「あれ…?いつもタスクバーの右下にあるはずのWi-Fiマークがない!」 「代わりに地球儀マークが表示されていて、インターネットにまったく繋がらないんだけど!?」
ある日突然、あなたのWindows 11 PC(特にNEC製パソコンを使っていたりしませんか?)がそんな状態になって、スマホで慌てて「wi-fiマークがない 地球儀 windows11」なんて検索して、このページにたどり着いてくれたんじゃないでしょうか。
わかります、わかります!私も全く同じ経験があります。 仕事も調べ物もなーんにも進まないし、「もしかして、PC壊れた…?」「ルーターがおかしいの…?」「サポートに電話しないとダメ…?」って、もうパニックになっちゃいますよね😥
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、慌ててサポートセンターに電話するのは、ちょっと待ってください!
これらの問題の多くは、Windows 11のちょっとした設定ミスや、ドライバーの一時的な不具合が原因なんです。Wi-Fiアダプター(部品)の物理的な故障であるケースは、意外と稀なんですよ😮
この記事は、そんな「ネット接続不可」の地獄に陥ってしまったあなたを救うための、安全な対処法をステップバイステップで徹底的に解説する「完全ガイド」です👩🔧✨
誰でも試せる簡単な確認事項から、ドライバーの再インストールといったちょっと高度な対処法まで。 私と一緒に、一つずつ冷静に確認していきましょうね😊
なぜWi-Fiマークが消え、地球儀マークが表示されるのか?
本格的な対処法に入る前に、まずは「なぜ」この問題が起きるのか、地球儀マークが何を意味しているのかを正確に理解しておきましょう。
原因を知ることで、どの対処法が有効か判断しやすくなりますよ!
「地球儀マーク」が示すWindows 11のサインとは
Windows 11では、ネットワークの接続状態がタスクバーのアイコンで示されますよね。
- Wi-Fiアイコン: 無線LAN(Wi-Fi)で正常にインターネットに接続されています。
- イーサネットアイコン(PCの形): 有線LANで正常にインターネットに接続されています。
- 地球儀マーク(「接続なし」または「識別されていないネットワーク」): これが今回の問題のアイコンです…。これは、PCがルーターやインターネットへの接続を確立できていない状態を示しています。
単に「Wi-Fiの電波が弱い」っていうレベルじゃなくて、「ネットワーク接続の手段が見つからない」あるいは「接続しようとしたが失敗した」という、より根本的な問題が発生しているサインなんです。
考えられる主な原因
Windows 11でWi-Fiマークがなくなり地球儀マークが表示される原因は、一つじゃないんです。
以下のような、さまざまな要因が考えられます。
- 単純な設定ミス: 気づかないうちに「機内モード」がオンになっている。
- 一時的な不具合: PC本体やWi-Fiルーターが、一時的なエラーで不安定になっている。
- Wi-Fiルーター側の問題: ルーターがフリーズしている、または故障している。
- ドライバーの問題: Windows Updateや他のソフトウェアのインストールによって、Wi-Fiアダプター(Wi-Fiを受信する部品)の「ドライバー」(機械を動かすための制御ソフト)が古くなったり、破損したりしている。
- ネットワーク設定の破損: Windows 11が内部に保存しているネットワーク接続情報が壊れている。
- 物理的な問題: PC内蔵のWi-Fiアダプター自体が故障している。
- メーカー固有の問題: NEC製パソコンなど、特定のメーカーの独自ソフトや設定が影響している(この点は後ほど詳しく解説しますね)。
このように原因は多岐にわたるため、「簡単なもの」「可能性が高いもの」から順番に試していくのが解決への一番の近道ですよ!
【ステップ1】まずはこれだけ!5分で試せる簡単な確認事項
多くの場合、深刻なトラブルじゃなくて、ちょっとした見落としや一時的な不具合が原因なんです。
まずは以下の4つの対処法を試してみてくださいね。
対処法①:機内モードがオンになっていないか確認する
最も基本的ですが、しかし意外と見落としがちなのが「機内モード」です。
機内モードがオンになっていると、Wi-FiやBluetoothなどすべての通信機能が強制的にオフになっちゃって、地球儀マークが表示されるんです。
【確認手順】
- タスクバー右下の「地球儀マーク」や「音量マーク」があるあたりをクリックします。
- 「クイック設定」パネルが開きます。
- 左上にある「機内モード」のボタンを確認してください。
- もしボタンが青色(オンの状態)になっていたら、それをクリックして灰色(オフの状態)に戻します。
これだけでWi-Fiマークが復活し、インターネットに接続できる場合があります!
また、ノートパソコンの場合、キーボードのファンクションキー(F1〜F12)に飛行機のマーク(機内モードのショートカット)が割り当てられていることがあります。
「Fn」キーを押しながらそのキー(例:Fn + F5など)を誤って押してしまった可能性もあるので、確認してみましょう。
対処法②:パソコン本体を「再起動」する
「とりあえず再起動」は、PCトラブルシューティングの基本中の基本ですよね。
システムが一時的におかしくなっているだけなら、再起動によってすべてがリセットされ、正常に戻ることがよくあります。
ここで重要なのは、「シャットダウン」してから電源を入れ直すんじゃなくて、必ず「再起動」を選ぶことです。
Windows 10以降、「高速スタートアップ」機能により、シャットダウンではシステムの一部が完全に終了しないため、不具合が解消されないことがあるからなんです。
【再起動の手順】
- 「スタート」ボタン(Windowsマーク)をクリックします。
- 「電源」アイコンをクリックします。
- 表示されるメニューから「再起動」を選択します。
PCが再起動したら、地球儀マークが消え、Wi-Fiマークが表示されるか確認してください。
対処法③:Wi-Fiルーター(無線LAN親機)を再起動する
PC側の問題ばかりに目が行きがちですが、インターネット接続トラブルの「犯人」がWi-Fiルーター側にあるケースは非常に多いんです。
Wi-Fiルーターも小さなコンピューターであり、24時間365日稼働し続ける中で熱がこもったり、内部エラーが発生したりして不安定になることがありますからね。
【ルーター再起動の手順】
- Wi-Fiルーター本体に接続されているACアダプター(電源コード)をコンセントから抜きます。
- そのままの状態で、最低でも1分間(できれば5分ほど)待ちます。これは内部のコンデンサなどに溜まった電気を完全に放電させるためです。
- 再度、ACアダプターをコンセントに差し込み、電源を入れます。
- ルーターが完全に起動するまで、さらに2〜3分待ちます(ランプの点滅が落ち着くまで)。
- PCを起動し、Wi-Fiに接続できるか確認します。
このルーターの再起動だけで、あっさりと問題が解決するケースも少なくありませんよ!
対処法④:他のデバイス(スマホなど)はWi-Fiに繋がるか確認する
問題の切り分けのために、非常に重要な確認です。
あなたのスマートフォンや、家族が使っている別のPC、タブレットなどは、同じWi-Fiに接続できていますか?
- 他のデバイスも繋がらない場合: 問題はあなたのPCじゃなくて、Wi-Fiルーターや、その先のインターネット回線(ONUやモデム)にある可能性が極めて高いです。 この場合は、ルーターの再起動(対処法③)や、ONU/モデムの再起動、それでもダメなら契約しているインターネット・プロバイダーへの問い合わせが必要ですね。
- 他のデバイスは問題なく繋がる場合: 問題はあなたのWindows 11 PC本体に限定されていることが濃厚です。 この場合は、次のステップ2以降の対処法に進んでください!
【ステップ2】Windows 11の設定を見直すトラブルシューティング
ステップ1で解決しなかった場合、Windows 11側のネットワーク設定に問題がある可能性を探っていきましょう。
対処法⑤:ネットワークのトラブルシューティング ツールを実行する
Windows 11には、ネットワークの問題を自動で診断し、修復してくれる「トラブルシューティング ツール」が標準で搭載されています。
これを実行するだけで、ドライバーの問題や設定の矛盾を自動で見つけて直してくれることがあるんです。
【実行手順】
- タスクバーの「地球儀マーク」を右クリックします。
- メニューから「ネットワークとインターネットの設定」を選択します。
- 「設定」アプリが開きます。画面を下にスクロールし、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
- さらに次の画面で、「関連設定」の中にある「ネットワークのトラブルシューティング」をクリックします。
- 「問題の検出」が開始されます。
- 「トラブルシューティングを行うネットワーク アダプターを選択してください」と表示されたら、「Wi-Fi」を選択し(もし「すべてのネットワーク アダプター」があればそれでもOK)、「次へ」をクリックします。
あとはウィザード(対話形式の案内)に従ってください。
「DHCPが有効になっていません」「デフォルトゲートウェイが利用できません」といった問題が検出され、「この修復方法を適用します」といった選択肢が表示されたら、それを実行します。
多くの場合、このツールがアダプターのリセットなどを試み、接続を回復させてくれますよ。
対処法⑥:Wi-Fiアダプターを「無効」にしてから「有効」に戻す
Wi-Fiアダプター(Wi-Fiを受信する部品)が一時的にフリーズしているような状態の場合、一度手動で「無効」にし、再度「有効」に戻す(いわばアダプターだけの再起動)ことで、正常な状態に復帰することがあります。
【実行手順】
- タスクバーの「地球儀マーク」を右クリックし、「ネットワークとインターネットの設定」を開きます。
- 画面を下にスクロールし、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
- 「ネットワーク アダプター」の項目にある「Wi-Fi」アダプター(例: Intel(R) Wi-Fi 6 AX201 …など)を見つけます。
- その右側にある「無効にする」ボタンをクリックします。(確認画面が出たら「はい」をクリック)
- Wi-Fiアダプターが無効になり、アイコンがグレーアウトします。
- 数十秒待ってから、今度は同じ場所が「有効にする」ボタンに変わっているので、それをクリックします。
アダプターがリセットされ、Wi-Fiの電波を再度スキャンしにいきます。
これで地球儀マークが消え、Wi-Fiマークが復活するか確認してください。
対処法⑦:機内モードの「オン/オフ」を繰り返す
対処法①と似ていますが、これもアダプターのリセット操作として有効な場合があります。
クイック設定パネルから「機内モード」を一度「オン」にし、10秒ほど待ってから再度「オフ」に戻してみてください。
このオン/オフの切り替え操作が、スタックしていた(固まっていた)通信機能をリフレッシュするきっかけになることがあるんです。
【ステップ3】ドライバー関連の高度な対処法
ステップ1と2を試しても「wi-fiマークがない 地球儀 windows11」の問題が解決しない場合、いよいよ根本的な原因である「ドライバー」の問題を疑います。
(前提知識)ネットワークアダプターとドライバーとは?
- ネットワークアダプター: PCに内蔵されている、Wi-Fiの電波を送受信するための「物理的な部品」です。
- ドライバー: その物理的な部品(アダプター)を、OS(Windows 11)が正しく認識し、制御するために必要な「専用のソフトウェア」です。
この「ドライバー」が、Windows Updateの適用や、何らかのソフトウェアのインストール、あるいは単なる経年劣化によって破損したり、OSと不整合を起こしたりすると、PCはアダプターを正しく使えなくなっちゃうんです。
その結果、Wi-Fi機能そのものが認識されなくなり、地球儀マークが表示されてしまうんですね。
ここからの操作は「デバイスマネージャー」という少し専門的な画面を使いますが、手順通りに行えば難しくありませんよ!
【デバイスマネージャーの開き方】
「スタート」ボタン(Windowsマーク)を右クリックし、表示されるメニューから「デバイス マネージャー」を選択するのが一番簡単です。
対処法⑧:ネットワークドライバーを「更新」する
ドライバーが古いことが原因で、最新のWindows 11と互換性がなくなっている可能性があります。
【実行手順】
- 「デバイス マネージャー」を開きます。
- 一覧から「ネットワーク アダプター」の項目を探し、左側の「>」マークをクリックして展開します。
- その中に、あなたのPCのWi-Fiアダプター(名前に「Wi-Fi」「Wireless」「802.11」などと入っているもの)があるはずです。 (例:Intel(R) Wi-Fi 6E AX211 160MHz)
- 該当するアダプター名を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーの検索方法」を聞かれるので、「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。
- インターネットに(有線LANなどで)接続されていれば、Windowsが最適なドライバーを検索し、もし新しいものが見つかればインストールしてくれます。
ただし、この時点ではWi-Fiが使えないため、この操作が成功するには、PCを有線LANケーブルでルーターに接続するか、スマートフォンのUSBテザリングなどで一時的にインターネット接続を確保する必要があります。
それが難しい場合は、次の「ロールバック」や「再インストール」に進んでくださいね。
対処法⑨:ネットワークドライバーを「元に戻す(ロールバック)」
「Windows Updateがかかってから急におかしくなった」という場合に、非常に有効な対処法です。
新しいドライバーに更新されたことが、逆に不具合の原因になっている可能性があるため、以前の安定していたバージョンのドライバーに戻します。
【実行手順】
- 「デバイス マネージャー」を開き、「ネットワーク アダプター」を展開します。
- 該当するWi-Fiアダプター名を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 新しいウィンドウが開いたら、「ドライバー」タブをクリックします。
- 「ドライバーを元に戻す」というボタンがあれば、それをクリックします。 (※ボタンがグレーアウトしている場合は、以前のバージョンが保存されていないため、この方法は使えません…残念💦)
- 理由を聞かれたら、「以前のバージョンのドライバーの方が安定していた」などを選び、「はい」をクリックします。
- ドライバーが元に戻ったら、PCを再起動します。
対処法⑩:ネットワークドライバーを「再インストール」する
ドライバーが破損してしまっている場合に、最も強力な対処法です。
一度ドライバーを完全に削除し、PCを再起動することで、Windows 11にドライバーを最初から認識させ直します。
【実行手順】
- 「デバイス マネージャー」を開き、「ネットワーク アダプター」を展開します。
- 該当するWi-Fiアダプター名を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 確認のウィンドウが表示されます。
⚠️!!最重要注意点!!⚠️
「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除しようとしました。」というチェックボックスが表示されることがあります。
ここには絶対にチェックを入れないでください!
(チェックを入れるとドライバーの定義ファイル自体が消えてしまい、再起動しても自動で復旧できなくなる可能性があるんです…!😱)
- チェックを入れずに、「アンインストール」ボタンをクリックします。
- デバイス マネージャーの一覧からWi-Fiアダプターが消えますが、慌てずにPCを再起動します。
PCが再起動する過程で、Windows 11は「新しいデバイス(Wi-Fiアダプター)が見つかった」と認識し、最適(と判断される)ドライバーを自動的にインストールし直してくれます。
起動後、地球儀マークが消えているか確認してください!
【ステップ4】ネットワーク設定を初期化する最終手段
ドライバーを再インストールしてもまだ直らない場合、Windows 11が保持しているネットワーク設定(プロファイルやTCP/IPスタック)自体が破損している可能性があります。
これらを初期化する、最終手段とも言える対処法を試します。
対処法⑪:「ネットワークのリセット」を実行する
これは、Windows 11のネットワーク関連の設定をすべて工場出荷時の状態に戻す、非常に強力な機能です。
【実行前の注意点】
この操作を行うと、これまで接続したことがあるすべてのWi-FiのSSID(ネットワーク名)とパスワードがPC上からすべて削除されます。
また、VPN接続設定などもすべて消去されます。
実行後は、再度Wi-Fiのパスワードを入力し直す必要があるため、必ず事前にパスワード(ルーターの裏などに記載)を確認・控えておいてくださいね!
【実行手順】
- 「スタート」ボタン → 「設定」(歯車アイコン)を開きます。
- 左側のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 画面を一番下までスクロールし、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
- 次の画面で、さらに下にある「ネットワークのリセット」をクリックします。
- 「ネットワークのリセット」画面が開きます。「今すぐリセット」ボタンの横に「これにより、すべてのネットワーク アダプターが削除された後、再インストールされ、他のネットワーク コンポーネントが元の設定にリセットされます。…」という説明書きがあります。
- 内容を理解したら、「今すぐリセット」ボタンをクリックします。
- 確認画面で「はい」をクリックします。
- PCは5分後に自動的に再起動されます(手動で再起動しても構いません)。
再起動後、PCのネットワーク設定は完全に初期化されています。
タスクバーの右下をクリックし、Wi-Fiの接続先一覧を表示させ、自宅のSSIDを選択し、控えておいたパスワードを再度入力して接続を試みてください。
対処法⑫:高速スタートアップを「無効」にする
対処法②でも触れましたが、「高速スタートアップ」機能は、シャットダウン時のシステム状態を保存して次回の起動を速くする機能です。
でも、この機能がドライバーの正しい読み込みを妨害し、特にネットワークアダプターのようなハードウェアの認識に失敗する原因となることが知られているんです。
【実行手順】
- 「スタート」ボタンをクリックし、「コントロールパネル」と入力して検索し、開きます。
- コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」になっている場合は、「ハードウェアとサウンド」をクリックし、次に「電源オプション」をクリックします。 (表示方法が「大きいアイコン」や「小さいアイコン」の場合は、直接「電源オプション」をクリックします)
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」という青い文字のリンクをクリックします。(管理者権限が必要です)
- 画面下の「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする (推奨)」のチェックを外します。
- 「変更の保存」ボタンをクリックします。
この設定を変更したら、一度PCを「シャットダウン」し、数分待ってから再度電源を入れて起動します。
この操作で、次回の起動時はPCが完全にコールドブート(ゼロからの起動)を行い、すべてのデバイスドライバーを読み込み直しますよ!
対処法⑬:Windows Updateを最新の状態にする
もし有線LANやUSBテザリングなどで一時的にでもインターネットに接続できる環境があるなら、Windows Updateを最新の状態にすることも試してください。
発生している問題がマイクロソフト側で認識されている既知の不具合である場合、それを修正するためのパッチ(更新プログラム)が配布されている可能性がありますからね。
【確認手順】
- 「スタート」ボタン → 「設定」(歯車アイコン)を開きます。
- 左側のメニューの一番下にある「Windows Update」をクリックします。
- 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、利用可能な更新があればすべてインストールしてください。
- 特に「オプションの更新プログラム」の中に、ドライバー関連の更新が含まれている場合があるので、そちらも確認してインストールしてみてください。
【メーカー別】NECのパソコンでWi-Fiが表示されない場合の特有チェックポイント
今回の関連キーワードである「nec パソコン wi-fi 表示されない windows11」という検索は非常に多く、NEC製パソコン(Lavieシリーズなど)特有の問題で悩んでいる方が多いことを示しています。
もしあなたがお使いのPCがNEC製の場合、上記の一般的な対処法に加えて、以下の点も確認してみてくださいね。
NEC製PCの物理的なワイヤレスLANスイッチ
これは非常に盲点となりやすいポイントです。
一部のNEC製ノートパソコン(特に少し前のモデル)には、Wi-Fi(ワイヤレスLAN)機能のオン/オフを切り替えるための物理的なスライドスイッチが搭載されていることがあるんです。
PCの側面(前面や背面の場合もあります)をよーく見て、小さなスライドスイッチがないか確認してください。
もしスイッチがあり、それが「OFF」側になっていたら、「ON」側にスライドさせてください。
この物理スイッチがオフになっていると、Windows 11上でどれだけ設定を試みても、ハードウェアレベルでWi-Fiが遮断されているため、絶対に接続できません…!
NECの独自ユーティリティソフトの影響
NECのPCには、「LAVIEアップデート」や「スマート設定」、「省電力ユーティリティ」といったメーカー独自のソフトウェアがプリインストールされています。
これらのソフトウェアが、バッテリー節約のためにWi-Fi機能を自動的にオフにする設定になっている場合があるんですね。
タスクバーの通知領域(右下の▲マーク)や、スタートメニューのアプリ一覧から、それらしいNEC製のユーティリティソフトを探して起動してみてください。
設定項目の中に「省電力モード」や「ワイヤレスLANの制御」、「機内モード(独自のもの)」といった項目がないか確認し、もしあればWi-Fiをオフにするような設定になっていないか見直してください。
判断が難しい場合は、一時的にそれらのユーティリティソフトをアンインストールしてみるのも一つの手です(自己責任となりますが、問題の切り分けには有効ですよ)。
BIOS/UEFI設定の確認(上級者向け)
これは上級者向けの操作ですが、Windowsが起動する前の「BIOS(UEFI)」設定画面で、Wi-Fi機能自体が無効化されている可能性もゼロではありません。
- PCの電源を入れ、NECのロゴが表示された瞬間に「F2」キー(モデルによって異なる場合があります)を連打し、BIOS設定画面に入ります。
- 矢印キーで「Advanced」や「Configuration」といった設定項目を探します。
- その中に「Wireless LAN」や「Onboard WLAN」、「Wi-Fi Device」といった項目がないか探します。
- もしその項目が「Disabled」(無効)になっていたら、「Enabled」(有効)に変更します。
- 「F10」キー(または「Exit」タブ)で設定を保存(Save and Exit)して再起動します。
対処法を試しても「地球儀マーク」が消えない…考えられる他の原因
これまでに紹介したすべてのステップを試しても、「wi-fiマークがない 地球儀 windows11」の問題が解決しない場合…。
残念ながら、ソフトウェア的な問題ではなく、ハードウェア(物理的な部品)の故障である可能性が高まってきます…😥
Wi-Fiアダプター(子機)の物理的な故障
PCに内蔵されているWi-Fiアダプター自体が故障してしまった可能性です。
この場合、デバイスマネージャー(対処法⑧参照)の「ネットワーク アダプター」一覧に、Wi-Fiアダプターの名前自体が表示されなくなったり、黄色の「!」(感嘆符)マークが付いて「不明なデバイス」として認識されたりします。
ドライバーの再インストール(対処法⑩)を試しても認識されない場合は、故障が濃厚です…。
- デスクトップPCの場合: 内蔵アダプターが故障しても、USB接続タイプの外付けWi-Fi子機(数千円程度で購入可能)を増設することで、簡単にWi-Fi機能を復活させることができます。
- ノートPCの場合: 修理に出すと高額になる可能性があります…。この場合も、USBポートに挿す小型のWi-Fi子機を利用するのが、最も安価で手っ取り早い解決策となりますよ。
Wi-Fiルーター(親機)の不調または寿命
ステップ1で「他のデバイスは繋がる」と判断した場合でも、実はルーターが不調になりかけているサインかもしれません。
- ルーターの再起動で一時的に直るが、すぐにまた地球儀マークに戻ってしまう。
- 特定のデバイス(あなたのWindows 11 PC)だけをブロックするような、高度なセキュリティ設定(MACアドレスフィルタリングなど)がルーター側で誤って有効になっている。
- ルーターのファームウェア(ルーターを動かす基本ソフト)が非常に古い。
もしルーターを4〜5年以上使用している場合、経年劣化による不調も十分に考えられます。
セキュリティソフトの影響
まれなケースですが、インストールしているサードパーティ製(Windows標準以外)のセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が、ファイアウォール機能によってネットワーク接続を過剰にブロックしている可能性もあります。
原因の切り分けとして、一時的にそのセキュリティソフトの機能を「無効」にしてみて、Wi-Fiに接続できるか試してみてください。
もし無効にした状態で接続できるのであれば、そのセキュリティソフトの設定(ファイアウォールの例外設定など)を見直す必要がありますね。
📈 (コラム) 快適なインターネットのために。Wi-Fiルーター買い替えのすすめ
もし今回の「地球儀マーク」問題が、ルーターの再起動で一時的にしか直らなかったり、いろいろ試した結果ルーターの不調が疑われたりした場合は、Wi-Fiルーターの買い替えを検討する絶好のタイミングかもしれませんよ!
そのルーター、いつ買いましたか?寿命のサイン
Wi-Fiルーターの平均的な寿命は、一般的に4〜5年と言われています。
24時間365日稼働し続ける精密機器であり、内部のコンデンサや半導体は徐々に劣化していきます。
- 接続が頻繁に途切れるようになった
- 以前より通信速度が明らかに遅くなった
- 特定のデバイスだけ繋がりにくい
- 再起動しないと安定しないことが増えた
これらは、ルーターが寿命を迎えつつあるサインかもしれません…。
最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6 / 6E」のメリット
もしお使いのWindows 11 PCがここ数年以内に購入したものであれば、それは「Wi-Fi 6(802.11ax)」や「Wi-Fi 6E」という最新の高速なWi-Fi規格に対応している可能性が高いです。
でも、ルーター側が古い規格(Wi-Fi 5など)にしか対応していなければ、PCは性能をフルに発揮できませんよね。
最新のWi-Fi 6 / 6E対応ルーターに買い替えることで、以下のようなメリットがあります。
| 機能的メリット | ユーザー体験のメリット |
|---|---|
| 通信速度の向上 | 動画の読み込み(バッファリング)が瞬時に終わる |
| 安定性の向上(途切れにくさ) | Web会議やオンラインゲームがカクつかない |
| 複数台同時接続への強さ | 家族全員がスマホやPC、ゲーム機を同時に使っても遅くならない |
| 低遅延 | オンラインゲームでのラグ(遅延)が減少する |
| 省電力(TWT機能) | (対応デバイス側で)バッテリーの持ちが良くなる |
せっかくのWindows 11 PCの性能を活かしきるためにも、もしルーターが古い場合は、最新規格への買い替えをおすすめします!
おすすめWi-Fiルーターの選び方
もし買い替える場合は、以下の点を考慮して選びましょう。
| 考慮点 | 説明 |
|---|---|
| 対応規格 | 最低でも「Wi-Fi 6」対応モデルを選びましょう。可能なら「Wi-Fi 6E」がベストです。 |
| 利用間取り | 「3LDK向け」「戸建て3階建て対応」など、自宅の広さに合った電波強度を持つモデルを選びます。 |
| 接続台数 | 家族の人数やデバイスの総数(スマホ、PC、タブレット、スマート家電など)に余裕を持った接続推奨台数のモデルを選びます。 |
| メッシュWi-Fi | 家が広い、あるいは鉄筋コンクリートで電波が届きにくい部屋がある場合は、複数台で網目状に電波を張り巡らせる「メッシュWi-Fi」が非常に有効です。 |
まとめ:地球儀マークが消えない時は、落ち着いて一つずつ確認を
今回は、Windows 11でWi-Fiマークがなくなり地球儀マークが表示されるという、非常に焦るトラブルの対処法を徹底的に解説しました。
最後に、試すべき手順をもう一度おさらいしますね。
- ✅ 【ステップ1:簡単な確認】
- 機内モードが「オフ」になっているか確認。
- PCを「再起動」する。
- Wi-Fiルーターを「再起動」する。
- 他のデバイス(スマホ)は繋がるか確認(問題の切り分け)。
- ✅ 【ステップ2:設定の見直し】
- ネットワークの「トラブルシューティング」ツールを実行する。
- Wi-Fiアダプターを「無効」→「有効」に戻してみる。
- ✅ 【ステップ3:ドライバー対処】
- デバイスマネージャーでドライバーを「更新」または「元に戻す(ロールバック)」。
- 最終手段として、ドライバーを「アンインストール」(チェックなし)してPCを再起動し、再インストールさせる。
- ✅ 【ステップ4:最終手段】
- (パスワードを控えた上で)「ネットワークのリセット」を実行する。
- 「高速スタートアップ」を無効にして、完全シャットダウン・起動を試す。
- ✅ 【メーカー別確認】
- (NEC製パソコンなどの場合)物理的なワイヤレスLANスイッチや、メーカー独自ソフトの設定を確認する。
多くの場合、ステップ1〜3のどこかで解決するはずです。
それでも直らない場合は、ステップ4を試すか、PC内蔵アダプターやルーターの物理的な不調・故障を疑い、外付け子機の利用やルーターの買い替えを検討してください。
インターネットに繋がらないと何もできず不安になりますが、一つずつ冷静に対処していけば、必ず原因は見つかります。
この記事が、あなたのPCのWi-Fi接続を無事復活させるためのお役に立てれば幸いです!✨💪


コメント