2つの権限の違いは、そのPCに対して「何でもできるか」「制限されたことしかできないか」です。

 

権限の種類 できること できないこと(管理者権限が必要) 推奨される使い方
管理者 (Administrator) PCの全設定変更、アプリのインストール/アンインストール、他のユーザーの管理、システムファイルの変更 ほぼなし PCの所有者、管理を行う人(通常はPCセットアップしたあなた)
標準ユーザー (Standard User) 自分のファイルの作成・編集、許可されたアプリの実行、自分のデスクトップ壁紙などの設定変更 システム全体の設定変更新しいアプリのインストール他のユーザーのファイルへのアクセス 家族、子供、ゲスト(日常利用はすべてこれ)

 

なぜ「標準ユーザー」が推奨されるのか?

「子供が使うアカウントだから、アプリのインストールも自由にできた方が便利だろう」と考えて、子供のアカウントを「管理者」にしてしまうのは、絶対にやめてください。

 

その最大の理由は「セキュリティ」です。

 

もし、子供が「管理者」アカウントでインターネットを閲覧中、悪意のあるWebサイト(ゲームのチートツールを装ったサイトなど)をクリックし、ウイルス(マルウェア)に感染したとします。

 

ウイルスは「管理者」権限を悪用し、PCのシステム深くに潜り込み、他のセキュリティソフトを無効化し、あなたの(親の)アカウントに保存されているファイルや、ブラウザに記憶させたクレジットカード情報まで盗み出そうとします😱

 

もし、子供が「標準ユーザー」アカウントを使っていたらどうでしょうか。

 

ウイルスがシステムを変更しようとした瞬間に、Windows 11の「ユーザー アカウント制御(UAC)」という強力な壁が立ちはだかります。

 

「システムに変更を加えようとしています。管理者のパスワードを入力してください」

 

という画面が表示されます。
「標準ユーザー」である子供は、管理者のパスワード(=あなたのパスワード)を知らないため、ここで「はい」を押すことができません。
結果として、ウイルスの活動はブロックされ、被害は子供のアカウント内(最悪でもそのユーザーのファイルまで)で食い止められ、システム全体が破壊されたり、あなたの個人情報が盗まれたりする最悪の事態を防ぐことができます🛡️

 

windows11 ユーザー追加」を行う目的が「家族共用」であるならば、あなた(PC管理者)以外のアカウントは、すべて「標準ユーザー」に設定する
これは、Windows PCを安全に共用するための絶対的なルールです!

 

アカウントの種類を確認・変更する手順

方法1, 2, 3のいずれかで作成したアカウントは、デフォルトで「標準ユーザー」になっているはずですが、念のため確認し、もし「管理者」になっていたら「標準ユーザー」に格下げする方法、あるいは意図的に「管理者」に昇格させる方法を解説します。

 

(※この操作は、現在サインインしているあなたのアカウントが「管理者」でなければ実行できません)

 

手順1:「設定」アプリから変更する(推奨)

  1. 「設定」 > 「アカウント」 > 「家族とその他のユーザー」を開きます。
  2. 種類を変更したいローカルアカウント名(例:「Taro」)をクリック(または展開)します。
  3. アカウントの種類の変更」というボタンが表示されるので、クリックします。
  4. 「アカウントの種類の変更」という小さなウィンドウが開きます。
  5. 現在の種類(例:「標準ユーザー」)が表示されているプルダウンメニューをクリックします。
  6. 管理者」または「標準ユーザー」のどちらかに変更したい方を選択します。
  7. OK」ボタンをクリックします。

 

これで権限の変更は完了です。
一覧画面で、ユーザー名の下の表示が「管理者・ローカル アカウント」または「標準ユーザー・ローカル アカウント」に変わったことを確認してくださいね。

 

手順2:「コントロールパネル」から変更する(旧来の方法)

Windows 11にも、昔ながらの「コントロールパネル」が残っています。

 

  1. スタートメニューの検索ボックスで「コントロールパネル」と入力し、開きます。
  2. 表示方法が「カテゴリ」になっている場合は、「ユーザー アカウント」をクリックし、次に「アカウントの種類の変更」をクリックします。
  3. (表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は、直接「ユーザー アカウント」をクリックし、次の画面で「別のアカウントの管理」をクリックします)
  4. PC上のユーザー一覧が表示されるので、変更したいアカウント(例:「Taro」)をクリックします。
  5. アカウントの種類の変更」というリンクをクリックします。
  6. 「標準」または「管理者」のどちらかを選択し、下部の「アカウントの種類の変更」ボタンをクリックします。

 

手順3:「コマンドプロンプト」から変更する(上級者向け)

net user コマンド(方法2)で「windows11 アカウント追加」を行った上級者のあなたは、権限の変更もコマンドで完結させたいかもしれません。

 

  1. 方法2のステップ1と同様に、「Windows ターミナル (管理者)」などを管理者として実行します。

 

▼「標準ユーザー」を「管理者」に昇格させるコマンド
Administrators(管理者)のグループに、対象のユーザーを追加します。

net localgroup Administrators [ユーザー名] /add

例:net localgroup Administrators Taro /add
(これで「Taro」さんが管理者グループの一員になりました)

 

▼「管理者」を「標準ユーザー」に降格させるコマンド
Administrators(管理者)のグループから、対象のユーザーを削除します。

net localgroup Administrators [ユーザー名] /delete

例:net localgroup Administrators Taro /delete
(これで「Taro」さんは管理者グループから外れ、自動的に「標準ユーザー」(Usersグループ)のみに所属する状態に戻ります)

 

 

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追加したローカルアカウントの管理と削除方法

 

windows11 ローカルアカウント 作成」が完了し、権限設定も終わったら、最後にそのアカウントの管理方法(サインインの切り替えや削除)について解説します。

 

アカウントのサインインと切り替え方法

新しく追加したアカウント(例:「Taro」)でサインインするには、いくつかの方法があります。

 

方法A:ロック画面から切り替える

  • PCを起動した時、または Winキー + Lキー を押してPCをロックした時の「ロック画面」を表示します。
  • 画面左下(または中央下)に、現在PCに登録されているユーザーの一覧が表示されます。
  • 「Taro」をクリックし、設定したパスワードを入力して Enterキー を押すと、「Taro」さんのデスクトップ環境でサインインできます。

 

方法B:スタートメニューから切り替える

  • 現在あなたが(管理者として)サインインしている状態で、スタートボタンをクリックします。
  • 左下にあるあなたの「アカウント名」または「アイコン」をクリックします。
  • メニューに「Taro」(追加したアカウント名)が表示されるので、それをクリックします。
  • PCは自動的にロック画面に移行し、サインインするユーザーが「Taro」さんに切り替わります。

 

(初回サインイン時の注意)
前述の通り、どの方法で作成したアカウントでも、そのユーザーで初めてサインインする時は、「こんにちは」や「準備をしています」といったメッセージが表示され、デスクトップが表示されるまでに数分間かかります。
これは、そのユーザー専用の設定ファイル(プロファイル)を作成しているためで、異常ではありません。2回目以降のサインインはすぐに完了しますよ。

 

「設定」アプリからローカルアカウントを削除する手順

家族がPCを使わなくなった、ゲスト用アカウントが不要になった、などの理由で「windows11 アカウント追加」したユーザーを削除したい場合の手順です。

 

【!!!超絶警告!!!】

アカウントを削除すると、そのユーザーがPC上に保存していた、すべてのデータ(デスクトップ、ドキュメント、ダウンロード、写真、音楽、動画フォルダの中身など)が、確認なしに、永久に削除されます。

削除操作は「ごみ箱」には入りません。元に戻すことは極めて困難です。

削除を実行する前に、そのユーザー(例:「Taro」さん)にサインインし直し、必要なファイルが残っていないか、USBメモリやOneDriveなどにバックアップが完了しているかを、必ず確認してください。

 

▼削除手順(管理者アカウントで実行)

  1. 「設定」 > 「アカウント」 > 「家族とその他のユーザー」を開きます。
  2. 削除したいローカルアカウント名(例:「Taro」)をクリック(または展開)します。
  3. 削除」というボタンが表示されるので、クリックします。
  4. 【最終確認】
    • このユーザーのアカウントとデータを削除しますか?
    • 「これにより、このユーザーのデスクトップ、ダウンロード、ドキュメント、写真、ミュージック、その他のファイルを含むすべてのデータが、この PC から削除されます。」
    • という、非常におそろしい確認ダイアログが表示されます。
  5. すべてのバックアップが完了していることを確認し、覚悟を決めたら「アカウントとデータの削除」ボタンをクリックします。
  6. 数秒後、一覧からそのユーザー名が消え、アカウントと全データがPCから完全に削除されます。

 

「コマンドプロンプト」からローカルアカウントを削除する手順

上級者向けの方法です。
こちらのコマンドは、「設定」アプリのような親切な確認ダイアログ(最終確認)が一切表示されません。

 

Enterキー を押した瞬間に、即時実行され、アカウントと全データが消し飛びます。
絶対にユーザー名を間違えないでください。

 

  1. 「Windows ターミナル (管理者)」などを管理者として実行します。
  2. 以下の削除コマンドを実行します。
    net user [ユーザー名] /delete
    例:net user Taro /delete
  3. Enterキー を押します。
  4. コマンドは正常に終了しました。 と表示されたら、削除完了です。
    (もし net user コマンドで一覧を確認しても、「Taro」はもう表示されません)

 

 

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トラブルシューティング:「windows11 ローカルアカウント 作成」ができない場合

 

ここまでの手順(特に方法1)を実行しようとして、うまくいかないケースも報告されています…😥
windows11 ローカルアカウント 作成」ができない場合の、よくある症状と対策をまとめました。

 

症状1:「このユーザーのサインイン情報がありません」のリンク自体がない(見つからない)

原因:
Windows 11のアップデート(特にHomeエディション)により、Microsoftが「windows11 ローカルアカウント 作成」の手順をさらに妨害するため、このリンクを意図的に非表示、または削除している可能性があります😱

 

対策1(最強):インターネット接続を物理的に切断する

  • 本編(方法1 ステップ4)でも解説した、最強の回避策です。
  • Wi-Fiをオフにし、LANケーブルを抜いた「オフライン状態」で、「アカウントの追加」を最初からやり直してください。
  • オフラインを検知したWindowsが、ローカルアカウント作成画面(ステップ5)を直接表示してくれる可能性が非常に高いです。

対策2(非公式):ダミーの情報を入力してエラーを誘発する

  • 「このユーザーはどのようにサインインしますか?」の画面で、絶対に実在しないダミーのMicrosoftアカウント情報(メールアドレス)を入力します。
  • 例:no@thank.youa@a.com などを入力して「次へ」
  • 「パスワード」も適当に(例:123)入力して「サインイン」
  • 当然、サインインはエラーになります(「問題が発生しました」など)。
  • このエラー画面の後に、ローカルアカウント作成画面へのリンク(例:「代わりにローカルアカウントを作成する」)が表示されることがあります。
  • (この挙動は保証されておらず、非公式な裏ワザです)

対策3(確実):コマンドプロンプト(方法2)を使う

  • GUI(設定画面)がダメなら、CUI(コマンド)を使えば確実です。
  • 方法2で解説した net user [ユーザー名] [パスワード] /add を実行してください。

 

症状2:「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」のリンクがない

原因:
症状1と同じく、MicrosoftによるUI変更(嫌がらせ)の可能性が高いです。

 

対策:
症状1の対策1(ネット切断)または対策3(コマンドプロンプト)を実行してください。

 

症状3:コマンドプロンプトで「システム エラー 5 が発生しました。アクセスが拒否されました。」と表示される

原因:
windows11 アカウント追加」を行うための管理者権限がありません。
コマンドプロンプト(またはPowerShell)を、「(管理者)」と付いていない、通常モードで起動してしまっています。

 

対策:
開いている黒い画面を(exitと入力してEnterするか、×ボタンで)閉じます。
方法2のステップ1の手順(スタートボタンを右クリック)に従って、必ず「Windows ターミナル (管理者)」など、「(管理者)」と付いている方を選び直してください。

 

症状4:コマンドプロンプトで「ユーザー名が無効です」または「パスワードが要件を満たしていません」

原因1(ユーザー名):
windows11 ローカルアカウント 作成」で使えない特殊文字(例:/ \ [ ] : ; | = , + * ? < > など)をユーザー名に使おうとしています。

 

対策1:
ユーザー名は、半角英数字、ハイフン (-)、アンダースコア (_) のみで構成することを推奨します。

 

原因2(パスワード):
あなたのPCが、会社や学校のネットワークに接続されていたり、Proエディションで高度なセキュリティポリシーが設定されていたりする場合。
「パスワードは8文字以上、大文字・小文字・数字・記号をすべて含むこと」といった複雑なパスワード要件が強制されているPCで、簡単なパスワード(例:123)や、パスワードなし("")を設定しようとしたため、ポリシー違反として拒否されています。

 

対策2:
そのPCのセキュリティポリシーに従った、複雑なパスワード(例:P@ssword123)を設定してください。
(家庭用のPCでこのエラーが出ることは稀です)

 

症状5:Windows 11 Homeエディションで「コンピューターの管理」が見つからない(lusrmgr.msc が実行できない)

原因:
仕様です。
前述の通り、Windows 11 Home エディションには、「ローカル ユーザーとグループ」(lusrmgr.msc)の管理機能が搭載されていません。

 

対策:
諦めてください…😫
windows11 ユーザー追加」を行うには、方法1(設定アプリ)または方法2(コマンドプロンプト)のどちらかを利用してください。

 

症状6:ローカルアカウントでMicrosoft Storeアプリが使えない(またはインストールできない)

原因:
windows11 ローカルアカウント 作成」のデメリットの一つです。
Microsoft Store(アプリストア)自体は開けますが、新しいアプリ(特に有料アプリや、OneDriveなどのMicrosoftサービスと連携するアプリ)をダウンロード・インストールしようとすると、Microsoftアカウントでのサインインを求められます。

 

対策:
PCへのサインイン(Windowsサインイン)はローカルアカウントのままで、Microsoft Storeアプリを利用する時だけ、アプリ内でMicrosoftアカウントにサインインします。

 

Storeアプリ右上の人型アイコンから、あなたのMicrosoftアカウント(または家族のMicrosoftアカウント)でサインインしてください。

 

途中で「このPCのすべての場所でこのアカウントを使用する」といった選択肢が表示された場合は、「このアプリのみ」(または「Microsoft アプリのみ」)を選択すると、PC自体のサインインがローカルアカウントのまま維持されますよ。

 

 

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まとめ

 

今回は、Windows 11で新しいユーザーアカウント(特にローカルアカウント)を追加作成する方法について、その背景から、詳細な手順、必須の権限管理、トラブルシューティングまで、徹底的に解説しました。

 

windows11 ユーザー追加」というタスクは、Microsoftの戦略的意図により、「windows11 ローカルアカウント 作成」の手順が意図的に分かりにくくされている、ということがお分かりいただけたかと思います。

 

しかし、PCを家族で安全に共用するため、あるいはプライバシーを守るために、ローカルアカウントが必要な場面は依然として多く存在します。

 

本記事で解説した手順の要点を、最後にもう一度まとめますね。

 

  • アカウントには2種類ある: クラウド連携の「Microsoftアカウント」と、PC内完結の「ローカルアカウント」。
  • Homeエディションの罠: 「設定」アプリ(方法1)からローカルアカウントを作るには、「サインイン情報がありません」→「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」という2段階の隠しリンクを見つける必要がある。
  • 最強の裏ワザ: 方法1がうまくいかない時は、PCのネット接続(Wi-FiやLANケーブル)を切断してから再試行する。
  • 最速・確実な方法: 上級者(または面倒なのが嫌いな人)は、「コマンドプロンプト(管理者)」(方法2)で net user [ユーザー名] [パスワード] /add と実行するのが最速・確実。
  • Proエディション限定: Windows 11 Proなら、「コンピューターの管理」(方法3)から誘導なしで作成可能。
  • 【最重要】権限の管理:windows11 アカウント追加」が完了したら、必ず「アカウントの種類の変更」を確認する。あなた(管理者)以外のアカウントは、セキュリティのために絶対に「標準ユーザー」に設定する。
  • 【警告】削除は慎重に: アカウントを削除すると、そのユーザーの全データ(ドキュメント、写真など)が復元不可能な形で削除されるため、バックアップを必ず確認する。

 

キーボードが反応しないトラブル(前回の記事のテーマ)も焦っちゃいますが、ユーザーアカウントの管理は、PC内の大切な「情報」や「プライバシー」に直結する、さらに重要な操作です。

 

この記事が、Windows 11での「windows11 アカウント追加」に悩むあなたの助けとなり、より安全で快適なPC共用環境を構築するための一助となれば幸いです!💪✨

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