【お急ぎの方へ:この記事の超要約】
- ✅ トラブルの正体:
EdgeのIEモードだけでは不十分!裏で動く「ActiveX」が現代のセキュリティにブロックされています。 - ✅ 必須手順1(場所):
「信頼済みサイト」に対象URLを登録し、Windowsに「ここは特別」と教えます。 - ✅ 必須手順2(許可):
レベルのカスタマイズで「署名なしActiveX」や「安全とマークされていないActiveX」を「ダイアログ表示」に変更します。 - ✅ 最後の砦:
それでもダメなら、ウイルス対策ソフトの除外設定や、64bit/32bitの整合性確認が必要です。
※この記事は、文字数1万字を超える「完全攻略バイブル」です。目次を活用して、必要な情報にジャンプしてくださいね!
「ねえ、ちょっと待ってよ!EdgeをちゃんとIEモードに切り替えたじゃない!」
「マニュアル通りに設定したはずなのに、印刷ボタンがうんともすんとも言わないってどういうこと!?」
年度末の忙しい時期に限って、官公庁の電子入札システムが動かない。
会社の基幹システムで、大事な請求書を発行しようとしたら「印刷」ボタンが反応しない。
あるいは、マイナンバーカードなどのICカードリーダーを使おうとしたら、読み取り画面が出てこない…。
Windows 11などの新しいパソコンに入れ替えた途端、今まで当たり前のようにできていた業務が、突然の「無反応」によってストップしてしまう。
エラーメッセージが出るならまだ戦いようがありますが、クリックしても画面がピクリとも動かない「完全無視」状態だと、本当に心が折れそうになりますよね💦
「えっ、私のパソコンの設定がおかしいの?」
「もしかして、システム自体がダウンしてる?」
「締め切りまであと数時間しかないのに、どうしよう…!」
そんな焦りと不安で、胃がキリキリしているあなたの姿が目に浮かびます…。
わかります、その気持ち!痛いほどわかります!😭
私も以前、絶対に失敗できない入札案件の申請中にこの現象に遭遇して、顔面蒼白になりがら、震える手で解決策を検索しまくった経験がありますから…。
あの時の絶望感と言ったら、もう二度と味わいたくありません。
でも、もう大丈夫です!安心してください!
断言します。あなたのパソコンは壊れていませんし、システムもダウンしていません。
その「無反応」の正体は、Windowsのセキュリティ機能が優秀すぎるあまり、必要なプログラム(ActiveX)を「不審者」と勘違いして、全力でブロックしているだけなんです。
この記事は、そんな「ボタン無反応トラブル」という深い迷宮に迷い込んでしまったあなたを救うための、日本一詳しい「完全攻略ガイド」です🕵️♀️✨
単なる設定手順の羅列ではありません。
「なぜそうなるのか?」という仕組みの解説から、「インターネットオプション」の開き方、絶対に間違えてはいけない「ActiveX設定」のツボ、さらにはプロしか知らない「裏技的トラブルシューティング」まで。
パソコンが苦手な方でも絶対に迷わないよう、画像をイメージできるくらい具体的に、そして徹底的にわかりやすく解説します。
この記事を読み終わる頃には、あの沈黙していたボタンが「ポチッ!」と元気に反応し、止まっていた業務が嘘のようにスムーズに流れ出すはずです。
さあ、深呼吸をして。
私と一緒に一つずつ、絡まった紐を解いていきましょう!💪✨
【基礎知識】なぜIEモードだけではダメなの?ActiveXとセキュリティの深い関係
具体的な作業に入る前に、まずは「敵」の正体を知っておくことが、勝利への近道です。
「なんでEdgeのIEモードを使ってるのに動かないの?」という素朴な疑問を、スッキリ解消しておきましょう。
1. IEモードは「見た目」を真似ているだけ?
Microsoft Edgeの「IEモード」は、確かにInternet Explorerのエンジンを使ってWebページを表示する機能です。
これにより、古いレイアウトのサイトも崩れずに表示することができます。
しかし、電子入札システムや、企業の古い業務アプリの多くは、単に画面を表示するだけでなく、以下のような「パソコン本体の機能」を使おうとします。
- パソコンに繋がっているプリンターを直接制御する
- USB接続されたICカードリーダーを読み取る
- ローカル(自分のPC内)にあるファイルを操作する
これらの「Webブラウザからパソコンの機能を直接いじる」ために使われている技術が、「ActiveX(アクティブエックス)」というものです。
2. 現代のセキュリティにおいて、ActiveXは「指名手配犯」扱い!?
このActiveX、昔(Windows XPや7の時代)は非常に便利な技術として重宝されました。
しかし、現代のインターネット常識からすると、「Webサイトを見ただけで、パソコンの中身を勝手に操作できる」というのは、とてつもなく危険なことなんです😱
もし、悪意のあるサイトでActiveXが勝手に動いたら、ウイルスを入れられたり、データを盗まれたりし放題になってしまいます。
そのため、Windows 10やWindows 11といった最新のOSでは、ActiveXを「セキュリティホールになり得る危険因子」として扱い、標準設定では徹底的にブロックする仕様になっています。
3. これが「ボタン無反応」のメカニズムだ!
つまり、今あなたのパソコンで起きていることは、こういうことです。
- あなたが業務システムの「実行」ボタンを押す。
- システム側のActiveXが「はい!プリンター動かします!」と立ち上がろうとする。
- Windowsのセキュリティガードマンが「おい!お前は危険人物リスト(ActiveX)に載ってるぞ!通さん!」と入り口で羽交い締めにする。
- ActiveXは動けず、結果として画面上では「何も起きない(無反応)」になる。
エラーメッセージすら出ないのは、「実行する前に消された」からなんですね。
これを解決するには、Windowsに対して「このサイト(業務システム)だけは、私が身元を保証する『VIP』だから、特別にセキュリティ検査をスルーして通してあげて!」と、特別な許可証を発行する必要があります。
その「VIPパス」を発行する手続きこそが、これから行う「信頼済みサイトへの登録」と「ActiveX設定の解除」なんです。
仕組みがわかれば、もう怖くありません。
さあ、実際にそのVIPパスを発行していきましょう!
手順1:すべての司令塔「インターネットオプション」を開く
まずは、設定を行うためのコントロールセンター、「インターネットオプション」を開きます。
Windows 11になってから、この画面への入り口が非常に分かりにくくなっていて、ここで躓く方も多いんです。
確実に辿り着ける方法を2つご紹介します。
【推奨】コントロールパネルから開く方法(一番わかりやすい!)
迷ったらこれ!王道のルートです。
- 画面の下(タスクバー)にある検索ボックス(虫眼鏡アイコン)をクリックします。
- 検索欄に「コントロールパネル」と入力してください。カタカナでOKです。
- 表示された「コントロール パネル」アプリをクリックして開きます。
- コントロールパネルが開いたら、画面右上の「表示方法」を確認してください。「カテゴリ」になっていたら、クリックして「大きいアイコン」に変更します。(これで見つけやすくなります!)
- アイコンがずらーっと並んだ中から、「インターネットオプション」を探してクリックします。
【玄人向け】コマンド一発で開く方法(最速!)
「いちいちアイコンを探すのは面倒!」という方は、この魔法の呪文を使ってみてください。
IT担当者っぽくてカッコいいですよ✨
- キーボードの「Windowsキー(旗のマーク)」を押しながら、「Rキー」を押します。
- 画面の左下に「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが現れます。
- 入力欄に、半角英数で
inetcpl.cplと入力して、「OK」ボタンをポチッ!
これで、一瞬にしてインターネットオプションの画面が開きます。
手順2:そのサイトを「信頼済みサイト」としてVIP待遇にする
インターネットオプションが開いたら、まずは「動かなくて困っている業務システムのサイト」を、Windowsに「ここは安全な場所だよ!」と教えてあげます。
これをやらないと、後でいくらActiveXの設定をいじっても反映されません。
まさに「通行手形」の発行手続きです。
1. 「セキュリティ」タブへ移動
インターネットオプションの画面上部にあるタブの中から、「セキュリティ」タブをクリックします。
2. 「信頼済みサイト」を選択
「インターネット」「ローカル イントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」という4つのゾーン(エリア)が表示されています。
その中から、緑色のチェックマークがついた「信頼済みサイト」をクリックして選択してください。
3. 「サイト」ボタンをクリック
アイコンのすぐ右下にある「サイト(S)」というボタンをクリックします。
すると、「信頼済みサイト」という新しい小さなウィンドウが開きます。
4. URLを登録する(※ここに最大の落とし穴が!)
ここで、多くの人がハマる罠があります!慎重に進めてください⚠️
- 「このWebサイトをゾーンに追加する(D):」という入力欄に、問題が起きている業務システムのURL(アドレス)を入力します。
(※ブラウザですでにそのページを開いている状態なら、自動的に入力されていることが多いです) - 【ここが最重要!】
入力したURLがhttp://(sがない)で始まっている場合…
ウィンドウの下の方にある「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認 (https:) を必要とする(S)」のチェックを、必ず外してください!
古い業務システムは、セキュリティで保護された「https」ではなく、古い「http」のまま運用されていることがよくあります。
このチェックが入ったままだと、「httpsじゃないサイトなんて登録させないよ!」とエラーが出て、門前払いされてしまいます💦
- 「追加(A)」ボタンをクリックします。
- 下の「Webサイト(W):」のリストに、そのURLが追加されたことを確認してください。
- 「閉じる(C)」ボタンを押して、この小ウィンドウを閉じます。
これで、Windowsへの「VIPリスト登録」は完了です。
しかし、これだけではまだ「VIPだからといって、危険物(ActiveX)を持ち込んでいい」という許可にはなっていません。
次が本番、セキュリティチェックの「中身」をカスタマイズする作業です!
手順3:【最重要】ActiveXフィルター解除の核心設定(レベルのカスタマイズ)
ここからが、この記事のハイライトであり、トラブル解決の核心部分です!✨
標準の状態では、「信頼済みサイト」であっても、ActiveXに対しては「まあ、ちょっとくらいなら…」程度の警戒心を持っています。
これを手動で「確認はするけど、基本的には通してOK!」という設定に変えていきます。
1. レベルのカスタマイズ画面を開く
先ほどの「セキュリティ」タブの画面(「信頼済みサイト」が選ばれている状態)に戻ってください。
下の方にある「このゾーンのセキュリティのレベル」というエリアにある、「レベルのカスタマイズ(C)…」というボタンをクリックします。
2. ActiveXの設定を一つずつ「許可」していく
「セキュリティ設定 – 信頼済みサイト ゾーン」という、ものすごーく長いリストが並んだウィンドウが開きます。
文字ばかりで「うっ…」となるかもしれませんが、大丈夫です!一緒に探しましょう。
リストを全体の3分の1くらいまでスクロールして、「ActiveX コントロールとプラグイン」という見出しを探してください。
(アイコンが「部品」みたいなマークになっています)
ここにある項目を、以下の表の通りに変更していきます。
特に重要なのが「ダイアログを表示する」という設定です。
「有効」にしすぎるとザル警備になりますし、「無効」だと動きません。だから「使う時にユーザーに聞いて!」という設定にするのが、セキュリティと利便性のバランスが取れた「正解」なんです😊
| 設定項目名(リスト内の名称) | 推奨設定 | なぜ変えるの?(プロの解説) |
|---|---|---|
| ActiveX コントロールとプラグインの実行 | 有効にする | 基本中の基本!これがオフだと何も始まりません。まずは全体スイッチをONにします。 |
| スクリプトを実行しても安全だとマークされている ActiveX コントロールのスクリプトの実行 | 有効にする | 開発元が「安全だよ」と保証しているものは、スムーズに通してあげます。 |
| 署名された ActiveX コントロールのダウンロード | ダイアログを表示する (または 有効) |
システムに必要なプラグインを初回インストールする時に必要です。「無効」だとインストール画面すら出ずに沈黙します。 |
| 未署名の ActiveX コントロールのダウンロード | ダイアログを表示する | 古いシステムだと、電子署名がない(期限切れの)場合があります。ブロックせずに「本当にインストールしますか?」と聞くようにします。 |
| スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行 | ダイアログを表示する | 【最重要!】トラブル原因No.1! これがデフォルトで「無効」になっているのが諸悪の根源です。必ずここを変更してください! |
「スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行」
…名前が長すぎて読むのも嫌になりますが、これが一番のクセモノであり、ラスボスです!😤
古いシステムは、現代の基準では「安全とマークされていない」と判定されることがほとんど。
ここが「無効(ブロック)」のままだと、他をどんなに完璧に設定しても、ボタンは一生反応しません。
セキュリティ的にはちょっと怖い名前ですが、あくまで「信頼済みサイト」の中だけの話なので、勇気を出して「ダイアログを表示する」に変えてくださいね。
3. 設定を保存する
必要な項目のラジオボタン(丸い選択肢)を変更し終わったら、ウィンドウ右下の「OK」ボタンをクリックします。
すると、「このゾーンの設定を変更しますか?」という警告メッセージが表示されます。
ドキッとしますが、ここは自信を持って「はい(Y)」をクリック!
最後に、インターネットオプションのメイン画面も「OK」または「適用」を押して閉じます。
手順4:ブラウザの再起動と、運命の動作確認!
設定変更、本当にお疲れ様でした!
でも、まだ油断は禁物です。設定を変えても、ブラウザが古い情報をキャッシュ(記憶)していて、すぐには反映されないことがあるからです。
1. ブラウザを「完全に」閉じる
今開いているMicrosoft Edge(もしあればInternet Explorerのウィンドウも)を、すべて閉じてください。
右上の「×」ボタンで全部消して、タスクバーからもEdgeのアイコンが消えていることを確認しましょう。
念を入れるなら、パソコン自体を一度「再起動」するのが確実です。
(「シャットダウン」ではなく「再起動」を選んでくださいね!)
2. Edgeを起動して、システムにアクセス
パソコンが立ち上がったら、もう一度Edgeを起動して、問題の業務システムにアクセスします。
もちろん、IEモードで開くのを忘れないでくださいね。
(アドレスバーの左側に、青いIEのアイコンが出ていればOKです)
3. いざ、ボタンを押してみる!
さあ、緊張の瞬間です…。
今まで反応しなかった「印刷」や「ログイン」、「アップロード」ボタンをクリックしてみてください!
どうですか?
画面の上部(または下部)に、薄い黄色い帯やポップアップウィンドウで、以下のようなメッセージが出ませんでしたか?
「このWebサイトは、このコンピューターのActiveXコントロールを実行しようとしています」
「このWebサイトにより、次のアドオンを実行しようとしています:〇〇〇〇」
それが出たら、大勝利です!!🎉✨
そのメッセージに対して、「許可する」とか「実行する」、あるいは「インストールする」という肯定的な選択肢を選んであげてください。
これで、ActiveXがようやくWindowsの関所を通過し、あなたのパソコンのプリンターやカードリーダーと通信できるようになります。
無事にシステムが動き出した時のあの感動、ぜひ味わってください!🥰
「まだ動かない…」そんな時の上級トラブルシューティング(諦めないで!)
「手順通りにやったのに、まだボタンが反応しない…😭」
「許可画面すら出てこない…なんで!?」
もしそんな状態でも、まだ諦めるのは早いです!
Windowsの世界には、ActiveX以外にも「邪魔をする要因」がいくつか潜んでいます。
ここからは、プロが現場で行う「深堀りチェックポイント」を網羅します。
1. ポップアップブロックが「隠れ犯人」かも?
ボタンを押した結果、「新しい小さなウィンドウ」が開いて処理が進むタイプのシステムの場合、ブラウザの「ポップアップブロック」機能が、それを「迷惑広告」だと思って瞬殺で消しちゃってる可能性があります。
- インターネットオプションをもう一度開きます。
- 「プライバシー」タブをクリックします。
- 「ポップアップブロックを有効にする」のチェックを外してください。
(または、「設定」ボタンから、その業務システムのURLを許可リストに追加します)
これで、消されていたウィンドウが表示されるようになるかもしれません!
2. 「拡張保護モード」が悪さをしている
インターネットオプションの「詳細設定」タブを見てください。
ずらーっと並ぶ項目の中に、「拡張保護モードを有効にする」という項目があります。
これにチェックが入っていると、64ビットと32ビットの兼ね合いで、古いActiveXが動作できなくなることがあります。
もしチェックが入っていたら、外してからPCを再起動してみてください。
3. ウイルス対策ソフトの「過剰防衛」
ノートン、ウイルスバスター、ESET、マカフィーなどのセキュリティソフトを入れていますか?
これらのソフトが、ActiveXの動きを「ウイルス攻撃だ!」と誤解して、通信を遮断しているケースが意外と多いんです。
試しに、タスクバー右下のアイコンから、一時的にセキュリティソフトの保護機能を「無効(停止)」にして、ボタンを押してみてください。
(※5分〜10分程度でOKです)
もしそれで動くなら、犯人はウイルス対策ソフトです。
ソフトの設定画面で、その業務システムのURLを「例外設定(除外設定)」に追加する必要があります。
4. 「互換表示設定」が必要かも?
サイトが古すぎて、IEモードの中でもさらに古い「IE7」や「IE5」のふりをしないと動かない場合があります。
- Edgeでそのサイトを開いている状態で、インターネットオプションを開くか、またはIEモードのメニューを探します。
- インターネットオプションの画面ではなく、Edgeのメニューから「Internet Explorerモードでのページのリロード」を試します。
- それでもダメな場合、Edgeの設定ではなく、旧IEの設定画面(Altキーを押してメニューバーを出し、「ツール」→「互換表示設定」)から、そのサイトを追加してみてください。
5. 【ICカードの場合】リーダーのドライバーは最新?
マイナンバーカードや職員証などのICカードを使う場合、ブラウザの設定だけでなく、カードリーダー自体の「ドライバー」がWindows 11に対応していないことがあります。
カードリーダーのメーカー(SONY PaSoRi、NTT Comなど)の公式サイトに行き、Windows 11用の最新ドライバーが出ていないか確認し、インストールし直してみてください。
【ケース別】よくあるシステムごとの対策ヒント
ここでは、具体的なシステムの種類ごとに、よくある落とし穴を補足します。
ケースA:官公庁の「電子入札システム」
- Javaのバージョンに注意: ActiveXだけでなく、「Java(JRE)」というソフトのバージョンが指定されていることが多いです。
「最新版のJava」を入れると逆に動かなくなることがあります。システムのマニュアルにある「指定バージョン」が入っているか確認してください。 - Javaのセキュリティ設定: Windowsのコントロールパネルには「Java」という項目もあります。ここの「セキュリティ」タブでも、「例外サイト・リスト」にURLを登録する必要があります。
ケースB:企業の「基幹業務システム(レガシー)」
- ActiveXのインストール順序: 初回アクセス時に「インストールしますか?」と聞かれたものを全部インストールしたつもりでも、順番が違っていて失敗していることがあります。
一度「設定」→「アプリ」から、そのシステムに関連するツールをアンインストールし、再起動してから、もう一度アクセスしてインストールし直してみてください。
ケースC:ネットワークカメラの映像が見れない
- 古い監視カメラのWeb管理画面も、ActiveXを使っています。
この場合、ActiveXの設定だけでなく、「未署名のActiveX」の設定を特に緩める必要があるケースが多いです(メーカーの署名期限が切れていることが多いため)。
プロとしてのアドバイス:セキュリティと運用ルールの話
最後に、今回行った設定について、ちょっと真面目なセキュリティの話をさせてください。
ここは、あなた自身と会社の安全を守るために、必ず読んでほしい部分です。
1. この設定は「信頼済みサイト」以外では絶対にやらない!
今回、ActiveXの制限を大幅に緩和しました。
これは、「信頼済みサイト」という限られたゾーンだからこそ許される行為です。
もし間違って、通常の「インターネット」ゾーン(地球儀アイコン)で同じ設定をしてしまうとどうなるか?
ネットサーフィンをしているだけで、悪意のある広告やサイトからActiveX経由でウイルスを送り込まれ、ランサムウェア感染や情報漏洩に直結する「超危険なパソコン」になってしまいます😱
設定を変更する際は、必ず画面上部のアイコンが「緑のチェックマーク(信頼済みサイト)」になっていることを、指差し確認する癖をつけてくださいね!
2. 使わなくなったら「リセット」する勇気を
もし、その業務システムを使わなくなったり、システムが改修されてActiveX不要(Edge完全対応)になった場合は、速やかに設定を元に戻しましょう。
インターネットオプションの「セキュリティ」タブ、「レベルのカスタマイズ」画面にある、「リセット(E)」ボタンを押せば、一発でデフォルトの安全な状態に戻すことができます。
「開けっ放しのドア」は、用事が済んだら閉める。これが鉄則です✨
まとめ:ActiveXの壁を越えて、快適な業務を取り戻そう!
長文にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした!
ここまで読まれたあなたは、もう単なる「パソコン利用者」ではなく、ActiveXトラブルの仕組みを理解した「トラブルシューター」です🎓
最後に、今回の解決ステップをもう一度おさらいしましょう。
✅ 沈黙のボタンを復活させる4ステップ
- 手順1(入り口): コントロールパネルから「インターネットオプション」を開く。
- 手順2(場所): 「信頼済みサイト」に対象URLを登録する。(httpsチェック外しを忘れずに!)
- 手順3(許可): レベルのカスタマイズで、「安全とマークされていないActiveX」を「ダイアログ」に変更する。(ここが最重要!)
- 手順4(実行): ブラウザを再起動し、通知バーが出たら「許可」を押す。
Windows 11環境で「ボタンが効かない」というトラブルは、地味ですが、業務を完全にストップさせてしまう深刻な問題です。
でも、原因は決して「故障」や「謎のバグ」ではなく、「セキュリティのすれ違い」にあることがほとんどです。
今回ご紹介した設定を行えば、これまで頑なに沈黙していたシステムが、嘘のようにスムーズに動き出すはずです。
締め切りに追われて焦っていたあなたの心が、少しでも軽くなれば、これほど嬉しいことはありません🥰
もし、周りで同じように「入札システムが動かない!」「印刷できない!」と困っている同僚の方がいたら、ぜひこの記事の内容を教えてあげてください。
きっと「救世主」として感謝されますよ!✨
あなたの業務が無事に完了し、美味しいコーヒーが飲めますように…☕️
応援しています!がんばってくださいね!💪✨


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