【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ 最短・8割はこれで解決:古いNASなら「SMB 1.0」をオンにするだけで直ります(解決策2へジャンプ)。
- ✅ 超初歩的ミスかも:ネットワーク設定が「パブリック」になっていませんか?(解決策1へジャンプ)。
- ✅ 何をやってもダメな時:「Hostsファイル」を編集して無理やり繋げる裏技があります(最終手段へジャンプ)。
※この記事では、PC初心者の方でも迷わないよう、図解レベルの細かさで徹底解説しています。目次から気になるところへ飛んでくださいね!

「あれ…?昨日までは普通に共有フォルダが開けてたのに、急にアクセスできなくなっちゃった!?」
「仕事のデータをNASから取り出したいのに、『ネットワークパスが見つかりません』って何!?無慈悲すぎる…!」
ある日突然、今まで当たり前に使っていたNASや共有フォルダが見えなくなって、冷や汗をかきながら「windows11 nas 見えない 0x80070035」なんて必死に検索して、このページに救いを求めて来てくれたんじゃないでしょうか。
「何も設定いじってないのに!」って、PCに向かって叫びたくなりますよね。
インターネットには繋がっているのに、なぜかNASだけが見えないという、この「中途半端な不具合」。
わかります、すごーくわかります!私もネットワーク構築をするので、この「見えない壁」に阻まれた時の絶望感、痛いほどわかります。
作業は完全にストップするし、「もしかして、NASが壊れた…?」「データが消えたんじゃ…?」なんて、不安でパニックになっちゃいますよね。
でも、大丈夫です!
その焦る気持ち、よーくわかります。でも、NASやPCが壊れたわけじゃありません!
この問題、実はWindows 11の「セキュリティ強化」が、ちょっと張り切りすぎて古い機器との会話を拒否しているだけなんです。
この記事は、そんな「ネットワーク迷子」になってしまったあなたを救うための、プロ直伝の解決策を網羅した「完全バイブル」です🕵️♀️
初心者さんでもできるカンタンな設定確認から、レジストリをいじる上級テクニックまで。
私と一緒に、一つずつ順番に試して、あの快適なファイル共有環境を取り戻しましょうね!🥰
- なぜWindows 11でNASが見えなくなるの?「0x80070035」の正体
- 解決策1:【基本中の基本】ネットワークプロファイルを確認しよう
- 解決策2:【最重要】古いNASなら必須!「SMB 1.0」を有効化
- 解決策3:【盲点】「安全でないゲストログオン」を許可する
- 解決策4:名前がダメなら住所で!「IPアドレス」で直接呼び出す
- 解決策5:記憶をリセット!「Windows資格情報」のクリア
- 解決策6:裏方さんがサボってる?「サービス」の稼働確認
- 解決策7:念には念を!「NetBIOS」と「セキュリティソフト」
- 解決策9:最終手段・強引に繋げる「Hostsファイル」の編集
- まとめ:諦める前に「基本」と「古い規格」を疑え
なぜWindows 11でNASが見えなくなるの?「0x80070035」の正体
具体的な作業に入る前に、「なんでこんなことが起きるの?」っていう原因の全体像を、ざっくり知っておきましょう。
敵(原因)を知れば、無駄な作業をせずに、最短ルートで解決できますからね!
最大の理由は、ズバリ「Microsoftによるセキュリティ基準の引き上げ」です。
Windows 11は、過去のWindowsで使われていた「古い通信ルール(プロトコル)」を、「それ危ないから使っちゃダメ!」といって、初期設定で勝手に無効化しちゃってるんです。
でも、数年前に買ったNASとかって、その「古いルール」でしか喋れない子が多いんですよね。
つまり、Windows 11側が「そんな危険な言葉は聞き取れません!」と耳を塞いでしまっている状態なんです。
これが、あの憎きエラー「0x80070035」の正体です。
なので、解決のアプローチは「Windows 11の耳を少し緩めてあげる」か、「新しいルールで喋れるようにしてあげる」かのどちらかになります。
どれに当てはまるか分からない…という方も大丈夫!
以下の確率表を作ったので、これを参考に上から順番に試していけばOKです👍
【エラー「0x80070035」】原因と発生確率リスト
| 原因の分類 | 具体的な内容 | 発生確率 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| SMB設定 | SMB 1.0が無効化されている(古いNASで多発) | ★★★★★ | 低 |
| ゲスト認証 | 安全でないゲストログオンがブロックされている | ★★★★☆ | 中 |
| 探索機能 | ネットワーク設定が「パブリック」になっている | ★★★☆☆ | 低 |
| 資格情報 | 保存されたパスワードがおかしくなっている | ★★★☆☆ | 低 |
| 名前解決 | NetBIOSが無効、または名前が見つからない | ★★☆☆☆ | 中 |
準備はいいですか?まずは一番簡単で、うっかりミスが多い設定から確認してみましょう!
解決策1:【基本中の基本】ネットワークプロファイルを確認しよう
高度な設定を触る前に、もっとも単純なミスをしていないか確認します。
Windowsのネットワーク設定には、「プライベート(自宅・社内)」と「パブリック(カフェ・ホテル)」の2種類があるのをご存知ですか?
もし、あなたの設定が「パブリック」になっていれば、Windowsは「ここは危険な場所だ!」と判断して、セキュリティのために他のデバイスを意図的に隠してしまうんです。
自宅や社内のネットワークであれば、これを「プライベート」に変更する必要があります。
手順:ネットワークプロファイルを変更する
- まず、タスクバーの右下にある「ネットワークアイコン(Wi-Fiまたは有線LANのマーク)」を右クリックします。
- 「ネットワークとインターネットの設定」を選択してください。
- 設定画面が開いたら、現在接続しているネットワークのプロパティ(「Wi-Fi」または「イーサネット」)をクリックします。
- 画面上部に、接続済みのネットワーク名が表示されているはずです。
- その下に「ネットワークプロファイルの種類」という項目があります。
- ここで「パブリックネットワーク(推奨)」が選ばれていたら、「プライベートネットワーク」に切り替えてください。
切り替えが完了したら、一度エクスプローラーを開き直して、NASが見えるようになったか確認します。
これだけで解決すれば、めちゃくちゃラッキーです!✨
でも、多くの場合はこれだけでは解決しません…。諦めずに、次の「本丸」へ進みましょう!
解決策2:【最重要】古いNASなら必須!「SMB 1.0」を有効化
これが今回のトラブルにおける「真犯人」と言える設定です。
もしあなたが使っているNASが数年以上前に購入したもの(バッファローのLinkStationなど)なら、この設定で直る確率は80%を超えます!
多くの古いNASは、「SMB 1.0」という通信プロトコルを使っています。
しかし、Windows 11ではセキュリティ強化のため、このSMB 1.0が初期状態で「無効」にされているんです。
このギャップを埋めるために、手動でスイッチをオンにしてあげましょう。
手順:SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポートを有効にする
- スタートボタンをクリックし、検索バーに「Windowsの機能」と入力してください。
- 候補に「Windowsの機能の有効化または無効化」が表示されるので、それをクリックします。
- 小さなウィンドウが開き、機能の一覧がリスト表示されます。(ちょっと探すのが大変ですが頑張って!🔍)
- リストを下にスクロールしていくと、「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」という項目が見つかります。
- この項目の左側にある「+」マークをクリックして展開してください。
- ここで重要なのは、「SMB 1.0/CIFS Client(クライアント)」です。
- 「SMB 1.0/CIFS Client」のチェックボックスにチェックを入れます。(Server以外は入れてもOKですが、Clientがあれば十分です!)
「OK」をクリックすると、必要なファイルのインストールが始まります。
処理が完了すると「再起動が必要です」と表示されるので、必ずPCを再起動してください。
再起動後、ドキドキしながらNASにアクセスしてみてください。どうでしょうか?
「開いたー!😭✨」という方は、これにて一件落着です!
まだエラーが出る方は、もう少し深い設定が必要かもしれません。次へ進みましょう!
解決策3:【盲点】「安全でないゲストログオン」を許可する
SMB 1.0を有効にしてもエラー「0x80070035」が出る場合、次に疑うべきは「認証(ログイン方法)」の問題です。
家庭用のNASや簡易的なファイル共有では、いちいちユーザー名やパスワードを入力しなくてもいい「ゲスト接続」がよく使われます。
しかし、Windows 11のセキュリティポリシーでは、この「身元不明の接続(ゲストログオン)」をデフォルトでブロックしているんです。
「誰だかわからないヤツは通さん!」ってことですね。これを解除してあげましょう。
※Windows 11の「Pro」と「Home」でやり方が違うので注意してくださいね!
手順A:Windows 11 Proの場合(ローカルグループポリシー)
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 名前に「gpedit.msc」と入力し、「OK」をクリックします。
- 左側のツリーメニューから、以下の順番でフォルダを辿ってください。
「コンピューターの構成」
↓
「管理用テンプレート」
↓
「ネットワーク」
↓
「Lanman ワークステーション」 - 右側から「安全でないゲストログオンを有効にする」を探し、ダブルクリックします。
- 左上の「有効」を選択し、「OK」をクリックします。
手順B:Windows 11 Homeの場合(レジストリエディタ)
Homeエディションの方は、ちょっと怖いかもしれませんが「レジストリ」を直接編集します。
(※慎重に操作してくださいね!間違えるとPCの調子が悪くなることがあります💦)
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 名前に「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。
- アドレスバーに以下のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters
- 右側の何もないところを右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
- 新しい値の名前を「AllowInsecureGuestAuth」にします。
- 作成した「AllowInsecureGuestAuth」をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」から「1」に変更して「OK」をクリックします。
最後にPCを再起動して設定を反映させます。
これで、「IDなしでも通っていいよ!」という許可が出ました。
解決策4:名前がダメなら住所で!「IPアドレス」で直接呼び出す
ここまでの設定を行っても、エクスプローラーの「ネットワーク」一覧にNASのアイコンが出てこない…。
それは、「NASの存在は見えているが、名前(ホスト名)を見つけられない」という状態かもしれません。
Windowsの「ネットワーク探索」機能って、実は結構気分屋で不安定なんです😅
アイコンが表示されるのをじっと待つよりも、住所(IPアドレス)を直接打ち込んで呼び出す方が確実で早いです!
手順:IPアドレス直打ちアクセス
- まず、NASのIPアドレスを調べてください(例:192.168.1.15 など)。
- キーボードの「Windowsキー」を押しながら「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 入力欄に、円記号(またはバックスラッシュ)を2つ続けて入力し、その後にIPアドレスを入力します。
\\192.168.1.15
(※ご自身の環境に合わせて数字は変えてくださいね!)
- 「OK」をクリックします。
もしこれでNASのフォルダが開いたなら、ネットワーク設定自体は繋がっています!
単に「名前解決」ができていないだけです。
この場合、毎回IPアドレスを打つのは面倒なので、開いたフォルダを右クリックして「ネットワークドライブの割り当て」をしておくと便利ですよ👍
解決策5:記憶をリセット!「Windows資格情報」のクリア
エラー「0x80070035」が出る場合でも、時々「アクセス許可がありません」という別のメッセージに変わることがあります。
これは、PCの中に保存されている「過去のログイン情報(ID・パスワード)」が間違っている、または壊れている場合に起こります。
一度、古い記憶を消去して、新しい情報を入力し直しましょう。
手順:資格情報マネージャーの操作
- スタートメニューの検索バーに「資格情報」と入力し、「資格情報マネージャー」を開きます。
- 「Web資格情報」と「Windows資格情報」の2つのタブがありますが、「Windows資格情報」を選択してください。
- 一覧の中に、接続しようとしているNASの名前やIPアドレスが含まれている項目がないか探します。
- もし見つかったら、それをクリックして展開し、「削除」をクリックしてください。
これで、間違ったパスワード情報がリセットされます。
PCを再起動した後、再度NASにアクセスしてみてください。
今度はユーザー名とパスワードを求める画面が表示されるはずです。正しい情報を入力してあげてくださいね!
解決策6:裏方さんがサボってる?「サービス」の稼働確認
Windowsのネットワーク機能は、裏側で動いているいくつもの「サービス(プログラム)」によって支えられています。
これらが一つでもサボっている(停止している)と、ネットワーク共有は正常に機能しません。
特に以下のサービスたちは、ネットワーク探索において「超重要」な役割を持っています。
【表2】ネットワーク共有に不可欠なWindowsサービス一覧
| サービス名(表示名) | 役割 | 推奨設定 |
|---|---|---|
| Function Discovery Provider Host | リソースを発見する | 自動 |
| Function Discovery Resource Publication | 自分を公開する | 自動 |
| SSDP Discovery | UPnPデバイスを発見 | 自動 |
| UPnP Device Host | UPnPをホストする | 自動 |
手順:サービスのスタートアップ設定を変更する
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「services.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- サービスの一覧がズラーッと出てきます。上記の表にある「Function Discovery Resource Publication」を探し、ダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」が「手動」や「無効」になっている場合は、「自動(遅延開始)」または「自動」に変更します。
- 変更したら、「適用」を押し、サービスの状態が「停止」であれば「開始」ボタンをクリックします。
同様に、表にある他のサービスも確認して、全部「自動」にしてあげてください。
これで、エクスプローラーのネットワーク一覧に、PCやNASが復活するケースが非常に多いですよ!
解決策7:念には念を!「NetBIOS」と「セキュリティソフト」
まだ直らない…?かなり手強いですね💦
でも、あと少し確認できることがあります!
TCP/IP NetBIOS Helperの有効化
ネットワーク上のコンピュータ名をIPアドレスに変換する仕組みの一つに「NetBIOS」があります。
これも古い技術ですが、LAN内での名前解決には依然として現役です。
- 「ネットワーク接続」の設定画面から、使用しているアダプターの「プロパティ」を開きます。
- 「インターネットプロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリック。
- さらに右下の「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 「WINS」タブを開き、「NetBIOS設定」で「NetBIOS over TCP/IP を有効にする」を選択して「OK」で閉じます。
これで、古い形式の名前解決が強制的に有効化されました。
セキュリティソフトの一時停止
意外な盲点なのが、「ウイルス対策ソフト」です。
ノートンやウイルスバスターなどが、NASへの通信を「不審な攻撃だ!」と勘違いしてブロックしていることがあります。
タスクバーのアイコンを右クリックして、「ファイアウォールを一時的に無効にする」などを試してみてください。
もしこれで繋がったら、セキュリティソフトの設定でNASのIPアドレスを「例外(信頼するネットワーク)」に登録すれば解決です!
解決策9:最終手段・強引に繋げる「Hostsファイル」の編集
これまでの全ての手順を行っても解決しない場合…。
非常に稀なケースですが、Windowsの内部ルーティング情報が混乱している可能性があります。
ここでは、PCに「この名前のNASは、このIPアドレスだよ!」と強制的に覚えさせる荒療治(Hostsファイルの編集)を紹介します。
これは上級者向けの方法ですが、効果は絶大です。
手順:Hostsファイルの編集
- メモ帳を検索し、右クリックして「管理者として実行」で開きます。
- メモ帳の「ファイル」→「開く」を選択し、以下のパスへ移動します。
C:\Windows\System32\drivers\etc
- ファイルの種類を「テキスト文書」から「すべてのファイル」に変更すると、「hosts」というファイルが見えるので開きます。
- ファイルの一番下の行に、新しい行を追加し、以下のように入力します。
[NASのIPアドレス] [タブキー] [NASの名前]
例:
192.168.1.15 MyNAS - 入力したら上書き保存して閉じます。
これで、エクスプローラーのアドレスバーに \\MyNAS と入力すると、強制的に 192.168.1.15 へ繋ぎに行くようになります。
名前解決のトラブルを力技でねじ伏せる方法です💪
まとめ:諦める前に「基本」と「古い規格」を疑え
Windows 11でNASが見えない、共有フォルダに繋がらないトラブル、本当にストレスが溜まりますよね。
長時間のトラブルシューティング、本当にお疲れ様でした!
ここまで解説してきた通り、その原因のほとんどは「セキュリティ強化による副作用(言葉の通じなさ)」です。
最後に、今回のトラブル解決の極意をおさらいしましょう。
✅ トラブル解決チェックシート
- プロファイル確認: 「パブリック」になっていませんか?まずはここから。
- SMB 1.0有効化: 古いNASなら必須!再起動を忘れずに。
- IP直打ち: 名前で見つからないなら、住所(数字)で訪問しよう。
- ゲスト許可: 「誰でもウェルカム」にする設定が必要です。
エラー「0x80070035」は、PCが壊れているわけではなく、単に「設定のボタンの掛け違い」なだけです。
一つひとつ丁寧に設定を合わせていけば、必ず道は開けます!
特に「SMB 1.0」と「ゲストログオン」の設定見直しで、9割近くのトラブルは解決に向かうはずです。
あなたのデジタルライフが、再びスムーズに動き出し、快適なファイル共有環境が戻ることを心から願っています!
これで、溜まった仕事もサクサク片付けてくださいね!👋✨

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