Windows 11のIEモードで互換表示設定(エンタープライズモード)を行う方法

Windows 11のIEモードで互換表示設定(エンタープライズモード)を行う方法 パソコン

【お急ぎの方へ:この記事の結論】

  • ✅ IEモードだけじゃダメ?:単にモードを変えるだけでは「互換表示」は効きません。専用リストが必要です(第1章へ)。
  • ✅ 必須ツール:Microsoft公式の「Enterprise Mode Site List Manager (v2)」を使いましょう(第2章へ)。
  • ✅ 魔法の設定:「Compat Mode」でIE8やIE7を指定するのが、表示崩れを直す最大の鍵です(第3章へ)。
  • ✅ 最後の仕上げ:ローカルグループポリシーでPC全体に命令を出せば完了です(第4章へ)。

※この記事では、社内SEや管理者の方が迷わないよう、図解レベルの細かさで徹底解説しています。目次から気になるところへ飛んでくださいね!

「あれっ…?IEモードで開いたはずなのに、画面がガタガタに崩れてる!」
「ボタンを押しても反応しないし、ドロップダウンメニューが裏側に隠れちゃう…。」
昔の互換表示設定はどこに行ったの!?現場からクレームの電話が鳴り止まない!」

 

Windows 11への移行プロジェクトを進めている中で、社内の基幹システムや、長年使い続けてきた特定のWebアプリケーションを開こうとして、こんな深刻なトラブルに直面していませんか?😓

 

Internet Explorer(IE)がついに完全撤廃され、「これからはMicrosoft EdgeのIEモードを使えば、過去の資産もそのまま動きます!」というマイクロソフトのアナウンスを信じて移行したのに…。
いざ蓋を開けてみたら、レイアウトは崩壊、スクリプトエラーは頻発、印刷はずれる…まさに「阿鼻叫喚」の地獄絵図、なんて現場も少なくありません💦

 

「もしかして、Windows 11にしたのが間違いだった…?」
「システムを改修する予算なんて、あと3年は降りないのに…」
「どうしよう、来週の業務開始までに直さないと、会社の業務が止まる…」

 

わかります、わかります!その焦る気持ち、胃が痛くなるようなプレッシャー、本当によくわかります!😭
私も以前、従業員数1000名規模の社内システム移行担当(情シス)をしていた時に、全く同じ現象(IEモードなのに画面が真っ白!ログイン画面すら出ない!など)に遭遇して、冷や汗をダラダラかきながら徹夜した経験があります…。

 

でも、大丈夫です!

そのシステム、まだ諦めないでください!Windows 11が壊れているわけでも、Edgeが悪いわけでもありません。

実はそれ、単にIEモードにするだけじゃなくて、「どの時代のIEとして振る舞うか」という指示(互換表示設定)が足りていないだけなんです。

正しい「処方箋」さえあれば、20年前のシステムだって、Windows 11の上で嘘みたいに元気に動き出しますよ!💊

 

この記事は、そんな「IEモードの表示崩れ」という迷宮に迷い込んでしまったあなたを救うための、プロフェッショナルな視点で解説する「完全攻略ガイド」です🕵️‍♀️✨

 

・Windows 11では画面から完全に消滅してしまった「互換表示設定」を、どうやって復活させるのか?
・「エンタープライズモードサイトリスト」って何?
・XMLファイルの書き方は?

 

難しそうな言葉が並びますが、心配無用です!
初心者の方でも迷わないよう、ツールのダウンロードから、最後の動作確認、そして「それでも動かない時の奥の手」まで。
私と一緒に、一つずつ手順を追って、確実にシステムを安定稼働させていきましょうね🥰

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
目次(気になるところをクリック)

🤔 第1章:なぜ崩れる?IEモードと「互換表示」の決定的な違い

 

具体的な作業に入る前に、まずは「敵」を知りましょう!
「IEモードにしてるのに、なんで直らないの?」
「そもそも、互換表示って何をしてたの?」
という根本的な疑問をスッキリ解決しておくと、後のトラブルシューティングが劇的に楽になります。

 

「IEモード」=「互換表示」ではありません!

 

ここ、すごく誤解されやすいポイントなんです。
多くの人が「EdgeのアドレスバーにあるIEアイコンをクリックすれば、魔法のように昔のIEと全く同じになる」と思っていますよね。

 

でも、実は厳密には違うんです。

 

IEモードというのは、あくまで「Edgeという最新のブラウザの中で、Trident(MSHTML)という古いIEのエンジンを動かすための『枠組み』」を用意したに過ぎません。

 

わかりやすくゲーム機で例えてみましょう🎮

 

  • Edge(Chromium): 最新のNintendo SwitchやPS5です。
  • IEモード: 「昔のゲームソフトを動かすためのスロット」です。
  • Webサイト(業務システム): 「ファミコンのカセット」や「スーパーファミコンのカセット」です。

 

IEモードを使うことで、スロット(枠組み)は用意されました。
しかし、そのスロットに入れたカセットが「ファミコン用(IE7)」なのか、「スーパーファミコン用(IE8)」なのか、「Wii用(IE11)」なのかを、機械に教えてあげないと、映像は正しく映らないんです📺⚡

 

表示崩れが起きている状態というのは、「システムはIE7(ファミコン)用に作られているのに、IEモードが勝手にIE11(Wii)として動かそうとしている」という「ミスマッチ」が起きている状態なんです。

 

「ドキュメントモード」という魔物

 

専門的な話をすると、IEには「ドキュメントモード」という概念があります。
歴史の中で、IEは何度も仕様変更を繰り返してきました。

 

  • IE5/IE6 (Quirks Mode): Web標準を無視した、独自ルールの無法地帯。
  • IE7 (Standards Mode): 少し標準に近づいたけど、まだ独特。
  • IE8 (Standards Mode): CSSの解釈が大きく変わり、ここで多くの崩れが発生。
  • IE11 (EdgeHTMLに近い): 現代のWeb標準にかなり近い。

 

社内システムや古いWebサイトの多くは、「IE7」や「IE8」の独特な挙動(バグも含めて)に依存して作られています。
これを最新の「IE11モード」で無理やり開くと、ボックスの幅が計算合わなくなったり、JavaScriptが動かなくなったりするわけです。

 

かつてのIEブラウザにあった「互換表示設定」ボタンは、強制的にこのドキュメントモードを「IE7」や「IE5」に落とすためのスイッチでした。
Windows 11では、このスイッチが隠されてしまったため、私たちは手動で「このサイトはIE7で開け!」と命令書を書く必要があるのです📝

 

Windows 11では「互換表示設定」メニューが消滅!?

 

ここで、よく検索される「windows10 windows11 edge ieモード 違い」について触れておきましょう。

 

Windows 10の頃は、まだOSの中に「Internet Explorer 11」というアプリが独立して残っていました。
だから、本当に困ったときは、以下の「裏技」が使えました。

 

  1. IE11を直接起動する(vbsスクリプトなどを使って)。
  2. 右上の歯車アイコンをクリックする。
  3. 「互換表示設定」メニューを開く。
  4. ドメインを追加する。

 

これは非常にアナログですが、有効な回避策でした。
しかし!Windows 11では、IE11というアプリケーション自体が完全に無効化(無きものに)されています。
どんなに探しても、あの懐かしい「互換表示設定」の画面は出てきません😱

 

つまり、Windows 11で互換表示を実現するには、「エンタープライズモードサイトリスト」を使って、裏側から強制的にポリシー(ルール)を流し込むしか道がないんです。

 

「えー、なんか難しそう…」と思いましたか?
大丈夫です。これから解説するツールを使えば、コードを書く必要なんてありません。
クリック操作だけで、「最強の命令書」が作れますから!💪

 

 

スポンサーリンク

🛠️ 第2章:準備編!Enterprise Mode Site List Managerを導入しよう

 

さあ、ここから実践です!
Windows 11に対して、「このサイトはIE8のふりをして開いて!」「あのサイトはIE7で!」という指示書(XMLファイル)を作る必要があります。

 

メモ帳を使って手書きでXMLを書くことも技術的には可能ですが、タグの閉じ忘れやバージョンの記述ミスで動かないことが多々あります。
ここは素直に、Microsoftが提供している公式ツール「Enterprise Mode Site List Manager(v2)」を使いましょう。
これを使えば、ミスなく確実にリストが作れますよ✨

 

1. Microsoft公式からダウンロード(注意点あり!)

 

まずはツールを手に入れましょう。
GoogleやBingで「Enterprise Mode Site List Manager v2 download」と検索して、Microsoftの公式ダウンロードセンターへ行きます。

 

⚠️ ここで超重要ポイント!
ダウンロードページには似たようなツールがいくつかありますが、必ず「v2」を選んでください!
古い「v1(Enterprise Mode Site List Manager)」は、スキーマ(XMLの構造)が古く、現在のWindows 11や最新のEdgeでは正しく認識されないことがあります。
ファイル名が「EMIESiteListManager.msi」であることを確認しましょう。

 

【インストール手順】
1. ダウンロードしたインストーラー(EMIESiteListManager.msi)をダブルクリックします。
2. 「Welcome to the Enterprise Mode Site List Manager Setup Wizard」という画面が出たら、「Next」をクリック。
3. 「I accept the terms…」にチェックを入れて、「Next」。
4. インストール先フォルダはそのままで「Next」。
5. 「Install」をクリック。
6. 最後に「Finish」をクリックして完了です。

 

特に複雑な設定はありません。
完了したら、スタートメニューの「すべてのアプリ」から、あるいは検索ボックスで「Enterprise」と打って、「Enterprise Mode Site List Manager」を起動してください。

 

シンプルな、ちょっと古めかしいウィンドウが出てきたら、準備完了です!

 

 

スポンサーリンク

📝 第3章:実践!魔法の指示書(XMLサイトリスト)を作る

 

ここが本記事の核心、一番大事なところです!
ただURLを登録するだけじゃなく、「Compat Mode(互換モード)」をどう設定するかが、勝負の分かれ目になります🔥

 

1. サイトを追加して「モード」を選ぶ

 

ツール右側の「Add」ボタンをクリックすると、入力画面(ダイアログボックス)が出てきます。
以下の3つの項目を、慎重に入力していきましょう。

 

① URL(アドレス)

 

IEモードで開きたいサイトのURLを入力します。
ここにはいくつかのテクニックがあります。

 

  • ドメイン指定:
    例:portal.example.com
    こう書くと、このドメイン以下の全てのページ(portal.example.com/login.html も portal.example.com/admin/ も)が対象になります。
  • パス指定:
    例:portal.example.com/legacy/
    特定のフォルダ以下だけをIEモードにしたい場合は、このようにパスまで指定します。
  • IPアドレス指定:
    例:192.168.1.100
    社内サーバーなどでIPアドレスでアクセスしている場合も、そのまま入力してOKです。
  • ポート番号指定:
    例:192.168.1.100:8080
    特定のポートを使っている場合も、そのまま記述できます。

 

※ワンポイント:
「http://」や「https://」といったプロトコル部分は入力しないでください!自動的に処理されます。

 

② Open in(どのブラウザで開く?)

 

ここは必ず「IE11」を選択してください!
ドロップダウンリストには「MSEdge」や「None」もありますが、それらは「IEモードを解除してEdgeで開かせる」ための設定です。
今回は「IEモードで開きたい」ので、「IE11」一択です。

 

③ Compat Mode(ここが最重要!!)

 

さあ、ここです!「互換表示設定」の心臓部です。
表示が崩れているサイトが、本来「いつの時代のIE」に向けて作られたかによって、ここを選び分けます。

 

「Default Mode」を選んでしまうと、単にIE11エンジンで開くだけになり、IE8向けサイトなどは崩れたままになります。
以下のガイドを参考に、適切なモードを選んでください。

 

【決定版】Compat Modeの選び方ガイド

 

「えっ、IE8とかIE7とか言われてもわかんないよ…開発したのは10年前のベンダーだし…」
そんな方のための、選び方フローチャートです!👇

 

パターンA:「互換表示設定」で動いていたサイト
👉 IE7 Enterprise Mode または IE8 Enterprise Mode
Windows 7やVista時代のサイトで、「互換表示ボタン」を押すと直っていたサイトは、このどちらかで9割直ります。
まずは「IE7 Enterprise Mode」を試すのが鉄板です。

 

パターンB:ActiveXコントロールを使うガチガチの業務アプリ
👉 IE8 Enterprise Mode
電子入札システムや、古い会計システムなど、ActiveX(専用のアドオン)をインストールさせるタイプは、IE8モードが最も安定します。

 

パターンC:2000年代初頭の「化石」のようなシステム
👉 IE5 Document Mode
Windows 2000や98の時代に作られた、フレーム(枠)を多用したサイトや、背景色が変になるサイトなど。
これは「Quirksモード」という特殊な描画モードを強制します。

 

パターンD:比較的新しいけどEdgeだと崩れる
👉 IE11 Document Mode
Windows 8.1時代などの比較的新しいサイト。Edgeのレンダリングエンジンだと微妙にずれる場合に選択します。

 

設定できたら「Save」をクリックしてリストに追加します。

 

2. XMLファイルとして保存する

 

必要なURLを全部登録し終わったら、いよいよファイルに書き出します。

 

1. メニューバーの「File」をクリック。
2. 「Save to XML」を選択。
3. 保存場所を指定します。

 

【保存場所のコツ】
保存先はどこでもいいんですが、後でグループポリシーでパスを指定する時に、日本語が含まれていたり、パスが長すぎたりするとトラブルの元になります。
Cドライブの直下に専用フォルダを作って保存するのが、一番管理が楽で安全です。

 

例:
フォルダ:C:\IESiteList
ファイル名:sites.xml
(フルパス:C:\IESiteList\sites.xml

 

これで、「最強の命令書(XMLファイル)」が完成しました!📄✨
このファイルの中に、「どのURLを」「どのエンジンで」開くかという情報がすべて詰まっています。

 

 

スポンサーリンク

💻 第4章:適用!PC全体に命令を行き渡らせる(グループポリシー)

 

XMLファイルを作っただけでは、まだEdgeはそれを読んでくれません。
ただのテキストファイルとしてそこにあるだけです。

 

Windowsの設定(ローカルグループポリシー)を変更して、「Edgeくん、起動するときはこのファイルを必ず読みなさい!」と命令してあげましょう。

 

1. ローカルグループポリシーエディターを開く

 

管理者権限を持つユーザーでログインしていることを確認してください。

 

1. キーボードの「Windowsキー」+「R」を押して、「ファイル名を指定して実行」を出します。
2. 入力欄に「gpedit.msc」と入力して、Enterキーをターンッ!

 

※Windows 11 Homeの方へ:
残念ながらHomeエディションには標準でグループポリシーエディターが入っていません😢
Proへのアップグレードを検討するか、ネット上で紹介されている「Homeでgpeditを有効にするバッチファイル」などを自己責任で試す必要がありますが、業務利用ならPro以上が必須と考えたほうが安全です。

 

2. ポリシーの場所まで移動する

 

画面が開いたら、左側のツリー構造を以下の順に掘り進んでください。
似たような名前がいっぱいあるので、間違えないように注意して!🚩

 

1. コンピューターの構成(Computer Configuration)
2. 管理用テンプレート(Administrative Templates)
3. Windows コンポーネント(Windows Components)
4. Microsoft Edge

 

この「Microsoft Edge」フォルダの中に、Edgeを制御するための設定が何百個も詰まっています。

 

3. サイトリストを設定する

 

右側の設定項目一覧(アルファベット順かあいうえお順に並んでいます)から、以下の項目を探して、ダブルクリックします。

 

「エンタープライズモードサイトリストを構成する」
(英語名:Configure the Enterprise Mode Site List)

 

設定画面が開いたら、以下の2ステップを実行!

 

ステップA:有効化

左上のラジオボタンで「有効(Enabled)」を選びます。
これで、下の入力欄がグレーアウトから入力可能状態に変わります。

 

ステップB:パスの入力(最重要!)

オプションの入力欄に、さっき作ったXMLファイルの場所を入力します。

 

【超重要】パスの記述ルール
ここが一番の間違いポイントです!
単に「C:\IESiteList\sites.xml」と書いても動きません。
URL形式(URI)で記述する必要があります。

 

  • ローカルファイルの場合:
    file:///C:/IESiteList/sites.xml
    (※「file:」の後にスラッシュが3つ!円記号「\」ではなくスラッシュ「/」を使います!)
  • 共有サーバー(NASなど)の場合:
    \\ServerName\ShareFolder\sites.xml
    (※共有フォルダの場合は、通常のUNCパスでOKな場合が多いですが、読み取り権限に注意が必要です)
  • Webサーバー(IISなど)の場合:
    http://intranet.example.com/sites.xml
    (※HTTP経由で配信することも可能です。大規模環境ならこれがベスト)

 

今回はローカル(Cドライブ)に置いた前提で、
file:///C:/IESiteList/sites.xml
と入力しましょう。

 

入力したら「OK」をクリックして画面を閉じます。
これで、Windows 11に対して「Edge起動時にこのリストを読み込め!」という命令が完了しました!🎉

 

 

スポンサーリンク

👀 第5章:検証!設定がちゃんと効いているかチェック

 

設定お疲れ様でした!
でも、まだ安心はできません。「ちゃんと反映されてるか」を確認し、実際に崩れが直っているかを目視するまでが遠足です(笑)

 

Edgeは起動時や一定時間ごとにポリシーを読みに行くんですが、待っていられないので手動ですぐに反映させる裏技を使います。

 

1. edge://compat で強制更新!

 

Microsoft Edgeを起動して、アドレスバーに以下の魔法のURLを入力してEnterキーを押してください。

edge://compat/enterprise
これは、現在Edgeに適用されている「エンタープライズモードサイトリスト」の状態を確認できる、管理者向けのデバッグ画面です。

 

チェックポイント①:場所(Location)

画面の上の方に、「構成されたサイト一覧の場所」みたいな項目があります。
ここのURLが、さっきグループポリシーで入力した file:///C:/... になっていますか?
もし「未構成」とかになっていたら、ポリシー設定が間違っています。

 

チェックポイント②:強制更新(Force update)

画面内に「強制的に更新(Force update)」というボタンがあります。
これをクリックしてください!
正常に読み込めれば、下の一覧リストに、あなたが登録したURLとモードがズラッと表示されるはずです✨

 

2. 実際のサイトで確認

 

リストに載っていることが確認できたら、いよいよ問題のWebサイトにアクセスしてみましょう。

 

1. 対象のURLを開く。
2. 自動的にIEモード(アドレスバー左に青いIEアイコン)になることを確認。
3. そのIEアイコンをクリックする。

 

すると、ポップアップメニューが表示され、
「互換モード: IE7 Enterprise」
のように、XMLで指定したモード名が表示されていれば大成功です!!🎉

 

今まで崩れてたレイアウトが、ビシッと綺麗に表示されていませんか?
押せなかったボタン、隠れてたメニュー、それらが魔法のように復活しているはずです。
その瞬間、きっと「やったー!」って叫びたくなりますよ😆

 

 

スポンサーリンク

🚨 第6章:トラブルシューティング「なぜか動かない」時の処方箋

 

「手順通り完璧にやったはずなのに…直らない…」
「リストには出てるのに、まだ画面が白い…」

 

そんな泥沼にハマってしまった方のために、現場でよくあるトラブルとその解決策をまとめました。
ここを読めば、原因不明のトラブルも必ず突破できます!

 

ケース1:リストには載っているが、レイアウトが直らない

 

原因: Compat Mode(ドキュメントモード)の選択ミス。
対策: モードを変えてトライ&エラーが必要です。

 

  • IE8 Enterpriseでダメなら、IE7 Enterpriseに変えてみる。
  • それでもダメなら、IE5 Document Modeを試す。
  • 逆に、IE11 Document Modeの方が安定する場合もある。

 

Site List Managerでモードを変更して「Save to XML」で上書き保存し、Edgeで「強制的に更新」ボタンを押す。
このサイクルを繰り返して、最適なモード(正解)を探り当ててください。地味ですが、これが一番確実です。

 

ケース2:XMLファイルが読み込まれない(リストに出ない)

 

原因A: パスの記述ミス。
file://C:/... (スラッシュ2つ)になっていませんか? 正解は file:/// (スラッシュ3つ)です。

 

原因B: ファイルのアクセス権限。
XMLファイルを「C:\Windows\System32」などの特権フォルダや、自分以外のユーザーのフォルダに置いていませんか?
Edgeは一般ユーザー権限で動作するため、システム保護されたフォルダの中身を読めないことがあります。
「C:\IESiteList」のような誰でも読める場所か、共有フォルダなら「Everyone: 読み取り」権限がついているか確認してください。

 

ケース3:IEモードにはなるが、ログインできない(Cookieの問題)

 

原因: IEとEdgeの間でのCookie共有設定。
IEモードと通常のEdgeは、Cookie(セッション情報)の扱いが少し特殊です。
サイトリストで「Allow Redirects」という項目(チェックボックス)がある場合、これをオンにすると、ログイン後のリダイレクトがスムーズになる場合があります。

 

ケース4:ウイルス対策ソフトの干渉

 

非常に稀ですが、サードパーティ製のセキュリティソフトが、EdgeによるローカルXMLファイルの読み込みを「怪しい挙動」としてブロックしているケースがあります。
一時的にセキュリティソフトを無効化して、読み込めるか確認してみてください。

 

 

スポンサーリンク

✨ まとめ:Windows 11でもレガシーシステムは守れる!

 

今回は、Windows 11でIEモードの「互換表示」を完全攻略する方法について、徹底的に解説しました。
長い手順、本当にお疲れ様でした!🍵

 

最後に、今回のポイントをもう一度おさらいしましょう。

 

  • Windows 11にはIEアプリがないので、Edge経由でのポリシー設定が必須!
  • 「互換表示」を実現するには、Enterprise Mode Site List Managerを使うのが唯一の正解。
  • XMLファイルを作成し、グループポリシーで file:/// 形式で指定する。
  • 崩れが直らない時は、Compat Mode(IE8/IE7/IE5)を切り替えて最適解を探る!
  • 設定後は必ず edge://compat/enterprise で読み込み確認を行う。

 

「Windows 11にしたら業務が止まる…」なんて絶望していたかもしれませんが、この「サイトリスト」という技術を使えば、15年以上前の古いシステムだって、まだまだ現役で動かすことができます!💪

 

Microsoftは、このIEモードを「少なくとも2029年まではサポートする」と明言しています。
つまり、この設定さえマスターしてしまえば、あと数年はシステム改修を急ぐ必要はありません。
システム改修の予算が降りるまで、あるいはクラウドへの完全移行が終わるまで。
この技術は、現場の業務を支える、とっても重要な「命綱」になるはずです。

 

ぜひ、今回作ったサイトリストを活用して、社内の皆さんが「今まで通り」快適に仕事ができる環境を守ってあげてくださいね!
そして、もし周りに同じように困っている管理者さんがいたら、この記事を教えてあげてください。
あなたのその知識が、誰かのピンチを救うはずです。応援しています!🥰✨

コメント