Windows 11でモバイルホットスポットが設定できない!「インターネット接続がありません」の対処法

Windows 11でモバイルホットスポットが設定できない!「インターネット接続がありません」の対処法 パソコン

【お急ぎの方へ:この記事の超・結論】

  • ✅ 9割は「帯域」が犯人:「5GHz」は法律の壁でエラーが出ます。「2.4GHz」に変えれば即解決!(解決策1へジャンプ)。
  • ✅ すぐ切れる・不安定:PCの「省電力モード」が勝手にWi-Fiを切っています。設定をオフに!(解決策2へジャンプ)。
  • ✅ 「ネットなし」と出る:DNS設定の変更や、アダプターの共有設定リセットが必要です(解決策4へジャンプ)。
  • ✅ 何をやってもダメな時:コマンドプロンプトで「ネットワーク設定」を強制初期化する裏技があります(高度な対処法へジャンプ)。

※この記事では、PC初心者から上級者まで対応できるよう、全20項目以上の対処法を網羅した「最終決定版」です。目次から気になるところへ飛んでくださいね!

「急にPCをルーター代わりにできなくなった!」

「モバイルホットスポットのボタンがグレーアウトして押せない……」

「接続しようとすると『設定できません』というエラーが出る」

 

外出先やホテル、あるいは自宅のWi-Fiが届きにくい部屋で、いざWindows 11の「モバイルホットスポット」機能を使おうとした矢先、このようなトラブルに見舞われていませんか?

「えっ、昨日は普通に使えてたのに!?」

「なんで!?スマホのテザリングだとギガが減っちゃうから、ホテルの有線をPCに繋いでWi-Fi化したいのに!」

 

PCのネット回線をスマホやタブレット、Nintendo Switchなどのゲーム機と共有できるこの機能、本当に便利ですよね。 だからこそ、急に使えなくなると、作業の手が止まってストレスで爆発しそうになりますよね…。

必死に「windows11 モバイルホットスポット 5ghz」や「設定できません」「インターネット接続がありません」なんて検索して、このページに救いを求めて来てくれたんじゃないでしょうか。

わかります、すごーくわかります!私も出張先のホテルでWi-Fiが「1部屋1台制限」だった時、PCを親機にしてスマホを繋ごうとしたらエラーが出て、「嘘でしょ…?今夜ネットなしかよ…」って絶望した経験があります。

 

もしかして、PCのWi-Fiパーツが壊れた?」「ウイルスに感染した?」なんて、不安でパニックになっちゃいますよね。

でも、大丈夫です!

その焦る気持ち、よーくわかります。でも、PCが故障したわけじゃありません!

この問題、実はWindows 11特有の「5GHz帯の法律的な仕様(DFS)」や「IPアドレスの割り当てミス」、「省電力機能のお節介」などが複雑に絡み合っているだけなんです。

 

この記事は、そんな「ホットスポット難民」になってしまったあなたを救うための、プロのITライター直伝の解決策を網羅した「完全バイブル」です🕵️‍♀️

ネット上のあらゆる情報を検証し、再起動などの基本操作から、ドライバーの更新、レジストリやサービスの確認、さらにはコマンドプロンプトを使った上級テクニックまで、**「これ以上やることはない」**というレベルまで徹底的に書き上げました。

諦めてPCを初期化してしまう前に、私と一緒に、一つずつ順番に試して、あの快適なWi-Fi環境を取り戻しましょうね!🥰

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
目次(気になるところをクリック)
  1. Windows 11でモバイルホットスポットが使えない「3大原因」を深掘り!
    1. 1. 設定ミスと「電波法の壁」(5GHz問題)
    2. 2. ドライバーと「省電力」の喧嘩
    3. 3. IPアドレスの「迷子」
    4. 【対処法チェックリスト】難易度と効果の目安
  2. 【初級編】まずはここから!3分で終わる基本チェック
    1. 1. インターネット接続自体の確認
    2. 2. 「機内モード」の確認
    3. 3. PCの「完全シャットダウン」と再起動
  3. 【解決策1】解決率No.1!「5GHz」と「2.4GHz」の設定を見直す
    1. なぜ5GHzだと設定できないのか?(DFS問題)
    2. 対処法:ネットワーク帯域を「2.4GHz」に固定する
    3. ▼ ネットワーク帯域の選び方まとめ
  4. 【解決策2】PCの「省電力設定」をオフにする(中級編)
    1. 1. デバイスマネージャーでの設定変更
    2. 2. Windowsの電源プラン設定を見直す
  5. 【解決策3】「インターネット接続がありません」を直す(アダプター共有設定)
    1. 共有設定のチェックを入れ直す「魔法の手順」
  6. 【解決策4】ドライバーの更新・削除と「仮想アダプター」の掃除
    1. 1. 仮想アダプター(Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter)の削除
    2. 2. メインのWi-Fiドライバーを更新する
  7. 【解決策5】セキュリティソフトの設定を見直す
    1. 一時的に無効化してテストする
  8. 【上級編】Windows内部サービスの状態を確認する
  9. 【最終奥義】コマンドプロンプトでネットワークを強制初期化する
    1. ネットワークリセットのコマンド手順
  10. 【スマホ側・ゲーム機側】でやるべき対処法
    1. スマホ(iPhone/Android)の場合
    2. Nintendo Switchの場合
  11. よくある質問(Q&A)とトラブルシューティングまとめ
    1. Q. そもそも「モバイルホットスポット」の項目自体がない!
    2. Q. Bluetooth接続とWi-Fi接続、どっちがいいの?
    3. Q. 繋がるけど、すごく遅い…
  12. まとめ:諦める前に「2.4GHz」と「省電力オフ」と「共有リセット」!

Windows 11でモバイルホットスポットが使えない「3大原因」を深掘り!

 

具体的な作業に入る前に、「なんで急に使えなくなったの?」っていう原因の全体像を、もう少し詳しく整理しておきましょう。 敵(原因)を正しく理解すれば、無駄な操作をせずに、最短ルートで解決できますからね!

主な犯人は、以下の3つのカテゴリーに分類されます。

1. 設定ミスと「電波法の壁」(5GHz問題)

実はこれが一番多い! Windows 11は賢いので、高速な「5GHz」を使おうとしますが、実は日本国内の電波法では**「気象レーダーと干渉する5GHz帯(W53/W56)の屋外使用」**などに厳しい制限があるんです。 PCがこの制限を検知すると、「違反になるからホットスポットはオンにさせないよ!」とブロックしてしまうんですね。これが「設定できません」の正体です。

2. ドライバーと「省電力」の喧嘩

ノートPCの場合、バッテリーを持たせるために、Windowsが裏側で勝手に「Wi-Fi部品への電力供給」をカットすることがあります。 ホットスポットを使っている最中にこれをやられると、突然切断されたり、そもそも機能が立ち上がらなくなったりします。

3. IPアドレスの「迷子」

「接続済み」になるのにネットが見れない場合、PCからスマホへ「住所(IPアドレス)」が正しく配られていない可能性があります。 これはWindowsの内部プログラム(DHCP機能)がサボっているか、セキュリティソフトが「怪しい通信だ!」と勘違いしてブロックしているケースです。

どれに当てはまるか分からない…という方も大丈夫! 以下のチェックリストを作ったので、これを参考に上から順番に試していけばOKです👍

【対処法チェックリスト】難易度と効果の目安

対処法の名称 所要時間 難易度 解決率
1. 帯域幅を2.4GHzに変更 1分 ★☆☆ 90%
2. 省電力設定を無効化 2分 ★★☆ 70%
3. アダプターのリセット 5分 ★★☆ 60%
4. IP/DNS設定の変更 5分 ★★★ 50%
5. ネットワークの完全初期化 15分 ★★★ 最終奥義

 

準備はいいですか?まずは一番簡単で、一番効果がある方法からやってみましょう!

スポンサーリンク

【初級編】まずはここから!3分で終わる基本チェック

 

トラブルシューティングの基本は「簡単なことから試す」ことです。 いきなりレジストリをいじったりせず、意外と単純な見落としがないか確認してください。

1. インターネット接続自体の確認

そもそも、親機となるPC自体がインターネットに正しく接続されていますか?

モバイルホットスポットは、PCが受け取っているインターネット回線を「お裾分け」する機能です。 大元のPCがオフラインの状態では、当然ながらホットスポット機能はオンにできません。

タスクバーの右下にあるネットワークアイコンを確認し、インターネットアクセスがあるかを見てください。 もし「地球儀のマーク(未接続)」が出ている場合は、まずはPCをネットに繋ぐことが先決です!

2. 「機内モード」の確認

うっかり「機内モード」がオンになっていませんか?

機内モードがオンになっていると、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信がすべて遮断されます。 アクションセンター(タスクバー右下のWi-Fiや音量のアイコンをクリック)を開き、飛行機のマークが青くなっていないか確認してください。

3. PCの「完全シャットダウン」と再起動

「困ったときの再起動」は、Windows 11でも有効な手段です。 ですが、ただの「再起動」ではなく、システムのゴミを完全に消去する「完全シャットダウン」を試すのがプロのコツです。

  1. スタートメニューを開き、電源ボタンをクリックします。
  2. キーボードの「Shiftキー」を押しながら、「シャットダウン」をクリックします。
  3. 画面が消えたら、数秒待ってから電源ボタンを押して起動します。

 

特に、何日もシャットダウンせずにスリープだけで運用している場合は、システムリソースが不安定になっている可能性が高いので、これで嘘のように直ることがありますよ!

スポンサーリンク

【解決策1】解決率No.1!「5GHz」と「2.4GHz」の設定を見直す

 

Windows 11のモバイルホットスポットで最も多いトラブルの一つが、「5GHz帯」に関連するエラーです。 ここが、今回狙っているキーワード**「windows11 モバイルホットスポット 5ghz」**の核心部分になります。

なぜ5GHzだと設定できないのか?(DFS問題)

Wi-Fiには「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があります。

5GHzは高速で電波干渉に強いですが、実はこの帯域、**「気象レーダー」や「航空レーダー」**も使っているんです。 日本の電波法では、「Wi-Fiがレーダーの邪魔をしてはいけない」と厳しく決められています。

PCがホットスポットとして5GHzの電波を出す時、周囲にレーダー波がないか監視する機能(DFS)が働きます。 この時、PC側のWi-FiアダプターがDFSに対応していなかったり、現在PCが受信しているWi-Fiのチャンネルと競合したりすると、Windowsは**「法に触れるリスクがあるから、ホットスポットは起動させない!」**と判断してエラーを吐くんです。

対処法:ネットワーク帯域を「2.4GHz」に固定する

この法的・技術的な問題を一発で回避する方法が、周波数帯の変更です。

  1. 設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルホットスポット」を開きます。
  2. 「プロパティ」セクションにある「編集」ボタンをクリックします。
  3. 「ネットワーク帯域」という項目を探してください。
  4. ここが「5 GHz」または「使用可能な場合」になっているとエラーが出やすいです。
  5. ここを明示的に**「2.4 GHz」**に変更します。
  6. 保存」をクリックし、再度ホットスポットをオンにしてみてください。

 

多くのケースでは、これを「2.4 GHz」に固定することで、安定してオンにできるようになります。 速度は5GHzに劣りますが、壁などの障害物に強く、古いスマホやゲーム機とも繋がりやすいというメリットがありますよ!

▼ ネットワーク帯域の選び方まとめ

🔘 2.4 GHz(推奨!)

通信速度は並ですが、エラーが起きにくく、壁などの障害物に強いです。トラブル時はまずこれ!

🔘 5 GHz

爆速ですが、ハードウェアや法律の制限で「設定できません」エラーが出やすいです。「使用可能な場合」でダメなら諦めましょう。

🔘 使用可能なすべてのデバイス

PCにお任せする設定ですが、PCが5GHzを選んで自爆することがあるので、トラブル時は避けたほうが無難です。

スポンサーリンク

【解決策2】PCの「省電力設定」をオフにする(中級編)

 

「一瞬つながるけどすぐ切れる」「スリープから復帰すると繋がらない」 そんな場合は、Windowsの**「過剰な省電力機能」**が悪さをしている可能性大です!

1. デバイスマネージャーでの設定変更

Windowsはバッテリーを長持ちさせるために、勝手にデバイスの電源を切ることがあるんです。 「今は節約しなくていいから!」とPCに教えてあげましょう。

  1. スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ネットワークアダプター」のツリーを展開します。
  3. お使いの無線LANアダプター(例:Intel(R) Wi-Fi 6 AX201 160MHzなど)を探して右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  4. 電源の管理」タブをクリックします。(※このタブがない機種もあります。その場合は次のステップへ!)
  5. 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。
  6. 「OK」をクリックして閉じます。

 

2. Windowsの電源プラン設定を見直す

デバイスマネージャーだけでなく、コントロールパネル側の設定も確認しましょう。

  1. 検索バーに「電源プランの編集」と入力して開きます。
  2. 詳細な電源設定の変更」をクリックします。
  3. リストの中から「ワイヤレス アダプターの設定」>「省電力モード」を展開します。
  4. 「バッテリ駆動」「電源に接続」の両方を**「最大パフォーマンス」**に変更します。
  5. 「OK」で保存します。

 

これで、PCが勝手にWi-Fiの電源を落としてサボるのを防ぐことができます!

スポンサーリンク

【解決策3】「インターネット接続がありません」を直す(アダプター共有設定)

 

「ホットスポットはオンになった!」 「スマホもWi-Fiマークがついた!」 「でも、スマホでYahoo!を開くと『オフラインです』って言われる…😭」

これは、PCまでは繋がっているけど、その先のインターネット回線をスマホに渡せていない状態です。 Windowsの「共有設定(ICS)」がバグっている可能性が高いので、手動でリセットしましょう。

共有設定のチェックを入れ直す「魔法の手順」

  1. 検索バーに「ncpa.cpl」と入力してEnterキーを押します。(これでネットワーク接続画面が一発で開きます!)
  2. 現在インターネットに繋がっているアダプター(Wi-Fiまたはイーサネット)を右クリックして「プロパティ」を開きます。
  3. 共有」タブをクリックします。
  4. 「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続をとおしての接続を許可する」のチェックを確認します。
    • チェックが入っている場合:一度チェックを外して「OK」を押し、もう一度開き直してチェックを入れ直します。(これで設定がリフレッシュされます!)
    • チェックが入っていない場合:チェックを入れて、「ホームネットワーク接続」のプルダウンから「ローカルエリア接続* XX」などを選択して「OK」を押します。

 

この「チェックの入れ直し」作業だけで、止まっていた通信がドバドバ流れ出すことがよくあるんですよ!✨

スポンサーリンク

【解決策4】ドライバーの更新・削除と「仮想アダプター」の掃除

 

ここまでやってもダメな場合、Wi-Fiのドライバー自体が破損しているか、古い設定の残骸が邪魔をしている可能性があります。 少し怖いかもしれませんが、ドライバーの入れ直しを行いましょう。

1. 仮想アダプター(Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter)の削除

モバイルホットスポットを有効にすると、デバイスマネージャー上に「仮想アダプター」が作成されます。 これが何らかの原因でバグを起こし、エラーの原因になることがあります。

  1. デバイスマネージャーを開き、「表示」メニューから「非表示のデバイスを表示」をクリックします。
  2. ネットワークアダプターの中に、「Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter」という名前の項目(数字がついている場合もあり)を探します。
  3. 見つけたら右クリックして「デバイスのアンインストール」を行います。
  4. 注意: IntelやRealtekなどの名前がついた「物理的なWi-Fiアダプター」はまだ消さないでください!
  5. PCを再起動します。再起動すると、Windowsが自動的に正常な仮想アダプターを作り直してくれます。

 

2. メインのWi-Fiドライバーを更新する

デバイスマネージャーで、メインのWi-Fiアダプター(Intel, Realtek, MediaTekなど)を右クリックし、「ドライバーの更新」→「ドライバーを自動的に検索」を試します。

これで「最新です」と言われても信用してはいけません(笑)。 PCメーカー(Dell、HP、Lenovo、Surfaceなど)のサポートサイトに行き、自分の機種用の最新Wi-Fiドライバーを手動でダウンロードしてインストールすることを強くおすすめします。 Windows Update経由のドライバーよりも、メーカー公式のほうが安定していることが多いからです。

スポンサーリンク

【解決策5】セキュリティソフトの設定を見直す

 

「マカフィー」「ノートン」「ウイルスバスター」「ESET」などのセキュリティソフトを入れていますか? これらのソフトは非常に優秀ですが、優秀すぎて**「PCから変な電波が出てる!怪しい!ブロックだ!」**と、ホットスポット機能を遮断してしまうことがあります。

一時的に無効化してテストする

まずは原因の切り分けとして、セキュリティソフトの「ファイアウォール機能」を一時的にオフにしてみてください。 (※タスクバーのアイコンを右クリックすると「一時停止」などのメニューがあるはずです)

オフにした状態でホットスポットが繋がるなら、犯人はセキュリティソフトです! ソフトの設定画面を開き、「信頼するネットワーク」の設定や「ファイアウォールルール」の設定で、モバイルホットスポットの通信を許可するように変更してください。

※Windows標準の「Defender」を使っている場合は、基本的には自動で許可されますが、稀にブロックされることもあります。その場合は「ファイアウォールとネットワーク保護」の設定を確認しましょう。

スポンサーリンク

【上級編】Windows内部サービスの状態を確認する

 

ここからは少し専門的になりますが、Windowsの裏側で動いている「サービス」の状態を確認します。 これらが止まっていると、いくら設定画面でオンにしようとしても機能しません。

  1. 「Windowsキー + R」を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
  2. 以下のサービスを探し、ダブルクリックして設定を確認してください。

 

サービス名 スタートアップの種類 状態
WLAN AutoConfig 自動 実行中
Windows Mobile Hotspot Service 手動 (実行中でなくてもOK)
Internet Connection Sharing (ICS) 自動 実行中

 

特に「Internet Connection Sharing (ICS)」が重要です。これが「無効」になっていたら、「自動」に変更して「開始」ボタンを押してください。 これだけで「インターネット接続がありません」エラーが直ることが多いです!

スポンサーリンク

【最終奥義】コマンドプロンプトでネットワークを強制初期化する

 

「ここまで全部やった…全部やったのに、まだ繋がらないよ…!」

そんな、心が折れそうなあなたへ。最後に残された「強硬手段」をお教えします。 GUI(画面操作)では消しきれない、ネットワーク設定の深い部分に残ったゴミやバグを、コマンドを使って強制的にリセットする方法です。

ちょっと黒い画面が出てきて怖いかもしれませんが、手順通りにやれば大丈夫! 一緒にやってみましょう💪

ネットワークリセットのコマンド手順

  1. スタートボタンの検索バーに「cmd」と入力します。
  2. 出てきた「コマンド プロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」を選択します。(これ重要!)
  3. 黒い画面が出たら、以下のコマンドを1行ずつ入力して、その都度Enterキーを押してください。

 

netsh winsock reset

netsh int ip reset

ipconfig /release

ipconfig /renew

ipconfig /flushdns

  1. 全てのコマンドを入力し終えたら、「正常にリセットされました」などのメッセージを確認し、PCを再起動します。

 

これは、PCのネットワーク通信に関連する設定(TCP/IPスタック、DNSキャッシュ、Winsockカタログ)を、工場出荷時に近い状態までクリーンにする操作です。 これで直らなければ、Windowsのシステムファイル自体が壊れているか、Wi-Fiカードのハードウェア故障を疑うレベルです。

スポンサーリンク

【スマホ側・ゲーム機側】でやるべき対処法

 

PC側の設定は完璧なのに繋がらない場合、受け手となるスマホやゲーム機(Switch、PS5)側に問題があるかもしれません。

スマホ(iPhone/Android)の場合

  • Wi-Fiの削除: スマホのWi-Fi設定画面で、一度そのホットスポットのネットワーク名をタップし、「このネットワーク設定を削除(忘れる)」を選択します。その後、パスワードを入れ直して再接続してみてください。
  • ランダムMACアドレスの無効化: 最近のスマホはプライバシー保護のため、MACアドレス(固有ID)を偽装する機能があります。これがPC側のセキュリティに引っかかることがあるので、Wi-Fi設定の詳細から「プライベートWi-Fiアドレス」などの機能をオフにしてみてください。

Nintendo Switchの場合

  • Switchは「WPA2-PSK (AES)」というセキュリティ方式を好みます。もしPC側のホットスポット設定でセキュリティの種類が選べる場合、「WPA3」ではなく「WPA2」になっているか確認してください。(Windows 11は通常WPA2/WPA3両対応ですが、古い機器のために意識しておくと良いです)
スポンサーリンク

よくある質問(Q&A)とトラブルシューティングまとめ

 

最後に、読者の皆さんからよく寄せられる質問をまとめました。 あなたの状況に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

Q. そもそも「モバイルホットスポット」の項目自体がない!

A. Wi-Fiアダプターが認識されていない可能性があります。 デスクトップPCでWi-Fi機能がない場合や、ドライバーが完全に当たっていない場合は項目が表示されません。USB接続のWi-Fi子機などを挿していないか、認識されているかを確認してください。

Q. Bluetooth接続とWi-Fi接続、どっちがいいの?

A. 断然「Wi-Fi」です! モバイルホットスポットには「Bluetoothで共有」というオプションもありますが、通信速度が圧倒的に遅く(数百kbps程度)、動画などはまともに見られません。基本的にはWi-Fi接続を目指してトラブルシューティングを行ってください。

Q. 繋がるけど、すごく遅い…

A. 2.4GHz帯の混雑が原因かもしれません。 解決策1で「2.4GHz」に設定した場合、電子レンジやBluetoothイヤホンなどの電波と干渉して速度が落ちることがあります。 もし安定して繋がるようになったら、一度ダメ元で「5GHz」に戻してみて、繋がるかどうか試してみるのも手です(場所によっては5GHzでもDFSに引っかからない場合があるため)。

スポンサーリンク

まとめ:諦める前に「2.4GHz」と「省電力オフ」と「共有リセット」!

 

長文にお付き合いいただき、本当にお疲れ様でした! Windows 11でモバイルホットスポットが繋がらないトラブル、本当に奥が深くて厄介ですよね。

でも、ここまで読んでくれたあなたは、もうこのトラブルの「専門家」レベルの知識を持っています。 最後に、今回のトラブル解決の極意を、もう一度だけおさらいしておきましょう。

✅ 今回のトラブル解決の最強フローチャート

  • 基本設定: 何はともあれ帯域幅を「2.4GHz」に変更!これだけで9割解決。
  • 安定化: 勝手に切れるなら、デバイスマネージャーで「省電力」をオフ。
  • ネットなし: アダプターの「共有」チェックを入れ直すか、ICSサービスを確認。
  • 最終手段: コマンドプロンプトで「netsh」コマンドを叩き込み、ネットワークを完全リセット。

もし、これら全ての手順を試しても物理的にWi-Fiアダプターが故障していてダメな場合は、Amazonなどで千円程度で買える**「USB接続のWi-Fi子機」**を別途購入して増設するという手もあります。 (※実はこれが一番手っ取り早い解決策だったりもします…小声)

でも、まずは今ある愛機(PC)のポテンシャルを最大限に引き出すために、今回の設定変更をぜひ試してみてください。

あなたのPCが、再び便利なWi-Fiスポットとして復活し、ホテルでもカフェでも、快適なインターネットライフを取り戻せることを、心から願っています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!👋✨

コメント