「Windows 11で開発したいけど、やっぱりLinux環境が必要だ…」 「VMWareとかVirtualBoxのセットアップって、重いし正直めんどくさい…!」
ある日突然、あなたのWindows 11 PCでの開発環境構築に悩んで、スマホで慌てて「windows11 wsl」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
もしかして、「windows11 linux デュアルブート」なんていう複雑なパーティション設定を考えて、もう途方に暮れていたり…? それとも、従来の仮想マシンが重すぎて、コーディング作業がまったく進まない!ってイライラしていませんか…?
わかります、わかります!私も全く同じ経験があります。 環境構築だけで一日が終わっちゃうし、「もっとカンタンにできないの…?」「WindowsとLinux、シームレスに行き来したい!」って、もうパニックになっちゃいますよね😥
でも、大丈夫です!
そのお悩み、よーくわかります。でも、もうVMWareやデュアルブートで悩むのは、絶対に終わりにしましょう!
Windows 11には、「WSL2 (Windows Subsystem for Linux 2)」っていう、とんでもなく強力な機能が標準で搭載されているんです。これまでの方法とは比較にならないほど、簡単かつ高速に、本格的なLinux環境が手に入っちゃうんですよ😲
この記事は、そんな「開発環境ジレンマ」に陥ってしまったあなたを救うための、最も簡単な「WSL2」導入手順をステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🕵️♀️✨
WSL2の概要から、代表的な「Ubuntu」のセットアップ、VS Codeとの神連携、さらにはGUIアプリの実行まで。 私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰
Windows 11におけるWSL2って、一体なに?
まず、WSL2が「従来の仮想マシンと何が違うのか」、そのスゴさを正確に理解しておきましょう!
WSL (Windows Subsystem for Linux) の概要
WSLっていうのは、Windows 11(や10)の上で、Linuxのプログラム(専門用語でいうELF64形式のバイナリ実行ファイル)を、そのままネイティブで動かすための互換レイヤーのことなんです。
すっごくカンタンに言っちゃえば、「Windowsの中で、直接Linuxのコマンドやアプリを動かすための仕組み」ですね。
これがどれだけスゴイことかというと、私たち開発者が使い慣れたLinuxのツール(bashとかgrep、sed、awk)や、プログラミング言語環境(Python, Ruby, Node.js)、さらにはサーバーソフト(Apache, Nginx)なんかを、Windows OSから離れることなく、シームレスに利用できちゃうってことなんです!
最初は「WSL1」っていう名前で登場したんですが、その後、仕組み(アーキテクチャ)をガラッと見直した「WSL2」が登場しました。 Windows 11では、このWSL2が標準になって、便利さとパフォーマンスがもう飛躍的に向上してるんですよ!
WSL1とWSL2の決定的な違い(なぜWSL2を選ぶべきか)
WSL1とWSL2って、名前は似てますけど、根本的な動作原理がまったく違うんです。
▼WSL1の仕組み WSL1は、Linuxからの命令(システムコール)を、Windowsカーネルの命令に「翻訳」することで動作していました。 だから起動は速かったんですけど、すべての命令を完璧に翻訳できるわけじゃなくて、特にファイルの読み書き(I/O)パフォーマンスが遅かったり、完全な互換性(例えばDockerが動かないとか)に大きな課題があったんですね…。
▼WSL2の仕組み それに対してWSL2は、軽量な仮想マシン(VM)技術(Hyper-Vのサブセット機能)を使って、「完全なLinuxカーネル」をWindows上で直接実行するんです!
これにより、システムコールの完全な互換性(ほぼ100%!)が保証されて、特にファイルシステムのパフォーマンスが劇的に向上しました💪 Windows 11で「windows11 wsl」を導入するなら、もう特別な理由がない限り、WSL2一択!と強く推奨されます。
両者の主な違いを、ちょっと表にまとめてみますね。
| 比較項目 | WSL1 | WSL2 | 
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Linuxシステムコールの翻訳レイヤー | 軽量VM内の完全なLinuxカーネル | 
| Linuxカーネル | なし(Windows NTカーネルを使用) | Microsoftが提供する最適化されたLinuxカーネル | 
| システムコール互換性 | 一部非互換あり | ほぼ100%互換 | 
| ファイルI/O性能 | Linux内のI/Oは低速 | 非常に高速(Gitクローン、npm install等) | 
| 起動速度 | 非常に高速(数秒) | 高速(WSL1よりわずかに遅いが、数秒レベル) | 
| ネットワーク | WindowsとIPアドレスを共有 | 独自の仮想ネットワーク(NAT)を使用 | 
| Docker互換性 | 制限あり(動作しない) | 完全対応(Docker Desktopの推奨バックエンド) | 
この表からも、もうわかりますよね。 特に開発用途(たくさんのファイルを扱うGit操作、パッケージ管理、Dockerコンテナの実行とか)において、WSL2の優位性は圧倒的なんです!
WSL2と従来の仮想マシン(VMWare, VirtualBox)やデュアルブートとの違い
「windows11 linux 仮想環境」を作る方法として、WSL2以外にもVMWareやVirtualBox、あるいはデュアルブートっていう選択肢もありますよね。 WSL2がこれらとどう違うのか、そのメリットを解説しますね。
▼パフォーマンスとリソース消費 VMWare Workstation PlayerやOracle VirtualBoxみたいな従来の仮想マシンって、Windows OSの上で、さらに「完全なゲストOS(Linux)」を丸ごと起動させる必要がありました。 だから、起動に時間がかかるし、メモリやCPUもすっごく大量に消費するのが当たり前でしたよね…。
WSL2も仮想化技術を使ってるんですが、Windowsに深く統合された「軽量VM」なので、必要なリソースだけを動的に割り当ててくれるんです。 これにより、従来のVMよりもはるかに高速に起動して(多くの場合、数秒以内!)、使ってない時のリソース消費もすっごく少ないのが特徴なんですよ🥰
▼Windowsとのシームレスな統合 WSL2の最大の利点は、なんといってもWindowsとの「統合感」です!
- ファイルアクセス: WindowsのエクスプローラーからLinuxのファイル(
\wsl$)にカンタンにアクセスできるし、逆にLinuxのシェルからWindowsのファイル(/mnt/c/とか)にもアクセスできます。 - コマンド実行: Windowsのコマンドプロンプトから 
wsl [linux_command]ってLinuxコマンドを実行したり、逆にLinuxシェルからpowershell.exeってWindowsのコマンドを実行したりできます。 - ネットワーク: Windows側で起動しているサーバー(例:localhost:3000)へのアクセスがとってもカンタンになりました。
 - クリップボード: WindowsとWSL (Linux) 間で、クリップボードはシームレスに共有されます!(これ、地味に超便利!)
 
これらの統合機能のおかげで、まるでWindowsのネイティブ機能の一部みたいに、Linux環境を利用できちゃうんです。
▼「windows11 linux デュアルブート」が不要になる理由 「windows11 linux デュアルブート」は、1台のPCにWindowsとLinuxの2つのOSを入れて、起動時にどっちを使うか選ぶ方法ですよね。 この方法の最大の欠点は、OSを切り替えるために、いちいちPCを再起動しないといけないこと…。 Windowsで作業しつつ、「あ、ちょっとLinuxでビルド作業したいな」って思った時に、すっごく手間がかかってました。 それに、パーティション設定が複雑で、失敗するとデータを失うリスクも高かったですよね😥
WSL2なら、Windows 11を起動したまま、いつでも瞬時にLinux環境を呼び出せます! WindowsのアプリとLinuxのアプリを同時に起動して、連携させることだって可能なんです。 よっぽど特殊な要件(特定のハードウェアをLinuxで直接制御したい!とか)がない限り、開発目的で「windows11 linux デュアルブート」を選択する理由は、WSL2の登場によって、ほぼなくなっちゃいました。
WSL2インストールの前提条件(システム要件)
Windows 11にWSL2をインストールするために必要なシステム要件を確認しておきましょう。 ほとんどの最新のWindows 11 PCなら、もうすでに満たしてるはずですが、古いPCからアップグレードした場合なんかは確認が必要です。
▼Windows 11のバージョン確認 WSL2は、Windows 11のすべてのエディション(Home, Pro, Enterpriseなど)でサポートされています。 この記事で紹介する、すっごくカンタンなインストールコマンド(wsl --install)を使うためにも、Windows Updateを適用して、OSを最新の状態にしておくことをオススメします!
▼「仮想マシンプラットフォーム」の有効化(Hyper-V) WSL2は、Windowsの「仮想マシンプラットフォーム」っていう機能に依存しています。(これはHyper-Vのコアコンポーネントの一部です) 昔はWindows 11 HomeエディションだとHyper-Vが使えなかったんですけど、WSL2に必要なこの機能は、Homeエディションでも利用可能になってるので安心してくださいね🥰 (後で説明する wsl --install コマンドを実行すると、この機能は自動的に有効化されます)
▼BIOS/UEFIでの仮想化支援機能(Intel VT-x / AMD-V)の有効化 WSL2が依存する「仮想マシンプラットフォーム」は、CPUのハードウェア仮想化支援機能(Intel VT-xやAMD-Vとか)を必要とします。 最近のPCなら、ほぼデフォルトで有効(Enabled)になってますが、もしWSLのインストールや起動でエラーが出ちゃう場合は、PC起動時のBIOS/UEFI設定画面(PC起動時にDeleteキーやF2キーを連打するアレです)で、この項目(「Virtualization Technology」や「SVM Mode」とか呼ばれてることが多いです)が「Enabled」になってるか、確認してみてください。
Windows 11にWSL2とUbuntuをインストールする最も簡単な手順
お待たせしました!それでは、実際に「windows11 wsl」をインストールしていきましょう。 今のWindows 11なら、本当に驚くほどカンタンなコマンド一つで、WSL2の有効化と、デフォルトのLinux(Ubuntu)のインストールが全部終わっちゃいますよ!
1. コマンドプロンプトまたはPowerShellを「管理者として実行」
まず、WSLのインストールやシステム設定の変更に必要な「管理者権限」で、シェルを起動します。
スタートメニューで「cmd」または「PowerShell」と検索して、表示されたアイコンを右クリックして、「管理者として実行」を選んでください。
2. 魔法のコマンド「wsl –install」の実行
開いた管理者権限のシェル(黒い画面)で、以下のコマンドを入力して、Enterキーを押すだけです!
wsl --install
たったこれだけ!😲 このコマンドが、Windows 11が必要とする以下の作業を、ぜーんぶ自動で実行してくれます。
- 「Linux 用 Windows サブシステム」機能の有効化。
 - 「仮想マシン プラットフォーム」機能の有効化。
 - 最新のLinuxカーネルのダウンロードとインストール。
 - WSL2を既定のバージョンとして設定。
 - デフォルトのLinuxディストリビューションである「Ubuntu」のダウンロードとインストール。
 
実行すると、必要なコンポーネントのダウンロードとインストールが始まるので、ちょっと待っててくださいね。
3. (オプション)インストールするLinuxディストリビューションを指定する方法
wsl --install コマンドは、何も指定しないと「Ubuntu」をインストールします。 もし他のディストリビューション(Debianとか, openSUSE, Kali Linuxとか)をインストールしたい場合や、インストールできるリストを確認したい場合は、以下のコマンドが使えます。
まず、インストール可能なディストリビューションのリストを表示してみましょう。
wsl --list --online
リストが表示されたら(例:Ubuntu-22.04, Debianとか)、--distribution(または -d)オプションを使って、インストールするディストリビューションを指定できます。
例えば、Debianをインストールしたい場合は、こんな感じですね。
wsl --install -d Debian
この記事では、一番メジャーで情報も多い「Ubuntu」がインストールされた前提で、先に進めますね!
4. PCの再起動
wsl --install コマンドによるインストールが終わると、だいたいの場合、変更を有効にするために「PCの再起動」を求められます。 メッセージに従って、Windows 11を再起動してください。
5. Ubuntuの初回起動と初期設定(ユーザー名・パスワード)
PCが再起動すると、自動的にUbuntuのセットアップターミナルが起動します。(もし起動しなかったら、スタートメニューから「Ubuntu」を探してクリックしてみてくださいね)
初回起動の時には、Linux環境の中で使う「ユーザー名」と「パスワード」を決めるように求められます。
- ユーザー名: 任意の半角英数字(例:myuser)を入力します。Windowsのユーザー名と同じじゃなくても、全然大丈夫です。
 - パスワード: Linuxの 
sudoコマンド(管理者権限での実行)とかで使うパスワードを入力します。入力中、画面には何も表示されません(*******みたいなのも出ません)が、ちゃんと入力されてるので、慌てずに! 
この設定が終わると、username@hostname:~$ みたいなプロンプト(入力待機状態)が表示されて、WSL2上のUbuntuが使える状態になります!
たったこれだけ!どうです?カンタンすぎません?🎉✨ これで「windows11 wsl」のインストールは、もう完了です!
⚠️(旧手順)手動でWSLを有効化・インストールする方法⚠️
さっきの wsl --install が一番カンタンな方法ですが、もし何かの理由で古い手順で手動インストールしたい人や、プロセスの理解を深めたい人向けに、従来の手順も(参考までに)紹介しておきますね。
- 「Linux 用 Windows サブシステム」の有効化:
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart - 「仮想マシン プラットフォーム」機能の有効化:
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart(ここでPCの再起動が必要です)
 - Linux カーネル更新プログラム パッケージのインストール:Microsoftの公式サイトから「WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ」をダウンロードして、インストーラー(wsl_update_x64.msi)を実行します。
 - WSL2 を既定のバージョンとして設定:
wsl --set-default-version 2 - Microsoft StoreからLinuxディストリビューションをインストール:最後に、Microsoft Storeアプリから「Ubuntu」とか「Debian」を検索してインストールします。
 
…どうです?やっぱり wsl --install 一発のほうが、圧倒的にラクですよね!
WSL2の基本的な使い方(Ubuntuの起動と初期設定)
WSL2 (Ubuntu) 環境をインストールしたら、基本的な使い方を覚えて、さっそく使ってみましょう!
WSL (Ubuntu) の起動と終了
WSLを起動する方法は、いくつかあります。
- スタートメニューから「Ubuntu」(またはインストールしたディストリビューション名)をクリックする。
 - Windowsターミナルやコマンドプロンプト、PowerShellで 
wslまたはubuntuと入力してEnterキーを押す。 
起動すると、Ubuntuのbashシェルが開始されます。 WSLを終了するには、bashシェルで exit コマンドを入力するか、ウィンドウを閉じるだけでOKです。
Windowsターミナルの活用(超おすすめ!)
WSL2を使うなら、「Windows ターミナル (Windows Terminal)」のインストールを、私は強く強くオススメします! Microsoft Storeから無料でインストールできますよ。
Windowsターミナルは、タブ機能やウィンドウ分割に対応していて、コマンドプロンプト、PowerShell、そしてWSL (Ubuntu) のシェルを、一つのウィンドウでシームレスに切り替えて管理できるんです! Windowsターミナルをインストールすると、新しいタブを開く時のドロップダウンメニューに「Ubuntu」が自動的に追加されて、これがもう、めちゃくちゃ便利なんですよ🥰
パッケージのアップデート(apt update / upgrade)
Ubuntu環境をインストールしたら、まず最初にやること! パッケージリストと、インストールされてるパッケージを、最新の状態にしておきましょう。 Ubuntu(やDebian系)では apt コマンドを使います。
# パッケージリストの更新 sudo apt update
インストール済みパッケージのアップグレード
sudo apt upgrade
sudo っていうのは、管理者権限でコマンドを実行するおまじないで、さっき初回設定で決めたパスワードの入力が求められますよ。
Windowsファイルシステムへのアクセス(/mnt/c)
WSL2のすっごい特徴の一つが、Windowsとのファイル共有ですよね。 WSL (Ubuntu) のシェルから、WindowsのCドライブにアクセスするには、/mnt/c/ ディレクトリに移動します。
# WindowsのCドライブのUsersディレクトリに移動する例 cd /mnt/c/Users/
Dドライブがある場合は /mnt/d/
cd /mnt/d/
ls コマンド(ファイル一覧表示)を使えば、WindowsのファイルやフォルダがLinux側からちゃんと見えてるのが確認できるはずです。
逆に、Windowsのエクスプローラーのアドレスバーに \wsl$(または \wsl.localhost)って入力すると、WSLでインストールしたディストリビューション(例:Ubuntu)のルートファイルシステムに、Windows側からアクセスできちゃいます!すごい!
LinuxからWindowsのコマンドを実行する
WSLのシェルから、Windowsの実行ファイル(.exe)を直接呼び出すことも可能です。 例えば、Linux側からWindowsのメモ帳(notepad.exe)を起動できちゃいます。
notepad.exe
この機能のおかげで、両方のOSのコマンドを組み合わせたスクリプトなんかも作れちゃうんですね。
WSL2の応用的な使い方と設定(開発効率アップ!)
基本的な使い方がわかったところで、開発効率をさらに爆上げするための、応用的な設定やツール連携を紹介しますね!
WSL2でのGUIアプリの実行(WSLg)
昔のWSLでは、LinuxのGUIアプリケーションを実行するのって、すっごく大変だったんです…。 でも、Windows 11のWSL2では、「WSLg (Windows Subsystem for Linux GUI)」っていう機能が、なんと標準で統合されました!
これにより、特別な設定は一切なしで、LinuxのGUIアプリをインストールして、実行できちゃうんです! 例えば、UbuntuにGUIのテキストエディタ「gedit」をインストールしてみましょうか。
sudo apt update sudo apt install gedit
インストールが終わったら、シェルで gedit と入力するだけ!
gedit
すると…どうです? Windowsのデスクトップ上に、普通にgeditのウィンドウが表示されますよね! これのおかげで、Linux専用の開発ツールやIDE(統合開発環境)も、Windows上でシームレスに利用できるようになったんです。
VS CodeとWSLの連携(Remote – WSL拡張機能)
現代の開発に欠かせないエディタといえば、「Visual Studio Code (VS Code)」ですよね。 このVS Code、WSL2と完璧に連携できるんです!
まず、Windows側にVS Codeをインストールしたら、VS Codeの拡張機能マーケットプレイスで「Remote – WSL」っていう拡張機能をインストールしてください。
この拡張機能を入れると、VS Codeの左下にある緑色のアイコン(リモートウィンドウを開く)をクリックして、「WSLに接続する」を選ぶことができます。 あるいは、WSLのシェル側で、プロジェクトのディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行するだけ!
code .
すると、Windows側でVS Codeが起動するんですが、その実体はなんと、WSL内のLinux環境に接続されてるんです! VS Codeのターミナルは自動的にWSLのbashシェルになって、ファイルの編集、デバッグ、Git操作のすべてを、Windowsの快適なGUIを使いながら、Linux環境上で直接実行できちゃいます。
これはもう、「windows11 wsl」を開発で利用する上で、間違いなく最強の機能の一つですよ!
Docker DesktopとWSL2バックエンドの統合
コンテナ技術の「Docker」も、WSL2と深く統合されています。 Windows用の「Docker Desktop」をインストールする時、バックエンドとしてWSL2を使用するオプションを選べます(というか、今やそれがデフォルトです)。
これにより、DockerエンジンはWSL2内の軽量VMで動作するので、従来のWindows版Docker(重いHyper-V VMを使ってました)よりも、はるかに高速かつ安定して動作するようになりました!
VS Code + Remote – WSL + Docker Desktop (WSL2-based) この組み合わせこそが、Windows 11における最新の開発環境の「鉄板構成」と言えますね💪
.wslconfigファイルによるリソース(メモリ・CPU)の管理
WSL2は賢いので、必要に応じて動的にリソースを使ってくれるんですが、時には「ちょっとメモリ使いすぎだよ!」って、使用するメモリやCPUコア数を明示的に制限したくなることもありますよね。
その場合は、Windowsのユーザーフォルダ(ふつうは C:\Users[あなたのユーザー名])に、.wslconfig っていう名前のテキストファイルを作って、設定を書き込みます。
例えば、WSL2が使う最大メモリを8GBに、CPUコア数を4コアに制限したい場合は、こんな風に書きます。
[wsl2] memory=8GB processors=4
ファイルを保存したら、PowerShellで wsl --shutdown コマンドを実行してWSLをいったん完全に停止させて、次にWSLを起動した時から、その設定が反映されますよ。
主な設定項目も載せておきますね。
| 設定項目 | 説明 | デフォルト | 
|---|---|---|
memory | 
WSL2のVMが使える最大メモリ量。 | Windowsの全メモリの50% または 8GBのいずれか少ない方。 | 
processors | 
WSL2のVMが使えるCPUコア数。 | Windowsと同じコア数。 | 
swap | 
WSL2に追加するスワップ領域のサイズ。(0でスワップなし) | メモリの25% | 
localhostForwarding | 
localhost:port でのポートフォワーディングを有効にするか。 | true | 
これらの設定を調整することで、あなたのマシンスペックに合わせた、最適なリソース配分が可能になりますよ!
ネットワーク設定とポートフォワーディング
WSL2は独自の仮想ネットワーク(NAT)を使ってるので、WSL (Linux) 側で起動したWebサーバー(例:ポート8000)に、Windows側のブラウザからアクセスするには http://localhost:8000 で接続できます。
でも、外部のネットワーク(例えば、同じLAN上の別のPCやスマホ)から、そのサーバーにアクセスさせたい!っていう場合は、Windows側でちょっと面倒な「ポートフォワーディング」設定が必要になることがあるんです…。 (管理者権限のPowerShellで、こんな感じのコマンドを実行します)
# WSL2のIPアドレスを調べる(wsl内で ip addr を実行しても良い) wsl hostname -I
(例:WSLのIPが 172.20.10.5 だった場合)
Windowsのポート8000に来た通信を、WSLのIPのポート8000に転送する
netsh interface portproxy add v4tov4 listenport=8000 listenaddress=0.0.0.0 connectport=8000 connectaddress=172.20.10.5
…ただし!この設定は結構複雑なので、開発中のローカルテストは localhost で行って、外部公開は別の手段(デプロイとか)を検討するのが、一般的かなと思います😅
WSL2に関するよくある質問(FAQ)
「windows11 wsl」を運用してると、よく遭遇する疑問やトラブルについて、お答えしますね!
WSL1からWSL2に変換(アップデート)する方法は?
「あちゃー!間違えてWSL1でインストールしちゃったかも…」 そんな時でも、大丈夫!カンタンにWSL2に変換できますよ。
まず、PowerShellで、今インストールされてるディストリビューションとバージョンを確認します。
wsl --list --verbose
 NAME STATE VERSION
Ubuntu Running 1
もし上の実行結果みたいに、VERSIONが 1 だった場合は、以下のコマンドでWSL2に変換します。
wsl --set-version Ubuntu 2
(「Ubuntu」の部分は、変換したいディストリビューションの名前に置き換えてくださいね) 変換には少し時間がかかりますけど、完了するとファイルシステムごとWSL2のアーキテクチャに移行されます!
インストールしたディストリビューションをアンインストール(リセット)したい
「環境がぐちゃぐちゃになっちゃった…クリーンな状態からやり直したい!」 そんな時は、ディストリビューションをリセット(初期化)したり、アンインストール(完全に削除)したりできます。
▼リセット(初期状態に戻す) Windowsの「設定」 > 「アプリ」 > 「インストールされているアプリ」を開いて、該当のディストリビューション(例:「Ubuntu」)を探します。 「詳細オプション」をクリックして、「リセット」ボタンを押します。 これで、インストール直後の状態(ユーザー名・パスワード未設定)に戻すことができますよ。
▼アンインストール(完全に削除) リセットと同じ画面で「アンインストール」を選ぶか、PowerShellで以下のコマンドを実行します。
wsl --unregister Ubuntu
(「Ubuntu」の部分は、削除したいディストリビューション名に置き換えてください) これでWSLから登録解除されて、関連するファイルシステムも(キレイさっぱり!)削除されます。
WSL2が起動しない・エラーが出る場合のチェックポイント
- BIOS/UEFIの仮想化支援: さっきも説明しましたけど、Intel VT-xやAMD-Vが有効になってるか、もう一度確認してみてください!
 - Windowsの機能: 「仮想マシンプラットフォーム」と「Linux 用 Windows サブシステム」が有効になってるか、「Windows の機能の有効化または無効化」パネルで確認してみてください。
 - WSLのアップデート: PowerShellで 
wsl --updateを実行して、WSLコンポーネントとカーネルを最新版に更新してみてください。 - 他の仮想化ソフトとの競合: VMWareやVirtualBoxの古いバージョンがインストールされてると、WSL2(Hyper-V)と競合することがありました…。各ソフトウェアを最新版にアップデートしてみてくださいね。
 
複数のLinuxディストリビューションを共存させることはできる?
はい、まったく問題なく可能です! Microsoft Storeから「Ubuntu」と「Debian」の両方をインストールしたり、wsl --install -d コマンドで複数のディストリビューションを追加したりできますよ。
wsl --list コマンドでインストール済みのディストリビューション一覧を確認できて、wsl -d [ディストリビューション名] で、起動するディストリビューションを指定することもできます。
まとめ:Windows 11のWSL2で、快適なLinux開発環境を手に入れよう!
この記事では、Windows 11における「windows11 wsl」のインストール手順と、開発を効率化するための実践的な使い方を、詳しく解説してきました!
WSL2を導入することで、Windows 11は、従来の仮想マシンや「windows11 linux デュアルブート」構成とは、もう比較にならないほどシームレスで強力な「windows11 linux 仮想環境」を手に入れることができます。
wsl --install コマンド一つでUbuntu環境がすぐに整って、VS CodeやDockerと連携させることで、Windowsの快適な操作性を維持したまま、Linuxベースのモダンな開発ワークフローに即座に対応できちゃいます。
もしあなたがWindows 11ユーザーで、Linuxでの開発や学習が必要なら、WSL2の導入は、もはや必須と言っても過言ではありません! ぜひ、このガイドを参考にして、快適なLinux開発環境を手に入れてくださいね!💪✨
  
  
  
  

コメント