Win11でリモートデスクトップを設定(許可)する方法。Pro版ホストへの接続と「接続できない」対処法

Win11でリモートデスクトップを設定(許可)する方法。Pro版ホストへの接続と「接続できない」対処法 パソコン

 

「あれ…?Windows 11 Pro版のはずなのに、リモートデスクトップの設定ってどこでやるの!?」 「ちゃんと設定したつもりなのに、ぜんぜん接続できないんだけど!?」

ある日突然、離れた場所からPCを操作する必要が出てきて、スマホで慌てて「windows11 リモートデスクトップ 設定」とか「windows11 リモートデスクトップ 許可」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。

もしかして、出張先から会社のPCにアクセスしようとしてるのに、エラー画面が出て途方に暮れていたり…? それとも、自宅のメインPCを別室のノートPCから操作したくて設定してるのに、「windows11 リモートデスクトップ 接続できない」っていう最悪のケースで、もうパニックになっていたり…?

 

わかります、わかります!私も「できるはず!」と思って設定し始めたら、意外とつまずくポイントが多くて焦った経験があります。 「設定が足りないの…?」「ネットワークの問題…?」って、原因がわからなくて不安になっちゃいますよね😥

でも、大丈夫ですよ!

その焦る気持ち、よーくわかります。でも、慌てて高価なリモートソフトを契約するのは、まだ待ってください!

これらの問題の多くは、Windows 11 Pro版のちょっとした設定ミスや、ネットワークの確認漏れが原因なんです。正しく手順を踏めば、必ず使えるようになりますからね😲

 

この記事は、そんな「リモートデスクトップ迷子」になってしまったあなたを救うための、安全な設定手順をステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です🕵️‍♀️✨

「ホスト側(Pro版)での設定と許可」という基本から、「クライアント側からの接続方法」、そして「接続できない!」っていう時のトラブルシューティングまで。 私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね🥰

 

 

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目次(気になるところをクリック)

💻 Windows 11 リモートデスクトップ機能の基本と前提条件

 

まず、Windows 11のリモートデスクトップを利用する上で、いちばん重要で、基本的な「前提条件」をしっかり理解しておく必要があります。

ここを間違えちゃうと、どれだけ頑張っても接続できない…なんてことになっちゃいますからね💦

Windows 11 Pro版とHome版の決定的な違い

 

Windows 11のリモートデスクトップ機能には、「ホスト(接続される側)」と「クライアント(接続する側)」っていう、2つの役割があるんです。

  • ホスト(サーバー): 遠隔操作の対象となるPC。会社のPCとか、自宅のメインPCのことですね。
  • クライアント: ホストPCを操作するために使用する手元のデバイス。ノートPCやスマホのことです。

 

そして、Windows 11のエディションによって、この役割が明確に制限されちゃってるんですよ。

Windows 11 Home版は、なんとクライアント機能しか持っていません

つまり、Home版のPCを使って、他のPro版のPCに接続しにいくことはできるんですけど、Home版のPC自体が「接続される側(ホスト)」になることは、できないんです!

一方で、Windows 11 Pro版(またはEnterprise版とか)は、ホスト機能とクライアント機能の両方を持っています。

これが、リモートデスクトップを使いたいならPro版が必須!って言われる理由なんですね。

▼Windows 11 エディション別 リモートデスクトップ機能比較

エディション ホスト(接続される側)になれるか? クライアント(接続する側)になれるか?
Windows 11 Pro ⭕ 可能 ⭕ 可能
Windows 11 Home ❌ 不可 ⭕ 可能

 

あなたが遠隔操作したいPC(ホスト側)のOSがWindows 11 Homeだった場合、この記事で説明する標準のリモートデスクトップ設定は利用できません…。

その場合は、Windows 11 Proへの有償アップグレードを検討するか、後で紹介するサードパーティ製のリモートデスクトップソフト(Chrome リモート デスクトップとか)を利用する必要がありあますよ。

ホストPC(Pro版)のエディション確認方法

 

まずは、操作したいPCがちゃんとPro版になっているか、確認してみましょう!

  1. 「スタート」ボタンを右クリックして、「システム」を選びます。
  2. 「システム」設定画面が開きますよね。
  3. 「仕様」セクション(または「バージョン情報」)までスクロールして、「エディション」の項目を確認してみてください。

 

ここに「Windows 11 Pro」って書かれていれば、バッチリです!ホストとして設定を進めることができます🥰

もし「Windows 11 Home」って記載されていたら、残念ながら、標準機能でのホスト設定はできません…。

ネットワークに関する前提条件

 

リモートデスクトップは、当然ですけどネットワークを介してPCを接続しますよね。

▼同一ネットワーク内(LAN)での接続 自宅やオフィスの「同じWi-Fiルーター」(または有線LAN)に接続されているPC同士だったら、設定は比較的カンタンです。

▼外部ネットワーク(インターネット経由)での接続 外出先(インターネット)から、自宅やオフィスのPCに接続するっていう場合。 これは、ルーターの「ポートフォワーディング」設定(通常はTCPポート 3389)とか、「VPN(仮想プライベートネットワーク)」の構築とか、ちょっと高度なネットワーク知識が必要になってくるんです💦

それに、セキュリティリスクもすっごく高まっちゃうので、ちゃんとした対策が絶対に必要です。

この記事では、まず基本となる「同一ネットワーク内」での接続設定を中心に解説して、外部接続の概要と注意点についても、ちゃんと触れていきますね。

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✅【ホスト側】Windows 11 リモートデスクトップの設定と許可手順

 

お待たせしました! ここからは、接続される側(ホスト)のWindows 11 Pro PCで行う、具体的な設定手順を解説していきますね。

この設定をやらない限り、どのPCからも接続することはできませんから、しっかり確認していきましょう!

ステップ1:リモートデスクトップの有効化

 

いちばん基本の、「有効化」のステップです。

  1. 「スタート」ボタンをクリックして、「設定」(歯車アイコン)を開きます。
  2. 左側のメニューから「システム」を選びます。
  3. システム設定の一覧から「リモート デスクトップ」をクリックしてください。
  4. 「リモート デスクトップ」のトグルスイッチを見つけて、これを「オン」にします。
  5. 確認のダイアログボックスが表示されますよね。「このPCが検出可能になり、ローカルネットワーク上の他のデバイスから…」みたいな内容を確認して、「確認」ボタンをクリックします。

 

たったこれだけです!これで、あなたのPCはリモートデスクトップ接続を受け入れる準備ができました🎉

⚠️重要:電源オプションの確認を忘れずに!⚠️

リモートデスクトップで接続するには、当たり前ですが、ホストPCの電源がオンになっている必要があります。

あと、スリープ状態や休止状態になっていると、接続できないんですよ😥

リモートデスクトップを有効にすると、普通は自動で設定が変わるはずですが、念のために確認しておきましょう!

  1. 「リモート デスクトップ」設定画面にある「PC の設定」セクションのリンク(「PC が電源に接続されている場合にスリープ状態になるタイミング」とか)を確認します。
  2. 「電源とスリープ」設定で、「スリープ」の項目が「なし」になっていることを確認してください。

いつでもリモート接続する可能性があるPCは、スリープしない設定にしておくのがオススメですよ。

 

ステップ2:接続を許可するユーザーの選択

 

リモートデスクトップを「オン」にしただけだと、実はまだ誰も接続できないんです。

次に、「どのユーザーアカウントに接続を許可するか」っていう、大事な設定が必要になります。これが「windows11 リモートデスクトップ 許可」のキモですね!

  1. 「リモート デスクトップ」設定画面(ステップ1の画面)を、ちょっと下にスクロールします。
  2. 「リモート デスクトップ ユーザー」っていう項目に、「この PC にリモート アクセスできるユーザーを選択する」っていう青い文字のリンクがありますよね。これをクリックします。
  3. 「リモート デスクトップ ユーザー」っていう小さなウィンドウが開きます。

 

▼管理者(Administrator)アカウントについて ここで重要なポイントがあります!

PCの管理者(Administrator)権限を持ってるアカウントは、なんとデフォルトで(この一覧に追加しなくても)リモートデスクトップ接続が許可されてるんです。

あなたが普段そのPCで使ってるアカウントが管理者アカウントだったら、理論上は、もう追加作業なしで接続できるはずなんですよ。

▼標準ユーザーアカウントの許可設定 もし、接続に使いたいアカウントが「標準ユーザー」だったり、セキュリティのために特定の標準ユーザーにだけ接続を許可したい、っていう場合は、ここでの追加作業が絶対に必要です。

  1. 「リモート デスクトップ ユーザー」ウィンドウで、「追加」ボタンをクリックします。
  2. 「ユーザーの選択」ウィンドウが開きます。
  3. 「選択するオブジェクト名を入力してください」っていうボックスに、接続を許可したいユーザーアカウント名(ローカルアカウント名か、Microsoftアカウントのメールアドレス)を正確に入力します。
  4. 入力したら「名前の確認」ボタンをクリック!PCがそのユーザー名を認識すると、正式な表示(例: PC名\ユーザー名)に書き換えてくれます。
  5. 正しく認識されたら「OK」ボタンをクリックします。
  6. 「リモート デスクトップ ユーザー」ウィンドウの一覧に、追加したユーザーが表示されてることを確認して、「OK」ボタンで閉じます。

 

これで、指定したユーザーアカウントでのみ、リモートデスクトップ接続が受け付けられるようになりました!

ステップ3:ホストPCの「PC名」または「IPアドレス」の確認

 

さて、いよいよクライアント側から接続!…の前に、接続先(ホストPC)を指定するための「住所」にあたる情報が必要ですよね。

どちらかの情報を、必ず控えておいてください。

▼方法1:PC名の確認(推奨) 「PC名」は、ネットワーク内でホストPCを識別するための名前です。IPアドレスと違って変わりにくいので、基本的にはこちらを使うのがオススメですよ。

  1. 「設定」 > 「システム」 > 「リモート デスクトップ」の画面を開きます。(さっきの画面です)
  2. この PC の名前」という項目に表示されてる名前(例: DESKTOP-ABCDE12 みたいなの)を、しっかりメモしてください。

 

▼方法2:IPアドレスの確認 IPアドレス(ローカルIPアドレス)でも接続できます。

  1. 「設定」 > 「ネットワークとインターネット」を開きます。
  2. 今、接続しているネットワーク(Wi-Fi または イーサネット)の「プロパティ」をクリックします。
  3. 表示されたプロパティ情報の中から「IPv4 アドレス」っていうのを見つけて、その番号(例: 192.168.1.10 みたいなの)をメモします。

 

ただし!このローカルIPアドレスは、ルーターの設定(DHCP)によっては、PCを再起動した時なんかに、変わっちゃう可能性があるんです…。

IPアドレスを固定する方法もありますけど、まずはカンタンな「PC名」での接続を試してみるのがいいと思いますよ!

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🚀【クライアント側】Windows 11 リモートデスクトップへの接続方法

 

お疲れ様です!ホスト側(Pro版)の設定がバッチリ終わったら、いよいよ手元のPC(クライアント側。こっちはHome版でもOK!)から接続してみましょう!

Windows標準の「リモート デスクトップ接続」アプリを使う

 

Windows 11(HomeでもProでも)には、標準で「リモート デスクトップ接続」アプリ(本体は mstsc.exe って言います)がインストールされてるんです。

  1. 「スタート」ボタンをクリックします。
  2. 検索ボックスに「リモート」って入力してみてください。
  3. 検索結果に表示される「リモート デスクトップ接続」アプリをクリックして起動します。
  4. ちっちゃなウィンドウが表示されますよね。

 

▼基本的な接続

  1. コンピューター」っていう欄に、さっきホスト側で確認した「PC名」または「IPアドレス」を入力します。
  2. 接続」ボタンをクリック!
  3. 「資格情報を入力してください」っていう画面が表示されます。

 

▼資格情報(ユーザー名とパスワード)の入力 ここ!間違えやすいポイントですよ!💡 ここで入力するのは、ホストPCのユーザーアカウント情報です。今あなたが操作してる手元のPC(クライアント)の情報じゃありませんよ!

  • ユーザー名: ホストPCへのログイン時に使うユーザー名。
    • Microsoftアカウントの場合: xxxx@outlook.com みたいな、完全なメールアドレスを入力します。
    • ローカルアカウントの場合: UserA みたいな、アカウント名を入力します。
  • パスワード: 上記アカウントのパスワード。

 

⚠️超重要:パスワードなしはNGです!⚠️

ホストPCのアカウントにパスワードが設定されていない(空っぽの)場合、リモートデスクトップ接続は原則としてできません!

これはセキュリティのための仕様なんです。

必ず、ホストPCの接続に使いたいアカウントに、強力なパスワードを設定しておいてくださいね!

 

  1. 資格情報を入力して、「OK」をクリックします。
  2. 初めて接続する場合、「このリモート コンピューターの ID を識別できません。接続しますか?」みたいなセキュリティ警告が表示されることがあります。
  3. これは、接続先PCが発行する証明書が「オレオレ証明書」だから表示されるだけです。同一ネットワーク内の信頼できる自分のPCだったら、「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて、「はい」をクリックしちゃいましょう。
  4. 接続が成功すると…やりました!クライアントPCの画面内に、ホストPCのデスクトップ画面が表示されて、操作できるようになります!🎉✨

 

便利な「オプションの表示」機能

 

「リモート デスクトップ接続」アプリの左下にある「オプションの表示」をクリックすると、もっと細かい設定ができるんですよ。

  • 画面: リモートデスクトップの画面サイズとか、画質(色深度)を調整できます。マルチモニターの設定もここでできますよ。
  • ローカル リソース: ホストPCの音を手元のPCで再生するか、プリンターやクリップボード(コピペ)を共有するか、とかを設定できます。
  • エクスペリエンス: ネットワークの速度に応じて、壁紙を表示するかどうかとか、パフォーマンスに関わる設定を調整できます。
  • 詳細設定: サーバー認証の扱いとか、ちょっと高度な設定が可能です。

 

これらの設定を「全般」タブの「接続設定」で「名前を付けて保存」しておくと、次回からワンクリックで同じ設定で接続できるようになって、すっごく便利です🥰

ストアアプリ版「Remote Desktop」

 

Microsoft Storeには、「Microsoft Remote Desktop」っていう、別の公式アプリもあるんです。

こっちは、複数の接続先をタイル状に保存・管理できて、見た目もモダンになってます。 だから、複数のPCにしょっちゅう接続するよーっていう方には、こちらもお勧めですよ。

基本的な接続方法は、標準アプリと同じで、ホストのPC名(またはIPアドレス)と資格情報を入力するだけです!

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🤯「windows11 リモートデスクトップ 接続できない」ときの原因と対処法

 

windows11 リモートデスクトップの設定を、この記事の通りにやったはずなのに、ぜんぜん接続できない!」

わかります…。この「接続できない」っていうエラーに遭遇すること、すっごく多いんです😭

でも、大丈夫!ここからは、接続できない場合にチェックすべき項目を、原因別に徹底的に切り分けて解説していきますからね!

「接続できない」主な原因と対処法 早見表

 

まずは、よくある原因と基本的な確認項目を、表にまとめちゃいます。

カテゴリ 主な原因 確認・対処法
設定ミス ホストPCがWindows 11 Home版 「システム」でエディションを確認。Home版はホストになれない。
設定ミス リモートデスクトップが「オフ」 「設定」 > 「システム」 > 「リモート デスクトップ」を「オン」にする。
設定ミス 接続ユーザーが許可されていない 管理者アカウント以外の場合、「ユーザーの選択」で追加されているか確認。
設定ミス 資格情報(パスワード)の間違い ホストPCの正しいユーザー名とパスワードを入力。パスワードなしは不可。
設定ミス ホストPCがスリープ/シャットダウン ホストPCの電源がオンであり、スリープしていないことを確認。
ネットワーク PC名が解決できない 接続先に「PC名」ではなく「IPアドレス」を直接入力してみる。
ネットワーク ネットワークプロファイルの問題 ホストPCのネットワークが「パブリック」になっていると接続失敗しやすい。「プライベート」に変更する。
ネットワーク IPアドレスが変わってしまった ホストPCのIPv4アドレスを再確認し、正しいIPアドレスを入力する。
ファイアウォール ファイアウォールでブロック Windows Defender ファイアウォールで「リモート デスクトップ」の通信が許可されているか確認。
ファイアウォール セキュリティソフトの影響 サードパーティ製のセキュリティソフトが通信を遮断していないか確認。一時的に無効化して試す。
外部接続 ポートが開放されていない インターネット経由の場合、ルーターでポート 3389 (TCP) がホストPCに転送(フォワーディング)されているか確認。

 

原因1:ホスト側の設定・状態の不備

 

すっごく単純なんですけど、だからこそ見落としがちなミスたちです。

▼1. エディションが「Home」だった もう何度も言ってますが、ホストPCがWindows 11 Home版では、いくら設定しようとしても「リモート デスクトップ」の有効化オプション自体がありませんからね…。

対処法: Pro版にアップグレードするか、代替ソフト(後で紹介します)を使いましょう。

▼2. リモートデスクトップが「オフ」になっている 単純にトグルスイッチが「オフ」になってる、または何かの拍子で「オフ」に戻っちゃったケースです。

対処法: 「設定」 > 「システム」 > 「リモート デスクトップ」で、「オン」になっていることを、もう一度よーく確認してください!

▼3. ホストPCがスリープまたはシャットダウンしている 物理的にPCが動いていなかったら、接続できるわけないですよね😅

対処法: ホストPCの電源を入れて、ログイン画面かデスクトップが表示されてる状態にします。あと、「電源オプション」でスリープしない設定になってるかも、もう一度確認してみてくださいね(さっきのピンクの枠のところです!)。

▼4. 接続しようとしているユーザーが許可されていない 管理者アカウントじゃない「標準ユーザー」で接続しようとしてて、ステップ2の「ユーザーの選択」で追加し忘れちゃってるケースです。

対処法: ホストPCの「リモート デスクトップ ユーザー」設定を開いて、接続したいユーザーアカウントが一覧に含まれてるか確認します。含まれてなかったら「追加」してあげてください!

▼5. ホストPCのアカウントにパスワードが設定されていない セキュリティポリシー上、パスワードが空のアカウントはリモートデスクトップ接続を拒否されちゃうんです。

対処法: ホストPCにログインして、「設定」 > 「アカウント」 > 「サインイン オプション」から、接続に使うアカウントに、絶対にパスワードを設定してくださいね!

原因2:ネットワーク関連の問題

 

同じネットワーク(LAN)にいるはずなのに接続できない…そんな時は、ネットワーク設定を疑ってみましょう。

▼1. ネットワークプロファイルが「パブリック」になっている Windows 11には「プライベート」(自宅や職場)と「パブリック」(公共の場所)っていうネットワークの種類があるんです。

もしこれが「パブリック」になってると、セキュリティがすっごく強化されて、リモートデスクトップを含む多くの接続が、デフォルトでブロックされちゃうんですよ!

対処法:

  1. ホストPCで「設定」 > 「ネットワークとインターネット」を開きます。
  2. 接続中の「Wi-Fi」または「イーサネット」の「プロパティ」を開きます。
  3. ネットワーク プロファイルの種類」で、「プライベート」が選ばれてることを確認します。「パブリック」になってたら、今すぐ「プライベート」に変更してください!

 

▼2. PC名で接続できない(名前解決の問題) クライアント側が、入力された「PC名」(例: DESKTOP-ABCDE12)に対応するIPアドレスを見つけられない(=名前解決できない)ことがあります。

対処法: クライアント側の「リモート デスクトップ接続」アプリで、「コンピューター」欄に「PC名」の代わりに「IPアドレス」(例: 192.168.1.10)を直接入力して、接続を試してみてください。

もしこれで接続できるんなら、ルーターとかネットワークのDNS設定に何か問題があるのかもですが、IPアドレスで接続できるなら、ひとまずはOKですよね!

ただし、IPアドレスは変わっちゃう可能性があるので、ホストPCのIPアドレスを固定(静的IP設定)するか、ルーターの設定でIPを固定しちゃうと、もっと安定しますよ。

▼3. そもそもネットワークが異なる クライアントPCが、ホストPCとは違うWi-Fi(例えば、メインのWi-Fiとゲスト用のWi-Fiとか)に接続されてると、基本的には接続できません。

対処法: ホストPCとクライアントPCが、物理的に同じルーターの、同じネットワーク(例: どっちも 192.168.1.x)に接続されてることを確認してくださいね。

原因3:ファイアウォールやセキュリティソフトによるブロック

 

設定もネットワークも正しい!…はず。 そんな場合に接続できないなら、犯人はほぼ間違いなく、セキュリティ機能が通信を邪魔してることです!

▼1. Windows Defender ファイアウォール リモートデスクトップを「オン」にすると、普通はWindows Defender ファイアウォールの設定も自動的に変更されて、通信が許可されるはずなんです。

でも、これがたまに正しく機能してないことがあるんですよね…。

対処法:

  1. ホストPCの検索ボックスで「ファイアウォール」って入力して、「Windows Defender ファイアウォール」を開きます。
  2. 左側のメニューから「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可する」をクリックします。
  3. 「許可されたアプリおよび機能」の一覧をずーっと下にスクロールして、「リモート デスクトップ」を見つけてください。
  4. この項目にちゃんとチェックが入ってること、そして今使ってるネットワーク(普通は「プライベート」)の列にもチェックが入ってることを確認します!
  5. もしチェックが入ってなかったら、「設定の変更」ボタン(管理者の許可がいります)を押して、「リモート デスクトップ」にチェックを入れて「OK」をクリックしてください。

 

▼2. サードパーティ製セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト) ノートン(Norton)とか、マカフィー(McAfee)、ウイルスバスター(Trend Micro)みたいに、他社製の総合セキュリティソフトを入れてる場合、そのソフトが独自のファイアウォール機能を持ってること、多くないですか?

このファイアウォールが、Windows標準の設定よりも優先されちゃって、リモートデスクトップの通信(TCPポート 3389)をブロックしてる可能性が、すっごく高いんです!

対処法:

  1. (最も手っ取り早い切り分け方法)セキュリティソフトの管理画面を開いて、一時的にファイアウォール機能を「無効」にしてみてください。その状態で、リモートデスクトップ接続を試してみます。
  2. もしこれで接続できたなら…犯人はそのセキュリティソフトで確定です!💪
  3. セキュリティソフトを無効にしたままじゃ危ないので、必ず設定を元に戻してくださいね。
  4. 次に、そのセキュリティソフトのファイアウォール設定(「例外ルール」とか「許可ルール」とか)を探して、「リモート デスクトップ」の通信(または特定のポート 3389)を、明示的に「許可」する設定を追加してあげてください。

 

原因4:外部ネットワーク(インターネット経由)での接続問題

 

外出先とか、ホストPCとはぜんぜん違うネットワークから接続しようとして「接続できない」場合は、原因の切り分けが、さらに複雑になっちゃいます…。

▼1. ポートフォワーディング(ポート開放)が設定されていない インターネット経由の接続は、まず自宅やオフィスの「ルーター」に届きます。

でもルーターは、その通信(リモートデスクトップ用のポート 3389)を、LAN内のどのPC(ホストPC)に届ければいいか、わからないんです。

対処法: ルーターの管理画面にアクセスして、「ポートフォワーディング」(「ポートマッピング」とか「静的NAT」とか呼ばれることも)設定で、TCPポート 3389 宛ての通信を、ホストPCのローカルIPアドレス(例: 192.168.1.10)に転送するよう、設定してあげる必要があります。

注意: この設定は、ホストPCのローカルIPアドレスが変わっちゃうと無効になっちゃいます…。ホストPCのIPアドレスは固定(静的IP)にしておくことを、強く強く推奨します!

▼2. 接続先として「グローバルIPアドレス」を指定していない クライアント側から接続する時、ホストPCのローカルIPアドレス(192.168.x.xとか)を指定しても、外からは見つけられません。

対処法: ホストPC側(か、ホストPCと同じネットワーク内)で、「グローバルIPアドレス 確認」とかでWeb検索して、ルーターに割り当てられてるグローバルIPアドレス(インターネット上の住所)を調べます。

クライアント側は、そのグローバルIPアドレスを「コンピューター」欄に入力して接続するんです。

注意: グローバルIPアドレスも、契約(固定IPサービスじゃない限り)によっては変動しちゃいます。変動する場合は、ダイナミックDNS(DDNS)サービスとかを利用して、固定のドメイン名(例: myhomepc.ddns.net)でアクセスできるようにする、みたいな対策が必要になりますね。

▼3. ネットワーク レベル認証 (NLA) の問題 NLAっていうのは、デスクトップ画面が表示される前にユーザー認証をすることで、セキュリティを高める機能なんですけど、古いクライアントとか特殊な環境だと、接続の邪魔をしちゃうことがあるんです。

対処法(非推奨だけど最終手段): ホストPCの「システムのプロパティ」(sysdm.cplを実行) > 「リモート」タブ > 「ネットワーク レベル認証でリモート デスクトップを…」のチェックを外すと、接続できる場合があります。

ただし!セキュリティレベルがガクンと低下するので、ポート開放と併用するのはすっごく危険です!できる限りNLAは有効のまま、他の原因を解決することをオススメしますよ!

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🔒 リモートデスクトップのセキュリティと代替手段

 

windows11 リモートデスクトップはすっごく便利なんですけど、特にインターネット経由で利用する場合、マジで深刻なセキュリティリスクがあるんです…。

リモートデスクトップのセキュリティリスク

 

インターネットにポート 3389 を開放(ポートフォワーディング)するっていうのは、例えるなら「家のカギ(ポート 3389)の場所を、世界中に公開してる」ようなものなんです。

世界中の攻撃者が、そのカギが開いてるPCを探す「RDPスキャン」っていうのを、ずーっとやってます。 見つかったら最後、パスワードを突破しようと総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)を仕掛けてきます。

もしパスワードが「12345」とか「password」みたいに単純だったら、PCは数分で乗っ取られて、ランサムウェア(身代金ウイルス)に感染させられる…みたいな、最悪の被害に遭う可能性があるんですよ😭

セキュリティを強化する対策

 

もし、どうしてもインターネット経由で利用する必要があるなら、最低限、これから言う対策をぜんぶやってください!

  1. 強力で複雑なパスワードの設定: ホストPCのすべてのアカウントに、長くて、複雑な(大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた)パスワードを設定します。
  2. アカウントロックアウトポリシーの設定: 一定回数パスワードを間違えたら、そのアカウントを一時的にロックする設定を有効にします。
  3. VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用(最強の対策): 最も安全な方法は、ルーターのポートを開放しないことです! 代わりに、VPN(多くのルーターがVPNサーバー機能を持ってます)を設定します。 クライアントPCはまずVPNで自宅/オフィスのネットワークに接続して、安全なトンネルを作ります。 VPN接続ができちゃえば、クライアントPCはホストPCと「同一ネットワーク内」にいる扱いになるので、ローカルIPアドレス(192.168.x.x)で、すっごく安全にリモートデスクトップ接続ができるんですよ!💪
  4. ポート番号の変更(次善策): ルーターのポートフォワーディング設定で、外部(WAN)側ポートを 3389 以外のランダムな番号(例: 53389)にして、内部(LAN)側ポートを 3389 に転送するように設定します。 これで、典型的なRDPスキャンからは隠れることができます。(でも、本質的な解決策じゃないですけどね…)

 

Windows 11 Home版ユーザーや、より簡単な代替手段

 

「ホストPCがHome版だった…」 「ポート開放とかVPNとか、難しすぎてムリ!😥」

そんな場合は、Windows標準機能に代わる、すっごく優れたサードパーティ製のリモートソフトがありますよ!

これらは普通、難しいネットワーク設定(ポート開放とか)がいらなくて、IDとパスワードだけでカンタンに接続できるのが特徴なんです。

  • Chrome リモート デスクトップ (Google): GoogleアカウントとChromeブラウザ(か専用アプリ)さえあれば、無料で使えちゃいます。設定がすっごくカンタンで、OS(Windows, Mac, Linux)を問わず使えるのが強みです。もちろん、Windows 11 Home版をホストにすることも可能ですよ!
  • AnyDesk: 高速な動作が特徴のリモートデスクトップソフトです。個人利用は無料。独自のID(AnyDeskアドレス)でカンタンに接続できます。
  • TeamViewer: 昔からある高機能なソフトです。個人利用は無料ですけど、商用利用って疑われると制限がかかっちゃうことがあるみたいです。

 

これらのソフトは、Windows標準のリモートデスクトップとは仕組みが違って、各社の中継サーバーを経由して接続するので、ファイアウォールやルーターの設定を気にする必要が、ほとんどないんです。

セキュリティや設定の手間を考えたら、特にインターネット経由での利用がメインの場合は、これらの代替ソフトの利用を検討する価値は、すっごくあると思いますよ!(収益化ヒント:リモートソフト

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📝 まとめ:Windows 11 リモートデスクトップ設定の要点

 

windows11 リモートデスクトップ」機能は、本当に多くの人を悩ませるトラブルですけど、原因を切り分けていけば、ちゃんと使えるようになりますからね!

この記事で解説した対処法を、もう一度おさらいしますね。

ホスト(接続される側)になれるのは、原則として Windows 11 Pro版 のみです!Home版はクライアントにしかなれません。

✅ ホスト側では、「設定」 > 「システム」 > 「リモート デスクトップ」を「オン」にする必要があります。

✅ 管理者以外のユーザーで接続するには、「リモート デスクトップ ユーザー」への追加(許可)が絶対に必要です。

✅ ホストPCのアカウントには、必ずパスワードを設定してくださいね!パスワードなしでは接続できません。

✅ クライアント側からは、ホストの「PC名」または「IPアドレス」を指定して接続します。

✅ 「接続できない」ってなったら、ネットワークプロファイル(「プライベート」にする)と、ファイアウォール(セキュリティソフトも含む)の設定を、真っ先に疑ってみてください!

✅ インターネット経由での接続は、VPNを利用するのが、最強に安全です。ポートを直接開放するのは、本当に高いセキュリティリスクがありますからね💦

✅ 設定が難しい…あるいはHome版PCをホストにしたい…そんな場合は、Chrome リモート デスクトップみたいな代替ソフトが、カンタンで安全な選択肢になりますよ!

Windows 11のリモートデスクトップは、正しく設定さえすれば、あなたの作業をすっごく助けてくれる強力な機能です。

本記事で解説した「設定」「許可」「接続できない対処法」の各ステップをもう一度確認して、安全で快適なリモート操作環境を、ぜひ構築してみてくださいね!💪✨

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