Windows 11で丸数字の21(㉑)以降が出ない!変換できない原因と出し方を解決【50以上も対応】
【お急ぎの方へ:この記事の結論】
- ✅ 原因:Windows標準IMEの「古い設定(Shift-JIS互換)」が㉑以上の変換をブロックしています。
- ✅ 解決策:IMEのプロパティから「変換文字制限をしない」にチェックを入れるだけで即解決(手順へジャンプ)。
- ✅ 会社PCの場合:設定変更が禁止されていても「単語登録」なら突破可能です(裏技へジャンプ)。
※この記事では、画像付きのステップバイステップ手順に加え、Excel/Wordでの活用法や、なぜこの現象が起きるのかという歴史的背景まで、プロの視点で徹底解説します。

「順調に資料を作っていたのに、箇条書きの番号で手が止まった……」
「20しまではスムーズに出たのに、『21』と打って変換しても、ただの数字しか出てこない!」
「えっ、まさか私のパソコン、壊れてる? 丸数字って20までしか使えないの?」
あなたは今、大事なプレゼン資料やマニュアル作成の佳境で、こんな「小さな、でも無視できない障壁」にぶつかり、検索窓を叩いたのではないでしょうか。
その焦る気持ち、痛いほどよくわかります。
私もWebライターとして執筆活動をしている中で、クライアントに提出する構成案を作っている最中にこの現象に遭遇し、「なんでここだけフォントが違うの!?」とパニックになった経験があります。
でも、結論から言いましょう。
あなたのパソコンは壊れていませんし、Windows 11が欠陥品なわけでもありません。
原因は、Windowsの日本語入力システム(IME)の中に隠された、たった一つの「チェックボックス」にあります。
この記事では、ITガジェットやPCトラブル解決を専門とする私が、「㉑以上の丸数字を自由自在に入力するための全手順」を、初心者の方でも絶対に迷わないよう、画像付きで徹底的に解説します。
さらに、今回は「完全版」として、ExcelやWordでの活用テクニックや、会社で設定変更ができない場合の裏技まで網羅しました。
今日、この知識を身につければ、これからのPC人生で「数字が出ない!」とイライラすることは二度となくなります。
さあ、サクッと設定を直して、快適な執筆環境を取り戻しましょう!✨
なぜ「20」までは出るのに「21」からは出ないのか?【原因は文字コード】
解決手順に入る前に、ちょっとだけ「敵(原因)」のことを知っておきましょう。
「なんで中途半端に20までなの?」と疑問に思いませんか?
実はこれ、Windowsの長い歴史と、日本語の「文字コード」という規格の「大人の事情」が関係しているんです。
犯人は「Shift-JIS」という古いルール
かつて、Windows等のPCで主流だった「Shift-JIS(シフトジス)」という文字コードのルールでは、丸数字は①から⑳までしか定義されていませんでした。(正確には機種依存文字としての扱いでした)。
しかし、現在は世界共通の「Unicode(ユニコード)」という新しいルールが標準になり、㉑(21)から㊿(50)、さらにはそれ以上の丸数字も使えるようになっています。
ここで問題が発生します。
Windowsの標準IME(Microsoft IME)は、「古いソフトでも文字化けしないように」という親切心(お節介?)から、初期設定では「Shift-JISで定義されていない文字(㉑以上など)は変換候補に出さない」という制限をかけているのです。
つまり、あなたのPCは能力的には㊿でも入力できるのに、「これを出したら文字化けするかもよ?」と、IMEが勝手にブレーキを踏んでいる状態なんですね。
これから行う作業は、この「過保護なブレーキ」を解除する作業になります。
【画像付き】Windows 11で㉑以上の丸数字を出す3ステップ
それでは、実際の操作手順に入りましょう。
難しいコマンド入力や、怪しいソフトのインストールは一切不要です。
マウス操作だけで完結しますので、記事を見ながら一緒に進めてくださいね。
1. タスクバーの「あ」を右クリックする
まずは、画面の右下(タスクバー)を見てください。
時計の横あたりに、現在の入力モードを示す「A」または「あ」というアイコンがあるはずです。
このアイコンの上にマウスカーソルを合わせて、右クリックします。
すると、黒っぽいメニューがピョコッと出てきます。
その中にある「設定」(歯車のマーク)をクリックしてください。
💡 ヒント:アイコンが見つからない場合
もし「A」や「あ」が見当たらない場合は、何もないところでテキスト入力状態にしてみてください。
それでも出ない場合は、スタートメニューから「設定」アプリを開き、「時刻と言語」→「入力」→「詳細キーボード設定」から確認できます。
2. IMEの「全般」設定へ進む
「Microsoft IME」というタイトルの設定画面が開きましたか?
ここには「全般」「キーとタッチのカスタマイズ」「学習と辞書」などの項目が並んでいます。
一番上にある「全般」をクリックして先に進みます。
3. 【最重要】「互換性」の設定を確認する
ここが少し、Windows 11のバージョンによって画面が違う場合がありますが、焦らないでください。
画面を少し下の方へスクロールしていくと、「互換性」という項目があるはずです。
もし、「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」というスイッチが「オン」になっている場合は、そのすぐ下にある「詳細設定を開く」みたいなボタン(あるいはプロパティボタン)をクリックします。
逆に、ここが「オフ(新しいIMEを使用中)」の場合は、設定メニューの構造が変わっていますが、探すべきゴールは「Microsoft IMEの詳細設定(プロパティ)」という古いデザインのウィンドウを呼び出すことです。
※どうしても見つからない場合は、タスクバーの検索窓に「IMEの設定」と入力して検索するのが一番早道です!
4. 変換タブの「制限」を解除する
さて、いよいよ核心部分です。
見慣れた、ちょっと古めかしいデザインのウィンドウ(Microsoft IME のプロパティ)が開いたでしょうか。
- ウィンドウの上部にあるタブの中から「変換」をクリックします。
- 画面の中ほどにある「変換文字制限」という項目を探してください。
- 初期状態では「変換文字制限をする」になっているはずです。ここをクリックして、「変換文字制限をしない(N)」に変更(チェック)します。
最後に、ウィンドウの下にある「OK」ボタンをクリックして保存します。
おめでとうございます!
これで、あなたのPCにかかっていた「丸数字の封印」は完全に解かれました!🎉
本当にできる?実際に試してみよう
設定が終わったら、すぐに試してみたいですよね。
メモ帳でもWordでも、ブラウザの検索窓でも構いません。
試しに「21」や「50」と入力して、変換キー(スペースキー)を押してみてください。
どうでしょう?
今まで出てこなかった「㉑」や「㊿」が、変換候補の中にしれっと顔を出していませんか?
「おおっ、出た!」と思わず声が出たなら、大成功です!
これで、箇条書きの項目が20を超えても、㉑、㉒、㉓……と、無限に(正確には㊿までが一般的ですが)番号を振ることができます。
【裏技】会社PCで設定変更できない時の「単語登録」
「私の会社のパソコン、セキュリティが厳しくて設定画面が開けないんです……」
そんな方も諦めないでください。
システム全体の設定を変えられなくても、個人の「辞書」を編集することは許可されている場合がほとんどです。
この機能を使って、「21と打ったら㉑と出るように覚え込ませる」という裏技を使いましょう。
単語登録の3ステップ
少し泥臭い方法ですが、確実な手段です。
- タスクバーの「あ」アイコンを右クリックし、「単語の追加」(またはユーザー辞書ツール)を選びます。
- 「単語」の欄に、出したい文字(例:㉑)をコピペなどで入力します。
- 「よみ」の欄に、それを呼び出すための文字(例:21、または「まる」など)を入力します。
- 「登録」ボタンを押します。
この方法の最大のメリットは、「51」以上の数字(Unicodeで定義されていれば)も登録できることです。
よく使う数字が決まっているなら、設定変更よりもこちらの方が早いかもしれませんね。
【アプリ別】ExcelやWordでうまくいかない時の対策
Windows側で制限を解除しても、特定のアプリでは独自のルールが優先されてしまうことがあります。
特にオフィス業務で必須のExcelとWordについて、よくあるトラブルと解決策をまとめました。
Excel:オートコレクトの罠を回避する
Excelで「(1)」などを入力すると、勝手に「-1」になったり、日付になったりしてイライラしたことはありませんか?
丸数字の場合、セルに入力した瞬間に「文字列」として扱われるため、計算には使えなくなる点に注意が必要です。
プロのテクニック:関数を使って呼び出す
もし大量の連番を振りたい場合、一つずつ手入力するのは大変です。
そんな時は、Excelの魔法の呪文(関数)を使いましょう。
▼以下の数式をコピーして、Excelのセルに貼り付けてください:
=UNICHAR(12881 + A1)
※A1セルに「0」が入っていれば㉑が表示されます。この数値を調整することで、自在に丸数字を呼び出せます。
Word:箇条書き番号として使うには
Wordの「段落番号」機能(自動で番号が振られる機能)で㉑以上を使いたい場合、デフォルトのリストには出てきません。
この場合は、以下の手順で新しい番号書式を定義する必要があります。
- 「ホーム」タブの「段落番号」アイコンの横の▼をクリック。
- 「新しい番号書式の定義」を選択。
- 「番号の種類」から選択……したいところですが、ここにも無い場合があります。
- その場合は、番号書式の欄に直接、先ほどIMEで出せるようになった㉑を入力してしまいましょう。
これで、㉑、㉒、㉓……と続く自動リストが作成できます。
【要注意】文字化けしないための「フォント選び」
せっかく入力できた丸数字が、印刷したときや、相手にメールを送ったときに「□(豆腐)」や「?」になってしまったら台無しですよね。
これを防ぐためには、「フォント選び」が命です。
安全なフォント・危険なフォント
㉑以上の丸数字は「Unicode」という規格に含まれていますが、すべてのフォントがその形(グリフ)を持っているわけではありません。
✅ 安心して使える推奨フォント
- Meiryo UI(メイリオ):Windowsの標準的で見やすいフォント。
- Yu Gothic(游ゴシック):最近のOfficeの標準。きれいに表示されます。
- Segoe UI Symbol:記号に特化したフォント。
❌ 注意が必要なフォント
- MS ゴシック / MS 明朝:基本的には表示されますが、バージョンによっては古い規格が優先される場合があります。
- デザイン系のフリーフォント:手書き風フォントなどは、㉑以上のデータを作っていないことが多く、文字化けの筆頭候補です。
ビジネス文書で使うなら、迷わず「メイリオ」か「游ゴシック」を選んでおけば間違いありません。
【コラム】なぜ昔は「20」までしか無かったの?
ここで少し、コーヒーブレイクとしてPCの歴史のお話をしましょう。
「なんで20という中途半端な数字で切ったんだ?」
これには、1980年代〜90年代の日本のパソコン事情が深く関わっています。
当時、NECのPC-9800シリーズなどが覇権を握っていましたが、パソコンが扱えるデータ容量は今とは比べ物にならないほど小さく、使える文字の数にも厳しい制限がありました。
その中で、「丸数字」はあくまで「箇条書き用の記号」として採用されました。
当時の開発者たちは考えたのでしょう。
「箇条書きで20個も項目を並べることなんて、そうそう無いだろう。20まであれば十分だ!」
……まさか数十年後、私たちがこんなに大量の情報を扱うようになり、「21番目が書けない!」と嘆くことになるとは、当時のエンジニアも想像していなかったのかもしれませんね。
この「20の壁」は、当時の技術的な限界と、人間の想定の限界が生んだ歴史の遺産なのです。
まとめ:PCの「見えない壁」は知識で超えられる
長旅、お疲れ様でした。
今回は、Windows 11で㉑以上の丸数字を入力するための設定方法から、アプリ別の対策、そして歴史的背景まで、徹底的に深掘りしました。
✅ 本記事の総まとめ
- 基本: IMEプロパティで「変換文字制限」を解除すれば解決。
- 応用: 会社PCなら「単語登録」、Excelなら「UNICHAR関数」を活用。
- 注意: 文字化けを防ぐため、フォントは「メイリオ」か「游ゴシック」を使う。
「デジタルの世界で、時として小さな障壁が大きなフラストレーションを生み出します」
しかし、その障壁の正体を知り、乗り越え方を学んだ今のあなたは、もう以前のあなたではありません。
これからは、「21」と打って変換キーを押すたびに、「よし、ちゃんと出る!」という小さな快感と共に、PCを使いこなしている自信を感じられるはずです。
これであなたも、Windowsの文字入力マスターですね。
あなたの作成する資料が、より美しく、より分かりやすいものになることを応援しています。
それでは、快適なWindowsライフを!👋✨
ITトラブル解決アドバイザー / Webライター
PCやガジェットの「困った」を「できた!」に変える情報を発信中。
難しい専門用語を使わず、初心者の方でも直感的に操作できる解説をモットーにしています。
「マカフィーの完全削除」や「UniConverterの安全性検証」など、ユーザーの不安に寄り添う徹底的な検証記事も多数執筆。


コメント