【お急ぎの方へ:この記事の結論(完全版)】
- ✅ 起動の正解:メニューにないので「Win+R」→「eudcedit」と入力して呼び出します(起動方法へ)。
- ✅ 作成の神テク:一から描くのはNG!「参照・コピー」で既存の文字を合体させましょう(作成手順へ)。
- ✅ データ消失の罠:外字はPCを変えると消えます。隠しファイルのバックアップが必須です(移行方法へ)。
- ✅ 送信トラブル:相手には「・」と表示されます。必ず「PDF化」してフォントを埋め込んでください(注意点へ)。
※この記事は、Windows 11の外字機能を1から100まで網羅した「完全保存版」です。ブックマークして、困った時に辞書代わりに使ってくださいね!📚
「大切なお客様のお名前なのに、変換しても変換しても、正しい漢字が出てこない…!」
「戸籍通りの『邊』の字を使わなきゃいけないのに、PCに入ってるのは形が微妙に違う!」
「会社独自の『㊍』みたいなマーク、毎回ペイントで作って貼り付けるの、もう限界…」
仕事の締切は迫っているのに、たった一文字、そう、たった一文字が見つからないだけで、作業が完全にストップしてしまう。
そんな「文字の迷宮」に迷い込んだ経験、ありませんか?
パソコンの前で頭を抱えて、辞書ツールを開きまくって、それでも見つからなくて…。
結局、「手書きで修正するしかないか…」なんて、昭和みたいな解決策を考えて絶望する。
「え、今の時代、パソコンって何でもできるんじゃないの?」
「なんでスマホなら出る漢字が、最新のWindows 11で出ないの!?」
そんな風に叫びたくなる気持ち、痛いほどわかります!😥
私も行政書士事務所で働いていた経験があるのですが、あの頃は毎日のように「見たこともない漢字」との戦いでした。
「よしだ」さんの「よし」が「土」に「口」だったり、一点多い「しんにょう」だったり…。
そのたびに「もう、画像で貼り付けちゃえ!」という悪魔の囁きと戦っていたものです(笑)。
でも、もう安心してください!
その悩み、Windows標準の機能だけで、0円で、しかも完璧に解決できます。
Windows 11の奥底には、あなた自身が「文字職人」になれる秘密の工房、「外字エディタ」が眠っているんです。
この記事は、そんな便利な機能なのに、なぜかマイクロソフトが隠したがる(?)「外字エディタ」について、起動から作成、裏技的な入力方法、そして一番怖い「データ移行」までを網羅した、ネット史上最も詳しい(はずの)完全バイブルです🕵️♀️
初心者さんはもちろん、「昔使ってたけどWin11で場所がわからなくなった!」というベテランさんまで。
私と一緒に、世界に一つだけの文字を作り出す冒険に出かけましょう!
準備はいいですか?かなり長い旅になりますが、読み終わる頃にはあなたは「文字マスター」になっているはずですよ!🥰
【第1章】そもそも「外字エディタ」って何者?なぜ必要なの?
具体的な操作に入る前に、まずは「敵(ツール)」を知ることから始めましょう。
ここを飛ばすと、後で「作ったのに表示されない!」というトラブルに巻き込まれちゃいますからね。
標準フォントの限界と「空白」の恐怖
Windowsには、標準で「メイリオ」や「游ゴシック」といったフォントが入っていて、そこには何万文字もの漢字や記号が収録されています。
「JIS第1水準」「第2水準」…最近では「第3・第4水準」まで対応し、昔に比べれば使える文字は格段に増えました。
でも、それでも足りないんです。
日本の漢字文化は複雑怪奇。
人名や地名には、歴史的な経緯で生まれた「異体字(いたいじ)」が無数に存在します。
- 📌 人名の壁:「高」の字が「はしごだか」、「吉」の上が「土」、「斎藤」さんの「さい」の字の無限バリエーション…。
- 📌 地名の壁:地元の人しか読めない、かつPCに入っていない旧字体の地名。
- 📌 業務記号の壁:地図記号、電気回路図記号、あるいは会社独自の「社判」マークなど。
これらは、標準フォントのリストには載っていません。
無理に入力しようとしても、「?」になったり、勝手に似たような漢字に変換されたりしてしまいます。
そこで登場!「外字エディタ(EUDC)」
ここで救世主となるのが、「外字エディタ(EUDC: End User Defined Characters)」です。
簡単に言うと、「ドット絵を描く要領で、新しい文字を自分で作って、PCのシステムに無理やり登録するツール」のこと。
これを使えば、どんな複雑な漢字でも、オリジナルのロゴマークでも、まるで最初からキーボードにあったかのように扱うことができるんです✨
【重要】これだけは覚えて!外字の仕組み
ただし、一つだけ、絶対に理解しておかないといけない「仕組み」があります。
通常、あなたのPCに入っているフォント(文字)は、世界共通の規格(Unicodeなど)で管理されています。
「A」という文字は、あなたのPCでも、私のPCでも、アメリカのPCでも「A」として表示されますよね。
でも、外字は違います。
外字は、「あなたのパソコンの中の、特定の空き地(私有地)」に勝手に建てた家のようなものです。
あなたのPCは「ここには『特製・吉田』という文字がある」と知っていますが、隣の人のPCから見たら、そこは「ただの空き地」なんです。
だから、外字を使った文章をそのままメールで送ると、相手には「・」や「■」という「空き地記号」しか表示されません。
これが、いわゆる「外字の文字化け」の正体です😱
「外字はあくまで、自分専用(ローカル専用)」。
この大原則を胸に刻んで、次のステップへ進みましょう!
【第2章】Windows 11で外字エディタを起動する4つの方法
「よし、使ってみよう!」と意気込んでスタートメニューを開いたあなた。
「……あれ?『Windowsアクセサリ』フォルダがない!?」
そうなんです。Windows 10まではメニューの中にあったのですが、Windows 11になってから、外字エディタはなぜか徹底的に隠されるようになってしまいました(マイクロソフトさん、なんで!?😭)。
でも大丈夫。
ここでは、確実に起動するための4つの方法を、難易度順に紹介します。
方法1:【推奨】「ファイル名を指定して実行」から(3秒で起動!)
これが一番プロっぽくて、確実な方法です。
慣れればマウスに触れずに起動できますよ!
- キーボードの「Windowsキー(田マーク)」を押しながら「R」キーをポンと押します。
- 画面の左下に「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが出現します。
- 入力欄に、すべて小文字で
eudceditと入力します。(※End User Defined Character EDITor の略です。覚えやすいでしょ?)
- 「OK」をクリックするか、Enterキーを押します。
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら、迷わず「はい」!
これで起動しなければ、PCの設定がおかしいレベルです。
まずはこれを試してみてください!
方法2:検索ボックスから探す
キーボード入力が苦手な方はこちら。
- タスクバーの真ん中にある「検索(虫眼鏡アイコン)」をクリック。
- 検索ボックスに日本語で「外字」と入力します。
- 検索結果のトップに「外字エディタ」が表示されるのでクリックします。
※たまに、インデックス作成が終わっていなくて表示されないことがあります。その場合は方法1を使ってくださいね。
方法3:システムフォルダから直接叩き起こす(奥の手)
「検索しても出ない!エラーになる!」という場合の最終手段です。
本体ファイルを直接ダブルクリックしにいきます。
- エクスプローラー(黄色いフォルダ)を開きます。
Cドライブ→Windows→System32フォルダの順に開いていきます。- ファイルが大量にありますが、頑張って
eudcedit.exeというファイルを探します。(※ファイル名順に並べ替えて「E」のあたりを探しましょう!)
- 見つけたらダブルクリック!
方法4:次回のために「ショートカット」を作っておく
「仕事で頻繁に使うから、いちいち検索するのは面倒!」
そんなあなたは、デスクトップにショートカットを作っちゃいましょう。
- 上記の方法3で
eudcedit.exeを見つけます。 - そのファイルを右クリックします。
- 「その他のオプションを表示」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選びます。
これで、デスクトップにあるアイコンをカチカチっとするだけで、いつでも工房に入れますよ🏠
【第3章】画面の見方と準備:まずは「場所」を確保しよう
無事に起動できましたか?
方眼紙のような画面が出てきたと思いますが、いきなり描き始めてはいけません。
まずは、「これから作る文字を、どこに住まわせるか(コード番号)」を決める必要があります。
「コードの選択」画面の完全攻略
起動直後に表示される「コードの選択」というウィンドウ。
これ、実はとっても重要なんです。
画面には、無数の四角いマス目が並んでいますよね。
これが「文字の住所(コードポイント)」です。
* F040 〜 F9FC: これが「外字エリア」です。
* マス目の状態:
* 何もないマス: 空き地です。ここに新しく作れます。
* 文字が表示されているマス: 既に作られた外字です。
* ・(ドット)や変な模様があるマス: 何か作りかけのデータがあるかも?
基本的には、最初から選択されている左上のマス(F040)を選んで「OK」を押せば大丈夫です。
もしそこに既に文字がある場合は、隣の空いているマスをクリックして選んでください。
フォントのリンク設定(ちょっと上級者向け)
「外字エディタ」メニューの中に、「フォントのリンク」という項目があります。
これは、「作った外字を、どのフォントと一緒に使うか」という設定です。
* すべてのフォントにリンクする(推奨):
* メイリオでも、明朝でも、ゴシックでも、どのフォントを使っている時でも外字が表示されます。
* 基本はこれを選んでおけば間違いありません!
* 指定したフォントにリンクする:
* 「MS明朝の時だけ表示させたい」というこだわり派向け。
* 初心者さんは触らなくてOKです。設定を間違えると「作ったのに出ない!」というパニックの原因になります。
【第4章】いよいよ作成!5分で終わる「プロ級・作字テクニック」
さあ、ここからが本番です!
目の前には、64×64マスの巨大な方眼紙(ビットマップキャンバス)。
「よし、ここにドットを打って『あ』を書こう…」
ちょっと待ってください!!
絶対に、一から手書きで描こうとしないでください。
マウスで綺麗な曲線を描くのは、プロのイラストレーターでも至難の業です。
絶対にガタガタになって、使うのが嫌になっちゃいます😱
ここでは、私がいつもやっている「既存の文字をコピー・改造・合体」させる、ズル賢い(でも一番賢い)テクニックを3つ伝授します!
テクニック1:【基本】似ている文字をコピーして修正する
一番よく使うパターンです。
例えば、「高」の字の「口」の部分が違う異体字(はしごだか)を作りたい場合。
- メニューバーの「ウィンドウ」→「参照」をクリックします。
- 「参照」ウィンドウが出るので、「形」の欄に、元になる漢字「高」を入力して「参照」ボタンを押します。
- 右側に「高」が表示されたら、「OK」をクリック。
- 画面が左右に分割されます。(左:作業場、右:お手本)
- ツールボックスの「四角形選択ツール」(点線の四角)を選びます。
- 右側の「高」の文字全体をググーッと囲みます。
Ctrl + C(コピー)を押します。- 左側の作業場をクリックして、
Ctrl + V(貼り付け)を押します。
これで、左側に綺麗な「高」がコピーされました!
あとは、ツールボックスの「消しゴム」で上の「口」の部分を消して、「鉛筆」で縦棒をつなげれば…
あっという間に「髙(はしごだか)」の完成です!✨
テクニック2:【応用】2つの文字を「合体」させる(キメラ作字)
「へん」と「つくり」を別々の漢字から持ってくる、高度なテクニックです。
例えば、「土」へんに「吉」という漢字を作りたい場合。
- まず、テクニック1と同じ手順で、右側に「土」を表示させます。
- 「土」の「へん」の部分だけを四角形選択ツールで囲んでコピーし、左側に貼り付けます。
- 次に、もう一度「ウィンドウ」→「参照」を開き、今度は「吉」を呼び出します。
- 右側に「吉」が出たら、今度は「吉」全体を囲んでコピーし、左側の空いているスペースに貼り付けます。
- 左側のキャンバス上で、貼り付けた「吉」をドラッグして、位置を微調整します。
どうですか?まるでパズルのように、綺麗な「土+吉」の漢字ができちゃいましたよね!🧩
一から描くのが馬鹿らしくなるくらい簡単です!
テクニック3:【特殊】ロゴや記号を描く時のコツ
文字ではなく、会社のロゴや地図記号を作りたい場合。
この場合は、さすがに参照するものがないので手描きになりますが、コツがあります。
* グリッド表示を活用する: Ctrl + G を押すと、マス目が表示されます。左右対称の図形を描く時に必須です!
* 直線ツールを使う: フリーハンドは禁物。直線を組み合わせて描くと、カチッとした綺麗な記号になります。
* 塗りつぶしに注意: 狭い隙間を「ブラシ」で塗りつぶすと、印刷した時に黒く潰れてしまうことがあります。1ドットの隙間を大切に!
最後の仕上げ:保存を忘れずに!
納得のいく文字ができたら、必ず保存しましょう。
- メニューバーの「編集」をクリック。
- 「同じコードで保存」をクリック。
(※ショートカット
Ctrl + SでもOK!)
これで、システムにあなたの文字が焼き付けられました🔥
【第5章】作った文字を呼び出す!入力マスターガイド
「作ったぞー!保存したぞー!」
意気揚々とWordを開いて、キーボードを叩く。
「……あれ?出ない。」
そうなんです。外字は、ただ作っただけでは、通常の変換候補には出てきません。
(「よしだ」と打って、勝手に作った「土吉」が出るわけじゃないんです)
作成した外字を文書に入力するための、3つのルートを解説します。
ルート1:【最強】「単語登録」してしまう(推奨)
一番のおすすめはこれ。一度登録してしまえば、普通の漢字と同じように扱えます。
- タスクバーのIMEアイコン(「あ」とか「A」)を右クリックして「単語の追加」を選びます。
- 「単語」の欄に、外字を入力します。
【ここが難関!】 まだ入力できないので、後述の「ルート2」のIMEパッドを使って、ここに入力してください。
- 「よみ」の欄に、呼び出しやすい読みを入力します。(例:「よしだ」「がいじ」「まーく」など)
- 「登録」ボタンをポチッとな。
これで、次からは「よしだ」と打ってスペースキーを押せば、変換候補の中に、あなたが作ったあの文字が輝いているはずです✨
ルート2:【確実】IMEパッドから探してクリック
読み方を忘れた時や、登録するほどでもない時はこれ。
- WordやExcel上で、入力モードにしておきます。
- IMEアイコンを右クリックして「IMEパッド」を選びます。
- 左側のメニューから「文字一覧」(本のアイコン)をクリック。
- ここが重要!カテゴリの中から「シフトJIS」フォルダを開き、その中の「外字」を選びます。
(※Unicodeの「私用領域」にある場合もあります。見つからなかったらそっちも見てみて!)
- 右側に、あなたが作った文字たちがズラリと並びます。使いたい文字をクリックすれば、文書に入力されます!
ルート3:【マニアック】文字コード表と「F040」入力
プロっぽい入力方法も紹介しておきます。
Wordなどで、直接コードを入力して変換する方法です。
1. 外字のコード(例:F040)を半角で入力します。
2. そのまま F5 キーを押します。
3. IMEパッドの文字一覧が、そのコードの場所までジャンプして開きます!
たくさんの外字を作って管理している人には、この「コード打ち」が一番早かったりします。
【第6章】⚠️ 絶対にやってはいけない「外字のタブー」と解決策
ここからは、トラブル回避のための「警告」の章です。
外字を使っていて「地獄」を見るのは、作成作業ではなく、「作った後」なんです。
何度も言いますが、外字は「そのパソコン専用の文字」です。
これを理解せずに使うと、恥をかいたり、お客様に迷惑をかけたりします。
タブー1:メールの件名や本文に外字を使う
絶対にNGです。
相手があなたのパソコンと同じ外字データを持っている確率は、宝くじで1等を当てるより低いです。
相手には「■」や「?」、最悪の場合は全く関係ない記号が表示されます。
大事な商談メールの件名が「■■様へ」なんてなっていたら…想像するだけで冷や汗が出ますよね😱
タブー2:Excelファイルのまま共有サーバーに置く
社内の共有フォルダにExcelを置いて、「みんな見てねー」と連絡する。
でも、外字を作ったのはあなたのPCだけ。
上司がそのファイルを開くと、名前の欄がすべて「・」になっている…。
「おい、名前が入ってないぞ!」と怒られる未来が見えます。
【解決策】すべてを解決する魔法「PDF化」
外字を使った文書を、安全に相手に渡す唯一にして最強の方法。
それが「PDFファイルへの変換」です。
WordやExcelからPDFを作成する際、PCは自動的に「この文書に使われている文字の形(フォント情報)」を、PDFファイルの中に埋め込んでくれます。
これなら、相手のPCに外字データがなくても、PDFを開けば、あなたが作った通りの文字が表示・印刷されます✨
「外字を使ったら、ゴールはPDF!」
これを家訓にしてください。これさえ守れば、外字は怖くありません!
【第7章】PC買い替え時の悪夢…「データ移行」完全マニュアル
最後に、多くのユーザーが涙を飲む「外字の引越し」について解説します。
パソコンを新しく買い替えた時。
「データ移行ソフトで全部移したから大丈夫!」と思っていると、痛い目を見ます。
外字データは、通常のデータ移行ツールでは移らないことが多いんです!
新しいPCを開いて、辞書登録したはずの「よしだ」を変換したら…
そこには、虚しく空白の「・」が表示されるだけ。
「嘘でしょ…あの苦労して作った100個の文字が、全部消えた…?」
そんな悲劇を防ぐために、手動での移行方法をマスターしておきましょう。
ステップ1:旧PCから「宝のファイル」を探し出す
外字データの実体は、以下の2つのファイルです。
* EUDC.TTE (フォント本体)
* EUDC.EUF (管理ファイル)
しかし、これらはWindowsの深い深い迷宮(隠しフォルダ)に隠されています。
通常は以下の場所にあります。
C:\Users\(あなたのユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\Windows\EUDC
「AppData」フォルダは隠しファイルなので、エクスプローラーの「表示」メニューから「隠しファイル」にチェックを入れないと見えません!注意!
このフォルダの中にある2つのファイル(EUDC.TTEとEUDC.EUF)を、USBメモリなどにコピーして救出します。
ステップ2:新PCにファイルを配置する
新しいPCでも、同じ場所(EUDCフォルダ)を探し出し、救出した2つのファイルを貼り付け(上書き)ます。
※もし新PCにまだEUDCフォルダがない場合は、一度「外字エディタ」を起動して何もせずに閉じると、フォルダが自動生成されますよ!
ステップ3:リンクを再設定する(仕上げ)
ファイルを置いただけでは、まだ認識されません。
新PCで外字エディタを起動し、「ファイル」メニューの「フォントのリンク」を開き、「すべてのフォントにリンクする」を選んでOKを押します。
これで、PCが「あ、ここに外字ファイルがあったのね!」と認識してくれます。
再起動すれば、懐かしのあの文字たちが、新しい画面で復活しているはずです!😭✨
【付録】困った時のQ&Aトラブルシューティング
Q. 作った外字が、印刷するとギザギザになるんですが?
A. 残念ながら、外字エディタで作る文字は「ビットマップ(点の集まり)」なので、拡大するとどうしても粗くなります。滑らかにしたい場合は、有料の外字作成ソフト(TTEditなど)を使って「アウトラインフォント」を作る必要があります。
Q. 外字エディタが開かない!「別のユーザーが使用しています」と出る!
A. これは、IME(日本語入力システム)が外字ファイルをつかんで離さない時に起こります。PCを再起動するか、IMEの設定で「辞書の修復」を行うと直ることが多いです。
Q. 会社のPCで、勝手に外字を作っていいの?
A. 情シス(IT管理者)に確認しましょう!企業によっては、PC入替時のトラブルを防ぐために「外字禁止令」が出ている場合があります。その場合は、「異体字セレクタ(IVS)」という、外字を使わずに特殊文字を出す新しい規格の使用を検討してみてください。
まとめ:外字エディタを使いこなして「文字の魔術師」になろう!
ここまで、約1万文字近い長旅にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした!
かなりのボリュームでしたが、これであなたも「外字マスター」の仲間入りです。
最後に、今回の要点をもう一度だけおさらいしておきましょう。
✅ 外字完全攻略のロードマップ
- 起動: メニューにない!
Win+R→eudceditで呼び出す。 - 作成: ゼロから描くな!「参照・コピー・合体」で5分で作る。
- 運用: 単語登録で呼び出し、相手に送る時は必ずPDF化する。
- 管理: PC入替時は、隠しフォルダ内のファイルを必ず救出する。
「文字がない」という問題は、一見地味ですが、当事者にとっては冷や汗が出るほど重大なトラブルです。
お客様の名前を正しく表記すること。
それは単なる事務作業ではなく、「相手への敬意」そのものだと私は思います。
外字エディタという強力な武器を手に入れた今のあなたなら、もうどんな珍しいお名前が来ても、笑顔で対応できるはずです。
「あ、その漢字ですね?すぐに出せますよ(ニッコリ)」なんて言えたら、超カッコいいですよね!✨
ぜひこのガイドをブックマークして、困った時のお守り代わりにしてください。
あなたのパソコンライフが、ストレスフリーで快適なものになりますように!応援しています!💪✨

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