Windows 11でUSB給電停止を実現する方法〜ASUSユーザーのためのガイド〜

Windows 11でUSB給電停止を実現する方法〜ASUSユーザーのためのガイド〜 パソコン

「夜、部屋の電気を消して布団に入ったのに……」

 

「PCデスクの方から、ゲーミングマウスとキーボードが七色に光り輝いていて眠れない!

 

「シャットダウンしたはずなのに、なんでUSB扇風機が回り続けてるの!?」

 

せっかく買ったASUSの高性能パソコン。

性能は文句なしだけど、この「シャットダウンしてもUSBの給電が止まらない問題」に悩まされている方、実はものすごく多いんです。

 

私自身もASUSのROGマザーボードを愛用していますが、最初は全く同じ悩みを抱えていました。

夜中にトイレに起きた時、部屋の中でPC周りだけがサイバーパンクな光を放っているのを見て、「電気代の無駄だし、何より眩しい…!」と頭を抱えたものです。

 

「PCが壊れてるの?」

「設定を変えたら、起動しなくなるんじゃ…」

そんな不安を感じて、毎回コンセントを抜いたり、USBケーブルを引っこ抜いたりしていませんか?

 

でも、大丈夫です!

そのイライラ、実はASUSの「親切心(仕様)」が原因なんです。

PCが壊れているわけではありません。

BIOS(UEFI)にある「たった一つのスイッチ」を切り替えるだけで、嘘のようにスッと消えてくれます。

 

この記事では、同じASUSユーザーである私が、実体験に基づいて検証した「USB給電を完全に停止させるための設定バイブル」をお届けします。

 

専門用語が並ぶBIOS画面も、この記事の通りに進めれば怖くありません。

私と一緒に、あの静かで真っ暗な、安眠できる夜を取り戻しましょう!🛌

 

【お急ぎの方へ:この記事の結論】

  • ✅ 原因は「ErP」:ASUSのマザーボードはデフォルトで「待機電力でUSB充電」ができる設定になっています。これを切る必要があります。
  • ✅ 設定のキモ:BIOSで「ErP Ready」を「Enable(有効)」にします。「Disable(無効)」ではないのが最大の罠です!(手順へジャンプ)。
  • ✅ Windowsの罠:BIOSを設定しても消えない場合は、Windows側の「高速スタートアップ」が悪さをしています(解決策へジャンプ)。

※この記事は、BIOSを触るのが怖い初心者の方でも迷わず操作できるよう、ASUS特有の画面構成に合わせて執筆されています。

 

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そもそも、なぜ電源を切っても電気が流れているの?

 

作業を始める前に、ちょっとだけ「敵(原因)」の正体を知っておきましょう。

 

「シャットダウン=全ての活動停止」

普通はそう思いますよね。

でも、最近のパソコン、特にASUSのような自作PC向けのパーツや高性能ノートPCは違うんです。

 

ASUSの「親切設計」が裏目に?

 

ASUSのマザーボードの多くは、デフォルト(初期状態)で「S5ステート(シャットダウン状態)でのUSB給電」がオンになっています。

 

これはどういうことかと言うと、メーカー側からのこんなメッセージなんです。

「PCを使ってない時でも、スマホの充電とかワイヤレスヘッドホンの充電に使いたいですよね?電気、流しておきますね!」

 

そう、あくまで利便性を考えた機能なんです。

しかし、これが私たちのような「光るデバイス」や「外付けHDD」を繋いでいるユーザーにとっては、ありがた迷惑になってしまうんですよね…。

 

  • マウス・キーボード:LEDが消えない。夜中に眩しい。
  • 外付けHDD:アクセスランプがついたまま、あるいはディスクが回転し続ける(寿命が縮む原因にも!)。
  • オーディオIF:ランプがついたままで気になって眠れない。

 

この「お節介機能」をオフにするには、Windowsの設定だけでは不十分です。

パソコンの根幹である「BIOS(UEFI)」の設定変更が必須になります。

 

「BIOS画面なんて見たことない…怖い…」

大丈夫です。触る場所は一箇所だけ。

爆弾処理班のように慎重になる必要はありません。サクッと終わらせましょう!��

 

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【STEP 1】ASUSパソコンでのUSB給電停止設定(ErP Ready)

 

ここからが本番です。

ASUSのノートパソコン、およびデスクトップ(マザーボード)で、USB給電を根元から絶つ設定を行います。

 

やることは単純。

「ErP Ready(省電力モード)」を「有効」にする。

これだけです。

 

1. BIOS(UEFI)画面にアクセスする

 

まずはパソコンの電源を完全に切った状態からスタートします。

 

  1. パソコンの電源ボタンを押します。
  2. 画面に「ASUS」や「ROG」のロゴが出た瞬間に、キーボードの「F2」キーまたは「Del(Delete)」キーを連打してください!
  3. 「タンタンタンタンッ!」と高橋名人ばりに連打するのがコツです。

 

 

成功すると、英語やグラフが並んだ、いつもと違う画面(BIOS画面)が表示されます。

 

2. 「Advanced Mode」に切り替える

 

最初の画面は「EZ Mode」という簡易画面のことが多いです。

これだと細かい設定ができないので、プロ向けの画面に切り替えます。

 

画面の右下を見てください。

「Advanced Mode (F7)」という表示があるはずです。

キーボードの「F7」キーを押すか、マウスでそこをクリックしてください。

 

3. 運命のスイッチ「ErP Ready」を探す

 

画面が切り替わったら、以下の手順で進んでいきます。

ここが一番の山場です!

 

  1. 画面上部のタブメニューから「Advanced」をクリックします。
  2. ズラッと並んだメニューの中から、「APM Configuration」を探してクリックします。(※APM = Advanced Power Management の略です)
  3. その中に、「ErP Ready」という項目があります。

 

 

4. 設定変更(ここが最大の落とし穴!)

 

「ErP Ready」の項目、初期状態では「Disabled(無効)」になっているはずです。

 

ここで多くの人が勘違いします。

「給電を止めたいんだから、Disable(無効)でいいんじゃないの?」と。

 

⚠️ ここだけは絶対に間違えないで!

正解は「Enable (S4+S5)」を選ぶことです!(「Enable (S5)」だと、休止状態の時にまだ光ってしまうことがあるため、S4+S5が一番確実です)

ErP(省電力機能)を「有効(Enable)」にすることで、初めて「待機電力をカットする=USB給電を止める」という機能が働きます。

直感とは逆の操作になるので、ここだけは注意してくださいね!

 

設定を変更したら、キーボードの「F10」キーを押します。

「Save & Exit(保存して終了)」という確認画面が出るので、「Ok」や「Yes」を選んでください。

 

これでPCが再起動します。

さあ、シャットダウンしてみましょう。マウスの光は消えましたか?

 

「……あれ? まだ消えないんだけど!?」

 

そんな方も、まだ諦めないでください。

実はもう一つ、Windows側に潜む「犯人」がいるんです。

 

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【STEP 2】Windows 11の「高速スタートアップ」を無効化する

 

BIOSの設定は完璧なのに、なぜか給電が止まらない。

その原因の9割は、Windows 11の「高速スタートアップ」という機能です。

 

なぜ「高速スタートアップ」が邪魔をするの?

 

高速スタートアップは、シャットダウンする時にシステムの状態を一部保存しておいて、次回起動を爆速にする機能です。

 

しかし、これがオンになっていると、Windowsは「完全なシャットダウン(S5)」ではなく、「半分寝ている状態(休止状態に近い)」になります。

先ほどBIOSで設定したのは「S5(完全シャットダウン)の時に給電を切る」という命令でしたよね?

 

つまり、PCが「まだ完全に寝てないよ~(S4)」という状態だと、BIOSの命令が無視されて、電気が流れ続けてしまうんです。

 

高速スタートアップの切り方

 

これを切っても、最近のSSD搭載PCなら起動速度は数秒しか変わりません。

トラブルの元なので、切ってしまいましょう。

 

  1. タスクバーの検索窓に「コントロールパネル」と入力して開きます。
  2. 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」をクリックします。
  3. 左側のメニューにある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  4. このままだと設定がグレーアウトして触れないので、上にある「現在利用可能ではない設定を変更します」という青い文字をクリックします(盾のマークがある場所です)。
  5. 下の方にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します
  6. 最後に一番下の「変更の保存」ボタンを押します。

 

 

これで設定完了です!

もう一度PCをシャットダウンしてみてください。

 

どうですか?

ファンの音が止まると同時に、マウスやキーボードのLEDも「フッ…」と消えたのではないでしょうか?

 

この瞬間の「完全勝利感」、たまらないですよね!😆

 

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【補足】それでも光り続ける「マザーボード」の謎

 

「USB機器の光は消えたけど、PCケースの中でマザーボードのロゴだけが虹色に光ってる…」

 

ROGなどのゲーミングマザーボードを使っている場合、これは「Aura Sync」などのライティング機能が独立して動いているせいです。

 

これもBIOSで消すことができます。

 

  1. 先ほどと同じ手順でBIOS画面に入ります。
  2. 「Advanced」タブ、または画面上部の検索機能(F9キーなど)で「Aura」「LED Lighting」という項目を探します。
  3. 「When system is in sleep, hibernate or soft off states(スリープやシャットダウン時の設定)」という項目を、「Aura Off」「Stealth Mode」に変更します。

 

 

これで、PC内部のイルミネーションも完全に沈黙します。

寝室にPCを置いている方にとっては、これでようやく完全な闇が手に入りますね。

 

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トラブルシューティング:もし直らない時は?

 

ここまでやってもダメな場合、レアケースですが以下の原因が考えられます。

 

1. USBハブからの「逆流」

 

コンセントから電源を取るタイプ(セルフパワー)のUSBハブを使っていませんか?

PCからの給電は止まっていても、USBハブ側から電力が逆流して、マウスなどを光らせているパターンです。

 

一度、全てのUSB機器をPCに直接繋いでみて、症状が改善するか確認してみてください。

もしこれで直るなら、犯人はUSBハブです。

 

2. BIOSのバージョンが古い

 

マザーボードのBIOSバージョンが古いと、ErP機能が正常に働かないことがあります。

ASUSの公式サイトから、自分のマザーボードの製品ページに行き、最新のBIOSファイルをダウンロードして更新(EZ Flashなどを使用)してみてください。BIOS更新によって電源管理の挙動が改善されることは珍しくありません。

ただし、BIOSを更新すると設定が初期化されるため、再度「ErP Ready」の設定が必要になる点には注意してくださいね。

 

「BIOS更新なんて怖くてできない!」という方は、無理をする必要はありません。

その場合は、次の「物理的な解決策」がおすすめです。

 

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修理やカスタマイズの前に…「物理スイッチ」という最強の手段

 

設定を見直してもダメ、BIOS更新も怖い。

でも、毎晩ケーブルを抜くのは面倒くさい。

 

そんな方に私が最後におすすめする解決策は、「個別スイッチ付きのUSBハブ」を導入することです。

 

 

これを使えば、シャットダウンした後に、手元のスイッチを「パチッ」と切るだけ。

BIOSもWindowsの設定も関係なく、物理的に電気を遮断できます。

 

実は私も、設定で解決した後も、利便性のためにこれを導入しました。

「今日はコントローラーだけ充電しておきたいな」という時に、そのポートだけオンにする、といった使い分けができるので、結果的に一番快適だったりします(笑)。

 

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まとめ:快適なPCライフと睡眠を取り戻そう

 

ここまで、ASUSパソコン特有の「USB給電問題」について解説してきました。

 

記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。

 

✅ USB給電停止・完全チェックリスト

  • BIOS設定: 「Advanced」→「APM Configuration」→「ErP Ready」を「Enable (S4+S5)」に変更しましたか?
  • Windows設定: コントロールパネルから「高速スタートアップ」のチェックを外しましたか?
  • 周辺機器: セルフパワーのUSBハブが原因ではありませんか?

 

「PCの設定って難しそう…」と敬遠していた方も、やってみれば意外と簡単だったのではないでしょうか?

 

この設定を一度済ませてしまえば、これからは毎晩、静寂と暗闇の中でぐっすりと眠ることができます。

PCの寿命を延ばすことにも繋がりますし、まさに一石二鳥です。

 

あなたのPC環境が、より快適で、あなたの生活にフィットしたものになりますように。

 

それでは、良いPCライフを!👋✨

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