【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ ムービーメーカーはどこ?:残念ながら完全廃止です。ネット上の「復刻版」はウイルスの温床なので絶対NG!(危険な理由を見る)。
- ✅ 今の正解はこれ:標準搭載の「Clipchamp」が、AI搭載でプロ並みの動画が作れる神アプリです(Clipchampの使い方へ)。
- ✅ カットだけしたい:それなら「フォト」アプリで十分!重いソフトを開く必要はありません(フォトアプリの手順へ)。
- ✅ 結婚式・YouTube対応:無料版でも4K出力以外はほぼ制限なし。透かしも入りません(Q&Aへジャンプ)。
※この記事では、PCが苦手な方でも「動画編集」という壁を乗り越えられるよう、プロのノウハウを全て詰め込んだ「完全バイブル」として執筆しています。必要な箇所を目次から選んでくださいね!
「あれ…?Windows 10の頃までは、スタートメニューのどこかにあったはずなのに、ムービーメーカーが見当たらない!?」
「来週の友人の結婚式で流すサプライズ動画、『ムービーメーカーで作れば楽勝!』って引き受けちゃったのに、ソフトがない! どうしよう…!」
久しぶりに動画編集をしようとして、PCの中を必死に検索しても、あの見慣れたフィルムのアイコンが出てこない。 冷や汗をかきながら、震える手で「Windows11 ムービーメーカー 代わり 無料」なんて検索して、このページに救いを求めて来てくれたんじゃないでしょうか。
「PCを買い替えたばかりで、何も消してないはずなのに!」 「Windows Updateでおかしくなったのかな?」
そう思って、画面に向かって「なんでだよ!」と叫びたくなりますよね。 そして、焦りに任せて怪しいダウンロードサイトを見つけて、「これを入れたら、あの頃みたいに使えるのかな…?」なんて、禁断のボタンを押そうと迷ったりしていませんか?😥
わかります、すごーくわかります! 私も昔はムービーメーカーのヘビーユーザーでした。 「写真を並べて、音楽を乗せて、タイトルを入れる」 たったこれだけのことが、直感的に、しかも無料でできたあのソフトは、まさに「革命」でしたよね。
あの一瞬で動画が作れる手軽さが、今のWindowsから消えてしまった時の喪失感。 まるで、長年連れ添った相棒がいなくなったような寂しさ、痛いほどわかります。
「新しいソフトは機能が多すぎて難しそう…」 「英語ばっかりで使い方が分からない…」 「無料ソフトだと、変なロゴ(透かし)が入るんじゃ…?」
そんな不安で頭がいっぱいになって、パニックになっちゃいますよね。
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、数万円もする高価なソフトを買う必要はありません!
実はWindows 11には、ムービーメーカーの魂を受け継ぎつつ、最新のAI技術という魔法を手に入れた「最強の後継アプリ」が、最初からインストールされているんです。
この記事は、そんな「ムービーメーカー難民」になってしまったあなたを救うための、プロ直伝の動画編集ツール選びと、その徹底的な活用術を網羅した「超・完全バイブル」です🕵️♀️
初心者さんでもできるカンタンなカット編集から、YouTuber顔負けのAIナレーション活用術、さらには「なぜムービーメーカーは消えたのか?」という裏話まで。
私と一緒に、一つずつ順番に紐解いて、あの楽しかった動画編集ライフを、最新の環境で取り戻しましょうね!🥰
- 1. 悲しい現実…Windows 11に「ムービーメーカー」はありません
- 2. 最有力候補!標準搭載の「Clipchamp」とは?
- 3. 実は使える!「フォト」アプリでの動画編集
- 4. 【徹底比較】ムービーメーカー vs Clipchamp vs フォト
- 5. Clipchampの使い方完全マニュアル【基本編】
- 6. Clipchampの使い方完全マニュアル【応用・演出編】
- 7. Clipchampだけの強み!AI機能の活用法
- 8. 動画の書き出し(エクスポート)と保存
- 9. 効率化のためのショートカットキー一覧
- 10. Windows 11動画編集に関する「よくある質問(Q&A)」
- 11. まとめ:Windows 11でも動画編集は簡単!新しい扉を開こう
1. 悲しい現実…Windows 11に「ムービーメーカー」はありません
まず最初に、残酷な現実をお伝えしなければなりません。 結論から申し上げますと、残念ながらWindows ムービーメーカー(Windows Movie Maker)は開発が完全に終了しており、Windows 11には搭載されていません。
「えっ、なんでそんな便利なものをなくしたの!?」 「使いやすかったのに、改悪じゃないか!」
そう思いますよね。私も最初はそう思いました。 かつてWindows XPやVista、7の時代、結婚式のプロフィールビデオや、子供の運動会の記録、卒業式のスライドショーなど、多くの人がこのソフトにお世話になったことでしょう。
しかし、2017年1月10日。「Windows Essentials 2012」というパッケージ製品のサポート終了に伴い、ムービーメーカーの正規のダウンロード提供も、歴史の幕を閉じてしまったんです。
なぜムービーメーカーは「消されなければならなかった」のか?
「人気があったのに、どうして?」 そこには、どうしても避けられない2つの大きな理由がありました。
① 時代の変化と技術の限界 ムービーメーカーが設計されたのは、まだ「DVD」が主流だった時代です。 しかし現在は、スマホで手軽に「4K動画」が撮れ、YouTubeやTikTokなどの「Web動画」が当たり前の時代。 古い設計のムービーメーカーでは、最新のiPhoneで撮った高画質動画(HEVC形式など)を読み込むだけでフリーズしたり、画質が劣化したりと、技術的に対応しきれなくなってしまったんです。
② セキュリティの致命的なリスク こっちがより深刻な理由です。 古いソフトを使い続けることは、家の鍵をかけずに外出するようなもの。 サポートが切れたソフトには、新たなウイルスやハッキングの手口に対する「防御策」が更新されません。 つまり、ムービーメーカーを使い続けること自体が、あなたのPCを危険に晒す行為になってしまったのです。
⚠️ 警告:「復刻版」の甘い罠
今でもGoogleで「ムービーメーカー ダウンロード」と検索すると、「Windows 11でも使えるムービーメーカー!」と謳う海外のサイトが出てくることがあります。
これ、絶対にクリックしてはいけません!
これらの多くは、正規のファイルを装った「マルウェア(ウイルス)」や、インストールするとクレジットカード情報を盗み取る「スパイウェア」が仕込まれた偽物です。
「懐かしいから」という理由でこれらに手を出すと、動画を作るどころか、PCが再起不能になるリスクがあります。絶対にやめましょう。
Windows 11が提示する2つの「正解」
では、私たちはどうすればいいのでしょうか? Microsoftは現在、「ムービーメーカー難民」のために、以下の2つの選択肢を標準で用意しています。
- Clipchamp(クリップチャンプ): 本格的な編集も可能な、現在の標準アプリ。実質的な「ムービーメーカー Pro」です。
- フォト(Photos): スライドショーや単純なカット編集に特化した、超簡易機能。「ムービーメーカー Light」のような存在です。
それぞれの特徴を深く理解し、自分の目的に合ったツールを選ぶことが、最短で動画を完成させるコツです!
2. 最有力候補!標準搭載の「Clipchamp」とは?
Windows 11における「ムービーメーカー」の生まれ変わり。 それが、現在ほぼ一手にその役割を引き受けている「Microsoft Clipchamp(クリップチャンプ)」です。
元々はオーストラリアのスタートアップ企業が開発していたWebベースの動画編集ツールでしたが、そのあまりの優秀さにMicrosoftが惚れ込み、2021年に買収。 そのままWindows 11の「標準アプリ」として組み込まれることになりました。
スタートメニューにひっそりと入っているこの紫色のアイコンのアプリ、実はものすごい実力の持ち主なんです。
Clipchampが「最強の代わり」である理由
Clipchampは、かつてのムービーメーカーの最大の武器であった「直感的な操作性」を維持しながら、現代の「YouTuber」や「TikToker」、そして「ビジネスパーソン」が必要とする機能をすべて詰め込んでいます。
「高機能ってことは、Adobe Premiereみたいに難しいんじゃないの…?」
そう思うかもしれませんが、安心してください。 素材を並べるだけで動画になる「タイムライン編集」は、ムービーメーカーと全く同じ感覚で使えます。 むしろ、ドラッグ&ドロップの感度は昔より遥かに良くなっています。
▼ここがすごいよClipchamp!神機能4選
- 🎬 豊富なテンプレート: 「YouTubeのオープニング」「Instagramのストーリー」「誕生日メッセージ」。カテゴリーを選ぶだけで、プロが作ったようなおしゃれな動画が数秒で完成します。
- 🤖 AI機能(ここが最強): テキストを入力するだけで、AIが「ナレーション」を読み上げてくれる機能や、動画内の音声を解析して「自動で字幕」をつけてくれる機能があります。これ、外部の有料ツールなら月額数千円レベルの機能ですよ!
- 🎵 素材が使い放題: 著作権フリーの音楽、効果音、ストック動画、ステッカーなどがアプリ内で検索してそのまま使えます。「BGMどこで探そう…」と悩む時間はもう不要です。
- 📱 スマホ連携: スマホで撮った動画をQRコード経由で直接PCに取り込めます。ケーブルを探す手間すら省けるんです。
特に、「テキスト読み上げ機能」は革命的です。 自分の声を録音しなくても、AIが「Nanami」さんや「Keita」くんの声で、自然な日本語ナレーションを入れてくれるんですよ。 これは、顔出しや声出しをしたくない動画投稿者や、マニュアル動画を作りたい会社員にとっては「神機能」と言えるでしょう✨
無料版と有料版(Premium)の違い
「そんなにすごいなら、どうせ課金しないとまともに使えないんでしょ?」って勘繰っちゃいますよね(笑)。
でも、基本的な編集機能はすべて無料で使えます!
以前は高画質(1080p)での書き出しが有料だった時期もありましたが、ユーザーからの猛反発(?)を受けて、現在は無料プランでも1080p書き出しが無制限になりました。 ここ、テストに出るくらい重要です!
▼有料プラン(Premium)が必要な人
- 4K画質(UHD)で書き出したい人
- ハリウッド映画並みの高級なプレミアム素材(映像・音楽)を使いたい人
- 企業ロゴなどの「ブランドキット」を保存しておきたい人
つまり、一般的な家庭用動画、結婚式のムービー、YouTubeへの投稿動画(フルHD)であれば、無料版で全く問題ありません! 「透かし(ロゴ)」が入ることもないので、安心して使い倒してください。
3. 実は使える!「フォト」アプリでの動画編集
「Clipchampでも機能が多すぎて、ちょっと難しそう…」 「私はただ、子供の動画の『撮り始めの手ブレ』と『撮り終わりの地面が映ってる部分』をチョキンとカットしたいだけなの!」
そう感じるシンプル派のあなたには、Windows標準の「フォト」アプリがおすすめです。
名前の通り、本来は写真を見るためのアプリですが、実はひっそりと「ビデオエディター」の機能が内蔵されているのをご存知でしたか?
フォトアプリでできること・できないこと
フォトアプリの編集機能は、極限までシンプルに削ぎ落とされています。 包丁で例えるなら、Clipchampが「多機能な万能ナイフ」なら、フォトアプリは「ペーパーナイフ」くらいシンプルです。
✅ できること
- トリミング: 動画の不要な部分をカットする。
- BGM追加: 用意された音楽を乗せる。
- スライドショー: 写真を選んで自動で動画にする。
❌ できないこと
- 凝ったテロップや字幕を入れる(本当に簡易的な文字しか入りません)
- 複数の動画を複雑に重ねる
- ナレーションを入れる
これだけの機能で十分という場合、重たい編集ソフトを起動するよりも、フォトアプリのほうが圧倒的に手早く作業が完了します。 特に、スマホで撮った動画の前後をカットしてLINEで送りたい、といった用途なら、フォトアプリが最適解です👍
4. 【徹底比較】ムービーメーカー vs Clipchamp vs フォト
ここで、かつての「ムービーメーカー」と、現在の2つの選択肢を比較してみましょう。 敵(ツール)を知れば、無駄な作業をせずに、最短ルートで動画が作れますからね!
▼ ツール別機能比較表
| 機能・特徴 | ムービーメーカー
(旧) |
Clipchamp
(新標準) |
フォト
(簡易版) |
|---|---|---|---|
| 編集の自由度 | △ (基本のみ) | ◎ (プロ並み) | ✕ (最低限) |
| 操作の難易度 | 簡単 | 普通〜簡単 | 超簡単 |
| テロップ・文字 | ○ (シンプル) | ◎ (デザイン豊富) | △ (簡易的) |
| BGM・音楽 | △ (手持ちのみ) | ◎ (フリー素材あり) | ○ (内蔵曲あり) |
| AI音声読み上げ | ✕ | ◎ (標準搭載) | ✕ |
| 自動字幕生成 | ✕ | ◎ (標準搭載) | ✕ |
| 画面録画 | ✕ | ◎ (PC画面+カメラ) | ✕ |
| 4K出力 | ✕ | △ (有料) | ✕ |
| 推奨ユーザー | (存在しません) | YouTuber
Vlog作成 |
記録用
カットのみ |
この表からも分かる通り、「Clipchamp」はムービーメーカーの完全なる上位互換と言えます。
かつてムービーメーカーでやっていたことは全てClipchampで可能であり、さらにそれ以上のことができます。 一方、「フォト」はあくまで補助的なツールとして位置づけるのが正解ですね。
5. Clipchampの使い方完全マニュアル【基本編】
「よし、Clipchampを使ってみよう!」と決めたあなたへ。
ここからは、メインの推奨ツールである「Clipchamp」の具体的な使い方を、初心者さん向けに手取り足取り解説します。 これを読みながら操作すれば、初めての方でも1本の動画を完成させることができますよ💪
手順1:アプリの起動とアカウント作成
まず、スタートメニューの検索バーに「Clipchamp」と入力してアプリを起動します。(もし見つからない場合は、Microsoft Storeから無料でダウンロードできます)
初回起動時のみ、ログインが必要です。 Microsoftアカウント(Windowsにログインしているアカウント)があれば、そのまま「続行」をクリックするだけでOK。 Googleアカウントでもログイン可能です。
起動したら、ホーム画面にある「新しいビデオを作成」ボタンをクリックします。 これで編集画面(タイムライン)が開きます。 黒い画面と下にあるメモリのようなバー。これこそが、動画を作る「まな板」です!
手順2:メディア(動画・写真)のインポート
編集したい動画ファイルや写真データを、Clipchampという「調理台」に取り込みます。
画面左上の「メディアのインポート」ボタンをクリックするか、フォルダからファイルを直接画面内にドラッグ&ドロップします。 取り込んだ素材は「マイメディア」という場所に一覧で表示されます。
スマホの中にある動画を使いたい場合は、「電話からインポート」というボタンを押してみてください。 表示されるQRコードをスマホで読み取るだけで、ケーブルなしでPCに動画が転送されます。これ、地味ですが本当に便利です!
手順3:タイムラインへの配置とカット編集
さあ、ここからが本番です!
「マイメディア」にある素材を、画面下部の「タイムライン」と呼ばれる帯状のエリアにドラッグ&ドロップします。 これが動画の設計図になります。
動画の不要な部分をカットするには、以下の手順で行います。
-
- タイムライン上の白い縦線(再生ヘッド)を、切りたい場所に合わせます。
- ハサミのアイコン(分割)をクリックします。(キーボードの「S」を押すのがプロへの近道!)
- 動画が2つに分かれるので、不要な方をクリックして「Delete」キーまたはゴミ箱アイコンで削除します。
- 空いた隙間を詰めるために、残った動画をドラッグして移動させます。
(※隙間にゴミ箱マークが出たら、それをクリックすると自動で詰めてくれます!)
この「分割(S)」して「削除(Delete)」する。 これの繰り返しが、動画編集の基本作業の9割を占めます。 ここさえクリアできれば、もう脱初心者です!👏
6. Clipchampの使い方完全マニュアル【応用・演出編】
基本のカットができたら、動画を華やかに演出していきましょう。 ここからの作業で、素人っぽい動画が「えっ、これプロが作ったの?」と言われるクオリティにグッと上がりますよ!✨
文字(テロップ・タイトル)を入れる
動画に文字を入れるだけで、伝わりやすさは段違いです。
画面左のメニューから「テキスト」をクリックします。 様々なデザインのテキストテンプレートが表示されます。 「プレーンテキスト」や「タイトル」、「ソーシャル(SNS風)」など、気に入ったデザインを選んで、タイムラインの動画の上にドラッグ&ドロップします。
画面右側のプロパティパネルで、文字の内容、フォント、色、サイズを自由に変更できます。 「フェードイン」や「タイプライター風」など、動きをつけることもワンクリックです。 YouTubeのような派手なテロップも、テンプレートを使えば一瞬で作れちゃいます!
音楽(BGM)と効果音をつける
動画に音楽がないと、なんだか寂しい印象になってしまいますよね。
画面左のメニューから「コンテンツライブラリ」→「オーディオ」を選択します。 ここには、著作権を気にせず使える無料の音楽や効果音が大量に用意されています。 「ハッピー」「チル(落ち着いた)」「ドラマチック」などのジャンルから選べます。
気に入った曲をタイムラインの「オーディオ」トラックにドラッグ&ドロップしましょう。
⚠️ 音量注意!プロのテクニック
BGMの音量が大きすぎると、声が聞こえなくなってしまいます。
タイムライン上の音楽クリップをクリックし、右側のメニューで「オーディオ」を選び、音量を10〜20%程度まで下げてください。
また、「フェードイン・フェードアウト」の設定もここからできます。曲の始まりと終わりを徐々に小さくすると、一気にプロっぽくなりますよ!
トランジション(場面転換)の設定
場面が変わる瞬間に、「ふわっ」と切り替わったり、「スライド」して切り替わったりする効果をトランジションと呼びます。 これを入れるだけで、ブツ切り感が消えて、滑らかな映像になります。
画面左のメニューから「トランジション」を選び、タイムライン上の「動画と動画のつなぎ目」にドラッグ&ドロップします。 おすすめは「クロスフェード(Cross Dissolve)」です。 どんな場面でも自然に馴染む、魔法の効果です。
7. Clipchampだけの強み!AI機能の活用法
Clipchampが「ムービーメーカー」を遥かに凌駕している点が、最新のAI機能です。 これらを使いこなせば、作業時間を大幅に短縮できるだけでなく、今まで諦めていた表現が可能になります!
自動字幕起こし(キャプション)
今の動画は、電車の中など「音を出せない環境」で見られることも多いため、字幕は必須です。 でも、手動で文字起こしをするのは本当に大変な作業ですよね…。1分の動画の字幕を作るのに、30分かかることもザラです。
Clipchampなら、画面右上の「キャプション」ボタンを押して「自動キャプションをオンにする」を選択するだけでOK! AIが動画内の音声を解析し、自動で字幕を生成してくれます。
精度も非常に高く、誤字がある場合も後からテキストエディタのように簡単に修正できます。 さらに、字幕のデザイン(色やフォント)も一括で変更できるので、統一感のある動画が作れます。
テキスト読み上げ(音声合成)
「自分の声を動画に入れたくない…恥ずかしい…」 「録音機材がないから、音がこもってしまう…」
そんな時は、AIに喋らせちゃいましょう!
画面左のメニュー「録画と作成」→「テキスト読み上げ」を選択します。 言語(日本語)、声のキャラクター(NanamiやKeitaなど)、話す速度を選び、テキストボックスに喋らせたい文章を入力します。
プレビューで確認して「保存」を押すと、音声ファイルとしてタイムラインに追加されます。 最近のAI音声は本当に自然で、イントネーションもかなり人間っぽいです。 これを使えば、顔出し・声出しなしの解説動画(ずんだもん風のような)も簡単に作れますよ!🤖
8. 動画の書き出し(エクスポート)と保存
編集がすべて終わったら、最後に動画ファイルとして保存(書き出し)を行います。 ここを失敗すると、せっかくの動画が見られなくなってしまうので、慎重に行きましょう。
画面右上の「エクスポート」ボタンをクリックします。 画質の選択肢が表示されるので、基本的には「1080p(高画質)」を選択してください。
- 480p: 画質が悪いです。確認用以外では使いません。
- 720p: スマホなら十分ですが、PCで見ると少し荒いです。
- 1080p: これが標準です。YouTube、結婚式、テレビ視聴、全てこれでOKです。
- 4K: 有料プランのみ。どうしても超高画質が必要な場合だけ選びます。
処理が始まると進捗バーが表示されます。 この間、タブを閉じたりPCの電源を切ったりしないでくださいね。 100%になると自動的にパソコンの「ダウンロード」フォルダにMP4ファイルとして保存されます。
また、GoogleドライブやYouTube、TikTokに直接アップロードするボタンも表示されます。 連携しておけば、書き出しが終わった瞬間に投稿が完了するので、YouTuberには涙が出るほど便利な機能です。
9. 効率化のためのショートカットキー一覧
動画編集は細かい作業の連続です。 マウス操作だけでなく、キーボードのショートカットキーを使うと、編集速度が3倍になります。 これを知っているかどうかで、作業の疲れ方が全く違います!
Clipchampで特によく使うショートカットを厳選してまとめました。 付箋に書いて、PCのモニターに貼っておくことをおすすめします(笑)。
▼ Clipchamp 必須ショートカットキー表
| 操作内容 | キー (Windows) | 解説 |
|---|---|---|
| 分割 (カット) | S | 再生ヘッドの位置で切断します。
※最重要キーです!これだけは覚えて! |
| 削除 | Delete | 選択したクリップを削除します。 |
| 元に戻す | Ctrl + Z | 間違えた操作を一つ前に戻します。
「あっ、切りすぎた!」と思ってもこれで安心。 |
| 再生 / 一時停止 | Space | 動画のプレビュー再生と停止を切り替えます。 |
| 全選択 | Ctrl + A | すべての素材を選択します。全体を移動させたい時に便利。 |
まずは「S(分割)」と「Delete(削除)」、「Space(再生)」。 この3つを覚えるだけでも、作業効率は劇的に向上しますよ!
10. Windows 11動画編集に関する「よくある質問(Q&A)」
最後に、ムービーメーカーからの移行でよくある疑問、トラブルシューティングをまとめました。 ここで不安を全て解消しておきましょう!
Q1. Clipchampで作った動画に「透かし(ロゴ)」は入りますか?
A. いいえ、無料版でも透かし(ウォーターマーク)は入りません!
以前のバージョンや、他の無料ソフト(Filmoraの無料版など)では大きなロゴが入ることがありますが、現在のClipchampはロゴなしでクリーンな動画を保存できます。 結婚式やビジネスでの利用も、全く恥ずかしくありません。安心して使ってくださいね。
Q2. 動作が重い・カクつく場合はどうすればいい?
A. メモリ不足の可能性があります。以下の対策を試してください。
動画編集はパソコンにかなりの負荷がかかる作業です。 特にClipchampはブラウザ(Google ChromeやEdge)の技術を使っているため、タブをたくさん開いていると重くなります。
- 不要なブラウザのタブや他のアプリを全て閉じる。
- プレビュー画質を下げる(設定ではなく、画面の表示倍率を下げると軽くなることがあります)。
- PCを再起動してメモリをリフレッシュする(これ、一番効きます!)。
- Cドライブの空き容量を増やす。
それでも重い場合は、パソコンのスペック不足(特にメモリが8GB以下)の可能性があります…。その場合は、もっと軽い「フォト」アプリでの編集を検討してみてください。
Q3. オフラインでも使えますか?
A. 基本的にはインターネット接続が必要です。
Clipchampは「PWA(プログレッシブウェブアプリ)」という技術を使っており、ブラウザベースで動作するアプリに近い性質を持っています。 そのため、アプリの起動や素材の読み込み、そして何より「AI機能(音声合成など)」の使用にはインターネット接続が必要です。
一度読み込んでしまえば、カット編集などはオフラインでもできることがありますが、途中で保存ができなくなるリスクがあります。 安定した利用のためには、必ずWi-Fiなどのネット接続環境下で使用することを強く推奨します。
Q4. 他におすすめの無料ソフトはありますか?
A. どうしてもClipchampが合わない場合は、以下を検討してください。
- CapCut (PC版): スマホアプリで有名。エフェクトが派手で、TikTokやShorts動画向け。若者向けの加工が得意です。
- DaVinci Resolve: ハリウッド映画でも使われるプロ用ソフト。無料ですが、機能が多すぎて初心者には学習コストが非常に高いです。「いつかプロになりたい」という人向けです。
- AviUtl: 日本のフリーソフトのレジェンド。超軽量ですが、設定が難解で「沼」にはまる可能性があります。PCマニア向けです。
まずはClipchampを使い倒し、それでも「やりたいことができない!」と限界を感じたら、これらを検討すると良いでしょう。
11. まとめ:Windows 11でも動画編集は簡単!新しい扉を開こう
長文にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした!
Windows ムービーメーカーがなくなったことは、一つの時代の終わりを意味しましたが、それは新しい、より便利な時代の始まりでもありました。
最後に、今回の記事のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
✅ この記事のまとめ
- ムービーメーカーは開発終了: 探してはいけない。セキュリティリスクの塊です。
- 後継はClipchamp: 無料・高機能・AI搭載の最強ツール。これを使えば間違いなし!
- 簡易編集ならフォト: 単純なカットだけなら、フォトアプリでも十分対応可能。
- AIを活用せよ: 自動字幕と音声読み上げを使えば、誰でもプロ級の動画が作れる。
「新しいソフトを覚えるのは面倒だなぁ…」と思うかもしれません。 その気持ち、本当によくわかります。人間、変化には抵抗したくなるものです。
しかし、Clipchampはかつてのムービーメーカーユーザーが迷わないよう、非常に親切に設計されています。 さらに、AIによる字幕起こしや音声合成など、かつてはプロに外注していたような作業が、クリック一つで完了します。 一度使ってみれば、「なんだ、もっと早くこれにしておけばよかった!」と思うはずです。
ぜひ、あなたのWindows 11に入っているClipchampを開いてみてください。 そして、眠っているスマホの中の動画たちを、輝かせてあげてください。
思い出の映像を編集して家族を喜ばせたり。 YouTubeへの投稿を始めて、新しい世界と繋がったり。 新しいクリエイティブな趣味が、そこから始まるはずです!
あなたの動画編集ライフが、もっと楽しく、もっと自由なものになりますように…🙏✨ この記事が、その第一歩のお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。
応援しています!頑張ってくださいね!👋


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