【Win11】指紋認証が反応しない!5分で直る対処法と原因を全解説

Windows 11で指紋認証ができなくなった場合の解決策と推測 パソコン

会議の直前や、急いで作業を始めたい朝に限って、指紋認証が反応しない。

 

パスワードを思い出そうとしても焦りで頭が真っ白になってしまう……。

 

そんな経験、ありませんか?

 

昨今まで当たり前に使えていた機能が突然ストップすると、誰しもが不安になります。

 

でも、安心してください。

 

Windows 11の指紋認証トラブルの多くは、冷静に手順を追えば解決できるものです。

 

本記事では、初心者の方でも迷わず対処できるよう、具体的な操作手順と図解を交えて徹底解説します。

 

 

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指紋認証が突然使えなくなった根本的な理由

「昨日までは使えていたのに、なぜ?」

 

その原因は、大きく分けてハードウェア(機械)、ソフトウェア(システム)、そして環境要因の3つに分類されます。

 

複雑に見えますが、一つずつ切り分けていけば必ず原因にたどり着けます。

 

  • 物理的な汚れや傷:センサー表面の微細な汚れが認証を妨げている
  • ドライバの競合:Windows Updateにより、認証プログラムの整合性が取れなくなった
  • 生体認証サービスの停止:Windowsの裏側で動く「Windows Biometric Service」が停止している
  • BIOS/UEFIの設定:PCの根幹設定でセキュリティ機能が無効化された

 

まずは、焦らずに「再起動」を一度試してみてください。

 

それでも直らない場合は、以下のステップに進んでいきましょう。

 

 

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「もう一度やり直してください」エラーの正体と物理対策

画面に「もう一度やり直してください」や「認識できませんでした」と表示される場合、センサーが指を検知しようとはしています。

 

しかし、データが一致しない、あるいは読み取れない状態です。

 

 

センサーと指の状態を最適化する

指紋認証は、指の表面の微細な凹凸(稜線)を読み取っています。

 

以下の状態では、高性能なセンサーでも読み取りエラーを起こします。

 

  • 指が乾燥している(冬場に多い)
  • 指が水や汗で濡れている(風呂上がりや運動後)
  • センサー表面に皮脂汚れが付着している

 

【即効性のある対策】

 

柔らかいマイクロファイバークロスで、センサー表面を優しく拭き取ってください。

 

ティッシュペーパーは繊維が残りやすいため、避けた方が無難です。

 

また、乾燥している場合は、少しだけ指を湿らせるか、ハンドクリームを極薄く塗って馴染ませてから試すと、劇的に認識率が上がることがあります。

 

 

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【画像で解説】サインインオプションでの設定確認手順

物理的な問題でない場合、Windowsの設定自体がおかしくなっている可能性があります。

 

どこを確認すべきか、迷わないようにステップバイステップで見ていきましょう。

 

 

指紋登録の確認と再セットアップ

Windows Updateのタイミングなどで、登録された指紋データが破損することがあります。

 

その場合は、一度削除して登録し直すのが最短の解決策です。

 

  1. 画面下の「スタートボタン(Windowsロゴ)」をクリックし、「設定(歯車アイコン)」を開きます。
  2. 左メニューから「アカウント」を選択します。
  3. 「サインイン オプション」をクリックします。
  4. 「指紋認証 (Windows Hello)」の項目をクリックして展開します。
  5. もし「セットアップ」というボタンが表示されていれば、登録が消えています。再度登録してください。
  6. すでに登録済みの場合は、「削除」ボタンを押し、一度リセットしてから「セットアップ」で再登録を行います。

 

この際、必ず予備のバックアップ手段としてPIN(暗証番号)が有効になっていることも確認してください。

 

指紋がダメでもPINがあれば、PCからロックアウトされる最悪の事態は防げます。

 

 

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【重要】デバイスマネージャーでのドライバ修復手順

ここからは少し専門的な領域に入りますが、トラブル解決の核心部分です。

 

指紋センサーを動かしている「ドライバ」というプログラムが誤作動しているケースです。

 

 

ドライバの更新・再インストール手順

「デバイスマネージャーってどこ?」という方のために、迷わず辿り着ける手順を記します。

 

  1. 画面下の「スタートボタン」を右クリックします(左クリックではありません)。
  2. 出てきたメニューの中から「デバイス マネージャー」を選んでクリックします。
  3. 新しいウィンドウが開くので、「生体認証デバイス」という項目の左にある矢印(>)をクリックして展開します。
  4. 中に表示される「Goodix Fingerprint」や「Synaptics WBDI」などの名前を探します(お使いのPCにより名称は異なります)。
  5. そのデバイス名を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
  6. 「ドライバーを自動的に検索」を選び、更新を試みます。

 

もし「最新の状態です」と言われても直らない場合は、先ほどの右クリックメニューから「デバイスのアンインストール」を選びます。

 

「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」のチェックは入れずに、「アンインストール」を実行し、その後PCを再起動してください。

 

再起動時に、Windowsが自動的に正しいドライバを入れ直してくれます。

 

【参考】よくあるデバイスエラーコードと対処法

デバイスのプロパティ画面に「!」マークが表示されている場合、以下のエラーコードが出ていることがあります。

 

エラーコード 意味 主な対処法
コード 10 デバイスを開始できませんでした。 一時的なドライバの不整合が原因です。上記の手順で「ドライバのアンインストール → 再起動」を行ってください。
コード 43 問題が発生したため、デバイスは停止しました。 ハードウェアまたは通信の不具合です。完全なシャットダウン(Shiftキーを押しながらシャットダウン)を行い、数分放置してから再起動してください。

 

 

Windows Updateと生体認証サービスの深い関係

「Windows Updateをしたら指紋認証が消えた」という報告は非常に多いです。

 

これは、セキュリティパッチが古いドライバと競合を起こすためです。

 

特にWindows 11では、セキュリティ要件が厳格化されており、少しでも整合性が取れないと認証機能を安全のためにブロックします。

 

 

また、Windowsの裏側で動いている「Windows Biometric Service」という機能が停止していることもあります。

 

念のため、以下の手順でこのサービスが動いているか確認しましょう。

 

  1. キーボードの「Windowsキー」を押しながら「R」キーを押します。
  2. 「ファイル名を指定して実行」という小さな箱が出るので、そこに半角で services.msc と入力し、Enterキーを押します。
  3. サービスの一覧がずらりと表示されるので、その中から「Windows Biometric Service」を探します。
  4. 見つけたらダブルクリックし、「サービスの状態」が「実行中」になっているか確認します。
  5. 停止している場合は「開始」ボタンを押し、「スタートアップの種類」を「自動」に変更してOKを押します。

 

これで、指紋認証を司る心臓部が動き出します。

 

 

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【上級編】イベントビューアーでエラーログを特定する

ここまでの対処法でも原因が不明な場合、Windowsが記録している「システムログ」を確認することで、エラーの真犯人を特定できる可能性があります。

 

少し操作が複雑ですが、原因究明の強力な手がかりになります。

 

 

  1. 画面下の「スタートボタン」を右クリックし、「イベント ビューアー」を選択します。
  2. 左メニューの「Windows ログ」を展開し、「システム」をクリックします。
  3. 中央の画面に大量のログが表示されます。右側のメニューから「現在のログをフィルター」をクリックします。
  4. 「イベント ソース」のプルダウンメニューを開き、キーボードで「Biometrics」と入力して検索するか、スクロールして関連する項目(例: Microsoft-Windows-Biometrics)にチェックを入れてOKを押します。
  5. 赤い「エラー」アイコンが表示されている行を探し、詳細を確認します。

 

ここで「サービスが応答しませんでした」や「デバイスの初期化に失敗しました」といった具体的なエラーメッセージが見つかれば、それをキーワードにして検索することで、よりピンポイントな解決策が見つかります。

 

 

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BIOS/UEFI設定での最終チェック

ここまでの手順を全て試しても解決しない場合、Windowsよりも深い階層、つまりPC本体の基盤設定(BIOS/UEFI)で指紋センサーが無効化されている可能性があります。

 

特に、会社支給のPCなどでセキュリティポリシーが変更された場合や、バッテリ節約機能が誤作動した場合に起こりえます。

 

 

BIOS画面の入り方はメーカー(Dell, HP, Lenovoなど)によって異なりますが、一般的には電源投入直後にF2キーやDeleteキーを連打することで入れます。

 

「Security」や「I/O Port Access」といったタブの中に、「Fingerprint Reader」という項目があり、ここが「Disabled(無効)」になっていないか確認してください。

 

もしDisabledになっていれば、「Enabled(有効)」に変更して保存・終了します。

 

※BIOS操作は慎重に行う必要があるため、不安な場合はメーカーサポートの指示を仰ぐことを強くお勧めします。

 

 

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よくある質問 (FAQ)

最後に、指紋認証に関してよく寄せられる質問をまとめました。

 

Q. 指紋認証と顔認証(Windows Hello)は併用できますか?

A. はい、併用可能です。

 

Windows Helloでは、指紋と顔認証の両方を登録しておくことができます。

 

マスクをしている時は指紋、手が濡れている時は顔認証といった使い分けができるため、両方に対応しているPCであれば、ダブルで登録しておくのが最も便利で安全です。

 

Q. 指紋センサーの部分が熱くなるのは故障ですか?

A. 異常な発熱は故障の可能性が高いです。

 

通常、指紋センサーが触れないほど熱くなることはありません。もし「熱い」と感じる場合は、内部でショートしているなどのハードウェア故障が疑われます。

 

火傷やさらなる故障の原因になるため、直ちに使用を中止し、メーカー修理に出すことを強くお勧めします。

 

 

まとめ:諦める前に専門家の力を

指紋認証のトラブルは、単なる汚れからシステム深部の不整合まで、原因は多岐にわたります。

 

しかし、今回ご紹介した手順を一つずつ丁寧に試していけば、多くの場合は解決の糸口が見つかるはずです。

 

  1. センサーの掃除と指のコンディション確認
  2. サインインオプションでの再登録
  3. デバイスマネージャーでのドライバ入れ直し
  4. Windows Biometric Serviceの確認

 

これらを試しても解決しない場合は、センサー自体の物理的な故障の可能性が高まります。

 

その際は、無理に分解したりせず、メーカーの修理サポートに連絡するのが最も安全で確実な近道です。

 

快適な指紋認証ライフを取り戻し、毎日のログインストレスから解放されましょう。

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