【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ プロの常識:「ポインターの精度を高める」はエイムを狂わせる敵!今すぐオフに!(無効化手順へジャンプ)
- ✅ オフにすると遅い?:それは「DPI」を上げて解決するのが正解です(DPI調整術へジャンプ)。
- ✅ 最新ゲームの事情:VALORANT等でも「オフ」にすべき明確な理由があります(対応表へジャンプ)。
※この記事では、FPS初心者の方でも迷わないよう、プロコーチが図解レベルの細かさで徹底解説しています。
「大事な場面で、あと数ミリ…エイムがずれて撃ち負けた」
「昨日は当たっていたのに、今日はなぜか弾が吸い付かない」
その不安定さ、あなたの実力不足ではありません。
実は、Windows 11に標準搭載されている「小さなお節介機能」が、あなたのエイム感覚を密かに狂わせている可能性が高いんです。
この記事は、設定迷子になってしまったあなたを救う「最強エイム設定ガイド」です🕵️♀️
元プロゲーマー・デバイスコーチの私が、ゲームの成績を劇的に安定させつつ、デスクトップ操作も快適なまま維持する「正しい無効化手順」と「プロ流のDPI調整術」をセットで伝授します。

著者:FPSデバイス・コーチ K
元プロゲーマー / 現ゲーミングデバイス・レビュアー
FPSプレイ歴10年。「私も昔は『精度を高める』の言葉に騙され、泥沼にハマりました。だからこそ、あなたには最短ルートで正解に辿り着いてほしい。」
なぜFPSで「ポインターの精度を高める」はNGなの?
まず断言します。
Windowsの設定にある「ポインターの精度を高める」という項目は、FPSゲーマーにとって最大の敵です。
この機能の正体は、いわゆる「マウス加速(Mouse Acceleration)」です。
脳の学習を妨げる「ランダムな挙動」
FPSで最も重要なのは「マッスルメモリー(筋肉の記憶)」です。
「マウスをこれくらい動かせば、画面上でこれくらい動く」という感覚を脳に刻み込む作業です。
しかし、マウス加速がONになっていると、カーソルの移動距離が「マウスを動かす速度」によって勝手に変化してしまいます。
- ゆっくり動かした時:カーソルは少ししか進まない(ブレーキ)
- 素早く動かした時:カーソルは大きく飛び跳ねる(アクセル全開!)
つまり、毎回感度が変わるマウスを使っているのと同じこと。
これでは、いくらエイム練習をしても脳は正しい距離感を学習できず、「日によって調子が違う」という泥沼にハマってしまいます。
✍️ 専門家の結論
この機能は「Excelの細かいセル選択」など事務作業には優秀ですが、0.1秒を争うFPSにおいて、自分の操作以外に変数が加わることは百害あって一利なしです。
【30秒で完了】Windows 11のマウス加速を無効化する手順
それでは、実際に無効化していきましょう!
Windows 11の設定画面は少し深い場所にありますが、以下の手順通りに進めれば大丈夫です👍
迷わず設定するための3ステップ
- 画面下のスタートボタンから「設定」を開き、左メニューの「Bluetoothとデバイス」をクリック。そこから「マウス」を選びます。
- 下の方にスクロールして、「マウスの追加設定」という項目をクリックします。(小さなウィンドウが開きます!)
- 「ポインターオプション」というタブを開きます。ここが最重要!「ポインターの精度を高める」のチェックを外します。
👇 設定画面のチェックポイント
※チェックが「空欄」になっていることを確認してください!
最後に右下の「適用」→「OK」をクリックして完了です。
⚠ 注意:速度スライダーは「6/11」が推奨!
同じ画面にある「ポインターの速度」スライダーですが、これは中央(左から6番目)から動かさないことを強く推奨します。
ここを動かすとWindows側で無理やり倍率処理が行われ、ドットが飛ぶ「ピクセルスキップ」という現象が起きやすくなります。
速度調整は、必ず「マウス本体(DPI)」または「ゲーム内感度」で行うのが鉄則です。
⚠ 盲点:メーカー製ソフトの設定もチェック!
Windowsの設定を切っても、実はまだ加速が残っているケースがあります。
LogicoolやRazerなどのゲーミングマウスを使っている場合、**メーカーの専用ソフト側で加速がONになっている**ことがあるからです。
* Logicool G Hub: 設定画面を確認
* Razer Synapse: 「マウス加速」の項目を0にする
* SteelSeries GG: 「加速/減速」の設定をすべて0にする
ここを見落とす人が多いので、必ず一度確認しておきましょう!
「オフにすると遅い!」を防ぐ、DPIとの黄金連携メソッド
ここからが本記事の核心です。
加速をオフにした瞬間、こう感じませんでしたか?
「うわ、マウス重っ! 遅くて普段使いできない!」
安心してくだい、その感覚は正常です!
これまで「加速」の力で楽にカーソルを飛ばしていた分、オフにすると動きが鈍重に感じるのは当然です。
ここで諦めて設定を戻してはいけません。
「Windowsの設定」と「マウスのハードウェア設定(DPI)」は、セットで調整するものだからです。
DPIを上げて「デスクトップの快適さ」を取り戻す
解決策はシンプル。
Windowsの設定はいじらずに、マウス本体のDPI(解像度)を上げてください。
これまで一般的な「800 DPI」を使っていたなら、「1600 DPI」に上げてみましょう。
| 設定項目 | これまでの状態(NG) | プロ流の正解設定(OK) |
|---|---|---|
| Windows設定 | 加速ON (精度を高める✔) |
加速OFF (精度を高める空白) |
| マウスDPI | 低め (例: 800) |
高め (例: 1600) |
| 操作感 | 不安定な「速さ」 | リニアで正確な「速さ」 |
このように、「加速OFFによる遅さ」と「DPIアップによる速さ」を相殺させるんです。
これで、デスクトップでのキビキビとした操作感を取り戻しつつ、ゲーム内では加速のない「1対1の正確な操作」を手に入れることができます。
【緊急確認】DPIが変えられない!?それは「事務用マウス」かも…
もし、お使いのマウスにDPI変更ボタンや専用ソフトがない場合、それは「事務用マウス」である可能性が高いです😢
事務用マウスはセンサー性能が低く、どれだけ設定を完璧にしても「素早い視点移動」についてこれず、視点が真上や真下を向いてしまう(スピンアウト)現象が起きます。
本気で脱・初心者を目指すなら、数千円の投資で世界が変わります。これを機に「ちゃんとしたゲーミングマウス」への買い替えを強くおすすめします。
👇 コスパ最強!プロも認める入門機
(Logicool G PRO X SUPERLIGHT や Razer Viper など)
仕上げ:ゲーム内感度の微調整(eDPIの計算)
「DPIを上げたら、ゲーム内の視点がグルグル回りすぎて制御不能になった!」
大丈夫です、それが正常です。最後に仕上げの調整を行いましょう。
DPI(ハードウェア側の感度)を上げた分、ゲーム内感度(ソフトウェア側の感度)を下げてバランスを取ります。
ここで使うのが「eDPI(有効DPI)」という計算式です。
この「eDPI」の数値が変わらないように調整すれば、操作感覚(振り向き何センチか)は全く同じまま、マウスの精度(読み取り解像度)だけを向上させることができます。
▼ 具体的な計算例(VALORANTの場合)
- 【変更前】 DPI 800 × 感度 0.4 = eDPI 320
- 【変更後】 DPI 1600 × 感度 0.2 = eDPI 320
DPIを2倍(800→1600)にしたら、ゲーム内感度は半分(0.4→0.2)にする。
たったこれだけです!これで「いつもの感覚」なのに「精度は倍増」している最強状態の完成です✨
Q. 最近のゲームは「Raw Input」だから設定不要では?
詳しい方なら、「VALORANTやApexはRaw Input(生入力)だから、Windowsの設定なんて関係ないのでは?」と疑問に思うかもしれません。
結論から言うと、「それでもWindowsの設定はオフにすべき」です。
主なタイトルの対応状況と、オフにすべき理由をまとめました。
| ゲームタイトル | Raw Input対応 | Windows設定の影響 |
|---|---|---|
| VALORANT | 強制ON | メニュー画面・購入画面など |
| Apex Legends | ON (標準) | インベントリ操作時 |
| Overwatch 2 | 強制ON | メニュー・キャラ選択画面 |
| Fortnite | 設定可能 | 設定OFF時は直撃 |
たとえ「射撃中」は影響がなくても、**メニュー画面でのカーソル操作や、インベントリ(アイテム整理)画面**では、Windowsの設定が参照されることが多々あります。
「メニュー画面だけマウスの挙動が違う」という違和感は、脳のリソースを無駄に消費します。
すべての操作感を統一し、不確定要素を排除するためにも、OS側で切っておくのが「プロの安全牌」です。
【最終チェック】本当に加速は消えた?物理テストの方法
最後に、設定が正しく反映されているか、簡単な実験で確かめてみましょう。
🧪 加速チェックテスト
- マウスパッドの左端にマウスを置きます。
- 「ゆっくり」右端まで動かし、ゲーム内の視点が何度回ったか覚えます(例:ちょうど真後ろを向いた)。
- マウスを左端に戻します。
- 今度は「思いっきり素早く」右端まで動かします。
判定:
- 視点の位置が同じ 👉 おめでとうございます!加速は完全にOFFです。
- 素早い時の方が多く回った 👉 まだ加速が残っています。メーカー製ソフトの設定を再確認してください。
まとめ:今日から「言い訳できない」環境で強くなろう
これで、あなたのPC環境から「エイムを狂わせる不純物」は完全に取り除かれました。
- ✅ 「ポインターの精度を高める」のチェックを外した
- ✅ マウスのDPIを上げて、普段使いの重さを解消した
- ✅ 物理テストで加速がOFFであることを確認した
今、あなたのマウスカーソルは、手の動きを1ミリの狂いもなく正直に画面に伝えています。
もう「設定のせい」という言い訳はできません。
もし、この設定でもエイムが飛んでしまう場合は、いよいよ「デバイスそのものの限界」かもしれません。
自分の手に合った形状、最新センサーのマウスを選ぶことで、エイムの限界値はさらに引き上げられます。
さあ、設定画面を閉じて、デスマッチに行きましょう!
あなたの本当の実力は、ここからです。応援しています!💪✨
📊 参考文献リスト
- Change mouse settings – Microsoft Support
- What is mouse acceleration? – ProSettings.net
- Mouse Acceleration vs. Raw Input – GamersNexus


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